JPH05313760A - 電圧発生装置 - Google Patents
電圧発生装置Info
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- JPH05313760A JPH05313760A JP4113887A JP11388792A JPH05313760A JP H05313760 A JPH05313760 A JP H05313760A JP 4113887 A JP4113887 A JP 4113887A JP 11388792 A JP11388792 A JP 11388792A JP H05313760 A JPH05313760 A JP H05313760A
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- voltage
- signal
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力の精度が高く、付属機能の追加が可能
で、かつ多種類の出力波形を容易に得ることができる電
圧発生装置を提供する。 【構成】 CPU1は所望の電圧波形の一周期分のディ
ジタルデータを有し、予め定められた一定のタイミング
でこのディジタルデータを順次出力する。このディジタ
ルデータはD−A変換器でD−A変換され、次期の出力
電圧の目標値としてエラーアンプ4に供給される。のこ
ぎり波の発振器2の出力とエラーアンプ4の出力が比較
回路5で比較されPWM信号が生成される。高圧出力回
路6の出力はこのPWM信号により次期目標値に向って
アナログ的に制御されるので、高速処理が可能となって
出力の精度が高くなり、CPUの演算時間が短縮できて
付属機能が追加できる。
で、かつ多種類の出力波形を容易に得ることができる電
圧発生装置を提供する。 【構成】 CPU1は所望の電圧波形の一周期分のディ
ジタルデータを有し、予め定められた一定のタイミング
でこのディジタルデータを順次出力する。このディジタ
ルデータはD−A変換器でD−A変換され、次期の出力
電圧の目標値としてエラーアンプ4に供給される。のこ
ぎり波の発振器2の出力とエラーアンプ4の出力が比較
回路5で比較されPWM信号が生成される。高圧出力回
路6の出力はこのPWM信号により次期目標値に向って
アナログ的に制御されるので、高速処理が可能となって
出力の精度が高くなり、CPUの演算時間が短縮できて
付属機能が追加できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の複写
機,プリンタに用いる交流高圧発生装置等の電圧発生装
置に関する。
機,プリンタに用いる交流高圧発生装置等の電圧発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一成分現像方式であるジャンピン
グ現像方式の現像バイアス回路や感光ドラムに電極を接
触させて帯電させる接触帯電方式の1次帯電電圧回路
は、交流の昇圧トランスとDC−DCインバータから構
成され、200Hz〜2KHzの周波数で、500Vp
−p〜2KVp−p程度の振幅を持つ交流に0〜600
Vの直流電圧を重畳したバイアスが用いられている。
グ現像方式の現像バイアス回路や感光ドラムに電極を接
触させて帯電させる接触帯電方式の1次帯電電圧回路
は、交流の昇圧トランスとDC−DCインバータから構
成され、200Hz〜2KHzの周波数で、500Vp
−p〜2KVp−p程度の振幅を持つ交流に0〜600
Vの直流電圧を重畳したバイアスが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例において
は、低周波の交流出力を得るためにトランスが大型化
し、装置全体の小型化や軽量化を阻害する問題がある。
は、低周波の交流出力を得るためにトランスが大型化
し、装置全体の小型化や軽量化を阻害する問題がある。
【0004】これに対して最近、小型の高周波トランス
と放電用の高圧トランジスタをマイクロコンピュータ
(以下マイコンという)により制御して、昇圧と放電の
繰返しによって交流高圧波形を得ようとする方式がたと
えば特願平3−157918号として提案されている。
と放電用の高圧トランジスタをマイクロコンピュータ
(以下マイコンという)により制御して、昇圧と放電の
繰返しによって交流高圧波形を得ようとする方式がたと
えば特願平3−157918号として提案されている。
【0005】しかしながら、この方式では、高周波トラ
ンスを駆動するPWMパルスの演算や放電制御時の放電
時間の演算に多大な時間がかかるため出力波形をリアル
タイムに制御できず、所望の出力に対して精度が落ちて
しまうという問題がある。また、マイコンが高圧出力の
演算制御に占有されてしまい付属機能の追加が容易にで
きないという問題もある。
ンスを駆動するPWMパルスの演算や放電制御時の放電
時間の演算に多大な時間がかかるため出力波形をリアル
タイムに制御できず、所望の出力に対して精度が落ちて
しまうという問題がある。また、マイコンが高圧出力の
演算制御に占有されてしまい付属機能の追加が容易にで
きないという問題もある。
【0006】一方、従来のアナログ回路による制御方式
では、多種類の交流波形を得ようとする場合(例えば、
二色コピーをそれぞれ異なるタイプのトナーで行う場
合、トナーの種類によって最適な現像バイアス波形は異
なる。)、一種類の出力波形ごとに回路を構成する必要
があり、回路規模が増大することによるコスト高や回路
の設置スペースの確保、更には、開発労力の増加等の問
題がある。
では、多種類の交流波形を得ようとする場合(例えば、
二色コピーをそれぞれ異なるタイプのトナーで行う場
合、トナーの種類によって最適な現像バイアス波形は異
なる。)、一種類の出力波形ごとに回路を構成する必要
があり、回路規模が増大することによるコスト高や回路
の設置スペースの確保、更には、開発労力の増加等の問
題がある。
【0007】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、出力の精度が高く、付属機能の追加が可能
で、かつ多種類の出力波形を容易に得ることのできる電
圧発生装置を提供することを目的とするものである。
たもので、出力の精度が高く、付属機能の追加が可能
で、かつ多種類の出力波形を容易に得ることのできる電
