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JPH05288843A - 干渉型合成開口レーダ装置 - Google Patents

干渉型合成開口レーダ装置

Info

Publication number
JPH05288843A
JPH05288843A JP4119612A JP11961292A JPH05288843A JP H05288843 A JPH05288843 A JP H05288843A JP 4119612 A JP4119612 A JP 4119612A JP 11961292 A JP11961292 A JP 11961292A JP H05288843 A JPH05288843 A JP H05288843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antennas
synthetic aperture
aperture radar
waves
dimensional image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4119612A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shinohara
博 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4119612A priority Critical patent/JPH05288843A/ja
Publication of JPH05288843A publication Critical patent/JPH05288843A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高分解能な高度情報を含む3次元画像をリア
ルタイムで作成する。 【構成】 人工衛星等の飛翔体に2つのアンテナ(1,
2)を取り付け、この2つのアンテナ部1,2で同時に
地上に電波を放射し、また、地上からの反射波を受信
し、オフナディア角切替部3により2つのアンテナが同
一シーンを見るように個々のアンテナのオフナディア角
を任意に設定し、送受信部4,5によりアンテナにそれ
ぞれ同じ送信波を同時に出力し、受信波をそれぞれ同じ
ようにビデオ信号に変換し、信号処理部6,7によりそ
の出力ビデオ信号を信号処理し、リアルタイムで3次元
画像を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工衛星等の飛翔体に搭
載される合成開口レーダ装置に係り、特にリアルタイム
で3次元画像を高分解能で作成することができる干渉型
合成開口レーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成開口レーダ装置(SAR)は、距離
分解能およびアジマス分解能を向上させるためパルス圧
縮技術および合成開口技術を利用したレーダ装置であ
る。そこで、従来では、合成開口レーダ装置は資源探査
等を目的として人工衛星等の飛翔体に搭載されるが、例
えば、従来の合成開口レーダ装置の概略例を示す説明図
である図5に示すように、人工衛星等の移動プラットフ
ォームから進行方向に対して側方のオフナディア(of
f Nadia)角θ下向きの地上に電波を発射し、地
上の映像を再生するための2次元データを得、オフライ
ン処理にて2次元画像を得るようにしている。なお、側
方視するのは直下点の観測が不可能なためである。この
図5において、51はSARアンテナを示し、Wは観測
幅を示す。
【0003】ところで、資源探査等を有益に行うため
に、2次元画像では不十分で、3次元画像を作成するこ
とが望まれている。そして、光学センサとは異なり、昼
夜間,天候に関係なくデータを取得できる合成開口レー
ダ装置で行えるようにすべきであるとの強い要請があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の合成開
口レーダ装置では、高度情報を含まない2次元画像しか
取得できず、立体的に地形を把握することができないと
いう課題があった。また、SAR画像をステレオ視し
て、3次元画像を取得する方法もあるが、ステレオ視す
るため、同一観測地域に対してオフナディア角を大きく
変えたデータを2度とる必要があり、また分解能も資源
探査に必要な分解能を達成することは困難であるという
課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉型合成開口
レーダ装置は、人工衛星等の飛翔体に搭載される合成開
口レーダ装置において、地上に電波を放射し,また地上
からの反射波を受信する2つのアンテナ部と、この2つ
のアンテナ部のオフナディア角を切替えるオフナディア
角切替部と、2つのアンテナに同時に送信波を出力しか
つ同時に受信波を入力する送受信部と、この送受信部か
らの受信出力信号を信号処理する信号処理部とを備え、
3次元画像を一度の観測で取得するようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】本発明においては、同一シーンに対するSAR
画像を同時に取得し、この2つの画像を干渉させること
で高分解能な3次元画像をリアルタイムで取得する。
【0007】
【実施例】図1は本発明による干渉型合成開口レーダ装
置の一実施例を示すブロック図である。この図1におい
て、1,2は地上に電波を放射し,また地上からの反射
波を受信する2つのアンテナ部、3はこの2つのアンテ
ナ部1,2のオフナディア角を切替えるオフナディア角
切替部、4,5は2つのアンテナに同時に送信波を出力
しかつ同時に受信波を入力する送受信部、6,7はこの
送受信部4,5からの受信出力信号であるビデオ信号V
Sを信号処理する信号処理部、8はターゲットである。
そして、3次元画像を一度の観測で取得するように構成
されている。
【0008】図2は干渉型合成開口レーダ装置の概念を
示す説明図である。この図2において、SA ,SB はア
ンテナ位置を示し、tは地上ターゲット、t′,t″は
点、NS はアンテナ間距離、dx は水平方向距離、dy
は垂直方向距離、Ht は標高、Ho は衛星高度、A,
B,C,D,Lはスラントレンジを示す。図3はアンテ
ナの実装例を示す説明図である。この図3において、3
1はSARアンテナ1、32はSARアンテナ2、33
は衛星本体、34は観測地域である。矢印は進行方向を
示す。図4は地形情報抽出の概念を示す説明図で、
(a)は地形の変動があった場合の位相差を示し、
(b)は平面であった場合の位相差、(c)は(a)と
(b)の差により抽出される位相差の差を示す。
【0009】つぎに図1に示す実施例の動作を図2ない
し図4を参照して説明する。まず、本発明の干渉型合成
