JPH0530686B2 - - Google Patents
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- JPH0530686B2 JPH0530686B2 JP62204324A JP20432487A JPH0530686B2 JP H0530686 B2 JPH0530686 B2 JP H0530686B2 JP 62204324 A JP62204324 A JP 62204324A JP 20432487 A JP20432487 A JP 20432487A JP H0530686 B2 JPH0530686 B2 JP H0530686B2
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- JP
- Japan
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- pressure
- packaging bag
- packaged
- vacuum
- container body
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、寝装品、アパレル製品、衣服などの
被包装物を樹脂フイルム製などの包装袋により縮
小包装する真空包装方法に関する。
被包装物を樹脂フイルム製などの包装袋により縮
小包装する真空包装方法に関する。
(従来の技術)
従来の真空包装方法を第5図に基づいて説明す
る。
る。
耐圧容器1は、上面を開口した下部容器体2と
この下部容器体2の上面開口を開閉自在に閉塞す
る上部容器体3とからなつている。そして、前記
下部容器体2には給排気口4が開口形成されてお
り、この給排気口4はホース5を介して脱気装置
たとえば真空ポンプ(図示せず)に連通接続され
ている。そして、前記耐圧容器1内に、適当な厚
さの置台6を介して、毛布などの被包装物7を収
納した包装袋8が載置して収納される構造となつ
ている。また、前記耐圧容器1の図示左側には、
前記包装袋8の開口部8aを加熱熔着して封止す
る封止装置9が設けられている。この封止装置9
は、前記下部容器体2に固定されたシリンダー装
置10の上下動するシヤフト11に熱線固定具1
2を介して固定された熱線13と、前記上部容器
体3に受体固定具14を介して固定されたゴム製
の熱線受体15とにより前記包装袋8の開口部8
aを挟むものである。
この下部容器体2の上面開口を開閉自在に閉塞す
る上部容器体3とからなつている。そして、前記
下部容器体2には給排気口4が開口形成されてお
り、この給排気口4はホース5を介して脱気装置
たとえば真空ポンプ(図示せず)に連通接続され
ている。そして、前記耐圧容器1内に、適当な厚
さの置台6を介して、毛布などの被包装物7を収
納した包装袋8が載置して収納される構造となつ
ている。また、前記耐圧容器1の図示左側には、
前記包装袋8の開口部8aを加熱熔着して封止す
る封止装置9が設けられている。この封止装置9
は、前記下部容器体2に固定されたシリンダー装
置10の上下動するシヤフト11に熱線固定具1
2を介して固定された熱線13と、前記上部容器
体3に受体固定具14を介して固定されたゴム製
の熱線受体15とにより前記包装袋8の開口部8
aを挟むものである。
そうして、上記真空包装装置を用いて包装する
真空包装方法では、上部容器体3を開いた状態
で、被包装物7を収納した包装袋8を下部容器体
2内に装着したのち上部容器体3を下部容器体2
に接合し(接着工程)、つぎに、耐圧容器1内を
真空ポンプにより負圧化して包装袋8内の脱気を
行ない(脱気工程)、つぎに、封止装置9により
包装袋8の開口部8aを封止し(封止工程)、つ
ぎに、耐圧容器1内を大気化に戻し(真空破壊工
程)、包装を完了するものである。
真空包装方法では、上部容器体3を開いた状態
で、被包装物7を収納した包装袋8を下部容器体
2内に装着したのち上部容器体3を下部容器体2
に接合し(接着工程)、つぎに、耐圧容器1内を
真空ポンプにより負圧化して包装袋8内の脱気を
行ない(脱気工程)、つぎに、封止装置9により
包装袋8の開口部8aを封止し(封止工程)、つ
ぎに、耐圧容器1内を大気化に戻し(真空破壊工
程)、包装を完了するものである。
ところで、前記装着工程においては、包装袋8
に緩み、弛みなどの発生が避けられない。
に緩み、弛みなどの発生が避けられない。
また、前記脱気工程では、耐圧容器1内の脱気
と包装袋8内の脱気とに時間差が生じることなど
により、包装袋8の形状の乱れが生じたりする。
と包装袋8内の脱気とに時間差が生じることなど
により、包装袋8の形状の乱れが生じたりする。
さらに、前記真空破壊工程では、耐圧容器1内
は大気圧状態に戻るが、包装袋8内は負圧状態で
あるため、この包装袋8は急激に収縮密着状態と
なる。そのため、前記装着工程における緩み、弛
みなどに起因して、被包装物7を収納した包装袋
8に生じていたしわ、形状の乱れが収縮により発
達し、しわ、形状の変化、乱れが大きく生じ、場
合によつては商品価値がなくなる。
は大気圧状態に戻るが、包装袋8内は負圧状態で
あるため、この包装袋8は急激に収縮密着状態と
なる。そのため、前記装着工程における緩み、弛
みなどに起因して、被包装物7を収納した包装袋
8に生じていたしわ、形状の乱れが収縮により発
達し、しわ、形状の変化、乱れが大きく生じ、場
合によつては商品価値がなくなる。
そこで、従来、耐圧容器内にガス封入装置を配
設し、不活性ガスを包装袋内に注入し、負圧化さ
れた包装袋内を大気圧状態に近づけることによ
り、収縮変形を防止する方法も採られているが、
この方法では、ガスを封入する分、コストがかさ
むとともに、被包装物の容積の減少効果も得られ
ない。
設し、不活性ガスを包装袋内に注入し、負圧化さ
れた包装袋内を大気圧状態に近づけることによ
り、収縮変形を防止する方法も採られているが、
この方法では、ガスを封入する分、コストがかさ
むとともに、被包装物の容積の減少効果も得られ
ない。
また、特開昭61−123005号公報に記載されてい
るように、耐圧容器内に、包装袋に収納された被
包装物を厚さ方向へ押圧する加圧板を設けて、被
包装物を圧縮するとともに、この被包装物および
