JPH05288015A - ローラタペット - Google Patents
ローラタペットInfo
- Publication number
- JPH05288015A JPH05288015A JP9092692A JP9092692A JPH05288015A JP H05288015 A JPH05288015 A JP H05288015A JP 9092692 A JP9092692 A JP 9092692A JP 9092692 A JP9092692 A JP 9092692A JP H05288015 A JPH05288015 A JP H05288015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- tappet
- roller
- yoke member
- case member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000010273 cold forging Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003801 milling Methods 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000007514 turning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 自動車エンジン等の頭弁式開閉機構に用いら
れるローラタペットの製作において、機械加工工程を少
なくし得る構成とすることにより、製造コストの低減を
図ることである。 【構成】 タペットケース11をカップ形のケース部材
12と、ローラ20を支持するヨーク部材13の2部材
により構成し、上記2部材の内少なくとも一方を、金属
板の絞り加工により形成し、ケース部材12の下面にヨ
ーク部材13の上端をスポット溶接等により結合一体化
した構成とした。
れるローラタペットの製作において、機械加工工程を少
なくし得る構成とすることにより、製造コストの低減を
図ることである。 【構成】 タペットケース11をカップ形のケース部材
12と、ローラ20を支持するヨーク部材13の2部材
により構成し、上記2部材の内少なくとも一方を、金属
板の絞り加工により形成し、ケース部材12の下面にヨ
ーク部材13の上端をスポット溶接等により結合一体化
した構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車エンジン等の
頭弁式弁開閉機構に用いられるローラタペットに関する
ものである。
頭弁式弁開閉機構に用いられるローラタペットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃費向上のための一つの手段と
して、頭弁式弁開閉機構のタペット部分の転がり化がす
すみ、ローラタペットが普及している。
して、頭弁式弁開閉機構のタペット部分の転がり化がす
すみ、ローラタペットが普及している。
【0003】従来のローラタペットは、図5に示すよう
に、タペットケース1と、ローラ2とから構成され、タ
ペットケース1の上端にタペットロッド挿入穴3が形成
される。またタペットケース1の下端部にローラ取付け
溝4が形成され、その溝4の両側壁に挿通固定した軸5
により該溝4に嵌めたローラ2を回転自在に支持してい
る。
に、タペットケース1と、ローラ2とから構成され、タ
ペットケース1の上端にタペットロッド挿入穴3が形成
される。またタペットケース1の下端部にローラ取付け
溝4が形成され、その溝4の両側壁に挿通固定した軸5
により該溝4に嵌めたローラ2を回転自在に支持してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のタペットケース
1は、冷間鍛造により素材を作り、これに旋削加工、フ
ライス加工、研磨等の機械加工を加えて製作されるもの
であったため、加工工数が多くなり、コスト高になると
いう問題があった。
1は、冷間鍛造により素材を作り、これに旋削加工、フ
ライス加工、研磨等の機械加工を加えて製作されるもの
であったため、加工工数が多くなり、コスト高になると
いう問題があった。
【0005】そこで、この発明は機械加工工程を減らす
ことにより、ローラタペットのコストの低減を図ること
を課題とする。
ことにより、ローラタペットのコストの低減を図ること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明は、プッシュロッドの下端を受入れて支
持するタペットケースと、そのタペットケースの下端に
取付けられたローラとからなるローラタペットにおい
て、上記タペットケースをカップ形のケース部材と、上
記ローラを支持するヨーク部材とにより構成し、上記2
部材の内、少なくとも一方を金属板の絞り加工により形
成し、ケース部材の下面にヨーク部材の上端を結合する
ことにより両部材を一体化した構成としたものである。
めに、この発明は、プッシュロッドの下端を受入れて支
持するタペットケースと、そのタペットケースの下端に
取付けられたローラとからなるローラタペットにおい
て、上記タペットケースをカップ形のケース部材と、上
記ローラを支持するヨーク部材とにより構成し、上記2
部材の内、少なくとも一方を金属板の絞り加工により形
成し、ケース部材の下面にヨーク部材の上端を結合する
ことにより両部材を一体化した構成としたものである。
【0007】
【作用】上記構成のローラタペットは、ケース部材の上
端開口部にプッシュロッドを挿入すると共に、ローラを
カム軸上のカムに接触させることにより、カムの回転動
作をプッシュロッドを介してロッカアームに伝達する。
端開口部にプッシュロッドを挿入すると共に、ローラを
カム軸上のカムに接触させることにより、カムの回転動
作をプッシュロッドを介してロッカアームに伝達する。
【0008】
【実施例】図1及び図2に示す第1実施例のローラタペ
ットは、タペットケース11をカップ形のケース部材1
2とヨーク部材13の2部材により構成している。ケー
ス部材12は金属板の絞り加工により、上端に開口部1
4を有するカップ形に形成されたものであり、内部底面
にプッシュロッドの下端を受入れる凹所16が形成され
る。
ットは、タペットケース11をカップ形のケース部材1
2とヨーク部材13の2部材により構成している。ケー
ス部材12は金属板の絞り加工により、上端に開口部1
4を有するカップ形に形成されたものであり、内部底面
にプッシュロッドの下端を受入れる凹所16が形成され
る。
【0009】ヨーク部材13は、両側壁17、17とそ
の上端間にわたる上壁18からなる門形のものであり、
これも金属板の絞り加工により形成される。上記ヨーク
部材13の上壁18には、前記ケース部材12の凹所1
6の下面形状に合致する浅い凹所19が形成される。ま
た両側壁17、17の中央部分は、横断面が円弧状の壁
