JPH05280983A - 測量システム - Google Patents
測量システムInfo
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- JPH05280983A JPH05280983A JP10920892A JP10920892A JPH05280983A JP H05280983 A JPH05280983 A JP H05280983A JP 10920892 A JP10920892 A JP 10920892A JP 10920892 A JP10920892 A JP 10920892A JP H05280983 A JPH05280983 A JP H05280983A
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- observation
- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要なキー操作を少なくして迅速な測量作業
を行えるようにする。 【構成】 移動観測点20に設置されたホストコンピュ
ータ23のキー操作により、固定観測点10のGPSア
ンテナ11及びGPS受信器12で受信観測したGPS
衛星からの搬送波の観測データを端末コンピュータ13
で生成させると共に、移動観測点20のGPSアンテナ
21及びGPS受信器22で受信観測したGPS衛星か
らの搬送波の観測データをホストコンピュータ23で生
成し、さらに、ホストコンピュータ23のキー操作によ
り端末コンピュータ13にアクセスして、固定観測点1
0の観測データを端末コンピュータ13からホストコン
ピュータ23に転送させ、この固定観測点10と移動観
測点20との観測データに基づいてホストコンピュータ
23が固定観測点10に対する移動観測点20の相対位
置座標を算出するようにした。
を行えるようにする。 【構成】 移動観測点20に設置されたホストコンピュ
ータ23のキー操作により、固定観測点10のGPSア
ンテナ11及びGPS受信器12で受信観測したGPS
衛星からの搬送波の観測データを端末コンピュータ13
で生成させると共に、移動観測点20のGPSアンテナ
21及びGPS受信器22で受信観測したGPS衛星か
らの搬送波の観測データをホストコンピュータ23で生
成し、さらに、ホストコンピュータ23のキー操作によ
り端末コンピュータ13にアクセスして、固定観測点1
0の観測データを端末コンピュータ13からホストコン
ピュータ23に転送させ、この固定観測点10と移動観
測点20との観測データに基づいてホストコンピュータ
23が固定観測点10に対する移動観測点20の相対位
置座標を算出するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星からの受信搬送波
を用いて、例えば建設現場等における測量を行うための
任意の地点の位置座標データを得る測量システムに関す
るものである。
を用いて、例えば建設現場等における測量を行うための
任意の地点の位置座標データを得る測量システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、動態観測や測量を行うための
システムとして、GPS(汎地球測位システム)と呼ば
れる衛星を用いた測位システムが提供されている。これ
は、地上に設置したGPS受信局で衛星からの搬送波を
受信し、この受信結果を解析することによりGPS受信
局設置位置の位置データを得るものであり、この位置デ
ータを解析することによってGPS受信局を設置した位
置の地球上における3次元位置座標データを得ることが
できる。
システムとして、GPS(汎地球測位システム)と呼ば
れる衛星を用いた測位システムが提供されている。これ
は、地上に設置したGPS受信局で衛星からの搬送波を
受信し、この受信結果を解析することによりGPS受信
局設置位置の位置データを得るものであり、この位置デ
ータを解析することによってGPS受信局を設置した位
置の地球上における3次元位置座標データを得ることが
できる。
【0003】ところで、このGPS測位システムでは、
GPS受信局を複数地点に設置することにより複数地点
で同時に測量作業を行うことができるという利点がある
ため、例えば建設現場等の限られた範囲における測量に
も適用されている。そして、前記GPS測位システムを
建設現場等の測量に適用する場合には、現場内の基準位
置となる固定の観測点と、測量したい地点(移動観測
点)とでGPS衛星からの搬送波を受信し、両観測点で
受信された搬送波をそれぞれ解析することにより、固定
観測点と移動観測点の地球上における3次元位置座標デ
