JPH0529358U - 多連棟ハウスのトイ用シート材 - Google Patents
多連棟ハウスのトイ用シート材Info
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- JPH0529358U JPH0529358U JP078030U JP7803091U JPH0529358U JP H0529358 U JPH0529358 U JP H0529358U JP 078030 U JP078030 U JP 078030U JP 7803091 U JP7803091 U JP 7803091U JP H0529358 U JPH0529358 U JP H0529358U
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 太陽光線を反射して、施工用に金属製の台座
に相当する部分のシート部材の劣化・損傷を防止するこ
とが可能な多連棟ハウスのトイ用シート材を提供する。 【構成】 シート基材2 と、該シート基材2の長手方に
埋設一体化して形成された反射層3とから構成され、該
反射層3が、基材フィルム3aの下面に形成された金属蒸
着層3b、合成樹脂層もしくは接着剤層3cを介して形成さ
れた熱接着性フィルム層3dより構成されたシート材1 。
に相当する部分のシート部材の劣化・損傷を防止するこ
とが可能な多連棟ハウスのトイ用シート材を提供する。 【構成】 シート基材2 と、該シート基材2の長手方に
埋設一体化して形成された反射層3とから構成され、該
反射層3が、基材フィルム3aの下面に形成された金属蒸
着層3b、合成樹脂層もしくは接着剤層3cを介して形成さ
れた熱接着性フィルム層3dより構成されたシート材1 。
Description
【0001】
本考案は、農作物の栽培用ハウス、特に多連棟ハウスの各ハウスの谷間に連続 的に取付けし、降雨を効率良く排水するための多連棟ハウスのトイとして用いら れるシート材に関する。
【0002】
最近では、農作物は、ハウス栽培されることが非常に多くなっているが、この ハウスの栽培施設としては、小トンネルから小型単棟ハウス、多連棟ハウス、さ らには大型連棟ハウスへとその形態を大きく変化させている。これらのハウスの うち、多連棟ならびに大型連棟ハウスにおいては、各ハウスの谷間に降雨による 雨水が流れ込んでくるので、通常、この谷間には排水用のトイが取付けられる。
【0003】 従来は、この種の排水用トイとしては、トタン板が使用されていたので、トタン 板施工に手間がかかっていた。
【0004】 これらの問題を解消するために、本出願人が、既に、実公昭60−38355 号、実 公昭62−30921 号などで開示し、図5に示したように、従来より多連棟ハウス30 の谷間32の間に、断面略U字形状となるようにシート材34を敷設取付けたものが ある。
【0005】
しかしながら、上述したように、多連棟ハウスにトイ用シート材を敷設する際 には、各ハウス間の谷間の上の作業のため、およびトイ用シート材の施工のため に、金属製の台座が使用されその上にトイ用シート材が展開施設される場合が多 々あり、この場合には、日中時にこの金属製の台座が高温となって、その上に敷 設されたトイ素材が融着したり、又、特に平面部 (谷部) が日光による紫外線劣 化を生じ、トイとしての本来の機能が果たせなくなり問題があった。
【0006】 本考案は、これらの問題点に鑑み、太陽光線を反射して、金属製台座部分に相 当する部分のシート部材の劣化・損傷を防止することが可能な多連棟ハウスのト イ用シート材を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、上述した従来技術の課題ならびに目的に鑑み考案なされたものであ って、その要旨とするところは、多連棟ハウスの各棟の谷間に連続的に、その断 面が略U形状になるように敷設取付けられる多連棟ハウスのトイ用シート材であ って、基材シートの長手方向に反射層を形設したことを特徴とする多連棟ハウス のトイ用シート材である。
【0008】 また、本考案は、前記反射層が金属蒸着層であることを特徴とする多連棟ハウ スのトイ用シート材である。
【0009】 さらに、本考案は、前記反射層がシート基材に埋設されていることを特徴とす る多連棟ハウスのトイ用シート材である。
【0010】
以下、本考案の多連棟ハウスのトイ用シート材について、添付図面に基づいて より詳細に説明する。
【0011】 図1は、本考案のシート材の斜視図であり、図中、1は全体で本考案のシート 材を示し、シート材1 は、エチレン−酢酸ビニルコポリマー (以下、単に「EVA 」と略称する) から成るシート基材2 と、該シート基材2の長手方向略中央部分 に一体化して埋設されるように形成された反射層3とから構成されている。
【0012】 具体的には、この反射層3は、図2に示したように、基材フィルム3aの下面に アルミなどの金属が蒸着3bされ、合成樹脂層もしくは接着剤層3cを介して形成さ れた熱接着性フィルム層3dより構成されるものである。この熱接着性フィルム3d は、EVA 又は変性EVA 樹脂などであり、下記に述べるように、シート材1 を製造 する際に、シート基材2 と熱融着して反射層3が一体化するものであれば良く、 シート基材2の組成と基本的には同様の樹脂組成から構成すれば良い。
【0013】 なお、前記変性EVA 樹脂とは、EVA の酢酸基を加水分解して水酸基にして極性 を持たせたエチレン・ビニルアルコールコポリマーにし、EVA に比較して、耐熱 性、耐溶剤性、剛性を著しく向上させたもの、又はこれらの加水分解度をコント ロールし、エチレン/酢酸ビニル/ビニルアルコールターポリマーとして幅広い 用途に適合させたもの、さらには、EVA にカルボン酸ビニル化合物をグラフトし て接着力を向上させたものを言う。また、基材フィルム3aとしては、ポリエステ ルフィルムなど、合成樹脂層もしくは接着剤層3cとしては、ポリエチレンなどで あり、要するに熱接着フィルム及び蒸着層の接着するものであれば良く、特に限 定されるものではない。
【0014】 以下にこのように構成される本考案のシート材1を構成する一例について、図 3に基づいて説明する。図3は、本考案のシート材1 の製造工程を示す概略図で あり、図中、4 は金属蒸着フィルムであって、基本的には上述した反射層3と同 じ構成から成るものである。この金属蒸着フィルム4 は、その基材フィルム3a側 をホットロール8 に接するように、繰り出しロール5 から、ホットロール8 に繰 り出されると同時に、Tダイス6 に収容された溶融合成樹脂7が金属蒸着フィル ム4 上 (熱接着性樹脂3d側) に溶融落下される。そして、ホットッロール8 に近 接して配設されたエアーナイフ9 によりエアーが、溶融合成樹脂7方向に圧送さ れて、該溶融合成樹脂7の偏肉が防止され、金属蒸着フィルム4 と溶融合成樹脂 7 が一体化されるようになっている。続いて、この一体化されたシート材9 が、 ホットロール10に送給されて、溶融合成樹脂7 側の面がホットロール10により平 坦化され、溶融合成樹脂7 中に金属蒸着フィルム4 が一体化埋設され、本考案の シート材1が作製され、巻き取りロール11に巻き取られるようになっている。す なわち、この溶融合成樹脂7が、前述したシート基材2に相当し、反射層3がこ のシート基材2中に埋設一体化されるのである。
