JPH05314676A - データ再生装置 - Google Patents
データ再生装置Info
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- JPH05314676A JPH05314676A JP11724792A JP11724792A JPH05314676A JP H05314676 A JPH05314676 A JP H05314676A JP 11724792 A JP11724792 A JP 11724792A JP 11724792 A JP11724792 A JP 11724792A JP H05314676 A JPH05314676 A JP H05314676A
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Links
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- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 10
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- 239000002023 wood Substances 0.000 abstract description 18
- 238000013500 data storage Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 11
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Landscapes
- Error Detection And Correction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡略化された復号アルゴリズム(ウッドのアル
ゴリズム)を使用した復号化において、構成をさらに簡
単にする。 【構成】変調符号としてパーシャルレスポンスクラスIV
符号が使用され、復号方式にビタビ復号法などの最尤復
号法が用いられるデータ再生装置において、その復号回
路40A、40Bに用いられる復号データストア用のメ
モリ75に対するリードクロックRCKとして時間軸が
揃ったクロック生成回路21からのクロックが使用さ
れ、RAM75がデータ格納用と共にジッタ補正用とし
ても機能するようにした。
ゴリズム)を使用した復号化において、構成をさらに簡
単にする。 【構成】変調符号としてパーシャルレスポンスクラスIV
符号が使用され、復号方式にビタビ復号法などの最尤復
号法が用いられるデータ再生装置において、その復号回
路40A、40Bに用いられる復号データストア用のメ
モリ75に対するリードクロックRCKとして時間軸が
揃ったクロック生成回路21からのクロックが使用さ
れ、RAM75がデータ格納用と共にジッタ補正用とし
ても機能するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル磁気記録
再生装置などに適用して好適なデータ再生装置に関す
る。
再生装置などに適用して好適なデータ再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル磁気記録再生装置で、その変
調符号としてパーシャルレスポンスクラスIV符号が用い
られているとき、復号方式として最尤復号方式例えばビ
タビ復号方式によって再生データを復号するようにした
ものが知られている。このディジタル磁気記録再生装置
の再生系は図7に示すように構成されている。
調符号としてパーシャルレスポンスクラスIV符号が用い
られているとき、復号方式として最尤復号方式例えばビ
タビ復号方式によって再生データを復号するようにした
ものが知られている。このディジタル磁気記録再生装置
の再生系は図7に示すように構成されている。
【0003】図7におけるデータ再生装置10にあっ
て、磁気テープ11にはパーシャルレスポンスクラスIV
(1,0,−1)の変調符号が記録されており、これが
磁気ヘッド12によって再生される。再生符号はアンプ
13を経てA/D変換器14に供給されてディジタル信
号に変換されたのち、ジッタ除去用のメモリ(この例で
は、FIFO型メモリ)15にライトされる。20は再
生符号よりクロックを再生するためのPLL回路であ
り、これより得られた入力ジッタに応じて時間軸が変動
しているクロックに基づいて再生符号がライトされる。
て、磁気テープ11にはパーシャルレスポンスクラスIV
(1,0,−1)の変調符号が記録されており、これが
磁気ヘッド12によって再生される。再生符号はアンプ
13を経てA/D変換器14に供給されてディジタル信
号に変換されたのち、ジッタ除去用のメモリ(この例で
は、FIFO型メモリ)15にライトされる。20は再
生符号よりクロックを再生するためのPLL回路であ
り、これより得られた入力ジッタに応じて時間軸が変動
しているクロックに基づいて再生符号がライトされる。
【0004】21は時間軸の揃ったクロックを生成する
クロック発生回路であり、このクロックに基づいて再生
符号がリードされる。リードされた再生符号はディジタ
ル復号回路40に供給されて再生符号の復号処理が行わ
れる。復号されたデータはシンク検出回路16に供給さ
れて復号データ中からシンクが検出されその後信号処理
回路17に供給されて再生されたシンクに基づいて信号
処理が行われる。端子18にはジッタのない復号データ
が得られる。
クロック発生回路であり、このクロックに基づいて再生
符号がリードされる。リードされた再生符号はディジタ
ル復号回路40に供給されて再生符号の復号処理が行わ
れる。復号されたデータはシンク検出回路16に供給さ
