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JPH05318315A - 砥石ドレス装置におけるドレス半径調節装置 - Google Patents

砥石ドレス装置におけるドレス半径調節装置

Info

Publication number
JPH05318315A
JPH05318315A JP12610592A JP12610592A JPH05318315A JP H05318315 A JPH05318315 A JP H05318315A JP 12610592 A JP12610592 A JP 12610592A JP 12610592 A JP12610592 A JP 12610592A JP H05318315 A JPH05318315 A JP H05318315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
dressing
screw
engaging
operated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12610592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Koizumi
嘉明 小泉
Kanji Handa
貫士 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Advanced Technologies Co Ltd filed Critical Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Priority to JP12610592A priority Critical patent/JPH05318315A/ja
Publication of JPH05318315A publication Critical patent/JPH05318315A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石のドレス半径を自動的に調節する。 【構成】 ハウジング本体38に、ドレス用工具14を
支持する工具支持部材50をドレス半径方向に移動可能
に支持し、かつリング部材64及びカバー70を回転可
能に支持する。ハウジング本体38内にねじ部材76を
収容し、このねじ部材76を媒介として、上記リング部
材64及びカバー70の回転を工具支持部材50の移動
に変換する。リング部材64の後方に、このリング部材
64の係合溝68と係合可能な係合球114を進退可能
に設け、両者が係合した状態で上記係合球114に対し
て工具支持装置36全体を回動させることにより、上記
リング部材64及びカバー70を回すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールベアリングの溝
等を研削するための砥石の表面を、所定の半径をもつ円
弧状にドレスするための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図8に示すようなボールベアリ
ング10において、その転動体12を保持する内輪11
の溝11aを砥石で研削する場合、この溝11aと合致
する円弧状に上記砥石の外周をドレスする必要がある。
このような砥石のドレス方法としては、図9に示すよう
に、砥石14をその回転中心軸16回りに回転させ、か
つ、ダイヤモンド等からなるドレス用工具18を上記砥
石14の表面に当てながら、このドレス用工具18を上
記回転中心軸16と直交する方向(図9では紙面に垂直
な方向)の中心軸15回りに旋回させることにより、砥
石14の外周部に半径Rをもつ凸円弧状の曲面14aを
形成することが行われている。
【0003】従来、このような砥石14のドレスを行う
装置としては、上記ドレス用工具18を図9に示すよう
な支持部材19に固定し、この支持部材19を回転式油
圧シリンダ等の回転駆動手段の出力軸に連結して、この
回転駆動手段により支持部材19全体を上記回転軸15
回りに旋回させる装置が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、ダイヤ
モンドからなるドレス用工具18の摩耗により、ドレス
半径(すなわち回転中心軸15を中心とするドレス用工
具18先端の旋回半径)Rが次第に変化する。従って、