包装袋におけるしわの発生および形状の変化を防
止する真空包装装置が提案されている。この加圧
板により押圧する方法によれば、真空破壊工程に
おけるしわの発生および形状の変化を小さくする
ことはできる。しかし、装着工程において生じた
包装袋の緩み、弛みなどに起因して、封止工程後
の真空破壊工程において発達、発生するしわ、形
状の乱れを完全に防止することはできない。
るように、耐圧容器内に、包装袋に収納された被
包装物を厚さ方向へ押圧する加圧板を設けて、被
包装物を圧縮するとともに、この被包装物および
包装袋におけるしわの発生および形状の変化を防
止する真空包装装置が提案されている。この加圧
板により押圧する方法によれば、真空破壊工程に
おけるしわの発生および形状の変化を小さくする
ことはできる。しかし、装着工程において生じた
包装袋の緩み、弛みなどに起因して、封止工程後
の真空破壊工程において発達、発生するしわ、形
状の乱れを完全に防止することはできない。
また、特開昭59−51019号公報に記載されてい
るように、容器の気密室内にシリンダーによつて
作動される加圧板にて包装袋に収納された被包装
物を所定厚みまで押圧する方法が知られている。
るように、容器の気密室内にシリンダーによつて
作動される加圧板にて包装袋に収納された被包装
物を所定厚みまで押圧する方法が知られている。
(発明が解決しようとする問題点)
上述のように、従来の真空包装方法では、封止
工程後にすぐ真空破壊工程となるため、たとえ加
圧板により包装袋に収納された被包装物を押圧し
ても、包装袋の緩み、弛みなどに起因して真空破
壊工程での収縮により発達あるいは発生するしわ
を十分に防止することができない問題があつた。
工程後にすぐ真空破壊工程となるため、たとえ加
圧板により包装袋に収納された被包装物を押圧し
ても、包装袋の緩み、弛みなどに起因して真空破
壊工程での収縮により発達あるいは発生するしわ
を十分に防止することができない問題があつた。
本発明は、このような問題点を解決しようとす
るもので、被包装物を収納した包装袋におけるし
わの発生および形状の乱れを確実に防止すること
ができる真空包装方法を得ることを目的とするも
のである。
るもので、被包装物を収納した包装袋におけるし
わの発生および形状の乱れを確実に防止すること
ができる真空包装方法を得ることを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段)
本発明の真空包装方法は、被包装物を収納した
包装袋を耐圧容器内に装着する装着工程と、この
装着工程後に前記耐圧容器内を負圧化して前記包
装袋内の脱気を行なう脱気工程と、この脱気工程
後に前記包装袋の開口部を封止する封止工程と、
この封止工程後に前記耐圧容器内を大気圧化する
真空破壊工程と、前記装着工程完了後前記脱気工
程初期から前記真空破壊工程終期まで被包装袋に
収納した被包装物を加圧板にて厚さ方向に押圧す
る押圧工程とを有する真空包装方法において、前
記封止工程後前記真空破壊工程前に前記耐圧容器
内の脱気を行なつてこの耐圧容器内をさらに負圧
化する再脱気工程を有するものである。
包装袋を耐圧容器内に装着する装着工程と、この
装着工程後に前記耐圧容器内を負圧化して前記包
装袋内の脱気を行なう脱気工程と、この脱気工程
後に前記包装袋の開口部を封止する封止工程と、
この封止工程後に前記耐圧容器内を大気圧化する
真空破壊工程と、前記装着工程完了後前記脱気工
程初期から前記真空破壊工程終期まで被包装袋に
収納した被包装物を加圧板にて厚さ方向に押圧す
る押圧工程とを有する真空包装方法において、前
記封止工程後前記真空破壊工程前に前記耐圧容器
内の脱気を行なつてこの耐圧容器内をさらに負圧
化する再脱気工程を有するものである。
(作用)
本発明の真空包装方法は、装着工程において寝
装品などの被包装物を収納した包装袋を耐圧容器
内に装着し、つぎに、押圧工程で加圧板にて被包
装物を厚み方向に押圧しながら脱気工程において
耐圧容器内を負圧化して包装袋内の脱気を行な
い、つぎに、封止工程において包装袋の開口部を
封止し、つぎに、再脱気工程において耐圧容器内
の脱気を行なつてこの耐圧容器内をさらに負圧化
する。このとき、包装袋の開口部は既に封止され
た後なので、包装袋内部と耐圧容器内部とに気圧
差が生じて、耐圧容器内部の方が真空度が高くな
ることにより、包装袋が膨張する。そして、この
膨張により、加圧板による押圧によつて生じてい
た包装袋の緩み、弛みに起因し、また脱気工程に
おいて発生した被包装物を収納した包装袋のしわ
および形状変化が除去される。さらに、再脱気工
程後の真空破壊工程において耐圧容器内が大気圧
に戻されて、包装が完了する。そして、再脱気工
程において包装袋のしわが伸ばされた状態に加圧
板にて押圧保持されているため、真空破壊工程に
おいて、被包装物を収納した包装袋におけるしわ
および形状変化の発達あるいは発生が防止され
る。
装品などの被包装物を収納した包装袋を耐圧容器
内に装着し、つぎに、押圧工程で加圧板にて被包
装物を厚み方向に押圧しながら脱気工程において
耐圧容器内を負圧化して包装袋内の脱気を行な
い、つぎに、封止工程において包装袋の開口部を
封止し、つぎに、再脱気工程において耐圧容器内
の脱気を行なつてこの耐圧容器内をさらに負圧化
する。このとき、包装袋の開口部は既に封止され
た後なので、包装袋内部と耐圧容器内部とに気圧
差が生じて、耐圧容器内部の方が真空度が高くな
ることにより、包装袋が膨張する。そして、この
膨張により、加圧板による押圧によつて生じてい
た包装袋の緩み、弛みに起因し、また脱気工程に
おいて発生した被包装物を収納した包装袋のしわ
および形状変化が除去される。さらに、再脱気工
程後の真空破壊工程において耐圧容器内が大気圧
に戻されて、包装が完了する。そして、再脱気工
程において包装袋のしわが伸ばされた状態に加圧
板にて押圧保持されているため、真空破壊工程に
おいて、被包装物を収納した包装袋におけるしわ
および形状変化の発達あるいは発生が防止され
る。
(実施例)
以下、本発明の真空包装方法の一実施例を第1
図ないし第4図に基づいて説明する。
図ないし第4図に基づいて説明する。
まず、この方法に用いる真空包装装置の構成を
説明する。
説明する。