れて復号データ中からシンクが検出されその後信号処理
回路17に供給されて再生されたシンクに基づいて信号
処理が行われる。端子18にはジッタのない復号データ
が得られる。
【0005】パーシャルレスポンスクラスIV(1,0,
−1)の符号のシステム多項式は、 G(D)=1−D2 ・・・・・(1) で与えられる。ここに、Dは単位演算素子の遅延時間で
ある。
−1)の符号のシステム多項式は、 G(D)=1−D2 ・・・・・(1) で与えられる。ここに、Dは単位演算素子の遅延時間で
ある。
【0006】このシステム多項式G(D)によって与え
られる変調回路30は図8の通りである。
られる変調回路30は図8の通りである。
【0007】同図において、端子31に供給された入力
符号は加算器32に供給されると共に、縦続接続された
一対の遅延素子(単位演算素子)33、34によって2
Dだけ遅延された符号が形成され、これが加算器32に
逆極性加算される。その結果、出力端子35には(1)
式で与えられる変調データが出力されることになる。
符号は加算器32に供給されると共に、縦続接続された
一対の遅延素子(単位演算素子)33、34によって2
Dだけ遅延された符号が形成され、これが加算器32に
逆極性加算される。その結果、出力端子35には(1)
式で与えられる変調データが出力されることになる。
【0008】(1)式に示すシステム多項式は(2)式
のように変形できる。 G(D)=(1−D)(1+D) ・・・・・(2) これは1ビットおきに間引いた2つの系列から構成され
たものと等価であり、これはそれぞれが独立したパーシ
ャルレスポンス(1,−1)符号の系となっている。
のように変形できる。 G(D)=(1−D)(1+D) ・・・・・(2) これは1ビットおきに間引いた2つの系列から構成され
たものと等価であり、これはそれぞれが独立したパーシ
ャルレスポンス(1,−1)符号の系となっている。
【0009】(2)式に示されるパーシャルレスポンス
(1,−1)符号は、そのメモリオーダが1で状態数が
2である独立した系列が2個あってそれぞれがインタリ
ーブされていると考えることができる。したがって、再
生系でもそれぞれについて復号処理を行えば、その状態
数が少ないことから復号する際の判定方法を簡素化でき
ることになる。
(1,−1)符号は、そのメモリオーダが1で状態数が
2である独立した系列が2個あってそれぞれがインタリ
ーブされていると考えることができる。したがって、再
生系でもそれぞれについて復号処理を行えば、その状態
数が少ないことから復号する際の判定方法を簡素化でき
ることになる。
【0010】状態数が2であるときの状態推移図を図9
に示し、そのときのトレリス線図を図10に示す。状態
数が2であるからak=+1と、ak=−1の2状態が
図示されている。
に示し、そのときのトレリス線図を図10に示す。状態
数が2であるからak=+1と、ak=−1の2状態が
図示されている。
【0011】データの復号法としては最尤復号方式の一
種であるビタビ復号法が用いられるが、上述したように
クラスIVパーシャルレスポンス符号は、互いにインター
リーブ関係にある独立した2つの系列と考えられるか
ら、ビタビ復号回路40としても図11のように互いに
独立した2つの復号回路40A,40Bが設けられ、そ
れらが1ビットごとに選択的に交互に動作するようにな
されている。そのため、端子41に供給された再生符号
は1ビットごとに交互に切り替えられる切替スイッチ4
2によって奇数ビットと偶数ビットとに分離され、それ
ぞれ対応する復号回路40Aと40Bに供給される。
種であるビタビ復号法が用いられるが、上述したように
クラスIVパーシャルレスポンス符号は、互いにインター
リーブ関係にある独立した2つの系列と考えられるか
ら、ビタビ復号回路40としても図11のように互いに
独立した2つの復号回路40A,40Bが設けられ、そ
れらが1ビットごとに選択的に交互に動作するようにな
されている。そのため、端子41に供給された再生符号
は1ビットごとに交互に切り替えられる切替スイッチ4
2によって奇数ビットと偶数ビットとに分離され、それ
ぞれ対応する復号回路40Aと40Bに供給される。
【0012】復号回路40Aと40Bで復号処理された
データは切替スイッチ43で交互に選択されるから出力
端子44にはクラスIVパーシャルレスポンス符号を復号
したのと同じデータが得られることになる。
データは切替スイッチ43で交互に選択されるから出力
端子44にはクラスIVパーシャルレスポンス符号を復号
したのと同じデータが得られることになる。
【0013】ここで、最尤復号法としてビタビ復号法を
採用したときには、現在の状態と1つ前の状態から2状
態(−1,+1)のうちの1つの生き残りパス(ブラン
チメトリック)を計算しなければならない。生き残りパ
スはブランチメトリックの総和が最大になるようなパス
のことであるから、このパスを見つけだすために次のよ
うな処理が行われる。
採用したときには、現在の状態と1つ前の状態から2状
態(−1,+1)のうちの1つの生き残りパス(ブラン
チメトリック)を計算しなければならない。生き残りパ
スはブランチメトリックの総和が最大になるようなパス
のことであるから、このパスを見つけだすために次のよ
うな処理が行われる。
【0014】あるサンプル時刻(時点)kまでのパスメ
トリックLkは、1つ前のサンプル時刻k−2までのパ
スメトリックの値Lk-2を用いると以下のように表現で
きる。
トリックLkは、1つ前のサンプル時刻k−2までのパ
スメトリックの値Lk-2を用いると以下のように表現で
きる。
【0015】 Lk +=max{Lk-2 ++[−(yk−0)2],Lk-2 -+[−(yk−2)2]} ・・・・・(3) Lk -=max{Lk-2 ++[−(yk+2)2],Lk-2 -+[−(yk−0)2]} ・・・・・(4) ここに、Lk +はak=+1の状態に行くパスメトリック