ドレス回数にかかわらず良好な加工精度を持続するに
は、適当なタイミングでドレス半径Rの修正を行わなけ
ればならない。また、ワークの型番変更によってドレス
半径Rの寸法が変わったときもその修正を行う必要があ
る。
【0005】ここで従来は、上記ドレス用工具18の径
方向の修正については、支持部材19に装着された調整
ねじを手動で調整するといった作業が行われている。し
かしながら、このような手動作業では、研削工程の自動
化、さらには無人運転化の大きな妨げとなっている。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、砥石の
ドレス半径を簡単な構造で自動的かつ正確に微調節する
ことができる砥石ドレス装置のドレス半径調節装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持部材と、
この支持部材に砥石の回転軸方向と直交する軸回りに回
動可能に支持された回動部材と、この回動部材を回動さ
せる回動駆動手段と、上記回動部材に固定され、その回
動半径方向内側にドレス用工具を向けた状態でこのドレ
ス用工具を支持する工具支持手段とを備え、上記砥石を
回転させ、かつこの砥石の表面に上記ドレス用工具を接
触させながら上記回動部材を回動させることにより上記
砥石の表面を所定のドレス半径をもつ円弧状にドレスす
る砥石ドレス装置において、上記工具支持手段として、
上記回動部材に固定されたハウジングと、先端に上記ド
レス用工具が固定され、上記ハウジングに回動部材の回
動半径方向に移動可能に支持された工具支持部材と、上
記ハウジングに上記回動部材の回動半径方向と同方向の
軸回りに回転可能に保持され、回動部材と一体に回動
し、表面に回転周方向に並ぶ複数の係合部が設けられた
被操作部材と、この被操作部材の回転力を上記工具支持
部材の移動力に変換する駆動変換機構と、上記被操作部
材の係合部に係脱可能に係合される係合部材と、予め設
定されたドレス半径調節位置に設置され、上記係合部材
をこの係合部材が上記係合部に係合する係合状態と係合
部から外れる自由状態とに切換える係脱手段とを備え、
上記係合部材が上記被操作部材の係合部に係合された状
態でこの被操作部材を上記回動部材と一緒に水平回動さ
せることにより被操作部材を上記ハウジングに対して回
転させるようにしたものである(請求項1)。
【0008】上記相対移動に関しては、上記回動部材の
回動駆動を制御する回動制御手段を備え、この回動制御
手段を、ドレス半径調節時には、上記回動部材を上記ド
レス半径調節位置に停止させ、この位置で上記被操作部
材に係合部材が係合された状態で各係合部の配設間隔分
に相当する角度だけ回動部材及び被操作部材を水平回動
させるように構成したものが、より好ましい(請求項
2)。
【0009】また、上記駆動変換機構としては、上記ハ
ウジングに設けられたハウジング側ねじ部と、上記工具
支持部材に設けられ、上記ハウジング側ねじ部とピッチ
の異なる工具側ねじ部と、上記被操作部材にこの被操作
部材に対して上記工具支持部材の移動方向と同方向に相
対移動可能でかつ相対回転不能に連結され、上記ハウジ
ング側ねじ部と螺合する第1ねじ部及び上記工具側ねじ
部に螺合する第2ねじ部をもつねじ部材とを備え、上記
被操作部材の回転時における上記ハウジングに対するね
じ部材の相対移動方向とこのねじ部材に対する上記工具
支持部材の相対移動方向とが逆となって作動移動するよ
うに各ねじ部の螺旋の向きを設定したものが好適である
(請求項3)。
【0010】さらに、上記ハウジングに対して上記工具
支持部材及びねじ部材をこれらが砥石から後退する方向
に付勢する付勢手段を備えれば、後述のようなより優れ
た効果が得られる(請求項4)。
【0011】
【作用】請求項1記載の装置によれば、次の要領で、ド
レス半径の微調節、すなわち、砥石に対するドレス用工
具の回動半径方向の微調節を行うことができる。
【0012】まず、係脱手段の作動によって係合部材を
被操作部材における所定の係合部に係合させる。この係
合状態で、回動部材と一緒に被操作部材をその略回転周
方向に係合部の配設間隔分に相当する量だけ相対移動さ
せることにより、被操作部材をハウジングに対して微小
角度だけ回転操作することができる。この被操作部材の
回転は駆動変換機構により工具支持部材の移動に変換さ
れるので、この工具支持部材に支持されているドレス用
工具によるドレス半径が増減することになる。
