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JPH05316109A - 静止画会議装置の制御方法 - Google Patents

静止画会議装置の制御方法

Info

Publication number
JPH05316109A
JPH05316109A JP4146939A JP14693992A JPH05316109A JP H05316109 A JPH05316109 A JP H05316109A JP 4146939 A JP4146939 A JP 4146939A JP 14693992 A JP14693992 A JP 14693992A JP H05316109 A JPH05316109 A JP H05316109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conference
still image
terminal
function
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4146939A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Mori
幸一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4146939A priority Critical patent/JPH05316109A/ja
Publication of JPH05316109A publication Critical patent/JPH05316109A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止画会議端末を用いた会議の議事進行を円
滑に行なえるようにする。 【構成】 静止画会議通信機能を指定した最初の発呼時
に、その静止画会議通信動作で使用する会議資料を発端
末から着端末に通知し、必要な会議資料がそろっている
ことが判明したときには、そのまま呼接続動作を実行し
て通常の静止画会議通信動作を行なう。また、静止画会
議通信機能を指定した最初の発呼時に、着端末に不足し
ている会議資料があることが判明したときには、着端末
は発端末に不足している会議資料を通知し、発端末はそ
の時点で呼接続動作を打ち切る。次いで、発端末は、グ
ループ4ファクシミリ通信機能を用いて通知された不足
会議資料を着端末に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通話機能、会議資料を
送受信するためのファクシミリ通信機能、会議資料など
の静止画像に対して適宜に描画するためのテレライティ
ング通信機能、議事進行のための静止画会議機能、およ
び、会議資料などの文書情報を保存する文書保存機能を
備えた静止画会議装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ会議装置だけでは不足して
いる文書に基づいた会議を可能にするものとして、静止
画会議装置(通信会議装置)が提案されている。この静
止画会議装置は、通話機能、会議資料を送受信するため
のファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に対
して適宜に描画するためのテレライティング通信機能、
議事進行のための静止画会議機能、および、会議資料な
どの文書情報を保存する文書保存機能を備えており、会
議に先立ってあるいは会議中の必要に応じて、会議資料
を相手端末に送信し、同一の会議資料を参照しながら、
通話機能、または、テレライティング通信機能を用い
て、会議を行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな静止画会議装置には、次のような不都合を生じてい
た。
【0004】すなわち、例えば、会議に先立って会議資
料を送信しておく場合には、その会議資料のデータ送信
時に通信エラーが生じたり、あるいは、受信側のユーザ
が誤って必要な会議資料を削除したときなどでは、相手
端末に会議資料が保存されていないという事態を生じ
る。このような事態を生じると、静止画会議を円滑に進
行できないという不都合を生じる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、静止画会議を円滑に進行できる静止画会議装
置の制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、通話機能、会
議資料を送受信するためのファクシミリ通信機能、会議
資料などの静止画像に対して適宜に描画するためのテレ
ライティング通信機能、議事進行のための静止画会議機
能、および、会議資料などの文書情報を保存する文書保
存機能を備えた静止画会議装置の制御方法において、静
止画会議通信モードで呼接続したのちにそのときの会議
通信で使用する会議資料の識別情報を相互に交換するよ
うにしたものである。また、前記会議資料の識別情報の
交換は、情報チャネル上でやりとりする手順信号を用い
て行なうとよい。
【0007】また、通話機能、会議資料を送受信するた
めのファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に
対して適宜に描画するためのテレライティング通信機
能、議事進行のための静止画会議機能、および、会議資
料などの文書情報を保存する文書保存機能を備えた静止
画会議装置の制御方法において、静止画会議通信モード
で呼接続するときにそのときの会議通信で使用する会議
資料の識別情報を相互に交換するようにしたものであ
る。また、前記会議資料の識別情報の交換は、信号チャ
ネル上でやりとりする呼制御用信号の所定の情報要素を
用いて行なうとよい。
【0008】また、通話機能、会議資料を送受信するた
めのファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に
対して適宜に描画するためのテレライティング通信機
能、議事進行のための静止画会議機能、および、会議資
料などの文書情報を保存する文書保存機能を備えた静止
画会議装置の制御方法において、発端末は、静止画会議
通信モードで発呼するときにそのときの会議通信におい
て使用する会議資料の識別情報を着端末に通知し、着端
末は、静止画会議通信モードの着呼を検出したときに通
知された会議資料を保存していないときには、その旨お
よび不足している会議資料の識別情報をあらわす不足資
料情報を含めた応答メッセージを送出し、発端末は、不
足資料情報が付加された応答メッセージを受信すると、
その時点で呼を切断復旧したのち、その同一着端末にフ
ァクシミリ通信機能を用いて上記不足資料情報により通
知された会議資料を送信し、そののちに同一着端末を静
止画会議通信モードで発呼するようにしたものである。
【0009】また、通話機能、会議資料を送受信するた
めのファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に
対して適宜に描画するためのテレライティング通信機
能、議事進行のための静止画会議機能、および、会議資
料などの文書情報を保存する文書保存機能を備えた静止
画会議装置の制御方法において、静止画会議通信モード
で呼接続したのちに会議資料の送信が指定されると、そ
の指定を受けた指定端末は、そのときに確立している情
報チャネルに割り当てた汎用データの転送サブチャネル
を会議資料転送のために使用割り当てするとともに、そ
の旨をあらわす情報を相手端末に通知したのちに、その
指定された会議資料をその転送サブチャネルを介して相
手端末に転送し、その相手端末は、上記指定端末より汎
用データの転送サブチャネルを会議資料転送のために使
用割り当てすることが通知されると、その転送サブチャ
ネルを会議資料転送のために使用割り当てするととも
に、その転送サブチャネルを介して受信した会議資料を
保存するようにしたものである。また、前記指定端末が
前記相手端末に送信する会議資料としては、呼接続した
のちに形成したもの、あるいは、呼接続の前に先立って
形成したものを用いることができる。
【0010】
【作用】したがって、静止画会議通信に参加する端末装
置は、その静止画会議に必要な会議資料を静止画会議通
信の呼設定時、または、呼設定直後に判別することがで
き、静止画会議の議事を開始する前の段階で必要な会議
資料を確認できるので、静止画会議の議事進行中に会議
資料の不足が判明して、議事進行が一事的に中断するよ
うな事態を回避することができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例にかかる静止画
会議装置を示している。なお、この静止画会議装置は、
ISDNを伝送路として用いるとともに、1つの相手端
末との間で会議動作を行なう。
【0013】同図において、静止画会議装置1は、通話
機能、会議資料を送受信するためのファクシミリ通信機
能、会議資料などの静止画像に対して適宜に描画するた
めのテレライティング通信機能、議事進行のための静止
画会議機能、および、会議資料などの文書情報を保存す
る文書保存機能などを実現するための本体装置2、原稿
画像を所定の解像度で読み込むためのスキャナ装置3、
および、種々の文書を所定の解像度で記録出力するため
のページプリンタ4から構成されている。なお、スキャ
ナ装置3は、ブック原稿を読取入力できるとともに、シ
ート原稿を連続して読取入力することができる。
【0014】また、本体装置2には、例えば、1280
×960(〜1728×1208)の表示ドット構成の
液晶表示器5が設けられており、この液晶表示器5に
は、その表示画面の任意の一点を指定することができる
タッチパネル装置6が付設されている。このタッチパネ
ル装置6の操作は、タッチペン7により行なう。さら
に、本体装置2には、通話のためのハンドセット8、お
よび、文書情報などの各種データを保存するためのフロ
ッピーディスク装置9のスロットが設けられている。
【0015】ここで、テレライティング通信機能につい
て説明する。
【0016】このテレライティング通信機能を用いる
と、例えば、図2に示すように、ISDNを介して接続
された2台の静止画会議装置AGC1,AGC2の間
で、一方の静止画会議装置AGC1が画面上で描画する
と、他方の静止画会議装置AGC2の画面上で、その描
画内容と同じものがリアルタイムに表示される。
【0017】したがって、通話機能とともにこのテレラ
イティング通信機能を用いると、共通の会議資料を参照
しながら、通話し、会議を進行させることができる。ま
た、描画の操作権を規定することもでき、この場合は、
この操作権をもつ端末のユーザのみが、描画動作を行な
うことができる。
【0018】さて、この静止画会議装置1では、タッチ
パネル装置6を用いて全ての機能を操作する。そこで、
その操作のためのヒューマン・マシン・インタフェース
機能として、例えば、図3に示すような、いわゆるマル
チウインドのウインド操作環境を備えている。
【0019】例えば、テレライティング通信機能では、
このウインド操作環境を利用して、図4に示した操作画
面が表示される。この画面では、背景に相当するシステ
ムアプリケーション画面の上部に、この静止画会議装置
1で実行可能な各種のアプリケーションを選択するため
のメニューボタンが配列され、中央には、テレライティ
ングアプリケーションのアプリケーション画面が表示さ
れている。
【0020】そのアプリケーション画面には、最上部の
表示バーにアプリケーション名と表示中の文書のファイ
ル名が表示され(「テレライティング(”ファイル
名”)」)、中央部の文書表示領域には、A4版の1/
2程度の範囲で文書の内容が表示されている。
【0021】文書表示領域の右側には、表示している文
書に対する各種操作を選択するための複数のシンボルお
よびボタンが配列されている。この場合、上から順に、
文書表示画面の表示内容を所定量移動するための画面ス
クロールシンボル、文書表示画面の表示内容を前のペー
ジに切り替えるための前ページボタン、文書表示画面の
表示内容を次のページに切り替えるための次ページボタ
ン、文書表示画面の表示内容に対して種々の描画操作を
行なうための描画ボタン、文書表示画面の表示内容を適
宜に消去する操作を行なうための編集ボタン、文書表示
画面の表示態様を変更するための画面ボタン、操作中の
文書に対するファイル操作を選択するためのファイルボ
タン、文書表示画面の表示内容の適宜な位置を指示する
マーカモードを指定するためのマーカボタン、および、
テレライティング通信機能を終了するための終了ボタン
が配置されている。
【0022】また、文書表示領域の左側には、処理中の
状態などを各種表示するための状態表示領域、および、
文書情報の印刷や、指定文書情報の送信などの各種機能
を選択するための機能ボタンなどが設けられている。
【0023】ところで、テレライティング通信機能を備
えた通信端末装置では、表示画面のサイズや表示画面の
解像度などがそれぞれの機種で異なっている。このため
に、座標位置を指定するときには、図5に示すように、
1ページの左上の隅の点Oを原点とし、右方向(ファク
シミリの主走査方向と同じ)にX方向をとり、X方向と
90度をなす方向(ファクシミリの副走査方向と同じ)
にY方向をとって、BMU単位のこのX−Y座標によ
り、座標位置を指定する。ここで、1BMU=(25.