であり、Lk -はak=−1の状態に行くパスメトリック
である。
であり、Lk -はak=−1の状態に行くパスメトリック
である。
【0016】このメトリックを計算しながら最適なパス
を出力するための復号回路40A(40B)の具体例を
図12に示す。これは(3)式および(4)式を忠実に
再現した回路構成であり、またこれは周知の回路構成で
ある。図では、yk=yとして図示されている。
を出力するための復号回路40A(40B)の具体例を
図12に示す。これは(3)式および(4)式を忠実に
再現した回路構成であり、またこれは周知の回路構成で
ある。図では、yk=yとして図示されている。
【0017】端子50には再生符号yが供給される。係
数器51は「−2」を出力し、係数器52は「+2」を
出力する。加算器53では、x=y−2の加算処理が行
われ、加算器54では、x=y+2の加算処理が行われ
る。
数器51は「−2」を出力し、係数器52は「+2」を
出力する。加算器53では、x=y−2の加算処理が行
われ、加算器54では、x=y+2の加算処理が行われ
る。
【0018】55,56,57は自乗器であって、それ
ぞれから、−(y−0)2,−(y−2)2および−(y
+2)2の各自乗出力が得られる。60、61は1サン
プル前のパスメトリックLk-2 +、Lk-2 -を出力する回路
である。
ぞれから、−(y−0)2,−(y−2)2および−(y
+2)2の各自乗出力が得られる。60、61は1サン
プル前のパスメトリックLk-2 +、Lk-2 -を出力する回路
である。
【0019】加算器62では、{Lk-2 +−(yk−
0)2}の加算処理が行われ、加算器63では、{Lk-2
-−(yk−0)2}の加算処理が行われる。また別の加
算器64では、{Lk-2 +−(yk−2)2}の加算処理が
行われ、加算器65では、{Lk-2 +−(yk+2)2}の
加算処理が行われる。
0)2}の加算処理が行われ、加算器63では、{Lk-2
-−(yk−0)2}の加算処理が行われる。また別の加
算器64では、{Lk-2 +−(yk−2)2}の加算処理が
行われ、加算器65では、{Lk-2 +−(yk+2)2}の
加算処理が行われる。
【0020】比較器66では(3)式の大小判別処理が
行われ、その大きい方Lk+が一方のシフトレジスタ68
に格納される。比較器67では(4)式の大小判別処理
が行われ、その大きい方Lk-が他方のシフトレジスタ6
8に格納される。
行われ、その大きい方Lk+が一方のシフトレジスタ68
に格納される。比較器67では(4)式の大小判別処理
が行われ、その大きい方Lk-が他方のシフトレジスタ6
8に格納される。
【0021】このように(3)式および(4)式の処理
を忠実に再現すると復号回路40Aの構成が複雑化する
ので、これを簡略化した構成が考えられている。簡略化
したビタビ復号回路はいわゆるウッド(Wood)の復号法
であり、この簡略化されたビタビアルゴリズム(以下ウ
ッドアルゴリズムと言う)を用いたビタビ復号回路(ウ
ッド復号回路とも言う)も既に知られている(例えば、
「Viterbi Detectionof Class IV Partial Response on
a Magnetic Recording Channel」 IEEETRANSACTIONS
ON COMMUNICATIONS. VOL.COM-34.NO.5,MAY 1986)。
を忠実に再現すると復号回路40Aの構成が複雑化する
ので、これを簡略化した構成が考えられている。簡略化
したビタビ復号回路はいわゆるウッド(Wood)の復号法
であり、この簡略化されたビタビアルゴリズム(以下ウ
ッドアルゴリズムと言う)を用いたビタビ復号回路(ウ
ッド復号回路とも言う)も既に知られている(例えば、
「Viterbi Detectionof Class IV Partial Response on
a Magnetic Recording Channel」 IEEETRANSACTIONS
ON COMMUNICATIONS. VOL.COM-34.NO.5,MAY 1986)。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このウッド
アルゴリズムを用いたビタビ復号回路にあっても図7に
示すようなFIFO形式のメモリ15を必要とするか
ら、構成を簡略化すると言う点からはまだ十分には満足
できるものではない。
アルゴリズムを用いたビタビ復号回路にあっても図7に
示すようなFIFO形式のメモリ15を必要とするか
ら、構成を簡略化すると言う点からはまだ十分には満足
できるものではない。
【0023】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、FIFO形式のメモリをも省
略できるウッドアルゴリズムを用いたビタビ復号回路を
使用したデータ再生装置を提案するものである。
を解決したものであって、FIFO形式のメモリをも省
略できるウッドアルゴリズムを用いたビタビ復号回路を
使用したデータ再生装置を提案するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、変調符号としてパーシャルレ
スポンスクラスIV符号が使用され、復号方式に最尤復号
法が用いられるデータ再生装置において、その復号回路
に用いられる復号データストア用のメモリに、再生デー
タからジッタを除去する機能を付加したことを特徴とす
るものである。
め、この発明においては、変調符号としてパーシャルレ
スポンスクラスIV符号が使用され、復号方式に最尤復号
法が用いられるデータ再生装置において、その復号回路
