JPH05306562A - 屋根構造 - Google Patents
屋根構造Info
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- JPH05306562A JPH05306562A JP4139687A JP13968792A JPH05306562A JP H05306562 A JPH05306562 A JP H05306562A JP 4139687 A JP4139687 A JP 4139687A JP 13968792 A JP13968792 A JP 13968792A JP H05306562 A JPH05306562 A JP H05306562A
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 段葺き状の横葺き屋根材の山部の荷重に対す
る変形を防止し、かつ、家屋内から出てくる湿気による
腐食を防止することである。 【構成】 垂木、野地板、防水シート等からなる屋根下
地1上に桟木8を一定間隔で配置固定し、桟木間に左右
端に重合片、重合片間に谷部、山部を一段以上形成した
化粧面と、化粧面の上下端に上部連結部および下部連結
部を有する段葺き状の横葺き屋根材12を配置固定して
形成する屋根構造において、平板状のシージングボード
10を桟木間に段葺き状に形成し、シージングボード上
に前記屋根材を桟木を介して固定すると共にシージング
ボードと屋根材の山部との空間に、空間に略合致したシ
ージングボードよりなるバックアップ材を形成した屋根
構造である。
る変形を防止し、かつ、家屋内から出てくる湿気による
腐食を防止することである。 【構成】 垂木、野地板、防水シート等からなる屋根下
地1上に桟木8を一定間隔で配置固定し、桟木間に左右
端に重合片、重合片間に谷部、山部を一段以上形成した
化粧面と、化粧面の上下端に上部連結部および下部連結
部を有する段葺き状の横葺き屋根材12を配置固定して
形成する屋根構造において、平板状のシージングボード
10を桟木間に段葺き状に形成し、シージングボード上
に前記屋根材を桟木を介して固定すると共にシージング
ボードと屋根材の山部との空間に、空間に略合致したシ
ージングボードよりなるバックアップ材を形成した屋根
構造である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は段葺き状で横方向に谷
部、山部を一段以上形成した横葺き屋根材において、屋
根材が荷重によって折れたり、変形したりするのを防止
すると共に、防水性、施工性を大幅に向上した屋根構造
に関するものである。
部、山部を一段以上形成した横葺き屋根材において、屋
根材が荷重によって折れたり、変形したりするのを防止
すると共に、防水性、施工性を大幅に向上した屋根構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば金属系の屋根材において、
段葺き状で横方向に谷部、山部を複数段形成した段葺き
屋根材が、プレス加工の技術の進歩によって一般に普及
しつつある。そして、この種屋根材を使用した屋根構造
は、図14に示すように、垂木、野地板、防水シート
等からなる屋根下地A上に、桟木Bを一定間隔を有して
横方向に配設固定し、軒から棟方向に屋根材Cを釘等の
固定具を介して葺き上げたり、また、最近では屋根材
の断面形状に合致したシージングボードを屋根下地上に
形成し、葺き上げる構造も出てきている
段葺き状で横方向に谷部、山部を複数段形成した段葺き
屋根材が、プレス加工の技術の進歩によって一般に普及
しつつある。そして、この種屋根材を使用した屋根構造
は、図14に示すように、垂木、野地板、防水シート
等からなる屋根下地A上に、桟木Bを一定間隔を有して
横方向に配設固定し、軒から棟方向に屋根材Cを釘等の
固定具を介して葺き上げたり、また、最近では屋根材
の断面形状に合致したシージングボードを屋根下地上に
形成し、葺き上げる構造も出てきている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の構造では、屋根下地Aと屋根材C間に空間αが形成さ
れると共に、桟木Bの部分でも屋根材Cの谷部、山部に
より空間αが形成され、施工の際に屋根材C上に作業員
が載ったりすると、屋根材が変形してしまうため、作業
の際には大変な注意が必要であった。また、では下地
材が合成樹脂製であるために高価であり、トータルコス
トが高くなってしまうと共に、施工性に問題があった。
の構造では、屋根下地Aと屋根材C間に空間αが形成さ
れると共に、桟木Bの部分でも屋根材Cの谷部、山部に
より空間αが形成され、施工の際に屋根材C上に作業員
が載ったりすると、屋根材が変形してしまうため、作業
の際には大変な注意が必要であった。また、では下地
