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JPH05281152A - 物品検査装置 - Google Patents

物品検査装置

Info

Publication number
JPH05281152A
JPH05281152A JP4074989A JP7498992A JPH05281152A JP H05281152 A JPH05281152 A JP H05281152A JP 4074989 A JP4074989 A JP 4074989A JP 7498992 A JP7498992 A JP 7498992A JP H05281152 A JPH05281152 A JP H05281152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
inspected
image
data
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4074989A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimitaka Kasai
公隆 葛西
Hajime Yamamoto
肇 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otari Inc
Original Assignee
Otari Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otari Inc filed Critical Otari Inc
Priority to JP4074989A priority Critical patent/JPH05281152A/ja
Publication of JPH05281152A publication Critical patent/JPH05281152A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3次元の検査情報を持つ被検査物品の検査を
可能にする。また、被検査物品を複数のレベルに分類す
る。 【構成】 割り箸2のX−Y平面(2次元検査情報)を
撮像するCCDカメラ16と、割り箸2のZ軸14方向
に反っている状態(3次元検査情報)を検出する反り検
出センサ13と、基準データと撮像したデータとによっ
て割り箸2の良否を判別する画像処理手段38と、この
画像処理手段38と反り検出センサ13との結果に基い
て割り箸2の最終良否を決定する決定手段45とで構成
する。また、画像処理手段38は、複数の基準データを
備えており、そのデータによって割り箸2を複数のレベ
ルに分類する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査物品、例えば割
り箸の形状及び汚れ,節,変色等を検査し、良品と不良
品、又は1級,2級,不良品等に判別して分類する物品
検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種物品の外観を検査して良品と不良品
とを判別する装置は、従来から様々な構成のものが提案
されている。その中の1つに特開平2−291910号
公報に開示されているものがある。これはカメラで先ず
見本品(基準品)を撮像し、撮像した画像を背景と物品
とに分けることによって2値化し、その画素数を計数す
る。そして、次にカメラで被検査物品を撮像し、同じよ
うに2値化してその画素数を計数する。このようにして
計数した見本品及び被検査物品の各々の画素数を比較し
て、被検査物品の良品と不良品とを判別する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
物品検査装置では、被検査物品の外観をカメラで撮像し
た2次元の検査情報を基に良否の判別を行っているの
で、例えば割り箸のように検査情報が2次元で見た形状
及び色だけでなく、3次元の検査情報すなわち反ってい
る状態をも検査の対象とする物品に関する検査は行うこ
とができなかったので、精度の高い検査を行うことがで
きなかった。
【0004】また、物品を良否の2種類に分類するだけ
で、例えば1級,2級,3級のように3種類以上の様々
な種類に分類することはできなかったので、細分類が不
可能であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、3次元の検査情
報を取り入れて検査することが可能で、かつ、物品を複
数の種類に分類することが可能な物品検査装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の物品検査装置は、被検査物品のX−Y平面を
撮像する撮像手段と、この撮像手段が撮像した画像を取
り込み数値変換し、このデータと予め設定された基準デ
ータとを比較することによって前記被検査物品の良否を