に用いられる復号データストア用のメモリに、再生デー
タからジッタを除去する機能を付加したことを特徴とす
るものである。
【0025】
【作用】データの変調符号としてはパーシャルレスポン
スクラスIV符号が使用される。復号方式としては最尤復
号法、特にビタビ復号法が適用される。ビタビ復号法で
も特にその構成を簡略化するために簡略化されたウッド
の復号方式が採用される。この復号回路40には図3に
示すようにデュアルポートメモリ75が使用され、その
書き込みクロックWCKは再生符号から抽出されたクロ
ックが使用される。このクロックはジッタのあるクロッ
クである。
スクラスIV符号が使用される。復号方式としては最尤復
号法、特にビタビ復号法が適用される。ビタビ復号法で
も特にその構成を簡略化するために簡略化されたウッド
の復号方式が採用される。この復号回路40には図3に
示すようにデュアルポートメモリ75が使用され、その
書き込みクロックWCKは再生符号から抽出されたクロ
ックが使用される。このクロックはジッタのあるクロッ
クである。
【0026】メモリ75からのリードは時間軸の揃った
クロックRCKによって行われる。この結果、A/D変
換されたジッタのある再生符号を直接メモリ75にライ
トしても、このメモリ75からは時間軸の揃ったデータ
を出力することができる。これによって時間軸補正用の
FIFOメモリ15は不要になり、構成の一層の簡略化
を達成できる。
クロックRCKによって行われる。この結果、A/D変
換されたジッタのある再生符号を直接メモリ75にライ
トしても、このメモリ75からは時間軸の揃ったデータ
を出力することができる。これによって時間軸補正用の
FIFOメモリ15は不要になり、構成の一層の簡略化
を達成できる。
【0027】
【実施例】続いて、この発明に係るデータ再生装置の一
例を上述した磁気記録再生装置に適用した場合につき、
図面を参照して詳細に説明する。
例を上述した磁気記録再生装置に適用した場合につき、
図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1はこの発明が適用されるデータ再生装
置10の一例を示す系統図であって、図7と同様に磁気
テープ11に記録された変調符号が磁気ヘッド12によ
って再生され、これがアンプ13を経てA/D変換器1
4に供給されてディジタル信号に変換される。記録媒体
は磁気テープ11の他に磁気ディスク、光ディスク、光
テープなどが考えられる。
置10の一例を示す系統図であって、図7と同様に磁気
テープ11に記録された変調符号が磁気ヘッド12によ
って再生され、これがアンプ13を経てA/D変換器1
4に供給されてディジタル信号に変換される。記録媒体
は磁気テープ11の他に磁気ディスク、光ディスク、光
テープなどが考えられる。
【0029】このディジタル化された再生符号は直接デ
ィジタル復号回路40に供給されて復号処理が行われる
と共に、PLL回路20からの書き込みクロックWCK
によってメモリ75(図3参照)に復号データがライト
され、クロック発生回路21より得られる時間軸が揃っ
たリードクロックRCKによってデータがリードされ
る。その結果、このメモリ75の働きによって時間軸補
正された復号データが出力される。
ィジタル復号回路40に供給されて復号処理が行われる
と共に、PLL回路20からの書き込みクロックWCK
によってメモリ75(図3参照)に復号データがライト
され、クロック発生回路21より得られる時間軸が揃っ
たリードクロックRCKによってデータがリードされ
る。その結果、このメモリ75の働きによって時間軸補
正された復号データが出力される。
【0030】再生符号の復号化は上述したように最尤復
号方式が利用され、この発明では特にウッドの簡略化さ
れた復号回路によって復号処理が行われる。簡略化され
たビタビアルゴリズムによる復号処理では、互いにイン
ターリーブ関係にあるパーシャルレスポンス符号(1,
−1)を取り扱うから、状態数は2である。
号方式が利用され、この発明では特にウッドの簡略化さ
れた復号回路によって復号処理が行われる。簡略化され
たビタビアルゴリズムによる復号処理では、互いにイン
ターリーブ関係にあるパーシャルレスポンス符号(1,
−1)を取り扱うから、状態数は2である。
【0031】状態数が2つしかない場合、その時点で生
き残れるブランチ(パス)は、次の3通りしかない。 (1)プラスの発散状態となるブランチ(図2A)、こ
れは状態「−1」から状態「−1」に向かうパスで、か
つ状態「−1」から状態「+1」に向かうパス (2)平行状態となるブランチ(図2B)、これは状態
「−1」から状態「−1」に向かうパスで、かつ状態
「+1」から状態「+1」に向かうパス (3)マイナスの発散状態となるブランチ(図2C)、
これは状態「+1」から状態「+1」に向かうパスで、
かつ状態「+1」から状態「−1」に向かうパス ビタビアルゴリズムでの生き残りパス判別法をより簡略
化したウッドアルゴリズムでは差動メトリックΔLkが
算出される。差動メトリックΔLkは「+1」および
「−1」のパスメトリックLk +Lk -の差から求められ
る。 ΔLk=Lk +−Lk - ・・・・(5) この式は次のように変形できる。 △Lk=Lk +−Lk - =max{Lk-2 +,Lk-2 -+4yk−4} −max{Lk-2 +−4yk−4,Lk-2 -} ・・・・(6) =−△Lk-2+8yk−max{4,4yk−△Lk-2} −max{−4,4yk−△Lk-2} ・・・・(7) となる。ここで、(4yk−△Lk-2)が共通項なので、
この値を「4」および「−4」と比較してその大小を判
定することにより、どちらのブランチを選択したかがわ
かる。これを計算することで、前に述べたどのパターン
のブランチが生き残っているかを判定することが可能で