21は耐圧容器で、この耐圧容器21は、上面
を開口した箱形状に形成されかつ固定された下部
容器体22と、平板状に形成され前記下部容器体
22の上面開口に着脱自在に載置されてこの上面
開口を開閉自在に閉塞する上部容器体23とから
なつており、この上部容器体23の下面周縁部に
は、前記下部容器体22の上面周縁部に気密に圧
接されるシールパツキング24が固定されてい
る。また、前記下部容器体22の下面部の後側
(図示右側)には給排気口25が開口形成されて
おり、この給排気口25にはホース26が接続さ
れている。そして、このホース26の他端部は、
図示していないが、たとえば、切換電磁弁を介し
て脱気装置としての真空ポンプに接続されてい
る。
を開口した箱形状に形成されかつ固定された下部
容器体22と、平板状に形成され前記下部容器体
22の上面開口に着脱自在に載置されてこの上面
開口を開閉自在に閉塞する上部容器体23とから
なつており、この上部容器体23の下面周縁部に
は、前記下部容器体22の上面周縁部に気密に圧
接されるシールパツキング24が固定されてい
る。また、前記下部容器体22の下面部の後側
(図示右側)には給排気口25が開口形成されて
おり、この給排気口25にはホース26が接続さ
れている。そして、このホース26の他端部は、
図示していないが、たとえば、切換電磁弁を介し
て脱気装置としての真空ポンプに接続されてい
る。
また、前記下部容器体22の下方の外部には複
数個の加圧シリンダー装置31がたとえば前後左
右に設けられている。つぎに、この加圧シリンダ
ー装置31について説明する。
数個の加圧シリンダー装置31がたとえば前後左
右に設けられている。つぎに、この加圧シリンダ
ー装置31について説明する。
前記下部容器体22の下面にはシリンダー本体
32が結合固定されており、これら下部容器体2
2とシリンダー本体32との結合部は結合部Oリ
ング33により気密性が保持されている。また、
前記シリンダー本体32の下面開口に固定された
シリンダー底板34に流通口35が開口形成され
ている。また、前記シリンダー本体32内にはピ
ストン36が上下摺動自在に嵌合されており、こ
のピストン36はシリンダーばね37により常時
下方へ付勢されている。なお、前記ピストン36
の外周面に固定されたピストンOリング38が前
記シリンダー本体32の内周面に気密かつ摺動自
在に圧接されている。そして、前記ピストン36
に固定されたシリンダーシヤフト39が前記下部
容器体22の下面部を上下摺動自在に貫通してこ
の下部容器体22内に突出されている。なお、前
記下部容器体22とシリンダー本体32とに圧接
されかつ前記シリンダーシヤフト39に摺動自在
に圧接されたシールOリング40により、前記下
部容器体22内とシリンダー本体32内との気密
性が保持されている。
32が結合固定されており、これら下部容器体2
2とシリンダー本体32との結合部は結合部Oリ
ング33により気密性が保持されている。また、
前記シリンダー本体32の下面開口に固定された
シリンダー底板34に流通口35が開口形成され
ている。また、前記シリンダー本体32内にはピ
ストン36が上下摺動自在に嵌合されており、こ
のピストン36はシリンダーばね37により常時
下方へ付勢されている。なお、前記ピストン36
の外周面に固定されたピストンOリング38が前
記シリンダー本体32の内周面に気密かつ摺動自
在に圧接されている。そして、前記ピストン36
に固定されたシリンダーシヤフト39が前記下部
容器体22の下面部を上下摺動自在に貫通してこ
の下部容器体22内に突出されている。なお、前
記下部容器体22とシリンダー本体32とに圧接
されかつ前記シリンダーシヤフト39に摺動自在
に圧接されたシールOリング40により、前記下
部容器体22内とシリンダー本体32内との気密
性が保持されている。
さらに、前記シリンダー本体32においてピス
トン36の摺動範囲より上方に開口形成された接
続口41に、耐圧性を有する継手42,43およ
び接続管44,45を介してシリンダー制御切換
電磁弁46が連通接続されている。この切換電磁
弁46は、三方切換弁であり、前記接続口41を
負圧側開口または大気圧側開口のいずれか一方と
切換接続するものである。そして、前記負圧側開
口が真空ポンプに連通接続されているとともに、
大気圧側開口が大気に開放された状態となつてい
る。
トン36の摺動範囲より上方に開口形成された接
続口41に、耐圧性を有する継手42,43およ
び接続管44,45を介してシリンダー制御切換
電磁弁46が連通接続されている。この切換電磁
弁46は、三方切換弁であり、前記接続口41を
負圧側開口または大気圧側開口のいずれか一方と
切換接続するものである。そして、前記負圧側開
口が真空ポンプに連通接続されているとともに、
大気圧側開口が大気に開放された状態となつてい
る。
また、前記下部容器体22内に位置して、前記
各加圧シリンダー装置31のシリンダーシヤフト
39に上方よりそれぞれボス体51が嵌着されて
おり、これらボス体51上に1枚の板状の加圧板
支持剛体52が水平に固定されている。そして、
この支持剛体52の中央部に立設された支持金具
53に支持された水平な支軸54に、加圧板55
の中央部に垂設された軸受金具56が回動自在に
支持されている。すなわち、前記加圧板55は、
支軸54を支点として上下揺動自在に支持されて
いる。一方、前記上部容器体23の下面には、複
数個の加圧受ばね57を介して、前記加圧板55
と対向する加圧受板58が支持されている。
各加圧シリンダー装置31のシリンダーシヤフト
39に上方よりそれぞれボス体51が嵌着されて
おり、これらボス体51上に1枚の板状の加圧板
支持剛体52が水平に固定されている。そして、
この支持剛体52の中央部に立設された支持金具
53に支持された水平な支軸54に、加圧板55
の中央部に垂設された軸受金具56が回動自在に
支持されている。すなわち、前記加圧板55は、
支軸54を支点として上下揺動自在に支持されて
いる。一方、前記上部容器体23の下面には、複
数個の加圧受ばね57を介して、前記加圧板55
と対向する加圧受板58が支持されている。
また、前記耐圧容器21の前側(図示左側)に
は封止装置61が設けられている。つぎに、この