判別する画像処理手段と、前記被検査物品のZ軸方向の
変化状態を検出する検出手段と、前記画像処理手段によ
る判別結果と前記検出手段による検出結果とによって前
記被検査物品の最終良否を決定する決定手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の物品検査装置は、被検査物
品を撮像する撮像手段と、この撮像手段が撮像した画像
を取り込み数値変換し、このデータと予め設定された複
数の基準データとを比較することによって前記被検査物
品を段階的に判別する画像処理手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0008】さらに、本発明の物品検査装置は、前記各
物品検査装置において前記撮像手段によって撮像した画
像を数値変換するための基準又は前記画像処理手段に予
め設定されている基準データを変更する操作手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0009】さらに、本発明の物品検査装置は、被検査
物品を収納するホッパーと、このホッパーに収納された
前記被検査物品を供給する整列プーリと、コンベア上に
載置され供給された前記被検査物品を搬送する複数のパ
レットと、搬送されてきた前記被検査物品のX−Y平面
を撮像する撮像手段と、この撮像手段が撮像した画像を
取り込み数値変換し、このデータと予め設定された基準
データとを比較することによって前記被検査物品の良否
を判別する画像処理手段と、前記被検査物品のZ軸方向
の変化状態を検出する検出手段と、前記画像処理手段に
よる判別結果と前記検出手段による検出結果とによって
前記被検査物品の最終良否を決定する決定手段と、この
決定手段によって決定された被検査物品を分類する分類
手段と、各動作の操作及び設定を行う操作手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0010】さらに、本発明の物品検査装置は、前記物
品検査装置において、前記分類手段によって分類されな
かった被検査物品を重心の位置の違いによって方向を整
えて収納する元揃え手段を備えたことを特徴とするもの
である。
【0011】さらに、本発明の物品検査装置は、前記物
品検査装置において前記分類手段がエアーによって被検
査物品を射出するエアー射出器であることを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の本発明の物品検査装置は、次の
ように作用する。先ず、いずれが先であっても構わない
が、撮像手段によって被検査物品のX−Y平面を撮像
し、検出手段によって被検査物品のZ軸方向の変化状態
の有無を検出する。画像処理手段は撮像した画像を数値
変換し、このデータと基準データとを比較して被検査物
品の良否を判定する。決定手段は画像処理手段による判
別結果と検出手段による検出結果とによって被検査物品
の最終良否を決定する。
【0013】請求項2記載の本発明の物品検査装置は次
のように作用する。撮像手段によって被検査物品を検査
し、画像処理手段によって前記撮像手段が撮像した画像
を取り込み数値変換し、このデータと予め設定された複
数の基準データとを比較することによって前記被検査物
品を段階的に判別する。
【0014】請求項3記載の本発明の物品検査装置は次
のように作用する。すなわち、請求項1及び2に操作手
段を備えさせることにより、この操作手段は前記撮像手
段によって撮像した画像を数値変換するための基準又は
前記画像処理手段に予め設定されている基準データを変
更する。
【0015】請求項4記載の本発明の物品検査装置は次
のように作用する。先ず、ホッパーは被検査物品を収納
し、整列プーリはその被検査物品を供給し、複数のパレ
ットはこの被検査物品を搬送する。また撮像手段はその
搬送された被検査物品のX−Y平面を撮像し、画像処理
手段はこの撮像された画像を取り込み数値変換して、こ
のデータと予め設定された基準データとを比較すること
により被検査物品の良否を判別する。さらに、検出手段
は被検査物品のZ軸方向の変化状態を検出し、決定手段
は前記画像処理手段による判別結果と前記検出手段によ
る検出結果とによって被検査物品の最終良否を決定す
る。また、分類手段は良否が決定された被検査物品を分
類し、操作手段は各動作の操作及び設定を行う。
【0016】請求項5記載の本発明の物品検査装置は次
のように作用する。すなわち、請求項4に元揃え手段を
備えさせることにより、この元揃え手段は前記分類手段
によって分類されなかった被検査物品を重心の位置の違
いによって方向を整えて収納する。
【0017】請求項6記載の本発明の物品検査装置は次
のように作用する。すなわち、請求項4又は5におい
て、分類手段はエアー射出器から成り、このエアー射出
器はエアーによって被検査物品を射出する。
【0018】
【実施例】以下図面を基にして、本発明の実施例につい
て説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例である物品検査装