ある。
き残れるブランチ(パス)は、次の3通りしかない。 (1)プラスの発散状態となるブランチ(図2A)、こ
れは状態「−1」から状態「−1」に向かうパスで、か
つ状態「−1」から状態「+1」に向かうパス (2)平行状態となるブランチ(図2B)、これは状態
「−1」から状態「−1」に向かうパスで、かつ状態
「+1」から状態「+1」に向かうパス (3)マイナスの発散状態となるブランチ(図2C)、
これは状態「+1」から状態「+1」に向かうパスで、
かつ状態「+1」から状態「−1」に向かうパス ビタビアルゴリズムでの生き残りパス判別法をより簡略
化したウッドアルゴリズムでは差動メトリックΔLkが
算出される。差動メトリックΔLkは「+1」および
「−1」のパスメトリックLk +Lk -の差から求められ
る。 ΔLk=Lk +−Lk - ・・・・(5) この式は次のように変形できる。 △Lk=Lk +−Lk - =max{Lk-2 +,Lk-2 -+4yk−4} −max{Lk-2 +−4yk−4,Lk-2 -} ・・・・(6) =−△Lk-2+8yk−max{4,4yk−△Lk-2} −max{−4,4yk−△Lk-2} ・・・・(7) となる。ここで、(4yk−△Lk-2)が共通項なので、
この値を「4」および「−4」と比較してその大小を判
定することにより、どちらのブランチを選択したかがわ
かる。これを計算することで、前に述べたどのパターン
のブランチが生き残っているかを判定することが可能で
ある。
【0032】つまり、パスメトリックそのものを計算し
なくても、差動メトリックを計算すれば、その課程でパ
スを決定することができるのである。(△4yk−△L
k-2)の値によって3通りに場合分けすると、 △Lk=4yk−4 ; 4<4yk−△Lk-2 ・・・・(8) △Lk=△Lk ;−4<4yk−△Lk-2<4 ・・・・(9) △Lk=4yk+4 ; 4yk−△Lk-2<−4 ・・・・(10) さらに△Lk=4yp−4βとおいて変数変換すると、 yp−β=yk−1 ; −β+1<yk−yp ・・・・(11) yp−β=yp−β ; −β−1<yk−yp<−β+1・・・・(12) yp−β=yk+1 ; yk−yp<−β−1・・・・(13) のようになる。
なくても、差動メトリックを計算すれば、その課程でパ
スを決定することができるのである。(△4yk−△L
k-2)の値によって3通りに場合分けすると、 △Lk=4yk−4 ; 4<4yk−△Lk-2 ・・・・(8) △Lk=△Lk ;−4<4yk−△Lk-2<4 ・・・・(9) △Lk=4yk+4 ; 4yk−△Lk-2<−4 ・・・・(10) さらに△Lk=4yp−4βとおいて変数変換すると、 yp−β=yk−1 ; −β+1<yk−yp ・・・・(11) yp−β=yp−β ; −β−1<yk−yp<−β+1・・・・(12) yp−β=yk+1 ; yk−yp<−β−1・・・・(13) のようになる。
【0033】ここで、βとypの意味を考えてみる。
【0034】βは、βE{−1,+1}(ただし、Eは
要素を表す記号)の値をとり、直前の状態遷移候補(位
置p)での遷移のパターンを表している。つまり、現在
の時刻kからさかのぼって最初の平行パス以外の遷移
(プラスの発散若しくはマイナスの発散)が候補として
考えられる時点pでの遷移の種類を表している。y
pは、そのときのyの値である。
要素を表す記号)の値をとり、直前の状態遷移候補(位
置p)での遷移のパターンを表している。つまり、現在
の時刻kからさかのぼって最初の平行パス以外の遷移
(プラスの発散若しくはマイナスの発散)が候補として
考えられる時点pでの遷移の種類を表している。y
pは、そのときのyの値である。
【0035】例えば、ひとつ前(つまり確定していない
最後のブランチ)の時点pにプラスの発散が起きたらし
いときには、β=+1となり、そのときの判定条件およ
びβとypの更新ルールは図2のようになる。
最後のブランチ)の時点pにプラスの発散が起きたらし
いときには、β=+1となり、そのときの判定条件およ
びβとypの更新ルールは図2のようになる。
【0036】βの表す意味は、式の上でいうと、判定す
るためのしきい値にオフセットを加える役割をしている
と見ることができる。
るためのしきい値にオフセットを加える役割をしている
と見ることができる。
【0037】このように簡略化されたウッドアルゴリズ
ムでは、ひとつ前の時点pの状態遷移候補と現在のサン
プル時点kでの遷移との確からしさを比較し、より確か
らしい方を新たな状態遷移候補としながら判定を繰り返
していく。判定に敗れたほうは遷移がなかったとみなさ
れるわけであるから、p時点若しくはk時点での情報
(再生符号)を自由に更新できるように、生き残りパス
を記憶するためのメモリ75はランダムアクセスが使用
される。
ムでは、ひとつ前の時点pの状態遷移候補と現在のサン
プル時点kでの遷移との確からしさを比較し、より確か
らしい方を新たな状態遷移候補としながら判定を繰り返
していく。判定に敗れたほうは遷移がなかったとみなさ
れるわけであるから、p時点若しくはk時点での情報
(再生符号)を自由に更新できるように、生き残りパス
を記憶するためのメモリ75はランダムアクセスが使用
される。
【0038】したがって、現時点kのパスメトリックと
1時点前pのパスメトリックとのレベル差が基準の係数
値のどの範囲にあるかによってその現時点kでの発散の
状態あるいは平行状態が判り、その状態に応じて時点k
以前の生き残りパスを求めることができる。
1時点前pのパスメトリックとのレベル差が基準の係数
値のどの範囲にあるかによってその現時点kでの発散の
状態あるいは平行状態が判り、その状態に応じて時点k
以前の生き残りパスを求めることができる。
【0039】図3はこのようなアルゴリズムを実現する
