JPH05295830A - 吊りボルト支持具 - Google Patents
吊りボルト支持具Info
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- JPH05295830A JPH05295830A JP4125512A JP12551292A JPH05295830A JP H05295830 A JPH05295830 A JP H05295830A JP 4125512 A JP4125512 A JP 4125512A JP 12551292 A JP12551292 A JP 12551292A JP H05295830 A JPH05295830 A JP H05295830A
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- nut
- groove
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- hanging bolt
- bolt
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 title abstract description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000010273 cold forging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 素手で締め付け作業ができ、かつ取り付け・
取り外し作業の作業効率を向上させ得ることができる吊
りボルト支持具を提供する。 【構成】 デッキプレートの溝5に装着し、吊りボルト
1を取り付け得る吊りボルト支持具において、該吊りボ
ルト1の上端部にTナット、またはフラット型ナット等
のナット2を装着し、該ナット2の幅が前記デッキプレ
ートの溝5の入口幅より広く、かつ該溝5の奥幅より狭
い幅で、また該ナットの周端部6がデッキプレートの溝
5の内周端面に当接触する接触部を形成した構成よりな
る。
取り外し作業の作業効率を向上させ得ることができる吊
りボルト支持具を提供する。 【構成】 デッキプレートの溝5に装着し、吊りボルト
1を取り付け得る吊りボルト支持具において、該吊りボ
ルト1の上端部にTナット、またはフラット型ナット等
のナット2を装着し、該ナット2の幅が前記デッキプレ
ートの溝5の入口幅より広く、かつ該溝5の奥幅より狭
い幅で、また該ナットの周端部6がデッキプレートの溝
5の内周端面に当接触する接触部を形成した構成よりな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊りボルト支持具に係
り、より詳細には、デッキプレートの溝に差し込み装着
し、吊りボルトを取り付け得る吊りボルト支持具に関す
る。
り、より詳細には、デッキプレートの溝に差し込み装着
し、吊りボルトを取り付け得る吊りボルト支持具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吊りボルト支持具として
は、種々のものがあり、例えば、プレートの中央にボル
ト孔を設けると共に、ボルト孔の上部にナットを固定
し、またプレートの左右端部を上方に折り曲げて立ち上
がり面を形成し、かつ該立ち上がり面の先端部を内方向
に折り曲げて三角形状部を設けた構成のものが知られて
いる。
は、種々のものがあり、例えば、プレートの中央にボル
ト孔を設けると共に、ボルト孔の上部にナットを固定
し、またプレートの左右端部を上方に折り曲げて立ち上
がり面を形成し、かつ該立ち上がり面の先端部を内方向
に折り曲げて三角形状部を設けた構成のものが知られて
いる。
【0003】そして、この吊りボルト支持具は、支持具
本体を、デッキプレートの溝に挿入すると共に、ボルト
孔にボルトを挿入し、締め付けることで、三角形状部を
拡開させ、該三角形状部が、デッキプレートの溝と係合
させるようにして使用するようにしている。従って、支
持具本体を、デッキプレートの溝に、簡単に取り付ける
ことができ、かつ確実に保持されるという利点を有す
る。
本体を、デッキプレートの溝に挿入すると共に、ボルト
孔にボルトを挿入し、締め付けることで、三角形状部を
拡開させ、該三角形状部が、デッキプレートの溝と係合
させるようにして使用するようにしている。従って、支