置の側面概略図である。図2は図1の上面概略図であ
る。
【0020】ホッパー1は、被検査物品である例えば割
り箸2を横並びに重ねた状態で収納し、底部に設けた振
動板から成る底板3を矢印4方向に振動させることによ
って下方の開口部から順次割り箸2を送り出していく。
また、ホッパー1は、割り箸2の長さに合わせてその幅
Wを変更できるように構成されている。さらに、ホッパ
ー1内に図示しないセンサを設けて割り箸2がある一定
量以下になると、警報灯などに表示させるようにしても
良い。整列プーリ5は、歯車形状を成し図示しないモー
タによって矢印6方向に回転することにより、ホッパー
1から送り出されてきた割り箸2を1本づつ歯車の上に
載せてパレット7に供給していく。
【0021】パレット7は、中央付近に長穴7aを備え
たL字型の板状を成しており、コンベア8上に一定間隔
で固定されている。コンベア8は、水平部8aと傾斜部
8bとを構成するように3つのスプロケット9,9,9
上を図示しないモータによって矢印10方向に走行す
る。このモータには、図示しないエンコーダが取り付け
られており、エンコーダはモータの回転、すなわちコン
ベア8と同期したパルス(コンベア同期パルス)を発生
する。このコンベア同期パルスは、パレット7が例えば
0.5mm走行するごとに出力される。また、パレット
7上に載せられた割り箸2は、回転するブラシローラ1
1によって整列させられ、ほこり等も除去される。この
構成で割り箸2は、傾斜部8bにおいてパレット7に供
給され、水平部8aにおいて検査が行われる。
【0022】第1の位置検出センサ12は、パレット7
上に載せられて搬送されてくる割り箸2が水平部8aに
到達したことを検出する。検出手段である反り検出セン
サ13は、第1の位置検出センサ12の直ぐ後方の位置
においてパレット7を挟んで発光部13aと受光部13
bとによって構成されており、搬送されてくる割り箸2
のZ軸14方向の歪、すなわち反っている状態(3次元
情報)を検出する。また、反り検出センサ13は、図示
しない基板に上下位置の調整が可能なように支持されて
いる。この反り検出センサ13は、割り箸2が規定より
も反っていれば光が遮断されていることによりNG信号
を出力し、それ以外はOK信号を出力する。
【0023】第2の位置検出センサ15は、反り検出セ
ンサ13の後方において搬送されてくる割り箸2を検出
する。撮像手段であるCCDカメラ16は、第2の位置
検出センサ15の直ぐ後方に設置され、搬送されてくる
割り箸2のX−Y平面17(2次元情報)を撮像する。
また、CCDカメラ16は、図示しない基板に上下位置
の調整が可能なように支持されている。2つの照明手段
18,18は、CCDカメラ16が撮像する割り箸2を
両側から照らす。
【0024】分類手段の1つである第1のエアー射出器
19は、CCDカメラ16の後方でパレット7の下方に
位置し、後述するタイミングでパレット7の長穴7aに
空気を吹き付けることにより、パレット7上の割り箸2
を上方へ吹き飛ばす。吹き飛ばされた割り箸2は、第1
の通路20を伝って図示しない収納箱へ送り込まれる。
第1のエアー射出器19の後方に位置する分類手段の1
つである第2のエアー射出器21は、第1のエアー射出
器19と同構造で、後述するタイミングでパレット7上
の割り箸2を上方へ吹き飛ばす。吹き飛ばされた割り箸
2は、第2の通路22を通って図示しない収納箱に送り
込まれる。これら第1及び第2のエアー射出器19,2
1の動作は、コンベア同期パルス,第1の位置検出セン
サ12,検出手段13,第2の位置検出センサ15,撮
像手段16,後述の操作手段33からの入力信号に基い
て、画像処理手段38によって後述のように制御され
る。
【0025】元揃え手段23は、図2に示したように2
つのプーリの間を走行する以下に述べる第1乃至第6の
ベルトによって構成されている。第1及び第2のベルト
24,25は、パレット7を挟むように位置付けられ、
水平部8aの終端と少し重なっている。第3及び第4の
ベルト26,27は、各々第1及び第2のベルト24,
25の延長線上に設置されている。この第1のベルト2
4と第3のベルト26は、第5のベルト28によって接
続されている。また、第2のベルト25と第4のベルト
27との間には所定の空間29が設けられている。さら
に、第6のベルト30は、第5のベルト28と空間29
との間に設けられ、第5のベルト28との距離を調整で
きるように第5のベルト28に対して垂直に移動させる
ことが可能なように構成されている。また、これらの複
数のベルトは、コンベア8を走行させるモータと同じモ
ータによって走行する。
【0026】元揃え手段23は、この構成で、まずパレ
ット7が水平部8aの終端で下方に方向転換することに
よってパレット7に載って搬送されてきた割り箸2を第
1及び第2のベルト24,25上に受け取る。第1及び
第2のベルト24,25上を移動してきた割り箸2は、
重心が第6のベルト30よりも空間29寄りにある場