ータを得て、通常はそれらの3次元位置座標データを建
設現場の座標系に変換した後に相互の座標データを比較
することにより測量を行う。
GPS受信局を複数地点に設置することにより複数地点
で同時に測量作業を行うことができるという利点がある
ため、例えば建設現場等の限られた範囲における測量に
も適用されている。そして、前記GPS測位システムを
建設現場等の測量に適用する場合には、現場内の基準位
置となる固定の観測点と、測量したい地点(移動観測
点)とでGPS衛星からの搬送波を受信し、両観測点で
受信された搬送波をそれぞれ解析することにより、固定
観測点と移動観測点の地球上における3次元位置座標デ
ータを得て、通常はそれらの3次元位置座標データを建
設現場の座標系に変換した後に相互の座標データを比較
することにより測量を行う。
【0004】実際に測量を行う場合の手順としては、前
もって固定観測点において、GPS受信器のキー操作に
よりGPS衛星からの搬送波の受信観測を開始、終了さ
せ、受信観測された搬送波の観測値を例えば携帯型のコ
ンピュータへキー入力し、これに基づいてコンピュータ
が、受信観測された搬送波の観測データ(移送、受信強
度等)の生成とその観測データに基づく解析とを行っ
て、建設現場の座標系による固定観測点の位置座標デー
タを得る。続いて、測量者は移動観測点に移動し、その
移動観測点において固定観測点と同様の作業を行うこと
により移動観測点の位置座標データを得て、これら固定
観測点と移動観測点の位置座標データとに基づいて固定
観測点に対する移動観測点の相対位置座標を算出する測
量作業を行う。
もって固定観測点において、GPS受信器のキー操作に
よりGPS衛星からの搬送波の受信観測を開始、終了さ
せ、受信観測された搬送波の観測値を例えば携帯型のコ
ンピュータへキー入力し、これに基づいてコンピュータ
が、受信観測された搬送波の観測データ(移送、受信強
度等)の生成とその観測データに基づく解析とを行っ
て、建設現場の座標系による固定観測点の位置座標デー
タを得る。続いて、測量者は移動観測点に移動し、その
移動観測点において固定観測点と同様の作業を行うこと
により移動観測点の位置座標データを得て、これら固定
観測点と移動観測点の位置座標データとに基づいて固定
観測点に対する移動観測点の相対位置座標を算出する測
量作業を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方式では、固定及び移動の各観測点において、測量者が
GPS受信器に対して搬送波の受信観測を開始、終了さ
せるためのキー操作を行ったり、GPS受信器による観
測値をコンピュータへ入力するためのキー操作を行わな
ければならないので、作業を開始して位置座標データが
得られるまで1つの観測点当たり10分程度の時間が必
要となり、迅速な測量作業を行うことができないという
不具合があった。本発明は前記事情に鑑みてなされたも
ので、搬送波の受信観測を開始、終了させるためのGP
S受信器に対するキー操作や、搬送波の観測値をコンピ
ュータに対して入力するためのキー操作を簡略化して、
迅速な測量作業を行えるようにすることができる測量シ
ステムを提供することを目的とする。
方式では、固定及び移動の各観測点において、測量者が
GPS受信器に対して搬送波の受信観測を開始、終了さ
せるためのキー操作を行ったり、GPS受信器による観
測値をコンピュータへ入力するためのキー操作を行わな
ければならないので、作業を開始して位置座標データが
得られるまで1つの観測点当たり10分程度の時間が必
要となり、迅速な測量作業を行うことができないという
不具合があった。本発明は前記事情に鑑みてなされたも
ので、搬送波の受信観測を開始、終了させるためのGP
S受信器に対するキー操作や、搬送波の観測値をコンピ
ュータに対して入力するためのキー操作を簡略化して、
迅速な測量作業を行えるようにすることができる測量シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、移動観測点と固定観測点とで衛星からの搬
送波を受信し、この受信搬送波を解析することにより、
前記固定観測点に対する移動観測点の相対位置座標を算
出するシステムであって、前記移動観測点及び固定観測
点にそれぞれ設置されて前記衛星からの搬送波を観測す
る受信手段と、前記固定観測点の受信手段に接続され、
該固定観測点の受信手段で観測された前記搬送波の観測
データを生成すると共に、外部からのアクセスにより前
記固定観測点における搬送波の観測データを外部に転送
する端末手段と、前記移動観測点の受信手段に接続さ
れ、該移動観測点の受信手段で観測された前記搬送波の
