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JPH05316419A - テレビジョン信号の特殊効果装置 - Google Patents

テレビジョン信号の特殊効果装置

Info

Publication number
JPH05316419A
JPH05316419A JP4121656A JP12165692A JPH05316419A JP H05316419 A JPH05316419 A JP H05316419A JP 4121656 A JP4121656 A JP 4121656A JP 12165692 A JP12165692 A JP 12165692A JP H05316419 A JPH05316419 A JP H05316419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
special effect
image
television
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4121656A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4121656A priority Critical patent/JPH05316419A/ja
Publication of JPH05316419A publication Critical patent/JPH05316419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】レターボックス方式のテレビジョン信号に対し
て、YC分離4,色復調5,走査変換6,走査線数変換
7,補助信号復調14の信号処理によって生成したコン
ポーネント形態の画像信号系列で特殊効果の信号処理を
行なう。そして特殊効果画像の画像信号系列を所定のエ
ンコード処理してレターボックス方式のテレビジョン信
号を構成する。 【効果】レターボックス方式のテレビジョン信号に対し
て、補助信号が損なわれることなく、高品質,高精細な
特性で特殊効果を行なうことの可能な特殊効果装置が実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号の特
殊効果装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行テレビジョンとの両立性を保ちなが
ら、高画質で臨場感のある画像サービスの提供が可能な
EDTVと呼ばれる新らしいテレビジョン方式の研究開
発が進められている。そして、これを実現するための種
々な方式の考案がなされている。
【0003】このうち、レターボックス方式と呼ばれる
ものは、アスペクト比が4対3とは異なる横長なアスペ
クト比の横長画面部を上下に無画部領域を設けて送像す
る。したがって、現行受像機でこの方式のテレビジョン
信号を受信した場合にも、横長画像が再生できる利点が
あり、EDTVの有力な実現形態の一つとして検討が進
められている。そして、このレターボックス方式のテレ
ビジョン信号について、スタジオ局内での番組制作など
の運用形態に関する検討も行なわれている。これに関連
して、この方式に適した形態のスタジオ機器類、例え
ば、TVカメラ,VTR,スイッチャ,特殊効果装置
(DVE)などの検討も行なわれている。
【0004】レターボックス方式のテレビジョン信号で
は、高精細化を図るための補助信号を上下の無画部の領
域に多重することが行なわれる。このため、現行テレビ
ジョン方式の特殊効果装置ではこの補助信号も画像信号
とみなした特殊効果の信号処理が行なわれるため、補助
信号が損なわれてしまうという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、現行
テレビジョンとの両立性を有するレターボックス方式の
テレビジョン信号に対して補助信号を損なうことなく高
品質な特性で特殊効果の信号処理ができるテレビジョン
信号の特殊効果装置を提供することにある。
【0006】また、現行テレビジョンとの両立性を有す
るレターボックス方式のテレビジョン信号に対して特殊
効果の信号処理ができる簡略な構成の特殊効果装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明ではレターボックス方式のテレビジョン信号
に対して、輝度信号と色信号を分離するYC分離,色信
号をベースバンド信号に復調する色復調,インタレース
走査を順次走査に変換する走査変換,走査線数N本の信
号を走査線数M本(N<M)の信号に変換する走査線数