封止装置61について説明する。
は封止装置61が設けられている。つぎに、この
封止装置61について説明する。
前記下部容器体22の下面前側には、熱線動作
シリンダー装置62のシリンダー本体63が固定
されている。なお、この熱線動作シリンダー装置
62は、前記加圧シリンダー装置31と同様の構
造になつており、前記切換電磁弁46とは独立に
動作する別の切換電磁弁(図示せず)を介して、
真空ポンプに接続されている。そして、前記熱線
動作シリンダー装置62の前記下部容器体22内
に突出された上下動自在のシリンダーシヤフト6
4に熱線固定具65が上方より嵌着されており、
この熱線固定具65上に熱線66が固定されてい
る。一方、前記上部容器体23の下面前側には、
受体固定具67を介して、前記熱線66に上方よ
り対向されこの熱線66が接離自在に当接される
シリコンゴム製の熱線受体68が固定されてい
る。
シリンダー装置62のシリンダー本体63が固定
されている。なお、この熱線動作シリンダー装置
62は、前記加圧シリンダー装置31と同様の構
造になつており、前記切換電磁弁46とは独立に
動作する別の切換電磁弁(図示せず)を介して、
真空ポンプに接続されている。そして、前記熱線
動作シリンダー装置62の前記下部容器体22内
に突出された上下動自在のシリンダーシヤフト6
4に熱線固定具65が上方より嵌着されており、
この熱線固定具65上に熱線66が固定されてい
る。一方、前記上部容器体23の下面前側には、
受体固定具67を介して、前記熱線66に上方よ
り対向されこの熱線66が接離自在に当接される
シリコンゴム製の熱線受体68が固定されてい
る。
さらに、前記下部容器体22内には前記封止装
置61の前方近傍に位置して開口部保持装置71
が設けられている。つぎに、この開口部保持装置
71について説明する。
置61の前方近傍に位置して開口部保持装置71
が設けられている。つぎに、この開口部保持装置
71について説明する。
前記下部容器体22内の底面には側面ほぼコ字
形状の固定金具72が固定されており、この固定
金具72の上面部には左右方向へ延びるレール溝
73が形成されている。そして、このレール溝7
3に左右一対の第1スライダ74がそれぞれ左右
摺動自在に支持されており、これら第1スライダ
74はそれぞれねじ75により前記レール溝73
の任意の位置に固定可能となつている。また、こ
のレール溝73には、前記両第1スライダ74間
に位置して左右一対の第2スライダ76がそれぞ
れ左右摺動自在に支持されており、これら第2ス
ライダ76上には、側面ほぼ逆L字形状で先端側
が後方へ突出した挿入ピン77がそれぞれ突設さ
れている。そして、隣接する前記第1スライダ7
4と第2スライダ76との間には、袋張りばね7
8がそれぞれ張架されている。
形状の固定金具72が固定されており、この固定
金具72の上面部には左右方向へ延びるレール溝
73が形成されている。そして、このレール溝7
3に左右一対の第1スライダ74がそれぞれ左右
摺動自在に支持されており、これら第1スライダ
74はそれぞれねじ75により前記レール溝73
の任意の位置に固定可能となつている。また、こ
のレール溝73には、前記両第1スライダ74間
に位置して左右一対の第2スライダ76がそれぞ
れ左右摺動自在に支持されており、これら第2ス
ライダ76上には、側面ほぼ逆L字形状で先端側
が後方へ突出した挿入ピン77がそれぞれ突設さ
れている。そして、隣接する前記第1スライダ7
4と第2スライダ76との間には、袋張りばね7
8がそれぞれ張架されている。
つぎに、上記真空包装装置を用いた真空包装方
法について説明する。
法について説明する。
最初の工程は、折り畳んだ毛布などの被包装物
81を収納した包装袋82を耐圧容器21内に装
着する装着工程である。なお、前記包装袋82
は、ポリエチレン樹脂フイルムなどの熱熔着性材
料により形成されている。
81を収納した包装袋82を耐圧容器21内に装
着する装着工程である。なお、前記包装袋82
は、ポリエチレン樹脂フイルムなどの熱熔着性材
料により形成されている。
装着工程においては、上部容器体23を開けた
状態で、被包装物81を包装袋82内にその開口
部82aより入れ、被包装物81を加圧板55上
に載せ、包装袋82の開口部82aを熱線13上
に載せるとともに、包装袋82の開口部82aの
両側に開口部保持装置71の左右一対の挿入ピン
77を挿入する。なお、袋張りばね78が自然長
になつている状態で両挿入ピン77間の距離が包
装袋82の開口部82aの長さより5cm程度大き
くなる位置に、両第1スライダ74を摺動させね
じ75を締めて固定しておく。したがつて、両挿
入ピン77を挿入した状態では、これら両挿入ピ
ン77は袋張りばね78により離反する方向へそ
れぞれ付勢され、包装袋82の開口部82aは、
左右方向へ張力が与えられ展張されるので、挿入
ピン77の径と等しい幅だけ開きかつしわのない
状態に保持される。
状態で、被包装物81を包装袋82内にその開口
部82aより入れ、被包装物81を加圧板55上
に載せ、包装袋82の開口部82aを熱線13上
に載せるとともに、包装袋82の開口部82aの
両側に開口部保持装置71の左右一対の挿入ピン
77を挿入する。なお、袋張りばね78が自然長
になつている状態で両挿入ピン77間の距離が包
装袋82の開口部82aの長さより5cm程度大き
くなる位置に、両第1スライダ74を摺動させね
じ75を締めて固定しておく。したがつて、両挿
入ピン77を挿入した状態では、これら両挿入ピ
ン77は袋張りばね78により離反する方向へそ
れぞれ付勢され、包装袋82の開口部82aは、
左右方向へ張力が与えられ展張されるので、挿入
ピン77の径と等しい幅だけ開きかつしわのない
状態に保持される。
そして、挿入ピン77を設けた第2スライダ7
6および第2スライダ76との間にばね78を張
架した第1スライダ74はそれぞれ摺動可能なの
で、挿入ピン77への包装袋82の開口部82a
の装着も容易に行なえ、また、このように挿入ピ
ン77に開口部82aを装着することにより、被
包装物81の形状が複雑でもその開口部82aの
熱線66への装着を容易に行なえる。さらに、第
1スライダ74の位置を調節して、袋張りばね7
8によつて動作が抑制される第2スライダ76の