圧発生装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では電圧発生装置を次の(1)〜(5)のと
おりに構成する。
め、本発明では電圧発生装置を次の(1)〜(5)のと
おりに構成する。
【0009】(1)所望の電圧波形の一周期分のディジ
タルデータを有し、予め定められた一定のタイミングで
このディジタルデータを順次出力する制御手段と、この
制御手段から出力されたディジタルデータをアナログ信
号に変換するディジタル−アナログ変換手段と、当該装
置の出力電圧を検出しこの出力電圧に比例する信号を出
力する出力電圧検出手段と、この出力電圧検出手段から
出力された信号と前記ディジタル−アナログ変換手段で
変換されたアナログ信号との偏差を検出する偏差検出手
段と、この偏差検出手段の出力にもとづいてPWM信号
を生成するPWM信号生成手段と、このPWM信号生成
手段で生成したPWM信号に応じて当該装置の出力電圧
を発生する出力電圧発生手段とを備えた電圧発生装置。
タルデータを有し、予め定められた一定のタイミングで
このディジタルデータを順次出力する制御手段と、この
制御手段から出力されたディジタルデータをアナログ信
号に変換するディジタル−アナログ変換手段と、当該装
置の出力電圧を検出しこの出力電圧に比例する信号を出
力する出力電圧検出手段と、この出力電圧検出手段から
出力された信号と前記ディジタル−アナログ変換手段で
変換されたアナログ信号との偏差を検出する偏差検出手
段と、この偏差検出手段の出力にもとづいてPWM信号
を生成するPWM信号生成手段と、このPWM信号生成
手段で生成したPWM信号に応じて当該装置の出力電圧
を発生する出力電圧発生手段とを備えた電圧発生装置。
【0010】(2)所望の電圧波形の一周期分のディジ
タルデータを有し、予め定められた一定のタイミングで
このディジタルデータを順次出力する制御手段と、この
制御手段から出力されたディジタルデータをアナログ信
号に変換するディジタル−アナログ変換手段と、PWM
信号に応じた電圧を発生する電圧発生手段と、この電圧
発生手段の発生電圧を検出しこの発生電圧に比例した信
号を出力する発生電圧検出手段と、この発生電圧検出手
段から出力された信号と前記ディジタル−アナログ変換
手段で変換されたアナログ信号との偏差を検出する偏差
検出手段と、入力信号に応じたPWM信号を生成し前記
電圧発生手段に供給するPWM信号生成手段と、前記電
圧発生手段を負荷に結合するカップリングコンデンサ
と、このカップリングコンデンサに充電された電荷を入
力信号に応じて放電する放電手段と、前記電圧発生手段
の発生電圧の上昇時と下降時を判別する判別手段と、こ
の判別手段の出力に応じて前記偏差検出手段の出力を前
記電圧発生手段の発生電圧の上昇時には前記PWM生成
手段に供給し下降時には前記放電手段に供給するよう切
り換えるスイッチ手段とを備えた電圧発生装置。
タルデータを有し、予め定められた一定のタイミングで
このディジタルデータを順次出力する制御手段と、この
制御手段から出力されたディジタルデータをアナログ信
号に変換するディジタル−アナログ変換手段と、PWM
信号に応じた電圧を発生する電圧発生手段と、この電圧
発生手段の発生電圧を検出しこの発生電圧に比例した信
号を出力する発生電圧検出手段と、この発生電圧検出手
段から出力された信号と前記ディジタル−アナログ変換
手段で変換されたアナログ信号との偏差を検出する偏差
検出手段と、入力信号に応じたPWM信号を生成し前記
電圧発生手段に供給するPWM信号生成手段と、前記電
圧発生手段を負荷に結合するカップリングコンデンサ
と、このカップリングコンデンサに充電された電荷を入
力信号に応じて放電する放電手段と、前記電圧発生手段
の発生電圧の上昇時と下降時を判別する判別手段と、こ
の判別手段の出力に応じて前記偏差検出手段の出力を前
記電圧発生手段の発生電圧の上昇時には前記PWM生成
手段に供給し下降時には前記放電手段に供給するよう切
り換えるスイッチ手段とを備えた電圧発生装置。
【0011】(3)PWM信号生成手段は、制御手段か
らディジタルデータを出力する各タイミング間に複数波
の三角波を出力する三角波発生手段と、入力信号と前記
三角波発生手段で発生した三角波とを比較する比較手段
とを備えている前記(1)または(2)記載の電圧発生
装置。
らディジタルデータを出力する各タイミング間に複数波
の三角波を出力する三角波発生手段と、入力信号と前記
三角波発生手段で発生した三角波とを比較する比較手段
とを備えている前記(1)または(2)記載の電圧発生
装置。
【0012】(4)発生電圧検出手段と偏差検出手段の
間または偏差検出手段とスイッチ手段の間に、ローパス
フィルタを挿入した前記(2)記載の電圧発生装置。
間または偏差検出手段とスイッチ手段の間に、ローパス
フィルタを挿入した前記(2)記載の電圧発生装置。
【0013】(5)当該装置の出力電流を検出する出力
電流検出手段を設け、かつ制御手段は前記出力電流検出
手段の出力を予め有する目標出力電流データと比較し両
者が一致するよう所望の出力電圧波形のディジタルデー
タを変更して出力するようにした前記(1)または
(2)記載の電圧発生装置。
電流検出手段を設け、かつ制御手段は前記出力電流検出
手段の出力を予め有する目標出力電流データと比較し両
者が一致するよう所望の出力電圧波形のディジタルデー
タを変更して出力するようにした前記(1)または
(2)記載の電圧発生装置。
【0014】
【作用】前記(1)〜(5)の構成により電圧発生手段
の出力は、PWM信号により次期目標値に向ってアナロ
グ的に制御され、前記(2)の構成ではさらに電圧発生
手段の発生電圧の下降時に放電手段によりカップリング
コンデンサの電荷が放電され、前記(3)の構成で三角
波発生手段でPWM信号が生成され、前記(4)の構成
では、電圧発生手段へのフィードバック信号がローパス
フィルタにより平滑化され、前記(5)の構成では出力
電流が目標値になるよう所望の出力電圧波形のディジタ
ルデータが変更される。
の出力は、PWM信号により次期目標値に向ってアナロ
グ的に制御され、前記(2)の構成ではさらに電圧発生
手段の発生電圧の下降時に放電手段によりカップリング
コンデンサの電荷が放電され、前記(3)の構成で三角
波発生手段でPWM信号が生成され、前記(4)の構成
では、電圧発生手段へのフィードバック信号がローパス
フィルタにより平滑化され、前記(5)の構成では出力
電流が目標値になるよう所望の出力電圧波形のディジタ