合、すなわち割り箸2の太い方が空間29寄りにある場
合は、空間29の方へ落下して第1の収納箱31に収納
される。また、重心が第6のベルト30よりも第5のベ
ルト28寄りにある割り箸2は、第3及び第4のベルト
26,27まで到達してその終端で落下し、第2の収納
箱32に収納される。このようにして割り箸2は、方向
が整えられた状態で収納されていく。
【0027】操作手段33は、コンベア8及び元揃え手
段23の走行速度を設定する速度設定ボリューム34
と、画像処理の基準データを読み込ませるときの例えば
1級,2級選択スイッチ35と、読み込んだ基準データ
を設定する設定ボタン36と、1級,2級を判別すると
きの各判別基準の許容範囲を変更するボリューム37及
び箸の判別を開始するための起動ボタン46等によって
構成されている。これらのボリューム等については、後
述する動作説明において詳述する。
【0028】次に画像処理手段38について図3を基に
説明する。図3は検査システムのブロック図である。画
像処理手段38は、撮像手段16からの画像データをデ
ジタル量に変換するA/D変換器39と、A/D変換器
39からのデータを記憶する画像記憶手段40と、閾値
を記憶する第1及び第2の閾値記憶手段41,42と、
A/D変換器39からのデータと第1及び第2の閾値記
憶手段41,42からのデータとを比較し2値化する第
1及び第2の2値化処理手段43,44と、第1及び第
2の2値化処理手段43,44からのデータを演算して
割り箸2を判別したり、画像記憶手段40からのデータ
に基いて第1及び第2の閾値記憶手段41,42に閾値
を設定する等の機能を有するグラフィックシステムプロ
セッサ45(以下GSPと称す)とから構成されてい
る。このGSP45は決定手段として動作しその機能に
ついては後述する。
【0029】上記構成の本実施例の物品検査装置の動作
について説明する。この動作には、予め割り箸の1級,
2級を判別するためのデータを読み込ませることにより
閾値を設定するティーチング動作と、搬送されてきた割
り箸をその閾値に基いて判別を行う判別動作とがある。
【0030】ティーチング動作は次のように行われる。
先ず、操作手段33の1級,2級選択スイッチ35を1
級に設定する。この設定された情報は画像処理手段38
のGSP45に送られる。次に、撮像手段16の撮像領
域内にあるパレット7に1級の判別基準となる割り箸2
を置き、操作手段33の設定ボタン36をONする。こ
の信号を受けたGSP45は、撮像手段16に撮像を指
示する信号を出力する。この信号を受けた撮像手段16
は、割り箸2を撮像し、その画像データをA/D変換器
39に出力する。A/D変換器39は、このデータをデ
ジタル変換し、画像記憶手段40に出力する。画像記憶
手段40は、このデータを記憶すると同時にGSP45
に出力する。GSP45は、このデータから1級判別用
のデータとして輪郭データと閾値とを算出し、第1の閾
値記憶手段41にこの閾値を記憶させる。
【0031】次に同様にして、操作手段33の1級,2
級選択スイッチ35を2級に設定し、2級の判別基準と
なる割り箸を撮像して、このデータから2級判別用のデ
ータとして輪郭データと閾値とを算出し、第2の閾値記
憶手段42にこの閾値を記憶させる。
【0032】次に、判別動作について図1から図4を参
照しながら説明する。図4は、GSPの入出力信号のタ
イミングチャートである。
【0033】先ず、コンベア同期パルス(a)を出力さ
せながら、操作手段33の起動ボタン46をONする。
これによって物品検査装置は判別動作を開始する。最初
に割り箸2は、傾斜部8bにおいてホッパー1から供給
されてパレット7上に1本づつ順次載せられ、コンベア
8の水平部8aへ移動してくる。この位置で、第1の位
置検出センサ12は、割り箸2の存在を検出し、画像処
理手段38のGSP45に図4に示した検出信号(b)
を出力する。これを受けたGSP45は、コンベア8と
同期したパルス(a)をカウントし、検出した割り箸2
が反り検出センサ13の検出領域に到達するタイミング
で反り検出センサ13から反っている状態の3次元情報
の検出信号(c)を読み込み、その信号によって良否を
判定する。
【0034】次に、さらに移動する割り箸2を第2の位
置検出センサ15が検出し、GSP45に検出信号
(d)を出力する。これを受けたGSP45は、コンベ
ア8と同期したパルス(a)をカウントし、検出した割
り箸2が撮像手段16の撮像領域に到達するタイミング
で撮像手段16へ撮像を指示する信号(e)を出力す
る。撮像手段16は、このタイミングで割り箸2のX−
Y平面17(2次元情報)を撮像し、A/D変換器39
に画像データを出力する。A/D変換器39は、このデ
ータをデジタル変換して検査データとし、第1及び第2
の2値化処理手段43,44へ出力する。第1の2値化
処理手段43は、この検査データと第1の閾値記憶手段
41に記憶されているデータとを比較し、2値化処理を
行う。同様に第2の2値化処理手段44は、検査データ