観測データを生成すると共に、前記端末手段にアクセス
して該端末手段から前記固定観測点における観測データ
を転送させて、該移動観測点及び前記固定観測点におけ
る各観測データを解析することにより固定観測点に対す
る移動観測点の相対位置座標を算出する主解析手段とを
備えることを特徴とする。
に本発明は、移動観測点と固定観測点とで衛星からの搬
送波を受信し、この受信搬送波を解析することにより、
前記固定観測点に対する移動観測点の相対位置座標を算
出するシステムであって、前記移動観測点及び固定観測
点にそれぞれ設置されて前記衛星からの搬送波を観測す
る受信手段と、前記固定観測点の受信手段に接続され、
該固定観測点の受信手段で観測された前記搬送波の観測
データを生成すると共に、外部からのアクセスにより前
記固定観測点における搬送波の観測データを外部に転送
する端末手段と、前記移動観測点の受信手段に接続さ
れ、該移動観測点の受信手段で観測された前記搬送波の
観測データを生成すると共に、前記端末手段にアクセス
して該端末手段から前記固定観測点における観測データ
を転送させて、該移動観測点及び前記固定観測点におけ
る各観測データを解析することにより固定観測点に対す
る移動観測点の相対位置座標を算出する主解析手段とを
備えることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記主解析手段と端末手
段との間が無線により接続されているものとした。
段との間が無線により接続されているものとした。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例による測量システ
ムの概略構成を示すブロック図である。図1において1
0は建設現場の基準となる位置に固定して設けられた固
定観測点であり、地球上空を所定の周回軌道に沿って周
回する不図示のGPS衛星からの搬送波を受信観測する
受信手段としてのGPSアンテナ11及びGPS受信器
12が設置されている。
て説明する。図1は本発明の一実施例による測量システ
ムの概略構成を示すブロック図である。図1において1
0は建設現場の基準となる位置に固定して設けられた固
定観測点であり、地球上空を所定の周回軌道に沿って周
回する不図示のGPS衛星からの搬送波を受信観測する
受信手段としてのGPSアンテナ11及びGPS受信器
12が設置されている。
【0009】このGPS受信器12には、例えばパーソ
ナルコンピュータ等からなる端末コンピュータ13が有
線接続されている。この端末コンピュータ13は、GP
Sアンテナ11乃至GPS受信器12にて受信観測され
たGPS衛星からの搬送波の観測データ(位相、受信強
度等)を生成すると共に、外部からのアクセスにより、
生成された固定観測点10における搬送波の観測データ
を外部に転送する端末手段としてのものである。尚、端
末コンピュータ13には、例えば移動電話回線等の無線
通信回線とのインタフェースとなる無線モデム14が有
線接続されている。
ナルコンピュータ等からなる端末コンピュータ13が有
線接続されている。この端末コンピュータ13は、GP
Sアンテナ11乃至GPS受信器12にて受信観測され
たGPS衛星からの搬送波の観測データ(位相、受信強
度等)を生成すると共に、外部からのアクセスにより、
生成された固定観測点10における搬送波の観測データ
を外部に転送する端末手段としてのものである。尚、端
末コンピュータ13には、例えば移動電話回線等の無線
通信回線とのインタフェースとなる無線モデム14が有
線接続されている。
【0010】一方、図1において20は建設現場内の測
量すべき位置に設けられた移動観測点であり、測量対象
地点の移動に伴って建設現場内を任意に移動可能に設け
られる。この移動観測点には、固定観測点10のGPS
アンテナ11及びGPS受信器12と同様に不図示のG
PS衛星からの搬送波を受信観測する受信手段としての
GPSアンテナ21及びGPS受信器22が設置されて
いる。
量すべき位置に設けられた移動観測点であり、測量対象
地点の移動に伴って建設現場内を任意に移動可能に設け
られる。この移動観測点には、固定観測点10のGPS
アンテナ11及びGPS受信器12と同様に不図示のG
PS衛星からの搬送波を受信観測する受信手段としての
GPSアンテナ21及びGPS受信器22が設置されて
いる。
【0011】また、GPS受信器22には、例えばパー
ソナルコンピュータ等からなるホストコンピュータ23
が有線接続されている。このホストコンピュータ23に
は、固定観測点10側の無線モデム14に対応する無線
モデム24が接続されており、これにより、端末コンピ
ュータ13とホストコンピュータ23との間で移動電話