ルデータが変更される。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。 (実施例1)図1は実施例1である“電圧発生装置”の
ブロックである。図中、1は本装置を制御するマイコン
等のCPU、2はCPUからの同期信号を受けてのこぎ
り波(適宜の三角波でよい)を出力する発振器、3はC
PU1からのディジタル信号をアナログ的な電圧信号に
変換するD−Aコンバータ、4はD−Aコンバータ3の
出力と電圧検出回路8の出力の差を増幅するエラーアン
プ、5は発振器2の出力とエラーアンプ4の出力を比較
し“H”,“L”2値の電圧信号を出力するパルス幅制
限回路を内蔵する比較回路、6は比較回路5からの信号
に応じて高周波トランスを駆動し、高圧出力を発生する
高圧出力回路、7は高圧出力を分圧し高圧出力に比例し
た低電圧の信号を出力する電圧検出回路、8は高圧が印
加される現像器や帯電器等の負荷である。なお、発振器
2と比較回路5は請求項でいう“PWM信号生成手段”
に相当する。
ブロックである。図中、1は本装置を制御するマイコン
等のCPU、2はCPUからの同期信号を受けてのこぎ
り波(適宜の三角波でよい)を出力する発振器、3はC
PU1からのディジタル信号をアナログ的な電圧信号に
変換するD−Aコンバータ、4はD−Aコンバータ3の
出力と電圧検出回路8の出力の差を増幅するエラーアン
プ、5は発振器2の出力とエラーアンプ4の出力を比較
し“H”,“L”2値の電圧信号を出力するパルス幅制
限回路を内蔵する比較回路、6は比較回路5からの信号
に応じて高周波トランスを駆動し、高圧出力を発生する
高圧出力回路、7は高圧出力を分圧し高圧出力に比例し
た低電圧の信号を出力する電圧検出回路、8は高圧が印
加される現像器や帯電器等の負荷である。なお、発振器
2と比較回路5は請求項でいう“PWM信号生成手段”
に相当する。
【0016】次に、図2,図3を用いて正弦波電圧発生
の動作を説明する。図2は所望の正弦波出力の1周期を
時間Δtで等分したときの時刻と出力電圧の関係を示し
ており、図3は時刻2までの所望出力電圧と各信号のタ
イミングチャートである。ここで、ΔtはD−Aコンバ
ータ3のD−A変換時間よりも長い時間で、且つ、発振
器2の発振周波数の1周期(Tsとする)より充分長い
時間(本実施例では、Δt=4×Tsとする)に設定さ
れている。先ず、CPU1は時刻1のときに出力電圧V
1 と成るようにD−Aコンバータ3にディジタル信号を
出力する。D−Aコンバータ3は受取ったディジタル信
号をアナログ信号に変換しエラーアンプ4に出力する。
エラーアンプ4は前記アナログ信号とそのときの出力電
圧との差を増幅し比較回路5に出力する。この場合、現
在の出力電圧は0であるからエラーアンプ4は比較的低
い電圧を出力し、比較回路5は発振器2の出力との比較
の結果最大幅のパルス信号を出力する。このパルス信号
は高圧出力回路6に入力され、内部の高周波トランスの
駆動タイミングと成るので、比較回路5には、出力パル
スのデューティが50%以上と成らないように制限回路
が内蔵されている。以上により比較回路5の出力はPW
M信号となり、高圧出力回路6を駆動して高圧出力を発
生する。発生した高圧出力は電圧検出回路7によって分
圧され、フィードバック信号としてエラーアンプ4に入
力される。このフィードバック信号により、エラーアン
プ4の出力は変更され、その結果、比較回路5のPWM
出力も変更される。
の動作を説明する。図2は所望の正弦波出力の1周期を
時間Δtで等分したときの時刻と出力電圧の関係を示し
ており、図3は時刻2までの所望出力電圧と各信号のタ
イミングチャートである。ここで、ΔtはD−Aコンバ
ータ3のD−A変換時間よりも長い時間で、且つ、発振
器2の発振周波数の1周期(Tsとする)より充分長い
時間(本実施例では、Δt=4×Tsとする)に設定さ
れている。先ず、CPU1は時刻1のときに出力電圧V
1 と成るようにD−Aコンバータ3にディジタル信号を
出力する。D−Aコンバータ3は受取ったディジタル信
号をアナログ信号に変換しエラーアンプ4に出力する。
エラーアンプ4は前記アナログ信号とそのときの出力電
圧との差を増幅し比較回路5に出力する。この場合、現
在の出力電圧は0であるからエラーアンプ4は比較的低
い電圧を出力し、比較回路5は発振器2の出力との比較
の結果最大幅のパルス信号を出力する。このパルス信号
は高圧出力回路6に入力され、内部の高周波トランスの
駆動タイミングと成るので、比較回路5には、出力パル
スのデューティが50%以上と成らないように制限回路
が内蔵されている。以上により比較回路5の出力はPW
M信号となり、高圧出力回路6を駆動して高圧出力を発
生する。発生した高圧出力は電圧検出回路7によって分
圧され、フィードバック信号としてエラーアンプ4に入
力される。このフィードバック信号により、エラーアン
プ4の出力は変更され、その結果、比較回路5のPWM
出力も変更される。
【0017】本実施例の場合、Δt=4×Tsとしてい
るので、時刻1に達するまでの間に4発のPWM信号が
出力され、夫々のPWM信号は夫々パルス幅を変えて出
力電圧V1 を目指して制御される。すなわち、時刻0か
ら時刻1に近づくに従い高圧出力回路6の出力電圧が上
昇しエラーアンプ4の電圧が上昇して、比較回路5の出
力反転のタイミングが遅れ図示のようにPWM信号のデ
ューティが減少し、出力電圧はV1 に次第に近づく。
るので、時刻1に達するまでの間に4発のPWM信号が
出力され、夫々のPWM信号は夫々パルス幅を変えて出
力電圧V1 を目指して制御される。すなわち、時刻0か
ら時刻1に近づくに従い高圧出力回路6の出力電圧が上
昇しエラーアンプ4の電圧が上昇して、比較回路5の出
力反転のタイミングが遅れ図示のようにPWM信号のデ
ューティが減少し、出力電圧はV1 に次第に近づく。
【0018】4発のPWM信号の出力が完了すると、C
PU1は時刻2のときに所望とする電圧V2 に相当する
ディジタル信号をD−Aコンバータ3に出力する。D−
Aコンバータ3はただちにD−A変換を行うが、変換途
中にPWM信号が出力されると、必要とするPWM信号
とは異なる信号が出力される不具合がある。そこで、発
振周期TsをD−A変換時間Tcの2倍以上に設定し、
PWM信号が図3に示すタイミングで出力されるよう発
振器2及びD−Aコンバータ3をCPU1により同期制
御する。このタイミング制御のために、発振器2はCP
