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JPH05301478A - 平版印刷版支持体及びその製造方法 - Google Patents

平版印刷版支持体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05301478A
JPH05301478A JP13138992A JP13138992A JPH05301478A JP H05301478 A JPH05301478 A JP H05301478A JP 13138992 A JP13138992 A JP 13138992A JP 13138992 A JP13138992 A JP 13138992A JP H05301478 A JPH05301478 A JP H05301478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
support
printing plate
plate
continuous casting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13138992A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Uesugi
彰男 上杉
Tsutomu Kakei
勤 掛井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP13138992A priority Critical patent/JPH05301478A/ja
Publication of JPH05301478A publication Critical patent/JPH05301478A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/04Printing plates or foils; Materials therefor metallic
    • B41N1/08Printing plates or foils; Materials therefor metallic for lithographic printing
    • B41N1/083Printing plates or foils; Materials therefor metallic for lithographic printing made of aluminium or aluminium alloys or having such surface layers

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウム支持体の材質のバラツキを少く
し、電解粗面化処理の得率を向上させ、品質の優れた得
率のよい平版印刷版支持体及びその製造方法を提供する 【構成】 0.15%<Fe<0.5%,0.25%<
Si<0.35%,0.01%<Ti<0.1%,その
他の合金成分合計<0.3%を含むアルミニウム溶湯を
調製し、連続鋳造により薄板を作成し、焼鈍,冷間圧
延,矯正の工程を経て得られたアルミニウム表面層のF
e合金成分の濃度分布が,平均濃度±0.05%以内に
なるように工程条件を制御することを特徴とする平版印
刷版支持体及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平版印刷版用支持体の製
造方法に関する、特に電解粗面化性の良いアルミニウム
支持体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷版用アルミニウム支持体、とくにオ
フセット印刷版用支持体としてはアルミニウム板(アル
ミニウム合金板を含む)が用いられている。一般にアル
ミニウム板をオフセット印刷版用支持体として用いる場
合、印刷版用アルミニウム支持体の粗面化法としては交
流電解エッチング法が一般的に採用されており、電流と
しては、普通の正弦波交流電流、矩形波などの特殊交番
波形電流が用いられている。そして、黒鉛等の適当な電
極を対極として交流電流により、アルミニウム板の粗面
化処理を行うもので、通常一回の処理で行われている
が、そこで得られるピット深さは全体的に浅く、耐刷性
能に劣るものであった。このため、その直径に比べて深