【0013】なお、この状態からさらにドレス半径を増
減させたい場合には、上記係脱手段により係合部材と係
合部との係合を解除し、上記被操作部材を微小回転させ
た状態でその被操作部材と一緒に回動部材を回動駆動手
段の作動により元のドレス半径調節位置に戻した後、再
び上記と同様の操作を繰り返すようにすればよい。
【0014】具体的に、請求項2記載の装置によれば、
回動制御手段の制御の下、上記係合部材が係合部に係合
した状態で回動部材が係合部の配設間隔に相当する角度
だけ水平回動駆動されることにより、この回動部材とと
もに被操作部材も水平回動し、これによって被操作部材
が回転操作される。
【0015】また、請求項3記載の装置によれば、被操
作部材の回転により、この被操作部材及びハウジングに
対してねじ部材が上記被操作部材と一体に回転しながら
ドレス半径方向に移動するとともに、このねじ部材に対
して工具支持部材は上記方向と逆の方向に移動する。従
って、上記被操作部材の回転により、ハウジングに対し
て工具支持部材はねじ部材における第1ねじ部のピッチ
と第2ねじ部のピッチとの差だけ移動することとなる。
【0016】さらに、請求項4記載の装置によれば、付
勢手段の付勢力により、工具支持部材及びねじ部材が砥
石から後退する方向に常時付勢されているので、ドレス
時にドレス用工具が砥石に押し当てられてドレス用工具
及び工具支持部材が砥石から反力を受けても、互いに螺
合するねじ同士の隙間に起因して工具支持部材がハウジ
ングに対し相対変位することがなく、従ってドレス半径
の変化も生じない。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図7に基づいて説
明する。
【0018】図5に示す砥石ドレス装置20は、べッド
上に設置された支持フレーム(支持部材)22を備え、
この支持フレーム22に回動フレーム(回動部材)24
が垂直軸回りに回動可能に支持されている。詳しくは、
両フレーム22,24は図示のような正面視コ字状の形
状を有し、回動フレーム24の上面から上方に回動軸2
5が、回動フレーム24の下面から下方に回動軸26が
それぞれ突設されている。そして、上記回動軸25が支
持フレーム22の天壁に軸受28を介して回動可能に支
持され、かつ回動軸26が支持フレーム22の底壁に軸
受29を介して回動可能に支持されており、両回動軸2
5,26は同一鉛直線上に配されている。
【0019】一方、砥石14は図6に示すような回転中
心軸(水平軸)16回りに回転可能に支持されており、
その外周部が断面円弧状にドレスされた状態で研削を行
うように構成されている。そして、上記円弧の中心点1
5が常に両回動軸25,26を結ぶ鉛直線上に位置する
ように砥石14の支持が行われている。
【0020】上記支持フレーム22の上部には、ACサ
ーボモータ(回動駆動手段)30が固定されている。こ
のACサーボモータ30の出力軸31は、減速装置32
を介して上記回動軸25に連結されており、このACサ
ーボモータ30の作動により、回動フレーム24が回動
軸25,26を結ぶ鉛直軸回りに回動駆動される。この
ACサーボモータ30には、NCコントローラ34が接
続されており、このNCコントローラ34からの出力制
御信号により、後述のような回動駆動制御が実行され
る。
【0021】上記回動フレーム24の上下方向の中間部
には、この回動フレーム24をその回動半径方向(図5
では左右方向)に貫通する状態で工具支持装置36が固
定され、この工具支持装置(工具支持手段)36により
ドレス用工具18が支持されている。
【0022】この工具支持装置36は、図1に示すよう
な筒状のハウジング本体38を備えている。このハウジ
ング本体38の後端部(図1では右端部)外周面にはフ
ランジ部39が形成され、このフランジ部39がボルト
40によってプレート42に固定されており、このプレ
ート42が図2に示すようなボルト44によって回動フ
レーム24の裏面(図1では右側面)に固定されてい
る。
【0023】このハウジング本体38は、先端側から順
に、小径穴46、大径穴47、及びねじ穴(ハウジング
側ねじ部)48を有しており、上記小径穴46内に軸状
の工具支持部材50が回動フレーム24の回動半径方向
すなわちドレス半径方向(図1の左右方向)にスライド
可能でかつ回転不能に挿入されている。詳しくは、上記
工具支持部材50の外周面にそのスライド方向に延びる
長穴52が凹設される一方、図3に示すように、ハウジ