挿入ピン77の移動可能範囲を調節することによ
り、包装袋82の大きさの違いにも容易に対応す
ることができ、袋張りばね78の付勢力も適度な
ものとすることができる。
6および第2スライダ76との間にばね78を張
架した第1スライダ74はそれぞれ摺動可能なの
で、挿入ピン77への包装袋82の開口部82a
の装着も容易に行なえ、また、このように挿入ピ
ン77に開口部82aを装着することにより、被
包装物81の形状が複雑でもその開口部82aの
熱線66への装着を容易に行なえる。さらに、第
1スライダ74の位置を調節して、袋張りばね7
8によつて動作が抑制される第2スライダ76の
挿入ピン77の移動可能範囲を調節することによ
り、包装袋82の大きさの違いにも容易に対応す
ることができ、袋張りばね78の付勢力も適度な
ものとすることができる。
ついで、上部容器体23を下部容器体22上に
載せる。この状態で、これら両容器体22,23
からなる耐圧容器21内に真空室21aが形成さ
れる。
載せる。この状態で、これら両容器体22,23
からなる耐圧容器21内に真空室21aが形成さ
れる。
なお、装着工程においては、加圧シリンダー装
置31の接続口41を電磁弁46により大気に連
通させた状態としておく。この状態では、第1図
に示すように、シリンダーばね37の付勢力によ
り、ピストン36およびシリンダーシヤフト39
は下方に位置しており、したがつて加圧板55も
下方に位置している。
置31の接続口41を電磁弁46により大気に連
通させた状態としておく。この状態では、第1図
に示すように、シリンダーばね37の付勢力によ
り、ピストン36およびシリンダーシヤフト39
は下方に位置しており、したがつて加圧板55も
下方に位置している。
つぎに、脱気工程となる。
脱気工程においては、真空ポンプの駆動によ
り、給排気口25から排気され、真空室21a内
が負圧化されるとともに、包装袋82内の脱気が
行なわれる。そして、真空室21a内の負圧化に
伴つて、上部容器体23と下部容器体22との結
合がより強固なものとなつていく。また、前述の
ように、包装袋82の開口部82aは開口部保持
装置71により開いた状態に保持されているの
で、包装袋82内から空気がスムーズに流出す
る。
り、給排気口25から排気され、真空室21a内
が負圧化されるとともに、包装袋82内の脱気が
行なわれる。そして、真空室21a内の負圧化に
伴つて、上部容器体23と下部容器体22との結
合がより強固なものとなつていく。また、前述の
ように、包装袋82の開口部82aは開口部保持
装置71により開いた状態に保持されているの
で、包装袋82内から空気がスムーズに流出す
る。
また、脱気工程の初期において、切換電磁弁4
6を作動させて、加圧シリンダー装置31の接続
口41を真空ポンプに連通させる。そうすると、
シリンダー本体32内のピストン36の上方の空
間部は急速に真空状態に近づき、第2図に示すよ
うに、ピストン36およびシリンダーシヤフト3
9が大気圧により押し上げられる。さらに、複数
個の加圧シリンダー装置31の各シヤフト39に
より支持剛体52が持ち上げられ、この支持剛体
52の中央部に支軸54により連結された加圧板
55が持ち上げられる。そして、この加圧板55
と加圧受ばね57を介して支持された加圧受板5
8とが包装袋82に収納された被包装物81を挟
んで厚さ(高さ)方向へ押圧する。これにより、
包装袋82内の脱気が促進されるとともに、包装
袋82の膨張変形が防止され、この包装袋82に
おけるしわの発生が防止される。また、被包装物
81は厚さ方向へ圧縮されて形状が整えられる。
6を作動させて、加圧シリンダー装置31の接続
口41を真空ポンプに連通させる。そうすると、
シリンダー本体32内のピストン36の上方の空
間部は急速に真空状態に近づき、第2図に示すよ
うに、ピストン36およびシリンダーシヤフト3
9が大気圧により押し上げられる。さらに、複数
個の加圧シリンダー装置31の各シヤフト39に
より支持剛体52が持ち上げられ、この支持剛体
52の中央部に支軸54により連結された加圧板
55が持ち上げられる。そして、この加圧板55
と加圧受ばね57を介して支持された加圧受板5
8とが包装袋82に収納された被包装物81を挟
んで厚さ(高さ)方向へ押圧する。これにより、
包装袋82内の脱気が促進されるとともに、包装
袋82の膨張変形が防止され、この包装袋82に
おけるしわの発生が防止される。また、被包装物
81は厚さ方向へ圧縮されて形状が整えられる。
しかも加圧板55は、真空室21a内の圧力と
は独立に動作する加圧シリンダー装置31により
駆動されるので、脱気工程の初期から十分な力で
被包装物81を押圧することができる。したがつ
て、しわの発生および形状の乱れが確実に防止さ
れる。
は独立に動作する加圧シリンダー装置31により
駆動されるので、脱気工程の初期から十分な力で
被包装物81を押圧することができる。したがつ
て、しわの発生および形状の乱れが確実に防止さ
れる。
また、加圧板55とにより被包装物81を挟む
加圧受板58は複数個のばね57により支持され
ているので、加圧板55のストロークが一定であ
つても、被包装物81の形状および厚さに応じて
各ばね57が伸縮することにより、加圧受板58
が被包装物81の上面に確実に密着されるととも
に、被包装物81は適度な力をもつて押圧され
る。たとえば、厚さの大きな被包装物81であつ
ても、過剰な力が被包装物81に加わつて破壊を
きたしてしまうことがなく、また、被包装物81
が薄い場合でも、加圧不足となつて包装袋82に
しわが生じてしまうようなことはない。
加圧受板58は複数個のばね57により支持され
ているので、加圧板55のストロークが一定であ
つても、被包装物81の形状および厚さに応じて
各ばね57が伸縮することにより、加圧受板58
が被包装物81の上面に確実に密着されるととも
に、被包装物81は適度な力をもつて押圧され
る。たとえば、厚さの大きな被包装物81であつ
ても、過剰な力が被包装物81に加わつて破壊を
きたしてしまうことがなく、また、被包装物81
が薄い場合でも、加圧不足となつて包装袋82に
しわが生じてしまうようなことはない。
ところで、前後左右複数個の加圧シリンダー装
置31の全部の動作を完全に同一なものとするこ