持具本体を、デッキプレートの溝に、簡単に取り付ける
ことができ、かつ確実に保持されるという利点を有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した吊り
ボルト支持具の場合、次のような問題がある。すなわ
ち、 ボルト(長ネジ)の締め付け作業に、締め付け工具
が必要となり、素手での締め付けが不可能で、作業性が
良くない。 構成が複雑で、かつ折り曲げ個所が多いので、金属
疲労が生じやすい。 等の問題がある。
ボルト支持具の場合、次のような問題がある。すなわ
ち、 ボルト(長ネジ)の締め付け作業に、締め付け工具
が必要となり、素手での締め付けが不可能で、作業性が
良くない。 構成が複雑で、かつ折り曲げ個所が多いので、金属
疲労が生じやすい。 等の問題がある。
【0005】本発明は、上述した問題点に対処して創作
したものであって、その目的とする処は、素手で締め付
け作業ができ、かつ取り付け・取り外し作業の作業効率
を向上させ得ることができる吊りボルト支持具を提供す
ることにある。
したものであって、その目的とする処は、素手で締め付
け作業ができ、かつ取り付け・取り外し作業の作業効率
を向上させ得ることができる吊りボルト支持具を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明の吊りボルト支持具は、
デッキプレートの溝に装着し、吊りボルト(本明細書に
おいて、長ネジを含む)を取り付け得る吊りボルト支持
具において、該吊りボルトの上端部にTナット、または
フラット型ナット等のナットを装着し、該ナットの幅が
前記デッキプレートの溝の入口幅より広く、かつ該溝の
奥幅より狭い幅で、また該ナットの周端部がデッキプレ
ートの溝の内周端面に面接触等による接触部を形成した
構成よりなる。
するための手段としての本発明の吊りボルト支持具は、
デッキプレートの溝に装着し、吊りボルト(本明細書に
おいて、長ネジを含む)を取り付け得る吊りボルト支持
具において、該吊りボルトの上端部にTナット、または
フラット型ナット等のナットを装着し、該ナットの幅が
前記デッキプレートの溝の入口幅より広く、かつ該溝の
奥幅より狭い幅で、また該ナットの周端部がデッキプレ
ートの溝の内周端面に面接触等による接触部を形成した
構成よりなる。
【0007】また、本発明の吊りボルト支持具は、中央
に吊りボルト挿入用の長孔を設け、かつ該長孔の長さ方
向端部に折曲部を備えたワッシャーを用い、該ワッシャ
ーの折曲部を、ナットの接触部とデッキプレートの溝の
内周端面との間に介挿するようにした構成よりなる。
に吊りボルト挿入用の長孔を設け、かつ該長孔の長さ方
向端部に折曲部を備えたワッシャーを用い、該ワッシャ
ーの折曲部を、ナットの接触部とデッキプレートの溝の
内周端面との間に介挿するようにした構成よりなる。
【0008】
【作用】本発明の吊りボルト支持具は、デッキプレート
の溝に、吊りボルトの上端部にナットを装着した状態
で、該吊りボルトを斜めにして一端側を挿入し、次に他
端側を挿入した後、該吊りボルトをデッキプレートに対
して垂直状態にすると共に下降させて、前記ナットの周
端部をデッキプレートの溝の内周端面に接触させ、かつ
該吊りボルトを、その上端が該デッキプレートの上端面
に当接するように締め付けることで取り付けことができ
る。
の溝に、吊りボルトの上端部にナットを装着した状態
で、該吊りボルトを斜めにして一端側を挿入し、次に他
端側を挿入した後、該吊りボルトをデッキプレートに対
して垂直状態にすると共に下降させて、前記ナットの周
端部をデッキプレートの溝の内周端面に接触させ、かつ
該吊りボルトを、その上端が該デッキプレートの上端面
に当接するように締め付けることで取り付けことができ
る。
【0009】そして、本発明の吊りボルト支持具によれ
ば、デッキプレートの溝に対して吊りボルトを傾けて挿
入する作業と、該挿入後に該ボルトを締め付ける作業と
の連続する作業でもって、デッキプレートに取り付ける
ことができるので、その作業を工具なしに行えることよ
り、その作業性を向上させることができ、また取り外し
作業も容易に行えるという作用を有する。また、ワッシ
ャーを用いる場合は、その締め付け状態を一層良好にす
ることができるように作用する。
ば、デッキプレートの溝に対して吊りボルトを傾けて挿
入する作業と、該挿入後に該ボルトを締め付ける作業と
