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JPH0527358U - 車両の自動変速機 - Google Patents

車両の自動変速機

Info

Publication number
JPH0527358U
JPH0527358U JP7661491U JP7661491U JPH0527358U JP H0527358 U JPH0527358 U JP H0527358U JP 7661491 U JP7661491 U JP 7661491U JP 7661491 U JP7661491 U JP 7661491U JP H0527358 U JPH0527358 U JP H0527358U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
vehicle
control unit
potentiometer
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7661491U
Other languages
English (en)
Inventor
慶人 渡邉
正和 佐々木
覚 法師人
育朗 野津
弘 家中
Original Assignee
日産デイーゼル工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産デイーゼル工業株式会社 filed Critical 日産デイーゼル工業株式会社
Priority to JP7661491U priority Critical patent/JPH0527358U/ja
Publication of JPH0527358U publication Critical patent/JPH0527358U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、車両の自動変速機に関し、車両が
窪地、泥濘に入ってしまった時、クラッチをマニュアル
操作に切り換えることで、これらの脱出に可能な運転を
行えるようにする。 【構成】 自動変速機を備えた車両に、ポテンションメ
ータ18を動作させることができるクラッチペダル15
を設け、このポテンションメータ18の出力が入力され
るコントロルユニット4からの出力で、メカニカルクラ
ッチの操作をポテンションメータ18の出力に対応して
マニュアル操作できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等の車両において、エンジンの運転状態と、車速等に応じて 噛合しているギヤの歯車比を、その状態に合わせて自動的にシフトチェンジする 車両の自動変速機において、エンジンの回転を変速機に伝達するためのメカニカ ルクラッチをマニュアル操作するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両の自動変速機としては、図10に示すものがあり、以下こ れについて説明する。
【0003】 この車両のエンジン1は、アクセルペダル2を踏み込んだ際に、その踏み込み 量を検出するアクセルセンサ3の出力がコントロールユニット4に入力され、こ の入力に従うコントロールユニット4からの出力に基づいてインジェクションポ ンプ5からの燃料の噴出により回転し、その回転状態は回転センサ6により検出 される。
【0004】 一方、エンジン1の回転は、メカニカルクラッチ7により断接されて、変速機 8に伝達され、変速機8のギヤ比に従って減速されて、メインシャフト9を回転 し、車両を走行させるものであるが、前記メカニカルクラッチ7が断接の何れの 状態にあるかは、クラッチセンサ10により検出される。
【0005】 そして、変速機8のシフトアップが必要となった際には、コントロールユニッ ト4の出力でクラッチアクチュエータ14がメカニカルクラッチ7を切り離した 状態として、変速機8のギヤチェンジが行われ、更に変速機8によるメインシャ フト9の回転数が、車速センサ11により車両の速度として、検出されるもので ある。
【0006】 又、シフトレバー12の位置と、エンジンの回転数、車速、現在の変速機8の シフトチェンジ状態を検出し、且つコントロールユニット4からの出力で変速機 8のシフトチェンジを行う変速機作動ユニット13のシフトチェンジ状態の出力 等により、コントロールユニット4からの信号が、変速機作動ユニット13に出 力され、その状態に適応したギヤ比に変換される。
【0007】 このような車両において、メカニカルクラッチ7の操作をマニュアルで行うこ とを可能にするため、実開昭60−69855号公報記載の車両の自動変速機が あり、以下これについて説明する。
【0008】 この車両の自動変速機は、エンジンの運転状態に応じてギヤの変速を判断し、 かつ判断結果に基づいてクラッチを断接するとともに、変速機のシフトチェンジ を行うコントロールユニットを備えたメカニカルクラッチ付自動変速機を備えた 車両において、クラッチをマニュアル操作するクラッチペダルと、クラッチペダ ルの作動を検出するクラッチペダルスイッチと、クラッチペダルの踏み込み時に コントロールユニットの自動クラッチ制御を中止してマニュアルクラッチ操作を 優先させる補正手段とを設けたものである。
【0009】 従って、この車両の自動変速機においては、クラッチペダルが踏み込まれると 、クラッチ制御は、クラッチペダルの踏み込みで、クラッチペダルが操作される と、マニュアル操作が優先されるものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、クラッチペダルの踏み込みは、必ずしもクラッチのマニュアル操作が 必要な時にのみ行われるとは限らず、誤って、或いはアクセルペダルを踏んだ際 に、クラッチペダルまで一緒に踏んでしまう等の意思に従わない操作が行われて しまうおそれもある。
【0011】 このような時に、突然エンジンの出力が変速機に伝達されなくなり、エンジン ブレーキを掛けている際等には、危険な状態となってしまう。 又、前述のようなクラッチのマニュアル操作が必要な時に、マニュアル操作に 替わるような走行状態をコントロールユニットのプログラムで対応しようとする と、膨大なプログラム量となり、チュウニング工数、及びコストを発生してしま う等の問題もあった。