とは困難であり、動作に多少の時間差が生じるの
が普通である。そのため、かりに被包装物81を
直接押圧する加圧板55に複数のシリンダーシヤ
フト39を直結したとすると、均等に加圧板55
が動作せず、また、加圧シリンダー装置31の1
つが故障した場合、加圧板55が動作しなくなる
おそれがある。しかしながら、上記実施例では、
複数のシリンダーシヤフト39の持ち上げ力が、
支持剛体52の中央部の支軸54に集中され、こ
の支軸54を介して加圧板55に伝達されるの
で、加圧板55への持ち上げ力の伝達が均一にな
り、被包装物81も均一に押圧される。
置31の全部の動作を完全に同一なものとするこ
とは困難であり、動作に多少の時間差が生じるの
が普通である。そのため、かりに被包装物81を
直接押圧する加圧板55に複数のシリンダーシヤ
フト39を直結したとすると、均等に加圧板55
が動作せず、また、加圧シリンダー装置31の1
つが故障した場合、加圧板55が動作しなくなる
おそれがある。しかしながら、上記実施例では、
複数のシリンダーシヤフト39の持ち上げ力が、
支持剛体52の中央部の支軸54に集中され、こ
の支軸54を介して加圧板55に伝達されるの
で、加圧板55への持ち上げ力の伝達が均一にな
り、被包装物81も均一に押圧される。
また、かりに加圧板55と加圧受板58とが水
平状態以外の状態になりえなかつたとすると、被
包装物81の形状が前後左右で異なる場合、被包
装物81の薄い部分は加圧過少となり、逆に、厚
い部分は加圧過剰となるおそれがある。しかしな
がら、被包装物81の前後左右の厚さの違いに対
しては、上側においては、複数のばね57により
支持された加圧受板58が傾いて対応し、また、
下側においても、支軸54に上下揺動自在に支持
された加圧板55が傾いて対応し、被包装物81
の全体がむらなく押圧される。
平状態以外の状態になりえなかつたとすると、被
包装物81の形状が前後左右で異なる場合、被包
装物81の薄い部分は加圧過少となり、逆に、厚
い部分は加圧過剰となるおそれがある。しかしな
がら、被包装物81の前後左右の厚さの違いに対
しては、上側においては、複数のばね57により
支持された加圧受板58が傾いて対応し、また、
下側においても、支軸54に上下揺動自在に支持
された加圧板55が傾いて対応し、被包装物81
の全体がむらなく押圧される。
そして、真空室21aおよび包装袋82内がほ
ぼ真空化された後に、封止工程となる。
ぼ真空化された後に、封止工程となる。
封止工程においては、切換電磁弁の作動によ
り、熱線動作シリンダー装置62の接続口が真空
ポンプに接続され、シリンダーシヤフト64が上
昇し、熱線13が包装袋82の開口部82aを挟
んで熱線受体68に押し付けられる。これととも
に、熱線66が通電され、包装袋82の開口部8
2aが加熱熔着されて封止される。このとき、脱
気工程において加圧板55により包装袋82の膨
張変形が防止され、かつ、包装袋82の開口部8
2aが開口部保持装置71により保持されてお
り、包装袋82の開口部82aにおけるずれおよ
びしわの発生が防止されているので、しわの発生
した状態での封止が確実に防止され、開口部82
aは確実に封止される。
り、熱線動作シリンダー装置62の接続口が真空
ポンプに接続され、シリンダーシヤフト64が上
昇し、熱線13が包装袋82の開口部82aを挟
んで熱線受体68に押し付けられる。これととも
に、熱線66が通電され、包装袋82の開口部8
2aが加熱熔着されて封止される。このとき、脱
気工程において加圧板55により包装袋82の膨
張変形が防止され、かつ、包装袋82の開口部8
2aが開口部保持装置71により保持されてお
り、包装袋82の開口部82aにおけるずれおよ
びしわの発生が防止されているので、しわの発生
した状態での封止が確実に防止され、開口部82
aは確実に封止される。
つぎに、再脱気工程となる。
再脱気工程においては、前記脱気工程と同様
に、前記真空ポンプの駆動により給排気口25か
ら排気され、真空室21a内の脱気が行なわれ
て、この真空室21a内がさらに負圧化される。
このとき、前の封止工程において被包装物81を
収納した包装袋82は既に密封されているので、
この包装袋82内は負圧化されず、封止工程時の
気圧に保持される。したがつて、包装袋82内よ
りも真空室21a内の方が気圧が低くなるので、
包装袋82は膨張状態となる。この状態で、加圧
板55により押えられていた包装袋82の緩み、
弛みなどによるしわ、形状の乱れは膨張により伸
びてなくなる。すなわち、装着工程、初期加圧時
における包装袋82の緩み、弛みなどに起因する
しわ、形状の乱れを加圧板55側においても加圧
受板58側においても確実になくすことができ
る。
に、前記真空ポンプの駆動により給排気口25か
ら排気され、真空室21a内の脱気が行なわれ
て、この真空室21a内がさらに負圧化される。
このとき、前の封止工程において被包装物81を
収納した包装袋82は既に密封されているので、
この包装袋82内は負圧化されず、封止工程時の
気圧に保持される。したがつて、包装袋82内よ
りも真空室21a内の方が気圧が低くなるので、
包装袋82は膨張状態となる。この状態で、加圧
板55により押えられていた包装袋82の緩み、
弛みなどによるしわ、形状の乱れは膨張により伸
びてなくなる。すなわち、装着工程、初期加圧時
における包装袋82の緩み、弛みなどに起因する
しわ、形状の乱れを加圧板55側においても加圧
受板58側においても確実になくすことができ
る。
なお、再脱気は、封止後5〜10秒行ない、包装
袋82内の気圧よりも真空室21a内を25〜35%
負圧化する。すなわち、真空室21a内を封止時
の真空度よりも100〜150Torr高い真空度とする。
この位の真空度の差で、十分なしわ伸ばしの効果
が得られる。
袋82内の気圧よりも真空室21a内を25〜35%
負圧化する。すなわち、真空室21a内を封止時
の真空度よりも100〜150Torr高い真空度とする。
この位の真空度の差で、十分なしわ伸ばしの効果
が得られる。
つぎに、真空破壊工程となる。
真空破壊工程においては、耐圧容器21の給排
気口25が大気に連通され、真空室21a内が大
気圧化される。このとき、封止された包装袋82
