JPH05289590A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH05289590A JPH05289590A JP4093986A JP9398692A JPH05289590A JP H05289590 A JPH05289590 A JP H05289590A JP 4093986 A JP4093986 A JP 4093986A JP 9398692 A JP9398692 A JP 9398692A JP H05289590 A JPH05289590 A JP H05289590A
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- JP
- Japan
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- filter
- photosensitive drum
- ozone
- image forming
- forming apparatus
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- Granted
Links
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Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 感光体ドラムの交換時に同時にオゾンフィル
タのメンテナンスができ、メンテナンス時間及びコスト
のかからない画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体ドラム10の中空部には、粉塵フィル
タ11と、オゾンフィルタ12及び13とが設けられて
いる。リブ14a及び15a以外の部分は感光体ドラム
の内部と外部とを連通する貫通孔が形成されている。こ
れらの貫通孔を介して、オゾン及びトナー等の粉塵が除
去される。ギア付きフランジ部15の外側で感光体ドラ
ムの中心軸の延長線上には、吸引ファン20が設けられ
ており、これによって、感光体ドラム10の中空部にフ
ランジ部14からフランジ部15への空気の流れが発生
する。また、フランジ部14及び15のリブ14a及び
15aは羽根形状となっているので、感光体ドラム10
の回転によっても、中空部にフランジ部14からフラン
ジ部15への空気の流れを発生させることができる。
タのメンテナンスができ、メンテナンス時間及びコスト
のかからない画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体ドラム10の中空部には、粉塵フィル
タ11と、オゾンフィルタ12及び13とが設けられて
いる。リブ14a及び15a以外の部分は感光体ドラム
の内部と外部とを連通する貫通孔が形成されている。こ
れらの貫通孔を介して、オゾン及びトナー等の粉塵が除
去される。ギア付きフランジ部15の外側で感光体ドラ
ムの中心軸の延長線上には、吸引ファン20が設けられ
ており、これによって、感光体ドラム10の中空部にフ
ランジ部14からフランジ部15への空気の流れが発生
する。また、フランジ部14及び15のリブ14a及び
15aは羽根形状となっているので、感光体ドラム10
の回転によっても、中空部にフランジ部14からフラン
ジ部15への空気の流れを発生させることができる。
Description
【0001】
【従来の技術】複写機等の電子写真技術を用いた画像形
成装置において、感光体表面にイオン又は電子を付着さ
せて一定電位に均一に帯電する際に、放電等によってオ
ゾンが発生する。
成装置において、感光体表面にイオン又は電子を付着さ
せて一定電位に均一に帯電する際に、放電等によってオ
ゾンが発生する。
【0002】感光体ドラム周辺の各帯電器で発生したこ
の様なオゾンを取り除くために、一般に、オゾンを取り
除くための専用ダクトを具備しており、この専用ダクト
途中に、又は、オゾンを吸引する吸引ファンの前にオゾ
ン吸着フィルタが具備されている。
の様なオゾンを取り除くために、一般に、オゾンを取り
除くための専用ダクトを具備しており、この専用ダクト
途中に、又は、オゾンを吸引する吸引ファンの前にオゾ
ン吸着フィルタが具備されている。
【0003】また、転写紙に転写されずに感光体ドラム
上に残った残留トナーを除去するためのクリーナ、及
び、トナーを感光体に付着させる現像部からの飛散トナ
ーは、各種のシールによって許容レベルに押さえられて
いる。そして、定期メンテナンス時の清掃にて装置の性
能を確保していた。
上に残った残留トナーを除去するためのクリーナ、及
び、トナーを感光体に付着させる現像部からの飛散トナ
ーは、各種のシールによって許容レベルに押さえられて
いる。そして、定期メンテナンス時の清掃にて装置の性
能を確保していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、オゾン吸着フィ
ルタの寿命はその判定が困難である為、オゾン吸着フィ
ルタの交換時期は、一様に使用時間又はコピー枚数等で
定めている。
ルタの寿命はその判定が困難である為、オゾン吸着フィ
ルタの交換時期は、一様に使用時間又はコピー枚数等で
定めている。
【0005】しかしながら、オゾン吸着フィルタの交換
は、通常、サービスマンの判断管理に任されており、全
てのマシンの同様な性能維持が困難であった(レベル差
が発生しやすい)。
は、通常、サービスマンの判断管理に任されており、全
てのマシンの同様な性能維持が困難であった(レベル差
が発生しやすい)。
【0006】飛散トナーに関するメンテナンス時期につ
いても同様に、サービスマンの判断管理に任されてお
り、全てのマシンの同様な性能維持が困難となってい
る。
いても同様に、サービスマンの判断管理に任されてお
り、全てのマシンの同様な性能維持が困難となってい
る。
【0007】また、上記のごときメンテナンスのための
作業時間が多くかかり、マシンストップ時間を長くする
という問題点がある。
作業時間が多くかかり、マシンストップ時間を長くする
という問題点がある。
【0008】さらに、オゾンを取り除くためにはオゾン
吸引専用ダクトが必要であり、スペース、コスト共に不
利である。
吸引専用ダクトが必要であり、スペース、コスト共に不
利である。
【0009】また、メンテナンス時の交換のために感光
体ドラム、オゾン吸着フィルタ個々に特殊包装が必要で
あった。
体ドラム、オゾン吸着フィルタ個々に特殊包装が必要で
あった。
【0010】従って、本発明は、感光体ドラムの交換時
に同時にオゾンフィルタのメンテナンスができ、メンテ
ナンス時間及びコストのかからない画像形成装置を提供
するものである。
に同時にオゾンフィルタのメンテナンスができ、メンテ
ナンス時間及びコストのかからない画像形成装置を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、感光体
ドラムと、該感光体ドラムへ電気チャージするチャージ
ャ部とを備えた画像形成装置であって、感光体ドラムが
中空部を有しており、感光体ドラムの中空部に設けられ
ておりチャージャ部による感光体ドラムへの帯電によっ
て発生するオゾンを吸収するための第1のフィルタと、
感光体ドラムの中空部に設けられておりトナー粉塵を除
去するための第2のフィルタと、少なくともチャージャ
部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中空部と
を連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び連通部
に空気流を起こすためのファンとを備えた画像形成装置
が提供される。
ドラムと、該感光体ドラムへ電気チャージするチャージ
ャ部とを備えた画像形成装置であって、感光体ドラムが
中空部を有しており、感光体ドラムの中空部に設けられ
ておりチャージャ部による感光体ドラムへの帯電によっ
て発生するオゾンを吸収するための第1のフィルタと、
感光体ドラムの中空部に設けられておりトナー粉塵を除
去するための第2のフィルタと、少なくともチャージャ
部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中空部と
を連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び連通部
に空気流を起こすためのファンとを備えた画像形成装置
が提供される。
【0012】感光体ドラムの中空部の出入口部が、それ
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいてもよい。
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいてもよい。
【0013】感光体ドラムの中空部に発生する空気流に
対して、上流側に第2のフィルタが設けられており、下
流側に第1のフィルタが設けられいてもよい。
対して、上流側に第2のフィルタが設けられており、下
流側に第1のフィルタが設けられいてもよい。
【0014】第1のフィルタ及び第2のフィルタが、密
着して感光体ドラムの中空部に取り付けられていてもよ
い。
着して感光体ドラムの中空部に取り付けられていてもよ
い。
【0015】感光体ドラムの入口部のフランジ部から離
隔して第2のフィルタが配置されていてもよい。
隔して第2のフィルタが配置されていてもよい。
【0016】第1のフィルタの下流側に、該第1のフィ
ルタと離隔してオゾンを吸収するための第3のフィルタ
をさらに備えていてもいよい。
ルタと離隔してオゾンを吸収するための第3のフィルタ
をさらに備えていてもいよい。
【0017】連通部に設けられており、空気流の流量制
御を行うためのバルブと、空気流の流量制御のためのセ
ンサとをさらに備えていてもよい。
御を行うためのバルブと、空気流の流量制御のためのセ
ンサとをさらに備えていてもよい。
【0018】感光体ドラムの除電のための除電ランプ
と、除電ランプ周辺に設けられた温度センサと、除電ラ
ンプから発生する熱を除熱するべく設けられ、かつ、少
なくとも、除電ランプと感光体ドラムとによって囲まれ
る空間と感光体ドラムの中空部とを連通する連通部とを
さらに備えていてもよい。
と、除電ランプ周辺に設けられた温度センサと、除電ラ