U1からの同期信号で動作している。
PU1は時刻2のときに所望とする電圧V2 に相当する
ディジタル信号をD−Aコンバータ3に出力する。D−
Aコンバータ3はただちにD−A変換を行うが、変換途
中にPWM信号が出力されると、必要とするPWM信号
とは異なる信号が出力される不具合がある。そこで、発
振周期TsをD−A変換時間Tcの2倍以上に設定し、
PWM信号が図3に示すタイミングで出力されるよう発
振器2及びD−Aコンバータ3をCPU1により同期制
御する。このタイミング制御のために、発振器2はCP
U1からの同期信号で動作している。
【0019】以上説明したように、CPU1の内部RO
M等に所望の出力電圧V1 ,V2 ,V3 ,…を記憶さ
せ、時刻1,2,3,…,8,9,0,1…を繰返すこ
とによって図2に示すような正弦波を得ることができ
る。
M等に所望の出力電圧V1 ,V2 ,V3 ,…を記憶さ
せ、時刻1,2,3,…,8,9,0,1…を繰返すこ
とによって図2に示すような正弦波を得ることができ
る。
【0020】次に、図4に本実施例の制御フローの一例
を示す。図は時間管理にタイマ割込みを用い、同クロッ
クを使用したカウンタ等により発振器2の同期信号(或
いは、発振そのもの)を作り出す場合の例である。S4
01でマイコン内蔵RAM等のイニシャライズ及び、D
−Aコンバータ3が0レベルを出力するようデータをセ
ットする。S402でタイマ割込みのためのタイマカウ
ンタの値をセットし、同時に、同期信号出力のためのカ
ウンタ値等をセットする。S403でタイマ割込みを許
可し、タイマをスタートする。又、同時に、同期信号の
ためのカウンタをスタートし、同期信号を出力する。
を示す。図は時間管理にタイマ割込みを用い、同クロッ
クを使用したカウンタ等により発振器2の同期信号(或
いは、発振そのもの)を作り出す場合の例である。S4
01でマイコン内蔵RAM等のイニシャライズ及び、D
−Aコンバータ3が0レベルを出力するようデータをセ
ットする。S402でタイマ割込みのためのタイマカウ
ンタの値をセットし、同時に、同期信号出力のためのカ
ウンタ値等をセットする。S403でタイマ割込みを許
可し、タイマをスタートする。又、同時に、同期信号の
ためのカウンタをスタートし、同期信号を出力する。
【0021】一方、タイマ割込みがかかると、S404
で一旦割込みを禁止し、S405で次に所望とする出力
電圧に相当するデータを選択する。続いて、S405で
選択したデータをS406にてD−Aコンバータ3にセ
ットし、D−A変換をスタートさせた後、S407で再
び割込みを許可する。
で一旦割込みを禁止し、S405で次に所望とする出力
電圧に相当するデータを選択する。続いて、S405で
選択したデータをS406にてD−Aコンバータ3にセ
ットし、D−A変換をスタートさせた後、S407で再
び割込みを許可する。
【0022】以上の説明において、タイマのカウント値
はΔtに相当しており、同期信号のカウンタ値は、例え
ば、周期Tsのクロックを出力する値にセットされてい
る。
はΔtに相当しており、同期信号のカウンタ値は、例え
ば、周期Tsのクロックを出力する値にセットされてい
る。
【0023】なお、実施例では、図2に示すように0レ
ベルからV5 レベルまで変化する正弦波出力を例に説明
したが、ROM内に記憶させる電圧データを適当に設定
することによって、DC成分を自由に変化させたり、正
弦波以外の複雑な波形を出力させたりすることが可能で
ある。
ベルからV5 レベルまで変化する正弦波出力を例に説明
したが、ROM内に記憶させる電圧データを適当に設定
することによって、DC成分を自由に変化させたり、正
弦波以外の複雑な波形を出力させたりすることが可能で
ある。
【0024】(実施例2)実施例1では、負荷の要因を
無視して、且つ、0レベル以上の出力を得る場合につい
て説明した。ここでは、負荷が容量性を有していて波形
の立下りに時間がかかる場合や、0レベルを中心とする
交流波形を出力したい場合の実施例について説明する。
無視して、且つ、0レベル以上の出力を得る場合につい
て説明した。ここでは、負荷が容量性を有していて波形
の立下りに時間がかかる場合や、0レベルを中心とする
交流波形を出力したい場合の実施例について説明する。
【0025】図5に本実施例のブロック図を示す。図
中、9は負荷8にかかる高圧出力回路6からの出力をカ
ップリングするカップリングコンデンサ、10はカップ
リングコンデンサ9に充電された電荷を放電制御するた
めの放電回路、11は高圧出力回路6による充電動作と
放電回路10による放電動作とをCPU1からの指示に
より切り換えるスイッチ回路、12は負荷8にDC電圧
を印加するDC印加回路である。
中、9は負荷8にかかる高圧出力回路6からの出力をカ
ップリングするカップリングコンデンサ、10はカップ
リングコンデンサ9に充電された電荷を放電制御するた
めの放電回路、11は高圧出力回路6による充電動作と
放電回路10による放電動作とをCPU1からの指示に
より切り換えるスイッチ回路、12は負荷8にDC電圧
を印加するDC印加回路である。
【0026】次に図6を用いて動作を説明する。本実施
例では、一旦昇圧した電圧はカップリングコンデンサ9
に充電され電圧検出回路7を通して放電されるが、この
経路は時定数の大きい積分回路となっているので放電に
時間がかかり所望とするAC出力を得ることができな
い、そこで所望とする交流出力を図6に示すようにプラ
スの傾きを有する充電期間とマイナスの傾きを有する放
電期間とに分け、充電期間には高圧出力回路6を、放電
期間には放電回路10を制御するようスイッチ回路11
を切り換えるように構成されている。時刻1〜5までの
充電期間ではスイッチ回路11は比較回路5を選択して
おり、実施例1に示したのと同様の制御を行う。一方、
時刻6〜10までの放電期間では、スイッチ回路11は
放電回路10を選択しており、以下に示す動作を行う。
例では、一旦昇圧した電圧はカップリングコンデンサ9
に充電され電圧検出回路7を通して放電されるが、この
経路は時定数の大きい積分回路となっているので放電に
時間がかかり所望とするAC出力を得ることができな
い、そこで所望とする交流出力を図6に示すようにプラ
スの傾きを有する充電期間とマイナスの傾きを有する放
電期間とに分け、充電期間には高圧出力回路6を、放電
期間には放電回路10を制御するようスイッチ回路11