ためのウッドアルゴリズムによる復号回路(ウッド復号
回路)40Aの一例である。図11に示す復号回路40
Aと40Bとは同一構成であるので、復号回路40Aの
み説明する。
ためのウッドアルゴリズムによる復号回路(ウッド復号
回路)40Aの一例である。図11に示す復号回路40
Aと40Bとは同一構成であるので、復号回路40Aの
み説明する。
【0040】端子50に供給された再生信号ykは遅延
素子71によって1時点分遅延され、その遅延信号と再
生信号とが減算器72に供給されて差分信号(yk−y
p)が生成される。差分信号は判別回路73に供給され
て基準の係数値との判別が行われる。この判別式は上述
した通りである。
素子71によって1時点分遅延され、その遅延信号と再
生信号とが減算器72に供給されて差分信号(yk−y
p)が生成される。差分信号は判別回路73に供給され
て基準の係数値との判別が行われる。この判別式は上述
した通りである。
【0041】74は係数器であって、この例では3種類
の係数値(+2,0,−2)が出力される。係数値「+
2」は状態「−1」から状態「+1」に推移するときの
係数値であり、係数値「−2」は状態「+1」から状態
「−1」に推移するときの係数値であり、平行推移は
「0」の係数値が当てがわれる。
の係数値(+2,0,−2)が出力される。係数値「+
2」は状態「−1」から状態「+1」に推移するときの
係数値であり、係数値「−2」は状態「+1」から状態
「−1」に推移するときの係数値であり、平行推移は
「0」の係数値が当てがわれる。
【0042】判別回路73では上述したように3種類の
判別処理が実施され、その判別結果に応じてβの値{+
1、−1}が設定され、これがラッチ機能を有するロー
ド回路75にロードされる。ロードするため判別回路7
3からはロード信号(アップデート信号)も出力され、
ロード信号が「1」のときにロード回路75のロード処
理が実行される。
判別処理が実施され、その判別結果に応じてβの値{+
1、−1}が設定され、これがラッチ機能を有するロー
ド回路75にロードされる。ロードするため判別回路7
3からはロード信号(アップデート信号)も出力され、
ロード信号が「1」のときにロード回路75のロード処
理が実行される。
【0043】状態判別の結果によってデュアルポートメ
モリとして機能するRAM75に対してのライトデータ
(判別回路73からの出力データ)と、その格納位置を
示すアドレス(便宜的にライトクロックWCKで示す)
が異なる。
モリとして機能するRAM75に対してのライトデータ
(判別回路73からの出力データ)と、その格納位置を
示すアドレス(便宜的にライトクロックWCKで示す)
が異なる。
【0044】そのため、まずPLL回路20から生成さ
れたライトクロックWCKはアドレスカウンタ77に供
給され、これより得られるライトアドレスk(現時点を
も示す)が切替スイッチ79に供給される。ライトアド
レスkはロード回路78に供給され、ロード信号が
「1」となったときその値がロードされる。したがっ
て、ロードされるタイミングは1時点前のパスメトリッ
クの状態が発散を示すときである。
れたライトクロックWCKはアドレスカウンタ77に供
給され、これより得られるライトアドレスk(現時点を
も示す)が切替スイッチ79に供給される。ライトアド
レスkはロード回路78に供給され、ロード信号が
「1」となったときその値がロードされる。したがっ
て、ロードされるタイミングは1時点前のパスメトリッ
クの状態が発散を示すときである。
【0045】ロードされたライトアドレスpは切替スイ
ッチ79に供給され、判別回路73より出力されたスイ
ッチ制御信号によってライトアドレスkもしくはpが選
択され、選択されたライトアドレスによってRAM75
のアドレスが指定される。スイッチ制御信号は1時点前
が発散を示すとき「1」となる信号であり、そのときは
ライトアドレスpが選択される。
ッチ79に供給され、判別回路73より出力されたスイ
ッチ制御信号によってライトアドレスkもしくはpが選
択され、選択されたライトアドレスによってRAM75
のアドレスが指定される。スイッチ制御信号は1時点前
が発散を示すとき「1」となる信号であり、そのときは
ライトアドレスpが選択される。
【0046】RAM75に対する入力データ、β、制御
信号およびロード信号の関係を整理すると、図4のよう
になる。
信号およびロード信号の関係を整理すると、図4のよう
になる。
【0047】RAM75にはクロック生成回路21から
時間軸の揃ったリードクロックRCKによって形成され
るリードアドレス(便宜的にリードクロックとして示
す)が供給され、データが順次出力される。このデータ
が復号データである。復号データは符号間干渉による影
響が除去され、しかもジッタの除去されたデータであ
る。
時間軸の揃ったリードクロックRCKによって形成され
るリードアドレス(便宜的にリードクロックとして示
す)が供給され、データが順次出力される。このデータ
が復号データである。復号データは符号間干渉による影
響が除去され、しかもジッタの除去されたデータであ
る。
【0048】次にこのように構成された復号回路40A
の復号動作の一例を図4および図5を参照して説明す
る。ただし、初期値はyp=−2,β=−1とする。 (1)k=0:入力k0=1.6 yk−yp>2なので、条件F.(図4参照)であったと
判断できる。つまりプラス(上向き)の発散であるか
ら、βを+1にし、p=0,yp=y0とする。 (2)k=1:入力k1=0.2 −2<yk−yp≦0なので、条件B.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス1にデータ0を書き込む。 (3)k=2:入力k2=−0.2 −2<yk−yp≦0なので、条件B.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス2にデータ0を書き込む。 (4)k=3:入力k3=2 yk−yp>0なので、条件C.であったと判断できる。