ンプから発生する熱を除熱するべく設けられ、かつ、少
なくとも、除電ランプと感光体ドラムとによって囲まれ
る空間と感光体ドラムの中空部とを連通する連通部とを
さらに備えていてもよい。
【0019】
【作用】チャージャ部で発生したオゾンは、ファンによ
って発生する空気流によって連通部から感光体ドラムの
中空部へと導かれ、第1のフィルタによって吸収され
る。また、感光体ドラム周辺のトナー粉塵は、同様に、
感光体ドラムの中空部へと導かれ第2のフィルタによっ
て吸収される。
って発生する空気流によって連通部から感光体ドラムの
中空部へと導かれ、第1のフィルタによって吸収され
る。また、感光体ドラム周辺のトナー粉塵は、同様に、
感光体ドラムの中空部へと導かれ第2のフィルタによっ
て吸収される。
【0020】感光体ドラムの中空部の出入口部が、それ
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいる場合、空気流の発生に寄与でき圧力損
失を補うことができる。
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいる場合、空気流の発生に寄与でき圧力損
失を補うことができる。
【0021】空気流に対して、上流側に第2のフィルタ
が設けられており、下流側に第1のフィルタが設けらて
いるならば、トナー粉塵を初めに除去することができ、
第1のフィルタを効率よく作用させることができる。
が設けられており、下流側に第1のフィルタが設けらて
いるならば、トナー粉塵を初めに除去することができ、
第1のフィルタを効率よく作用させることができる。
【0022】第1のフィルタ及び第2のフィルタが、密
着して感光体ドラムの中空部に取りつけられているなら
ば、流路の抵抗を最小限に押さえることができる。
着して感光体ドラムの中空部に取りつけられているなら
ば、流路の抵抗を最小限に押さえることができる。
【0023】感光体ドラムの入口部のフランジ部から離
隔して第2のフィルタが配置されていると、空気流の速
度分布を滑らかにして第2のフィルタへと入射させ得る
ので、効率良くフィルタを作用させることができる。
隔して第2のフィルタが配置されていると、空気流の速
度分布を滑らかにして第2のフィルタへと入射させ得る
ので、効率良くフィルタを作用させることができる。
【0024】第1のフィルタの下流側に、離隔してオゾ
ンを吸収するための第3のフィルタをさらに備えている
と、さらにオゾン吸収効率を上げられる。
ンを吸収するための第3のフィルタをさらに備えている
と、さらにオゾン吸収効率を上げられる。
【0025】空気流の流量制御を行うためのバルブと、
空気流の流量制御のためのセンサとをさらに備えている
と、各流路内の流量バランスを調整し得る。
空気流の流量制御のためのセンサとをさらに備えている
と、各流路内の流量バランスを調整し得る。
【0026】少なくとも除電ランプと感光体ドラムとに
よって囲まれる空間と感光体ドラムの中空部とを連通す
る連通部とをさらに備えていると、除電ランプ周辺の熱
を空気流によって除去することができる。
よって囲まれる空間と感光体ドラムの中空部とを連通す
る連通部とをさらに備えていると、除電ランプ周辺の熱
を空気流によって除去することができる。
【0027】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0028】図1は、本発明によるオゾン・トナークリ
ーニング装置の一実施例の斜視図、図2及び図3は、夫
々そのA−A線及びB−B線の断面図である。
ーニング装置の一実施例の斜視図、図2及び図3は、夫
々そのA−A線及びB−B線の断面図である。
【0029】本発明は、電子写真プロセスを用いた全て
の装置に適用される。
の装置に適用される。
【0030】10は感光体ドラムであり、通常、アルミ
の押し出しパイプの素管に、光半導体がコートされてい
る。
の押し出しパイプの素管に、光半導体がコートされてい
る。
【0031】感光体ドラム10の中空部には、粉塵フィ
ルタ11と、オゾンフィルタ12及び13とが設けられ
ている。感光体ドラム10の両端には、中空部への入口
部を形成しているフランジ部14と、内部の出口部を形
成しているギア付きフランジ部15とが、夫々、取り付
けられている。
ルタ11と、オゾンフィルタ12及び13とが設けられ
ている。感光体ドラム10の両端には、中空部への入口
部を形成しているフランジ部14と、内部の出口部を形
成しているギア付きフランジ部15とが、夫々、取り付
けられている。
【0032】フランジ部14及びフランジ部15は、夫
々、羽根形状をしたリブ14a及び15aを具備してお
り、リブ14a及び15a以外の部分は感光体ドラムの
内部と外部とを連通する貫通孔が形成されている。これ
らの貫通孔を介して、オゾン及びトナー等の粉塵が除去
される。
々、羽根形状をしたリブ14a及び15aを具備してお
り、リブ14a及び15a以外の部分は感光体ドラムの
内部と外部とを連通する貫通孔が形成されている。これ
らの貫通孔を介して、オゾン及びトナー等の粉塵が除去
される。
【0033】ギア付きフランジ部15の外側で感光体ド
ラムの中心軸の延長線上には、吸引ファン20が設けら
れており、これによって、感光体ドラム10の中空部に
フランジ部14からフランジ部15への空気の流れが発
生する。また、フランジ部14及び15のリブ14a及
び15aは羽根形状となっているので、感光体ドラム1
0の回転によっても、中空部にフランジ部14からフラ
ンジ部15への空気の流れを発生させることができる。
ラムの中心軸の延長線上には、吸引ファン20が設けら
れており、これによって、感光体ドラム10の中空部に
フランジ部14からフランジ部15への空気の流れが発
生する。また、フランジ部14及び15のリブ14a及
び15aは羽根形状となっているので、感光体ドラム1
0の回転によっても、中空部にフランジ部14からフラ
ンジ部15への空気の流れを発生させることができる。
【0034】図2及び図3に示すように、本発明による
クリーニング装置が組み込まれたプロセス装置は、帯電
チャージャワイヤ16を内包する帯電チャージャケース
17と、転写チャージャワイヤ18及び分離チャージャ
ワイヤ19をそれぞれ内包する転写チャージャケース2
0及び分離チャージャケース21、除電ランプ22、ク
リーニングブレード23、及び、クリーニング後のトナ
ーを回収する回収スクリュー24等を内包するケーシン
グ25とによって覆われており、これらのケース内のオ
ゾン及びトナー等の粉塵を除去する。
クリーニング装置が組み込まれたプロセス装置は、帯電
チャージャワイヤ16を内包する帯電チャージャケース
17と、転写チャージャワイヤ18及び分離チャージャ
ワイヤ19をそれぞれ内包する転写チャージャケース2
0及び分離チャージャケース21、除電ランプ22、ク
リーニングブレード23、及び、クリーニング後のトナ
ーを回収する回収スクリュー24等を内包するケーシン
グ25とによって覆われており、これらのケース内のオ
ゾン及びトナー等の粉塵を除去する。
【0035】帯電チャージャワイヤ16は、図3に示す
ように、テンションスプリング26によって、所定の張
力で帯電チャージャケース17内に張架されている。
ように、テンションスプリング26によって、所定の張
力で帯電チャージャケース17内に張架されている。
【0036】転写チャージャケース20及び分離チャー
ジャケース21は、図2に示すように、隣接して設けら
れており、本実施例においては、1つの壁を共有してい
る。
ジャケース21は、図2に示すように、隣接して設けら
れており、本実施例においては、1つの壁を共有してい
る。
【0037】転写チャージャワイヤ18及び分離チャー
ジャワイヤ19も、同様に、テンションスプリングによ
って、夫々、所定の張力で転写チャージャケース20及
び分離チャージャケース21内に張架されている。尚、
図3には、分離チャージャワイヤ19は図示していな
い。
ジャワイヤ19も、同様に、テンションスプリングによ
って、夫々、所定の張力で転写チャージャケース20及
び分離チャージャケース21内に張架されている。尚、
図3には、分離チャージャワイヤ19は図示していな
い。
【0038】チャージャケース17、20、及び21は
コの字形断面形状を有しており、感光体ドラム10とケ
ース端との距離は近く設定される。即ち、チャージャケ
ースと感光体ドラム10とによって箱形状の空間を形成
し、これらをオゾン吸引用ダクトとして使用する。これ
により、オゾン除去のために専用ダクトが不要となり、
省スペース化、低コスト化に大きな効果をもたらす。
コの字形断面形状を有しており、感光体ドラム10とケ
ース端との距離は近く設定される。即ち、チャージャケ
ースと感光体ドラム10とによって箱形状の空間を形成
し、これらをオゾン吸引用ダクトとして使用する。これ
により、オゾン除去のために専用ダクトが不要となり、
省スペース化、低コスト化に大きな効果をもたらす。
【0039】図3に示す如く、空気流の上流側、即ち感
光体ドラム10の入口部であるフランジ部14により近
い側に、粉塵フィルタ11を配置し、空気流の下流側、
即ち感光体ドラム10の出口部のフランジ部15により
近い側に、オゾンフィルタ12及び13を配置してい
る。従って、オゾン及びトナー等の粉塵を含む空気流
は、まず第1に粉塵フィルタ11に入る。この粉塵フィ
ルタ11において、異物は取り除かれるので、オゾンフ
ィルタ12及び13のオゾン除去能力の低下を防止する
ことは可能である。
光体ドラム10の入口部であるフランジ部14により近
い側に、粉塵フィルタ11を配置し、空気流の下流側、
即ち感光体ドラム10の出口部のフランジ部15により
近い側に、オゾンフィルタ12及び13を配置してい
る。従って、オゾン及びトナー等の粉塵を含む空気流
は、まず第1に粉塵フィルタ11に入る。この粉塵フィ
ルタ11において、異物は取り除かれるので、オゾンフ
ィルタ12及び13のオゾン除去能力の低下を防止する
ことは可能である。
【0040】粉塵フィルタ11とオゾンフィルタ12と
は、図1及び3に示すように、密着させて設置するほう
が好ましい。これによって、空気流の圧力損失を最小限
に押さえることができる。また、オゾンフィルタ13
は、オゾンフィルタ12とは離隔して設置されるので、
空気流がオゾンフィルタ13を通過する際の流速がさら