回線等の無線通信回線を介してのデータ通信が可能とな
っている。
ソナルコンピュータ等からなるホストコンピュータ23
が有線接続されている。このホストコンピュータ23に
は、固定観測点10側の無線モデム14に対応する無線
モデム24が接続されており、これにより、端末コンピ
ュータ13とホストコンピュータ23との間で移動電話
回線等の無線通信回線を介してのデータ通信が可能とな
っている。
【0012】そして、このホストコンピュータ23は、
GPSアンテナ21乃至GPS受信器22にて受信観測
されたGPS衛星からの搬送波の観測データを生成する
と共に、端末コンピュータ13にアクセスして固定移動
点10における搬送波の観測データを端末コンピュータ
13から転送させ、これら固定観測点10及び移動観測
点20における搬送波の観測データを解析して、固定観
測点10に対する移動観測点20の相対位置座標(例え
ばWGS−84系、或はWGS−84系を日本測地系や
日本直角平面座標系等へ変換したものによる)を算出す
るもので、本実施例ではこのホストコンピュータ23が
主解析手段に相当している。尚、算出された固定観測点
10に対する移動観測点20の相対位置座標は、ホスト
コンピュータ23に付設された不図示のディスプレイ上
に表示出力される。
GPSアンテナ21乃至GPS受信器22にて受信観測
されたGPS衛星からの搬送波の観測データを生成する
と共に、端末コンピュータ13にアクセスして固定移動
点10における搬送波の観測データを端末コンピュータ
13から転送させ、これら固定観測点10及び移動観測
点20における搬送波の観測データを解析して、固定観
測点10に対する移動観測点20の相対位置座標(例え
ばWGS−84系、或はWGS−84系を日本測地系や
日本直角平面座標系等へ変換したものによる)を算出す
るもので、本実施例ではこのホストコンピュータ23が
主解析手段に相当している。尚、算出された固定観測点
10に対する移動観測点20の相対位置座標は、ホスト
コンピュータ23に付設された不図示のディスプレイ上
に表示出力される。
【0013】このように構成された本実施例の測量シス
テムで測量を行う場合には、まず、移動観測点20にい
る測量者(図示せず)がホストコンピュータ23のキー
ボードを操作して、不図示のGPS衛星からの搬送波の
観測を開始する指令を入力する。これに基づいてホスト
コンピュータ23は無線モデム24に、GPSアンテナ
11乃至GPS受信器12によるGPS衛星からの搬送
波の受信観測を開始する指令を出力する。
テムで測量を行う場合には、まず、移動観測点20にい
る測量者(図示せず)がホストコンピュータ23のキー
ボードを操作して、不図示のGPS衛星からの搬送波の
観測を開始する指令を入力する。これに基づいてホスト
コンピュータ23は無線モデム24に、GPSアンテナ
11乃至GPS受信器12によるGPS衛星からの搬送
波の受信観測を開始する指令を出力する。
【0014】この指令は無線モデム24から、無線通信
回線、無線モデム14を介して端末コンピュータ13に
入力され、これに基づいて端末コンピュータ13はGP
S受信器12にアクセスして、GPSアンテナ11乃至
GPS受信器12にGPS衛星からの搬送波の受信観測
を開始させる。また、ホストコンピュータ23は前記観
測開始の指令に基づいてGPS受信器22にアクセス
し、GPSアンテナ21乃至GPS受信器22によるG
PS衛星からの搬送波の受信観測を開始させる。
回線、無線モデム14を介して端末コンピュータ13に
入力され、これに基づいて端末コンピュータ13はGP
S受信器12にアクセスして、GPSアンテナ11乃至
GPS受信器12にGPS衛星からの搬送波の受信観測
を開始させる。また、ホストコンピュータ23は前記観
測開始の指令に基づいてGPS受信器22にアクセス
し、GPSアンテナ21乃至GPS受信器22によるG
PS衛星からの搬送波の受信観測を開始させる。
【0015】尚、GPS衛星からの搬送波の観測を終了
する場合にも、観測開始時と同様に移動観測点20にい
る測量者がホストコンピュータ23のキーボードを操作
することにより当該指令を入力し、この入力指令に基づ
いて端末コンピュータ13がGPS受信器12に、ホス
トコンピュータ23がGPS受信器22にそれぞれアク
セスして、GPSアンテナ11,21乃至GPS受信器
12,22によるGPS衛星からの搬送波の受信観測を
終了させる。
する場合にも、観測開始時と同様に移動観測点20にい
る測量者がホストコンピュータ23のキーボードを操作
することにより当該指令を入力し、この入力指令に基づ
いて端末コンピュータ13がGPS受信器12に、ホス