を切り換えるように構成されている。時刻1〜5までの
充電期間ではスイッチ回路11は比較回路5を選択して
おり、実施例1に示したのと同様の制御を行う。一方、
時刻6〜10までの放電期間では、スイッチ回路11は
放電回路10を選択しており、以下に示す動作を行う。
【0027】出力波形が放電期間に入ったことはCPU
1のプログラムに書き込まれた波形情報により自ずと知
ることができる。すなわち、時刻5を越えた時点から放
電制御を行えば良く放電制御への切り換えはスイッチ回
路11を放電回路10へ切り換えることのみで行うこと
ができる。この切換えによりCPU1は、充電期間での
制御と同様に次なる時点で所望とされる電圧値をディジ
タル信号でD−Aコンバータ3に出力し、D−Aコンバ
ータ3は受取ったディジタル信号をアナログ信号に変換
してエラーアンプ4に出力する。エラーアンプ4は電圧
検出回路7から出力される現在の電圧値情報とD−Aコ
ンバータ3からの出力電圧との差分を増幅して放電回路
10に出力する。放電回路10はこの信号に応じて放電
動作を行い、これによって出力電圧は低下する。電圧検
出回路7はこの電圧を検出しエラーアンプ4にフィード
バックするので、出力電圧はCPU1からの指示に従っ
た電圧で安定する。CPU1は時刻6,7,8,9で新
たな電圧値を指示し、それによって所望の放電期間の出
力波形を得ることができる。すなわち、現在の電圧値情
報とD−Aコンバータ3からの出力電圧との差分が小さ
いときは放電回路10が小電流を放電し、差分が大きい
ときは大電流で放電し、所望の立下り出力が得られる。
また、時刻10となった時点で再びスイッチ回路11を
比較回路5側に切り換えて充電期間の制御に切り換え
る。
1のプログラムに書き込まれた波形情報により自ずと知
ることができる。すなわち、時刻5を越えた時点から放
電制御を行えば良く放電制御への切り換えはスイッチ回
路11を放電回路10へ切り換えることのみで行うこと
ができる。この切換えによりCPU1は、充電期間での
制御と同様に次なる時点で所望とされる電圧値をディジ
タル信号でD−Aコンバータ3に出力し、D−Aコンバ
ータ3は受取ったディジタル信号をアナログ信号に変換
してエラーアンプ4に出力する。エラーアンプ4は電圧
検出回路7から出力される現在の電圧値情報とD−Aコ
ンバータ3からの出力電圧との差分を増幅して放電回路
10に出力する。放電回路10はこの信号に応じて放電
動作を行い、これによって出力電圧は低下する。電圧検
出回路7はこの電圧を検出しエラーアンプ4にフィード
バックするので、出力電圧はCPU1からの指示に従っ
た電圧で安定する。CPU1は時刻6,7,8,9で新
たな電圧値を指示し、それによって所望の放電期間の出
力波形を得ることができる。すなわち、現在の電圧値情
報とD−Aコンバータ3からの出力電圧との差分が小さ
いときは放電回路10が小電流を放電し、差分が大きい
ときは大電流で放電し、所望の立下り出力が得られる。
また、時刻10となった時点で再びスイッチ回路11を
比較回路5側に切り換えて充電期間の制御に切り換え
る。
【0028】以上の繰返しにより所望の交流電圧波形が
得られるわけであるが、本実施例の場合、カップリング
コンデンサ9によりDC成分をカットしているため、負
荷8へのDC成分の印加は負荷側に接続したDC印加回
路12によって別途行う必要がある。
得られるわけであるが、本実施例の場合、カップリング
コンデンサ9によりDC成分をカットしているため、負
荷8へのDC成分の印加は負荷側に接続したDC印加回
路12によって別途行う必要がある。
【0029】(実施例3)実施例1,実施例2では、夫
々高圧出力回路を制御して所望の交流出力電圧を得よう
とする場合と、高圧出力回路と放電回路とを制御して所
望の交流出力電圧を得ようとする場合について説明し
た。ここでは、以上の高圧出力制御を行うに当たってよ
り滑らかな出力波形を得たい場合の実施例について説明
する。
々高圧出力回路を制御して所望の交流出力電圧を得よう
とする場合と、高圧出力回路と放電回路とを制御して所
望の交流出力電圧を得ようとする場合について説明し
た。ここでは、以上の高圧出力制御を行うに当たってよ
り滑らかな出力波形を得たい場合の実施例について説明
する。
【0030】図7に本実施例のブロック図を示す。図
中、13はエラーアンプ4からの出力を積分する抵抗と
コンデンサから構成される積分回路(1次遅れ要素)で
ある。これによって、エラーアンプ4の出力は積分され
るので、電圧切り換え時の変化が滑らかになり、充電時
や放電時の出力リップルを抑えることができる。
中、13はエラーアンプ4からの出力を積分する抵抗と
コンデンサから構成される積分回路(1次遅れ要素)で
ある。これによって、エラーアンプ4の出力は積分され
るので、電圧切り換え時の変化が滑らかになり、充電時
や放電時の出力リップルを抑えることができる。
【0031】図8に積分回路がある場合と無い場合の信
号のタイミングチャートを示す。(a)に示すように積
分回路を持たない場合、D−Aコンバータ3の出力が急
激に変化すると、エラーアンプ4の出力も急激に変化
し、比較器5からの出力のパルス幅は急激に増大する。
これによって、高圧出力回路6の出力は急激に変化し、
目標とする出力電圧を越えた、リップル電圧を出力して
しまう。一方、積分回路を持たせた場合、(b)に示す
ようにエラーアンプ4の出力は滑らかに変化するため、
比較器5の出力のパルス幅も滑らかに増大し、高圧出力
回路6の出力も滑らかに増大する。
号のタイミングチャートを示す。(a)に示すように積
分回路を持たない場合、D−Aコンバータ3の出力が急
激に変化すると、エラーアンプ4の出力も急激に変化
し、比較器5からの出力のパルス幅は急激に増大する。
これによって、高圧出力回路6の出力は急激に変化し、
目標とする出力電圧を越えた、リップル電圧を出力して
しまう。一方、積分回路を持たせた場合、(b)に示す
ようにエラーアンプ4の出力は滑らかに変化するため、
比較器5の出力のパルス幅も滑らかに増大し、高圧出力
回路6の出力も滑らかに増大する。
【0032】以上の効果は放電制御の場合も同様に得る
ことができる。また、以上の説明では、エラーアンプ4
の出力側に積分回路を設けた場合について説明したがこ
れに限られるものではなく、例えば、エラーアンプ4の
入力側に設けてもよい。なお、回路13は積分回路に限
らず、信号の変化を滑らかにするものであればよく、こ
のような回路を請求項ではローパスフィルタという用語