に遅くなり、オゾン除去効率を高めることが可能とな
る。
は、図1及び3に示すように、密着させて設置するほう
が好ましい。これによって、空気流の圧力損失を最小限
に押さえることができる。また、オゾンフィルタ13
は、オゾンフィルタ12とは離隔して設置されるので、
空気流がオゾンフィルタ13を通過する際の流速がさら
に遅くなり、オゾン除去効率を高めることが可能とな
る。
【0041】フィルタは、感光体ドラム10の入口部の
フランジ部14に対して、図3に示す様に、離隔して設
けられている。フランジ部14を通過した空気流におい
て、フランジ部14の羽根、及び軸等の影の部分は澱ん
でおり、フランジ部14直後の空気流の流速分布は滑ら
かではない。従って、フランジ部14の近傍にフィルタ
を設置すると、フィルタを効率よく働かせることができ
ないので、フィルタは、フランジ部14から離隔して取
りつけられている。また、設定、寿命、除去率に応じて
オゾンフィルタ12及び13は使用が異なる物を組み合
わせて使用することができる為、上記条件と合わせる
と、設計自由度が広い。
フランジ部14に対して、図3に示す様に、離隔して設
けられている。フランジ部14を通過した空気流におい
て、フランジ部14の羽根、及び軸等の影の部分は澱ん
でおり、フランジ部14直後の空気流の流速分布は滑ら
かではない。従って、フランジ部14の近傍にフィルタ
を設置すると、フィルタを効率よく働かせることができ
ないので、フィルタは、フランジ部14から離隔して取
りつけられている。また、設定、寿命、除去率に応じて
オゾンフィルタ12及び13は使用が異なる物を組み合
わせて使用することができる為、上記条件と合わせる
と、設計自由度が広い。
【0042】除電ランプ26は、図1に示したように、
低コストでコンパクトなヒューズ球を基板上に複数個並
べて使用される。ヒューズ球から発生する熱を排出する
ために、図2に示すように、ユニット本体のケーシング
25と帯電チャージャケース17とクリーニングブレー
ド23と感光体ドラム10とによって流路27が形成さ
れている。この流路27内の熱は、オゾン吸引用ダクト
であるチャージャケース17、20及び21と同様に、
吸引ファン20によって感光体ドラム10の中空部のフ
ィルタ11、12及び13を介して機外へ排出される。
低コストでコンパクトなヒューズ球を基板上に複数個並
べて使用される。ヒューズ球から発生する熱を排出する
ために、図2に示すように、ユニット本体のケーシング
25と帯電チャージャケース17とクリーニングブレー
ド23と感光体ドラム10とによって流路27が形成さ
れている。この流路27内の熱は、オゾン吸引用ダクト
であるチャージャケース17、20及び21と同様に、
吸引ファン20によって感光体ドラム10の中空部のフ
ィルタ11、12及び13を介して機外へ排出される。
【0043】本実施例では、この流路27を介して、ク
リーニングブレード23周辺の飛散トナーも同時に吸引
しフィルタへ送り込む構造になっている。この方式は単
に飛散トナーによる汚れ防止、熱の排出だけでなく、こ
の熱を利用して、オゾンフィルタ12及び13通過時の
空気温度を高める効果があり、特に温度依存性の高い触
媒タイプフィルタを効率良く使用することができる(触
媒タイプフィルタは、活性炭タイプフィルタと比較する
とNOx の除去能力は高いが、オゾン除去能力が低温時
に極端に低下する特性がある)。
リーニングブレード23周辺の飛散トナーも同時に吸引
しフィルタへ送り込む構造になっている。この方式は単
に飛散トナーによる汚れ防止、熱の排出だけでなく、こ
の熱を利用して、オゾンフィルタ12及び13通過時の
空気温度を高める効果があり、特に温度依存性の高い触
媒タイプフィルタを効率良く使用することができる(触
媒タイプフィルタは、活性炭タイプフィルタと比較する
とNOx の除去能力は高いが、オゾン除去能力が低温時
に極端に低下する特性がある)。
【0044】また、オゾンフィルタ12及び13は、そ
れぞれ別のタイプのオゾンフィルタとしてもよい。オゾ
ンフィルタ12としては、活性炭を主成分とした特殊パ
ウダのみでセラミックハニカム成形したものを用い、オ
ゾンフィルタ13としては、活性炭を主成分とした特殊
パウダーを繊維バインダによりシート状素材とし、これ
を波形に成形積層したものを用いてもよい図3に示すよ
うに、帯電チャージャケース17と感光体ドラム10と
で囲まれる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部
28には、帯電用制御バルブ29と流速センサ30とが
設けられている。また、転写チャージャケース20及び
分離チャージャケース21と感光体ドラム10とで囲ま
れる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部31に
は、転写・分離用制御バルブ32と流速センサ33とが
設けられている。また、図3には図示されていないが、
流路27の空気流の流量制御のために制御バルブが具備
されている。
れぞれ別のタイプのオゾンフィルタとしてもよい。オゾ
ンフィルタ12としては、活性炭を主成分とした特殊パ
ウダのみでセラミックハニカム成形したものを用い、オ
ゾンフィルタ13としては、活性炭を主成分とした特殊
パウダーを繊維バインダによりシート状素材とし、これ
を波形に成形積層したものを用いてもよい図3に示すよ
うに、帯電チャージャケース17と感光体ドラム10と
で囲まれる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部
28には、帯電用制御バルブ29と流速センサ30とが
設けられている。また、転写チャージャケース20及び
分離チャージャケース21と感光体ドラム10とで囲ま
れる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部31に
は、転写・分離用制御バルブ32と流速センサ33とが
設けられている。また、図3には図示されていないが、
流路27の空気流の流量制御のために制御バルブが具備
されている。
【0045】各制御バルブは、個々に開度が調節可能で
あり、空気流の配分を自由に設定することが可能である
(図3では、2つの制御バルブは全開状態である)。さ
らに、図示していないが、ソレノイド等により動作させ
ることにより、制御バルブを任意のタイミングで開閉さ
せることもでき、帯電、転写、分離各チャージャの出力
と同期させて制御バルブを制御することにより効率よく
吸引させ、オゾン及びトナー粉塵の除去効率を高めるこ
とができる。
あり、空気流の配分を自由に設定することが可能である
(図3では、2つの制御バルブは全開状態である)。さ
らに、図示していないが、ソレノイド等により動作させ
ることにより、制御バルブを任意のタイミングで開閉さ
せることもでき、帯電、転写、分離各チャージャの出力
と同期させて制御バルブを制御することにより効率よく
吸引させ、オゾン及びトナー粉塵の除去効率を高めるこ
とができる。
【0046】図4は、そのタイミングチャートである。
図4に示すように、除電ランプ、除電ランプ・クリーナ
ブレード用制御バルブ、帯電チャージャワイヤ、帯電用
制御バルブ、転写・分離チャージャ、転写・分離用制御
バルブ、及び、吸引ファンが、ON/OFF制御され
る。この際、バルブ開度制御を、流速センサーとステッ
ピングモーターにより常に流速を一定に保つ様、自動的
にバルブ開度を変化させることも可能であり、より安定
した性能を引き出すことができる。
図4に示すように、除電ランプ、除電ランプ・クリーナ
ブレード用制御バルブ、帯電チャージャワイヤ、帯電用
制御バルブ、転写・分離チャージャ、転写・分離用制御
バルブ、及び、吸引ファンが、ON/OFF制御され
る。この際、バルブ開度制御を、流速センサーとステッ
ピングモーターにより常に流速を一定に保つ様、自動的
にバルブ開度を変化させることも可能であり、より安定
した性能を引き出すことができる。
【0047】上記の3つの制御バルブは、図4に示すよ
うに、同時に、全てONになっている場合がある。この
場合、全ての流路から空気流が、感光体ドラム10の中
空部へと流れ込む。この際に、全ての流路で所定の流量
が得られるように予めバルブの開度が決められている。
従って、全てのバルブが開成していない場合、開成して
いるバルブの流路の流量は、上記の所定の流量より大き
くなる。
うに、同時に、全てONになっている場合がある。この
場合、全ての流路から空気流が、感光体ドラム10の中
空部へと流れ込む。この際に、全ての流路で所定の流量
が得られるように予めバルブの開度が決められている。
従って、全てのバルブが開成していない場合、開成して
いるバルブの流路の流量は、上記の所定の流量より大き
くなる。
【0048】また、図2に示すように、クリーナーブレ
ード23と除電ランプ22とを含む流路27内部には、
温度センサ34が設けられており、設定温度以上になら
ない様、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブの
開度が制御される。又、除電ランプ・クリーナブレード
用制御バルブのみの開度制御では、温度上昇を押さえら
れない場合は、帯電用、転写・分離用バルブを絞り、除
電ランプ側を優先的に流し温度を下げる様制御する。
ード23と除電ランプ22とを含む流路27内部には、
温度センサ34が設けられており、設定温度以上になら
ない様、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブの
開度が制御される。又、除電ランプ・クリーナブレード
用制御バルブのみの開度制御では、温度上昇を押さえら
れない場合は、帯電用、転写・分離用バルブを絞り、除
電ランプ側を優先的に流し温度を下げる様制御する。
【0049】バルブ制御の一例を以下に説明する。図4
は、帯電用制御バルブ、又は、転写・分離用制御バル
ブ、及び、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブ
の制御フローチャート図である。
は、帯電用制御バルブ、又は、転写・分離用制御バル
ブ、及び、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブ
の制御フローチャート図である。