トコンピュータ23がGPS受信器22にそれぞれアク
セスして、GPSアンテナ11,21乃至GPS受信器
12,22によるGPS衛星からの搬送波の受信観測を
終了させる。
【0016】次に測量者は、ホストコンピュータ23の
キー操作により、GPSアンテナ11,21乃至GPS
受信器12,22で受信観測されたGPS衛星からの搬
送波の観測データを端末コンピュータ13及びホストコ
ンピュータ23で生成させる指令を入力する。この指令
は、先と同様にホストコンピュータ23から端末コンピ
ュータ13に入力され、これに基づいて端末コンピュー
タ13は、GPSアンテナ11乃至GPS受信器12に
て受信観測された、固定観測点10におけるGPS衛星
からの搬送波の観測データを生成する。
キー操作により、GPSアンテナ11,21乃至GPS
受信器12,22で受信観測されたGPS衛星からの搬
送波の観測データを端末コンピュータ13及びホストコ
ンピュータ23で生成させる指令を入力する。この指令
は、先と同様にホストコンピュータ23から端末コンピ
ュータ13に入力され、これに基づいて端末コンピュー
タ13は、GPSアンテナ11乃至GPS受信器12に
て受信観測された、固定観測点10におけるGPS衛星
からの搬送波の観測データを生成する。
【0017】また、上記指令の入力によりホストコンピ
ュータ23は、GPSアンテナ21乃至GPS受信器2
2にて受信観測された、移動観測点20におけるGPS
衛星からの搬送波の観測データを生成する。
ュータ23は、GPSアンテナ21乃至GPS受信器2
2にて受信観測された、移動観測点20におけるGPS
衛星からの搬送波の観測データを生成する。
【0018】続いて測量者は、ホストコンピュータ23
のキー操作により、端末コンピュータ13及びホストコ
ンピュータ23で生成された固定観測点10及び移動観
測点20におけるGPS衛星からの搬送波の観測データ
を解析して、固定観測点10に対する移動観測点20の
相対位置座標を算出させる指令を入力する。この指令
は、先と同様にホストコンピュータ23から端末コンピ
ュータ13に入力され、これに基づいて端末コンピュー
タ13は、先に生成した固定観測点10における搬送波
の観測データを、無線モデム14、無線通信回線、無線
モデム24を介してホストコンピュータ23に転送させ
る。
のキー操作により、端末コンピュータ13及びホストコ
ンピュータ23で生成された固定観測点10及び移動観
測点20におけるGPS衛星からの搬送波の観測データ
を解析して、固定観測点10に対する移動観測点20の
相対位置座標を算出させる指令を入力する。この指令
は、先と同様にホストコンピュータ23から端末コンピ
ュータ13に入力され、これに基づいて端末コンピュー
タ13は、先に生成した固定観測点10における搬送波
の観測データを、無線モデム14、無線通信回線、無線
モデム24を介してホストコンピュータ23に転送させ
る。
【0019】また、上記指令の入力によりホストコンピ
ュータ23は、端末コンピュータ13から転送された固
定観測点10における搬送波の観測データと、先に生成
した移動観測点20における搬送波の観測データとに基
づいて、WGS−84系か、或は必要に応じてこの相対
位置座標をWGS−84系から日本測地系や日本平面直
角座標系に変換した、固定観測点10に対する移動観測
点20の相対位置座標を算出する。
ュータ23は、端末コンピュータ13から転送された固
定観測点10における搬送波の観測データと、先に生成
した移動観測点20における搬送波の観測データとに基
づいて、WGS−84系か、或は必要に応じてこの相対
位置座標をWGS−84系から日本測地系や日本平面直
角座標系に変換した、固定観測点10に対する移動観測
点20の相対位置座標を算出する。
【0020】このようにして算出された固定観測点10
に対する移動観測点20の相対位置座標は、例えば数値
データテーブルや、移動観測点20の位置とその固定観
測点10に対する相対位置座標とが書き込まれた現場の
見取り図等のフォームで、ホストコンピュータ23に付
設された不図示のディスプレイ上に表示出力される。
に対する移動観測点20の相対位置座標は、例えば数値
データテーブルや、移動観測点20の位置とその固定観
測点10に対する相対位置座標とが書き込まれた現場の
見取り図等のフォームで、ホストコンピュータ23に付
設された不図示のディスプレイ上に表示出力される。
【0021】このように、本実施例の測量システムによ
れば、測量者が移動観測点20のGPS受信器22に接
続されたホストコンピュータ23のキー操作を行うだけ
で、固定観測点10及び移動観測点20のGPS受信器
12,22による搬送波の受信観測の開始、終了や、G