材が合成樹脂製であるために高価であり、トータルコス
トが高くなってしまうと共に、施工性に問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、垂木、野地板、防水シート等からなる
屋根下地上に桟木を一定間隔で配置固定し、桟木間に左
右端に重合片、この重合片間に谷部、山部を一段以上形
成した化粧面と、化粧面の上下端に上部連結部および下
部連結部を有する段葺き状の横葺き屋根材を配置固定し
て形成する屋根構造において、平板状のシージングボー
ドを桟木間に段葺き状に形成し、シージングボードに前
記屋根材を桟木を介した固定すると共にシージングボー
ドと屋根材との空間に、空間に略合致したシージングボ
ードよりなるバックアップ材を形成した屋根構造を提供
するものである。
を除去するため、垂木、野地板、防水シート等からなる
屋根下地上に桟木を一定間隔で配置固定し、桟木間に左
右端に重合片、この重合片間に谷部、山部を一段以上形
成した化粧面と、化粧面の上下端に上部連結部および下
部連結部を有する段葺き状の横葺き屋根材を配置固定し
て形成する屋根構造において、平板状のシージングボー
ドを桟木間に段葺き状に形成し、シージングボードに前
記屋根材を桟木を介した固定すると共にシージングボー
ドと屋根材との空間に、空間に略合致したシージングボ
ードよりなるバックアップ材を形成した屋根構造を提供
するものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明の屋根構造につ
いて詳細に説明する。図1は本発明に係わる屋根構造の
一実施例を示す一部切り欠き断面図であり、1は屋根下
地で垂木2、下地板3、防水シート4よりなり、5は鼻
隠し、6は広小舞、7は流し桟、8は桟木、9はシージ
ングボード受け、10はシージングボード、11はシー
ジングボードよりなるバックアップ材(以下、単にバッ
クアップ材という)、12は段葺き状の横葺き屋根材
(以下、単に屋根材という)である。
いて詳細に説明する。図1は本発明に係わる屋根構造の
一実施例を示す一部切り欠き断面図であり、1は屋根下
地で垂木2、下地板3、防水シート4よりなり、5は鼻
隠し、6は広小舞、7は流し桟、8は桟木、9はシージ
ングボード受け、10はシージングボード、11はシー
ジングボードよりなるバックアップ材(以下、単にバッ
クアップ材という)、12は段葺き状の横葺き屋根材
(以下、単に屋根材という)である。
【0006】さらに詳説すると、下地板3は断熱材、防
音材、吸音材、補強材、固定用下地材の一種以上の機能
を有するものであり、合成樹脂発泡体、ロックウールボ
ード、石膏ボード、シージングボード、シージングイン
シュレーションボード、スレート板、木毛セメント板、
炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、FRC板、GR
C板、合板、等の一種以上からなるものであり、その両
面または片面をクラフト紙、防水処理したアスベスト
紙、金属箔(Al、Pb、Cu、Fe、ステンレス
等)、ガラス繊維不織布、合成樹脂シート、ポリエチシ
ート、およびこれらの異種以上をラミネート、あるいは
蒸着したシートで被覆したものも含むものである。
音材、吸音材、補強材、固定用下地材の一種以上の機能
を有するものであり、合成樹脂発泡体、ロックウールボ
ード、石膏ボード、シージングボード、シージングイン
シュレーションボード、スレート板、木毛セメント板、
炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、FRC板、GR
C板、合板、等の一種以上からなるものであり、その両
面または片面をクラフト紙、防水処理したアスベスト
紙、金属箔(Al、Pb、Cu、Fe、ステンレス
等)、ガラス繊維不織布、合成樹脂シート、ポリエチシ
ート、およびこれらの異種以上をラミネート、あるいは
蒸着したシートで被覆したものも含むものである。
【0007】防水シート4は、垂木2上の全面に配設さ
れた下地板3上を被覆して、防水下地として機能するも
のであり、アスファルトフェルト、合成樹脂シート、
(ポリエチシート、塩ビシート等)、無機質発泡シート
等からなるものであり、万が一の漏水に対して防水機能
を発揮するものの一種以上からなるものである。
れた下地板3上を被覆して、防水下地として機能するも
のであり、アスファルトフェルト、合成樹脂シート、
(ポリエチシート、塩ビシート等)、無機質発泡シート
等からなるものであり、万が一の漏水に対して防水機能
を発揮するものの一種以上からなるものである。
【0008】流し桟7は、図2に示すような長尺状の板
状物からなり、屋根下地1上に間隔を有して棟方向に複
数本固定するものである。この流し桟7は後記する桟木