【0050】以下、帯電用制御バルブ、又は、転写・分
離用制御バルブをバルブA、除電ランプ・クリーナブレ
ード用制御バルブをバルブBと呼ぶ。
離用制御バルブをバルブA、除電ランプ・クリーナブレ
ード用制御バルブをバルブBと呼ぶ。
【0051】まず、バルブA側に設けた流速センサによ
る測定値v■が、設定値v■より小さいか否かを判定す
る(ステップS10)。もし、v■が設定値v■より小
さいならば、バルブAの開度を増大する(ステップS1
1)。次に、バルブAが全開か否かを判定し(ステップ
S12)、全開ならば所定時間ステップS10の判定を
行うためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステッ
プS13)。もし、所定時間時間経過しても、v■が設
定値v■より小さいならば、何等かの故障等が発生した
として、エラー表示を行いオペレータに注意を喚起する
(ステップS14)。
る測定値v■が、設定値v■より小さいか否かを判定す
る(ステップS10)。もし、v■が設定値v■より小
さいならば、バルブAの開度を増大する(ステップS1
1)。次に、バルブAが全開か否かを判定し(ステップ
S12)、全開ならば所定時間ステップS10の判定を
行うためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステッ
プS13)。もし、所定時間時間経過しても、v■が設
定値v■より小さいならば、何等かの故障等が発生した
として、エラー表示を行いオペレータに注意を喚起する
(ステップS14)。
【0052】ステップS11の判定結果がNOであるな
らば、バルブB側に設けた温度センサによる測定値T■
が、設定値T■より小さいか否かを判定する(ステップ
S15)。もし、T■が設定値T■より小さいくないな
らば、バルブBの開度を増大する(ステップS16)。
次に、バルブBが全開か否かを判定し(ステップS1
7)、全開ならば所定時間ステップS15の判定を行う
ためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS
18)。従って、バルブB全開の状態で所定時間内に、
T■が設定値T■より小さくなったならば、制御ルーチ
ンを終了する。
らば、バルブB側に設けた温度センサによる測定値T■
が、設定値T■より小さいか否かを判定する(ステップ
S15)。もし、T■が設定値T■より小さいくないな
らば、バルブBの開度を増大する(ステップS16)。
次に、バルブBが全開か否かを判定し(ステップS1
7)、全開ならば所定時間ステップS15の判定を行う
ためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS
18)。従って、バルブB全開の状態で所定時間内に、
T■が設定値T■より小さくなったならば、制御ルーチ
ンを終了する。
【0053】バルブB全開の状態で所定時間内にT■が
設定値T■より小さならないと、バルブAが全開される
(ステップS19)。そして、測定値T■が設定値T■
より小さいか否かを判定し(ステップS20)、もし、
T■が設定値T■より小さくないならば、所定時間ステ
ップS20の判定を行うためにタイムアウトしたか否か
を判定する(ステップS21)。従って、バルブB全開
及びバルブA全閉の状態で所定時間内に、T■が設定値
T■より小さくなったならば、制御ルーチンを終了す
る。もし、所定時間時間経過しても、T■が設定値T■
以上ならば、何等かの故障等が発生したとして、エラー
表示を行いオペレータに注意を喚起する(ステップS2
2)。
設定値T■より小さならないと、バルブAが全開される
(ステップS19)。そして、測定値T■が設定値T■
より小さいか否かを判定し(ステップS20)、もし、
T■が設定値T■より小さくないならば、所定時間ステ
ップS20の判定を行うためにタイムアウトしたか否か
を判定する(ステップS21)。従って、バルブB全開
及びバルブA全閉の状態で所定時間内に、T■が設定値
T■より小さくなったならば、制御ルーチンを終了す
る。もし、所定時間時間経過しても、T■が設定値T■
以上ならば、何等かの故障等が発生したとして、エラー
表示を行いオペレータに注意を喚起する(ステップS2
2)。
【0054】尚、上記フローチャートは、本発明による
画像形成装置のバルブ制御の一実施例であり、特にこれ
に限られるものではなく、例えば、ステップS14で、
バルブAを一定開度に設定して、ステップS15に移行
するようにしてもよいし、所定回数タイムアウトが発生
してから、エラー表示を行ってもよい。
画像形成装置のバルブ制御の一実施例であり、特にこれ
に限られるものではなく、例えば、ステップS14で、
バルブAを一定開度に設定して、ステップS15に移行
するようにしてもよいし、所定回数タイムアウトが発生
してから、エラー表示を行ってもよい。
【0055】従って、本実施例によれば、特別なオゾン
吸引ダクト等を設けることなく、効率良くオゾン及びト
ナー粉塵を処理することができる。また、オゾンフィル
タ交換の判断と作業とが必要無くなるので、全てのマシ
ンで同様な性能を維持することができ、さらに、オゾン
フィルタ等が一体となった感光体ドラムを交換すること
によって、個々の部品交換、清掃作業を無くすることが
でき、メンテナンス時のマシンストップ時間を短縮する
ことができる。
吸引ダクト等を設けることなく、効率良くオゾン及びト
ナー粉塵を処理することができる。また、オゾンフィル
タ交換の判断と作業とが必要無くなるので、全てのマシ
ンで同様な性能を維持することができ、さらに、オゾン
フィルタ等が一体となった感光体ドラムを交換すること
によって、個々の部品交換、清掃作業を無くすることが
でき、メンテナンス時のマシンストップ時間を短縮する
ことができる。
【0056】尚、上記実施例において、除電ランプから
発生する熱を除去するために流路27を利用し、バルブ
制御のために温度センサも備えたが、熱の発生量が少な
い、例えば発光ダイオードを除電用の光源として用いた
場合には、流路27を除熱のために用いる必要はない。
発生する熱を除去するために流路27を利用し、バルブ
制御のために温度センサも備えたが、熱の発生量が少な
い、例えば発光ダイオードを除電用の光源として用いた
場合には、流路27を除熱のために用いる必要はない。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、感光体ドラムが中空部を有しており、感光体ドラム
の中空部に設けられチャージャ部による感光体ドラムへ
の帯電によって発生するオゾンを吸収するための第1の
フィルタと、感光体ドラムの中空部に設けられトナー粉
塵を除去するための第2のフィルタと、少なくともチャ
ージャ部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中
空部とを連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び
連通部に空気流を起こすためのファンとを備えたので、
特別なオゾン吸引ダクト等を設ける必要がなく、効率良
くオゾン及びトナー粉塵を処理することができる。ま
た、オゾンフィルタ交換の判断と作業とが必要無くなる
ので、全てのマシンで同様な性能を維持することがで
き、さらに、オゾンフィルタ等が一体となった感光体ド
ラムを交換することによって、個々の部品交換、清掃作
業を無くすることができ、メンテナンス時のマシンスト
ップ時間を短縮することができる。
ば、感光体ドラムが中空部を有しており、感光体ドラム
の中空部に設けられチャージャ部による感光体ドラムへ
の帯電によって発生するオゾンを吸収するための第1の
フィルタと、感光体ドラムの中空部に設けられトナー粉
塵を除去するための第2のフィルタと、少なくともチャ
ージャ部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中
空部とを連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び
連通部に空気流を起こすためのファンとを備えたので、
特別なオゾン吸引ダクト等を設ける必要がなく、効率良
くオゾン及びトナー粉塵を処理することができる。ま
た、オゾンフィルタ交換の判断と作業とが必要無くなる
ので、全てのマシンで同様な性能を維持することがで
き、さらに、オゾンフィルタ等が一体となった感光体ド
ラムを交換することによって、個々の部品交換、清掃作
業を無くすることができ、メンテナンス時のマシンスト
ップ時間を短縮することができる。
【図1】本発明に係わる画像形成装置の一実施例の一部
を概略的に示す斜視図である。
を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の斜視図のA−A線の断面図である。
【図3】図1の斜視図のB−B線の断面図である。
【図4】本発明に係わる画像形成装置の動作を示すタイ
ミングチャート図である。
ミングチャート図である。
【図5】本発明に係わる画像形成装置のバルブ制御の一
例を示すフローチャート図である。
例を示すフローチャート図である。
10 感光体ドラム 11 粉塵フィルタ 12、13 オゾンフィルタ 14、15 フランジ部 14a、15a 固定羽根 17 帯電チャージャケース 20 転写チャージャケース 21 分離チャージャケース 22 除電ランプ 23 クリーニングブレード 40 吸引ファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の電子写真技術を用いた画像形
成装置において、感光体表面にイオン又は電子を付着さ
せて一定電位に均一に帯電する際に、放電等によってオ
ゾンが発生する。
成装置において、感光体表面にイオン又は電子を付着さ
せて一定電位に均一に帯電する際に、放電等によってオ
ゾンが発生する。
【0003】感光体ドラム周辺の各帯電器で発生したこ
の様なオゾンを取り除くために、一般に、オゾンを取り
除くための専用ダクトを具備しており、この専用ダクト
途中に、又は、オゾンを吸引する吸引ファンの前にオゾ
ン吸着フィルタが具備されている。
の様なオゾンを取り除くために、一般に、オゾンを取り
除くための専用ダクトを具備しており、この専用ダクト
途中に、又は、オゾンを吸引する吸引ファンの前にオゾ
ン吸着フィルタが具備されている。