ング本体38の側壁にねじ穴54が貫設され、このねじ
穴54にセットボルト56をねじ込んだ状態で、このセ
ットボルト56先端の軸部58が上記長穴52内に挿入
されており、これにより工具支持部材50の回転が規制
されている。そして、この工具支持部材50の先端に、
ドレス用工具18が回動フレーム24の回動半径方向内
側を向く状態で固定されており、その支持位置は、この
ドレス用工具18が上記砥石14の法線方向に向けて設
定されている。
【0024】また、工具支持部材50の後端部は、外周
面に雄ねじをもつねじ軸(工具側ねじ部)60とされて
いる。
【0025】上記ハウジング本体38の後端部外周面に
は、スラスト軸受61及びラジアル軸受62を介してリ
ング部材64がハウジング本体38の中心軸回りに回転
可能に支持されている。このリング部材64の後端面に
は、図2に示すような径方向に延びる縦長の係合溝(係
合部)68が周方向に等間隔で並べて凹設されている。
このリング部材64の内周縁部には、ボルト69を用い
てカバー70が固定されている。このカバー70の中央
内面からはハウジング本体38内に向けて軸部72が突
設されており、その先端にキー74が固定されている。
また、上記リング部材64の外周部には、これをプレー
ト42側に押え付けるリング押え66が設けられ、この
リング押え66が上記プレート42にボルト65を用い
て固定されることにより、リング部材64の軸方向の移
動規制がなされている。
【0026】そしてこの実施例では、上記ハウジング本
体38、プレート42、及びリング押え66により、本
発明におけるハウジングが構成され、リング部材64及
びカバー70により、本発明における被操作部材が構成
されている。
【0027】上記ハウジング本体38内には、ねじ部材
76が挿入されている。このねじ部材76は、その中央
に後側へ開口する嵌入穴77を有し、この嵌入穴77の
内周面にキー溝78が設けられており、このキー溝78
内に上記キー74が嵌入されながら嵌入穴77全体が上
記軸部72の外側に嵌合されることにより、ねじ部材7
6がカバー70及びリング部材64に対して相対回転不
能に、かつ軸方向に相対移動可能に連結されている。
【0028】さらに、ねじ部材76の後端部外周面に
は、上記ねじ穴48と螺合される雄ねじ(第1ねじ部)
80が形成され、ねじ部材76の先端部中央には、上記
ねじ軸60と螺合されるねじ穴(第2ねじ部)82が貫
設されている。ここで、上記ねじ穴48及び雄ねじ80
におけるねじのピッチは、ねじ軸60及びねじ穴82の
ピッチと異なるピッチに設定されている。しかも、カバ
ー70及びねじ部材76の回転時において、ハウジング
本体38に対するねじ部材76の移動方向と、ねじ部材
76に対する工具支持部材50の移動方向とが互いに逆
向きになるように各ねじの螺旋の向きが設定されてい
る。
【0029】上記ねじ軸60のつけ根部分には、このね
じ軸60と螺合されるナット84によって筒部材86が
固定されている。この筒部材86は、上記ねじ部材76
の先端部の外側に遊嵌される内径をもち、その後端部に
は径方向外側に突出する鍔部87が形成されている。こ
の鍔部87と、ハウジング本体38における小径部46
と大径部47との境界段部との間にはスプリング(付勢
手段)88が圧入されており、このスプリング88の弾
発力により、上記筒部材86とともに工具支持部材50
が後方(図1では右方)に付勢されている。この付勢力
により、図4に示すように、ねじ軸60の雄ねじとねじ
部材76におけるねじ穴82の雌ねじとの隙間が後側に
詰められるとともに、このねじ軸60を介してねじ部材
76が後向きに押されることにより、このねじ部材76
における雄ねじ80とハウジング38におけるねじ穴4
8との隙間も後側に詰められている。すなわち、この状
態からはドレス用工具18がハウジング本体38に対し
て後方に変位できない状態となっている。
【0030】一方、前記支持フレーム22においては、
図6,7に示すように回動フレーム24がドレス半径調
節位置にあるときに、工具支持装置36の直後方に係脱
シリンダ(係脱手段)92が位置するよう、支持フレー
ム22に垂直の取付面90が設けられている。詳しく
は、この係脱シリンダ92の取付に固定板93及び支持
板94からなる平面視L字状のブラケットが用いられて
おり、上記固定板93がボルト96によって取付面90
に固定され、上記支持板94に係脱シリンダ92が後向