の連続する作業でもって、デッキプレートに取り付ける
ことができるので、その作業を工具なしに行えることよ
り、その作業性を向上させることができ、また取り外し
作業も容易に行えるという作用を有する。また、ワッシ
ャーを用いる場合は、その締め付け状態を一層良好にす
ることができるように作用する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図3は、
本発明の一実施例を示し、図1は取り付け状態の正面
図、図2は平面図、図3は取り付け手順の説明図、図4
〜図9は、本発明の他の実施例を示し、図4は図1にお
いてワッシャーを使用した場合の取り付け手順の説明
図、図5はワッシャーの斜視図と平面図、図6は他の実
施例の取り付け状態の正面図、図7はウェーブワッシャ
ーを用いた場合の取り付け手順の説明図、図8〜図10
は、本発明に使用する専用スパナの説明図である。
した実施例について説明する。ここに、図1〜図3は、
本発明の一実施例を示し、図1は取り付け状態の正面
図、図2は平面図、図3は取り付け手順の説明図、図4
〜図9は、本発明の他の実施例を示し、図4は図1にお
いてワッシャーを使用した場合の取り付け手順の説明
図、図5はワッシャーの斜視図と平面図、図6は他の実
施例の取り付け状態の正面図、図7はウェーブワッシャ
ーを用いた場合の取り付け手順の説明図、図8〜図10
は、本発明に使用する専用スパナの説明図である。
【0011】本実施例の吊りボルト支持具は、概略する
と、吊りボルト1と、ナット2、およびワッシャー3の
三つの部品より構成されている。そして、デッキプレー
ト4の溝5に、吊りボルト1を、ナット2とワッシャー
3とを使用して取り付けることができるようにされてい
る。ここで、デッキプレート4の溝5は、建築物の天井
部に蟻溝状に形成され、通常、入口幅が2cm、奥(天
井)幅が3cm、深さが1cm程度の大きで、その角度
αが、45〜70°程度である。
と、吊りボルト1と、ナット2、およびワッシャー3の
三つの部品より構成されている。そして、デッキプレー
ト4の溝5に、吊りボルト1を、ナット2とワッシャー
3とを使用して取り付けることができるようにされてい
る。ここで、デッキプレート4の溝5は、建築物の天井
部に蟻溝状に形成され、通常、入口幅が2cm、奥(天
井)幅が3cm、深さが1cm程度の大きで、その角度
αが、45〜70°程度である。
【0012】吊りボルト1は、長ボルトであって、先端
部にナット2を螺合するための螺子が設けられ、ナット
2は、その周端部6の上下にテーパ面7,8が形成され
ている。テーパ面7,8は、デッキプレート4の溝5の
テーパ面9,10と面接触する面接触部(必要に応じ
て、点接触部)として形成されている。ここで、ナット
2は、プレス抜きナットであって、冷鍛、板厚が2、6
mm以上のTナットを両端曲げした構成のものを用いて
いる。しかし、図6、図7に示すように、フラット型
のナットで、両端をテーパー状に仕上げた構成(冷
鍛)、Tナットを倒立し、かつリブ11を備えた構
成、前の構成のナットを倒立して使用するように
した構成、等としてもよい。
部にナット2を螺合するための螺子が設けられ、ナット
2は、その周端部6の上下にテーパ面7,8が形成され
ている。テーパ面7,8は、デッキプレート4の溝5の
テーパ面9,10と面接触する面接触部(必要に応じ
て、点接触部)として形成されている。ここで、ナット
2は、プレス抜きナットであって、冷鍛、板厚が2、6
mm以上のTナットを両端曲げした構成のものを用いて
いる。しかし、図6、図7に示すように、フラット型
のナットで、両端をテーパー状に仕上げた構成(冷
鍛)、Tナットを倒立し、かつリブ11を備えた構
成、前の構成のナットを倒立して使用するように
した構成、等としてもよい。
【0013】ワッシャー3は、板厚が、1mm〜1.2
mm程度の厚みで、中央にバカ孔よりなる長孔12が設
けられていて、長孔12の長さ方向の両端部に折り曲げ
によって形成した折曲部13,13が設けられた構成よ
りなる。ここで、折曲部13,13が、それぞれ形成す
る角度βは、前記したデッキプレート4の溝5のテーパ
面9,10と面接触する角度とされている。
mm程度の厚みで、中央にバカ孔よりなる長孔12が設
けられていて、長孔12の長さ方向の両端部に折り曲げ
によって形成した折曲部13,13が設けられた構成よ