変換,補助信号をもとの高精細情報に復調する補助信号
復調の信号処理を採用し、レターボックス方式の横長画
面部を構成するテレビジョン信号からコンポーネント形
態の画像信号系列を生成する。そして、この画像信号系
列に対して特殊効果に必要な各種の信号処理を行ない、
得られた画像信号系列を所定のエンコード処理の操作に
よってレターボックス方式のテレビジョン信号に変換す
る。
【0008】また、レターボックス方式の横長画面部は
現行テレビジョンと同様な形態で特殊効果の信号処理を
行ない、上下の無画部領域は特定の信号でマスキング処
理を行なうことにより、簡略な構成で変換装置を実現す
る。
【0009】
【作用】前述のYC分離,色復調,走査変換,走査線数
変換,補助信号復調の信号処理によって、レターボック
ス方式の横長画面部を構成するコンポジット形態のテレ
ビジョン信号から、信号処理に起因した画質劣化の少な
い高品質、かつ、高精細なコンポーネント形態の画像信
号系列を生成することができる。そして、この高品質,
高精細なコンポーネント形態の画像信号系列に対して特
殊効果の信号処理を行なうため、回転,圧縮,伸長,ペ
ージターンなどの特殊効果を行なった画像信号系列でも
高品質,高精細な特性が保存できる。そして、この画像
信号系列によってレターボックス方式のテレビジョン信
号を構成するため、高精細化を図るための補助信号も正
規の信号で多重することができる。したがって、補助信
号を保存した形態で特殊効果の可能な装置を実現するこ
とができる。
【0010】また、レターボックス方式の横長画面部は
現行テレビジョンと同様な形態で信号が構成されてい
る。したがって、この領域の信号に対しては現行テレビ
ジョンと同様な特殊効果の信号処理を行なうこともでき
る。そして、上下の無画部領域は特定の信号でマスキン
グ処理を行なうことで、簡略な構成の特殊効果装置を実
現することができる。
【0011】
【実施例】本発明の第1の一実施例を図1に示す全体ブ
ロック図によって説明する。これはレターボックス方式
の横長画面部の有効画素走査線N本(N=360)の信
号を有効画素走査線M本(M=480)の順次走査のコ
ンポーネント形態の画像信号系列に変換し、これに対し
て特殊効果の信号処理を行なうもので、高品質,高精細
な特性で特殊効果画像を生成するのに好適なものであ
る。
【0012】レターボックス方式のテレビジョン信号V
Sは、A/D変換部1で、例えば、色副搬送波fscの4
倍の周波数で標本化を行なってディジタルの信号に変換
する。そして、分離部2では上下の無画部領域の補助信
号HSと横長画面部領域の画像信号MSとに分離する。
補助信号復調部3では、復調,時間軸伸長,時系列変換
などの所定の復調操作を行なって、垂直方向周波数の高
域成分などの高精細信号HPを復調する。
【0013】一方、横長画面部領域の画像信号MSはY
C分離部4で輝度信号成分Yと色信号成分Cとを分離す
るYC分離の処理を行なう。そして、色復調部5では色
副搬送波fscによる同期検波の処理によって色差信号
I,Qを復調する。
【0014】順次走査変換部6では、走査線補間の操作
によりインタレース走査から順次走査への走査変換を行
ない、有効画素走査線数N=360本の順次走査の輝度
信号PY,色差信号PI,PQを生成する。そして、走
査線3〜4変換部7では走査線の3〜4変換による走査
線数変換の処理で、有効画素走査線数M=480本の順
次走査の画像信号系列VP(輝度信号,色差信号)を生
成する。
【0015】画像処理部8では、この画像信号系列VP
に対して、回転,伸長,圧縮,ターンページなどの特殊
効果に対応した信号処理を行なう。
【0016】特殊効果を行なった画像信号系列VPP
は、走査線4〜3変換部9で走査線の4〜3変換による
走査線数変換の処理を行ない、有効画素走査線数が36
0本の順次走査の信号PY,PI,PQをつくる。そし
て、インタレース走査変換部10では走査線の2:1の
間引き操作によってインタレース走査の信号への走査変
換を行ない、有効画素走査線数360本のインタレース
走査の輝度信号Y,色差信号I,Qを生成する。色変調
部11では色副搬送波fscによる直交変調を行ない色信
号Cをつくる。そして、加算回路12では輝度信号に色
信号を加算して、レターボックス方式の横長画面部領域
の画像信号MSを生成する。
【0017】一方、補助信号抽出部13では、垂直方向
周波数の高域成分などの高精細信号HPを抽出する。そ
して、補助信号変調部14では時系列変換,時間軸圧
縮,変調などの所定の変調操作を行ない、レターボック
ス方式の上下の無画部領域の補助信号HSを生成する。
【0018】プロセス部15では、横長画面部領域の画
