JPH05323385A - 駆動波形 - Google Patents
駆動波形Info
- Publication number
- JPH05323385A JPH05323385A JP13125292A JP13125292A JPH05323385A JP H05323385 A JPH05323385 A JP H05323385A JP 13125292 A JP13125292 A JP 13125292A JP 13125292 A JP13125292 A JP 13125292A JP H05323385 A JPH05323385 A JP H05323385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- polarity
- composite
- signal
- mim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims abstract description 30
- BPUBBGLMJRNUCC-UHFFFAOYSA-N oxygen(2-);tantalum(5+) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Ta+5].[Ta+5] BPUBBGLMJRNUCC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 10
- 229910001936 tantalum oxide Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 claims description 22
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 2
- 206010047571 Visual impairment Diseases 0.000 abstract description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 5
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 7
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 6
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 3
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 125000004430 oxygen atom Chemical group O* 0.000 description 1
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 description 1
- GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N tantalum atom Chemical group [Ta] GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、タンタル酸化物を用いたM
IMパネルの残像を低減することである。 【構成】 MIMパネルのYライン−Xラインの合成駆
動波形に於て合成選択パルスの前に電圧が大きく極性の
異なる逆極性パルスを設定し、且つバイアス電圧も該合
成選択パルスとは極性が異なる様に設定する。 【効果】 本発明によれば、MIMパネルの残像が大幅
に低減するという効果を有する。
IMパネルの残像を低減することである。 【構成】 MIMパネルのYライン−Xラインの合成駆
動波形に於て合成選択パルスの前に電圧が大きく極性の
異なる逆極性パルスを設定し、且つバイアス電圧も該合
成選択パルスとは極性が異なる様に設定する。 【効果】 本発明によれば、MIMパネルの残像が大幅
に低減するという効果を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MIM液晶表示パネル
の品質向上、特に残像、焼き付き防止対策に係る。
の品質向上、特に残像、焼き付き防止対策に係る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種ビデオ関連機器、計測機、情
報機器、パーソナルコンピュータのディスプレイ等に、
大容量のマトリクス液晶パネルが使われ始めている。こ
れらの液晶パネルをアドレス方式により分類すると、単
純マトリクス方式、アクティブマトリクス方式、光アド
レス方式、熱アドレス方式等に分けられる。以上の中で
アクティブマトリクス方式は、高画質で大容量のディス
プレイとして市場に出回るようになってきた。アクティ
ブマトリクス液晶パネルの代表的なものは、アモルファ
スシリコンやポリシリコンを使用したTFT液晶パネル
である。また製造工程がTFTに比べて簡単なMIMの
製造も行われるようになってきた。一方単純マトリクス
方式では、STN、FTNの様にツイストを大きくする
ことにより表示容量の拡大が可能となり大量に市場に送
りだしている。本特許に関わるMIM液晶パネルの表示
品質、特にコントラストは、格段に向上しているが、固
定パターンを表示したときに残る残像あるいは焼付きと
称される現象があり大きな問題となっている。