りなる。ここで、折曲部13,13が、それぞれ形成す
る角度βは、前記したデッキプレート4の溝5のテーパ
面9,10と面接触する角度とされている。
【0014】そして、本実施例の吊りボルト支持具は、
まず、ボルト上端部にナット2を装着した吊りボルト1
に、ワッシャー3を装着した後、該吊りボルト1を斜め
にして一端側をデッキプレート4の溝5に挿入し、次に
他端側を挿入した後、吊りボルト1をデッキプレート4
に対して垂直状態にすると共に下降させて、ナット2の
周端部6のテーパ面7,8を、ワッシャー3の折曲部1
3,13を介して溝5のテーパ面9,10と当接させ、
かつ吊りボルト1を、その上端がデッキプレート4の上
端面に当接するように締め付けることで取り付け・装着
するようにして用いる。
まず、ボルト上端部にナット2を装着した吊りボルト1
に、ワッシャー3を装着した後、該吊りボルト1を斜め
にして一端側をデッキプレート4の溝5に挿入し、次に
他端側を挿入した後、吊りボルト1をデッキプレート4
に対して垂直状態にすると共に下降させて、ナット2の
周端部6のテーパ面7,8を、ワッシャー3の折曲部1
3,13を介して溝5のテーパ面9,10と当接させ、
かつ吊りボルト1を、その上端がデッキプレート4の上
端面に当接するように締め付けることで取り付け・装着
するようにして用いる。
【0015】従って、本実施例の吊りボルト支持具によ
れば、デッキプレート4の溝5に対して吊りボルト1を
傾けて挿入する作業と、該挿入後にボルト1を締め付け
る作業との連続する作業でもって、デッキプレート4に
取り付けることができ、その作業を工具なしに行えるこ
とより、その作業性を向上させることができ、また取り
外し作業も容易に行えるという作用を有する。
れば、デッキプレート4の溝5に対して吊りボルト1を
傾けて挿入する作業と、該挿入後にボルト1を締め付け
る作業との連続する作業でもって、デッキプレート4に
取り付けることができ、その作業を工具なしに行えるこ
とより、その作業性を向上させることができ、また取り
外し作業も容易に行えるという作用を有する。
【0016】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できるものを含む。例えば、図8〜図9に示すよ
うに、ワッシャー3として、ウェーブワッシャーを用い
た構成としてもよい。すなわち、ワッシャー中央と両端
が盛り上がる形状で、未締め付け状態時において、ワッ
シャー中央部14が、ワッシャー両端部15より高い位
置となるワッシャーを用いている。これは、締め付け後
において、ワッシャー中央が押し付けられることより、
ワッシャー両端5がデッキプレート4の溝5に沿って、
上部方向に伸び、負荷が安定することを考慮したもので
ある。
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できるものを含む。例えば、図8〜図9に示すよ
うに、ワッシャー3として、ウェーブワッシャーを用い
た構成としてもよい。すなわち、ワッシャー中央と両端
が盛り上がる形状で、未締め付け状態時において、ワッ
シャー中央部14が、ワッシャー両端部15より高い位
置となるワッシャーを用いている。これは、締め付け後
において、ワッシャー中央が押し付けられることより、
ワッシャー両端5がデッキプレート4の溝5に沿って、
上部方向に伸び、負荷が安定することを考慮したもので
ある。
【0017】そして、具体的には、図7に示すように、
まず、吊りボルト(長ネジ)の先端にナット2を取り付
けて、該吊りボルト1の先端(頭部)で、ナット2の上
面が『面一』となるようにする。そして、デッキプレー
ト4の上端角部に、ナット2(ボルト1)を斜めにして
挿入した後、ボルト1を垂直とし、またワッシャー3を
同様にして挿入し、ナット2の周端部が、ワッシャー3
を介してデットプレート4の溝5のテーパ面に接触する
ようにする。
まず、吊りボルト(長ネジ)の先端にナット2を取り付
けて、該吊りボルト1の先端(頭部)で、ナット2の上
面が『面一』となるようにする。そして、デッキプレー
ト4の上端角部に、ナット2(ボルト1)を斜めにして
挿入した後、ボルト1を垂直とし、またワッシャー3を
同様にして挿入し、ナット2の周端部が、ワッシャー3
を介してデットプレート4の溝5のテーパ面に接触する
ようにする。
【0018】また、前述した実施例においては、手作業