つまり、プラスの発散であるから、βを+1にし、p=
3,yp=y3とする。ここでは、前の候補が敗れたわけ
であるから、RAM75のアドレス0に、データ0を書
き込む。 (5)k=4:入力k4=0.2 −2<yk−yp≦0なので、条件B.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス4にデータ0を書き込む。 (6)k=5:入力k5=−0.4 yk−yp≦−2なので、条件A.であったと判断でき
る。つまり、マイナス(下向き)の発散であるから、β
を−1にし、p=5,yp=y5とする。ここでは、前の
候補は正しかったことになるから、RAM75のアドレ
ス3に、データ1を書き込む。 (7)k=6:入力k6=−0.2 0≦yk−yp<+2なので、条件E.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス6にデータ0を書き込む。 (8)k=7:入力k7=−2.0 yk−yp≦0なので、条件D.であったと判断できる。
つまり、マイナスの発散であるから、βを−1にし、p
=7,yp=y7とする。ここでは、前の候補が敗れたわ
けであるから、RAM75のアドレス5に、データ0を
書き込む。 (9)k=8:入力k8=0.2 0≦yk−yp≦+2なので、条件E.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス8にデータ0を書き込む。
の復号動作の一例を図4および図5を参照して説明す
る。ただし、初期値はyp=−2,β=−1とする。 (1)k=0:入力k0=1.6 yk−yp>2なので、条件F.(図4参照)であったと
判断できる。つまりプラス(上向き)の発散であるか
ら、βを+1にし、p=0,yp=y0とする。 (2)k=1:入力k1=0.2 −2<yk−yp≦0なので、条件B.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス1にデータ0を書き込む。 (3)k=2:入力k2=−0.2 −2<yk−yp≦0なので、条件B.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス2にデータ0を書き込む。 (4)k=3:入力k3=2 yk−yp>0なので、条件C.であったと判断できる。
つまり、プラスの発散であるから、βを+1にし、p=
3,yp=y3とする。ここでは、前の候補が敗れたわけ
であるから、RAM75のアドレス0に、データ0を書
き込む。 (5)k=4:入力k4=0.2 −2<yk−yp≦0なので、条件B.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス4にデータ0を書き込む。 (6)k=5:入力k5=−0.4 yk−yp≦−2なので、条件A.であったと判断でき
る。つまり、マイナス(下向き)の発散であるから、β
を−1にし、p=5,yp=y5とする。ここでは、前の
候補は正しかったことになるから、RAM75のアドレ
ス3に、データ1を書き込む。 (7)k=6:入力k6=−0.2 0≦yk−yp<+2なので、条件E.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス6にデータ0を書き込む。 (8)k=7:入力k7=−2.0 yk−yp≦0なので、条件D.であったと判断できる。
つまり、マイナスの発散であるから、βを−1にし、p
=7,yp=y7とする。ここでは、前の候補が敗れたわ
けであるから、RAM75のアドレス5に、データ0を
書き込む。 (9)k=8:入力k8=0.2 0≦yk−yp≦+2なので、条件E.であったと判断で
きる。つまり、平行パスということになるので、β,y
pはそのままで、アドレス8にデータ0を書き込む。
【0049】ここで、RAM75に対する書き込みクロ
ックWCKはPLL回路20で生成されたクロックであ
り、このクロックは入力ジッタをもつクロックである
(図6A)。そのため、この入力ジッタに追随してデー
タがRAM75にライトされる(同図B)。
ックWCKはPLL回路20で生成されたクロックであ
り、このクロックは入力ジッタをもつクロックである
(図6A)。そのため、この入力ジッタに追随してデー
タがRAM75にライトされる(同図B)。
【0050】RAM75に与えられるリードクロックR
CKは同図Cのように時間軸が揃っているクロックであ
るから、リードされたデータの時間軸もまた一定である
(同図D)。そのため、RAM75をこのように駆動す
ることによって従来において使用されていた時間軸補正
用のFIFO15をこのRAM75で代用できる。
CKは同図Cのように時間軸が揃っているクロックであ
るから、リードされたデータの時間軸もまた一定である
(同図D)。そのため、RAM75をこのように駆動す
ることによって従来において使用されていた時間軸補正
用のFIFO15をこのRAM75で代用できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る最尤復号
化ではウッドアルゴリズムなどのように簡略化された復
号アルゴリズムを用いて再生符号を復号できると共に、
符号データを格納するメモリを時間軸補正用のメモリと
しても使用するようにしたものである。
化ではウッドアルゴリズムなどのように簡略化された復
号アルゴリズムを用いて再生符号を復号できると共に、
符号データを格納するメモリを時間軸補正用のメモリと
しても使用するようにしたものである。
