JPH05293682A - ブランク材のレーザー溶接方法 - Google Patents
ブランク材のレーザー溶接方法Info
- Publication number
- JPH05293682A JPH05293682A JP4103262A JP10326292A JPH05293682A JP H05293682 A JPH05293682 A JP H05293682A JP 4103262 A JP4103262 A JP 4103262A JP 10326292 A JP10326292 A JP 10326292A JP H05293682 A JPH05293682 A JP H05293682A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burrs
- blank
- burr
- blank materials
- laser beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 title claims abstract description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 6
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000007373 indentation Methods 0.000 abstract 2
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 7
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 板厚の異なるブランク材同士を突き合わせて
レーザー溶接する際に、バリが残らず且つ切断縁のダレ
による窪みも生じないようにする。 【構成】 板厚の異なるブランク材1、2の切断縁同士
を各ブランク材の切断縁のバリ1a、2aが互に逆方向
を向くように突き合わせる。板厚の大きなブランク材1
のバリ1aが向く方向からバリ1aが照射範囲に含まれ
るようにレーザービーム6を照射して2枚のブランク材
1、2を接合する。板厚の大きなブランク材1はバリ1
aも大きくなるが、このバリ1aはレーザービーム6の
直接照射によって確実に溶融し、接合後もバリ1aが残
ることはない。また、両ブランク材1、2を夫々のバリ
1a、2aが同一方向を向くように突き合わせると、各
ブランク材の切断縁のバリとは反対側のダレ部分同士が
対面し、接合部にダレに起因した窪みが残るが、これ
は、バリ1a、2aが互に逆方向を向くように突き合わ
せるため、抑制される。
レーザー溶接する際に、バリが残らず且つ切断縁のダレ
による窪みも生じないようにする。 【構成】 板厚の異なるブランク材1、2の切断縁同士
を各ブランク材の切断縁のバリ1a、2aが互に逆方向
を向くように突き合わせる。板厚の大きなブランク材1
のバリ1aが向く方向からバリ1aが照射範囲に含まれ
るようにレーザービーム6を照射して2枚のブランク材
1、2を接合する。板厚の大きなブランク材1はバリ1
aも大きくなるが、このバリ1aはレーザービーム6の
直接照射によって確実に溶融し、接合後もバリ1aが残
ることはない。また、両ブランク材1、2を夫々のバリ
1a、2aが同一方向を向くように突き合わせると、各
ブランク材の切断縁のバリとは反対側のダレ部分同士が
対面し、接合部にダレに起因した窪みが残るが、これ
は、バリ1a、2aが互に逆方向を向くように突き合わ
せるため、抑制される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、夫々所定長さに切断さ
れた板厚の異なる2枚のブランク材の切断縁同士を突き
合わせてレーザー溶接により接合するブランク材のレー
ザー溶接方法に関する。
れた板厚の異なる2枚のブランク材の切断縁同士を突き
合わせてレーザー溶接により接合するブランク材のレー
ザー溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剛性を必要とする部分と剛性を左
程必要としない部分とを有する製品をプレス成形する場
合、夫々コイル材を所定長さに切断して得た比較的肉厚
のブランク材と比較的肉薄のブランク材とを両者の切断
縁同士を突き合わせてレーザー溶接することにより一体
化し、この一体化されたブランク材を用いてプレス成形
を行うことが知られている。
程必要としない部分とを有する製品をプレス成形する場
合、夫々コイル材を所定長さに切断して得た比較的肉厚
のブランク材と比較的肉薄のブランク材とを両者の切断
縁同士を突き合わせてレーザー溶接することにより一体
化し、この一体化されたブランク材を用いてプレス成形
を行うことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブランク材
の切断縁には切断時にバリが発生し、特に板厚の大きな
ブランク材ではバリも大きくなり、バリがレーザー溶接
後も残ってその後のプレス成形時に金型を傷付けること
があった。また、両ブランク材の切断縁を各々の切断縁
のバリが同一方向を向くようにして突き合わせると、バ
リとは逆側に発生する切断縁のダレ部分がレーザー溶接
後も窪みとなって残り、接合強度が低下する。本発明
は、以上の点に鑑み、バリが残らず且つ切断縁のダレに
よる窪みも生じないようにブランク材を接合し得る方法
を提供することをその目的としている。
の切断縁には切断時にバリが発生し、特に板厚の大きな
ブランク材ではバリも大きくなり、バリがレーザー溶接
後も残ってその後のプレス成形時に金型を傷付けること
があった。また、両ブランク材の切断縁を各々の切断縁
のバリが同一方向を向くようにして突き合わせると、バ
リとは逆側に発生する切断縁のダレ部分がレーザー溶接
後も窪みとなって残り、接合強度が低下する。本発明
は、以上の点に鑑み、バリが残らず且つ切断縁のダレに
よる窪みも生じないようにブランク材を接合し得る方法