【0004】また、転写紙に転写されずに感光体ドラム
上に残った残留トナーを除去するためのクリーナ、及
び、トナーを感光体に付着させる現像部からの飛散トナ
ーは、各種のシールによって許容レベルに押さえられて
いる。そして、定期メンテナンス時の清掃にて装置の性
能を確保していた。
上に残った残留トナーを除去するためのクリーナ、及
び、トナーを感光体に付着させる現像部からの飛散トナ
ーは、各種のシールによって許容レベルに押さえられて
いる。そして、定期メンテナンス時の清掃にて装置の性
能を確保していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、オゾン吸着フィ
ルタの寿命はその判定が困難である為、オゾン吸着フィ
ルタの交換時期は、一様に使用時間又はコピー枚数等で
定めている。
ルタの寿命はその判定が困難である為、オゾン吸着フィ
ルタの交換時期は、一様に使用時間又はコピー枚数等で
定めている。
【0006】しかしながら、オゾン吸着フィルタの交換
は、通常、サービスマンの判断管理に任されており、全
てのマシンの同様な性能維持が困難であった(レベル差
が発生しやすい)。
は、通常、サービスマンの判断管理に任されており、全
てのマシンの同様な性能維持が困難であった(レベル差
が発生しやすい)。
【0007】飛散トナーに関するメンテナンス時期につ
いても同様に、サービスマンの判断管理に任されてお
り、全てのマシンの同様な性能維持が困難となってい
る。
いても同様に、サービスマンの判断管理に任されてお
り、全てのマシンの同様な性能維持が困難となってい
る。
【0008】また、上記のごときメンテナンスのための
作業時間が多くかかり、マシンストップ時間を長くする
という問題点がある。
作業時間が多くかかり、マシンストップ時間を長くする
という問題点がある。
【0009】さらに、オゾンを取り除くためにはオゾン
吸引専用ダクトが必要であり、スペース、コスト共に不
利である。
吸引専用ダクトが必要であり、スペース、コスト共に不
利である。
【0010】また、メンテナンス時の交換のために感光
体ドラム、オゾン吸着フィルタ個々に特殊包装が必要で
あった。
体ドラム、オゾン吸着フィルタ個々に特殊包装が必要で
あった。
【0011】従って、本発明は、感光体ドラムの交換時
に同時にオゾンフィルタのメンテナンスができ、メンテ
ナンス時間及びコストのかからない画像形成装置を提供
するものである。
に同時にオゾンフィルタのメンテナンスができ、メンテ
ナンス時間及びコストのかからない画像形成装置を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、感光体
ドラムと、該感光体ドラムへ電気チャージするチャージ
ャ部とを備えた画像形成装置であって、感光体ドラムが
中空部を有しており、感光体ドラムの中空部に設けられ
ておりチャージャ部による感光体ドラムへの帯電によっ
て発生するオゾンを吸収するための第1のフィルタと、
感光体ドラムの中空部に設けられておりトナー粉塵を除
去するための第2のフィルタと、少なくともチャージャ
部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中空部と
を連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び連通部
に空気流を起こすためのファンとを備えた画像形成装置
が提供される。
ドラムと、該感光体ドラムへ電気チャージするチャージ
ャ部とを備えた画像形成装置であって、感光体ドラムが
中空部を有しており、感光体ドラムの中空部に設けられ
ておりチャージャ部による感光体ドラムへの帯電によっ
て発生するオゾンを吸収するための第1のフィルタと、
感光体ドラムの中空部に設けられておりトナー粉塵を除
去するための第2のフィルタと、少なくともチャージャ
部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中空部と
を連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び連通部
に空気流を起こすためのファンとを備えた画像形成装置
が提供される。
【0013】感光体ドラムの中空部の出入口部が、それ
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいてもよい。
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいてもよい。
【0014】感光体ドラムの中空部に発生する空気流に
対して、上流側に第2のフィルタが設けられており、下
流側に第1のフィルタが設けられいてもよい。
対して、上流側に第2のフィルタが設けられており、下
流側に第1のフィルタが設けられいてもよい。
【0015】第1のフィルタ及び第2のフィルタが、密
着して感光体ドラムの中空部に取り付けられていてもよ
い。
着して感光体ドラムの中空部に取り付けられていてもよ
い。
【0016】感光体ドラムの入口部のフランジ部から離
隔して第2のフィルタが配置されていてもよい。
隔して第2のフィルタが配置されていてもよい。
【0017】第1のフィルタの下流側に、該第1のフィ
ルタと離隔してオゾンを吸収するための第3のフィルタ
をさらに備えていてもいよい。
ルタと離隔してオゾンを吸収するための第3のフィルタ
をさらに備えていてもいよい。
【0018】連通部に設けられており、空気流の流量制
御を行うためのバルブと、空気流の流量制御のためのセ
ンサとをさらに備えていてもよい。
御を行うためのバルブと、空気流の流量制御のためのセ
ンサとをさらに備えていてもよい。
【0019】感光体ドラムの除電のための除電ランプ
と、除電ランプ周辺に設けられた温度センサと、除電ラ
ンプから発生する熱を除熱するべく設けられ、かつ、少
なくとも、除電ランプと感光体ドラムとによって囲まれ
る空間と感光体ドラムの中空部とを連通する連通部とを
さらに備えていてもよい。
と、除電ランプ周辺に設けられた温度センサと、除電ラ
ンプから発生する熱を除熱するべく設けられ、かつ、少
なくとも、除電ランプと感光体ドラムとによって囲まれ
る空間と感光体ドラムの中空部とを連通する連通部とを
さらに備えていてもよい。
【0020】
【作用】チャージャ部で発生したオゾンは、ファンによ
って発生する空気流によって連通部から感光体ドラムの
中空部へと導かれ、第1のフィルタによって吸収され
る。また、感光体ドラム周辺のトナー粉塵は、同様に、
感光体ドラムの中空部へと導かれ第2のフィルタによっ
て吸収される。
って発生する空気流によって連通部から感光体ドラムの
中空部へと導かれ、第1のフィルタによって吸収され
る。また、感光体ドラム周辺のトナー粉塵は、同様に、
感光体ドラムの中空部へと導かれ第2のフィルタによっ
て吸収される。
【0021】感光体ドラムの中空部の出入口部が、それ
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいる場合、空気流の発生に寄与でき圧力損
失を補うことができる。
ぞれフランジ部材を備えており、該フランジ部材が固定
羽根を含んでいる場合、空気流の発生に寄与でき圧力損
失を補うことができる。
【0022】空気流に対して、上流側に第2のフィルタ
が設けられており、下流側に第1のフィルタが設けらて
いるならば、トナー粉塵を初めに除去することができ、
第1のフィルタを効率よく作用させることができる。
が設けられており、下流側に第1のフィルタが設けらて
いるならば、トナー粉塵を初めに除去することができ、
第1のフィルタを効率よく作用させることができる。
【0023】第1のフィルタ及び第2のフィルタが、密
着して感光体ドラムの中空部に取りつけられているなら
ば、流路の抵抗を最小限に押さえることができる。
着して感光体ドラムの中空部に取りつけられているなら
ば、流路の抵抗を最小限に押さえることができる。
【0024】感光体ドラムの入口部のフランジ部から離
隔して第2のフィルタが配置されていると、空気流の速
度分布を滑らかにして第2のフィルタへと入射させ得る
ので、効率良くフィルタを作用させることができる。
隔して第2のフィルタが配置されていると、空気流の速
度分布を滑らかにして第2のフィルタへと入射させ得る
ので、効率良くフィルタを作用させることができる。
【0025】第1のフィルタの下流側に、離隔してオゾ
ンを吸収するための第3のフィルタをさらに備えている
と、さらにオゾン吸収効率を上げられる。
ンを吸収するための第3のフィルタをさらに備えている
と、さらにオゾン吸収効率を上げられる。
【0026】空気流の流量制御を行うためのバルブと、
空気流の流量制御のためのセンサとをさらに備えている
と、各流路内の流量バランスを調整し得る。
空気流の流量制御のためのセンサとをさらに備えている
と、各流路内の流量バランスを調整し得る。
【0027】少なくとも除電ランプと感光体ドラムとに
よって囲まれる空間と感光体ドラムの中空部とを連通す
る連通部とをさらに備えていると、除電ランプ周辺の熱
を空気流によって除去することができる。
よって囲まれる空間と感光体ドラムの中空部とを連通す
る連通部とをさらに備えていると、除電ランプ周辺の熱
を空気流によって除去することができる。
【0028】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0029】図1は、本発明によるオゾン・トナークリ
ーニング装置の一実施例の斜視図、図2及び図3は、夫
々そのA−A線及びB−B線の断面図である。
ーニング装置の一実施例の斜視図、図2及び図3は、夫
々そのA−A線及びB−B線の断面図である。
【0030】本発明は、電子写真プロセスを用いた全て
の装置に適用される。
の装置に適用される。
【0031】10は感光体ドラムであり、通常、アルミ
の押し出しパイプの素管に、光半導体がコートされてい
る。
の押し出しパイプの素管に、光半導体がコートされてい
る。
【0032】感光体ドラム10の中空部には、粉塵フィ
ルタ11と、オゾンフィルタ12及び13とが設けられ
ている。感光体ドラム10の両端には、中空部への入口
部を形成しているフランジ部14と、内部の出口部を形
成しているギア付きフランジ部15とが、夫々、取り付
けられている。
ルタ11と、オゾンフィルタ12及び13とが設けられ