面になっており、これにより所要の強度を付与してい
る。
の上端間にわたる上壁18からなる門形のものであり、
これも金属板の絞り加工により形成される。上記ヨーク
部材13の上壁18には、前記ケース部材12の凹所1
6の下面形状に合致する浅い凹所19が形成される。ま
た両側壁17、17の中央部分は、横断面が円弧状の壁
面になっており、これにより所要の強度を付与してい
る。
【0010】上記ヨーク部材13の両側壁17、17の
間にはローラ20が挿入され、そのローラ20は、両側
壁17、17に貫通固定した軸21により軸受22を介
して回転自在に支持される。
間にはローラ20が挿入され、そのローラ20は、両側
壁17、17に貫通固定した軸21により軸受22を介
して回転自在に支持される。
【0011】上記のケース部材12と、ヨーク部材13
は、ケース部材12の下面にヨーク部材13の上壁18
を重ねてスポット溶接することにより一体化される。
は、ケース部材12の下面にヨーク部材13の上壁18
を重ねてスポット溶接することにより一体化される。
【0012】なお、ケース部材12とヨーク部材13の
いずれか一方の部材を削り出し又はダイキャストにより
形成してもよい。
いずれか一方の部材を削り出し又はダイキャストにより
形成してもよい。
【0013】図3に示した第2実施例の場合は、ヨーク
部材13の上壁18に開口23が設けられ、その開口2
3にケース部材12の凹所16の底面を嵌合するように
なっている。このような開口23を設けると、図1のよ
うに上壁18に浅い凹所19を設けたものに比べ、ヨー
ク部材13の下面と一層合わせやすくなる。第2実施例
のその他の構成は第1実施例の場合と同じである。
部材13の上壁18に開口23が設けられ、その開口2
3にケース部材12の凹所16の底面を嵌合するように
なっている。このような開口23を設けると、図1のよ
うに上壁18に浅い凹所19を設けたものに比べ、ヨー
ク部材13の下面と一層合わせやすくなる。第2実施例
のその他の構成は第1実施例の場合と同じである。
【0014】図4に示した第3実施例は、ケース部材1
2の底面及びヨーク部材13の上壁18にそれぞれリベ
ット穴24、24’を設け、そのリベット穴24、2
4’に通したリベット25を加締めることにより、ケー
ス部材12とヨーク部材13との一体化を図ったもので
ある。この場合、リベット25の頭部上面に凹所26を
設け、その凹所26によりプッシュロッドの下端を支持
する。その他の構成は第1実施例と同様である。
2の底面及びヨーク部材13の上壁18にそれぞれリベ
ット穴24、24’を設け、そのリベット穴24、2
4’に通したリベット25を加締めることにより、ケー
ス部材12とヨーク部材13との一体化を図ったもので
ある。この場合、リベット25の頭部上面に凹所26を
設け、その凹所26によりプッシュロッドの下端を支持
する。その他の構成は第1実施例と同様である。
【0015】各実施例のローラタペットは以上のごとき
構成であり、いずれの場合もケース部材12の開口部1
4に挿入したプッシュロッドの下端を凹所19又は26
において支持せしめ、ローラ20をカムに接触させるこ
とにより、そのカムの作動をプッシュロッドを介してロ
ッカアームに伝達する。
構成であり、いずれの場合もケース部材12の開口部1
4に挿入したプッシュロッドの下端を凹所19又は26
において支持せしめ、ローラ20をカムに接触させるこ
とにより、そのカムの作動をプッシュロッドを介してロ
ッカアームに伝達する。
【0016】なお、上述のタペットケース11に作用す
る荷重は、圧縮方向の荷重のみであるので、これを2部
材で構成しても機能上の問題は生じない。
る荷重は、圧縮方向の荷重のみであるので、これを2部
材で構成しても機能上の問題は生じない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明はタペットケー
スをケース部材とヨーク部材の2部材により構成したの
で、各部材を絞り加工により製作することが容易にでき
るようになった。その結果、機械加工工程が少なくなる
ので、ローラタペットの製造コストの低減を図ることが
できる効果がある。
スをケース部材とヨーク部材の2部材により構成したの
で、各部材を絞り加工により製作することが容易にでき
るようになった。その結果、機械加工工程が少なくなる
ので、ローラタペットの製造コストの低減を図ることが
できる効果がある。
【図1】第1実施例の断面図
【図2】同上の分解斜視図
【図3】第2実施例の断面図
【図4】第3実施例の断面図
【図5】従来例の断面図
11 タペットケース 12 ケース部材 13 ヨーク部材 14 開口部 16 凹所 17 側壁 18 上壁 19 凹所 20 ローラ 21 軸 22 軸受 23 開口 24、24’ リベット穴 25 リベット 26 凹所
Claims (1)
- 【請求項1】 プッシュロッドの下端を受入れて支持す
るタペットケースと、そのタペットケースの下端に取付
けられたローラとからなるローラタペットにおいて、上
記タペットケースをカップ形のケース部材と、上記ロー
ラを支持するヨーク部材とにより構成し、上記2部材の
内、少なくとも一方を金属板の絞り加工により形成し、
ケース部材の下面にヨーク部材の上端を結合することに
より両部材を一体化したことを特徴とするローラタペッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09092692A JP3302395B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ローラタペット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09092692A JP3302395B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ローラタペット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05288015A true JPH05288015A (ja) | 1993-11-02 |
JP3302395B2 JP3302395B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=14012042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09092692A Expired - Fee Related JP3302395B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ローラタペット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3302395B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008208713A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Toyota Motor Corp | 燃料噴出ポンプ |