内は真空状態になつているので、この包装袋82
および被包装物81は収縮し密着状態となるが、
被包装物81は加圧板55により押圧されている
ので、収納変形におけるしわの発生および形状の
乱れが防止される。
気口25が大気に連通され、真空室21a内が大
気圧化される。このとき、封止された包装袋82
内は真空状態になつているので、この包装袋82
および被包装物81は収縮し密着状態となるが、
被包装物81は加圧板55により押圧されている
ので、収納変形におけるしわの発生および形状の
乱れが防止される。
しかも、先にも説明したように、加圧板55
は、真空室21a内の圧力とは独立な力で被包装
物81を押圧するので、真空破壊工程の終期まで
十分な力で被包装物81を押圧することができ
る。したがつて、真空破壊工程においても、しわ
の発生および形状の乱れが確実に防止される。
は、真空室21a内の圧力とは独立な力で被包装
物81を押圧するので、真空破壊工程の終期まで
十分な力で被包装物81を押圧することができ
る。したがつて、真空破壊工程においても、しわ
の発生および形状の乱れが確実に防止される。
また、被包装物81が収縮しても、この被包装
物81を加圧板55とにより挟む加圧受板58は
ばね57により支持されているので、被包装物8
1への十分な加圧力が保持される。
物81を加圧板55とにより挟む加圧受板58は
ばね57により支持されているので、被包装物8
1への十分な加圧力が保持される。
そして、前述のように、真空破壊工程前の再脱
気工程において、被包装物81を収納した包装袋
82のしわおよび形状の乱れがなくなつているの
で、真空破壊工程前に生じていたしわおよび形状
の乱れが被包装物81および包装袋82の収縮に
伴つて発達し拡大してしまうようなことがない。
したがつて、加圧板55の作用とあいまつて、真
空破壊工程においても、しわの発生および形状変
化をより確実に防止できる。
気工程において、被包装物81を収納した包装袋
82のしわおよび形状の乱れがなくなつているの
で、真空破壊工程前に生じていたしわおよび形状
の乱れが被包装物81および包装袋82の収縮に
伴つて発達し拡大してしまうようなことがない。
したがつて、加圧板55の作用とあいまつて、真
空破壊工程においても、しわの発生および形状変
化をより確実に防止できる。
さらに、真空室21a内が大気圧化されると、
上部容器体23と下部容器体22との結合力が弱
まり、この時点で、加圧シリンダー装置31によ
り加圧板55に加圧力が与えられていると、上部
容器体23は衝撃とともに開状態となるが、この
衝撃を上部容器体23と加圧受板58との間のば
ね57が吸収する。
上部容器体23と下部容器体22との結合力が弱
まり、この時点で、加圧シリンダー装置31によ
り加圧板55に加圧力が与えられていると、上部
容器体23は衝撃とともに開状態となるが、この
衝撃を上部容器体23と加圧受板58との間のば
ね57が吸収する。
つぎに、上部容器体23を開けて、被包装物8
1を収納した包装袋を取り出して包装作業が完了
する。
1を収納した包装袋を取り出して包装作業が完了
する。
上記方法によれば、被包装物81を収納した包
装袋82の装着が容易で、上部容器体23と下部
容器体22とは真空室21a内の負圧化により結
合され、耐圧容器21と包装袋82内の負圧化お
よび被包装物81の加圧板55による押圧が自動
的に行なわれるので、能率的にかつ短時間で包装
完了までの全工程を行なうことができる。そし
て、厚さが小さく容積の小さいかつ封止部を含め
て全面にわたつてしわのない見映えのよい包装物
を得ることができる。
装袋82の装着が容易で、上部容器体23と下部
容器体22とは真空室21a内の負圧化により結
合され、耐圧容器21と包装袋82内の負圧化お
よび被包装物81の加圧板55による押圧が自動
的に行なわれるので、能率的にかつ短時間で包装
完了までの全工程を行なうことができる。そし
て、厚さが小さく容積の小さいかつ封止部を含め
て全面にわたつてしわのない見映えのよい包装物
を得ることができる。
また、被包装物81を押圧する加圧板55は空
気圧により動作する加圧シリンダー装置31によ
り駆動するので、この加圧シリンダー装置31
を、真空室21a内を負圧化する真空ポンプによ
り動作させることが可能である。
気圧により動作する加圧シリンダー装置31によ
り駆動するので、この加圧シリンダー装置31
を、真空室21a内を負圧化する真空ポンプによ
り動作させることが可能である。
また、再脱気工程においては、脱気工程と同じ
真空ポンプにより脱気できるから、再脱気工程を
行なうために特別の装備を必要とせず、安価にで
きる。
真空ポンプにより脱気できるから、再脱気工程を
行なうために特別の装備を必要とせず、安価にで
きる。
なお、加圧シリンダー装置31は、そのシリン
ダーシヤフト39の進退方向を被包装物81の圧
縮方向に一致させればよく、耐圧容器21の上部
および下部に配設してもよい。
ダーシヤフト39の進退方向を被包装物81の圧
縮方向に一致させればよく、耐圧容器21の上部
および下部に配設してもよい。
また、上記実施例では、加圧シリンダー装置3
1により駆動される加圧板55を被包装物81の
下側に位置させ、ばね57により支持された加圧
受板58を上側に位置させたが、加圧板55を上
側に位置させ、加圧受板58を下側に位置させて
もよい。
1により駆動される加圧板55を被包装物81の
下側に位置させ、ばね57により支持された加圧
受板58を上側に位置させたが、加圧板55を上
側に位置させ、加圧受板58を下側に位置させて
もよい。
(発明の効果)
本発明によれば、封止工程後真空破壊工程前の
再脱気工程において耐圧容器内をさらに負圧化す
るので、装着工程における包装袋の緩み、弛みに
起因するあるいは脱気工程において生じた包装袋
のしわ、形状の乱れを、再脱気工程における包装
袋の膨張によりなくすことができ、したがつてま
た、加圧板により包装袋に収納された被包装物を
厚さ方向に押圧しているため、耐圧容器内が大気
化される真空破壊工程においても、しわの発生、
形状変形を防止でき、見映えのよい包装物を得る
ことができ、加圧板によるしわの発生、形状の乱
れの防止効果を再脱気工程によりさらに効果的な
ものにすることができる。また、再脱気工程にお