ている。感光体ドラム10の両端には、中空部への入口
部を形成しているフランジ部14と、内部の出口部を形
成しているギア付きフランジ部15とが、夫々、取り付
けられている。
【0033】フランジ部14及びフランジ部15は、夫
々、羽根形状をしたリブ14a及び15aを具備してお
り、リブ14a及び15a以外の部分は感光体ドラムの
内部と外部とを連通する貫通孔が形成されている。これ
らの貫通孔を介して、オゾン及びトナー等の粉塵が除去
される。
々、羽根形状をしたリブ14a及び15aを具備してお
り、リブ14a及び15a以外の部分は感光体ドラムの
内部と外部とを連通する貫通孔が形成されている。これ
らの貫通孔を介して、オゾン及びトナー等の粉塵が除去
される。
【0034】ギア付きフランジ部15の外側で感光体ド
ラムの中心軸の延長線上には、吸引ファン20が設けら
れており、これによって、感光体ドラム10の中空部に
フランジ部14からフランジ部15への空気の流れが発
生する。また、フランジ部14及び15のリブ14a及
び15aは羽根形状となっているので、感光体ドラム1
0の回転によっても、中空部にフランジ部14からフラ
ンジ部15への空気の流れを発生させることができる。
ラムの中心軸の延長線上には、吸引ファン20が設けら
れており、これによって、感光体ドラム10の中空部に
フランジ部14からフランジ部15への空気の流れが発
生する。また、フランジ部14及び15のリブ14a及
び15aは羽根形状となっているので、感光体ドラム1
0の回転によっても、中空部にフランジ部14からフラ
ンジ部15への空気の流れを発生させることができる。
【0035】図2及び図3に示すように、本発明による
クリーニング装置が組み込まれたプロセス装置は、帯電
チャージャワイヤ16を内包する帯電チャージャケース
17と、転写チャージャワイヤ18及び分離チャージャ
ワイヤ19をそれぞれ内包する転写チャージャケース2
0及び分離チャージャケース21、除電ランプ22、ク
リーニングブレード23、及び、クリーニング後のトナ
ーを回収する回収スクリュー24等を内包するケーシン
グ25とによって覆われており、これらのケース内のオ
ゾン及びトナー等の粉塵を除去する。
クリーニング装置が組み込まれたプロセス装置は、帯電
チャージャワイヤ16を内包する帯電チャージャケース
17と、転写チャージャワイヤ18及び分離チャージャ
ワイヤ19をそれぞれ内包する転写チャージャケース2
0及び分離チャージャケース21、除電ランプ22、ク
リーニングブレード23、及び、クリーニング後のトナ
ーを回収する回収スクリュー24等を内包するケーシン
グ25とによって覆われており、これらのケース内のオ
ゾン及びトナー等の粉塵を除去する。
【0036】帯電チャージャワイヤ16は、図3に示す
ように、テンションスプリング26によって、所定の張
力で帯電チャージャケース17内に張架されている。
ように、テンションスプリング26によって、所定の張
力で帯電チャージャケース17内に張架されている。
【0037】転写チャージャケース20及び分離チャー
ジャケース21は、図2に示すように、隣接して設けら
れており、本実施例においては、1つの壁を共有してい
る。
ジャケース21は、図2に示すように、隣接して設けら
れており、本実施例においては、1つの壁を共有してい
る。
【0038】転写チャージャワイヤ18及び分離チャー
ジャワイヤ19も、同様に、テンションスプリングによ
って、夫々、所定の張力で転写チャージャケース20及
び分離チャージャケース21内に張架されている。尚、
図3には、分離チャージャワイヤ19は図示していな
い。
ジャワイヤ19も、同様に、テンションスプリングによ
って、夫々、所定の張力で転写チャージャケース20及
び分離チャージャケース21内に張架されている。尚、
図3には、分離チャージャワイヤ19は図示していな
い。
【0039】チャージャケース17、20、及び21は
コの字形断面形状を有しており、感光体ドラム10とケ
ース端との距離は近く設定される。即ち、チャージャケ
ースと感光体ドラム10とによって箱形状の空間を形成
し、これらをオゾン吸引用ダクトとして使用する。これ
により、オゾン除去のために専用ダクトが不要となり、
省スペース化、低コスト化に大きな効果をもたらす。
コの字形断面形状を有しており、感光体ドラム10とケ
ース端との距離は近く設定される。即ち、チャージャケ
ースと感光体ドラム10とによって箱形状の空間を形成
し、これらをオゾン吸引用ダクトとして使用する。これ
により、オゾン除去のために専用ダクトが不要となり、
省スペース化、低コスト化に大きな効果をもたらす。
【0040】図3に示す如く、空気流の上流側、即ち感
光体ドラム10の入口部であるフランジ部14により近
い側に、粉塵フィルタ11を配置し、空気流の下流側、
即ち感光体ドラム10の出口部のフランジ部15により
近い側に、オゾンフィルタ12及び13を配置してい
る。従って、オゾン及びトナー等の粉塵を含む空気流
は、まず第1に粉塵フィルタ11に入る。この粉塵フィ
ルタ11において、異物は取り除かれるので、オゾンフ
ィルタ12及び13のオゾン除去能力の低下を防止する
ことは可能である。
光体ドラム10の入口部であるフランジ部14により近
い側に、粉塵フィルタ11を配置し、空気流の下流側、
即ち感光体ドラム10の出口部のフランジ部15により
近い側に、オゾンフィルタ12及び13を配置してい
る。従って、オゾン及びトナー等の粉塵を含む空気流
は、まず第1に粉塵フィルタ11に入る。この粉塵フィ
ルタ11において、異物は取り除かれるので、オゾンフ
ィルタ12及び13のオゾン除去能力の低下を防止する
ことは可能である。
【0041】粉塵フィルタ11とオゾンフィルタ12と
は、図1及び3に示すように、密着させて設置するほう
が好ましい。これによって、空気流の圧力損失を最小限
に押さえることができる。また、オゾンフィルタ13
は、オゾンフィルタ12とは離隔して設置されるので、
空気流がオゾンフィルタ13を通過する際の流速がさら
に遅くなり、オゾン除去効率を高めることが可能とな
る。
は、図1及び3に示すように、密着させて設置するほう
が好ましい。これによって、空気流の圧力損失を最小限
に押さえることができる。また、オゾンフィルタ13
は、オゾンフィルタ12とは離隔して設置されるので、
空気流がオゾンフィルタ13を通過する際の流速がさら
に遅くなり、オゾン除去効率を高めることが可能とな
る。
【0042】フィルタは、感光体ドラム10の入口部の
フランジ部14に対して、図3に示す様に、離隔して設
けられている。フランジ部14を通過した空気流におい
て、フランジ部14の羽根、及び軸等の影の部分は澱ん
でおり、フランジ部14直後の空気流の流速分布は滑ら
かではない。従って、フランジ部14の近傍にフィルタ
を設置すると、フィルタを効率よく働かせることができ
ないので、フィルタは、フランジ部14から離隔して取
りつけられている。また、設定、寿命、除去率に応じて
オゾンフィルタ12及び13は使用が異なる物を組み合
わせて使用することができる為、上記条件と合わせる
と、設計自由度が広い。
フランジ部14に対して、図3に示す様に、離隔して設
けられている。フランジ部14を通過した空気流におい
て、フランジ部14の羽根、及び軸等の影の部分は澱ん
でおり、フランジ部14直後の空気流の流速分布は滑ら
かではない。従って、フランジ部14の近傍にフィルタ
を設置すると、フィルタを効率よく働かせることができ
ないので、フィルタは、フランジ部14から離隔して取
りつけられている。また、設定、寿命、除去率に応じて
オゾンフィルタ12及び13は使用が異なる物を組み合
わせて使用することができる為、上記条件と合わせる
と、設計自由度が広い。
【0043】除電ランプ26は、図1に示したように、
低コストでコンパクトなヒューズ球を基板上に複数個並
べて使用される。ヒューズ球から発生する熱を排出する
ために、図2に示すように、ユニット本体のケーシング
25と帯電チャージャケース17とクリーニングブレー
ド23と感光体ドラム10とによって流路27が形成さ
れている。この流路27内の熱は、オゾン吸引用ダクト
であるチャージャケース17、20及び21と同様に、
吸引ファン20によって感光体ドラム10の中空部のフ
ィルタ11、12及び13を介して機外へ排出される。
低コストでコンパクトなヒューズ球を基板上に複数個並
べて使用される。ヒューズ球から発生する熱を排出する
ために、図2に示すように、ユニット本体のケーシング
25と帯電チャージャケース17とクリーニングブレー
ド23と感光体ドラム10とによって流路27が形成さ
れている。この流路27内の熱は、オゾン吸引用ダクト
であるチャージャケース17、20及び21と同様に、
吸引ファン20によって感光体ドラム10の中空部のフ
ィルタ11、12及び13を介して機外へ排出される。
【0044】本実施例では、この流路27を介して、ク
リーニングブレード23周辺の飛散トナーも同時に吸引
しフィルタへ送り込む構造になっている。この方式は単
に飛散トナーによる汚れ防止、熱の排出だけでなく、こ
の熱を利用して、オゾンフィルタ12及び13通過時の
空気温度を高める効果があり、特に温度依存性の高い触
媒タイプフィルタを効率良く使用することができる(触
媒タイプフィルタは、活性炭タイプフィルタと比較する
とNOx の除去能力は高いが、オゾン除去能力が低温時
に極端に低下する特性がある)。
リーニングブレード23周辺の飛散トナーも同時に吸引
しフィルタへ送り込む構造になっている。この方式は単
に飛散トナーによる汚れ防止、熱の排出だけでなく、こ
の熱を利用して、オゾンフィルタ12及び13通過時の
空気温度を高める効果があり、特に温度依存性の高い触
媒タイプフィルタを効率良く使用することができる(触
媒タイプフィルタは、活性炭タイプフィルタと比較する
とNOx の除去能力は高いが、オゾン除去能力が低温時
に極端に低下する特性がある)。
【0045】また、オゾンフィルタ12及び13は、そ
れぞれ別のタイプのオゾンフィルタとしてもよい。オゾ
ンフィルタ12としては、活性炭を主成分とした特殊パ
ウダのみでセラミックハニカム成形したものを用い、オ
ゾンフィルタ13としては、活性炭を主成分とした特殊
パウダーを繊維バインダによりシート状素材とし、これ
を波形に成形積層したものを用いてもよい図3に示すよ