で表現している。
ことができる。また、以上の説明では、エラーアンプ4
の出力側に積分回路を設けた場合について説明したがこ
れに限られるものではなく、例えば、エラーアンプ4の
入力側に設けてもよい。なお、回路13は積分回路に限
らず、信号の変化を滑らかにするものであればよく、こ
のような回路を請求項ではローパスフィルタという用語
で表現している。
【0033】(実施例4)以上の各実施例では、電圧波
形を制御する場合について説明した。ここでは、同様の
方式に電流の検出手段を設けて定電流制御を行う場合の
実施例について説明する。
形を制御する場合について説明した。ここでは、同様の
方式に電流の検出手段を設けて定電流制御を行う場合の
実施例について説明する。
【0034】電子写真方式の複写プロセスにおいて、感
光ドラムの表面を均一に帯電させる1次高圧の帯電方式
の一つに接触帯電方式がある。これは感光ドラムの表面
にローラやブレード等の電極を接触させ、その電極に高
圧を印加して帯電させる方式である。この接触帯電によ
る帯電方式では、温度や湿度等の環境変動によらずに感
光体表面を均一な電荷で帯電させるために定電圧のDC
高圧に定電流のAC高圧を重畳した電源が用いられてい
る。
光ドラムの表面を均一に帯電させる1次高圧の帯電方式
の一つに接触帯電方式がある。これは感光ドラムの表面
にローラやブレード等の電極を接触させ、その電極に高
圧を印加して帯電させる方式である。この接触帯電によ
る帯電方式では、温度や湿度等の環境変動によらずに感
光体表面を均一な電荷で帯電させるために定電圧のDC
高圧に定電流のAC高圧を重畳した電源が用いられてい
る。
【0035】図9に、本実施例のブロック図を示す。図
中、14は高圧出力回路6と放電回路10の電流経路に
設けられた電流検出回路であり、15は検出した電流値
をディジタル値に変換するA−Dコンバータである。電
流検出回路14はAC電流を電圧に変換して検出し、そ
の電圧を積分して電流の実効値としてA−Dコンバータ
15に出力する。A−Dコンバータ15は受取った電圧
CPU1の信号に従ってディジタル値に変換し、CPU
1に出力する。CPU1は受取った現在の電流値から要
求される各時刻毎の所望電圧を演算してD−Aコンバー
タ3に出力すべきデータを変更する。所望電圧の演算方
法は様々なものが考えられるが、例えば、現在の電流値
と制御しようとする電流値との割合を計算し、その割合
と現在の電圧データから演算することができる。
中、14は高圧出力回路6と放電回路10の電流経路に
設けられた電流検出回路であり、15は検出した電流値
をディジタル値に変換するA−Dコンバータである。電
流検出回路14はAC電流を電圧に変換して検出し、そ
の電圧を積分して電流の実効値としてA−Dコンバータ
15に出力する。A−Dコンバータ15は受取った電圧
CPU1の信号に従ってディジタル値に変換し、CPU
1に出力する。CPU1は受取った現在の電流値から要
求される各時刻毎の所望電圧を演算してD−Aコンバー
タ3に出力すべきデータを変更する。所望電圧の演算方
法は様々なものが考えられるが、例えば、現在の電流値
と制御しようとする電流値との割合を計算し、その割合
と現在の電圧データから演算することができる。
【0036】以上により出力される交流電圧の振幅が変
更され、その結果、定電流のAC高圧出力を得ることが
できる。
更され、その結果、定電流のAC高圧出力を得ることが
できる。
【0037】図10に本実施例の制御フローチャートの
概要を示す。図はタイマ割込みのフローである。メイン
フローは図4に示したものと同一で実現できる。図10
を説明すると、S1001で新たな割込みがかからない
よう割込みを禁止する。S1002でD−A変換させる
べきデータのメモリ領域を選択する。D−Aデータのメ
モリ領域は、定電流を行うために演算結果を書込むため
と、D−A変換データの読出しを行うための二つの領域
が用意されており、片側が読出し用に使用されている場
合残りの一方が演算結果の書込み用に使用されるように
切り換え制御されている。S1003,S1004は夫
々のデータ領域におけるD−A変換データを選択する。
S1005は選択したD−A変換データをD−Aコンバ
ータ3に入力するルーチンでD−Aコンバータ3が変換
信号を要するタイプの場合は変換の開始信号を出力す
る。S1006は電流値を読み込んだりD−A変換デー
タを演算し演算結果をメモリにセットするルーチンで、
演算はその演算時間に応じて数回の割込みに分けて行わ
れる。S1007は数回に分けた演算が全て終了したこ
とを確認するルーチンで、演算が終了した場合はS10
08で終了フラグをセットする。この演算終了フラグは
データ領域の選択の際に使用され、これによってどちら
の領域を選択するかを決定する。S1009はS100
1で禁止した割込みを再び許可状態に戻すルーチンで、
以上の終了によって次の割込みを待機する。
概要を示す。図はタイマ割込みのフローである。メイン
フローは図4に示したものと同一で実現できる。図10
を説明すると、S1001で新たな割込みがかからない
よう割込みを禁止する。S1002でD−A変換させる
べきデータのメモリ領域を選択する。D−Aデータのメ
モリ領域は、定電流を行うために演算結果を書込むため
と、D−A変換データの読出しを行うための二つの領域
が用意されており、片側が読出し用に使用されている場
合残りの一方が演算結果の書込み用に使用されるように
切り換え制御されている。S1003,S1004は夫
々のデータ領域におけるD−A変換データを選択する。
S1005は選択したD−A変換データをD−Aコンバ
ータ3に入力するルーチンでD−Aコンバータ3が変換
信号を要するタイプの場合は変換の開始信号を出力す
る。S1006は電流値を読み込んだりD−A変換デー
タを演算し演算結果をメモリにセットするルーチンで、
演算はその演算時間に応じて数回の割込みに分けて行わ
れる。S1007は数回に分けた演算が全て終了したこ
とを確認するルーチンで、演算が終了した場合はS10
08で終了フラグをセットする。この演算終了フラグは
データ領域の選択の際に使用され、これによってどちら
の領域を選択するかを決定する。S1009はS100
1で禁止した割込みを再び許可状態に戻すルーチンで、
以上の終了によって次の割込みを待機する。
【0038】なお、本実施例では、電流検出を電流経路
に抵抗を挿入することによって行っているが、これに限