きに固定されている。
【0031】同じ支持板94には、互いに平行な上下一
対の軸支持筒98,99が水平状態で固定されている。
そして、上側の軸支持筒98及び支持板94を係合軸
(係合部材)102が貫き、同様に下側の軸支持筒99
及び支持板94を案内軸104が貫通しており、これら
の軸102,104は軸受100によって軸方向に移動
可能に支持されている。そして、両軸102,104の
後端(図7では右端)がボルト112によって共通の連
結板106の上下両端部に固定されるとともに、この連
結板106の中央部に上記係脱シリンダ92のロッド1
08がボルト110によって固定されており、この係脱
シリンダ92の伸縮により、上記係合軸102及び案内
軸104が軸方向に駆動されるようになっている。
【0032】上記係合軸102の先端部には、係合球
(係合部材)114が一体的に保持されており、この係
合球114は、前記工具支持装置36におけるリング部
材64の係合溝68内に嵌入可能な径を有している。そ
して、上記係脱シリンダ92の伸縮により、上記係合球
114が上記リング部材64における最上位置の係合溝
68内に嵌入される位置(図1,7実線位置)と、この
係合溝68から後退する位置(同図二点鎖線位置)との
間で移動するように、各部材の配設位置が設定されてい
る。
【0033】一方、前記ドレス用工具18による作業位
置の近傍には、ドレスされた砥石14のドレス半径を工
作物の加工寸法から求めるポストゲージ120が設置さ
れ、このポストゲージ120から出力される検出信号
が、前記NCコントローラ34に入力されるようになっ
ている。このNCコントローラ34は、上記ポストゲー
ジ120で測定されたドレス半径と、予め設定された所
望のドレス半径とを比較し、両者の差が一定値を超える
場合に、現在のモードを加工モードからドレス半径調節
モードに切換えるように構成されている。
【0034】次に、このNCコントローラ34の制御動
作並びにこれに伴う装置全体の作用を説明する。
【0035】I)加工モード:この加工モードにおいて
は、NCコントローラ34からACサーボモータ30に
制御信号が出力されることにより、図6に示すような基
準位置X0を原点として、これから所定角度旋回したド
レス開始位置X1に回動フレーム24及び工具支持装置
36が位置決めされる。この状態からドレス用工具18
に砥石14の外周面が当てられ、この砥石14が水平な
回転中心軸16回りに回転駆動されながら、ACサーボ
モータ30の作動で上記回動フレーム24及び工具支持
装置36が一体に旋回駆動されることにより、この工具
支持部材36に支持されているドレス用工具18の刃先
は、図9にも示すような回転中心軸15回りに旋回す
る。そして、この旋回により工具支持装置36が上記ド
レス開始位置から略150°離れたドレス終了位置X2
(図6)に到達した時点で、ACサーボモータ30によ
る駆動が停止される。このような動作により、所定半径
Rをもつ円弧状の曲面が砥石14の外周部に形成され
る。
【0036】このドレスされた砥石14の実際のドレス
半径Rは、この砥石14で加工された工作物の加工面の
曲率半径を手がかりにポストゲージ120で測定され、
その測定結果がNCコントローラ34に入力される。こ
のNCコントローラ34は、上記測定結果と、予め設定
された所望のドレス径の値とを比較し、両者の差が予め
定められた値を超えた場合に、次のドレス半径調節モー
ドに移行する。
【0037】II)ドレス半径調節モード:このドレス半
径調節モードでは、まず、回動フレーム24及び工具支
持装置36が、図6に示すようなドレス半径調節位置X
3に位置する係脱シリンダ92の係合軸102の位置に
位置決めされる。
【0038】なお、この初期状態では係脱シリンダ92
は伸長した状態(図6,7に二点鎖線で示す状態)にあ
り、よって係合軸102は後退している。
【0039】この初期状態から係脱シリンダ92に制御
信号が入力されることにより、この係脱シリンダ92が
収縮し、係合軸102が前進する。これにより、図1,
6,7に実線で示すように、係合軸102先端の係合球
114が係合溝68内に嵌入された状態となる。
【0040】次に、この嵌入状態のまま、NCコントロ
ーラ34からACサーボモータ30に制御信号が出力さ
れることにより、回動フレーム24及び工具支持装置3
6が微小角度、具体的には上記係合溝68の配設間隔分
に相当する角度だけ旋回駆動される。これにより、工具