像信号MSと上下無画部領域の補助信号HSとの結合、
および、同期信号,バースト信号,識別信号などの付加
を行ない、D/A変換部16でアナログ信号に変換し
て、特殊効果の行なわれたレターボックス方式のテレビ
ジョン信号VSOを出力する。
【0019】以上、本実施例によれば高品質,高精細な
特性で特殊効果画像を生成するレターボックス方式テレ
ビジョン信号の特殊効果装置が実現できる。
【0020】つぎに、本発明の第2の実施例を図2に示
すブロック図によって説明する。これはレターボックス
方式の横長画面部領域の画像信号(有効画素走査線数N
=360本)を、有効画素走査線数M=480本、イン
タレース走査のコンポーネント形態の画像信号系列に変
換し、この信号系列に対して特殊効果の信号処理を行な
って高品質,高精細な特性で特殊効果画像を生成するの
に好適である。
【0021】レターボックス方式のテレビジョン信号V
Sは、A/D変換部1で、例えば、色副搬送波fscの4
倍の周波数で標本化を行ない、ディジタルの信号に変換
する。分離部2では、上下の無画部領域の補助信号HS
と横長画面部領域の画像信号MSとに分離する。そし
て、補助信号復調部3では、復調,時間軸伸長,時系列
変換などの所定の復調操作を行ない、垂直方向周波数の
高域成分などの高精細信号HPを復調する。
【0022】一方、横長画面部領域の画像信号MSは、
YC分離部4で輝度信号成分Yと色信号成分Cとに分離
するYC分離の処理を行なう。そして、色復調部5では
色副搬送波fscによる同期検波の処理で色差信号I,Q
を復調する。
【0023】走査線変換部17では走査線の3〜4変換
による走査線数変換の処理を行ない、有効画素走査線数
N=360本のインタレース走査の信号を有効画素走査
線数M=480本のインタレース走査の信号の画像信号
系列VIP(輝度信号,色差信号)に変換する。
【0024】画像処理部8では、この画像信号系列VI
Pに対して、回転,圧縮,伸長,ターンページなどの各
種特殊効果に応じた信号処理を行ない、特殊効果画像の
画像信号系列VIPPを出力する。
【0025】走査線逆変換部18では、走査線の4〜3
変換による走査線数変換の処理を行ない、有効画素走査
線数480本,インタレース走査の信号から有効画素走
査線数360本,インタレース走査の輝度信号Y,色差
信号I,Qを生成する。色変調部11では色副搬送波f
scによる直交変調を行ない色信号Cをつくる。そして、
加算回路12では輝度信号に色信号を加算してレターボ
ックス方式の横長画面部領域の画像信号MSを生成す
る。
【0026】一方、補助信号抽出部13では、垂直方向
周波数の高域成分などの高精細信号HPを抽出する。そ
して、補助信号変調部14では時系列変換,時間軸圧
縮,変調などの所定の変調操作を行ない、レターボック
ス方式の上下無画部領域の補助信号HSを生成する。
【0027】プロセス部15では、横長画面部領域の画
像信号MSと上下無画部領域の補助信号HSの結合、な
らびに同期信号,バースト信号,識別信号などの付加を
行なう。そして、D/A変換部16でアナログ信号に変
換し、特殊効果画像のレターボックス方式のテレビジョ
ン信号VSOを出力する。
【0028】本実施例によれば、高品質,高精細な特性
で特殊効果画像の生成が可能なレターボックス方式テレ
ビジョン信号の特殊効果装置を実現することができる。
【0029】つぎに、本発明の第3の実施例を図3に示
すブロック図によって説明する。これはレターボックス
方式の横長画面部領域の画像信号(有効画素走査線数N
=360本)を、有効画素走査線数360本の順次走査
のコンポーネント形態の画像信号系列に変換し、この信
号系列に対して特殊効果の信号処理を行なうことで高品
質な特殊効果画像を生成するのに好適である。
【0030】レターボックス方式のテレビジョン信号V
Sは、A/D変換部1で、例えば、色副搬送波fscの4
倍の周波数で標本化を行なってディジタルの信号に変換
する。分離部2では、上下の無画部領域の補助信号HS
と横長画面部領域の画像信号MSとに分離する。そし
て、補助信号復調部3では、復調,時間軸伸長,時系列
変換などの所定の復調操作によって、垂直方向周波数の
高域成分などの高精細信号HPを復調する。
【0031】一方、横長画面部領域の画像信号MSは、
YC分離部4で輝度信号成分Yと色信号成分Cとに分離
するYC分離の処理を行なう。そして、色復調部5では
色副搬送波fscによる同期検波を行ない、色差信号I,
Qを復調する。
【0032】順次走査変換部6では、走査線補間の操作
でインタレース走査から順次走査への走査変換の処理を
行ない、有効画素走査線数が360本の順次走査のコン