報機器、パーソナルコンピュータのディスプレイ等に、
大容量のマトリクス液晶パネルが使われ始めている。こ
れらの液晶パネルをアドレス方式により分類すると、単
純マトリクス方式、アクティブマトリクス方式、光アド
レス方式、熱アドレス方式等に分けられる。以上の中で
アクティブマトリクス方式は、高画質で大容量のディス
プレイとして市場に出回るようになってきた。アクティ
ブマトリクス液晶パネルの代表的なものは、アモルファ
スシリコンやポリシリコンを使用したTFT液晶パネル
である。また製造工程がTFTに比べて簡単なMIMの
製造も行われるようになってきた。一方単純マトリクス
方式では、STN、FTNの様にツイストを大きくする
ことにより表示容量の拡大が可能となり大量に市場に送
りだしている。本特許に関わるMIM液晶パネルの表示
品質、特にコントラストは、格段に向上しているが、固
定パターンを表示したときに残る残像あるいは焼付きと
称される現象があり大きな問題となっている。
【0003】図2は、従来のMIM液晶パネルの駆動波
形の一例を示した図である。
形の一例を示した図である。
【0004】Yjライン(横ライン)に印加される信号
を21に、Xiライン(縦ライン)に印加される信号を
22に、YjラインとXiラインの交点に印加されるYj
−Xi合成信号を24に示す。合成信号24は、選択期
間25と非選択期間26に分けることが出来、選択期間
の中で画素に信号を書き込む為に設定されたパルスを合
成選択パルス27と称し、画素のオン・オフや階調を決
定している。非選択期間は、選択期間中に書き込まれた
信号を記憶する期間である。画素の中の液晶層に書き込
まれた信号電圧を28に示す。29はバイアス電圧と称
し一つの非選択期間の電圧の時間平均を表している。バ
イアス電圧29は、この例に示すように0ボルトでは無
く、数ボルトに設定した方が液晶に書き込まれた信号電
圧28がMIM素子を通してリークする電流が少なくな
りコントラストを確保し易い。
を21に、Xiライン(縦ライン)に印加される信号を
22に、YjラインとXiラインの交点に印加されるYj
−Xi合成信号を24に示す。合成信号24は、選択期
間25と非選択期間26に分けることが出来、選択期間
の中で画素に信号を書き込む為に設定されたパルスを合
成選択パルス27と称し、画素のオン・オフや階調を決
定している。非選択期間は、選択期間中に書き込まれた
信号を記憶する期間である。画素の中の液晶層に書き込
まれた信号電圧を28に示す。29はバイアス電圧と称
し一つの非選択期間の電圧の時間平均を表している。バ
イアス電圧29は、この例に示すように0ボルトでは無
く、数ボルトに設定した方が液晶に書き込まれた信号電
圧28がMIM素子を通してリークする電流が少なくな
りコントラストを確保し易い。
【0005】図3は、MIM液晶パネルの画素部分の構
成を示した等価回路図である。
成を示した等価回路図である。
【0006】Xiライン31にMIM素子が形成されて
おりその抵抗成分を32、容量成分を33に示す。MI
M素子の抵抗32は、印加される電圧により変化するの
で可変抵抗として描いてある。34は画素電極。35、
36はそれぞれ液晶層の抵抗成分と容量成分である。3
7はYjラインでXiラインとのライン間容量を38に示
す。
おりその抵抗成分を32、容量成分を33に示す。MI
M素子の抵抗32は、印加される電圧により変化するの
で可変抵抗として描いてある。34は画素電極。35、
36はそれぞれ液晶層の抵抗成分と容量成分である。3
7はYjラインでXiラインとのライン間容量を38に示
す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の駆動方法
では、次のような問題点を有する。
では、次のような問題点を有する。
【0008】MIM素子の絶縁膜がタンタル酸化物また
はタンタル酸化物を主成分とする絶縁膜を使用した場
合、該絶縁膜は比誘電率が非常に大きいため僅かではあ
るが強誘電的性質を有している。従って一度大きな電界
を印加すると、その効果が電界を取り除いた後も残って
しまう。これは電圧を印加していない時でも膜の中に分
極が生じていることを意味する(これを残留分極と称
す)。この分極により素子の導電特性も変化してしまう
為、MIMパネルでは残像、焼き付きという画像品質上
の欠点を逃れることが出来なかった。
はタンタル酸化物を主成分とする絶縁膜を使用した場
合、該絶縁膜は比誘電率が非常に大きいため僅かではあ
るが強誘電的性質を有している。従って一度大きな電界
を印加すると、その効果が電界を取り除いた後も残って
しまう。これは電圧を印加していない時でも膜の中に分
極が生じていることを意味する(これを残留分極と称
す)。この分極により素子の導電特性も変化してしまう
為、MIMパネルでは残像、焼き付きという画像品質上
の欠点を逃れることが出来なかった。
【0009】以上の内容を詳しく説明する。図4は、分
極に付いての原理説明をした図であり、図5は、分極に
より素子の導電率−電圧特性が変化する様子を示したグ
ラフである。図4において横軸は電界強度E、縦軸は分
極Pを示している。タンタル酸化物のように誘電率の大
きい物質は電界強度Eと分極Pの関係がヒステリシスカ
ーブ41を描く。これは電界を印加することによりタン
タル原子(イオン)や酸素原子(イオン)がそれぞれ一
定方向にずれるためと考えられている。この様な特性を
有する物質においては電界を0にしても分極は43に示