支持装置36と上記係合軸102とはリング部材64の
略回転周方向に相対移動することになるが、この相対移
動時、上記係合球114と係合溝68との係合で両者は
相対移動不可能となっているため、リング部材64は上
記微小旋回角度分だけハウジング本体38の中心軸回り
に回転操作されることになる。このリング部材64の回
転に伴い、このリング部材64とともにカバー70及び
ねじ部材76が一体に回転し、この回転により、ねじ部
材76はねじ穴48との螺合のためにハウジング本体3
8に対して軸方向に移動するが、これと同時に、ねじ部
材76と螺合されている工具支持部材50がねじ部材7
6に対して上記と逆の方向に移動するため、結局、工具
支持部材50は、ねじ穴48及び雄ねじ80のピッチ
と、ねじ軸60及びねじ穴82のピッチとのピッチ差だ
け、ハウジング本体38に対して軸方向に微小変位する
ことになる。この微小変位により、工具支持部材50に
固定されているドレス用工具18も同量変位し、その分
ドレス半径Rが増減して、その調節が果たされる。
【0041】なお、この調節後は、再び係脱シリンダ9
2が伸長して係合軸102が元の後退位置に戻される。
【0042】以上のように、この装置では、従来のよう
な手動操作でなく、係合球114と係合溝68との係脱
動作と、係合球114に対する工具支持装置36の相対
移動とにより、ドレス用工具18のドレス径を自動的に
微調節するようにしたものであるので、例えばドレス用
工具の摩耗で実際のドレス径が設定値から外れても、人
手を要することなく自動的かつより正確にドレス径を適
当な値に修正することができる。
【0043】さらに、この実施例装置では、次のような
効果も得ることができる。
【0044】(a) 係脱シリンダ92を支持フレーム22
側に固定し、この支持フレーム22と並ぶ調節位置X3
に回動フレーム24及び工具支持装置36を位置決めし
た後、係合球114を係合溝68に係合した状態でAC
サーボモータ30を作動させることにより、工具支持装
置36と係合球114との相対移動を行うようにしてい
るので、この相対移動を行う回転操作手段として特別な
手段を新たに設ける必要がなく、NC制御の下、回転駆
動手段であるACサーボモータ30を回転操作手段とし
て兼用することにより、より低コストの構造でドレス半
径の自動調節を行うことができる。
【0045】(b) ハウジング本体38内に、カバー70
と工具支持部材50との双方に螺合するねじ部材76を
収容し、このねじ部材76を駆動伝達媒体とすることに
より、カバー70の回転に伴って両ピッチの差分だけ工
具支持部材50がハウジング本体38に対して微小変位
させるようにしているので、上記カバー70及びリング
部材64の1ピッチ(係合部68同士の配設間隔)当た
りの工具支持部材50の変位量を極めて小さな値に設定
することが可能となる。従って、係合部68同士の間隔
をあまり縮めなくても(すなわち係合部68の数を特に
増やさなくても)、ドレス半径の精密な調節を可能にす
ることができる。
【0046】(c) スプリング88を用いて工具支持部材
50を後方に付勢し、これによって、図4に示すよう
に、ねじ軸82の雄ねじとねじ穴82における雌ねじと
の隙間、及び雄ねじ80とねじ穴48の雌ねじとの隙間
を後方に詰めるようにしているので、ドレス用工具18
に砥石14の周面を押付ける際、このドレス用工具18
に作用する押付け力Fによって工具支持部材50及び工
具18が変位してドレス半径が狂うのを未然に防ぐこと
ができる。
【0047】(d) ドレス後の砥石14におけるドレス径
を測定するポストゲージ120と、その測定結果に応じ
てACサーボモータ30の駆動制御(すなわち径方向調
節制御)を行うNCコントローラ34とを備えているの
で、実際のドレス径と所望のドレス径との差に応じて適
切なタイミングで自動的にドレス径の修正を行わせるこ
とができ、ドレス作業の無人化を図ることが可能とな
る。
【0048】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0049】(1) 上記実施例では、工具支持部材36側
にねじ軸60を、ねじ部材76側にねじ穴82を設けた
ものを示したが、逆であっても上記と同様の効果が得ら
れる。また、工具支持部材36の移動を微小に抑える必
要が特にない場合には、カバー70と工具支持部材50
とを直接送りねじ機構で連結するようにしてもよい。