PS受信器12,22による搬送波の観測値の端末コン
ピュータ13及びホストコンピュータ23に対する入力
が自動で行われるので、固定観測点10及び移動観測点
20の各観測点毎に上記動作を指令するためのキー操作
を行う必要がなくなり、測量者が行うキー操作を簡略化
することができ、今まで位置座標データを得るのに10
分程度の時間が必要であったのを1〜2分程度として迅
速な測量作業を行えるようにすることができる。
れば、測量者が移動観測点20のGPS受信器22に接
続されたホストコンピュータ23のキー操作を行うだけ
で、固定観測点10及び移動観測点20のGPS受信器
12,22による搬送波の受信観測の開始、終了や、G
PS受信器12,22による搬送波の観測値の端末コン
ピュータ13及びホストコンピュータ23に対する入力
が自動で行われるので、固定観測点10及び移動観測点
20の各観測点毎に上記動作を指令するためのキー操作
を行う必要がなくなり、測量者が行うキー操作を簡略化
することができ、今まで位置座標データを得るのに10
分程度の時間が必要であったのを1〜2分程度として迅
速な測量作業を行えるようにすることができる。
【0022】また、固定観測点10にGPSアンテナ1
1、GPS受信器12、端末コンピュータ13、無線モ
デム14を設置しておくだけで、前もって固定観測点1
0の位置座標の解析、算出を行わなくても固定観測点1
0に対する移動観測点20の相対位置座標を得ることが
できるので、従来固定観測点10において行っていたキ
ー操作や解析処理作業の手間や時間を省くことができ
る。
1、GPS受信器12、端末コンピュータ13、無線モ
デム14を設置しておくだけで、前もって固定観測点1
0の位置座標の解析、算出を行わなくても固定観測点1
0に対する移動観測点20の相対位置座標を得ることが
できるので、従来固定観測点10において行っていたキ
ー操作や解析処理作業の手間や時間を省くことができ
る。
【0023】尚、本発明は実施例に示したものに限定さ
れず、例えば、固定観測点10と同様の機器を配した複
数の移動観測点を別途設け、それらの移動観測点の位置
座標を前記移動観測点20のホストコンピュータ23で
集中して解析、算出するようにしてもよい。また、端末
コンピュータ13とホストコンピュータ23との間は有
線接続されていてもよい。
れず、例えば、固定観測点10と同様の機器を配した複
数の移動観測点を別途設け、それらの移動観測点の位置
座標を前記移動観測点20のホストコンピュータ23で
集中して解析、算出するようにしてもよい。また、端末
コンピュータ13とホストコンピュータ23との間は有
線接続されていてもよい。
【0024】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、移動観
測点に設置された主解析手段からの指令により、固定観
測点の受信手段で受信観測した衛星からの搬送波の観測
データを端末手段で生成させると共に、移動観測点の受
信手段で受信観測した衛星からの搬送波の観測データを
主解析手段で生成し、さらに、主解析手段から端末手段
にアクセスして固定観測点の観測データを端末手段から
主解析手段に転送させ、固定観測点と移動観測点との観
測データに基づいて主解析手段が固定観測点に対する移
動観測点の相対位置座標を算出するようにしたので、搬
送波の受信観測を開始、終了させるための受信手段に対
するキー操作や、搬送波の観測値を端末手段や主解析手
段に対して入力するためのキー操作を簡略化して、迅速
な測量作業を行えるようにすることができる。
測点に設置された主解析手段からの指令により、固定観
測点の受信手段で受信観測した衛星からの搬送波の観測
データを端末手段で生成させると共に、移動観測点の受
信手段で受信観測した衛星からの搬送波の観測データを
主解析手段で生成し、さらに、主解析手段から端末手段
にアクセスして固定観測点の観測データを端末手段から
主解析手段に転送させ、固定観測点と移動観測点との観
測データに基づいて主解析手段が固定観測点に対する移
動観測点の相対位置座標を算出するようにしたので、搬
送波の受信観測を開始、終了させるための受信手段に対
するキー操作や、搬送波の観測値を端末手段や主解析手
段に対して入力するためのキー操作を簡略化して、迅速
な測量作業を行えるようにすることができる。
【図1】本発明の一実施例による測量システムの概略構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