と第2の閾値記憶手段42に記憶されているデータとを
比較し、2値化処理を行う。
【0035】GSPには、1級及び2級に関する割り箸
の曲がり等の外観形状の変形に対する許容値及び割り箸
の節,木目,変色,傷等の大きさに対する許容値等の基
準データが予め設定されている。そしてGSP45は、
第1の2値化処理手段43による2値化処理後の割り箸
のX−Y平面17での輪郭データとティーチング動作で
設定された1級判別基準の割り箸の輪郭データとの比較
値が、予め設定されている1級に関する基準データを許
容するか否かによって割り箸の1級に対する曲がり,開
き等の外観形状の良否を判定する。またGSP45は、
この2値化されたデータを用いて割り箸の節,木目,変
色,汚れ等の面積の大きさを算出し、この面積データが
予め設定された1級に関する基準データを許容するか否
かによって割り箸の1級に対する良否を判定する。この
2つの判定の両方に適合した割り箸のみが1級と判定さ
れる。
【0036】続いてGSP45は,1級判定基準に適合
しなかった割り箸について、第2の2値化処理手段44
によって2値化されたデータ,ティーチング動作によっ
て得られた2級判別基準の割り箸の輪郭データ及び2級
に関する基準データとによって1級判定方法と同様にし
て2級に対する良否を判定する。
【0037】さらに決定手段であるGSP45は、反り
検出センサ13の検出結果で不合格となった割り箸を不
良品として決定し、第1のエアー射出器19に排出信号
(f)を出力する。この排出信号(f)は、GSP45
がコンベア同期パルス(a)をカウントすることによっ
て撮像位置から第1のエアー射出器19までの距離を計
ったタイミングで出力される。この信号を受けた第1の
エアー射出器19は、不良品と判定された割り箸を第1
の通路20に飛ばして収納する。またGSP45は、画
像処理による判定結果で不良品となった割り箸も同様に
して第1の通路20へ吹き飛ばし、図示しない収納箱へ
収納する。
【0038】次にGSP45は、反り検出センサ13の
検出結果で合格となり、画像処理手段38によって2級
品と判定された割り箸を2級品と決定し、第2のエアー
射出器21に排出信号(g)を出力する。この排出信号
(g)は、第1のエアー射出器19の排出信号(f)と
同様にして第2のエアー射出器21までの距離が計られ
て出力される。そして、第2のエアー射出器21は、2
級品となった割り箸を第2の通路22に吹き飛ばし、図
示しない収納箱へ収納する。
【0039】さらにGSP45は、反り検出センサ13
の検出結果で合格となり、画像処理手段38によって1
級品と判定された割り箸を1級と判定する。1級品とな
った割り箸は、元揃え手段23まで搬送され、そこで方
向を整えられた状態で、第1又は第2の収納箱31,3
2に収納される。
【0040】上記の方法に加えて、より安全を期すため
に、1級品と決定された割り箸の2値化データにおいて
黒と認識されている部分の総面積を算出し、その算出結
果が1級の基準に合わなければその割り箸を2級品と決
定するようにしてもよい。これは、小さな汚れ等が多数
存在したものを1級品として決定してしまうことを防止
するためである。
【0041】以上のようにして割り箸は、1級,2級,
不良品の3種類に判定されて各収納箱に収納されていく
が、その画像処理に関する判定基準を変更したい場合
は、操作手段33の許容範囲を変更するボリューム37
によって判定基準を変更することができる。この判定基
準の変更は、第1又は第2の閾値記憶手段41,42に
記憶されている閾値を変更することによって成してもよ
いし、GSP45に予め設定されている1級,2級の基
準データを変更するようにしてもよい。
【0042】本発明の物品検査装置は、上記の実施例に
限定されるわけではなく、本発明の要旨の範囲内で様々
な形態をとることができる。
【0043】例えば、上記実施例では割り箸のZ軸14
方向の歪を検出する検出手段として発光部13aと受光
部13bとを備えた1つの反り検出センサ13を用い
て、割り箸の反りの判定を1級品と不良品の2種類に分
類したが、反り検出センサを2つ、或いはそれ以上用い
て、1級,2級,3級等多種に渡る分類を行ってもよ
い。
【0044】また、この検出手段として撮像手段を用い
て、Z軸14方向の検出にも画像処理を行うことによっ
て被検査物品の判定を行ってもよい。
【0045】さらに、画像処理手段38は、上記の方法
に限らず他の方法によって判定を行ってもよい。例え
ば、割り箸の側面の一端から所定距離の位置の長さを測
定することによって割り箸の曲がり状態を判定したり、
割り箸の開いている部分を黒色として認識し、その面積
を算出することによって割り箸の開き状態について判定
する方法等を用いてもよい。
【0046】また、画像処理手段38は、1級,2級,
不良品の3種類に分類するように構成したが、閾値記憶
手段,2値化処理手段及びGSPに設定する基準データ
を増やすことによって、それ以上の種類に分類すること
が可能となる。