いては、脱気工程と同一の脱気装置により脱気で
きるので、再脱気工程を行なうために、特別の装
備を必要とせず、安価にできる。
再脱気工程において耐圧容器内をさらに負圧化す
るので、装着工程における包装袋の緩み、弛みに
起因するあるいは脱気工程において生じた包装袋
のしわ、形状の乱れを、再脱気工程における包装
袋の膨張によりなくすことができ、したがつてま
た、加圧板により包装袋に収納された被包装物を
厚さ方向に押圧しているため、耐圧容器内が大気
化される真空破壊工程においても、しわの発生、
形状変形を防止でき、見映えのよい包装物を得る
ことができ、加圧板によるしわの発生、形状の乱
れの防止効果を再脱気工程によりさらに効果的な
ものにすることができる。また、再脱気工程にお
いては、脱気工程と同一の脱気装置により脱気で
きるので、再脱気工程を行なうために、特別の装
備を必要とせず、安価にできる。
第1図は本発明の真空包装方法の一実施例に用
いる装置を示す縦断側面図、第2図は同上加圧板
により被包装物を押圧した状態の縦断側面図、第
3図は同上開口部保持装置付近の上部容器体を除
いた平面図、第4図は同上開口部保持装置付近の
横断正面図、第5図は従来の真空包装装置の一例
を示す縦断側面図である。 21……耐圧容器、81……被包装物、82…
…包装袋、82a……開口部。
いる装置を示す縦断側面図、第2図は同上加圧板
により被包装物を押圧した状態の縦断側面図、第
3図は同上開口部保持装置付近の上部容器体を除
いた平面図、第4図は同上開口部保持装置付近の
横断正面図、第5図は従来の真空包装装置の一例
を示す縦断側面図である。 21……耐圧容器、81……被包装物、82…
…包装袋、82a……開口部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被包装物を収納した包装袋を耐圧容器内に装
着する装着工程と、この装着工程後に前記耐圧容
器内を負圧化して前記包装袋内の脱気を行なう脱
気工程と、この脱気工程後に前記包装袋の開口部
を封止する封止工程と、この封止工程後に前記耐
圧容器内を大気圧化する真空破壊工程と、前記装
着工程完了後前記脱気工程初期から前記真空破壊
工程終期まで被包装袋に収納した被包装物を加圧
板にて厚さ方向に押圧する押圧工程とを有する真
空包装方法において、 前記封止工程後前記真空破壊工程前に前記耐圧
容器内の脱気を行なつてこの耐圧容器内をさらに
負圧化する再脱気工程を有することを特徴とする
真空包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20432487A JPS6458624A (en) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | Vacuum packaging method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20432487A JPS6458624A (en) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | Vacuum packaging method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6458624A JPS6458624A (en) | 1989-03-06 |
JPH0530686B2 true JPH0530686B2 (ja) | 1993-05-10 |
Family
ID=16488603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20432487A Granted JPS6458624A (en) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | Vacuum packaging method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6458624A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0893931A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-12 | Tokyo Kakoki Kk | 流体の給排出量調節機 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3406223B2 (ja) * | 1998-04-08 | 2003-05-12 | 株式会社ヤマガタグラビヤ | 商品包装体の製造方法 |
KR100777648B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2007-11-21 | 주식회사 탭스인터내셔널 | 액상 충전 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4182095A (en) * | 1976-03-29 | 1980-01-08 | Day Timothy T | Packaging bulk commodities |
JPS5951019A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-24 | 有限会社柏木研究所 | 羽毛ブトン等の真空包装方法及び装置 |
-
1987
- 1987-08-18 JP JP20432487A patent/JPS6458624A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0893931A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-12 | Tokyo Kakoki Kk | 流体の給排出量調節機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6458624A (en) | 1989-03-06 |
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