でもって、デッキプレートの溝に、吊りボルトを取り付
ける構成で説明したが、工具を用いる場合は、図8〜図
10に示すような専用スパナを用いるようにしている。
なわち、図8に示すスパナは、スパナ頭部20をスパナ
握部21とを分離した構成とし、両者を溝付ピン22で
連結し、かつフリー回転できるようにした構成とされて
いる。また図9に示すものは、パイプレンチ状のスパナ
の構成よりなる。この構成の場合、市販のレンチを市よ
するより、軽量で、使用し易く、かつ安価であると共
に、強く握る必要がないので、疲労が軽減できる。更
に、図10に示すスパナは、図9の構成において、その
歯数を変えることができるようにした構成よりなる。す
なわち、スパナにU字状歯付部材23を交換自在に設
け、また、必要に応じて、図に示すように、取り付け箇
所に、スライド用バカ孔を設け、ウォーターポンフプラ
イヤー方式により、歯が磨耗した場合、少しづつスライ
ドして使用できるようにしている。
でもって、デッキプレートの溝に、吊りボルトを取り付
ける構成で説明したが、工具を用いる場合は、図8〜図
10に示すような専用スパナを用いるようにしている。
なわち、図8に示すスパナは、スパナ頭部20をスパナ
握部21とを分離した構成とし、両者を溝付ピン22で
連結し、かつフリー回転できるようにした構成とされて
いる。また図9に示すものは、パイプレンチ状のスパナ
の構成よりなる。この構成の場合、市販のレンチを市よ
するより、軽量で、使用し易く、かつ安価であると共
に、強く握る必要がないので、疲労が軽減できる。更
に、図10に示すスパナは、図9の構成において、その
歯数を変えることができるようにした構成よりなる。す
なわち、スパナにU字状歯付部材23を交換自在に設
け、また、必要に応じて、図に示すように、取り付け箇
所に、スライド用バカ孔を設け、ウォーターポンフプラ
イヤー方式により、歯が磨耗した場合、少しづつスライ
ドして使用できるようにしている。
【0019】また、溝のテーパ面と、ナットのテーパ面
とは、その角度を変え、その締め付け強度を強固にする
ようにした構成としてもよい。
とは、その角度を変え、その締め付け強度を強固にする
ようにした構成としてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の吊りボルト支持具によれば、吊りボルトの上端部にナ
ットを装着し、該ナットの幅が前記デッキプレートの溝
の入口幅より広く、かつ該溝の奥幅より狭い幅で、また
該ナットの周端部がデッキプレートの溝の内周端面に接
触する接触部を形成しているので、デッキプレートの溝
に対して吊りボルトを傾けて挿入する作業と、該挿入後
に該ボルトを締め付ける作業との連続する作業でもっ
て、デッキプレートに取り付けることができ、その作業
を工具なしに行えることより、その作業性を向上させる
ことができ、また取り外し作業も容易に行えるという効
果を有する。
の吊りボルト支持具によれば、吊りボルトの上端部にナ
ットを装着し、該ナットの幅が前記デッキプレートの溝
の入口幅より広く、かつ該溝の奥幅より狭い幅で、また
該ナットの周端部がデッキプレートの溝の内周端面に接
触する接触部を形成しているので、デッキプレートの溝
に対して吊りボルトを傾けて挿入する作業と、該挿入後
に該ボルトを締め付ける作業との連続する作業でもっ
て、デッキプレートに取り付けることができ、その作業
を工具なしに行えることより、その作業性を向上させる
ことができ、また取り外し作業も容易に行えるという効
果を有する。
【0021】従って、本発明によれば、吊りボルトをデ
ッキプレートの溝への取り付け装着が、素手で締め付け
作業ができ、かつ取り付け・取り外し作業の作業効率を
向上させ得ることができる吊りボルト支持具を提供でき
る。
ッキプレートの溝への取り付け装着が、素手で締め付け
作業ができ、かつ取り付け・取り外し作業の作業効率を
向上させ得ることができる吊りボルト支持具を提供でき
る。
【図1】本発明の一実施例の取り付け状態の正面図であ
る。
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】取り付け手順の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示し、図1においてワッ
シャーを使用した場合の取り付け手順の説明図である。