【0052】これによれば、従来よりも大幅に構成を簡
略化できる特徴を有する。
略化できる特徴を有する。
【図1】この発明にデータ再生装置の一例を示す系統図
である。
である。
【図2】生き残りパスの判定条件を示す図である。
【図3】ウッドの復号回路の一例を示す系統図である。
【図4】ウッドのアルゴリズムに使用される判定条件を
示す図である。
示す図である。
【図5】ウッドのアルゴリズムの動作説明に供する波形
図である。
図である。
【図6】時間軸補正動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図7】従来のデータ再生装置の一例を示す系統図であ
る。
る。
【図8】変調回路の系統図である。
【図9】パーシャルレスポンス{+1,−1}符号の状
態遷移図を示す。
態遷移図を示す。
【図10】図9のトレリス線図である。
【図11】差動メトリックを用いたビタビ復号回路の系
統図である。
統図である。
【図12】ビタビ復号回路の一例を示す系統図である。
10 データ再生装置 14 A/D変換器 16 シンク検出回路 17 信号処理回路 20 PLL回路 21 クロック生成回路 40 ディジタル復号回路 40A、40B ウッド復号回路 73 判別回路 75 RAM
Claims (5)
- 【請求項1】 変調符号としてパーシャルレスポンスク
ラスIV符号が使用され、復号方式に最尤復号法が用いら
れるデータ再生装置において、 その復号回路に用いられる復号データストア用のメモリ
に、再生データからのジッタを除去する機能を付加した
ことを特徴とするデータ再生装置。 - 【請求項2】 復号回路としてパーシャルレスポンス
{−1,1}符号再生用の復号回路が一対使用され、こ
れをインタリーブさせながら使用することによって入力
データを復号するようにしたことを特徴とする請求項1
記載のデータ再生装置。 - 【請求項3】 復号処理に使用される最尤復号法として
ビタビ復号法が使用されてなることを特徴とする請求項
1記載のデータ再生装置。 - 【請求項4】 パーシャルレスポンス{−1,1}符号
再生用として使用されるビタビアルゴリズムの復号回路
として、差動メトリックを計算して生き残りパスを順次
決定するような簡易型のアルゴリズムを用いた復号回路
が使用されることを特徴とする請求項1記載のデータ再
生装置。 - 【請求項5】 上記メモリは入力データより再生された
クロックに基づいて復号されたデータがライトされ、時
間軸の揃ったクロックによって復号データがリードされ
てジッタのないデータが出力されるようになされたこと
を特徴とする請求項1記載のデータ再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11724792A JPH05314676A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | データ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11724792A JPH05314676A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | データ再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05314676A true JPH05314676A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14707037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11724792A Pending JPH05314676A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | データ再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05314676A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994020961A1 (en) * | 1993-03-02 | 1994-09-15 | Sony Corporation | Apparatus for reproducing information |
US7574646B2 (en) | 2003-05-30 | 2009-08-11 | International Business Machines Corporation | Data storage systems |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP11724792A patent/JPH05314676A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994020961A1 (en) * | 1993-03-02 | 1994-09-15 | Sony Corporation | Apparatus for reproducing information |
US5600664A (en) * | 1993-03-02 | 1997-02-04 | Sony Corporation | Information reproducing apparatus |
US7574646B2 (en) | 2003-05-30 | 2009-08-11 | International Business Machines Corporation | Data storage systems |
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