【0050】(2) 上記実施例では、回動フレーム24を
垂直軸回りに回動させるものを示したが、本発明では、
回動部材の回動中心軸は砥石の回転中心軸と直交してい
ればよく、この条件を満たす範囲で上記回動中心軸を鉛
直軸に対して傾けるようにしてもよい。
【0051】(3) 上記実施例では、砥石14のドレス径
を工作物の加工寸法から測定するポストゲージ120を
備え、その測定結果に基づいて自動的にドレス径の調節
を行うようにしたものを示したが、ドレス回数と実際の
ドレス径の変化との間にほぼ一定の関係がある場合に
は、上記ドレス回数をカウントするカウンタを備え、そ
のカウント数が所定値に達する度にドレス径の調節動作
を行わせるようにしてもよい。また、テンキー等を備え
た操作パネルを設け、作業者がこの操作パネルを通じて
入力した値だけドレス径の調節を行うようにしてもよ
い。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明は、従来のような手
動操作でなく、被操作部材における係合部と係合部材と
の係脱動作と、係合部材に被操作部材が係合された状態
でこの被操作部材を回動部材と一緒に水平回動させる動
作とにより、ドレス用工具のドレス径を自動的に微調節
するようにしたものであるので、例えばドレス用工具の
摩耗や熱変位で実際のドレス径が設定値から外れても、
簡単な構造で、人手を要することなく自動的かつより正
確にドレス径を適当な値に修正することができる効果が
ある。しかも、新たに特別な回転操作手段を付加するこ
となく、回動部材を水平回動させる回動駆動手段を回転
操作手段として兼用することにより、より低廉な構造で
上記ドレス半径の調節を行うことができる効果がある。
【0053】より具体的に、請求項2記載の装置では、
回動制御手段の制御の下、回動駆動手段による回動部材
の回動駆動により、その回動部材と一緒に被操作部材を
その係合部の配置間隔分に相当する角度だけ水平回動さ
せるようにしたものであるので、上記ドレス半径調節の
自動化をさらに進めることができる。
【0054】また、請求項3記載の装置では、被操作部
材と工具支持部材との間に両者に螺合するねじ部材を介
在させ、上記被操作部材の回転により、各螺合部におけ
るピッチ同士の差分だけ工具支持部材がハウジングに対
して相対変位させるようにしたものであるので、上記ピ
ッチ差を適当に設定することにより、被操作部材の回転
に対応する工具及び工具支持部材の変位量を微小に抑え
ることができ、これにより、係合部同士の間隔を特に詰
めることなく、精密なドレス半径の調節を可能にするこ
とができる効果がある。
【0055】さらに、請求項4記載の装置では、ハウジ
ングに対して工具支持部材を砥石から後退する方向に付
勢することにより、ハウジング側ねじ部と第1ねじ部と
の隙間、及び工具側ねじ部と第2ねじ部との隙間をそれ
ぞれ上記方向に詰めるようにしているので、ドレス用工
具に砥石の周面を押付ける際、このドレス用工具に作用
する押付け力を受けた工具支持部材及び工具がハウジン
グに対して変位してドレス半径が狂うのを未然に防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における砥石ドレス装置に設
けられた工具支持装置の断面側面図である。
【図2】上記工具支持装置の背面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】上記工具支持装置における各ねじ部の螺合状態
を模式的に示した図である。
【図5】上記砥石ドレス装置の全体構成を示す一部断面
正面図である。
【図6】上記工具支持装置の各旋回位置及び係脱シリン
ダを示す一部断面平面図である。
【図7】上記係脱シリンダ及び係合軸を示す断面側面図
である。
【図8】ボールベアリングの一般例を示す断面図であ
る。
【図9】ドレス用工具の旋回によって砥石のドレスを行
う状態を示す説明図である。
【符号の説明】
14 砥石 18 ドレス用工具 20 砥石ドレス装置 22 支持フレーム(支持部材) 24 回動フレーム(回動部材) 30 ACサーボモータ(回動駆動手段) 34 NCコントローラ(回動制御手段) 36 工具支持装置(工具支持手段) 38 ハウジング本体(ハウジングを構成) 48 ねじ穴(ハウジング側ねじ部) 50 工具支持部材 60 ねじ軸(工具側ねじ部) 64 リング部材(被操作部材を構成) 68 係合溝(係合部) 70 カバー(被操作部材を構成) 76 ねじ部材 80 雄ねじ(第1ねじ部) 82 ねじ穴(第2ねじ部) 88 スプリング(付勢手段) 92 係脱シリンダ(係脱手段) 102 係合軸(係合部材) 114 係合球(係合部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材と、この支持部材に砥石の回転