シャーを使用した場合の取り付け手順の説明図である。
【図5】ワッシャーの斜視図と平面図である。
【図6】他の実施例の取り付け状態の正面図である。
【図7】ウェーブワッシャーを用いた場合の取り付け手
順の説明図である。
順の説明図である。
【図8】本発明に使用する専用スパナの説明図である。
【図9】本発明に使用する専用スパナの説明図である。
【図10】本発明に使用する専用スパナの説明図であ
る。
る。
1・・・吊りボルト(長ネジ)、2・・・ナット、3・
・・ワッシャー、4・・・デッキプレート、5・・・デ
ッキプレートの溝、6・・・ナットの周端部、7,8・
・・テーパ面、9,10・・・テーパ面、11・・・リ
ブ、12・・・長孔、13・・・折曲部、20・・・ス
パナ頭部、21・・・スパナ握部、22・・・溝付ピ
ン、23・・・U字状歯付部材
・・ワッシャー、4・・・デッキプレート、5・・・デ
ッキプレートの溝、6・・・ナットの周端部、7,8・
・・テーパ面、9,10・・・テーパ面、11・・・リ
ブ、12・・・長孔、13・・・折曲部、20・・・ス
パナ頭部、21・・・スパナ握部、22・・・溝付ピ
ン、23・・・U字状歯付部材
Claims (2)
- 【請求項1】 デッキプレートの溝に装着し、吊りボル
トを取り付け得る吊りボルト支持具において、該吊りボ
ルトの上端部にTナット、またはフラット型ナット等の
ナットを装着し、該ナットの幅が前記デッキプレートの
溝の入口幅より広く、かつ該溝の奥幅より狭い幅で、ま
た該ナットの周端部がデッキプレートの溝の内周端面に
当接触する接触部を形成していることを特徴とする吊り
ボルト支持具。 - 【請求項2】 中央に吊りボルト挿入用の長孔を設け、
かつ該長孔の長さ方向端部に折曲部を備えたワッシャー
を用い、該ワッシャーの折曲部を、ナットの接触部とデ
ッキプレートの溝の内周端面との間に介挿している請求
項1に記載の吊りボルト支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4125512A JPH05295830A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 吊りボルト支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4125512A JPH05295830A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 吊りボルト支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05295830A true JPH05295830A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14911977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4125512A Pending JPH05295830A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 吊りボルト支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05295830A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040048590A (ko) * | 2002-12-04 | 2004-06-10 | 김영욱 | 데크플레이트용 인서트 |
JP2021167525A (ja) * | 2020-04-10 | 2021-10-21 | 清水建設株式会社 | 天井吊り金具及び天井吊り金具の固定方法 |
KR102394270B1 (ko) * | 2021-02-25 | 2022-05-09 | (주)더나은구조엔지니어링 | 달대 조립체 및 이를 갖는 데크플레이트 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP4125512A patent/JPH05295830A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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