さの深いピットが均一かつ緻密に存在する砂目を有する
印刷版用支持体として好適なアルミニウム板が得られる
ように、数々の方法が提案されている。その方法として
は、特殊電解電源波形を使った粗面化方法(特開昭53
−67507号公報)交流を使った電解粗面化時の陽極
時と陰極時の電気量の比率(特開昭54−65607号
公報)、電源波形(特開昭55−25381号公報)、
単位面積あたりの通電量の組み合わせ(特開昭56−2
9699号公報)などが知られている。また、機械的な
粗面化と組み合わせた(特開昭55−142695公
報)なども知られている。また、電解粗面化処理は、A
l合金成分の影響を受けやすく、均一に電解粗面化可能
である合金成分を見出すことは重要な課題である。
【0003】合金成分については、特開昭59−140
356号公報では、連続鋳造において、Al−Mg−S
i,Al−Ni等の共晶化合物の大きさが実質的に5μ
m以下で、その面積率が18%以上であることを特徴と
している。また、特開平2−80542号公報では、連
鋳材のFe固溶量を規定しており、Alマトリクス中の
Fe固溶量が200PPM以下に調整することを特徴と
している。一方、アルミニウム支持体の製造方法として
は、アルミニウムのインゴットを溶解保持してスラブ
(厚さ400〜600mm,幅1000〜2000m
m,長さ2000〜6000mm)を鋳造し、スラブ表
面の不純物組織部分を面削機にかけて3〜10mmづつ
切削する面削工程を経た後、スラブ内部の応力の除去と
組織の均一化の為、均熱炉において480〜540℃,
6〜12時間保持する均熱化処理工程を行い、しかる後
に熱間圧延を480〜540℃で行う。熱間圧延で5〜
40mmの厚みに圧延した後、室温で所定の厚みに冷間
圧延を行う方法が用いられていた。その後、組織の均一
化と平坦度の良い板にするため焼鈍を行い圧延組織等を
均質化した後、規定の厚みに冷間圧延を行い、矯正す
る。この様にして作られたアルミニウム支持体を平版印
刷版用支持体とする方法が用いられていた。(特開平3
−79798号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、平版印刷版の生
産数量は需要の伸びと共に増大して、大量に一定の品質
の平版印刷版を作成することが求められている。しかし
ながら、電解粗面化処理の場合は特に対象となるアルミ
ニウム支持体の影響を受けやすく、アルミニウム支持体
を溶解保持→鋳造→面削→均熱という工程を通して製造
する場合、加熱、冷却をくり返し、面削という表面層を
削り取る工程があったとしても、表面層に、金属合金成
分などのバラツキが生じて平版印刷版としては得率低下
の原因となっていた。
【0005】本発明の目的は従来の問題点を解消し、ア
ルミニウム支持体の材質のバラツキを少くし、電解粗面
化処理の得率を向上させ、品質の優れた得率のよい平版
印刷版支持体及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
アルミニウム支持体と電解粗面化処理の関係を鋭意研究
して来た結果、鉄分を初めとしてシリコン,チタン,そ
の他の合金成分を規制して溶湯を作ること、及び鋳造,
熱間圧延を連続して行い焼鈍,冷間圧延,矯正の工程条
件を制御し、特にアルミニウム支持体の表面層のFe合
金成分の濃度分布を制御することによって目的を達成す
ることに本発明を見出したものである。即ち、本発明の
目的は 0.15%<Fe<0.5%,0.05%<Si<
0.35%,0.01%<Ti<0.1%その他の合金
成分合計<0.3%を含むアルミニウム溶湯を調製し、
連続鋳造により薄板を作成し,焼鈍,冷間圧延,矯正の
工程を経て得られたアルミニウム支持体のFe合金成分
の濃度分布が平均濃度±0.05%以内であることを特
徴とする平版印刷版支持体。 0.15%<Fe<0.5%,0.05%<Si<
0.35%,0.01%<Ti<0.1%,その他の合
金成分合計<0.3%を含むアルミニウム溶湯を調製
し、連続鋳造により薄板を作成し、焼鈍,冷間圧延,矯
正の工程を経て得られたアルミニウム表面層のFe合金
成分の濃度分布が,平均濃度±0.05%以内になるよ
うに工程条件を制御することを特徴とする平版印刷版支
持体の製造方法 によって達成される。
【0007】本発明において、合金成分としてFe,S
i,Ti、他にCu,Mn等がある。平版印刷版には
0.15%<Fe<0.5%;0.05%<Si<0.