ポーネント形態の画像信号系列VP′(輝度信号,色差
信号)をつくる。
【0033】画像処理部8では、この画像信号系列V
P′を用いて、回転,圧縮,伸長,ターンページなどの
各種特殊効果に応じた信号処理を行ない、特殊効果画像
の画像信号系列VPP′をつくる。
【0034】インタレース走査変換部10では走査線の
2:1の間引き操作によってインタレース走査への走査
変換を行ない、有効画素走査線数が360本のインタレ
ース走査の輝度信号Y,色差信号I,Qをつくる。色変
調部11では色副搬送波fscによる直交変調を行なって
色信号Cをつくり、加算回路12で輝度信号に加算し
て、レターボックス方式の横長画面部領域の画像信号M
Sを生成する。
【0035】一方、補助信号抽出部13では、垂直方向
周波数の高域成分などの高精細信号HPを抽出する。そ
して、補助信号変調部14では時系列変換,時間軸圧
縮,変調などの所定の変調操作を行ない、レターボック
ス方式の上下無画部領域の補助信号HSを生成する。
【0036】プロセス部15では、横長画面部領域の画
像信号MSと上下無画部領域の補助信号HSの結合、な
らびに同期信号,バースト信号,識別信号などの付加を
行なう。そして、D/A変換部16でアナログ信号に変
換し、特殊効果画像のレターボックス方式のテレビジョ
ン信号VSOを出力する。
【0037】以上、本実施例によれば高品質な特性で特
殊効果画像の生成が可能なレターボックス方式テレビジ
ョン信号の特殊効果装置を実現することができる。
【0038】つぎに、本発明の第4の実施例を図4に示
すブロック図によって説明する。これはレターボックス
方式の横長画面部領域の画像信号(有効画素走査線数N
=360本)を、有効画素走査線数360本のインタレ
ース走査のコンポーネント形態の画像信号系列に変換
し、この信号系列に対して特殊効果の信号処理を行なう
ことで簡略な構成で特殊効果画像を生成するのに好適な
ものである。
【0039】レターボックス方式のテレビジョン信号V
Sは、A/D変換部1で、例えば、色副搬送波fscの4
倍の周波数で標本化を行ない、ディジタルの信号に変換
する。そして、分離部2では、横長画面部領域の画像信
号MSを分離する。
【0040】YC分離部4では輝度信号成分Yと色信号
成分Cとに分離するYC分離の処理を行なう。そして、
色復調部5では色副搬送波fscによる同期検波を行な
い、色差信号I,Qを復調する。そして、有効画素走査
線数が360本のインタレース走査のコンポーネント形
態の画像信号系列VIP′(輝度信号,色差信号)をつ
くる。
【0041】画像処理部8では、この画像信号系列VI
P′を用いて、回転,圧縮,伸長,ターンページなどの
各種特殊効果に対応した信号処理を行なって、特殊効果
画像の画像信号系列VIPP′をつくる。
【0042】色変調部11では色副搬送波fscによる直
交変調を行なって色信号Cをつくり、加算回路12で輝
度信号に加算して、レターボックス方式の横長画面部領
域の画像信号MSを生成する。
【0043】プロセス部15では、上下無画部領域のマ
スキング信号MSK(例えば黒,灰色などに対応した特
定の信号)と横長画面部領域の画像信号MSとの結合、
ならびに同期信号,バースト信号,識別信号などの付加
を行なう。そして、D/A変換部16でアナログ信号に
変換し、特殊効果画像のレターボックス方式のテレビジ
ョン信号VSOを出力する。
【0044】以上、本実施例によれば簡略な構成で特殊
効果画像の生成が可能なレターボックス方式テレビジョ
ン信号の特殊効果装置を実現することができる。
【0045】YC分離部4の実施例を図5により説明す
る。同図(a)では動き適応処理でYC分離を行なう。
フレーム櫛型フィルタ19は画像信号MSのフレーム間
の演算操作で静止画に適した色信号成分CFを抽出す
る。一方、ライン櫛型フィルタ20ではフィールド内の
演算操作で動画像に適した色信号成分CLを抽出する。
また、動き検出回路21では、2フレーム間の差分信
号、1フレーム間の差分信号の低域成分などから画像の
動きを検出し、動き情報k,1−k(01、静止
画ではk=0)をつくる。係数加重回路22では係数値
1−k,kを加重し、加算回路23で両者の信号を加算
して色信号成分C(C=(1−k)・CF+k・CL)
を分離抽出する。そして、減算回路25では遅延回路2
4で時間遅延を調整した画像信号MSから色信号成分C
を減算して輝度信号成分Yを分離抽出する。
【0046】同図(b)はフィールドラインペアによる
YC分離を行なうものである。この実施例は画像信号M
Sの輝度中域成分Ym(2MHz以上)、色信号が、イ
ンタレース走査の第1フィールドの走査線ならびに26
3走査線期間はなれた第2フィールドの走査線でフィー
ルドラインペアを形成し、これらの走査線では同一成分
の信号で構成されているものに好適である。LPF回路
26では画像信号MSの2MHz以下を輝度低域成分Y
Lとして抽出する。そして、減算回路25では画像信号
MSから輝度低域成分YLを減算し、2MHz以上の信
号成分Ym&Cを抽出する。フィールド間加算演算回路
27では第1フィールドの走査線La および263走査
線期間はなれた第2フィールドの走査線Lb の信号SL
a,SLbに対して(SLa+SLb)/2の演算操作を行
なって、輝度中域成分Ymを分離する。一方、フィール
ド間減算演算回路28では(SLa−SLb)/2の演算
操作によって色信号成分Cを分離する。そして、加算回
路23では遅延回路29で時間遅延を調整した輝度低域
成分YL に輝度中域成分Ymを加算して、輝度信号成分
Yを分離抽出する。
【0047】つぎに、順次走査変換部6を図6に示す実
施例によって説明する。フレーム間補間回路30ではフ
レーム間の演算操作で静止画に適した補間走査線の信号
成分YSをつくる。また、ライン間補間回路31ではフ
ィールド内の演算操作で動画像に適した補間走査線の信
号YMVをつくる。これらの信号は係数加重回路22で
動き情報1−k,kを係数加重し、加算回路23で両者
を加算して、インタレース走査で抜けた走査線の補間信
号YIPを生成する。なお、動き情報は動き検出回路3
2で1フレーム間の差分信号などより検出する。一方、
遅延回路33では補間信号の生成で発生する時間遅延を
調整して、主信号YMをつくる。そして、時系列変換回
路34では、同図(b)に示す様に、時間軸の1/2圧
縮、および時系列の並び換えの操作を行ない、順次走査
の信号YPを生成する。
【0048】一方、色差信号I,Qはライン間補間回路
31で生成した動画像に適した補間走査線の信号を補間
信号IIP,QIPに使用して、順次走査の信号IP,
QPを生成する。なお、色差信号I,Qに対しても輝度
信号Yと同様な動き適応処理で順次走査の信号を生成す
ることで実現することも可能である。
【0049】つぎに、走査線3〜4変換部7について説
明する。図7は走査線の3〜4変換による走査線数変換
の処理の一例を示す。この例では3本の走査線a,b,
cの信号に係数ka,kbを加重して、同図の斜線で示す
生成走査線の4本の走査線の信号を生成する。そして、
有効画素走査線数360本の信号系列を有効画素走査線
数が480本の信号系列に走査線数変換を行なう。
【0050】この一実施例を図8に示す。有効画素走査
線数360本の順次走査の信号PY(PI,PQ)は、
図9に示す様に1フレームを周期に360走査線期間の
WT動作によってメモリ回路35に書き込む。一方、メ
モリ回路からは1フレームを周期に480走査線期間の
RD動作によって4走査線期間で3本の走査線の信号を
a,La,Lb,Lcの順に読み出す。そして、この読み
出した信号と1ライン遅延回路37で1走査線遅延させ
た信号に係数加重回路38で図7に示した係数値ka
bを加重し、加算回路39で両者を加算して、走査線
数変換を行なった有効画素走査線数480本の順次走査
の信号を生成する。これらの動作に必要な制御信号類は
制御回路36でつくる。なお、信号YPに対しては、復
調した高精細信号HPを加算回路39で加算して垂直方
向の高精細化を行なって垂直解像度の高い信号を生成す
る。
【0051】つぎに、走査線変換部17における走査線
数変換の一例を図10に示す。これは、インタレース走
査の信号に対して走査線の3〜4変換を行なうもので、
3本の走査線a,b,cの信号の係数加重によって同図
の斜線で示す生成走査線の4本の走査線の信号を生成す
る。そして、有効画素走査線360本のインタレース走
査の信号を有効画素走査線480本のインタレース走査
の信号への走査線数変換を行なう。なお、有効画素走査
線数480本の信号が2:1インタレース走査の関係を
満たす様に、第1フィールドと第2フィールドでは異な
る値の係数値を加重して生成走査線の信号を生成する。
そして、この走査線変換部17は先の図8と同様な構成
で実現できる。
【0052】つぎに、画像処理部8の一実施例の基本構
成を図11に示す。メモリ部40,演算部41,フィル
タ部42、およびこれらの動作を制御する制御部43で
構成される。メモリ部40は複数のフレームメモリで構
成され、入力画像信号系列の取り込み、特殊効果画像の
蓄積などの動作を行なう。演算部41では回転,圧縮,
伸長などの特殊効果に必要な各種演算を行なう。また、
フィルタ部42では特殊効果で発生する折り返し雑音や
画像の不連続性を除去するため、データ補間や帯域制限
を行なう。
【0053】つぎに、走査線4〜3変換部9について説
明する。図12はこの変換部における走査線の4〜3変
換の一例を示す。これは4本の走査線a,b,c,dの
信号の係数加重で斜線に示す生成走査線の3本の走査線
の信号を生成する。そして、有効画素走査線数480本
の順次走査の信号を有効画素走査線数が360本の順次
走査の信号に走査線数変換を行なう。
【0054】この実施例を図13に示す。入力信号およ
び1ライン遅延回路37で1走査線遅延させた信号に係
数加重回路38では図12に示した係数値ka,kbを加
重し、加算回路39で両者を加算して生成走査線の信号
をつくる。そして、この信号は図14に示すWT動作に
よってメモリ回路44に書き込む。すなわち、1フレー
ムを周期とする480走査線期間のWT動作により4走
査線毎に3本の走査線の信号の書き込みを行ない、トー
タルで360本の走査線数変換した信号をメモリに書き
込む。一方、メモリ回路からの読み出しは1フレームを
周期とする360走査線期間(レターボックス方式の横
長画面部期間に対応)のRD動作で行ない、360本の
走査線の信号を連続して読み出す。制御回路45ではこ
れらの動作に必要な制御信号類をつくる。
【0055】つぎに、走査線逆変換部18における走査
線数変換の一例を図15に示す。これは、インタレース
走査の信号に対して走査線の4〜3変換を行なうもの
で、4本の走査線a,b,c,dの信号の係数加重で同
図の斜線で示す生成走査線の3本の走査線の信号をつく
る。そして、有効画素走査線数480本、インタレース
走査の信号を有効画素走査線数360本のインタレース
走査の信号に変換する。なお、変換した有効画素走査線
数360本の信号が2:1インタレース走査の関係を保
つ様に、第1フィールドと第2フィールドでは値の異な
る係数値のものを使用して生成走査線の信号を生成す
る。そして、この走査線逆変換部18は先の図13と同
様な構成によって実現できる。
【0056】つぎに、インタレース走査変換部10の実
施例を図16に示す。メモリ回路46、およびこの動作
を制御する制御回路47で構成する。そして、メモリ回
路へのWT動作は順次走査系の2走査線期間を周期とし
てこの期間に1本の走査線の信号の書き込みを行なう。
一方、メモリ回路からの読み出しはインタレース走査系
の1走査線期間を周期とするRD動作で行なって走査線
の2:1の間引き操作を実現し、インタレース走査に走
査変換した信号を生成する。
【0057】つぎに、補助信号復調部3の実施例を図1
7に示す。上下無画部領域の補助信号HSは時系列変換
回路48に入力し、正規の時系列への並び換え操作を行
なう。そして、時間軸伸長回路49では補間操作によっ
て正規の時間軸への伸長を行なう。そして、復調回路5
0では所定の復調操作を行なって垂直方向周波数の高域
成分などの元の高精細信号HPを復調する。
【0058】つぎに、補助信号変調部14の実施例を図
18に示す。垂直方向周波数の高域成分などの高精細信
号HPは、変調回路51で所定の変調操作を行なう。時
間軸圧縮回路52では標本点の間引き操作などによって
所定の時間軸への圧縮を行なう。そして、時系列変換回
路53では上下の無画部領域への時系列の並び換え操作
を行なって補助信号HSを生成する。
【0059】本実施例によれば、レターボックス方式の
テレビジョン信号に対して高品質,高精細な特性の特殊
効果装置が実現できる。また、簡略な構成による特殊効
果装置を実現することができる。
【0060】なお、本実施例では走査線数変換の処理を
走査線の3〜4変換および4〜3変換で行なう場合を例
に説明した。しかし、この走査線数変換は、例えば、フ
ィルタ法,マトリクス法などによって実現することも可
能である。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、現行テレビジョンとの
両立性を有するレターボックス方式のテレビジョン信号
に対して、上下の無画部領域の補助信号が損なわれるこ
となく高品質,高精細な特性の特殊効果を行なうことが
できる。
【0062】また、簡略な構成で現行テレビジョン方
式,レターボックス方式のいずれのテレビジョン信号に
対しても特殊効果を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の一実施例のブロック図。
【図2】第2の一実施例のブロック図。
【図3】第3の一実施例のブロック図。
【図4】第4の一実施例のブロック図。
【図5】これら実施例におけるYC分離部のブロック
図。
【図6】順次走査変換部の一実施例のブロック図。
【図7】走査線3〜4変換部の走査線数変換の説明図。