8を屋根下地1上に固定した際に、桟木8と防水シート
4間に間隙を形成して万が一の水漏れに対して、その間
隙を水が棟から軒方向に流れるように形成したものであ
る。その間隙、所謂流し桟7の厚さtは例えば2mm〜
5mm位有れば十分である。なお、その素材としてはあ
る程度の耐食性が有れば良く、その材質は問わない。
状物からなり、屋根下地1上に間隔を有して棟方向に複
数本固定するものである。この流し桟7は後記する桟木
8を屋根下地1上に固定した際に、桟木8と防水シート
4間に間隙を形成して万が一の水漏れに対して、その間
隙を水が棟から軒方向に流れるように形成したものであ
る。その間隙、所謂流し桟7の厚さtは例えば2mm〜
5mm位有れば十分である。なお、その素材としてはあ
る程度の耐食性が有れば良く、その材質は問わない。
【0009】桟木8は図3に示すようなものであり、図
1に示すように後記する屋根材12を屋根下地1上に固
定すると共に、屋根材12を段葺き状に形成するのに必
要なものであり、屋根材12の有効幅と等しい一定間隔
で釘等の固定具により屋根下地1上に固定するものであ
る。また、桟木8の素材としては屋根材12の固定下地
として機能すれば良く、材質は問わないが、例えば、金
属(角型鋼管、C型鋼等)、合成樹脂、木材、木材チッ
プ成形品等の一種以上からなるものである。
1に示すように後記する屋根材12を屋根下地1上に固
定すると共に、屋根材12を段葺き状に形成するのに必
要なものであり、屋根材12の有効幅と等しい一定間隔
で釘等の固定具により屋根下地1上に固定するものであ
る。また、桟木8の素材としては屋根材12の固定下地
として機能すれば良く、材質は問わないが、例えば、金
属(角型鋼管、C型鋼等)、合成樹脂、木材、木材チッ
プ成形品等の一種以上からなるものである。
【0010】シージングボード受け9は図4に示すよう
なものであり、図1に示すように後記するシージングボ
ード10の下部をバックアップし、屋根材12の下地を
屋根材12の段葺き形状と略合致するように形成したも
のであり、後記するシージングボード10の厚さとシー
ジングボード受け9の厚さをプラスした値が桟木8と略
イコールとなる寸法のものである。また、シージングボ
ード受け9の素材としては、前記桟木8と同じ材質であ
る。
なものであり、図1に示すように後記するシージングボ
ード10の下部をバックアップし、屋根材12の下地を
屋根材12の段葺き形状と略合致するように形成したも
のであり、後記するシージングボード10の厚さとシー
ジングボード受け9の厚さをプラスした値が桟木8と略
イコールとなる寸法のものである。また、シージングボ
ード受け9の素材としては、前記桟木8と同じ材質であ
る。
【0011】シージングボード10は図1、図5に示す
ように平板状の長尺体であり、桟木8間の空間にシージ
ングボード受け9を介して屋根下地1上に釘等の固定具
により固定するものであり、屋根材12の断面形状と略
合致した下地を形成し、屋根材12の裏面を支持し、屋
根材12の荷重に対する変形を防止するためのものであ
り、シージーングボード10自体に調湿性があるため
に、屋根下地1、流し桟7、桟木8、シージングボード
受け9、屋根材12が屋内からの湿気の滞留により腐食
するのを防止し、耐久性を向上させるものである。
ように平板状の長尺体であり、桟木8間の空間にシージ
ングボード受け9を介して屋根下地1上に釘等の固定具
により固定するものであり、屋根材12の断面形状と略
合致した下地を形成し、屋根材12の裏面を支持し、屋
根材12の荷重に対する変形を防止するためのものであ
り、シージーングボード10自体に調湿性があるため
に、屋根下地1、流し桟7、桟木8、シージングボード
受け9、屋根材12が屋内からの湿気の滞留により腐食
するのを防止し、耐久性を向上させるものである。
【0012】バックアップ材11はシージングボードよ
りなり、図1(点線)、図6に示すように、図7に示す
ような屋根材12の山部12aの断面形状に略合致した
形状の短尺材である。勿論、バックアップ材11は山部
12aごとにシージングボード10上に形成するもので
ある。
りなり、図1(点線)、図6に示すように、図7に示す
ような屋根材12の山部12aの断面形状に略合致した
形状の短尺材である。勿論、バックアップ材11は山部
12aごとにシージングボード10上に形成するもので
ある。
【0013】屋根材12は、図1、図7、図8(a)
(図7のイ−イ線断面図)、図8(b)(図7のロ−ロ
線断面図)に示すように、重合片13、上部連結部1
4、下部連結部15と、上部連結部14と下部連結部1
5間に形成した化粧面16と、化粧面16に形成した山
部12aと谷部12bとから形成したものであり、山部
12a、谷部12bを複数段形成して長物(1m〜5m
位)とし、施工を簡略化したものである。なお、屋根材