を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、夫々所定長さに切断された板厚の異なる2枚
のブランク材の切断縁同士を突き合わせてレーザー溶接
により接合する方法において、各ブランク材の切断時に
各ブランク材の切断縁に生ずるバリが互に逆方向を向く
ように両ブランク材の切断縁を突き合わせ、両ブランク
材のうち板厚の大きな一方のブランク材のバリが向く方
向から該バリが照射範囲に含まれるようにレーザービー
ムを照射することを特徴とする。
本発明は、夫々所定長さに切断された板厚の異なる2枚
のブランク材の切断縁同士を突き合わせてレーザー溶接
により接合する方法において、各ブランク材の切断時に
各ブランク材の切断縁に生ずるバリが互に逆方向を向く
ように両ブランク材の切断縁を突き合わせ、両ブランク
材のうち板厚の大きな一方のブランク材のバリが向く方
向から該バリが照射範囲に含まれるようにレーザービー
ムを照射することを特徴とする。
【0005】
【作用】板厚の大きなブランク材のバリにレーザービー
ムが直接照射されるため、バリが大きくても確実に溶融
して後に残ることはない。板厚の小さなブランク材のバ
リはレーザービームの照射面とは反対面側を向くが、こ
のバリは小さいため切断縁の突き合わせ部がレーザービ
ームにより溶融される際に溶融する。また、両ブランク
材の切断縁をバリが互に逆方向を向くように突き合わせ
るため、各ブランク材の切断縁のダレ部分に他方のブラ
ンク材のバリの溶融によって生じた余肉が流れ、ダレに
起因した窪みの発生が抑制される。
ムが直接照射されるため、バリが大きくても確実に溶融
して後に残ることはない。板厚の小さなブランク材のバ
リはレーザービームの照射面とは反対面側を向くが、こ
のバリは小さいため切断縁の突き合わせ部がレーザービ
ームにより溶融される際に溶融する。また、両ブランク
材の切断縁をバリが互に逆方向を向くように突き合わせ
るため、各ブランク材の切断縁のダレ部分に他方のブラ
ンク材のバリの溶融によって生じた余肉が流れ、ダレに
起因した窪みの発生が抑制される。
【0006】
【実施例】図1を参照して、1はコイル材を所定長さに
切断して得た比較的肉厚の第1ブランク材、2は同じく
コイル材を所定長さに切断して得た比較的肉薄の第2ブ
ランク材であり、両ブランク材1、2を治具3に両ブラ
ンク材1、2の切断縁同士が治具3に形成した逃げ溝3
a上で突き合うようにセットし、各ブランク材1、2を
夫々パッド4、5で治具3に押え付け、この状態で上方
からレーザービーム6を切断縁の突き合わせ部に照射し
て両ブランク材1、2を接合するようにした。
切断して得た比較的肉厚の第1ブランク材、2は同じく
コイル材を所定長さに切断して得た比較的肉薄の第2ブ
ランク材であり、両ブランク材1、2を治具3に両ブラ
ンク材1、2の切断縁同士が治具3に形成した逃げ溝3
a上で突き合うようにセットし、各ブランク材1、2を
夫々パッド4、5で治具3に押え付け、この状態で上方
からレーザービーム6を切断縁の突き合わせ部に照射し
て両ブランク材1、2を接合するようにした。
【0007】ここで、第1ブランク材1はその切断時に
切断縁に生じたバリ1aが上方を向くように、一方、第
2ブランク材2はその切断時に切断縁に生じたバリ2a
が下方を向くように夫々セットされている。そして、レ
ーザービーム6をその照射範囲に第1ブランク材1のバ
リ1aが含まれるように照射し、バリ1aが確実に溶融
されるようにした。第2ブランク材2のバリ2aにはレ
ーザービーム6は直接照射されないが、このバリ2aは
小さいためレーザービーム6による切断縁の突き合わせ
部の溶融に伴って溶融し、この溶融によって生じた余肉
が第1ブランク材1の切断縁の下部のダレ部分に流れ、
ダレ部分が埋められる。かくて、両ブランク材1、2
は、図2に示す如く、バリ1a、2aを残すことなく且
つダレ部分の窪みを生ずることなく良好に接合される。
切断縁に生じたバリ1aが上方を向くように、一方、第
2ブランク材2はその切断時に切断縁に生じたバリ2a
が下方を向くように夫々セットされている。そして、レ
ーザービーム6をその照射範囲に第1ブランク材1のバ
リ1aが含まれるように照射し、バリ1aが確実に溶融
されるようにした。第2ブランク材2のバリ2aにはレ
ーザービーム6は直接照射されないが、このバリ2aは
小さいためレーザービーム6による切断縁の突き合わせ
部の溶融に伴って溶融し、この溶融によって生じた余肉
が第1ブランク材1の切断縁の下部のダレ部分に流れ、
ダレ部分が埋められる。かくて、両ブランク材1、2
は、図2に示す如く、バリ1a、2aを残すことなく且
つダレ部分の窪みを生ずることなく良好に接合される。
【0008】尚、上記実施例では両ブランク材1、2の
片面即ち下面が面一となるように第1ブランク材1の板
厚方向片側に偏倚させて第2ブランク材2を接合した
が、第1ブランク材1の板厚方向中央部に第2ブランク
材2を接合する場合にも同様に本発明を適用できる。
片面即ち下面が面一となるように第1ブランク材1の板
厚方向片側に偏倚させて第2ブランク材2を接合した
が、第1ブランク材1の板厚方向中央部に第2ブランク
材2を接合する場合にも同様に本発明を適用できる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、板厚の異なる2枚のブランク材を夫々の切断
縁のバリを残すことなく且つ切断縁のダレに起因した窪
みを生ずることなく良好に接合できる。
によれば、板厚の異なる2枚のブランク材を夫々の切断
縁のバリを残すことなく且つ切断縁のダレに起因した窪
みを生ずることなく良好に接合できる。
【図1】 ブランク材の接合作業状態を示す断面図
【図2】 接合後のブランク材の断面図
1 板厚の大きなブランク材 2 板厚の小さな
ブランク材 1a、2a バリ 6 レー
ザービーム
ブランク材 1a、2a バリ 6 レー
ザービーム
Claims (1)
- 【請求項1】 夫々所定長さに切断された板厚の異なる
2枚のブランク材の切断縁同士を突き合わせてレーザー