【0012】 本考案は、車両が窪地、泥濘、砂地等に入ってしまった際等の急激なショック 発進に近いクラッチの操作が必要な時、或いはこのような場合における揺り戻し 動作を必要とする時等におけるクラッチペダルの急激な接続、エンジンの回転状 態に応じて、自動的にクラッチの操作がマニュアルに切り替わるようにして、マ ニュアル操作に切り換える必要のない時に、クラッチペダルを踏み込んだ際、マ ニュアル操作となるような危険を未然に防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の目的を達成するための車両の自動変速機の手段に関し、エン ジンの運転状態に応じてギヤの変速を判断し、且つ判断結果に基づいてメカニカ ルクラッチを断接すると共に、変速機のシフトチェンジを行うコントロールユニ ットを備えた車両の自動変速機において、クラッチをマニュアル操作するクラッ チペダルと、該クラッチペダルの操作量に応じて出力し、前記コントロールユニ ットに入力されるポテンションメータと、該ポテンションメータの入力の状態に 応じてコントロールユニットの出力で動作し、メカニカルクラッチを断接するク ラッチアクチュエータとを備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
本考案の車両の自動変速機は、クラッチペダルを踏み込み、或いはその踏み込 みを解除すると、その時のクラッチペダルの動作量はポテンションメータにより 電気的な信号に変換されてコントロールユニットに入力され、コントロールユニ ットはその動作量と、時間、或いはエンジンの回転状態との関係で、前記のよう なクラッチ操作をマニュアルに切り換える必要があるか、否かの判断をする。
【0015】 そして、コントロールユニットがマニュアルに切り換えるべきであると判断し た際には、クラッチアクチュエータに対してポテンションメータの電気的な出力 に応じて出力し、その出力によってクラッチアクチュエータは動作し、クラッチ がマニュアル操作となるものである。
【0016】
【実施例】
次に、本考案の実施の一例を、図1〜図9について以下に説明する。 図1は本考案に基づく車両の自動変速機の全体を示し、図2はそのブロック図 を示し、1はエンジン、2はアクセルペダル、3はこのアクセルペダル3の踏み 量を検出するアクセルセンサ、4はコントロルユニット、5はインジェクション ポンプ、6はエンジンの回転数を検出する回転センサ、7はメカニカルクラッチ 、8は変速機、9は車輪を回転させるメインシャフト、10はメカニカルクラッ チ7の断接状態を検出するクラッチセンサ、11は車速センサ、12はシフトレ バー、13は変速機作動ユニット、14はクラッチアクチュエータである。
【0017】 この車両の自動変速機においては、通常の車両と同一場所に、図4〜図6に示 すクラッチペダル15が、ペダルブラケット15aに軸支されて、回動可能な軸 16に固定して設けられ、このクラッチペダル15が踏み込まれた際の戻りのた めに、シリンダ17の一端が軸16の回転アーム19に設置されている。
【0018】 前記の軸16のクラッチペダル15の踏み込みの回転に従って回転する回転ア ーム19には、ポテンションメータブラケット18aに取り付けられたポテンシ ョンメータ18を連結し、軸16の回転をポテンションメータ18に拡大して伝 達する。
【0019】 このポテンションメータ18の回転に伴う電気的な出力は図7に示され、横軸 にポテンションメータ18の回動角度をとった際のポテンションメータ18の出 力電圧は縦軸で表されている。
【0020】 従って、クラッチペダル15のセット時は、ポテンションメータの出力として 使用可能な60°範囲内とし、この出力はコントロールユニット4に入力される 。
【0021】 コントロールユニット4は、エマジェンシースィッチ20をこれに接続して、 運転席からこれを操作した場合、もしくはクラッチペダル15の動作と、この時 のアクセルペダル2の踏み込み具合の相互関係からして、コントロールユニット 4がメカニカルクラッチ7のマニュアル操作を要求されていると判断した場合、 コントロールユニット4はポテンションメータ18の出力に対応して、クラッチ アクチュエータ14に、これを動作させる出力を送出する。
【0022】 図3は、この出力に応じて動作するクラッチアクチュエータ14を含むクラッ チアクチュエータ部の全体を示している。 同図において、25はコントロールユニット4からの出力で動作する電磁弁で 、動作時にはエアーリザーバ24からの吸気が実線の矢印の方向に流れ、排気が 点線の矢印の方向に流れて、クラッチアクチュエータ14内のピストン14aを 図面左側に移動させ、メカニカルクラッチ7を動作し、その断接が行われる。
【0023】 このピストン14aの動きは、ロッド21によってアウターレバー22に伝達 され、その動きでクラッチストロークセンサ23は移動され、その移動量は電気 信号に変換されて、コントロールユニット4に入力され、前記の移動量がポテン ションメータ8の出力に見合ったものとなるように、電磁弁25をコントロール ユニット4は制御する。
【0024】 その結果、メカニカルクラッチ7は、図8に示すような動きをし、図8は横軸 に時間又はアクセルの開き角度、縦軸にクラッチペダル15のストロークを取っ たもので、同図のa〜eのような働きをする。
【0025】 即ち、aは一気に動かす、bはデューティ制御(ゆっくり)、cはすべり、半 クラッチ制御、dはデューティ制御(ゆっくり)、eは電磁弁OFFの動作を要 求するものであり、この内のaは、車両の急激な発進、揺り戻し等の窪地、泥濘 からの脱出等のクラッチ操作に該当する。
【0026】 このような図8の斜線を施したa〜eの操作が、メカニカルクラッチ7をマニ ュアル操作にすることで行えるようになり、メカニカルクラッチ7のドライバー の意思によるコントロール可能領域が、この斜線部分のように大きくなり、マニ ュアル制御のクラッチを有する車両と同様な操作が可能となる。