4mm/1200)である。
【0024】また、テレライティング通信機能のアプリ
ケーション画面における文書表示領域は、図5に破線で
示した表示サイズに相当する。
【0025】図6は、図1に示した静止画会議装置1の
構成例を示している。
【0026】同図において、CPU(中央処理装置)1
1は、この静止画会議装置1の各部の制御処理、およ
び、通話機能、ファクシミリ通信機能、テレライティン
グ通信機能、静止画会議機能、および、会議資料などの
文書情報を保存する文書保存機能などの制御処理を行な
うためのものであり、ROM(リード・オンリ・メモ
リ)12は、CPU11が実行する制御プログラムや、
その制御プログラムを実行するために必要な各種パラメ
ータなどのデータを記憶するものであり、RAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)13は、CPU11のワーク
エリアを構成するものである。
【0027】タイマ装置14は、種々のタイマ機能を実
現するものであり、時計装置15は、現在時刻情報を出
力するものであり、SRAM(スタティックRAM)
は、この静止画会議装置1に固有の各種情報を記憶する
ためのものである。この時計装置15とSRAM16
は、バッテリ17によりバッテリバックアップされてい
る。
【0028】DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)
制御装置18は、CPU11を介在しないで、CPU1
1の周辺装置間で高速にデータをやりとりするためのも
のであり、割込制御装置19は、多数発生する割込信号
のCPU11への出力を制御するためのものである。
【0029】プリンタインタフェース20は、ページプ
リンタ4を接続して画像(文書)を記録出力するための
ものであり、スキャナインタフェース21は、スキャナ
装置3を接続して原稿画像を読取入力するためのもので
あり、フロッピーディスクインタフェース装置22は、
フロッピーディスク装置9を接続し、記録媒体にデータ
を保存/読み出し/消去するためのものである。
【0030】磁気ディスク装置23は、各種の文書情報
などを大量に保存するためのものであり、磁気ディスク
インタフェース24は、磁気ディスク装置23を接続し
て磁気ディスク装置23にデータを保存/読み出し/消
去するためのものである。
【0031】通信制御装置25は、ISDNに接続し
て、Dチャネル(信号チャネル)における呼制御機能
と、Bチャネル(情報チャネル)における通話機能、フ
ァクシミリ通信機能、テレライティング通信機能、およ
び、静止画会議機能の下位レイヤの通信制御機能を行な
うためのものである。ハンドセット8は、この通信制御
装置25に接続されている。
【0032】タッチパネル制御装置26は、タッチパネ
ル装置6の出力信号に基づいて、そのときのタッチパネ
ル装置6の入力座標位置を判別して、その入力座標信号
を出力するためのものである。なお、この入力座標信号
は、タッチパネル装置6に固有な座標系の信号である。
表示制御装置27は、液晶表示器5の表示画面を制御す
るためのものである。
【0033】これらのCPU11、ROM12、RAM
13、タイマ装置14、時計装置15、SRAM16、
DMA制御装置18、割込制御装置19、プリンタイン
タフェース20、スキャナインタフェース21、フロッ
ピーディスクインタフェース22、磁気ディスクインタ
フェース24、通信制御装置25、タッチパネル制御装
置26、および、表示制御装置27は、それぞれシステ
ムバス28に接続されており、これらの各要素間のデー
タ伝送は、主としてこのシステムバス28を介して行な
われる。また、ハンドセット8のフック状態をあらわす
フック信号HSも、システムバス28を介してCPU1
1に入力されている。なお、図示してはいないが、会議
通信時の通話のためにマイクとスピーカがハンドセット
8と並列的に設けられており、会議通信時には、ハンド
セット8に代えて、このマイクとスピーカが音声の入出
力に用いられる。
【0034】図7は、通信制御部25の一例を示してい
る。
【0035】同図において、ISDNインタフェース回
路31は、ISDNに接続するとともに、ISDNのレ
イヤ1の信号処理機能およびDチャネルの信号と2つの
Bチャネルの信号の統合/分離機能を備えたものであ
り、Dチャネルの信号はDチャネル伝送制御装置32と
やりとりし、また、2つのBチャネルの信号は多重化/
分離装置33とやりとりしている。
【0036】LAPDチャネル伝送制御装置32は、D
チャネルのレイヤ2の信号処理機能を実現するためのも
のである。多重化/分離装置33は、Bチャネルを用い
てやりとりする音声および汎用データなどの複数のメデ
ィアのデータを多重化し、CCITT勧告H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
するとともに、受信したフレームデータに多重化されて
いる複数のメディアのデータを分離するものである。こ
の多重化/分離装置33は、音声データを音声CODE
C装置34とやりとりし、また、2チャネルの汎用デー
タをLAPB制御装置35,36とやりとりしている。
なお、この多重化/分離装置33は、CCITT勧告
H.221の機能を使わないときには、ISDNインタ
フェース回路31で分離されている2つのBチャネル
を、2つのLAPB制御装置35,36に任意の態様で
接続するセレクタとして作用する。
【0037】音声CODEC装置34は、ISDNのB
チャネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのア
ナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうた
めのものである。また、この音声CODEC装置34
は、通常の通話時に使用される64Kbpsのデータ変
換レートの変換機能と、メディア多重化時に使用される
56Kbpsのデータ変換レートの2つの動作モードを
備えている。LAPB制御装置35,36は、ISDN
のBチャネルのレイヤ2の信号処理機能を実現するため
のものである。
【0038】グループ3ファクシミリモデム装置37
は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するた
めのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低
速モデム機能(V.21モデム)、および、主に画情報
をやりとりするための高速モデム機能(V.33モデ
ム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備
えている。
【0039】切換器38は、音声CODEC装置34
を、ハンドセット8あるいはグループ3ファクシミリモ
デム装置37のいずれか一方に接続するためのものであ
る。また、この切換器38および多重化/分離装置33
の動作は、CPU11により制御される。
【0040】図8は、表示制御装置27の一例を示して
いる。
【0041】同図において、GDC(グラフィック・デ
バイス・コントローラ)41は、液晶表示器5の表示画
面の内容を制御するものであり、文字コードデータの図
形文字データ(フォントデータ)への展開と、ビットマ
ップデータへの配置、画像の拡大縮小、ドット色の反
転、直線、円、楕円および四角形などの図形の描画、描
画図形の線種などの表示属性の設定、図形のマスクなど
の種々の画像処理機能を備えているとともに、液晶表示
器表示制御装置42の表示タイミングも制御する。ま
た、GDC41は、VRAM(ビデオRAM)43をワ
ークエリアとして用い、したがって、その処理結果によ
り得られた表示画像のビットマップデータは、VRAM
43に蓄積される。また、フォントROM44は、おの
おのの文字コードデータに対応した図形文字データを記
憶するものである。
【0042】符号化復号化装置45は、画信号を符号化
圧縮するとともに、符号化されている画情報を元の画信
号に復号化するものであり、グループ3ファクシミリモ
ードの符号化復号化処理機能と、グループ4ファクシミ
リモードの符号化復号化処理機能を備えている。また、
符号化復号化装置45は、VRAM43をワークエリア
として用いている。
【0043】このように、VRAM43を、GDC41
と符号化復号化装置45とで共用しているので、表示制
御装置27が必要なメモリを削減することができる。な
お、当然のことながら、GDC43と符号化復号化装置
45が同時にVRAM43の同一アドレスをアクセスし
ないように、メモリ排他/競合制御がなされる。
【0044】液晶表示器表示制御装置42は、VRAM
43の所定の表示画面用領域から表示データを取り出し
て液晶表示器5に表示出力するものである。
【0045】また、GDC41、VRAM43、フォン
トROM44、および、符号化復号化装置45は、内部
バス46に接続されており、これらの要素間のデータの
やりとりは、主としてこの内部バス46を介して行なわ
れている。
【0046】図9は、静止画会議装置1のハードウェア
およびソフトウェアのシステム構成の一例を示してい
る。なお、この場合、2つのBチャネルを用いて2つの
独立したグループ4ファクシミリ通信動作を行なえるよ
うに、2つのグループ4ファクシミリ通信処理系がそれ
ぞれ設けられている。
【0047】同図において、LAPD処理部(LAPD
ドライバ)51は、LAPD制御装置32を駆動制御す
るものであり、多重通信処理部52は、2つのBチャネ
ルを同時使用する場合の2つ目の呼(付加呼)に関する
呼制御処理を行なうためのものであり、Dチャネルレイ
ヤ3処理部53は、Dチャネルのレイヤ3の呼制御処理
を行なうためのものである。
【0048】動作制御部(H.221ドライバ)54
は、多重化/分離装置33の動作モードを制御するもの
であり、多重化処理部55は、CCITT勧告H.24
2のマルチメディア・プロトコルを制御するためのもの
である。Dチャネル処理部56は、Dチャネルに関する
呼制御処理サービスと、多重化処理に関する処理サービ