られるものではなく、カップリングコンデンサ9の負荷
側にパルストランス等の電流検出トランスを用いて行う
こともできる。
に抵抗を挿入することによって行っているが、これに限
られるものではなく、カップリングコンデンサ9の負荷
側にパルストランス等の電流検出トランスを用いて行う
こともできる。
【0039】また、以上の説明では正弦波出力を得る場
合を例に説明したが、これに限れるものではなく、その
他一周期の分割数なども実施例の例に限られるものでは
ない。
合を例に説明したが、これに限れるものではなく、その
他一周期の分割数なども実施例の例に限られるものでは
ない。
【0040】(実施例5)以上の各実施例では、一種類
の出力波形を得るものを説明したが、ここでは、多種類
の出力波形を切り換えて出力する実施例について説明す
る。
の出力波形を得るものを説明したが、ここでは、多種類
の出力波形を切り換えて出力する実施例について説明す
る。
【0041】例として、図11に示すような2種類の交
流出力((a)をA波形、(b)をB波形とする)を切
り換えて出力する場合について説明する。本実施例のブ
ロック図を図12に示す。図12に示すように、CPU
1にはA波形とB波形のどちらを出力するかを示す切換
え信号と、交流出力のON/OFFを指示するON信号
が入力されている。これらの信号は、例えば、複写機本
体から出力され、様々な設定や条件、及びタイミングに
よって切り分けられている。また、CPU1内部のプロ
グラムROMには、そのデータ領域内に、図11に示さ
れる2種類の出力波形を示す電圧データ(VA0,VA1,
VA2,…VA8,VA9,VB0,VB1,VB2,…VB7,
VB8)、及び分割数データ(NA ,NB )が記憶されて
いる(図13参照)。
流出力((a)をA波形、(b)をB波形とする)を切
り換えて出力する場合について説明する。本実施例のブ
ロック図を図12に示す。図12に示すように、CPU
1にはA波形とB波形のどちらを出力するかを示す切換
え信号と、交流出力のON/OFFを指示するON信号
が入力されている。これらの信号は、例えば、複写機本
体から出力され、様々な設定や条件、及びタイミングに
よって切り分けられている。また、CPU1内部のプロ
グラムROMには、そのデータ領域内に、図11に示さ
れる2種類の出力波形を示す電圧データ(VA0,VA1,
VA2,…VA8,VA9,VB0,VB1,VB2,…VB7,
VB8)、及び分割数データ(NA ,NB )が記憶されて
いる(図13参照)。
【0042】以上の構成により、2種類の出力が切り換
え出力される訳であるが、この場合の制御フローチャー
トの一例を図14に示す。これを説明すると、S141
で出力をOFF状態にしておき、S142でA波形とB
波形のどちらを出力するかを、切換え信号をモニタする
ことによって判別する。S142の判別結果に従ってS
143でA波形データを、S144でB波形データをR
AM上にセットする。S145では出力をONするか否
かの判別を、ON信号をモニタすることによって行な
い、ONの信号を受取ると、S146にて直ちに交流出
力の制御を開始する(分割数データ及び電圧データはこ
の際にデータ参照される)。続いて、S147では、同
ON信号のモニタによりOFF信号を受取ると直ちにS
141に戻り、これによって出力動作を停止する。
え出力される訳であるが、この場合の制御フローチャー
トの一例を図14に示す。これを説明すると、S141
で出力をOFF状態にしておき、S142でA波形とB
波形のどちらを出力するかを、切換え信号をモニタする
ことによって判別する。S142の判別結果に従ってS
143でA波形データを、S144でB波形データをR
AM上にセットする。S145では出力をONするか否
かの判別を、ON信号をモニタすることによって行な
い、ONの信号を受取ると、S146にて直ちに交流出
力の制御を開始する(分割数データ及び電圧データはこ
の際にデータ参照される)。続いて、S147では、同
ON信号のモニタによりOFF信号を受取ると直ちにS
141に戻り、これによって出力動作を停止する。
【0043】なお、以上の各実施例は、高圧出力を発生
するものであるが、本発明はこれに限らず、低圧等適宜
の値の出力を発生する装置に適用できる。また、各実施
例の高圧出力回路は高周波トランスを用いるものである
が、本発明はこれに限らず、トランスを用いない回路構
成で実施することもできる。
するものであるが、本発明はこれに限らず、低圧等適宜
の値の出力を発生する装置に適用できる。また、各実施
例の高圧出力回路は高周波トランスを用いるものである
が、本発明はこれに限らず、トランスを用いない回路構
成で実施することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電圧発生手段の出力がPWM信号により次期目標値に向
ってアナログ的に制御されるので、高速処理が可能とな
って出力の精度が高くなり、また出力制御に要するCP
Uの演算時間が大幅に短縮できて付属機能を追加できる
ようになる。また、所望の電圧波形のディジタルデータ
を切り換えることにより多種類の出力波形を容易に得る
ことができる。
電圧発生手段の出力がPWM信号により次期目標値に向
ってアナログ的に制御されるので、高速処理が可能とな
って出力の精度が高くなり、また出力制御に要するCP
Uの演算時間が大幅に短縮できて付属機能を追加できる
ようになる。また、所望の電圧波形のディジタルデータ
を切り換えることにより多種類の出力波形を容易に得る
ことができる。
【0045】以上の効果に加えて請求項2,4,5の発
明では、次の効果を奏する。すなわち、請求項2の発明
では、放電手段とカップリングコンデンサを設けたこと
により、0〔V〕を中心とした交流出力が容易に得られ
る。請求項4の発明では、PWM信号の回路にローパス
フィルタを挿入したことにより、データ切換え時のオー
バシュートやアンダシュートを軽減することができる。
請求項5の発明では、出力電流の検出手段を設け、その
検出値に応じて所望の電圧波形のディジタルデータを変
更したことにより定電流出力が得られる。
明では、次の効果を奏する。すなわち、請求項2の発明
では、放電手段とカップリングコンデンサを設けたこと
により、0〔V〕を中心とした交流出力が容易に得られ
る。請求項4の発明では、PWM信号の回路にローパス
フィルタを挿入したことにより、データ切換え時のオー