12の裏面には図9に示すようにバックアップ材11が
形成されるものである。
(図7のイ−イ線断面図)、図8(b)(図7のロ−ロ
線断面図)に示すように、重合片13、上部連結部1
4、下部連結部15と、上部連結部14と下部連結部1
5間に形成した化粧面16と、化粧面16に形成した山
部12aと谷部12bとから形成したものであり、山部
12a、谷部12bを複数段形成して長物(1m〜5m
位)とし、施工を簡略化したものである。なお、屋根材
12の裏面には図9に示すようにバックアップ材11が
形成されるものである。
【0014】さらに詳説すると、上部連結部14は化粧
面16の上端縁を外方にL字状に屈曲して形成し、下部
連結部15は化粧面16の下端縁を下方に屈曲して形成
し、上部連結部14を下部連結部15で覆うようにして
重ね合わせて軒から棟方向へ葺き上げるものである。な
お、その固定は下部連結部15側の山部12aの延長線
上の連結片15aを前記桟木8に固定具を介して固定す
るものである。
面16の上端縁を外方にL字状に屈曲して形成し、下部
連結部15は化粧面16の下端縁を下方に屈曲して形成
し、上部連結部14を下部連結部15で覆うようにして
重ね合わせて軒から棟方向へ葺き上げるものである。な
お、その固定は下部連結部15側の山部12aの延長線
上の連結片15aを前記桟木8に固定具を介して固定す
るものである。
【0015】重合片13は屋根材12の横方向のつなぎ
と、防水性の強化のために設けるものであり、重合片1
3を横方向に重ね合わせて葺き上げるものである。ま
た、屋根材12の素材としては、金属板、合成樹脂板等
をプレス成形等して成形したもの、あるいは窯業系材料
を型で成形した後に、乾燥、焼き付けしたものである。
と、防水性の強化のために設けるものであり、重合片1
3を横方向に重ね合わせて葺き上げるものである。ま
た、屋根材12の素材としては、金属板、合成樹脂板等
をプレス成形等して成形したもの、あるいは窯業系材料
を型で成形した後に、乾燥、焼き付けしたものである。
【0016】ここで、各部の寸法関係について簡単に説
明する。図1における桟木8のピッチをP、桟木8間の
空間の幅をL、図3における桟木8の高さをh1 、図4
におけるシージングボード受け9の高さをh2 、図5に
おけるシージングボード10において幅をW、長さをL
1 、高さをh3 、図6におけるバックアップ材11の長
さをl1 、図8(a)における屋根材12において有効
幅をl2 、上部連結部14の高さをh4 、下部連結部1
5の高さをh5 とすると、W≒L、P≒l1 ≒l2 、h
1 −h2 ≒h3 、h1 ≒h4 ≒h5 の関係である。
明する。図1における桟木8のピッチをP、桟木8間の
空間の幅をL、図3における桟木8の高さをh1 、図4
におけるシージングボード受け9の高さをh2 、図5に
おけるシージングボード10において幅をW、長さをL
1 、高さをh3 、図6におけるバックアップ材11の長
さをl1 、図8(a)における屋根材12において有効
幅をl2 、上部連結部14の高さをh4 、下部連結部1
5の高さをh5 とすると、W≒L、P≒l1 ≒l2 、h
1 −h2 ≒h3 、h1 ≒h4 ≒h5 の関係である。
【0017】上記関係によると、屋根材12の上部、下
部連結部14、15においては、桟木8とバックアップ
材11によって荷重による変形を防止し、屋根材12の
山部12aにおいてはバックアップ材11によって荷重
による変形を防止して、施工性、断熱性、防音性、吸音
性、防水性の向上した屋根構造となる。
部連結部14、15においては、桟木8とバックアップ
材11によって荷重による変形を防止し、屋根材12の
山部12aにおいてはバックアップ材11によって荷重
による変形を防止して、施工性、断熱性、防音性、吸音
性、防水性の向上した屋根構造となる。
【0018】次に本発明に係わる屋根構造の施工方法に
ついて図1、図10(a)〜(c)を用いて簡単に説明
する。まず、図10(a)に示すように垂木2、下地板
(合板)3、防水シート(アスファルトフェルト20K
g品)4からなる屋根下地1上に、厚さt=3mm、幅
30mmの流し桟7を軒先に垂直に500mm間隔で
釘、ステープル等を介して固定する。次に材木よりなる
桟木8を流し桟7に直行するようにピッチP=360m
m(屋根材12の有効幅)で複数本、軒から棟方向に釘
等の固定具で固定し、次に、材木よりなるシージングボ
ード受け9を桟木8の上にそろえるようにして固定す
る。
ついて図1、図10(a)〜(c)を用いて簡単に説明
する。まず、図10(a)に示すように垂木2、下地板
(合板)3、防水シート(アスファルトフェルト20K
g品)4からなる屋根下地1上に、厚さt=3mm、幅
30mmの流し桟7を軒先に垂直に500mm間隔で