10 固定観測点 11,21 GPSアンテナ(受信手段) 12,22 GPS受信器(受信手段) 13 端末コンピュータ(端末手段) 14,24 無線モデム 20 移動観測点 23 ホストコンピュータ(主解析手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 移動観測点と固定観測点とで衛星からの
搬送波を受信し、この受信搬送波を解析することによ
り、前記固定観測点に対する移動観測点の相対位置座標
を算出するシステムであって、 前記移動観測点及び固定観測点にそれぞれ設置されて前
記衛星からの搬送波を観測する受信手段と、 前記固定観測点の受信手段に接続され、該固定観測点の
受信手段で観測された前記搬送波の観測データを生成す
ると共に、外部からのアクセスにより前記固定観測点に
おける搬送波の観測データを外部に転送する端末手段
と、 前記移動観測点の受信手段に接続され、該移動観測点の
受信手段で観測された前記搬送波の観測データを生成す
ると共に、前記端末手段にアクセスして該端末手段から
前記固定観測点における観測データを転送させて、該移
動観測点及び前記固定観測点における各観測データを解
析することにより固定観測点に対する移動観測点の相対
位置座標を算出する主解析手段と、 を備えることを特徴とする測量システム。 - 【請求項2】 前記主解析手段と端末手段との間は無線
により接続されている請求項1記載の測量システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10920892A JPH05280983A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 測量システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10920892A JPH05280983A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 測量システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280983A true JPH05280983A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14504342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10920892A Pending JPH05280983A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 測量システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05280983A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09218038A (ja) * | 1994-03-04 | 1997-08-19 | Trimble Navigation Ltd | 衛星利用による高精度測量制御標識の測位方法 |
JPH10267656A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-09 | Nikon Corp | 測量システム及び測量方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03501411A (ja) * | 1988-07-06 | 1991-03-28 | ライカ ヘールブルッグ アクチエンゲゼルシャフト | 測量系 |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP10920892A patent/JPH05280983A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03501411A (ja) * | 1988-07-06 | 1991-03-28 | ライカ ヘールブルッグ アクチエンゲゼルシャフト | 測量系 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09218038A (ja) * | 1994-03-04 | 1997-08-19 | Trimble Navigation Ltd | 衛星利用による高精度測量制御標識の測位方法 |
JPH10267656A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-09 | Nikon Corp | 測量システム及び測量方法 |
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