    軸方向と直交する軸回りに回動可能に支持された回動部
    材と、この回動部材を回動させる回動駆動手段と、上記
    回動部材に固定され、その回動半径方向内側にドレス用
    工具を向けた状態でこのドレス用工具を支持する工具支
    持手段とを備え、上記砥石を回転させ、かつこの砥石の
    表面に上記ドレス用工具を接触させながら上記回動部材
    を回動させることにより上記砥石の表面を所定のドレス
    半径をもつ円弧状にドレスする砥石ドレス装置におい
    て、上記工具支持手段として、上記回動部材に固定され
    たハウジングと、先端に上記ドレス用工具が固定され、
    上記ハウジングに回動部材の回動半径方向に移動可能に
    支持された工具支持部材と、上記ハウジングに上記回動
    部材の回動半径方向と同方向の軸回りに回転可能に保持
    され、回動部材と一体に回動し、表面に回転周方向に並
    ぶ複数の係合部が設けられた被操作部材と、この被操作
    部材の回転力を上記工具支持部材の移動力に変換する駆
    動変換機構と、上記被操作部材の係合部に係脱可能に係
    合される係合部材と、予め設定されたドレス半径調節位
    置に設置され、上記係合部材をこの係合部材が上記係合
    部に係合する係合状態と係合部から外れる自由状態とに
    切換える係脱手段とを備え、上記係合部材が上記被操作
    部材の係合部に係合された状態でこの被操作部材を上記
    回動部材と一緒に水平回動させることにより被操作部材
    を上記ハウジングに対して回転させるようにしたことを
    特徴とする砥石ドレス装置におけるドレス半径調節装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の砥石ドレス装置におい
    て、上記回動部材の回動駆動を制御する回動制御手段を
    備え、この回動制御手段を、ドレス半径調節時には、上
    記回動部材を上記ドレス半径調節位置に停止させ、この
    位置で上記被操作部材に係合部材が係合された状態で各
    係合部の配設間隔分に相当する角度だけ回動部材及び被
    操作部材を水平回動させるように構成したことを特徴と
    する砥石ドレス装置におけるドレス半径調節装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の砥石ドレス装置
    において、上記駆動変換機構を、上記ハウジングに設け
    られたハウジング側ねじ部と、上記工具支持部材に設け
    られ、上記ハウジング側ねじ部とピッチの異なる工具側
    ねじ部と、上記被操作部材にこの被操作部材に対して上
    記工具支持部材の移動方向と同方向に相対移動可能でか
    つ相対回転不能に連結され、上記ハウジング側ねじ部と
    螺合する第1ねじ部及び上記工具側ねじ部に螺合する第
    2ねじ部をもつねじ部材とを備え、上記被操作部材の回
    転時における上記ハウジングに対するねじ部材の相対移
    動方向とこのねじ部材に対する上記工具支持部材の相対
    移動方向とが逆となって差動移動するように各ねじ部の
    螺旋の向きを設定したことを特徴とする砥石ドレス装置
    におけるドレス半径調節装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の砥石ドレス装置におい
    て、上記ハウジングに対して上記工具支持部材及びねじ
    部材をこれらが砥石から後退する方向に付勢する付勢手
    段を備えたことを特徴とする砥石ドレス装置におけるド
    レス半径調節装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102756335A (zh) * 2012-07-25 2012-10-31 湖北威风汽车配件股份有限公司 高精高效阶梯砂轮修整器
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