すように残留する。従って分極を0にするためには逆方
向の電界42を印加する必要がある。
極に付いての原理説明をした図であり、図5は、分極に
より素子の導電率−電圧特性が変化する様子を示したグ
ラフである。図4において横軸は電界強度E、縦軸は分
極Pを示している。タンタル酸化物のように誘電率の大
きい物質は電界強度Eと分極Pの関係がヒステリシスカ
ーブ41を描く。これは電界を印加することによりタン
タル原子(イオン)や酸素原子(イオン)がそれぞれ一
定方向にずれるためと考えられている。この様な特性を
有する物質においては電界を0にしても分極は43に示
すように残留する。従って分極を0にするためには逆方
向の電界42を印加する必要がある。
【0010】図5はMIM素子の導電率を印加電圧を変
えて測定しプロットしたグラフである。MIM素子はそ
の伝導がプールフレンケル伝導と呼ばれる伝導機構が中
心であると考えられているので横軸は電圧の平方根にと
り縦軸は電流と電圧の比、即ち導電率の対数をとってい
る。同一素子を繰り返し測定して行くとその特性は、5
1、52、53としだいに右側に移動し飽和する。この
特性移動は素子の絶縁膜が数ボルト分極していると仮定
すると良く説明することが出来る。
えて測定しプロットしたグラフである。MIM素子はそ
の伝導がプールフレンケル伝導と呼ばれる伝導機構が中
心であると考えられているので横軸は電圧の平方根にと
り縦軸は電流と電圧の比、即ち導電率の対数をとってい
る。同一素子を繰り返し測定して行くとその特性は、5
1、52、53としだいに右側に移動し飽和する。この
特性移動は素子の絶縁膜が数ボルト分極していると仮定
すると良く説明することが出来る。
【0011】MIM液晶パネルの残像はこの様に素子の
特性移動を原因とした物と、パネルに印加される直流分
により液晶層と配向膜の界面に不純物イオンや極性の強
い分子が吸着して生じる物がある。この両者を取り除か
ないと残像を消し去ることができない。前者の残像は先
にも述べた様に素子の絶縁膜の性質に因っているので素
子自体の比誘電率を低下させて強誘電的な性質を減らす
こと、あるいは駆動上で残留分極を補償していく必要が
ある。
特性移動を原因とした物と、パネルに印加される直流分
により液晶層と配向膜の界面に不純物イオンや極性の強
い分子が吸着して生じる物がある。この両者を取り除か
ないと残像を消し去ることができない。前者の残像は先
にも述べた様に素子の絶縁膜の性質に因っているので素
子自体の比誘電率を低下させて強誘電的な性質を減らす
こと、あるいは駆動上で残留分極を補償していく必要が
ある。
【0012】本発明の目的は、この様な点を鑑みMIM
パネルの残像を解消する方法を提供することにある。
パネルの残像を解消する方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のMIM液晶パネ
ルの駆動波形は、次のような特徴を有する。
ルの駆動波形は、次のような特徴を有する。
【0014】MIM素子の絶縁層にタンタル酸化物あ
るいはタンタル酸化物を主成分とする絶縁物質を使用し
たMIM液晶パネルの駆動波形(Yライン印加信号−X
ライン印加信号の合成波形)に於て、画素にオン・オフ
の信号を書き込む合成選択パルスの前に該合成選択パル
スとは逆極性のパルスが設置されており、該逆極性のパ
ルスは、一個のパルス、あるいは断続的に印加される複
数のパルスであって、該逆極性のパルスのパルス幅(複
数の場合は各パルスの幅を合計した幅)は、該合成選択
パルスの幅と同等かあるいはそれより広い事を特徴とす
る。 記載の駆動波形に於て、該合成選択パルスにより書
き込まれた信号を保持する期間である非選択期間の中で
前記逆極性のパルスの在る期間を除いた期間の電圧を時
間平均した値をバイアス電圧と呼ぶことにすると、該合
成選択パルスの極性は該バイアス電圧の極性と相異なる
ことを特徴とする。
るいはタンタル酸化物を主成分とする絶縁物質を使用し
たMIM液晶パネルの駆動波形(Yライン印加信号−X
ライン印加信号の合成波形)に於て、画素にオン・オフ
の信号を書き込む合成選択パルスの前に該合成選択パル
スとは逆極性のパルスが設置されており、該逆極性のパ
ルスは、一個のパルス、あるいは断続的に印加される複
数のパルスであって、該逆極性のパルスのパルス幅(複
数の場合は各パルスの幅を合計した幅)は、該合成選択
パルスの幅と同等かあるいはそれより広い事を特徴とす
る。 記載の駆動波形に於て、該合成選択パルスにより書
き込まれた信号を保持する期間である非選択期間の中で
前記逆極性のパルスの在る期間を除いた期間の電圧を時
間平均した値をバイアス電圧と呼ぶことにすると、該合
成選択パルスの極性は該バイアス電圧の極性と相異なる
ことを特徴とする。
【0015】記載の駆動波形において前記逆極性の
パルスの波高値は、該合成選択パルスの波高値と同等か
あるいはそれより高い事を特徴とする。
パルスの波高値は、該合成選択パルスの波高値と同等か
あるいはそれより高い事を特徴とする。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例を示すグラフである。Yjライン(横
ライン)に印加される信号を11に、Xiライン(縦ラ
イン)に印加される信号を12に、YjラインとXiライ
ンの交点に印加されるYjーXi合成信号を13に示す。
合成信号13は、選択期間14と非選択期間15に分け
ることが出来、選択期間14の中で画素に信号を書き込