【0015】 このように構成される本願のシート材を、多連棟ハウスの谷間に施工するには 、一例を挙げれば、図4に示したように、各ハウスのアーチ用フレーム16を接続 する接続部材18上に、金属製のトイ取付用台座20を横架取付けした後、該台座20 上にシート本体1を載置し、支持パイプ22を両端に包持したトイ固定用金具24を 、前記シート本体1上に当接し、このトイ固定用金具24と前記トイ取付用台座20 と、両者の間にあるシート本体1とを、貫通するネジ26の緊締により、シート本 体14を取付けるのである。この際、シート本体1は、トイ取付用台座20上に固定 支持され、同時にシート本体1の両側縁部は、シート本体1の弾性力によって、 アーチ用フレーム16に対して圧接されるので、結果的にシート本体1を簡単にト イ形状にすることができるのである。
【0016】
本考案の多連棟ハウスのトイ用シート材によれば、多連棟ハウスの各ハウス間 の谷間に作業のためならびにシート材敷設のために設置された金属製の台座の位 置に相当する、基材シートの長手方向に、金属蒸着層などから成る反射層を埋設 ・一体化して形設したので、 ・太陽光線が透過して反射熱、輻射熱、および伝導熱によって、シート材が劣化 することがない、 ・反射層とシート基材の境界線を介して、トイ用シート材を簡単に略U字形状に 折曲することができるので施工が容易である、 など幾多の作用効果を奏する極めて優れた考案である。
【図1】本考案の多連棟ハウスのトイ用シート材の斜視
図である。
図である。
【図2】本考案の多連棟ハウスのトイ用シート材の拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】本考案の多連棟ハウスのトイ用シート材の製造
工程を示す概略図である。
工程を示す概略図である。
【図4】本考案の多連棟ハウスのトイ用シート材を、多
連棟ハウスの谷間に敷設取付けする方法を示す斜視図で
ある。
連棟ハウスの谷間に敷設取付けする方法を示す斜視図で
ある。
【図5】多連棟ハウスのトイ用シート材の敷設状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【符号の説明】 1…シート材 2…シート基材 3…反射層 3a…基材フィルム 3b…金属蒸着層 3c…合成樹脂層 (接着剤層) 3d…熱接着性フィルム層 4…金属蒸着フィルム 5…繰り出しロール 6…Tダイス 7…溶融合成樹脂 8…ホットロール 9…エアーナイフ 10…ホットロール 11…巻き取りロール 16…アーチ用フレーム 18…接続部材 20…トイ取付用台座 22…支持パイプ 24…トイ固定用金具 26…ネジ 30…多連棟ハウス 32…谷間 34…シート材
Claims (3)
- 【請求項1】 多連棟ハウスの各棟の谷間に連続的に、
その断面が略U形状になるように敷設取付けられる多連
棟ハウスのトイ用シート材であって、 基材シートの長手方向に反射層を形設したことを特徴と
する多連棟ハウスのトイ用シート材。 - 【請求項2】 前記反射層が金属蒸着層であることを特
徴とする請求項1に記載の多連棟ハウスのトイ用シート
材。 - 【請求項3】 前記反射層がシート基材に埋設されてい
ることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の多
連棟ハウスのトイ用シート材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991078030U JP2500335Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 多連棟ハウスのトイ用シ―ト材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991078030U JP2500335Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 多連棟ハウスのトイ用シ―ト材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529358U true JPH0529358U (ja) | 1993-04-20 |
JP2500335Y2 JP2500335Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=13650416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991078030U Expired - Fee Related JP2500335Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 多連棟ハウスのトイ用シ―ト材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500335Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100589014B1 (ko) * | 2004-06-16 | 2006-06-14 | 일신화학공업 주식회사 | 비닐 하우스 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525384A (en) * | 1978-08-14 | 1980-02-23 | Nec Corp | Ink ribbon |
JPS627083U (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-16 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP1991078030U patent/JP2500335Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525384A (en) * | 1978-08-14 | 1980-02-23 | Nec Corp | Ink ribbon |
JPS627083U (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-16 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100589014B1 (ko) * | 2004-06-16 | 2006-06-14 | 일신화학공업 주식회사 | 비닐 하우스 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2500335Y2 (ja) | 1996-06-05 |
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