35%;0.01%<Ti<0.1%とし、その他の合
金成分の合計を0.3以内を含むアルミニウム支持体が
適当であるが、特に強度を必要とするものについては、
Mnを含有させる場合がある。
【0008】本発明においてアルミニウム溶湯から鋳
造,熱間圧延を連続して行い薄板の熱間圧延コイルを形
成させる方法としては、ハズレー法,ハンター法,3C
法などの薄板連鋳技術が実用化されている。又特開昭6
0−238001号公報,特開昭60−240360号
公報などには薄板の熱間圧延コイルを作成する方法が開
示されている。各方式においてそれぞれ長所、短所があ
るが、本発明では図1に示すように溶解保持炉1内のア
ルミニウム溶湯から連続鋳造機2を通して直接薄板の熱
間圧延コイルを形成させコイラー3に巻取らせる。薄板
熱間圧延コイルを製造後、冷間圧延,焼鈍,冷間圧延を
行い最終的に矯正を行い平版印刷版のアルミニウム支持
体とする。
【0009】Fe合金成分の濃度分布に影響を及ぼす工
程要因としては、溶解保持炉での攪拌条件,温度条件,
双ロール連続鋳法を採用した場合には、ウエブ通搬スピ
ード,冷却ロール,温度条件,焼鈍時間,焼鈍温度,冷
間圧延の圧下率等複雑に絡み合っており、一概に条件,
方式を定めることは出来ないが、特に焼鈍条件は影響力
が大きい。これらの条件を適正にしてAl表面層のFe
濃度分布を平均濃度の±0.05%以内にすることが重
要である。ここでいうAl表面層とは、電解粗面化を行
う部分であり、概略1μm〜5μm程度の深さである。
この様に製造された支持体を次に粗面化,陽極酸化等を
行う。
【0010】本発明における平版印刷版支持体の粗面化
の方法としては機械的粗面化,化学的粗面化,電気化学
的粗面化及びそれらの組合わせ等各種を用いることが出
来る。機械的な砂目立て法としては、例えばボールグレ
イン,ワイヤーグレイン,ブラッシグレイン,液体ホー
ニング法などがある。また電気化学的砂目立て方法とし
ては、交流電解エッチング法が一般的に採用さており、
電流としては、普通の正弦波交流電流あるいは矩形波な
と、特殊交番電流が用いられている。またこの電気化学
的砂目立ての前処理として、苛性ソーダなどでエッチン
グ処理をしても良い。また電気化学的粗面化を行う場
合、塩酸または硝酸主体の水溶液で交番電流によって粗
面化されるのが良い。以下詳細に説明する。先ず、アル
ミニウム支持体は、まずアルカリエッチングされる。好
ましいアルカリ剤は、苛性ソーダ,苛性カリ,メタ珪酸
ソーダ,炭酸ソーダ,アルミン酸ソーダ,グルコン酸ソ
ーダ等である。濃度0.01〜20%,温度は20〜9
0℃,時間は5sec〜5min間の範囲から選択され
るのが適当であり、好ましいエッチング量としては0.
1〜5g/m2 である。特に不純物の多い支持体の場
合、0.01〜1g/m2 が適当である(本出願人昭和
62年11月25日出願)。引き続き、アルカリエッチ
ングしたアルミニウム板の表面にアルカリに不溶な物質
(スマット)が残存するので、必要に応じてデスマット
処理を行っても良い。前処理は上記の通りであるが、引
き続き、本発明として塩酸,または硝酸を主体とする電
解液中で交流電解エッチングされる。交流電解電流の周
波数としては、0.1〜100Hz,より好ましくは
0.1〜1.0Hz又は10〜60Hzである。液濃度
としては、3〜150g/l,より好ましくは5〜50
g/l,より好ましくは5〜50g/l,浴内のアルミ
ニウムの溶解量としては50g/l以下が適当であり、
より好ましくは2〜20g/lである。必要によって添
加物を入れても良いが、大量生産をする場合は、液濃度
制御などが難しくなる。また、電流密度は、5〜100
A/dm2 が適当であるが、10〜80A/dm2 がよ
り好ましい。また、電源波形としては、求める品質,使
用されるアルミニウム支持体の成分によって適時選択さ
れるが、特公昭56−19280号,特公昭55−19
191号各公報に記載の特殊交番波形を用いるのがより
好ましい。この様な波形,液条件は、電気量と共に求め
る品質,使用されるアルミニウム支持体の成分などによ
って適時選択される。電解粗面化されたアルミニウム
は、次にスマット処理の一部としてアルカリ溶液に浸漬
しスマットを溶解する。アルカリ剤としては、苛性ソー
ダなど各種あるが、PH10以上,温度25〜60℃浸
漬時間1〜10secの極めて短時間で行うことが好ま
しい。次に硫酸主体の液に浸漬する。硫酸の液条件とし
ては、従来より一段と低い濃度50〜400g/l,温
度25〜65℃が好ましい。硫酸の濃度を400g/l
以上,又は温度を65℃以上にすると処理層などの腐食
が大きくなり、しかも、マンガンが0.3%以上あるア
ルミニウム合金では、電気化学的に粗面化された砂目が
崩れてしまう。また、アルミニウム素地の溶解量が0.