溶接により接合する方法において、各ブランク材の切断
時に各ブランク材の切断縁に生ずるバリが互に逆方向を
向くように両ブランク材の切断縁を突き合わせ、両ブラ
ンク材のうち板厚の大きな一方のブランク材のバリが向
く方向から該バリが照射範囲に含まれるようにレーザー
ビームを照射することを特徴とするブランク材のレーザ
ー溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4103262A JPH05293682A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | ブランク材のレーザー溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4103262A JPH05293682A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | ブランク材のレーザー溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293682A true JPH05293682A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14349526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4103262A Pending JPH05293682A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | ブランク材のレーザー溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05293682A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999017385A1 (en) * | 1997-09-30 | 1999-04-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of manufacturing a rectangular battery |
JP2011143429A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | テーラードブランクおよびその製造方法 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP4103262A patent/JPH05293682A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999017385A1 (en) * | 1997-09-30 | 1999-04-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of manufacturing a rectangular battery |
US6264708B1 (en) | 1997-09-30 | 2001-07-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of manufacturing a prismatic battery |
JP2011143429A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | テーラードブランクおよびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2808943B2 (ja) | パネルの製造方法 | |
ATE180429T1 (de) | Stumpfschweissverfahren von zwei metallischen blechplatten und nach diesem verfahren hergestelltes automobilteil | |
JP2001162388A (ja) | めっき鋼板のレーザ溶接方法および溶接構造 | |
JPS62286680A (ja) | アルミニウム薄板の突合せ溶接方法 | |
JPH05293682A (ja) | ブランク材のレーザー溶接方法 | |
JPH06226479A (ja) | 集合ブランク部材およびその製造方法 | |
JP3230228B2 (ja) | レーザ溶接方法 | |
CN117144291A (zh) | 一种掩膜框架制作方法及掩膜框架 | |
JP6276625B2 (ja) | レーザ溶接方法 | |
JP2741828B2 (ja) | 集合ブランク部材 | |
JPH06238472A (ja) | 薄板材の突き合わせレーザ溶接方法 | |
JPH0947887A (ja) | 筒形巻き金具の製造方法 | |
JP2743758B2 (ja) | レーザ加工方法 | |
JP2741827B2 (ja) | 集合ブランク部材 | |
JP2719979B2 (ja) | 溶接方法 | |
JPH1024374A (ja) | 滑らかな段差部を有する接合鋼板の製造方法 | |
CA2324795C (en) | Inserted laser welded blanks | |
JPH05212473A (ja) | プレス成形品の製造方法 | |
JPH09122952A (ja) | 溶接製品の製造方法 | |
KR102518779B1 (ko) | 자동차용 도어프레임 용접방법 | |
JPH0311878B2 (ja) | ||
CA2277600A1 (en) | A method for the linewise welding together of two marginal workpiece regions | |
JPS59220229A (ja) | プレス製品の製造方法 | |
JPH05293644A (ja) | ブランク材の溶接方法 | |
KR20050060357A (ko) | 철도차량 출입문 골조의 제조방법 |