釘、ステープル等を介して固定する。次に材木よりなる
桟木8を流し桟7に直行するようにピッチP=360m
m(屋根材12の有効幅)で複数本、軒から棟方向に釘
等の固定具で固定し、次に、材木よりなるシージングボ
ード受け9を桟木8の上にそろえるようにして固定す
る。
【0019】シージングボード受け9の施工が完了した
ら、図10(b)に示すように桟木8間の空間の幅にあ
った幅のシージングボードよりなる長尺状のシージング
ボード10を、シージングボード受け9に載置するよう
に形成し固定具により屋根下地1上に固定する。
ら、図10(b)に示すように桟木8間の空間の幅にあ
った幅のシージングボードよりなる長尺状のシージング
ボード10を、シージングボード受け9に載置するよう
に形成し固定具により屋根下地1上に固定する。
【0020】シージングボード10の施工が完了した
ら、図10(c)に示すようにシージングボードよりな
るバックアップ材11を屋根材12の山部12aのピッ
チに合わせて、釘等の固定具により複数個固定する。そ
の後屋根材12を、軒から棟方向には屋根材12の上部
連結部14に下部連結部15を重ね合わせるように、横
方向には屋根材12の重合片13を重ね合わせるように
して配設し、屋根材12の下部連結部15の連結片15
a部分を釘を介して桟木8に固定して、屋根を葺き上げ
るものである。
ら、図10(c)に示すようにシージングボードよりな
るバックアップ材11を屋根材12の山部12aのピッ
チに合わせて、釘等の固定具により複数個固定する。そ
の後屋根材12を、軒から棟方向には屋根材12の上部
連結部14に下部連結部15を重ね合わせるように、横
方向には屋根材12の重合片13を重ね合わせるように
して配設し、屋根材12の下部連結部15の連結片15
a部分を釘を介して桟木8に固定して、屋根を葺き上げ
るものである。
【0021】以上説明したのは本発明に係わる屋根構造
の一実施例にすぎず、図11、図12に示すような屋根
材12を使用することができ、また図13に示すように
屋根構造を形成することができる。すなわち、図13
(a)〜(c)において(a)図はシージングボード受
け9を除去し、桟木8の上面にシージングボード10を
形成した屋根構造、(b)図は流し桟7を除去した屋根
構造、(c)図はシージングボード10の裏面の三角形
の空間にシージングボード受け7aを形成した屋根構造
である。
の一実施例にすぎず、図11、図12に示すような屋根
材12を使用することができ、また図13に示すように
屋根構造を形成することができる。すなわち、図13
(a)〜(c)において(a)図はシージングボード受
け9を除去し、桟木8の上面にシージングボード10を
形成した屋根構造、(b)図は流し桟7を除去した屋根
構造、(c)図はシージングボード10の裏面の三角形
の空間にシージングボード受け7aを形成した屋根構造
である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わる屋根
構造によれば、傾斜して形成したシージングボードが
段葺き状の横葺き屋根材の裏面に当接されるために、屋
根材の谷部が荷重により変形することがない。シージ
ングボードよりなるバックアップ材が段葺き状の横葺き
屋根材の山部に当接されるため、屋根材の山部が荷重に
より変形することがない。上記、のため、施工に
気を遣わずに楽に施工ができる。流し桟により万が一
漏水しても、軒方向に排水することができる。シージ
ングボードの調湿性により各部材の耐久性(耐腐食性)
が向上する。施工性、断熱性、防音性、吸音性、防水
性が向上する。等の特徴、効果がある。
構造によれば、傾斜して形成したシージングボードが
段葺き状の横葺き屋根材の裏面に当接されるために、屋
根材の谷部が荷重により変形することがない。シージ
ングボードよりなるバックアップ材が段葺き状の横葺き
屋根材の山部に当接されるため、屋根材の山部が荷重に
より変形することがない。上記、のため、施工に
気を遣わずに楽に施工ができる。流し桟により万が一
漏水しても、軒方向に排水することができる。シージ
ングボードの調湿性により各部材の耐久性(耐腐食性)
が向上する。施工性、断熱性、防音性、吸音性、防水
性が向上する。等の特徴、効果がある。
【図1】本発明に係わる屋根構造の一実施例を説明する
一部切り欠き断面図である。
一部切り欠き断面図である。
【図2】流し桟の一例を示す一部切り欠き斜視図であ
る。
る。
【図3】桟木の一例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図4】シージングボード受けの一例を示す一部切り欠
き斜視図である。
き斜視図である。
【図5】シージングボードの一例を示す一部切り欠き斜
視図である。
視図である。
【図6】シージングボードよりなるバックアップ材の一