2g/m2 以上エッチングされると、耐刷力が低下して
来るので、0.2g/m2 以下にすることが好ましい。
【0011】陽極酸化被膜は、0.1〜10g/m2
より好ましくは0.3〜5g/m2を表面に形成するの
が良い。陽極酸化の処理条件は、使用される電解液によ
って種々変化するので一概には決定されないが、一般的
には電解液の濃度が1〜80重量%、液温5〜70℃、
電流密度0.5〜60A/cm2 、電圧1〜100V、
電解時間1秒〜5分の範囲が適当である。この様にして
得られた陽極酸化皮膜を持つ砂目のアルミニウム板はそ
れ自身安定で親水性に優れたものであるから、直ちに感
光性塗膜を上に設ける事も出来るが、必要により更に表
面処理を施す事が出来る。たとえば、先に記載したアル
カリ金属珪酸塩によるシリケート層あるいは、親水性高
分子化合物よりなる下塗層を設けることができる。下塗
層の塗布量は5〜150mg/m2 が好ましい。次ぎ
に、このように処理したアルミニウム支持体上に感光性
塗膜を設け、画像露光、現像して製版した後に、印刷機
にセットし、印刷を開始する。
【0012】
【実施例】
(実施例−1)図1に示すような装置を用いて平均Fe
0.25%,Si 0.1%,Ti0.05%,その
他の合金成分0.1%になる様に溶湯を調製し、その後
10mmの板を製造後、冷間圧延し、450℃で焼鈍後
厚さ0.3mm迄冷間圧延し、その後矯正してAl支持
体を5tonコイルで5コイルA1 〜A5 を作成した。
次に A1 〜A5 コイルを1μmアルカリエッチングす
る。使用する薬液としては苛性ソーダ,濃度は15%,
温度60℃で行い、Al表面層から1μmアルカリエッ
チング後、硝酸1%常温でデスマットする。デスマット
後、Feの濃度分布をEPMA(X線マイクロアナライ
ザー)でFe,Si,Ti濃度分布を測定した。測定面
積は2mm×2mmとし、10μmづつマッピングし
た。測定後15g/l硝酸水溶液中で特公昭55−19
191号公報に記載の交番波形電流を用いて、電気化学
的に粗面化した。電解条件としては、アノード電圧VA
=14V,カソード電圧VC =12Vとし、陽極電気量
が、250クーロン/dm2 となる様にした。この支持
体に20%硫酸中で陽極酸化皮膜2.5g/m2 設け乾
燥し、この様なコイルを20コイル作成し、基板A1
5 とした。
【0013】〔比較例−1〕図1に示すような装置を用
いて、平均Fe 0.25%,Si 0.1%,Ti
0.05%その他の合金成分0.1%になる様に溶湯を
調製し、その後10mmの板を製造後、冷間圧延し、3
00℃で焼鈍後、厚さ0.3mm迄冷間圧延し、その後
矯正してAl支持体を5tonコイルで5コイルB1
5 を作成した。次に B1 〜B5 コイルを実施例−1
と同じ様にアルカリエッチング,デスマット処理し,E
PMAでの解析を行い、測定後、実施例−1と同様に電
気化学的に粗面化して基板B1 〜B5 とした。 〔比較例−2〕図1に示すような装置を用いて平均Fe
0.1%,Si 0.4%,Ti0.15%その他の
合金成分0.3%となる様に溶湯を調製し、その後10
mmの板を製造後,冷間圧延し、450℃で焼鈍後、厚
さ0.3mm迄冷間圧延し、その後矯正して、Al支持
体を5tonコイルで5コイルC1 〜C5 を作成した。
1 〜C5 コイルを前記実施例−1と同じ様にアルカリ
エッチング,デスマット処理し,EPMAでの解析を行
い測定後、実施例−1と同様に電気化学的に粗面化して
基板C1 〜C5 とした。
【0014】以上の如くして作成した基板(A1
5 ),(B1 〜B5 ),(C1 〜C5)に下記組成物
