JPH05286829A - 毛髪処理剤組成物 - Google Patents
毛髪処理剤組成物Info
- Publication number
- JPH05286829A JPH05286829A JP9072192A JP9072192A JPH05286829A JP H05286829 A JPH05286829 A JP H05286829A JP 9072192 A JP9072192 A JP 9072192A JP 9072192 A JP9072192 A JP 9072192A JP H05286829 A JPH05286829 A JP H05286829A
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- JP
- Japan
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- hair
- agent
- treatment composition
- hair treatment
- acid
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 還元剤(A)及びベンゾフェノンスルホン酸
類(B)を含有する毛髪処理剤組成物。 【効果】 本発明の毛髪処理剤組成物によれば、短時間
の処理で毛髪に充分なはり/こしを付与することがで
き、且つその効果が長時間持続する。
類(B)を含有する毛髪処理剤組成物。 【効果】 本発明の毛髪処理剤組成物によれば、短時間
の処理で毛髪に充分なはり/こしを付与することがで
き、且つその効果が長時間持続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪にはり/こしを付与
する毛髪処理剤組成物に関する。
する毛髪処理剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】毛髪に
関する悩みの中には、髪にはり/こしがない、ボリュー
ムがないといった毛髪の低弾性に関するものが少なくな
い。これらの悩みを持った人々の欲求を満たすため、従
来より、はり/こし付与剤やコンディショニング剤を配
合した毛髪処理剤が数多く使用されている。しかし、こ
れらの大部分は毛髪表面への剤の吸着などにより効果が
発現されるものであって、洗髪時に落とされてしまうた
め、常時処理を行わねばならず、その手間ははなはだわ
ずらわしいものであった。また、毛髪内部に浸透させて
効果を発現させようとする試みがなされているが毛髪へ
の浸透性が悪く、処理に長時間を要すると共に、効果も
充分でなかった。
関する悩みの中には、髪にはり/こしがない、ボリュー
ムがないといった毛髪の低弾性に関するものが少なくな
い。これらの悩みを持った人々の欲求を満たすため、従
来より、はり/こし付与剤やコンディショニング剤を配
合した毛髪処理剤が数多く使用されている。しかし、こ
れらの大部分は毛髪表面への剤の吸着などにより効果が
発現されるものであって、洗髪時に落とされてしまうた
め、常時処理を行わねばならず、その手間ははなはだわ
ずらわしいものであった。また、毛髪内部に浸透させて
効果を発現させようとする試みがなされているが毛髪へ
の浸透性が悪く、処理に長時間を要すると共に、効果も
充分でなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者は鋭意研究を行った結果、還元剤とベンゾ
フェノンスルホン酸類による処理を組合せて行えば、短
時間の処理で毛髪の弾性を改善し、毛髪にはり/こしを
与えることができ、しかもこの弾性は長期間保持される
ことを見出し、本発明を完成した。
て、本発明者は鋭意研究を行った結果、還元剤とベンゾ
フェノンスルホン酸類による処理を組合せて行えば、短
時間の処理で毛髪の弾性を改善し、毛髪にはり/こしを
与えることができ、しかもこの弾性は長期間保持される
ことを見出し、本発明を完成した。
【0004】従って、本発明は、次の成分(A)及び
(B) (A)還元剤 (B)ベンゾフェノンスルホン酸類 を含有する毛髪処理剤組成物を提供するものである。
(B) (A)還元剤 (B)ベンゾフェノンスルホン酸類 を含有する毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0005】本発明の毛髪処理剤組成物において、還元
剤(A)は、毛髪中のシスチンを切断し、毛髪を膨潤さ
せて、ベンゾフェノンスルホン酸類が迅速に毛髪中に浸
透する作用をするものである。このような還元剤(A)
としては、チオグリコール酸及びその塩類(塩類として
好ましいものはアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウ
ム塩等のアルカリ金属塩及びカルシウム塩等のアルカリ
土類金属塩)、システイン及びその塩類(塩類として好
ましいものは塩酸塩)、N−アセチル−L−システイン
及びその塩類(塩類として好ましいものは塩酸塩)、亜
硫酸塩及び亜硫酸水素塩(塩類として好ましいものはア
ンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩及びカルシウム塩等のアルカリ土類金属塩)等が
挙げられる。このうち、特に、チオグリコール酸、チオ
グリコール酸アンモニウム、N−アセチル−L−システ
イン、亜硫酸水素ナトリウムが好ましい。
剤(A)は、毛髪中のシスチンを切断し、毛髪を膨潤さ
せて、ベンゾフェノンスルホン酸類が迅速に毛髪中に浸
透する作用をするものである。このような還元剤(A)
としては、チオグリコール酸及びその塩類(塩類として
好ましいものはアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウ
ム塩等のアルカリ金属塩及びカルシウム塩等のアルカリ
土類金属塩)、システイン及びその塩類(塩類として好
ましいものは塩酸塩)、N−アセチル−L−システイン
及びその塩類(塩類として好ましいものは塩酸塩)、亜
硫酸塩及び亜硫酸水素塩(塩類として好ましいものはア
ンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩及びカルシウム塩等のアルカリ土類金属塩)等が
挙げられる。このうち、特に、チオグリコール酸、チオ
グリコール酸アンモニウム、N−アセチル−L−システ
イン、亜硫酸水素ナトリウムが好ましい。
【0006】この還元剤(A)は、ベンゾフェノンスル
ホン酸類(B)と一緒に配合して一つの毛髪処理剤組成
物とすることも、また還元剤(A)を含む第1剤とベン
ゾフェノンスルホン酸類(B)を含む第2剤とに分けて
調製することもできる。
ホン酸類(B)と一緒に配合して一つの毛髪処理剤組成
物とすることも、また還元剤(A)を含む第1剤とベン
ゾフェノンスルホン酸類(B)を含む第2剤とに分けて
調製することもできる。
【0007】還元剤(A)は1種又は2種以上を併用す
ることができ、これらは、上記毛髪処理剤組成物又は第
1剤中に0.1〜10重量%(以下単に%で示す)程度
配合するのが好ましく、1〜7%配合するのが特に好ま
しい。0.1%未満では充分な効果を奏さず、10%を
超えて配合しても、これ以上の効果の向上は認められ
ず、毛髪の損傷を増大させるだけである。また、これら
には、アンモニア水、エタノールアミン、炭酸アンモニ
ウム、炭酸水素アンモニウムなどのアルカリ剤を加えて
還元作用を促進することもできる。
ることができ、これらは、上記毛髪処理剤組成物又は第
1剤中に0.1〜10重量%(以下単に%で示す)程度
配合するのが好ましく、1〜7%配合するのが特に好ま
しい。0.1%未満では充分な効果を奏さず、10%を
超えて配合しても、これ以上の効果の向上は認められ
ず、毛髪の損傷を増大させるだけである。また、これら
には、アンモニア水、エタノールアミン、炭酸アンモニ
ウム、炭酸水素アンモニウムなどのアルカリ剤を加えて
還元作用を促進することもできる。
【0008】本発明において、ベンゾフェノンスルホン
酸類(B)としては、例えば次の一般式(1)で表わさ
れるものが挙げられる。
酸類(B)としては、例えば次の一般式(1)で表わさ
れるものが挙げられる。
【0009】
【化1】
【0010】〔式中、A1 〜A10の1つ以上はスルホン
酸基又はその塩を示し、他は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、カルボキシル基、低級アルキル基、低級アルケ
ニル基、低級アルコキシ基又はアシル基を示す〕
酸基又はその塩を示し、他は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、カルボキシル基、低級アルキル基、低級アルケ
ニル基、低級アルコキシ基又はアシル基を示す〕
【0011】このベンゾフェノンスルホン酸類(B)の
具体例としては、オキシベンゾンスルホン酸、ジヒドロ
キシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、o−クロ
ロベンゾフェノンスルホン酸、p−クロロベンゾフェノ
ンスルホン酸、4,4′−ジクロロベンゾフェノンスル
ホン酸、2,4′−ジクロロベンゾフェノンスルホン
酸、2,4−ジクロロベンゾフェノンスルホン酸、2−
ヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸、4−ヒドロキシ
ベンゾフェノンスルホン酸、2−アミノベンゾフェノン
スルホン酸、4−アミノベンゾフェノンスルホン酸、2
−メチルベンゾフェノンスルホン酸、4−メトキシベン
ゾフェノンスルホン酸、4,4′−ジメチルベンゾフェ
ノンスルホン酸、4,4′−ジメトキシベンゾフェノン
スルホン酸、4−クロロ−4′−ヒドロキシベンゾフェ
ノンスルホン酸及びこれらのナトリウム塩、カリウム
塩、リチウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、有機
4級アンモニウム塩等が挙げられ、これらの中でも特に
オキシベンゾンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベ
ンゾフェノンジスルホン酸及びそれらの塩類が好まし
い。
具体例としては、オキシベンゾンスルホン酸、ジヒドロ
キシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、o−クロ
ロベンゾフェノンスルホン酸、p−クロロベンゾフェノ
ンスルホン酸、4,4′−ジクロロベンゾフェノンスル
ホン酸、2,4′−ジクロロベンゾフェノンスルホン
酸、2,4−ジクロロベンゾフェノンスルホン酸、2−
ヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸、4−ヒドロキシ
ベンゾフェノンスルホン酸、2−アミノベンゾフェノン
スルホン酸、4−アミノベンゾフェノンスルホン酸、2
−メチルベンゾフェノンスルホン酸、4−メトキシベン
ゾフェノンスルホン酸、4,4′−ジメチルベンゾフェ
ノンスルホン酸、4,4′−ジメトキシベンゾフェノン
スルホン酸、4−クロロ−4′−ヒドロキシベンゾフェ
ノンスルホン酸及びこれらのナトリウム塩、カリウム
塩、リチウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、有機
4級アンモニウム塩等が挙げられ、これらの中でも特に
オキシベンゾンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベ
ンゾフェノンジスルホン酸及びそれらの塩類が好まし
い。
【0012】ベンゾフェノンスルホン酸類(B)は、1
種又は2種以上を併用することができ、これらの上記毛
髪処理剤組成物及び第2剤への配合量は、0.1〜10
%、特に1〜5%が好ましい。0.1%未満では毛髪処
理の効果が充分でなく、10%を超えてもその増加分に
見合うだけの効果の向上が得られない。
種又は2種以上を併用することができ、これらの上記毛
髪処理剤組成物及び第2剤への配合量は、0.1〜10
%、特に1〜5%が好ましい。0.1%未満では毛髪処
理の効果が充分でなく、10%を超えてもその増加分に
見合うだけの効果の向上が得られない。
【0013】本発明の毛髪処理剤組成物及び第2剤に
は、ベンゾフェノンスルホン酸類(B)の溶解性を向上
させ、毛髪への浸透性を促進させるために有機溶剤を含
有させることができる。
は、ベンゾフェノンスルホン酸類(B)の溶解性を向上
させ、毛髪への浸透性を促進させるために有機溶剤を含
有させることができる。
【0014】有機溶剤としては、次式(2)で表わされ
る化合物、次式(3)で表わされるN−アルキルピロリ
ドン又は炭素数1〜4のアルキレンカーボネートが挙げ
られる。
る化合物、次式(3)で表わされるN−アルキルピロリ
ドン又は炭素数1〜4のアルキレンカーボネートが挙げ
られる。
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】
【0017】これらの有機溶剤の具体例としては、例え
ばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチ
ルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベ
ンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジ
ロキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビ
トール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、N−
メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウ
リルピロリドン等が挙げられる。
ばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチ
ルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベ
ンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジ
ロキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビ
トール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、N−
メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウ
リルピロリドン等が挙げられる。
【0018】斯かる有機溶剤の配合量は0.5〜50
%、特に2〜30%が好ましい。0.5未満では充分な
効果を奏さず、50%を超えて配合しても、効果の向上
は認められない。また、水と有機溶媒との混合割合は、
溶剤の水溶性にもよるが、溶剤:水=20:80〜5
0:50が好ましい。
%、特に2〜30%が好ましい。0.5未満では充分な
効果を奏さず、50%を超えて配合しても、効果の向上
は認められない。また、水と有機溶媒との混合割合は、
溶剤の水溶性にもよるが、溶剤:水=20:80〜5
0:50が好ましい。
【0019】さらに本発明の毛髪処理剤組成物には、本
発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、ヒドロ
キシエチルセルロース等の増粘剤、界面活性剤、香料、
パール化剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤
等を配合してもよい。また、毛髪や皮膚の感触を向上さ
せるために、カチオン化セルロースなどのカチオン性ポ
リマーや、ジメチルポリシロキサンやアミノ変性シリコ
ーンなどのシリコーン誘導体などを配合することもでき
る。
発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、ヒドロ
キシエチルセルロース等の増粘剤、界面活性剤、香料、
パール化剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤
等を配合してもよい。また、毛髪や皮膚の感触を向上さ
せるために、カチオン化セルロースなどのカチオン性ポ
リマーや、ジメチルポリシロキサンやアミノ変性シリコ
ーンなどのシリコーン誘導体などを配合することもでき
る。
【0020】本発明の毛髪処理剤組成物を用いる毛髪処
理は次のようにして行われる。すなわち、還元剤(A)
及びベンゾフェノンスルホン酸類(B)を含有する毛髪
処理剤組成物を毛髪に塗布し、一定時間好ましくは5〜
30分間放置後、洗い流す方法によって行われる。塗布
する毛髪はドライの状態でも、洗髪後の湿った状態でも
よい。放置している間は、適当な温度まで好ましくは3
0〜50℃まで加温してもよい。また、他の方法は、毛
髪を、還元剤(A)を含む第1剤で処理し、次いでベン
ゾフェノンスルホン酸類(B)を含む第2剤で処理する
ことによって行われる。この方法において、第1剤によ
る毛髪の還元処理後すぐに第2剤を塗布しても良いし、
またすすいで還元剤を洗い流した後、第2剤を塗布して
も良い。第1剤及び第2剤による処理も、それぞれの処
理後一定時間(好ましくは5〜30分間)、適当な温度
まで(好ましくは30〜50℃まで)加温しても良い。
理は次のようにして行われる。すなわち、還元剤(A)
及びベンゾフェノンスルホン酸類(B)を含有する毛髪
処理剤組成物を毛髪に塗布し、一定時間好ましくは5〜
30分間放置後、洗い流す方法によって行われる。塗布
する毛髪はドライの状態でも、洗髪後の湿った状態でも
よい。放置している間は、適当な温度まで好ましくは3
0〜50℃まで加温してもよい。また、他の方法は、毛
髪を、還元剤(A)を含む第1剤で処理し、次いでベン
ゾフェノンスルホン酸類(B)を含む第2剤で処理する
ことによって行われる。この方法において、第1剤によ
る毛髪の還元処理後すぐに第2剤を塗布しても良いし、
またすすいで還元剤を洗い流した後、第2剤を塗布して
も良い。第1剤及び第2剤による処理も、それぞれの処
理後一定時間(好ましくは5〜30分間)、適当な温度
まで(好ましくは30〜50℃まで)加温しても良い。
【0021】以上の如くして処理した毛髪は、過酸化水
素、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム等の過酸化
物、臭素酸、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム等臭素
酸塩等の酸化剤(好ましくは過酸化水素、臭素酸及び臭
素酸ナトリウム)を含む組成物で処理し、還元剤によっ
て切断したシスチン結合を再結合させるのが好ましい。
素、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム等の過酸化
物、臭素酸、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム等臭素
酸塩等の酸化剤(好ましくは過酸化水素、臭素酸及び臭
素酸ナトリウム)を含む組成物で処理し、還元剤によっ
て切断したシスチン結合を再結合させるのが好ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤組成物によれば、短
時間の処理で毛髪に充分なはり/こしを付与することが
でき、且つその効果が長時間持続する。
時間の処理で毛髪に充分なはり/こしを付与することが
でき、且つその効果が長時間持続する。
【0023】
【実施例】次に実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。 実施例1〜2及び比較例1〜2 表1の組成の毛髪処理剤組成物で、毛髪を40℃にて3
0分間処理した。続いて8%の臭素酸ナトリウム水溶液
で毛髪を酸化処理し、水で洗い流し、ヘアドライヤーで
乾燥させ、比較試験を行った。 (1)使用した毛髪 今までにコールドパーマやブリーチ等の美容処理を行っ
ていない日本人女性の毛髪 (2)評価方法 10gの毛髪の束を作り、その半分に毛髪処理を施し
た。専門パネラー5名で、毛髪のはり/こしについての
一対比較試験を行った。評価基準は次のとおりとした。 ◎:処理毛の方が非常にはり/こしを感じる ○:処理毛の方がはり/こしを感じる △:未処理毛と同程度である ×:未処理毛よりはり/こしがない さらにこの毛束を市販のシャンプーで4回洗浄、乾燥を
繰り返した後、上記と同様にはり/こしについて評価し
た。 (3)結果 表1のとおりである。
れらの実施例に限定されるものではない。 実施例1〜2及び比較例1〜2 表1の組成の毛髪処理剤組成物で、毛髪を40℃にて3
0分間処理した。続いて8%の臭素酸ナトリウム水溶液
で毛髪を酸化処理し、水で洗い流し、ヘアドライヤーで
乾燥させ、比較試験を行った。 (1)使用した毛髪 今までにコールドパーマやブリーチ等の美容処理を行っ
ていない日本人女性の毛髪 (2)評価方法 10gの毛髪の束を作り、その半分に毛髪処理を施し
た。専門パネラー5名で、毛髪のはり/こしについての
一対比較試験を行った。評価基準は次のとおりとした。 ◎:処理毛の方が非常にはり/こしを感じる ○:処理毛の方がはり/こしを感じる △:未処理毛と同程度である ×:未処理毛よりはり/こしがない さらにこの毛束を市販のシャンプーで4回洗浄、乾燥を
繰り返した後、上記と同様にはり/こしについて評価し
た。 (3)結果 表1のとおりである。
【0024】
【表1】
【0025】実施例3〜5及び比較例3 先ず、第1剤(チオグリコール酸アンモニウム6.0
%、炭酸水素アンモニウム3.0%、pH調整用アンモニ
ア水 pH=8.5)で処理し(30℃、10分間)、水
洗した後、表2に示す組成の第2剤で処理した(40
℃、30分間)。続いて8%の臭素酸水溶液で毛髪酸化
処理を行い、水で洗い流し、ヘアドライヤーで乾燥さ
せ、比較試験を行った。その結果は表2のとおりであ
る。
%、炭酸水素アンモニウム3.0%、pH調整用アンモニ
ア水 pH=8.5)で処理し(30℃、10分間)、水
洗した後、表2に示す組成の第2剤で処理した(40
℃、30分間)。続いて8%の臭素酸水溶液で毛髪酸化
処理を行い、水で洗い流し、ヘアドライヤーで乾燥さ
せ、比較試験を行った。その結果は表2のとおりであ
る。
【0026】
【表2】
【0027】実施例6 下記の組成の毛髪処理剤組成物を調製し、実施例1〜2
と同様に試験した。 (組成) % (1)N−アセチル−L−システイン 1.5 (2)オキシベンゾンスルホン酸ナトリウム 3.0 (3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 (4)セタノール 0.2 (5)プロピレングリコール 3.0 (6)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (7)香料 0.1 (8)水酸化ナトリウム 適量* (9)水 バランス *:pH=7となる量 未処理毛に比べ、充分なはり/こしが得られた。この効
果は、シャンプー4回を繰り返した後も認められた。
と同様に試験した。 (組成) % (1)N−アセチル−L−システイン 1.5 (2)オキシベンゾンスルホン酸ナトリウム 3.0 (3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 (4)セタノール 0.2 (5)プロピレングリコール 3.0 (6)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (7)香料 0.1 (8)水酸化ナトリウム 適量* (9)水 バランス *:pH=7となる量 未処理毛に比べ、充分なはり/こしが得られた。この効
果は、シャンプー4回を繰り返した後も認められた。
【0028】実施例7 下記の組成の毛髪処理剤組成物で毛髪を処理した(40
℃、30分間)。続いて流水中で5分間洗い流し、ヘア
ドライヤーで乾燥させ、比較試験を行った。 (組成) % (1)亜硫酸水素ナトリウム 4.0 (2)ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン ジスルホン酸二ナトリウム 1.0 (3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 (4)セタノール 0.2 (5)プロピレングリコール 3.0 (6)ヒドロキシエチルセルロース 0.5 (7)香料 0.1 (8)色素 微量 (9)水 バランス (pH=6) 未処理毛に比べ、充分なはり/こしが得られた。この効
果は、シャンプー4回を繰り返した後も認められた。
℃、30分間)。続いて流水中で5分間洗い流し、ヘア
ドライヤーで乾燥させ、比較試験を行った。 (組成) % (1)亜硫酸水素ナトリウム 4.0 (2)ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン ジスルホン酸二ナトリウム 1.0 (3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 (4)セタノール 0.2 (5)プロピレングリコール 3.0 (6)ヒドロキシエチルセルロース 0.5 (7)香料 0.1 (8)色素 微量 (9)水 バランス (pH=6) 未処理毛に比べ、充分なはり/こしが得られた。この効
果は、シャンプー4回を繰り返した後も認められた。
フロントページの続き (72)発明者 松原 美佳子 東京都杉並区西荻北5−23−1 (72)発明者 呉 尚久 東京都江東区東砂3−16−1−307
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) (A)還元剤 (B)ベンゾフェノンスルホン酸類 を含有することを特徴とする毛髪処理剤組成物。
- 【請求項2】 還元剤を含有する第1剤で処理し、次い
でベンゾフェノンスルホン酸類を含有する第2剤で処理
することを特徴とする毛髪処理方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9072192A JPH05286829A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 毛髪処理剤組成物 |
EP92113888A EP0529437B1 (en) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Hair treatment composition |
EP95103655A EP0672405B1 (en) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Hair treatment composition |
AT92113888T ATE140382T1 (de) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Haarpflegemittel |
DE69232205T DE69232205T2 (de) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Haarbehandlungszusammensetzung |
DE69212254T DE69212254T2 (de) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Haarpflegemittel |
US08/864,973 US6217855B1 (en) | 1991-08-14 | 1997-05-29 | Hair treatment composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9072192A JPH05286829A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 毛髪処理剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286829A true JPH05286829A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14006419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9072192A Pending JPH05286829A (ja) | 1991-08-14 | 1992-04-10 | 毛髪処理剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05286829A (ja) |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP9072192A patent/JPH05286829A/ja active Pending
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