む為に設定されたパルスを合成選択パルス18と称し、
画素のオン・オフや階調を決定している。選択期間は更
に二つの期間111、112に分けられており前半の期
間で高電圧の逆極性のパルス113を印加しておき、後
半の期間で合成選択パルス18を印加し画素のオン・オ
フ・階調をコントロールしている。非選択期間は、選択
期間中に書き込まれた信号を記憶する期間である。画素
の中の液晶層に書き込まれた信号電圧波形を16に示
す。逆極性のパルス113の電圧はできるだけ高くする
ことによりMIM素子の分極を完全に飽和させる事が出
来る。逆極性のパルス113を高く設定させる為には、
Yjラインの電圧114を高く設定することとXiライン
の信号115をオン波形に設定する必要がある(オン波
形が最も効果が大きいが他の波形でも良い)。次に合成
選択パルス18の印加電圧をできるだけ小さく設定し印
加する。これは合成選択パルス18によるMIM素子の
分極をできるだけ抑え、オン・オフの信号差により分極
量が異ならない様にする為である。この様にMIM素子
の分極量がオン・オフの信号に影響されないパネルとい
うのは、前に表示した画像が表示の変化した後に影響を
残さない、即ち残像の無いパネルを意味する。図6は本
発明の別の実施例で、非選択期間62内にも逆極性のパ
ルス63を設置した駆動波形の例で選択期間61の中に
も図1の例で示したように逆極性のパルス64を設置し
ている。この例では更に同極性のパルス66も設置して
いるのでMIM素子の分極を充分に飽和させることが出
来る。バイアス電圧67を非選択期間62内の逆極性の
パルス63の無い期間68の電圧の時間平均値と定義す
ると合成選択パルス65は、バイアス電圧67と逆極性
に設定してありその設定値が小さく抑えられているの
で、合成選択パルス65のオン・オフ信号波形によりM
IM素子の分極量が左右されることは無い。この様な駆
動波形により残像の無いMIMパネルを実現することが
出来る。
本発明の一実施例を示すグラフである。Yjライン(横
ライン)に印加される信号を11に、Xiライン(縦ラ
イン)に印加される信号を12に、YjラインとXiライ
ンの交点に印加されるYjーXi合成信号を13に示す。
合成信号13は、選択期間14と非選択期間15に分け
ることが出来、選択期間14の中で画素に信号を書き込
む為に設定されたパルスを合成選択パルス18と称し、
画素のオン・オフや階調を決定している。選択期間は更
に二つの期間111、112に分けられており前半の期
間で高電圧の逆極性のパルス113を印加しておき、後
半の期間で合成選択パルス18を印加し画素のオン・オ
フ・階調をコントロールしている。非選択期間は、選択
期間中に書き込まれた信号を記憶する期間である。画素
の中の液晶層に書き込まれた信号電圧波形を16に示
す。逆極性のパルス113の電圧はできるだけ高くする
ことによりMIM素子の分極を完全に飽和させる事が出
来る。逆極性のパルス113を高く設定させる為には、
Yjラインの電圧114を高く設定することとXiライン
の信号115をオン波形に設定する必要がある(オン波
形が最も効果が大きいが他の波形でも良い)。次に合成
選択パルス18の印加電圧をできるだけ小さく設定し印
加する。これは合成選択パルス18によるMIM素子の
分極をできるだけ抑え、オン・オフの信号差により分極
量が異ならない様にする為である。この様にMIM素子
の分極量がオン・オフの信号に影響されないパネルとい
うのは、前に表示した画像が表示の変化した後に影響を
残さない、即ち残像の無いパネルを意味する。図6は本
発明の別の実施例で、非選択期間62内にも逆極性のパ
ルス63を設置した駆動波形の例で選択期間61の中に
も図1の例で示したように逆極性のパルス64を設置し
ている。この例では更に同極性のパルス66も設置して
いるのでMIM素子の分極を充分に飽和させることが出
来る。バイアス電圧67を非選択期間62内の逆極性の
パルス63の無い期間68の電圧の時間平均値と定義す
ると合成選択パルス65は、バイアス電圧67と逆極性
に設定してありその設定値が小さく抑えられているの
で、合成選択パルス65のオン・オフ信号波形によりM
IM素子の分極量が左右されることは無い。この様な駆
動波形により残像の無いMIMパネルを実現することが
出来る。
【0017】図7は本発明の別の実施例で非選択期間内
に逆極性のパルスを複数個設置した駆動波形の例で合成
選択パルスを選択期間の前半に設定している点と非選択
期間の後部の信号電位が図6とは異なっている。また信
号の階調は、図6ではパルス幅変調で行っているが、本
発明では振幅変調で行っている。
に逆極性のパルスを複数個設置した駆動波形の例で合成
選択パルスを選択期間の前半に設定している点と非選択
期間の後部の信号電位が図6とは異なっている。また信
号の階調は、図6ではパルス幅変調で行っているが、本
発明では振幅変調で行っている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、タンタル酸化物あるい
はタンタル酸化物を主成分とした絶縁膜を用いたMIM
パネルの残像、焼き付きが無くなるという効果を有す
る。
はタンタル酸化物を主成分とした絶縁膜を用いたMIM
パネルの残像、焼き付きが無くなるという効果を有す
る。
【0019】尚本発明においてはXライン信号とYライ
ン信号の例も示したが、本発明の請求の範囲に示したY
−X合成波形が実現できるXライン信号及びYライン信
号であれば本特許の内容に含まれる物とする。また逆極
性のパルスと合成選択パルスが隣接していない場合も本
特許の包含される。
ン信号の例も示したが、本発明の請求の範囲に示したY
−X合成波形が実現できるXライン信号及びYライン信
号であれば本特許の内容に含まれる物とする。また逆極
性のパルスと合成選択パルスが隣接していない場合も本
特許の包含される。
【図1】 本発明の一実施例を示すグラフである。
【図2】 従来のMIM液晶パネルの駆動波形の一例を
示した図である。
示した図である。
【図3】 MIM液晶パネルの画素部分の構成を示した
等価回路図である
等価回路図である
【図4】 分極に付いての原理説明をした図である。
【図5】 分極により素子の導電率−電圧特性が変化す
る様子を示した図である。
る様子を示した図である。
【図6】 本発明の別の実施例を示した図である。
【図7】 本発明の別の実施例を示した図である。
16・・・液晶層に書き込まれた信号電圧。 17・・・バイアス電圧 18・・・オンの時の合成選択パルス 113・・・逆極性のパルス 63・・・非選択期間内の逆極性のパルス 64・・・選択期間中の逆極性のパルス 65・・・合成選択パルス 66・・・同極性のパルス 67・・・バイアス電圧 68・・・非選択期間の中で逆極性のパルスのある期間
を除いた期間 69・・・液晶層に書き込まれた信号電圧 71・・・選択期間 72・・・非選択期間 73・・・逆極性のパルス 74・・・バイアス電圧 75・・・合成選択パルス 76・・・非選択期間の中で逆極性のパルスのある期間
を除いた期間 77・・・液晶層に書き込まれた信号電圧
を除いた期間 69・・・液晶層に書き込まれた信号電圧 71・・・選択期間 72・・・非選択期間 73・・・逆極性のパルス 74・・・バイアス電圧 75・・・合成選択パルス 76・・・非選択期間の中で逆極性のパルスのある期間
を除いた期間 77・・・液晶層に書き込まれた信号電圧
Claims (3)
- 【請求項1】MIM素子の絶縁層にタンタル酸化物ある
いはタンタル酸化物を主成分とする絶縁物質を使用した
MIM液晶パネルの駆動波形(Yライン印加信号−Xラ
イン印加信号の合成波形)に於て、画素にオン・オフの
信号を書き込む合成選択パルスの前に該合成選択パルス
とは逆極性のパルスが設置されており、該逆極性のパル
スは、一個のパルス、あるいは断続的に印加される複数
のパルスであって、該逆極性のパルスのパルス幅(複数
の場合は各パルスの幅を合計した幅)は、該合成選択パ
ルスの幅と同等かあるいはそれより広い事を特徴とする
MIM液晶パネルの駆動波形。 - 【請求項2】前記合成選択パルスにより書き込まれた信
号を保持する期間である非選択期間の中で前記逆極性の
パルスの在る期間を除いた期間の電圧を時間平均した値
をバイアス電圧と呼ぶことにすると、該合成選択パルス
の極性は該バイアス電圧の極性と相異なることを特徴と
する請求項1記載の駆動波形。 - 【請求項3】前記逆極性のパルスの波高値は、該合成選
択パルスの波高値と同等かあるいはそれより高い事を特
徴とする請求項2記載の駆動波形。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13125292A JPH05323385A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 駆動波形 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13125292A JPH05323385A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 駆動波形 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05323385A true JPH05323385A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15053567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13125292A Pending JPH05323385A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 駆動波形 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05323385A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5689281A (en) * | 1994-06-28 | 1997-11-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display apparatus |
US5760758A (en) * | 1994-07-15 | 1998-06-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method of driving display device |
US5864328A (en) * | 1995-09-01 | 1999-01-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Driving method for a liquid crystal display apparatus |