うに、帯電チャージャケース17と感光体ドラム10と
で囲まれる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部
28には、帯電用制御バルブ29と流速センサ30とが
設けられている。また、転写チャージャケース20及び
分離チャージャケース21と感光体ドラム10とで囲ま
れる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部31に
は、転写・分離用制御バルブ32と流速センサ33とが
設けられている。また、図3には図示されていないが、
流路27の空気流の流量制御のために制御バルブが具備
されている。
れぞれ別のタイプのオゾンフィルタとしてもよい。オゾ
ンフィルタ12としては、活性炭を主成分とした特殊パ
ウダのみでセラミックハニカム成形したものを用い、オ
ゾンフィルタ13としては、活性炭を主成分とした特殊
パウダーを繊維バインダによりシート状素材とし、これ
を波形に成形積層したものを用いてもよい図3に示すよ
うに、帯電チャージャケース17と感光体ドラム10と
で囲まれる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部
28には、帯電用制御バルブ29と流速センサ30とが
設けられている。また、転写チャージャケース20及び
分離チャージャケース21と感光体ドラム10とで囲ま
れる流路と感光体ドラム10の中空部との連通部31に
は、転写・分離用制御バルブ32と流速センサ33とが
設けられている。また、図3には図示されていないが、
流路27の空気流の流量制御のために制御バルブが具備
されている。
【0046】各制御バルブは、個々に開度が調節可能で
あり、空気流の配分を自由に設定することが可能である
(図3では、2つの制御バルブは全開状態である)。さ
らに、図示していないが、ソレノイド等により動作させ
ることにより、制御バルブを任意のタイミングで開閉さ
せることもでき、帯電、転写、分離各チャージャの出力
と同期させて制御バルブを制御することにより効率よく
吸引させ、オゾン及びトナー粉塵の除去効率を高めるこ
とができる。
あり、空気流の配分を自由に設定することが可能である
(図3では、2つの制御バルブは全開状態である)。さ
らに、図示していないが、ソレノイド等により動作させ
ることにより、制御バルブを任意のタイミングで開閉さ
せることもでき、帯電、転写、分離各チャージャの出力
と同期させて制御バルブを制御することにより効率よく
吸引させ、オゾン及びトナー粉塵の除去効率を高めるこ
とができる。
【0047】図4は、そのタイミングチャートである。
図4に示すように、除電ランプ、除電ランプ・クリーナ
ブレード用制御バルブ、帯電チャージャワイヤ、帯電用
制御バルブ、転写・分離チャージャ、転写・分離用制御
バルブ、及び、吸引ファンが、ON/OFF制御され
る。この際、バルブ開度制御を、流速センサーとステッ
ピングモーターにより常に流速を一定に保つ様、自動的
にバルブ開度を変化させることも可能であり、より安定
した性能を引き出すことができる。
図4に示すように、除電ランプ、除電ランプ・クリーナ
ブレード用制御バルブ、帯電チャージャワイヤ、帯電用
制御バルブ、転写・分離チャージャ、転写・分離用制御
バルブ、及び、吸引ファンが、ON/OFF制御され
る。この際、バルブ開度制御を、流速センサーとステッ
ピングモーターにより常に流速を一定に保つ様、自動的
にバルブ開度を変化させることも可能であり、より安定
した性能を引き出すことができる。
【0048】上記の3つの制御バルブは、図4に示すよ
うに、同時に、全てONになっている場合がある。この
場合、全ての流路から空気流が、感光体ドラム10の中
空部へと流れ込む。この際に、全ての流路で所定の流量
が得られるように予めバルブの開度が決められている。
従って、全てのバルブが開成していない場合、開成して
いるバルブの流路の流量は、上記の所定の流量より大き
くなる。
うに、同時に、全てONになっている場合がある。この
場合、全ての流路から空気流が、感光体ドラム10の中
空部へと流れ込む。この際に、全ての流路で所定の流量
が得られるように予めバルブの開度が決められている。
従って、全てのバルブが開成していない場合、開成して
いるバルブの流路の流量は、上記の所定の流量より大き
くなる。
【0049】また、図2に示すように、クリーナーブレ
ード23と除電ランプ22とを含む流路27内部には、
温度センサ34が設けられており、設定温度以上になら
ない様、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブの
開度が制御される。又、除電ランプ・クリーナブレード
用制御バルブのみの開度制御では、温度上昇を押さえら
れない場合は、帯電用、転写・分離用バルブを絞り、除
電ランプ側を優先的に流し温度を下げる様制御する。
ード23と除電ランプ22とを含む流路27内部には、
温度センサ34が設けられており、設定温度以上になら
ない様、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブの
開度が制御される。又、除電ランプ・クリーナブレード
用制御バルブのみの開度制御では、温度上昇を押さえら
れない場合は、帯電用、転写・分離用バルブを絞り、除
電ランプ側を優先的に流し温度を下げる様制御する。
【0050】バルブ制御の一例を以下に説明する。図4
は、帯電用制御バルブ、又は、転写・分離用制御バル
ブ、及び、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブ
の制御フローチャート図である。
は、帯電用制御バルブ、又は、転写・分離用制御バル
ブ、及び、除電ランプ・クリーナブレード用制御バルブ
の制御フローチャート図である。
【0051】以下、帯電用制御バルブ、又は、転写・分
離用制御バルブをバルブA、除電ランプ・クリーナブレ
ード用制御バルブをバルブBと呼ぶ。
離用制御バルブをバルブA、除電ランプ・クリーナブレ
ード用制御バルブをバルブBと呼ぶ。
【0052】まず、バルブA側に設けた流速センサによ
る測定値vA が、設定値v0 より小さいか否かを判定す
る(ステップS10)。もし、vA が設定値v0 より小
さいならば、バルブAの開度を増大する(ステップS1
1)。次に、バルブAが全開か否かを判定し(ステップ
S12)、全開ならば所定時間ステップS10の判定を
行うためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステッ
プS13)。もし、所定時間時間経過しても、vA が設
定値v0 より小さいならば、何等かの故障等が発生した
として、エラー表示を行いオペレータに注意を喚起する
(ステップS14)。
る測定値vA が、設定値v0 より小さいか否かを判定す
る(ステップS10)。もし、vA が設定値v0 より小
さいならば、バルブAの開度を増大する(ステップS1
1)。次に、バルブAが全開か否かを判定し(ステップ
S12)、全開ならば所定時間ステップS10の判定を
行うためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステッ
プS13)。もし、所定時間時間経過しても、vA が設
定値v0 より小さいならば、何等かの故障等が発生した
として、エラー表示を行いオペレータに注意を喚起する
(ステップS14)。
【0053】ステップS11の判定結果がNOであるな
らば、バルブB側に設けた温度センサによる測定値TB
が、設定値T0 より小さいか否かを判定する(ステップ
S15)。もし、TB が設定値T0 より小さいくないな
らば、バルブBの開度を増大する(ステップS16)。
次に、バルブBが全開か否かを判定し(ステップS1
7)、全開ならば所定時間ステップS15の判定を行う
ためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS
18)。従って、バルブB全開の状態で所定時間内に、
TB が設定値T0 より小さくなったならば、制御ルーチ
ンを終了する。
らば、バルブB側に設けた温度センサによる測定値TB
が、設定値T0 より小さいか否かを判定する(ステップ
S15)。もし、TB が設定値T0 より小さいくないな
らば、バルブBの開度を増大する(ステップS16)。
次に、バルブBが全開か否かを判定し(ステップS1
7)、全開ならば所定時間ステップS15の判定を行う
ためにタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS
18)。従って、バルブB全開の状態で所定時間内に、
TB が設定値T0 より小さくなったならば、制御ルーチ
ンを終了する。
【0054】バルブB全開の状態で所定時間内にTB が
設定値T0 より小さくならないと、バルブAが全開され
る(ステップS19)。そして、測定値TB が設定値T
0 より小さいか否かを判定し(ステップS20)、も
し、TB が設定値T0 より小さくないならば、所定時間
ステップS20の判定を行うためにタイムアウトしたか
否かを判定する(ステップS21)。従って、バルブB
全開及びバルブA全閉の状態で所定時間内に、TB が設
定値T0 より小さくなったならば、制御ルーチンを終了
する。もし、所定時間時間経過しても、TB が設定値T
0 以上ならば、何等かの故障等が発生したとして、エラ
ー表示を行いオペレータに注意を喚起する(ステップS
22)。
設定値T0 より小さくならないと、バルブAが全開され
る(ステップS19)。そして、測定値TB が設定値T
0 より小さいか否かを判定し(ステップS20)、も
し、TB が設定値T0 より小さくないならば、所定時間
ステップS20の判定を行うためにタイムアウトしたか
否かを判定する(ステップS21)。従って、バルブB
全開及びバルブA全閉の状態で所定時間内に、TB が設
定値T0 より小さくなったならば、制御ルーチンを終了
する。もし、所定時間時間経過しても、TB が設定値T
0 以上ならば、何等かの故障等が発生したとして、エラ
ー表示を行いオペレータに注意を喚起する(ステップS
22)。
【0055】尚、上記フローチャートは、本発明による
画像形成装置のバルブ制御の一実施例であり、特にこれ