開口レーダ装置は人工衛星等の飛翔体に搭載される2つ
の合成開口レーダ装置で取得された同一シーンのSAR
画像を干渉させて標高データを取得するもので、アンテ
ナは図3に示すように取り付けられる。そして、図2に
示すアンテナ位置SA で取得したデータを考えた場合、
標高Ht のt点はスラントレンジAの位置にあるため、
対象地域の標高がθの平面であったとすると(スラント
レンジC)、標高Ht のデータはt′点に再生される。
同様にアンテナ位置SB で取得されたデータを考えた場
合には、t点はスラントレンジBの位置にあるため、対
象地域の標高がθの平面であった場合(スラントレンジ
D)、標高Ht のデータはt′点でなくt″点に再生さ
れる。このt′点とt″点の距離差αに対する位相の変
動(位相差)φが地形による位相の変動である。
【0010】つぎに、実際に取得したSARデータから
位相差φを求める方法を以下に示す。 φ=(2π/λ)(dx・sinθ−dy・cosθ)・・・・・・(1) Ht =Ho −L・cosθ ・・・・・・・・・・・・・(2) L:スラントレンジ,λ:波長,dx :水平方向距離、
y :垂直方向距離 そして、図4から示すように、データ取得時のセンサ位
置や軌道に関する情報から観測地域を求め、適切な地球
の回転楕円体モデルを設定する。その楕円体モデルの表
面とセンサ位置との距離から位相差を算出し、実際のS
ARデータから求めた位相差との差をとることで位相差
φが算出できる。さらに(1)式を用いて位相差φから
θを求め、(2)式に代入することで標高Ht が算出さ
れる。なお、干渉型SARが成立するためには、2つの
画像がコヒーレントである必要があり、下記(3)式の
条件を満たす必要がある。 DS ≦(1/2)λL/Res ・・・・・・・・・・・・・(3) DS :アンテナ間距離,λ:送信信号の波長,L:スラ
ントレンジ距離,Res : 地上分解能
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明の干渉型合成
開口レーダ装置によれば、人工衛星等を移動プラットフ
ォームとする合成開口レーダ装置において、同一シーン
に対するSAR画像を同時に取得し、2つの画像を干渉
させることで高分解能な3次元画像をリアルタイムで取
得するようにしたので、資源探査等に対する有益性を格
段に向上できる効果がある。なた、その高分解能は他の
センサに比べて格段に優れているという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による干渉型合成開口レーダ装置の一実
施例を示すブロック図である。
【図2】干渉型合成開口レーダ装置の概念を示す説明図
である。
【図3】アンテナの実装例を示す説明図である。
【図4】地形情報抽出の概念を示す説明図である。
【図5】従来の合成開口レーダ装置の概略例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1,2 アンテナ部 3 オフナディア角切替部 4,5 送受信部 6,7 信号処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星等の飛翔体に搭載される合成開
    口レーダ装置において、地上に電波を放射し,また地上
    からの反射波を受信する2つのアンテナ部と、この2つ
    のアンテナ部のオフナディア角を切替えるオフナディア
    角切替部と、2つのアンテナに同時に送信波を出力しか
    つ同時に受信波を入力する送受信部と、この送受信部か
    らの受信出力信号を信号処理する信号処理部とを備え、
    3次元画像を一度の観測で取得するようにしたことを特
    徴とする干渉型合成開口レーダ装置。
JP4119612A 1992-04-14 1992-04-14 干渉型合成開口レーダ装置 Pending JPH05288843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4119612A JPH05288843A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 干渉型合成開口レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4119612A JPH05288843A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 干渉型合成開口レーダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05288843A true JPH05288843A (ja) 1993-11-05

Family

ID=14765731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4119612A Pending JPH05288843A (ja) 1992-04-14 1992-04-14 干渉型合成開口レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05288843A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09159756A (ja) * 1995-12-12 1997-06-20 Mitsubishi Electric Corp 干渉型高分解能レーダ装置及び高分解能レーダ装置を用いた地形高さ測定方法
JP2002535662A (ja) * 1999-01-21 2002-10-22 アストリウム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 干渉型レーダー測定方法
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JP2008216132A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Mitsubishi Electric Corp 画像レーダ信号処理装置
JP2016130726A (ja) * 2015-01-12 2016-07-21 三菱電機株式会社 3次元(3d)シーン画像を生成するシステム及び方法

Citations (2)

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JPH01132983A (ja) * 1987-11-18 1989-05-25 Nec Corp 合成開口レーダ装置

Patent Citations (2)

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