【0047】そして、被検査物品として方向性のある割
り箸、すなわち一方が太く他方が細い割り箸の場合は元
揃え手段が必要であるが、方向性のない割り箸や方向性
が有っても方向を揃える必要がない割り箸の場合は元揃
え手段は削除しても構わない。
【0048】また、分類手段として2つのエアー射出器
を設けたが、検査の分類数によってその数を適宜変更す
ればよい。
【0049】さらに本実施例では、被検査物品として割
り箸を例にとって説明したが、3次元の検査情報を取り
入れた検査を必要とする物品、又は段階的に判定するこ
とが必要な物品であれば他の物品でも本発明の物品検査
装置によって検査することが可能なことは言うまでもな
い。
【0050】
【発明の効果】本発明の物品検査装置は、被検査物品の
X−Y平面の検査だけでなくZ軸方向の検査も同時に行
い、それらの検査結果を基に良否を決定するように構成
したため、3次元の検査情報を取り入れた検査を行うこ
とができるので、精度の高い検査を行うことができる。
【0051】また、被検査物品の画像処理を行い、複数
の基準データを用いてその基準データごとに良否の判定
を行うように構成したので、被検査物品を複数の種類に
分類することが可能となり、細分類を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である物品検査装置の側面概
略図である。
【図2】図1の上面概略図である。
【図3】本発明の検査システムのブロック図である。
【図4】GSPの入出力信号のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 割り箸(被検査物品) 3 底板 5 整列プーリ 7 パレット 8 コンベア 13 反り検出センサ(検出手段) 14 Z軸方向 16 CCDカメラ(撮像手段) 17 X−Y平面 20 第1のエアー射出器(分類手段) 21 第2のエアー射出器(分類手段) 23 元揃え手段 33 操作手段 38 画像処理手段 45 GSP(決定手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物品のX−Y平面を撮像する撮像
    手段と、この撮像手段が撮像した画像を取り込み数値変
    換し、このデータと予め設定された基準データとを比較
    することによって前記被検査物品の良否を判別する画像
    処理手段と、前記被検査物品のZ軸方向の変化状態を検
    出する検出手段と、前記画像処理手段による判別結果と
    前記検出手段による検出結果とによって前記被検査物品
    の最終良否を決定する決定手段とを備えたことを特徴と
    する物品検査装置。
  2. 【請求項2】 被検査物品を撮像する撮像手段と、この
    撮像手段が撮像した画像を取り込み数値変換し、このデ
    ータと予め設定された複数の基準データとを比較するこ
    とによって前記被検査物品を段階的に判別する画像処理
    手段とを備えたことを特徴とする物品検査装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段によって撮像した画像を数
    値変換するための基準又は前記画像処理手段に予め設定
    されている基準データを変更する操作手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の物品検査装置。
  4. 【請求項4】 被検査物品を収納するホッパーと、この
    ホッパーに収納された前記被検査物品を供給する整列プ
    ーリと、コンベア上に載置され供給された前記被検査物
    品を搬送する複数のパレットと、搬送されてきた前記被
    検査物品のX−Y平面を撮像する撮像手段と、この撮像
    手段が撮像した画像を取り込み数値変換し、このデータ
    と予め設定された基準データとを比較することによって
    前記被検査物品の良否を判別する画像処理手段と、前記
    被検査物品のZ軸方向の変化状態を検出する検出手段
    と、前記画像処理手段による判別結果と前記検出手段に
    よる検出結果とによって前記被検査物品の最終良否を決
    定する決定手段と、この決定手段によって決定された被
    検査物品を分類する分類手段と、各動作の操作及び設定
    を行う操作手段とを備えたことを特徴とする物品検査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記分類手段によって分類されなかった
    被検査物品を重心の位置の違いによって方向を整えて収
    納する元揃え手段を備えたことを特徴とする請求項4記
    載の物品検査装置。
  6. 【請求項6】 前記分類手段が、エアーによって被検査
    物品を射出するエアー射出器であることを特徴とする請
    求項4又は5記載の物品検査装置。
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