US5864327A (en) * | 1995-04-25 | 1999-01-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method of driving liquid crystal display device and liquid crystal display device |
US6512506B1 (en) | 1997-09-22 | 2003-01-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Driving device for liquid crystal display element |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP13125292A patent/JPH05323385A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5689281A (en) * | 1994-06-28 | 1997-11-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display apparatus |
US5760758A (en) * | 1994-07-15 | 1998-06-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method of driving display device |
US5864327A (en) * | 1995-04-25 | 1999-01-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method of driving liquid crystal display device and liquid crystal display device |
US5864328A (en) * | 1995-09-01 | 1999-01-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Driving method for a liquid crystal display apparatus |
US6512506B1 (en) | 1997-09-22 | 2003-01-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Driving device for liquid crystal display element |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1062811A (ja) | 液晶表示素子及び大型液晶表示素子並びに液晶表示素子の駆動方法 | |
KR100380700B1 (ko) | 디스플레이디바이스 | |
US5541747A (en) | Electro-optical device utilizing a liquid crystal having a spontaneous polarization | |
KR100488125B1 (ko) | 액정 표시 장치 및 그 구동 방법 | |
US6975297B2 (en) | Liquid-crystal display driving method using asymmetric driving voltage | |
JPH0225834A (ja) | 液晶装置の駆動法 | |
JP3054520B2 (ja) | アクティブマトリックスセルの駆動方法 | |
JPH05323385A (ja) | 駆動波形 | |
US6232943B1 (en) | Liquid crystal display | |
JP2681528B2 (ja) | 液晶ライトバルブ装置 | |
JP2921577B2 (ja) | 液晶装置 | |
US20020084961A1 (en) | Liquid crystal display device and a method of operating a liquid crystal display device | |
JP3254731B2 (ja) | 液晶パネルの駆動方法 | |
JP2001255509A (ja) | スメクティック液晶光学装置 | |
JP3407327B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3331837B2 (ja) | マトリクス液晶パネル及びその駆動波形 | |
JPH0414767B2 (ja) | ||
JPH06194623A (ja) | 反強誘電性液晶表示素子の駆動方法 | |
JP3205766B2 (ja) | 強誘電性液晶素子の駆動方法 | |
JPH11231286A (ja) | 反強誘電性液晶表示素子の駆動方法 | |
JP2984496B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
JP2933703B2 (ja) | 液晶素子およびその駆動法 | |
JP2902378B2 (ja) | 液晶素子 | |
JPH05333819A (ja) | 液晶表示装置及びその駆動方法 | |
JPH1096893A (ja) | 液晶表示素子 |