に限られるものではなく、例えば、ステップS14で、
バルブAを一定開度に設定して、ステップS15に移行
するようにしてもよいし、所定回数タイムアウトが発生
してから、エラー表示を行ってもよい。
画像形成装置のバルブ制御の一実施例であり、特にこれ
に限られるものではなく、例えば、ステップS14で、
バルブAを一定開度に設定して、ステップS15に移行
するようにしてもよいし、所定回数タイムアウトが発生
してから、エラー表示を行ってもよい。
【0056】従って、本実施例によれば、特別なオゾン
吸引ダクト等を設けることなく、効率良くオゾン及びト
ナー粉塵を処理することができる。また、オゾンフィル
タ交換の判断と作業とが必要無くなるので、全てのマシ
ンで同様な性能を維持することができ、さらに、オゾン
フィルタ等が一体となった感光体ドラムを交換すること
によって、個々の部品交換、清掃作業を無くすることが
でき、メンテナンス時のマシンストップ時間を短縮する
ことができる。
吸引ダクト等を設けることなく、効率良くオゾン及びト
ナー粉塵を処理することができる。また、オゾンフィル
タ交換の判断と作業とが必要無くなるので、全てのマシ
ンで同様な性能を維持することができ、さらに、オゾン
フィルタ等が一体となった感光体ドラムを交換すること
によって、個々の部品交換、清掃作業を無くすることが
でき、メンテナンス時のマシンストップ時間を短縮する
ことができる。
【0057】尚、上記実施例において、除電ランプから
発生する熱を除去するために流路27を利用し、バルブ
制御のために温度センサも備えたが、熱の発生量が少な
い、例えば発光ダイオードを除電用の光源として用いた
場合には、流路27を除熱のために用いる必要はない。
発生する熱を除去するために流路27を利用し、バルブ
制御のために温度センサも備えたが、熱の発生量が少な
い、例えば発光ダイオードを除電用の光源として用いた
場合には、流路27を除熱のために用いる必要はない。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、感光体ドラムが中空部を有しており、感光体ドラム
の中空部に設けられチャージャ部による感光体ドラムへ
の帯電によって発生するオゾンを吸収するための第1の
フィルタと、感光体ドラムの中空部に設けられトナー粉
塵を除去するための第2のフィルタと、少なくともチャ
ージャ部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中
空部とを連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び
連通部に空気流を起こすためのファンとを備えたので、
特別なオゾン吸引ダクト等を設ける必要がなく、効率良
くオゾン及びトナー粉塵を処理することができる。ま
た、オゾンフィルタ交換の判断と作業とが必要無くなる
ので、全てのマシンで同様な性能を維持することがで
き、さらに、オゾンフィルタ等が一体となった感光体ド
ラムを交換することによって、個々の部品交換、清掃作
業を無くすることができ、メンテナンス時のマシンスト
ップ時間を短縮することができる。
ば、感光体ドラムが中空部を有しており、感光体ドラム
の中空部に設けられチャージャ部による感光体ドラムへ
の帯電によって発生するオゾンを吸収するための第1の
フィルタと、感光体ドラムの中空部に設けられトナー粉
塵を除去するための第2のフィルタと、少なくともチャ
ージャ部と感光体とで囲まれる空間と感光体ドラムの中
空部とを連通する連通部と、感光体ドラムの中空部及び
連通部に空気流を起こすためのファンとを備えたので、
特別なオゾン吸引ダクト等を設ける必要がなく、効率良
くオゾン及びトナー粉塵を処理することができる。ま
た、オゾンフィルタ交換の判断と作業とが必要無くなる
ので、全てのマシンで同様な性能を維持することがで
き、さらに、オゾンフィルタ等が一体となった感光体ド
ラムを交換することによって、個々の部品交換、清掃作
業を無くすることができ、メンテナンス時のマシンスト
ップ時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の一実施例の一部
を概略的に示す斜視図である。
を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の斜視図のA−A線の断面図である。
【図3】図1の斜視図のB−B線の断面図である。
【図4】本発明に係わる画像形成装置の動作を示すタイ
ミングチャート図である。
ミングチャート図である。
【図5】本発明に係わる画像形成装置のバルブ制御の一
例を示すフローチャート図である。
例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】 10 感光体ドラム 11 粉塵フィルタ 12、13 オゾンフィルタ 14、15 フランジ部 14a、15a 固定羽根 17 帯電チャージャケース 20 転写チャージャケース 21 分離チャージャケース 22 除電ランプ 23 クリーニングブレード 40 吸引ファン
Claims (8)
- 【請求項1】 感光体ドラムと、該感光体ドラムへ電気
チャージするチャージャ部とを備えた画像形成装置であ
って、前記感光体ドラムが中空部を有しており、前記感
光体ドラムの前記中空部に設けられており前記チャージ
ャ部による前記感光体ドラムへの帯電によって発生する
オゾンを吸収するための第1のフィルタと、前記感光体
ドラムの前記中空部に設けられておりトナー粉塵を除去
するための第2のフィルタと、少なくとも前記チャージ
ャ部と前記感光体とで囲まれる空間と前記感光体ドラム
の前記中空部とを連通する連通部と、前記感光体ドラム
の前記中空部及び前記連通部に空気流を起こすためのフ
ァンとを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記感光体ドラムの前記中空部の出入口
部が、それぞれフランジ部材を備えており、該フランジ
部材が固定羽根を含んでいることを特徴とする請求項1
に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記感光体ドラムの前記中空部内に発生
する空気流に対して、上流側に第2のフィルタが設けら
れており、下流側に第1のフィルタが設けられたことを
特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記第1のフィルタ及び前記第2のフィ
ルタが、密着して前記感光体ドラムの前記中空部に取り
つけられていることを特徴とする請求項3に記載の画像
形成装置。 - 【請求項5】 前記感光体ドラムの入口部の前記フラン
ジ部から離隔して前記第2のフィルタが配置されたこと
を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記第1のフィルタの下流側に、該第1
のフィルタと離隔してオゾンを吸収するための第3のフ
ィルタをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載
の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記連通部に設けられており、空気流の
流量制御を行うためのバルブと、空気流の流量制御のた
めのセンサとをさらに備えたことを特徴とする請求項1
に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記感光体ドラムの除電のための除電ラ
ンプと、該除電ランプ周辺に設けられた温度センサと、
前記除電ランプから発生する熱を除熱するべく設けられ
ており、かつ、少なくとも前記除電ランプと前記感光体
ドラムとによって囲まれる空間と前記感光体ドラムの前
記中空部とを連通する連通部とをさらに備えたことを特
徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4093986A JP2862432B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4093986A JP2862432B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH05289590A true JPH05289590A (ja) | 1993-11-05 |
JP2862432B2 JP2862432B2 (ja) | 1999-03-03 |
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ID=14097727
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JP4093986A Expired - Fee Related JP2862432B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7415218B2 (en) | 2004-07-06 | 2008-08-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having charging unit with separate intake and exhaust ducts |
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1992
- 1992-04-14 JP JP4093986A patent/JP2862432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8433217B2 (en) | 2010-03-31 | 2013-04-30 | Kyocera Mita Corporation | Photoreceptor, cooling mechanism for photoreceptor, and image forming apparatus provided with the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2862432B2 (ja) | 1999-03-03 |
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