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図7】段葺き状の横葺き屋根材の一例を示す一部切り
欠き斜視図である。
欠き斜視図である。
【図8】段葺き状の横葺き屋根材の一例を示す断面図
と、一部切り欠き断面図である。
と、一部切り欠き断面図である。
【図9】シージングボードよりなるバックアップ材の施
工状態を説明する一部切り欠き断面図である。
工状態を説明する一部切り欠き断面図である。
【図10】施工順序を説明する一部切り欠き断面図であ
る。
る。
【図11】段葺き状の横葺き屋根材のその他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図12】段葺き状の横葺き屋根材のその他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図13】その他の例を示す一部切り欠き断面図であ
る。
る。
【図14】従来例を示す一部切り欠き断面図である。
1 屋根下地 7 流し桟 8 桟木 9 シージングボード受け 10 シージングボード 11 シージングボードよりなるバックアップ材 12 段葺き状の横葺き屋根材
Claims (1)
- 【請求項1】 垂木、野地板、防水シート等からなる屋
根下地上に桟木を一定間隔で配置固定し、該桟木間に左
右端に重合片、該重合片間に谷部、山部を一段以上形成
した化粧面と、該化粧面の上下端に上部連結部および下
部連結部を有する段葺き状の横葺き屋根材を配置固定し
て形成する屋根構造において、平板状のシージングボー
ドを桟木間に段葺き状に形成し、該シージングボード上
に前記屋根材を桟木を介して固定すると共に、シージン
グボードと屋根材の山部との空間に該空間に略合致した
シージングボードよりなるバックアップ材を形成したこ
とを特徴とする屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139687A JPH05306562A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139687A JPH05306562A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 屋根構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05306562A true JPH05306562A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15251094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4139687A Pending JPH05306562A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05306562A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013068073A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-04-18 | Takahashi Kazumi | 平板金属瓦、この平板金属瓦を用いた屋根構造、およびその設置方法 |
US9721717B2 (en) | 2014-03-10 | 2017-08-01 | Egston System Electronics Eggenburg Gmbh | Coil arrangement and method for controlling a coil arrangement |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4139687A patent/JPH05306562A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013068073A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-04-18 | Takahashi Kazumi | 平板金属瓦、この平板金属瓦を用いた屋根構造、およびその設置方法 |
US9721717B2 (en) | 2014-03-10 | 2017-08-01 | Egston System Electronics Eggenburg Gmbh | Coil arrangement and method for controlling a coil arrangement |
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