バシュートやアンダシュートを軽減することができる。
請求項5の発明では、出力電流の検出手段を設け、その
検出値に応じて所望の電圧波形のディジタルデータを変
更したことにより定電流出力が得られる。
【図1】 実施例1のブロック図
【図2】 実施例1の出力の一例を示す図
【図3】 実施例1の出力および各信号のタイミングチ
ャート
ャート
【図4】 実施例1の制御フローチャート
【図5】 実施例2のブロック図
【図6】 実施例2の出力の一例を示す図
【図7】 実施例3のブロック図
【図8】 実施例3を説明するためのタイミングチャー
ト
ト
【図9】 実施例4のブロック図
【図10】 実施例4の制御フローチャート
【図11】 実施例5の出力の1例を示す図
【図12】 実施例5のブロック図
【図13】 実施例5におけるROMの説明図
【図14】 実施例5の動作を示すフローチャート
1 CPU 2 発振器 3 D−A変換器 4 エラーアンプ 5 比較回路 6 高圧出力回路 7 電圧検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】 所望の電圧波形の一周期分のディジタル
データを有し、予め定められた一定のタイミングでこの
ディジタルデータを順次出力する制御手段と、この制御
手段から出力されたディジタルデータをアナログ信号に
変換するディジタル−アナログ変換手段と、当該装置の
出力電圧を検出しこの出力電圧に比例する信号を出力す
る出力電圧検出手段と、この出力電圧検出手段から出力
された信号と前記ディジタル−アナログ変換手段で変換
されたアナログ信号との偏差を検出する偏差検出手段
と、この偏差検出手段の出力にもとづいてPWM信号を
生成するPWM信号生成手段と、このPWM信号生成手
段で生成したPWM信号に応じて当該装置の出力電圧を
発生する出力電圧発生手段とを備えたことを特徴とする
電圧発生装置。 - 【請求項2】 所望の電圧波形の一周期分のディジタル
データを有し、予め定められた一定のタイミングでこの
ディジタルデータを順次出力する制御手段と、この制御
手段から出力されたディジタルデータをアナログ信号に
変換するディジタル−アナログ変換手段と、PWM信号
に応じた電圧を発生する電圧発生手段と、この電圧発生
手段の発生電圧を検出しこの発生電圧に比例した信号を
出力する発生電圧検出手段と、この発生電圧検出手段か
ら出力された信号と前記ディジタル−アナログ変換手段
で変換されたアナログ信号との偏差を検出する偏差検出
手段と、入力信号に応じたPWM信号を生成し前記電圧
発生手段に供給するPWM信号生成手段と、前記電圧発
生手段を負荷に結合するカップリングコンデンサと、こ
のカップリングコンデンサに充電された電荷を入力信号
に応じて放電する放電手段と、前記電圧発生手段の発生
電圧の上昇時と下降時を判別する判別手段と、この判別
手段の出力に応じて前記偏差検出手段の出力を前記電圧
発生手段の発生電圧の上昇時には前記PWM生成手段に
供給し下降時には前記放電手段に供給するよう切り換え
るスイッチ手段とを備えたことを特徴とする電圧発生装
置。 - 【請求項3】 PWM信号生成手段は、制御手段からデ
ィジタルデータを出力する各タイミング間に複数波の三
角波を出力する三角波発生手段と、入力信号と前記三角
波発生手段で発生した三角波とを比較する比較手段とを
備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の電圧発生装置。 - 【請求項4】 発生電圧検出手段と偏差検出手段の間ま
たは偏差検出手段とスイッチ手段の間に、ローパスフィ
ルタを挿入したことを特徴とする請求項2記載の電圧発
生装置。 - 【請求項5】 当該装置の出力電流を検出する出力電流
検出手段を設け、かつ制御手段は前記出力電流検出手段
の出力を予め有する目標出力電流データと比較し両者が
一致するよう所望の出力電圧波形のディジタルデータを
変更して出力するようにしたことを特徴とする請求項1
または請求項2記載の電圧発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4113887A JPH05313760A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 電圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4113887A JPH05313760A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 電圧発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05313760A true JPH05313760A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14623623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4113887A Withdrawn JPH05313760A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 電圧発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05313760A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120064627A (ko) | 2010-12-09 | 2012-06-19 | 가부시키가이샤 어드밴티스트 | 전원장치, 그 제어방법 및 이들을 이용한 시험장치 |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP4113887A patent/JPH05313760A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120064627A (ko) | 2010-12-09 | 2012-06-19 | 가부시키가이샤 어드밴티스트 | 전원장치, 그 제어방법 및 이들을 이용한 시험장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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