を、乾燥後の塗布重量が1.8g/m2 になる様に塗布
して感光層を設けた。 感光液: N−(4−ヒドロキシフェニル),メタクリルアミド/2−ヒドロキ シエチルメタクリレート/アクリロニトリル/メチルメタクリレート /メタクリル酸(=15:10:30:38:7モル比)共重合体( 平均分子量60000) ・・・5.0g 4−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドの縮合物の六弗化燐 酸塩 ・・・0.5g 亜燐酸 ・・・0.05g ジクトリアピュアーブル−BOH(保土ヶ谷化学(株)社製) ・・・0.1g 2−メトキシエタノール ・・・100.0g このようにして作製した感光性平版印刷版に、真空焼枠
中で透明ネガティブフィルムを通して、1mの距離から
3kwのメタルハライドランプにより50秒間露光を行
なったのち、下記組成の現像液で現像しアラビアガム水
溶液でガム引きして平版印刷版とした。 現像液: 亜硫酸ナトリウム ・・・5g ベンジルアルコール ・・・30g 炭酸ナトリウム ・・・5g イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム ・・・12g 純水 ・・・1000g この様にして製版された平版印刷版を用いて通常の手段
で印刷した砂目と印刷汚れについて評価した結果と、前
記EPMAでの合金成分の濃度分布との関係を表1に示
す。
【0015】
【表1】
【0016】表1に示すように、実施例−1(A1 〜A
5 )は砂目が均一であり、印刷汚れが良好であったが、
比較例−1,比較例−2のそれぞれのサンプル(B1
5),(C1 〜C5 )は何れも不合格であった。
【0017】
【発明の効果】本発明の平版印刷版支持体及びその製造
方法により、実施例に示すようにアルミニウム支持体の
材質のバラツキを少くし、電解粗面化処理の得率を向上
させ、品質の優れた、得率の良い平版印刷版を製造する
ことが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる連続鋳造機及び連続熱間圧延機
を示す略式側面図
【符号の説明】
1 溶解保持炉 2 連続鋳造機 3 コイラー
【表1】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.15%<Fe<0.5%,0.05
    %<Si<0.35%,0.01%<Ti<0.1%、
    その他の合金成分合計<0.3%を含むアルミニウム溶
    湯を調製し、連続鋳造により薄板を作成し、焼鈍,冷間
    圧延,矯正の工程を経て得られたアルミニウム支持体の
    Fe合金成分の濃度分布が、平均濃度±0.05%以内
    であることを特徴とする平版印刷版支持体。
  2. 【請求項2】 0.15%<Fe<0.5%,0.05
    %<Si<0.35%,0.01%<Ti<0.1%,
    その他の合金成分合計<0.3%を含むアルミニウム溶
    湯を調製し、連続鋳造により薄板を作成し、焼鈍,冷間
    圧延,矯正の工程を経て得られたアルミニウム表面層の
    Fe合金成分の濃度分布が、平均濃度±0.05%以内
    になるように工程条件を制御することを特徴とする平版
    印刷版支持体の製造方法。
JP13138992A 1992-04-27 1992-04-27 平版印刷版支持体及びその製造方法 Pending JPH05301478A (ja)

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