JPH0531604Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0531604Y2 JPH0531604Y2 JP1985089079U JP8907985U JPH0531604Y2 JP H0531604 Y2 JPH0531604 Y2 JP H0531604Y2 JP 1985089079 U JP1985089079 U JP 1985089079U JP 8907985 U JP8907985 U JP 8907985U JP H0531604 Y2 JPH0531604 Y2 JP H0531604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- resin
- curable resin
- ultraviolet curable
- young
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、各種伝送特性の測定時、端末で、紫
外線硬化(以下UVという)樹脂被覆光フアイバ
素線とユニツト充填UV樹脂とを容易に分離する
ことができるUV樹脂型光フアイバユニツトに関
するものである。
外線硬化(以下UVという)樹脂被覆光フアイバ
素線とユニツト充填UV樹脂とを容易に分離する
ことができるUV樹脂型光フアイバユニツトに関
するものである。
第1図は従来技術によるUV樹脂型光フアイバ
ユニツトの断面図であり、その一例である。1は
光フアイバユニツトテンシヨンメンバ、2はUV
樹脂被覆光フアイバ素線、4は光フアイバユニツ
ト充填UV樹脂である。
ユニツトの断面図であり、その一例である。1は
光フアイバユニツトテンシヨンメンバ、2はUV
樹脂被覆光フアイバ素線、4は光フアイバユニツ
ト充填UV樹脂である。
従来のUV樹脂型光フアイバユニツト構造にお
いては、光フアイバユニツトテンシヨンメンバの
周囲にUV樹脂被覆光フアイバ素線を撚り合わせ
たものをUV樹脂で充填し、硬化したものであつ
た。
いては、光フアイバユニツトテンシヨンメンバの
周囲にUV樹脂被覆光フアイバ素線を撚り合わせ
たものをUV樹脂で充填し、硬化したものであつ
た。
このUV樹脂型光フアイバユニツトの伝送特性
等の測定の際、端末でUV樹脂被覆光フアイバ素
線と光フアイバユニツト充填UV樹脂を分離する
のは、非常に困難であり、光フアイバ素線を断線
させるなど伝送特性測定の作業性の向上を阻害す
るという問題点があつた。
等の測定の際、端末でUV樹脂被覆光フアイバ素
線と光フアイバユニツト充填UV樹脂を分離する
のは、非常に困難であり、光フアイバ素線を断線
させるなど伝送特性測定の作業性の向上を阻害す
るという問題点があつた。
本考案は、従来技術によるUV樹脂型光フアイ
バユニツトの有する問題点を解決するため、光フ
アイバテンシヨンメンバの周りに撚り合され、紫
外線硬化樹脂被覆を有する複数の光フアイバ素線
と、複数の光フアイバ素線を一体的に被覆し、紫
外線硬化樹脂被覆のヤング率より小さいヤング率
を有する材料より構成された充填用紫外線硬化樹
脂と、紫外線硬化樹脂被覆と前記充填用紫外線硬
化樹脂との界面に設けられた離型剤層とを備えた
ことを特徴とし、特に離型剤としてシリコン・オ
イルを用いるUV樹脂型光フアイバユニツトを提
供するものである。
バユニツトの有する問題点を解決するため、光フ
アイバテンシヨンメンバの周りに撚り合され、紫
外線硬化樹脂被覆を有する複数の光フアイバ素線
と、複数の光フアイバ素線を一体的に被覆し、紫
外線硬化樹脂被覆のヤング率より小さいヤング率
を有する材料より構成された充填用紫外線硬化樹
脂と、紫外線硬化樹脂被覆と前記充填用紫外線硬
化樹脂との界面に設けられた離型剤層とを備えた
ことを特徴とし、特に離型剤としてシリコン・オ
イルを用いるUV樹脂型光フアイバユニツトを提
供するものである。
本考案によるUV樹脂型光フアイバユニツトで
は、複数の光フアイバ素線のそれぞれの紫外線硬
化樹脂被覆のヤング率を、この光フアイバ素線を
一体的に覆う充填用紫外線硬化型樹脂のヤング率
より大きくし、更に、これらの紫外線硬化樹脂被
覆と充填用紫外線硬化樹脂との界面に離型剤を設
けているため、UV樹脂型光フアイバユニツトの
伝送特性の測定などの際、端末でUV樹脂被覆光
フアイバ素線と光フアイバユニツト充填UV樹脂
との分離が容易に行なえるため、上記測定の作業
性の大幅な向上がはかれる。以下実施例につい
て、第2図を用いて説明する。
は、複数の光フアイバ素線のそれぞれの紫外線硬
化樹脂被覆のヤング率を、この光フアイバ素線を
一体的に覆う充填用紫外線硬化型樹脂のヤング率
より大きくし、更に、これらの紫外線硬化樹脂被
覆と充填用紫外線硬化樹脂との界面に離型剤を設
けているため、UV樹脂型光フアイバユニツトの
伝送特性の測定などの際、端末でUV樹脂被覆光
フアイバ素線と光フアイバユニツト充填UV樹脂
との分離が容易に行なえるため、上記測定の作業
性の大幅な向上がはかれる。以下実施例につい
て、第2図を用いて説明する。
第2図に本考案のUV樹脂型光フアイバユニツ
トの実施例の断面構造を示す。
トの実施例の断面構造を示す。
1は光フアイバユニツトテンシヨンメンバで、
外径0.4mmφの亜鉛鍍硬鋼線、2はUV樹脂被覆光
フアイバ素線で、その被覆構造は、2層構造をな
しており、0.125mmφのフアイバの上に内層とし
て、ヤング率0.5Kg/mm2のUV樹脂を被覆して、
0.25mmφとした後、外層としてヤング率40Kg/mm2
のUV樹脂を被覆して、0.4mmφとした。3は離型
剤で、シリコン・オイルを用い、撚り合せの工程
で集合ダイスを用いて塗布した。
外径0.4mmφの亜鉛鍍硬鋼線、2はUV樹脂被覆光
フアイバ素線で、その被覆構造は、2層構造をな
しており、0.125mmφのフアイバの上に内層とし
て、ヤング率0.5Kg/mm2のUV樹脂を被覆して、
0.25mmφとした後、外層としてヤング率40Kg/mm2
のUV樹脂を被覆して、0.4mmφとした。3は離型
剤で、シリコン・オイルを用い、撚り合せの工程
で集合ダイスを用いて塗布した。
4は光フアイバユニツト充填UV樹脂で、ヤン
グ率10Kg/mm2のUV樹脂で充填して紫外線を照射
して硬化させた。その結果、端末でUV樹脂被覆
光フアイバ素線と光フアイバユニツト充填UV樹