【0027】 図9は、このような動作をするための、クラッチストロークセンサ23の動き を横軸にとった場合のクラッチストロークを、縦軸で表した線図である。 尚、前記のエマージェンシースィッチ20を省略し、コントロールユニット4 のみの制御で、メカニカルクラッチ7のマニュアル操作が行えるようにしても良 い。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、車両が窪地、泥濘等に入り、その脱出のために 急発進や、揺り戻しを行おうとする時、メカニカルクラッチをクラッチペダルの 操作に従って断接することができ、自動変速のクラッチ操作を必要としない車両 であっても、マニュアルクラッチの車両と同様にして、マニュアルクラッチ操作 が可能となり、窪地、泥濘からの脱出が行えるものである。
【0029】 そして、このメカニカルクラッチへの切替えは、エマージェンシスィッチの操 作、或いはこの時のクラッチペダルとアクセルペダルの踏み具合で、コントロー ルユニットがマニュアルクラッチ操作をしようとしていると判断することにより 行えるので、切替え操作が極めて簡単である。
【0030】 更に、クラッチペダルの踏み操作だけでマニュアル操作に切り替わる車両のよ うに、クラッチペダルを誤って踏んだ際、或いはクラッチペダルの誤操作によっ て、クラッチ操作がマニュアルとなり、これによって危険が生じるのを未然に防 止できる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体を、回路の接続状態を
含めて表す斜面図である。
【図2】同上の回路のブロック図である。
【図3】同上のクラッチアクチュエータ部分の作動を示
す概略図である。
【図4】同上のクラッチペダル部の側面図である。
【図5】図4の下面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】ポテンションメータの出力電圧特性図である。
【図8】メカニカルクラッチのマニュアル操作範囲を示
す線図である。
【図9】クラッチストロークセンサとクラッチストロー
クの関係を示す線図である。
【図10】従来の車両の自動変速機の回路の接続状態を
含んで全体を表す斜面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 4 コントロールユニット 8 変速機 14 クラッチアクチュエータ 15 クラッチペダル 18 ポテンションメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野津 育朗 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産デイ ーゼル工業株式会社内 (72)考案者 家中 弘 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産デイ ーゼル工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの運転状態に応じてギヤの変速
    を判断し、且つ判断結果に基づいてメカニカルクラッチ
    を断接すると共に、変速機のシフトチェンジを行うコン
    トロールユニットを備えた車両の自動変速機において、
    クラッチをマニュアル操作するクラッチペダルと、該ク
    ラッチペダルの操作量に応じて出力し、前記コントロー
    ルユニットに入力されるポテンションメータと、該ポテ
    ンションメータの入力の状態に応じてコントロールユニ
    ットの出力で動作し、メカニカルクラッチを断接するク
    ラッチアクチュエータとを備えたことを特徴とする車両
    の自動変速機。
JP7661491U 1991-09-24 1991-09-24 車両の自動変速機 Pending JPH0527358U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7661491U JPH0527358U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 車両の自動変速機

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JP7661491U JPH0527358U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 車両の自動変速機

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Publication Number Publication Date
JPH0527358U true JPH0527358U (ja) 1993-04-09

Family

ID=13610229

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7661491U Pending JPH0527358U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 車両の自動変速機

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JP (1) JPH0527358U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060334A (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 Isuzu Motors Ltd クラツチ操作装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060334A (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 Isuzu Motors Ltd クラツチ操作装置

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