スの上位プロセスに対するインタフェースを実現するた
めのものである。
【0049】LAPB処理部(LAPBドライバ)57
は、LAPB制御装置35,36を駆動制御するもので
あり、グループ4ファクシミリレイヤ3処理部58,5
9は、グループ4ファクシミリ通信機能のレイヤ3(I
SO標準IS8208)の処理制御を行なうためのもの
であり、グループ4ファクシミリレイヤ4処理部60,
61は、グループ4ファクシミリ通信機能のレイヤ4
(CCITT勧告T.70)の処理制御を行なうための
ものであり、グループ4ファクシミリレイヤ5処理部6
2,63は、グループ4ファクシミリ通信機能のレイヤ
5(CCITT勧告T.62)の処理制御を行なうため
のものであり、グループ4ファクシミリ上位レイヤ処理
部64,65は、グループ4ファクシミリ通信機能の上
位レイヤ機能(例えば、CCITT勧告T.521)の
処理制御を行なうためのものである。
【0050】静止画会議通信レイヤ3処理部66は、静
止画会議通信機能のレイヤ3(ISO標準IS820
8)の処理制御を行なうためのものであり、静止画会議
通信レイヤ4処理部67は、静止画会議通信機能のレイ
ヤ4(CCITT勧告X.224(クラス2))の処理
制御を行なうためのものであり、テレライティングレイ
ヤ5処理部68は、テレライティング通信機能のレイヤ
5(CCITT勧告X.225(全二重))の処理制御
を行なうためのものであり、テレライティング上位レイ
ヤ処理部69は、テレライティング通信機能の上位レイ
ヤの処理制御を行なうためのものである。
【0051】会議機能レイヤ5処理部70は、会議機能
(C&I;Command andIndicatio
n)のレイヤ5(CCITT勧告X.225(全二
重))の処理制御を行なうためのものであり、会議機能
上位レイヤ処理部71は、会議機能の上位レイヤの処理
制御を行なうためのものである。
【0052】グループ3ファクシミリ処理部(グループ
3ファクシミリドライバ)72は、グループ3ファクシ
ミリモデム37の動作を制御するためのものであり、グ
ループ3ファクシミリ手順処理部73は、グループ3フ
ァクシミリ伝送手順処理(CCITT勧告T.30)な
どの上位レイヤ処理を行なうためのものである。
【0053】Bチャネル処理部74は、グループ4ファ
クシミリ通信処理サービス、テレライティング通信処理
サービス、会議機能処理サービス、および、グループ3
ファクシミリ処理の上位プロセスに対するインタフェー
スを実現するためのものである。
【0054】また、この場合、会議通信中にドキュメン
トのバルク転送動作を行なえるように、グループ4ファ
クシミリレイヤ5処理部63と静止画会議通信レイヤ4
処理部67の間でデータのやりとりが行なわれる。した
がって、ドキュメントのバルク転送動作の上位レイヤの
伝送手順は、グループ4ファクシミリ伝送手順にしたが
って行なわれる。
【0055】通話処理部75は、Dチャネル処理部56
からの着呼検出通知を上位プロセス(通話ウインドアプ
リケーションプロセス)に通知するとともに、上位プロ
セスからの発呼要求をDチャネル処理部56に通知する
ためのものである。
【0056】ファクシミリタスク群76は、グループ4
ファクシミリ通信機能およびグループ3ファクシミリ通
信機能の複数プロセスの並列処理を実現するためのもの
であり、また、上位プロセスからの通知により、Dチャ
ネル処理部56に対して発呼要求する。
【0057】ファクシミリ処理部77は、グループ4フ
ァクシミリ通信機能およびグループ3ファクシミリ通信
機能のプロセスを処理するためのものであり、Dチャネ
ル処理部56からのグループ4ファクシミリ通信機能お
よびグループ3ファクシミリ通信機能への着呼通知は、
このファクシミリ処理部77に対して行なわれる。
【0058】会議処理部78は、会議機能、テレライテ
ィング機能、および、ドキュメントのバルク転送機能を
用いた静止画会議のプロセスを処理するためのものであ
り、また、Dチャネル処理部56との間で互いに発着呼
を通知する。
【0059】ウインドアプリケーション処理部79は、
通話アプリケーション、ファクシミリアプリケーション
(グループ4ファクシミリアプリケーションおよびグル
ープ3ファクシミリアプリケーション)、および、会議
アプリケーション(通話アプリケーション、テレライテ
ィングアプリケーション、C&Iアプリケーション、お
よび、ドキュメントバルク転送アプリケーション)にお
けるユーザの操作を実現するためのものである。また、
システムに通常要求されるレポートアプリケーション、
設定・登録アプリケーション、および、保守アプリケー
ションなども含まれる。
【0060】ウインド処理部80は、ウインドアプリケ
ーション処理部79に対して、マルチウインドのウイン
ド操作環境処理サービスを提供するためのものである。
入力処理部81は、タッチパネル制御装置26からの入
力座標信号を取り込むためのものであり、その取り込ま
れた入力座標信号は、ポインティングデバイス処理部8
2を介してウインド処理部80に入力される。
【0061】液晶表示器制御部(液晶表示器ドライバ)
83は、ウインド処理部80からの画面表示要求によ
り、GDC41を制御して液晶表示器5の表示内容を書
き換えるためのものである。
【0062】時計処理部84は、ウインド処理部80か
らの要求により時計装置15から現在時刻情報を読み出
して、その現在時刻情報をウインド処理部80に出力す
るためのものである。メニュー処理部85は、ウインド
処理部80からの要求により指定されたメニューの表示
情報を形成してウインド処理部80に出力するためのも
のである。
【0063】このようにして、ソフトウェア体系は階層
的に構成されている。
【0064】図10は、ISDNに接続されている電話
端末が、ISDNとの間で行う呼制御手順の一例につい
て示している。したがって、静止画会議装置1が電話端
末として用いられる場合には、基本的には、この動作が
行なわれる。
【0065】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0066】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0067】着端末は、ユーザがハンドセットを取り上
げて着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末
に送出して着端末が呼を受け付けたことを通知する。
【0068】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送(通
話)のためのBチャネルが確立し、発端末のユーザと着
端末のユーザとの間で、Bチャネルを用いた通話動作が
適宜に実行される。
【0069】そして、通話が終了して発端末のユーザが
先にハンドセットを戻してオンフックすると、発端末が
切断メッセージDISCをISDNに送出してBチャネ
ルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージREL
を発端末に送出してBチャネルの復旧を通知する。一
方、着端末には、ISDNが切断メッセージDISCを
送出してBチャネルの解放を要求し、着端末が解放メッ
セージRELをISDNに送出してBチャネルの復旧を
通知する。
【0070】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間のBチャネルが
解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メッ
セージREL_COMPを着端末に送出して、ISDN
と着端末との間のBチャネルが解放される。それによ
り、発端末と着端末との間に設定されていたBチャネル
が完全に解放される。
【0071】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0072】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図11(a)に示すように、レイヤ3呼制
御メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマッ
ト、シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別
子、そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを
識別するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を
識別するためのメッセージタイプ、おのおののメッセー
ジに必ず付加される必須情報要素、および、おのおのの
メッセージに必要に応じて付加される付加情報要素から
なる。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じ
て0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0073】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合
性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をも
つ。
【0074】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0075】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0076】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
【0077】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、例え
ば、CCITT勧告H.221機能など、より細かい内
容が含まれる。
【0078】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、メッセージ・ハンドリング・システム、あるいは、
静止画会議などの端末機能のうち、いずれの端末機能を
備えているのかを表示する。
【0079】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0080】図12は、グループ4ファクシミリ端末装
置間の伝送手順の一例を示している。また、静止画会議
装置1がグループ4ファクシミリ通信動作を行なうとき
には、基本的に、この伝送手順を実行する。また、ドキ
ュメントのバルク転送動作では、このグループ4ファク
シミリ伝送手順のうち、Bチャネル上のセッションレイ
ヤ以上の伝送手順を実行する。
【0081】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のためのBチャネルが確立し、こ
れにより、発端末および着端末は、Bチャネル上の伝送
手順を開始する。
【0082】まず、発端末は、コマンドSABMを送出
してリンクレイヤの設定を要求し、着端末はレスポンス
UAを応答し、これにより、リンクレイヤが設定され
る。
【0083】次いで、発端末は、ネットワークレイヤを
エンド・ツ・エンドで張るために、信号SQを送出し、
着端末は、それを受け付けるために信号SFを送出し、
次いで、発端末は、発呼要求のために信号CRを送出
し、着端末は、信号CAを応答して呼を受け付け、それ
により、ネットワークレイヤが設定される。
【0084】次いで、発端末は、トランスポートレイヤ
を設定するために、信号TCRを送出し、着端末は、そ
れを受け付けるために信号TCAを送出し、それによっ
て、トランスポートレイヤが設定される。
【0085】そして、発端末は、セッションレイヤのコ
ネクションを設定するために、セッション開始コマンド
CSSを送出し、着端末は、セッション開始肯定レスポ
ンスRSSPを応答して、それにより、セッションレイ
ヤが開始される。
【0086】次に、発端末は、使用する伝送機能のネゴ
シエーションするためにドキュメント機能リストコマン
ドCDCLを送出し、また、着端末は、ドキュメント機
能リスト肯定レスポンスRDCLPを送出し、それによ
って、受信能力の調整が行われる。
【0087】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、発端末は、送信する文書を区別するためのドキュメ
ント参照番号など送信する文書情報を管理するための種
々の情報を備えたドキュメント開始コマンドCDSに続
いて、複数のドキュメントユーザ情報コマンドCDUI
を用いて1文書分の画情報を送信し、その送信を終了す
ると、ドキュメント終了コマンドCDEを送出して、1
文書の画情報の終了を通知する。
【0088】着端末は、ドキュメント終了コマンドCD
Eを受信すると、このときの文書の受信が正常終了した
ことをあらわすドキュメント終了肯定レスポンスRDE
Pを送出する。
【0089】また、1文書中に複数のページが含まれる
場合には、最終ページを除き、各ページの画情報の送信
を終了した時点で、発端末は、1ページ終了をあらわす
ドキュメントページ境界コマンドCDPBを送出し、着
端末は、このときの1ページ分の画情報の正常受信した
ことをあらわすドキュメントページ境界肯定レスポンス
RDPBPを送出する。
【0090】このようにして、1文書分の画情報伝送を
終了すると、発端末は、セッション終了コマンドCSE
を送出し、着端末はセッション終了肯定レスポンスRS
EPを送出して、セッションレイヤのコネクションを解
放する。
【0091】次いで、発端末は、ネットワークレイヤの
信号CQを送出し、それに対して着端末は、信号CFを
送出し、それによって、ネットワークレイヤが解放さ
れ、さらに、発端末は、リンクレイヤのコマンドDIS
Cを送出し、着端末は、レスポンスUAを送出し、それ
によって、リンクレイヤが解放される。
【0092】このようにして、Bチャネル上のリンク
(呼)が解放されると、発端末は、切断メッセージDI
SCをISDNに送出してBチャネルの解放を要求し、
ISDNは、解放メッセージRELを発端末に送出して
Bチャネルの復旧を通知する。一方、ISDNは、着端
末に切断メッセージDISCを送出してBチャネルの解
放を要求し、着端末は、解放メッセージRELをISD
Nに送出してBチャネルの復旧を通知する。
【0093】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、それにより、発端末とISDNとの間の
Bチャネルが解放される。それとともに、ISDNは、
解放完了メッセージREL_COMPを着端末に送出
し、それによって、ISDNと着端末との間のBチャネ
ルが解放される。その結果、発端末と着端末との間に設
定されていたBチャネルが完全に解放される。
【0094】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0095】また、静止画会議装置では、Bチャネルに
おいては、TTC標準JT−H.221(CCITT勧
告H.221に対応した国内規格)で規定されるマルチ
フレーム形式でデータをやりとりする。
【0096】図13に示すように、1つのマルチフレー
ムMFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SM
F8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1
〜SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されて
いる。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16
個のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0097】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図14に示すように、80オクテットのデータから
なり、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞ
れのビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を
構成している。
【0098】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。
【0099】すなわち、サブチャネルSCH8は、第1
7オクテット〜第80オクテットの第8ビットに割り当
てられており、この部分は、応用チャネルAC(App
lication Channel)と呼ばれることも
ある。この静止画通信装置1では、サブチャネルSCH
8は、ドキュメントのバルク転送動作のデータ転送、テ
レライティング通信機能のデータ転送、および、静止画
会議通信機能のデータ転送などに、適宜に割り当てられ
て用いられる。
【0100】また、サブチャネルSCH8の第17〜第
24オクテットには、データを暗号化するためのキー情
報などをやりとりするための暗号チャネルのデータがセ
ットされることがある(オプション)。
【0101】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図15に示すよ
うに、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0102】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0103】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0104】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0105】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されているBチャネルのう
ち、そのフレームを運んでいるBチャネルの接続された
順番をあらわすコネクション番号を表示するために用い
られる。また、第15フレームの第1オクテットのビッ
トRは、将来の勧告のために確保(予約)されており、
その値には0がセットされる。
【0106】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0107】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0108】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0109】また、ビットレート割当信号BASは、図
16に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0110】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図17に示すように、第1オ
クテットから第80オクテットのオクテット順序に送出
され、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送
出される。
【0111】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0112】図18は、静止画会議装置がBチャネルを
用いてデータ伝送するときに実行する伝送制御手順とし
て適用するTTC標準JT−H.242(CCITT勧
告H.242に対応した国内規格)の一般的な手順例を
示している。なお、この場合、2つのBチャネルを用い
て、端末間で音声データと動画データをやりとりすると
きの伝送手順の一例を示している。
【0113】まず、発呼端末が宛先端末を発呼してDチ
ャネル上で呼設定手順を行い、1つのBチャネル(以
下、第1チャネルという)を確保し(フェーズA)、そ
の設定した第1チャネル上でPCM音声データ(A則ま
たはμ則、64Kbps)をセットしたフレームデータ
をやりとりしながらフレーム同期を行ない(フレームモ
ード)、フレーム同期が確立すると、相互に能力BAS
データおよびコマンドBASデータをやりとりし(フェ
ーズB1−1)、そのときに使用する伝送モードを決定
して、2つ目のBチャネルを確保するための付加呼設定
要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0114】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から、原則として、互いに共通で最も機能の
高いモードを選択し(フェーズB1−3)、発呼端末か
らその選択した動作モードで着呼端末に機能を動作させ
るよう端末機能を指定するBASコマンドを送信して、
発呼端末と着呼端末の装置機能に共通するパラメータを
設定する(フェーズB2)。これにより、第1チャネル
では、そのときに選択した伝送モードに対応した、例え
ば、音声データ(16Kbps)のデータ伝送、およ
び、動画像データ(46.4Kbps)のデータ伝送が
行われる(フェーズC)。
【0115】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目のBチャネル(以下、第2チャ
ネルという)についてDチャネル上で呼設定手順を行い
(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第2チ
ャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビット割
当信号BASのみを含むフレームデータをやりとりして
フレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し(フェ
ーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第2チャ
ネル間の同期を確立する(フェーズCB1−12)。
【0116】2つのBチャネルの同期が完了すると、発
呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを設
定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝送
モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメー
タを設定する(フェーズCB3)。
【0117】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つのBチャネル
を用いて、音声データおよび動画データが、それぞれ4
8Kbpsおよび76.8Kbpsの伝送速度が割り当
てられてデータ伝送される。
【0118】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、Dチャネルの呼切断解放手順により第2チャ
ネルの呼を解放できる状態になっている。
【0119】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タと動画データが合計62.4Kbpsの伝送速度で伝
送されており、さらに、一方の端末のオペレータが通話
終了する場合は動画データの伝送を終了し、この動画デ
ータの伝送容量を含めて、全ての第1チャネルの伝送容
量を音声伝送に使用するためにモード0Fに切り換え
(フェーズD2)、この後、Dチャネルの呼切断解放手
順により第1チャネルの呼を解放できる状態になってい
る。
【0120】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、Dチャネル上で呼切断解放手順が実行さ
れて(フェーズE)、2つの端末間のオーディオビジュ
アル伝送が終了する。
【0121】このように、オーディオビジュアル端末で
は、最初に1つのBチャネル(第1チャネル)を確保し
てフレームモードを確立した後に、この第1チャネルで
音声データと動画データの伝送速度の割り当てを行なっ
て過渡的なモードでデータ伝送を行ないつつ、同時に互
いに2つ目のBチャネル(第2チャネル)の設定が可能
ならば、Dチャネルの呼設定手順により第2チャネルを
確保する。そして、過渡的なモードで伝送している第1
チャネルと、新たに確保した第2チャネルをチャネル同
期させ、そのチャネル同期が確立した時点で、音声デー
タと動画データの伝送速度の割り当てを再設定し、増大
したBチャネルの伝送容量を活用するために、音声デー
タおよび動画データの符号化則(符号化方式)を変更し
て、より高品質な音声データおよび動画データのやりと
りを行なうようにしている。
【0122】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、ま
ず、音声データおよび動画データの各符号化則を第1チ
ャネルの62.4Kbpsの伝送容量に最適化する方式
に設定して第1チャネルのみの伝送モードに変更すると
ともに、第2チャネルは、第1チャネルとの同期状態を
停止するとともに、ユーザデータが空き伝送状態になっ
ているモード0Fに移行し、Dチャネルの呼切断解放手
順により呼を切断/解放する。また、第1チャネルは、
音声データと動画データの2種類のメディア伝送から、
音声データだけの伝送モードであるモード0Fへ変更し
た後、Dチャネルの呼切断解放手順により、呼を切断/
解放する。なお、第1チャネルは、音声データと動画デ
ータの2種類のメディア伝送へモードを切り換えずに、
モード0Fへ直接モード変更した後に、呼切断/解放す
ることもできる。また、呼切断解放手順で得た課金情報
などは、チャネル毎に管理する。
【0123】一方、一般的には、静止画会議装置は、1
つのBチャネルのみを用いてデータ伝送を行ない、その
一例を図19に示す。
【0124】まず、発呼端末が宛先端末を発呼するため
に、「伝達能力」情報要素に非制限デジタル情報、「発
番号」情報要素に自端末のISDNアドレス、「着番
号」情報要素に宛先端末のISDNアドレス、「低位レ
イヤ整合性」情報要素にH.221機能、「高位レイヤ
整合性」情報要素に静止画会議機能をそれぞれセットし
た呼設定メッセージSETUPを送出し、これにより、
発端末とISDN、および、宛先端末とISDNとの間
でおのおの呼設定動作が行なわれて、発端末とISD
N、および、宛先端末とISDNとの間にそれぞれBチ
ャネルが確立し、それによって、発端末と着端末との間
に通信パスが確立する。
【0125】この確立したBチャネル上でPCM音声デ
ータをセットしたフレームデータをやりとりしながらフ
レーム同期を行ない(モード初期化)、フレーム同期お
よびマルチフレーム同期が確立すると(マルチフレーム
同期検出)、相互に能力BASデータおよびコマンドB
ASデータをやりとりし、そのときに使用する伝送モー
ドを決定する(伝送モードの決定)。このとき、56K
bpsの音声データ、および、6.4Kbpsの(汎
用)データの伝送モードが設定される。この汎用データ
のチャネル(上述したサブチャネルSCH8と同じ)を
用いて、音声データ以外のC&Iモードのデータ、例え
ば、C&I機能、テレライティング通信機能、および、
バルク転送機能のデータがやりとりされる。
【0126】次に、発呼端末から着呼端末にその選択し
た伝送モードを指定するBASコマンドを送信し、発呼
端末と着呼端末の伝送モードが切り換えられる(モード
切り換え)。そして、暗号モードなど、装置機能に共通
するパラメータを設定(共通パラメータの設定)し、汎
用データをMLP(マルチレイヤプロトコル)で使用さ
れることが設定され(MLPの設定)、さらに、使用す
る静止画会議モードが設定されて、C&Iモードのデー
タ伝送が行なわれる。
【0127】そして、C&Iモードのデータ伝送が終了
すると、MLPが切断され、通話動作が終了し、伝送モ
ードがモード0Fに切換えられた後に、Dチャネルの切
断/解放が行なわれて、一連の静止画会議通信動作が終
了する。
【0128】また、C&Iモードのデータ伝送では、次
のような会議動作が行なわれる。
【0129】まず、次の4つのモードから、会議モード
の選択が行なわれる。
【0130】(a)議長が次の操作者を指定する議長モ
ード。
【0131】(b)操作者が次の操作者を指定する操作
者指名モード。
【0132】(c)操作要求を待ちリストに登録する参
加者指名モード。
【0133】(d)操作権(トークン)を設定しない自
由モード。
【0134】次に、「会議開始要求」、「出欠確認」、
「呼び出し要求」、「会議情報取り出し要求」、「会議
状態表示要求」と議事が進行し、テレライティングアプ
リケーションが起動されて、共通の会議資料を参照した
会議に移行する。
【0135】このテレライティングアプリケーションで
は、「(文書の)操作権の要求、取り消し、放棄」、
「操作権移動要求」、「文書一覧要求」、「文書取り出
し要求」、「文書保存要求」、「文書削除要求」、およ
び、「文書記録要求」が適宜に行なわれる。
【0136】また、「退席・参加要求」、「退席許可要
求」が適宜に行なわれ、「会議終了要求」が出される
と、C&Iモードのデータ伝送が終了する。
【0137】なお、この場合には、1つのBチャネルを
用いて会議通信を行なう場合を示したが、2つのBチャ
ネルを用いて会議通信を行なうこともできる。その場
合、多重化/分離装置33にオプション的に設けたビデ
オ入出力ポートを用いて、動画情報のやりとりを行なう
ことができる。
【0138】以上の構成で、この静止画会議装置1を用
いた静止画会議通信は、次のようにして行なわれる。な
お、この場合、静止画会議通信の接続態様は、ポイント
−ポイント接続である。
【0139】まず、この静止画会議装置1のユーザは、
通話機能あるいはファクシミリ通信機能(グループ4フ
ァクシミリ通信機能)を用いて、静止画会議の相手端末
のユーザとの間で、静止画会議通信を行なうことを打ち
合わせ、その静止画会議で使用する会議資料をグループ
4ファクシミリ通信機能を用いて相手端末に送信する。
【0140】このときの送信処理の一例を図20に示
す。
【0141】グループ4ファクシミリ送信要求を受け付
けると、まず、電話番号を入力するための入力画面を表
示して、ユーザに宛先の電話番号を入力させ(処理10
1)、次に、送信する文書に付加する資料名を入力する
ための入力画面を表示して、ユーザに資料名を入力させ
る(処理102)。
【0142】そのときに、スキャナ3に原稿がセットさ
れているかどうかを調べ(判断103)、原稿がセット
されていない場合で、判断103の結果がNOになると
きには、原稿をセットするように要求するガイダンスメ
ッセージを表示して(処理104)、ユーザに原稿のセ
ットを促す。
【0143】スキャナ装置3に原稿がセットされて、判
断103の結果がYESになるときには、スキャナ装置
3を読取動作して、スキャナ装置3にセットされた原稿
の画像を読取入力し、それによって得た画信号を符号化
復号化装置45で符号化圧縮して、磁気ディスク装置2
3に一時的に蓄積する(処理105)。
【0144】次いで、指定された宛先を発呼し(処理1
06)、所定の呼設定手順処理を実行して(処理10
7)、Bチャネルを確立し(処理108)、所定のグル
ープ4ファクシミリ伝送手順を実行して、蓄積した画情
報を宛先端末に送信する(処理109)。このとき、入
力された資料名を送信画情報の文書名として宛先端末に
通知する。
【0145】画情報の送信動作を終了すると、Bチャネ
ルを終了し(処理110)、所定の呼切断復旧手順を実
行して呼を切断復旧し(処理111)、一連の画情報送
信処理を終了する。
【0146】そして、送信した画情報を磁気ディスク装
置23に保存し(処理112)、送信した画情報に関し
て所定の管理情報を作成して(処理113)、磁気ディ
スク装置23の所定領域に保存し、この処理を終了す
る。
【0147】このときに作成する管理情報の一例を図2
1(a)に示す。
【0148】この管理情報は、送信した会議情報を適宜
にアクセスするために用いられるものであり、おのおの
の管理情報を識別するためのID情報、画情報の宛先を
記憶するための宛先番号情報、送信日時を記憶するため
の送信日時情報、設定された資料名を記憶するための資
料名情報、および、保存時にこの画情報に割り当てられ
たファイル番号を記憶するためのファイル番号情報から
なる。
【0149】また、宛先端末は、受信した画情報を記憶
するとともに、同図(b)に示したような管理情報を形
成して保存する。
【0150】この管理情報は、受信した会議情報を適宜
にアクセスするために用いられるものであり、おのおの
の管理情報を識別するためのID情報、画情報を受信し
た相手先(送信元)を記憶するための相手番号情報、受
信日時を記憶するための受信日時情報、受信した文書名
を記憶するための資料名情報、および、保存時にこの画
情報に割り当てられたファイル番号を記憶するためのフ
ァイル番号情報からなる。
【0151】このようにして、会議資料を送信すると、
おのおのの会議資料について、送信した会議資料をアク
セスするための管理情報が形成されて、磁気ディスク装
置23に記憶される。また、会議資料を受信した静止画
会議装置1では、受信した会議資料をアクセスするため
の管理情報が形成されて、その磁気ディスク装置23に
保存される。
【0152】さて、会議資料の送信が終了すると、いず
れかの静止画会議装置1のユーザは、自端末に会議送信
要求を行なうとともに、そのときに使用する会議資料を
指定入力して、会議通信を行なうために相手端末を発呼
する。
【0153】これにより、図22に示すように、発端末
は、端末機能として静止画会議機能を指定し、「ユーザ
・ユーザ」情報要素に指定された1つ以上の会議資料の
資料名を配置した呼設定メッセージSETUP(AG
C;資料名)を網に送出する。これにより、網は、発端
末に呼設定受付メッセージCALL_PROCを送出す
るとともに、指定された着端末に呼設定メッセージSE
TUP(AGC;資料名)を送出する。
【0154】着端末は、受信した呼設定メッセージSE
TUP(AGC;資料名)の情報要素を解析する。この
場合、「ユーザ・ユーザ」情報要素には資料名が配置さ
れているので、「ユーザ・ユーザ」情報要素に配置され
ている全ての資料名について、その資料名が設定されて
いる管理情報を保存しているかどうかを調べる。そし
て、1つ以上の資料名について、その資料名が設定され
ている管理情報を保存していないときには、「ユーザ・
ユーザ」情報要素にその1つ以上の資料名を配置した応
答メッセージCONN(資料名)を網に送出する。これ
により、網は応答確認メッセージCONN_ACKを着
端末に送出するとともに、応答メッセージCONN(資
料名)を発端末に送出する。
【0155】発端末は、この場合、受信した応答メッセ
ージCONNの「ユーザ・ユーザ」情報要素に1つ以上
の資料名が配置されているので、静止画会議通信の呼接
続を中止するために、切断メッセージDISCを網に送
出して、そのときの呼接続動作を打ち切る。
【0156】次いで、発端末は、端末機能としてグルー
プ4ファクシミリ通信機能を設定して、同一着端末を発
呼する呼設定メッセージSETUP(G4)を網に送出
する。これにより、網は、発端末に呼設定受付メッセー
ジCALL_PROCを送出するとともに、指定された
着端末に呼設定メッセージSETUP(G4)を送出す
る。
【0157】これ以降は、通常の呼設定手順が実行され
て発端末と着端末との間に情報チャネルが確立し、その
確立した情報チャネルを用いて、発端末は、着端末から
指定された資料名の会議資料を、着端末に対して送信す
る。なお、この会議資料の送信動作中に、例えば、「不
足会議資料を送信しています。」などというガイダンス
メッセージ、および、その送信の状況をあらわす適宜な
アニメーションなどを液晶表示器5に表示出力するとよ
い。
【0158】この会議資料の送信動作を終了すると、発
端末は、再度、端末機能として静止画会議機能を指定
し、「ユーザ・ユーザ」情報要素に指定された1つ以上
の会議資料の資料名を配置した呼設定メッセージSET
UP(AGC;資料名)を網に送出する。これにより、
網は、発端末に呼設定受付メッセージCALL_PRO
Cを送出するとともに、指定された着端末に呼設定メッ
セージSETUP(AGC;資料名)を送出する。
【0159】このときには、着端末は、呼設定メッセー
ジSETUP(AGC;資料名)の「ユーザ・ユーザ」
情報要素に配置されている全ての資料名について、その
資料名が設定されている管理情報を保存しているので、
「ユーザ・ユーザ」情報要素を含まない応答メッセージ
CONNを網に送出する。これにより、網は応答確認メ
ッセージCONN_ACKを着端末に送出するととも
に、応答メッセージCONNを発端末に送出する。
【0160】発端末は、この場合、受信した応答メッセ
ージCONNに「ユーザ・ユーザ」情報要素が含まれて
いないので、通常の呼設定手順を実行する。これによっ
て、発端末と着端末との間に情報チャネルが確立し、こ
の確立した情報チャネルを用いて、上述と同様の静止画
会議通信動作が行なわれる。
【0161】この静止画会議通信動作が終了すると、発
端末と網の間の呼、および、着端末と網との間の呼がそ
れぞれ独立して切断復旧され、一連の静止会議通信動作
が終了する。
【0162】一方、静止画会議通信動作の開始時、通話
機能を用いて、着端末のユーザは、発端末のユーザとの
間で、自分が用意した会議資料が、発端末側に保存され
ているかどうかを確認する。
【0163】ここで、着端末のユーザが用意した会議資
料を、発端末側に保存されていないことが判明した場
合、着端末のユーザは、送信する会議資料を指定した状
態で、自端末に資料送信を指令する。
【0164】これにより、着端末は、自端末をバルク転
送モードに設定するとともに、発端末に対して、バルク
転送モードを指令する。それによって、発端末は、自端
末をバルク転送モードに設定する。このようにして、着
端末と発端末の動作モードがバルク転送モードに設定さ
れると、着端末は、指定された会議資料を発端末に送信
する。それにより、発端末は、着端末から受信した会議
資料を保存する。
【0165】このように、本実施例では、静止画会議通
信機能を指定した最初の発呼時に、その静止画会議通信
動作で使用する会議資料を発端末から着端末に通知して
おり、その時点で、必要な会議資料がそろっていること
が判明したときには、そのまま呼接続動作を実行して情
報チャネルを確立し、その確立した情報チャネルを使用
して静止画会議通信動作を行なう。
【0166】また、静止画会議通信機能を指定した最初
の発呼時に、着端末に不足している会議資料があること
が判明したときには、着端末は発端末に対して、その不
足している会議資料の資料名を応答メッセージCONN
を用いて通知し、発端末はその時点で呼接続動作を打ち
切る。次いで、発端末は、グループ4ファクシミリ通信
機能を用いて、通知された不足会議資料を着端末に送信
する。
【0167】このようにして、着端末に必要な会議資料
が全てそろった状態で、静止画会議通信機能を指定して
同一着端末を再度発呼し、静止画会議通信動作を行なう
ようにしている。
【0168】したがって、発端末で必要とする会議資料
が着端末側に全てそろった状態で、静止画通信会議動作
を行なえるので、静止画会議の議事を円滑に進行するこ
とができる。また、この場合には、情報チャネルの伝送
速度を、全て会議資料の送信のために割り当てることが
できるため、会議資料の送信に要する時間を短縮でき、
通信コストを低減することができる。
【0169】また、静止画会議の開始直後に、着端末の
ユーザが発端末のユーザと通話して、自分で用意してそ
れまでに送信しているはずの会議資料が、発端末に保存
されていないことが判明したときには、静止画会議通信
機能のバルク転送機能を用いて、着端末から発端末に不
足している会議資料を送信しているので、静止画会議の
議事進行中に会議資料の送信動作が行なわれるような事
態を回避でき、静止画会議の議事を円滑に進行すること
ができる。
【0170】図23は、ユーザが、使用する会議資料を
指定した状態で、静止画会議通信機能を指定して発呼動
作するときの処理例を示している。なお、会議資料の指
定操作は、例えば、会議資料の一覧を液晶表示器5に表
示出力し、その表示内容をタッチ操作させることで実現
できる。
【0171】まず、端末機能として静止画会議機能を指
定し、指定された全ての会議資料の資料名を「ユーザ・
ユーザ」情報要素に配置した呼設定メッセージSETU
P(AGC;資料名)を網に送出して、ユーザによって
指定された宛先を発呼する(処理201)。
【0172】次いで、網から応答メッセージCONNを
受信するまで待ち(判断202のNOループ)、受信し
た応答メッセージCONNに、1つ以上の資料名(不足
資料名)が配置された「ユーザ・ユーザ」情報要素が含
まれているかどうかを調べる(判断203)。
【0173】判断203の結果がNOになるときには、
呼設定手順を継続してBチャネルを確立し(処理20
4)、その確立したBチャネルを用いて、上述した静止
画会議通信伝送手順を実行して、所定の静止画会議通信
動作を行う(処理205)。この静止画会議通信動作を
終了すると、Bチャネルを終了し(処理206)、所定
の呼切断復旧処理を実行して呼を切断復旧し(処理20
7)、一連の静止画会議通信動作を終了する。
【0174】また、受信した受信した応答メッセージC
ONNに、不足資料名が配置された「ユーザ・ユーザ」
情報要素が含まれていて、判断203の結果がYESに
なるときには、その時点で所定の呼切断復旧処理を実行
して呼を切断復旧し(処理208)、その通知された不
足資料を送信するためのジョブファイル情報を形成して
(処理209)、この動作を終了する。
【0175】ジョブファイル情報の一例を図24に示
す。
【0176】このジョブファイル情報は、会議資料の送
信動作を管理するためのものであり、おのおののジョブ
ファイル情報を識別するためのID情報、会議資料の送
信宛先を記憶するための宛先情報、指定された送信時刻
を記憶するための送信時刻情報、送信結果を記憶するた
めの送信結果情報、および、送信する会議資料のファイ
ル番号を記憶するためのファイル番号情報からなる。
【0177】上述した処理209では、ジョブファイル
情報の静止画会議通信機能の発呼時に指定された宛先の
ISDN番号を宛先情報にセットし、そのときの時刻を
送信時刻情報にセットし、「送信待機」をあらわすデー
タを送信結果情報にセットし、通知された不足資料のフ
ァイル番号をファイル番号情報にセットする。このと
き、複数の不足資料名が通知されている場合には、その
複数の資料名に対応したファイル番号情報を複数配置す
る。
【0178】この静止画会議装置1では、ジョブファイ
ル情報を調べて、送信結果情報に「送信待機」がセット
され、かつ、送信時刻情報の内容が現在時刻よりも前の
時刻がセットされているものがあると、そのジョブファ
イル情報について、グループ4ファクシミリ送信動作を
実行する。このときの処理例を図25に示す。
【0179】まず、端末機能としてグループ4ファクシ
ミリ通信機能を設定し、「着番号」情報要素にジョブフ
ァイル情報の宛先情報の内容をセットした呼設定メッセ
ージSETUP(G4)を網に送出して宛先を発呼し
(処理301)、所定の呼設定手順を実行して(処理3
02)、Bチャネルを確立する(処理303)。
【0180】そして、その確立したBチャネルを使用
し、所定のグループ4ファクシミリ送信手順動作を実行
して、ジョブファイル情報のファイル番号情報にセット
されているファイル番号の会議資料を、宛先端末に送信
する(処理305)。
【0181】会議資料の送信を終了すると、Bチャネル
を終了し(処理306)、所定の呼切断復旧処理を実行
して呼を切断復旧し(処理307)、そのときの送信結
果をあらわすデータをジョブファイル情報の送信結果情
報にセットして(処理308)、一連のグループ4ファ
クシミリ通信動作を終了する。
【0182】このようにして、会議資料の送信動作を終
了すると、上述と同様の静止画会議通信動作を再度実行
する。
【0183】この静止画会議装置1の着信検出時の処理
例を図26に示す。
【0184】網より呼設定メッセージSETUPを受信
すると、その内容を解析して(処理401)、自端末が
接続可能であるかどうかを調べる(判断402)。判断
402の結果がNOになるときには、その着呼を無視し
て(処理403)、通信待機状態に戻る。
【0185】判断402の結果がYESになるときに
は、端末機能として静止画会議機能が指定されているか
どうかを調べる(判断404)。判断404の結果がY
ESになるときには、会議資料の資料名が配置された
「ユーザ・ユーザ」情報要素が含まれているかどうかを
調べて(判断405)、判断405の結果がYESにな
るときには、通知された全ての資料名の会議資料を保存
しているかどうかを、受信会議資料情報に関する管理情
報を参照して調べる(判断406)。
【0186】判断406の結果がYESになるときに
は、通常の応答メッセージCONNを応答して(処理4
07)、Bチャネルを確立し(処理408)、その確立
したBチャネルを用い、上述した静止画会議通信伝送手
順を実行して、所定の静止画会議通信動作を行う(処理
409)。この静止画会議通信動作を終了すると、Bチ
ャネルを終了し(処理410)、所定の呼切断復旧処理
を実行して呼を切断復旧し(処理411)、一連の静止
画会議通信動作を終了する。
【0187】また、会議資料の資料名が配置された「ユ
ーザ・ユーザ」情報要素が含まれていない場合で、判断
405の結果がNOになるときには、処理407に移行
して、それ以降の処理を実行する。
【0188】また、発端末から通知された全ての会議資
料を保存していない場合で、判断406の結果がNOに
なるときには、「ユーザ・ユーザ」情報要素にその不足
している資料名を配置した応答メッセージCONN(資
料名)を応答し(処理412)、所定の呼切断復旧処理
を実行して呼を切断復旧する(処理413)。また、判
【0189】また、端末機能として静止画会議機能が指
定された場合ではなく、判断404の結果がNOになる
ときには、端末機能としてグループ4ファクシミリ機能
が指定されているかどうかを調べる(判断414)。判
断414の結果がYESになるときには、所定のグルー
プ4ファクシミリ着信処理を実行する。また、判断40
4の結果がNOになるときには、端末機能として電話機
能が指定された場合なので、電話着信処理を実行する。
【0190】グループ4ファクシミリ着信処理の一例を
図27に示す。
【0191】まず、応答メッセージCONNを応答して
(処理501)、Bチャネルを確立する(処理50
2)。そして、その確立したBチャネルを使用し、所定
のグループ4ファクシミリ受信手順動作を実行して、会
議資料を受信し、磁気ディスク装置23に保存する(処
理503)。
【0192】会議資料の受信を終了すると、Bチャネル
を終了し(処理504)、所定の呼切断復旧処理を実行
して呼を切断復旧し(処理505)、そのときに受信し
た1つ以上の会議資料について、それぞれ上述した管理
情報を作成して保存し(処理506)、一連のグループ
4ファクシミリ通信動作を終了する。
【0193】さて、静止画会議伝送手順を実行している
ときに、ユーザから会議資料の送信が指令されると、図
28のような処理を実行する。
【0194】まず、例えば、会議資料の一覧を液晶表示
器5に表示出力し、その表示内容をタッチ操作させる送
信資料選択入力処理(処理601)を実行して、送信す
る会議資料をユーザに選択させる。
【0195】次に、相手端末に対して、通信モードをバ
ルクデータ転送モードに切換えるように指令する指令デ
ータを送出し(処理602)、自端末の通信モードをバ
ルクデータ転送モードにモード切り換えする(処理60
3)。
【0196】そして、指定された会議資料(バルクデー
タ)を、サブチャネルSCH8を介し、グループ4ファ
クシミリ伝送手順(レイヤ5(セッションレイヤ)以
上)を利用して相手端末に送信する(処理604)。会
議資料の送信動作を終了すると、通信モードを元のモー
ドに復旧して(処理605)、バルクデータ転送モード
による会議資料の送信動作を終了する。
【0197】また、静止画会議伝送手順を実行している
ときに、相手端末より、通信モードをバルクデータ転送
モードに切換えるように指令する指令データを受信した
ときには、図29のような処理を実行する。
【0198】まず、自端末の通信モードをバルクデータ
転送モードにモード切り換えする(処理701)。そし
て、サブチャネルSCH8を介し、グループ4ファクシ
ミリ伝送手順(レイヤ5(セッションレイヤ)以上)を
利用して、会議資料(バルクデータ)を受信する(処理
702)。
【0199】会議資料の受信動作を終了すると、その受
信した会議資料を磁気ディスク装置23に保存し、その
会議資料に関する管理情報を形成して保存し(処理70
3)、通信モードを元のモードに復旧して(処理70
4)、バルクデータ転送モードによる会議資料の受信動
作を終了する。
【0200】以上説明したように、本実施例によれば、
静止画会議通信動作のための呼設定手順中に、その静止
画会議通信で使用する会議資料がそろっていないことが
判明した場合には、その呼設定手順を打ち切って、不足
している会議資料を送信するようにしているので、実際
に静止画会議通信を開始するときには、使用する会議資
料がそろっている状態になっており、静止画会議の議事
を円滑に進行することができる。
【0201】また、静止画会議通信動作中に、会議資料
の不足が判明した場合には、サブチャネルSCH8を用
いたバルクデータ転送動作により、その会議資料の送信
動作を行なっているので、静止画会議通信のための呼を
保持することができ、静止画会議の議事を円滑に進行す
ることができる。
【0202】ところで、上述した実施例では、あらかじ
め会議資料を送信してから静止画会議通信動作を行なう
場合について説明したが、必要に応じて会議資料を送信
する場合にも、本発明を同様にして適用することができ
る。
【0203】また、上述した実施例では、静止画会議通
信動作中に送信する会議資料として、あらかじめ磁気デ
ィスク装置に保存されているものを用いる場合について
説明したが、送信する時点でスキャナ装置から読取入力
したり、あるいは、テレライティングアプリケーション
により作画した会議資料を用いることができる。
【0204】また、上述した実施例では、静止画会議通
信動作のための呼設定手順中に、その静止画会議通信で
使用する会議資料を確認するために、呼設定メッセージ
SETUPと応答メッセージCONNを用いているが、
それ以外の信号を用いることもできる。
【0205】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静止画会議通信に参加する端末装置は、その静止画会議
に必要な会議資料を静止画会議通信の呼設定時、また
は、呼設定直後に判別することができ、静止画会議の議
事を開始する前の段階で必要な会議資料を確認できるの
で、静止画会議の議事進行中に会議資料の不足が判明し
て、議事進行が一事的に中断するような事態を回避する
ことができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる静止画会議装置を示
す概略斜視図。
【図2】テレライティング通信機能を説明するための概
略図。
【図3】マルチウインド操作環境について説明するため
の概略図。
【図4】テレライティングアプリケーション画面の一例
を示す概略図。
【図5】テレライティング通信機能での座標の指定につ
いて説明するための概略図。
【図6】図1の装置の構成例を示すブロック図。
【図7】通信制御装置の一例を示すブロック図。
【図8】表示制御装置の一例を示すブロック図。
【図9】図1の装置のハードおよびソフトのシステム構
成を示すブロック図。
【図10】ISDNを伝送路として用いる電話端末の呼
制御の一例を示すタイムチャート。
【図11】呼制御用の信号の信号形式の一例を示す概略
図。
【図12】ISDNを伝送路として用いるグループ4フ
ァクシミリ装置の伝送手順の一例を示すタイムチャー
ト。
【図13】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す
概略図。
【図14】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図15】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図16】ビット割当信号の一例を示す概略図。
【図17】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図18】TTC勧告JT−H.242(CCITT勧
告H.242に対応した国内規格)の一般的な手順例を
示したタイムチャート。
【図19】図1の装置が実行する伝送手順の一例を示し
たタイムチャート。
【図20】グループ4ファクシミリ送信要求を受け付け
たときの処理例を示すフローチャート。
【図21】リンク情報、管理情報、および、会議資料の
一覧表示画面の一例を示す概略図。
【図22】会議資料が不足しているときの伝送手順の一
例を示すタイムチャート。
【図23】ユーザが、使用する会議資料を指定した状態
で、静止画会議通信機能を指定して発呼動作するときの
処理例を示したフローチャート。
【図24】ジョブファイル情報の一例を示す概略図。
【図25】グループ4ファクシミリ送信動作の処理例を
示すフローチャート。
【図26】着信検出時の処理例を示すフローチャート。
【図27】グループ4ファクシミリ着信処理の一例を示
すフローチャート。
【図28】静止画会議伝送手順を実行しているときに、
ユーザから会議資料の送信が指令されたときに実行する
処理例を示すフローチャート。
【図29】静止画会議伝送手順を実行しているときに、
相手端末より、通信モードをバルクデータ転送モードに
切換えるように指令する指令データを受信したときに実
行する処理例を示すフローチャート。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話機能、会議資料を送受信するための
    ファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に対し
    て適宜に描画するためのテレライティング通信機能、議
    事進行のための静止画会議機能、および、会議資料など
    の文書情報を保存する文書保存機能を備えた静止画会議
    装置の制御方法において、静止画会議通信モードで呼接
    続したのちにそのときの会議通信で使用する会議資料の
    識別情報を相互に交換することを特徴とする静止画会議
    装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記会議資料の識別情報の交換は、情報
    チャネル上でやりとりする手順信号を用いて行なうこと
    を特徴とする請求項1記載の静止画会議装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 通話機能、会議資料を送受信するための
    ファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に対し
    て適宜に描画するためのテレライティング通信機能、議
    事進行のための静止画会議機能、および、会議資料など
    の文書情報を保存する文書保存機能を備えた静止画会議
    装置の制御方法において、静止画会議通信モードで呼接
    続するときにそのときの会議通信で使用する会議資料の
    識別情報を相互に交換することを特徴とする静止画会議
    装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記会議資料の識別情報の交換は、信号
    チャネル上でやりとりする呼制御用信号の所定の情報要
    素を用いて行なわれることを特徴とする請求項3記載の
    静止画会議装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 通話機能、会議資料を送受信するための
    ファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に対し
    て適宜に描画するためのテレライティング通信機能、議
    事進行のための静止画会議機能、および、会議資料など
    の文書情報を保存する文書保存機能を備えた静止画会議
    装置の制御方法において、 発端末は、静止画会議通信モードで発呼するときにその
    ときの会議通信において使用する会議資料の識別情報を
    着端末に通知し、 着端末は、静止画会議通信モードの着呼を検出したとき
    に通知された会議資料を保存していないときには、その
    旨および不足している会議資料の識別情報をあらわす不
    足資料情報を含めた応答メッセージを送出し、 発端末は、不足資料情報が付加された応答メッセージを
    受信すると、その時点で呼を切断復旧したのち、その同
    一着端末にファクシミリ通信機能を用いて上記不足資料
    情報により通知された会議資料を送信し、そののちに同
    一着端末を静止画会議通信モードで発呼することを特徴
    とする静止画会議装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 通話機能、会議資料を送受信するための
    ファクシミリ通信機能、会議資料などの静止画像に対し
    て適宜に描画するためのテレライティング通信機能、議
    事進行のための静止画会議機能、および、会議資料など
    の文書情報を保存する文書保存機能を備えた静止画会議
    装置の制御方法において、 静止画会議通信モードで呼接続したのちに会議資料の送
    信が指定されると、その指定を受けた指定端末は、その
    ときに確立している情報チャネルに割り当てた汎用デー
    タの転送サブチャネルを会議資料転送のために使用割り
    当てするとともに、その旨をあらわす情報を相手端末に
    通知したのちに、その指定された会議資料をその転送サ
    ブチャネルを介して相手端末に転送し、 その相手端末は、上記指定端末より汎用データの転送サ
    ブチャネルを会議資料転送のために使用割り当てするこ
    とが通知されると、その転送サブチャネルを会議資料転
    送のために使用割り当てするとともに、その転送サブチ
    ャネルを介して受信した会議資料を保存することを特徴
    とする静止画会議装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記指定端末が前記相手端末に送信する
    会議資料は、呼接続したのちに形成されることを特徴と
    する請求項6記載の静止画会議装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記指定端末が前記相手端末に送信する
    会議資料は、呼接続の前に先立って形成されて上記指定
    端末に保存されていることを特徴とする請求項6記載の
    静止画会議装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998058488A1 (fr) * 1997-06-18 1998-12-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede et systeme de transmission de messages

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998058488A1 (fr) * 1997-06-18 1998-12-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede et systeme de transmission de messages
US6487239B1 (en) 1997-06-18 2002-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for message communication

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