【図8】走査線3〜4変換部の一実施例のブロック図。
【図9】このメモリ回路の動作説明図。
【図10】走査線変換部の走査線数変換の説明図。
【図11】画像処理部の一実施例のブロック図。
【図12】走査線4〜3変換部の走査線数変換の説明
図。
【図13】走査線4〜3変換部の一実施例のブロック
図。
【図14】このメモリ回路の動作説明図。
【図15】走査線逆変換部の走査線数変換の説明図。
【図16】インタレース走査変換部の一実施例の説明
図。
【図17】補助信号復調部の一実施例のブロック図。
【図18】補助信号変調部の一実施例のブロック図。
【符号の説明】
1…A/D変換部、2…分離部、3…補助信号復調部、
4…YC分離部、5…色復調部、6…順次走査変換部、
7…走査線3〜4変換部、8…画像処理部、9…走査線
4〜3変換部、10…インタレース走査変換部、11…
色変調部、12…加算回路、13…補助信号抽出部、1
4…補助信号変調部、15…プロレス部、16…D/A
変換部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスペクト比が4対3とは異なる横長なア
    スペクト比の有効画素走査線数がN本の横長画面部を上
    下に無画部領域を設けて送像する現行テレビジョンと両
    立性を有するレターボックス方式のテレビジョン信号の
    特殊効果装置において、輝度信号と色信号を分離するY
    C分離の手段,色信号をベースバンド信号に復調する手
    段,インタレース走査を順次走査に変換する走査変換の
    手段,N本の走査線の信号をM本(M>N)の走査線の
    信号に変換する走査線数変換の手段,前記レターボック
    ス方式のテレビジョン信号の補助信号を復調する手段を
    設け、前記レターボックス方式の横長画面部を構成する
    テレビジョン信号より生成したコンポーネント形態の画
    像信号系列に対して特殊効果の信号処理を行なうことを
    特徴とするテレビジョン信号の特殊効果装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記コンポーネント形
    態の画像信号系列とは有効画素走査線数がM本から成る
    順次走査の信号系列であるテレビジョン信号の特殊効果
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記コンポーネント形
    態の画像信号系列とは有効画素走査線数がM本から成る
    インタレース走査の信号系列であるテレビジョン信号の
    特殊効果装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記コンポーネント形
    態の画像信号系列とは有効画素走査線数がN本から成る
    順次走査の信号系列であるテレビジョン信号の特殊効果
    装置。
  5. 【請求項5】横長なアスペクト比の有効画素走査線数が
    N本の横長画面部を上下に無画部領域を設けて送像する
    現行テレビジョンと両立性を有するレターボックス方式
    のテレビジョン信号の特殊効果装置において、輝度信号
    と色信号を分離するYC分離の手段,色信号をベースバ
    ンド信号に復調する手段を設け、前記レターボックス方
    式の横長画面部を構成するテレビジョン信号より生成し
    た有効画素走査線数がN本のインタレース走査のコンポ
    ーネント形態の画像信号系列に対して特殊効果の信号処
    理を行なうことを特徴とするテレビジョン信号の特殊効
    果装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3または4において、特殊
    効果の信号処理の行なわれたコンポーネント形態の画像
    信号系列に対して所定のエンコード処理によりレターボ
    ックス方式のテレビジョン信号を出力信号として生成す
    るテレビジョン信号の特殊効果装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4または5において、
    特殊効果の信号処理の行なわれたコンポーネント形態の
    画像信号系列に対して所定のエンコード処理によりレタ
    ーボックス方式の横長画面部のテレビジョン信号を構成
    し、上下の無画部領域はマスキング処理により特定の信
    号で置換したレターボックス方式のテレビジョン信号を
    出力信号とするテレビジョン信号の特殊効果装置。
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