WO2015194289A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 株式会社オティックス | ローラリフタ |
CN105781838A (zh) * | 2015-01-09 | 2016-07-20 | 欧德克斯有限公司 | 滚子挺杆 |
EP3173591A1 (en) * | 2015-11-24 | 2017-05-31 | Aktiebolaget SKF | Cam follower roller device with spacer |
DE102020133082A1 (de) | 2020-12-11 | 2022-06-15 | Audi Aktiengesellschaft | Hubkolbenpumpe mit einem Pumpkolben für eine Antriebseinrichtung sowie entsprechende Antriebseinrichtung |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP09092692A patent/JP3302395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008208713A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Toyota Motor Corp | 燃料噴出ポンプ |
WO2015194289A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | 株式会社オティックス | ローラリフタ |
CN106471222A (zh) * | 2014-06-20 | 2017-03-01 | 欧德克斯有限公司 | 滚子挺杆 |
JPWO2015194289A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2017-05-18 | 株式会社オティックス | ローラリフタ |
US10047641B2 (en) | 2014-06-20 | 2018-08-14 | Otics Corporation | Roller lifter |
CN105781838A (zh) * | 2015-01-09 | 2016-07-20 | 欧德克斯有限公司 | 滚子挺杆 |
EP3173591A1 (en) * | 2015-11-24 | 2017-05-31 | Aktiebolaget SKF | Cam follower roller device with spacer |
CN106884751A (zh) * | 2015-11-24 | 2017-06-23 | 斯凯孚公司 | 具有间隔件的凸轮从动辊装置 |
US10024201B2 (en) | 2015-11-24 | 2018-07-17 | Aktiebolaget Skf | Cam follower roller device with spacer |
CN106884751B (zh) * | 2015-11-24 | 2020-09-18 | 斯凯孚公司 | 具有间隔件的凸轮从动辊装置 |
DE102020133082A1 (de) | 2020-12-11 | 2022-06-15 | Audi Aktiengesellschaft | Hubkolbenpumpe mit einem Pumpkolben für eine Antriebseinrichtung sowie entsprechende Antriebseinrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3302395B2 (ja) | 2002-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5678305A (en) | Method for manufacturing a rocker arm with a roller | |
US5642693A (en) | Rocker arm and method of manufacturing same | |
US6334416B2 (en) | Sheet metal rocker arm, manufacturing method thereof, cam follower with said rocker arm, and assembling method thereof | |
US5720245A (en) | Finger follower arm | |
JP2633729B2 (ja) | ロッカーアーム組立体 | |
US5553512A (en) | Roller tappet having yoke member with flat top plate | |
JP3306478B2 (ja) | プレス製ロッカアーム | |
KR100653656B1 (ko) | 로커 아암 및 로커 아암 본체의 제조 방법 | |
KR0178814B1 (ko) | 로커암 | |
JPH05288015A (ja) | ローラタペット | |
EP0849436B1 (en) | Finger follower arm | |
JPH05272310A (ja) | ローラロッカーアームとその製造方法 | |
JP3362139B2 (ja) | ロッカアーム | |
EP1157193B1 (en) | Roller finger follower | |
JP2805409B2 (ja) | 板金ローラロッカアームとその製造方法 | |
JP2001047179A (ja) | 板金製ロッカーアームの製造方法 | |
EP1744021A2 (en) | Stamped two-step rocker arm component | |
JP3990244B2 (ja) | ロッカアーム | |
JP2001065313A (ja) | ロッカーアーム及びその製造方法 | |
JP2001065315A (ja) | 板金製ロッカーアーム | |
JP2000240409A (ja) | ロッカーアーム本体 | |
JP2000240410A (ja) | プレス成形品を用いるロッカーアーム本体 | |
JPH07259512A (ja) | ロッカアーム | |
JP2000120411A (ja) | 板金製ロッカ―ア―ム及びその製造方法 | |
JP2001280106A (ja) | 板金製ロッカーアーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |