JPH05284195A - 過電流保護回路 - Google Patents
過電流保護回路Info
- Publication number
- JPH05284195A JPH05284195A JP4083581A JP8358192A JPH05284195A JP H05284195 A JPH05284195 A JP H05284195A JP 4083581 A JP4083581 A JP 4083581A JP 8358192 A JP8358192 A JP 8358192A JP H05284195 A JPH05284195 A JP H05284195A
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- JP
- Japan
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- overcurrent
- circuit
- current
- fuse
- telephone
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- Pending
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Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電話回線から電話端末機器に流入してくる過
電流を遮断し端末機器の発火等および人体への影響を防
止する。 【構成】 回線(T−R)より、過電流I1が流入して
きた場合、あらかじめ端末機器でR1によって設定され
ている遮断電流IOFFとの関係がI1>IOFFとな
った場合、Q3がONし、A点がLowからHighに
変化する。その検知信号がマイコンに入力され、Hig
hレベルが1sec秒上経過したとき、マイコンよりQ
2ベースに遮断信号(break:Low)を出し、I
1=Oとなり、過電流を遮断することが出来る。
電流を遮断し端末機器の発火等および人体への影響を防
止する。 【構成】 回線(T−R)より、過電流I1が流入して
きた場合、あらかじめ端末機器でR1によって設定され
ている遮断電流IOFFとの関係がI1>IOFFとな
った場合、Q3がONし、A点がLowからHighに
変化する。その検知信号がマイコンに入力され、Hig
hレベルが1sec秒上経過したとき、マイコンよりQ
2ベースに遮断信号(break:Low)を出し、I
1=Oとなり、過電流を遮断することが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般公衆回線網及び構
内交換機等に接続される過電流保護回路に関するもので
ある。
内交換機等に接続される過電流保護回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電話端末機器に対して、回線より流入し
てくる過電流の保護としては、従来、電流ヒューズやP
TCサーミスタを回線に対して直列に挿入して保護する
のが一般的であった。
てくる過電流の保護としては、従来、電流ヒューズやP
TCサーミスタを回線に対して直列に挿入して保護する
のが一般的であった。
【0003】以下に従来の過電流保護回路の構成を図2
及び図3を参照しながら説明する。図2はヒューズを使
用した場合の構成を示す。図2において、1は電話回
線、2は電話回線1から流入してくる過電圧を阻止する
ための過電圧保護素子、3は電話回線1から流入してく
る過電流を素子するための過電流保護素子(ヒュー
ズ)、4は電話回線1に接続される電話端末機器の内部
回路である。
及び図3を参照しながら説明する。図2はヒューズを使
用した場合の構成を示す。図2において、1は電話回
線、2は電話回線1から流入してくる過電圧を阻止する
ための過電圧保護素子、3は電話回線1から流入してく
る過電流を素子するための過電流保護素子(ヒュー
ズ)、4は電話回線1に接続される電話端末機器の内部
回路である。
【0004】図3はPTCサーミスタを使用した場合の
構成を示す。図3において、5は電話回線1から流入し
てくる過電流を阻止するための過電流保護素子(PTC
サーミスタ)である。
構成を示す。図3において、5は電話回線1から流入し
てくる過電流を阻止するための過電流保護素子(PTC
サーミスタ)である。
【0005】以上のように構成された過電流保護回路に
おいて、以下に動作を説明する。図2のようにヒューズ
3を使用した場合、このヒューズ3の定格をIFとする
と、I1>IFの関係が成り立つ時、ヒューズ3が溶断
することにより回路を保護することになる。
おいて、以下に動作を説明する。図2のようにヒューズ
3を使用した場合、このヒューズ3の定格をIFとする
と、I1>IFの関係が成り立つ時、ヒューズ3が溶断
することにより回路を保護することになる。
【0006】また図3の場合は、PTCサーミスタ5の
トリップ電流をITHとすると、I1>ITHの関係が
成り立つ時、PTCサーミスタ5の抵抗値が増大し、回
路に流れ込む電流を抑制することになる。
トリップ電流をITHとすると、I1>ITHの関係が
成り立つ時、PTCサーミスタ5の抵抗値が増大し、回
路に流れ込む電流を抑制することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、電流遮断
素子すなわちヒューズ3およびPTCサーミスタ5を用
いる場合、IF及びITHの選定には、その後段に接続
される回路に過電流を長時間通電を継続させても、部品
の発熱や発火及び、エンクロージャーP板の発熱・発火
・変形等が起こらない電流値に設定することとなる。そ
のため、外来サージや雷サージ電流等によって動作しや
すくなる。つまり、ヒューズの場合は、回路がopen
してしまうため、電話端末機器として使用出来なくな
る。
素子すなわちヒューズ3およびPTCサーミスタ5を用
いる場合、IF及びITHの選定には、その後段に接続
される回路に過電流を長時間通電を継続させても、部品
の発熱や発火及び、エンクロージャーP板の発熱・発火
・変形等が起こらない電流値に設定することとなる。そ
のため、外来サージや雷サージ電流等によって動作しや
すくなる。つまり、ヒューズの場合は、回路がopen
してしまうため、電話端末機器として使用出来なくな
る。
【0008】又、PTCサーミスタ5の場合、トリップ
状態が継続すると、素子本体の温度が高温になるためそ
の発熱により周辺部分への影響が出てくる。又、ヒュー
ズ3及びPTCサーミスタ5についても、コスト的に高
価である。又、PTCサーミスタ5については破壊モー
ドがショートモードになり、本来の機能を果たさないと
いう致命的な要因もあった。
状態が継続すると、素子本体の温度が高温になるためそ
の発熱により周辺部分への影響が出てくる。又、ヒュー
ズ3及びPTCサーミスタ5についても、コスト的に高
価である。又、PTCサーミスタ5については破壊モー
ドがショートモードになり、本来の機能を果たさないと
いう致命的な要因もあった。
【0009】本発明は、上記課題を解決し、過電流に対
して確実に遮断し、サージ等による誤動作もなく、か
つ、自己復帰性をもった過電流保護回路を目的としてい
る。
して確実に遮断し、サージ等による誤動作もなく、か
つ、自己復帰性をもった過電流保護回路を目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、過電流検出回路と、前記過電流検出回路
が出力する過電流信号が所定の時間以上続いた場合に過
電流と判断して電流遮断信号を出力するとともにこの過
電流信号が所定の時間に満たない場合には電流遮断信号
を出力しないように構成された判定手段と、この判定手
段の指示に従って電流を遮断するための遮断回路を設け
た。
成するために、過電流検出回路と、前記過電流検出回路
が出力する過電流信号が所定の時間以上続いた場合に過
電流と判断して電流遮断信号を出力するとともにこの過
電流信号が所定の時間に満たない場合には電流遮断信号
を出力しないように構成された判定手段と、この判定手
段の指示に従って電流を遮断するための遮断回路を設け
た。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、ある任意の設定
値以上の電流を検知回路にて検知し、判定手段はこの検
知回路から送られた検知信号の継続時間の大小によって
判定し、継続時間が大きい場合に過電流と判断し、遮断
信号を遮断回路に送り、過電流を遮断する。
値以上の電流を検知回路にて検知し、判定手段はこの検
知回路から送られた検知信号の継続時間の大小によって
判定し、継続時間が大きい場合に過電流と判断し、遮断
信号を遮断回路に送り、過電流を遮断する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1を参
照しながら説明する。図1において、6は端末機器に流
入し得る電流の可否を制御するトランジスタ(以下Q6
と呼ぶ)、7はマイコン信号(Break)に従ってよ
りトランジスタQ6を制御するためのトランジスタ(以
下Q7と呼ぶ)、8は電話回線1より流入してくる過電
流を検知する過電流検知回路、9は過電流検知回路8の
検出電流を設定する抵抗器(以下R9と呼ぶ)である。
10はフックスイッチ(以下S10と呼ぶ)である。
照しながら説明する。図1において、6は端末機器に流
入し得る電流の可否を制御するトランジスタ(以下Q6
と呼ぶ)、7はマイコン信号(Break)に従ってよ
りトランジスタQ6を制御するためのトランジスタ(以
下Q7と呼ぶ)、8は電話回線1より流入してくる過電
流を検知する過電流検知回路、9は過電流検知回路8の
検出電流を設定する抵抗器(以下R9と呼ぶ)である。
10はフックスイッチ(以下S10と呼ぶ)である。
【0013】以上のように構成された過電流保護回路に
ついて、以下その動作を説明する。電話端末機器がオフ
フックされるとS10が閉じる。S10が閉じるとQ7
のベースがHighに引っぱられるため、Q7がオン
し、それに従ってQ6がオンし、ループ電流I1が図の
様に流れる。
ついて、以下その動作を説明する。電話端末機器がオフ
フックされるとS10が閉じる。S10が閉じるとQ7
のベースがHighに引っぱられるため、Q7がオン
し、それに従ってQ6がオンし、ループ電流I1が図の
様に流れる。
【0014】過電流検知回路8では、R9での電圧降下
を利用してQ11をオンさせ、その検知信号をマイコン
に送る。
を利用してQ11をオンさせ、その検知信号をマイコン
に送る。
【0015】次に過電流検知回路8の動作を詳細に説明
する。遮断電流の設定値をIOFFとする。
する。遮断電流の設定値をIOFFとする。
【0016】I1>IOFFになると、Q11がオンす
るため、A点はLowからHighに変化し、この信号
を検知信号として、マイコンに入力する。
るため、A点はLowからHighに変化し、この信号
を検知信号として、マイコンに入力する。
【0017】マイコンでは過電流とサージ流との判定は
行なわず、単にA点から得た検知信号が所定時間以上H
ighを持続するか否かによって判定を行なう。すなわ
ち、検知信号の継続時間が1秒以上継続した場合に限っ
て、遮断出力(以下Breakという)にLowを出
す。BreakがLowとなり、それに従ってQ2がO
FFとなり、それに従ってQ1がOFFとなり、過電流
I1=Oとなり、セットへの流入電流を遮断する。
行なわず、単にA点から得た検知信号が所定時間以上H
ighを持続するか否かによって判定を行なう。すなわ
ち、検知信号の継続時間が1秒以上継続した場合に限っ
て、遮断出力(以下Breakという)にLowを出
す。BreakがLowとなり、それに従ってQ2がO
FFとなり、それに従ってQ1がOFFとなり、過電流
I1=Oとなり、セットへの流入電流を遮断する。
【0018】もし、検知信号の継続時間が1秒に満たな
かった場合、マイコンはBreakにLowを出すこと
はない。従って、Q2およびQ1はONを保つ事とな
り、セットへの流入電流は持続される。
かった場合、マイコンはBreakにLowを出すこと
はない。従って、Q2およびQ1はONを保つ事とな
り、セットへの流入電流は持続される。
【0019】このように、本発明の実施例によれば次の
ような効果を得る事が出来る。第1に、従来のヒューズ
等の方式に比べコストが紙1/3で済む。
ような効果を得る事が出来る。第1に、従来のヒューズ
等の方式に比べコストが紙1/3で済む。
【0020】第2に、遮断電流IOFFの設定は、IO
FF=0.6/R9の関係があるためにヒューズ等を使
用するのに比べ自由度が大きい。
FF=0.6/R9の関係があるためにヒューズ等を使
用するのに比べ自由度が大きい。
【0021】第3に、ヒューズを使用しないため、過電
流に対して瞬時に遮断はするが、その後自動的に復帰す
ることが出来、ヒューズ等の交換が不要である。
流に対して瞬時に遮断はするが、その後自動的に復帰す
ることが出来、ヒューズ等の交換が不要である。
【0022】第4に、マイコンでの検知時間を1秒以上
とすることにより、非常に短いサージ電流や、ベル残り
等のラッシュ電流等、1秒以内に起こり得る状態をキャ
ンセルし、回線を誤って遮断することがない。
とすることにより、非常に短いサージ電流や、ベル残り
等のラッシュ電流等、1秒以内に起こり得る状態をキャ
ンセルし、回線を誤って遮断することがない。
【0023】第5に、PTCサーミスタのように発熱素
子を含まないため、その周辺部分への影響が全くない。
子を含まないため、その周辺部分への影響が全くない。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、過電流検出回路
が出力する過電流信号が所定の時間以上続いた場合に過
電流と判断して電流遮断信号を出力するとともにこの過
電流信号が所定の時間に満たない場合には電流遮断信号
を出力しないように構成された判定手段と、この判定手
段の指示に従って電流を遮断するための遮断回路を設け
たことにより、電話端末機器の使用状態において、いか
なる異常状態が発生しても、発火・発煙等により使用者
に対する人体への危害がなく、またその状態の継続によ
る端末機器の破壊を未然に防ぐという効果が得られる。
が出力する過電流信号が所定の時間以上続いた場合に過
電流と判断して電流遮断信号を出力するとともにこの過
電流信号が所定の時間に満たない場合には電流遮断信号
を出力しないように構成された判定手段と、この判定手
段の指示に従って電流を遮断するための遮断回路を設け
たことにより、電話端末機器の使用状態において、いか
なる異常状態が発生しても、発火・発煙等により使用者
に対する人体への危害がなく、またその状態の継続によ
る端末機器の破壊を未然に防ぐという効果が得られる。
【図1】本発明の実施例における過電流保護回路の回路
図
図
【図2】従来のヒューズを使用した過電流保護回路の回
路図
路図
【図3】従来のPTCサーミスタを使用した過電流保護
回路の回路図
回路の回路図
6 トランジスタ(Q6) 7 トランジスタ(Q7) 8 過電流検知回路 9 抵抗器(R9) 10 フックスイッチ(S10)
Claims (1)
- 【請求項1】電話端末機器に電話回線より商用電源の混
触等により、異常な過通電流が流入した際、電流ヒュー
ズ等を用いることなく内部の検知回路にてあらかじめ設
定しておいた電流値以上を検知した場合、自動的に電話
端末機器に対する過電流を保護する過電流保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083581A JPH05284195A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 過電流保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083581A JPH05284195A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 過電流保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05284195A true JPH05284195A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13806464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4083581A Pending JPH05284195A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 過電流保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05284195A (ja) |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP4083581A patent/JPH05284195A/ja active Pending
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