脂とが粘着していないため、容易に分離引き出す
ことができた。尚、本実施例において離型剤とし
てシリコンオイルを使用したが、シリコンオイル
を含む珪素系樹脂の他に、弗素系樹脂の粉体も離
型剤として用いることができる。
グ率10Kg/mm2のUV樹脂で充填して紫外線を照射
して硬化させた。その結果、端末でUV樹脂被覆
光フアイバ素線と光フアイバユニツト充填UV樹
脂とが粘着していないため、容易に分離引き出す
ことができた。尚、本実施例において離型剤とし
てシリコンオイルを使用したが、シリコンオイル
を含む珪素系樹脂の他に、弗素系樹脂の粉体も離
型剤として用いることができる。
以上述べたように、本考案によるUV樹脂型光
フアイバユニツトは、伝送特性測定などのため
に、UV樹脂光フアイバ素線を取り出す際、従来
方式に比べて、該UV樹脂光フアイバ素線に粘着
しているユニツト充填UV樹脂をはがすという作
業を必要とせず、大幅に作業性の向上がはかれ、
その効果は大きい。
フアイバユニツトは、伝送特性測定などのため
に、UV樹脂光フアイバ素線を取り出す際、従来
方式に比べて、該UV樹脂光フアイバ素線に粘着
しているユニツト充填UV樹脂をはがすという作
業を必要とせず、大幅に作業性の向上がはかれ、
その効果は大きい。
また、例えば実施例にあるように、ヤング率40
Kg/mm2の外層を持つUV硬化樹脂被覆フアイバに
離型剤としてシリコン・オイルを塗布しながら、
亜鉛鍍鋼線の周りに撚り合せたものに、さらにヤ
ング率10Kg/mm2のUV硬化樹脂を被覆した光フア
イバユニツトは、低温時にUV樹脂被覆フアイバ
がユニツト充填樹脂の収縮歪みを直接には受けな
いので、低温特性が特に良好に保たれる。これ
は、シリコン・オイルからなる離型剤が、緩衝層
としての作用も同時に有しているためである。従
つて、ユニツト用樹脂にヤング率の高い樹脂を用
いても、低温特性は良好に保てることが期待でき
る。
Kg/mm2の外層を持つUV硬化樹脂被覆フアイバに
離型剤としてシリコン・オイルを塗布しながら、
亜鉛鍍鋼線の周りに撚り合せたものに、さらにヤ
ング率10Kg/mm2のUV硬化樹脂を被覆した光フア
イバユニツトは、低温時にUV樹脂被覆フアイバ
がユニツト充填樹脂の収縮歪みを直接には受けな
いので、低温特性が特に良好に保たれる。これ
は、シリコン・オイルからなる離型剤が、緩衝層
としての作用も同時に有しているためである。従
つて、ユニツト用樹脂にヤング率の高い樹脂を用
いても、低温特性は良好に保てることが期待でき
る。
第1図は、従来のUV樹脂型光フアイバユニツ
ト。第2図は、本考案によるUV樹脂型光フアイ
バユニツト。 1……光フアイバユニツトテンシヨンメンバ、
2……UV樹脂被覆光フアイバ素線、3……離型
剤、4……光フアイバユニツト充填UV樹脂。
ト。第2図は、本考案によるUV樹脂型光フアイ
バユニツト。 1……光フアイバユニツトテンシヨンメンバ、
2……UV樹脂被覆光フアイバ素線、3……離型
剤、4……光フアイバユニツト充填UV樹脂。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 光フアイバテンシヨンメンバの周りに撚り合さ
れ、紫外線硬化樹脂被覆を有する複数の光フアイ
バ素線と、 前記複数の光フアイバ素線を一体的に被覆し、
前記紫外線硬化樹脂被覆のヤング率より小さいヤ
ング率を有する材料より構成された充填用紫外線
硬化樹脂と、 前記紫外線硬化樹脂被覆と前記充填用紫外線硬
化樹脂との界面に設けられたシリコン・オイルよ
りなる離型剤層とを備えた紫外線硬化樹脂型光フ
アイバユニツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985089079U JPH0531604Y2 (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985089079U JPH0531604Y2 (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61206907U JPS61206907U (ja) | 1986-12-27 |
JPH0531604Y2 true JPH0531604Y2 (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=30642811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985089079U Expired - Lifetime JPH0531604Y2 (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531604Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5746208A (en) * | 1980-09-05 | 1982-03-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Compound optical fiber strand |
JPS6087307A (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | フラツト光ケ−ブル |
-
1985
- 1985-06-13 JP JP1985089079U patent/JPH0531604Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5746208A (en) * | 1980-09-05 | 1982-03-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Compound optical fiber strand |
JPS6087307A (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | フラツト光ケ−ブル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61206907U (ja) | 1986-12-27 |
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