JPH05272335A - 排気浄化用触媒コンバータ - Google Patents
排気浄化用触媒コンバータInfo
- Publication number
- JPH05272335A JPH05272335A JP6875492A JP6875492A JPH05272335A JP H05272335 A JPH05272335 A JP H05272335A JP 6875492 A JP6875492 A JP 6875492A JP 6875492 A JP6875492 A JP 6875492A JP H05272335 A JPH05272335 A JP H05272335A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- metal carrier
- converter
- container
- pseudo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メタル担体4に触媒を担持させ、該担体4に
通電して発熱させることができるようにした触媒コンバ
ータにおいて、コンバータ容器1へのメタル担体4の支
持構造を工夫して、熱膨張又は熱収縮による破損等を防
止する。 【構成】 メタル担体4に、通電用の一対の電極5,6
とは別に、複数の金属製の擬似電極(ダミー電極)7を
固着する。そして、電極5,6及び複数の擬似電極7の
端部をコンバータ容器1の孔8にセラミック材等からな
る絶縁ブッシュ9を介して挿通し、容器1外の突出端部
にナット10を締付けて固定する。
通電して発熱させることができるようにした触媒コンバ
ータにおいて、コンバータ容器1へのメタル担体4の支
持構造を工夫して、熱膨張又は熱収縮による破損等を防
止する。 【構成】 メタル担体4に、通電用の一対の電極5,6
とは別に、複数の金属製の擬似電極(ダミー電極)7を
固着する。そして、電極5,6及び複数の擬似電極7の
端部をコンバータ容器1の孔8にセラミック材等からな
る絶縁ブッシュ9を介して挿通し、容器1外の突出端部
にナット10を締付けて固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内燃機関の排
気浄化用触媒コンバータに関し、特に、金属製の担体に
触媒を担持させ、該担体に通電して発熱させることがで
きるようにした触媒コンバータに関する。
気浄化用触媒コンバータに関し、特に、金属製の担体に
触媒を担持させ、該担体に通電して発熱させることがで
きるようにした触媒コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用内燃機関の排気浄化
用触媒コンバータとして、エンジン始動直後に触媒の早
期活性化を図るため、金属製の担体(メタル担体)に触
媒を担持させ、該担体に直接通電して発熱させることが
できるようにしたものがある(米国特許4976929
号明細書参照)。
用触媒コンバータとして、エンジン始動直後に触媒の早
期活性化を図るため、金属製の担体(メタル担体)に触
媒を担持させ、該担体に直接通電して発熱させることが
できるようにしたものがある(米国特許4976929
号明細書参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の排気浄化用触媒コンバータにあっては、コンバー
タ容器内にメタル担体を絶縁しつつ保持する必要から、
コンバータ容器の内面に装着したセラミック材又はイン
タラムマット(セラミックファイバー或いはバーミュキ
ュライト製)を介してメタル担体を保持している。
従来の排気浄化用触媒コンバータにあっては、コンバー
タ容器内にメタル担体を絶縁しつつ保持する必要から、
コンバータ容器の内面に装着したセラミック材又はイン
タラムマット(セラミックファイバー或いはバーミュキ
ュライト製)を介してメタル担体を保持している。
【0004】しかし、セラミック材又はインタラムマッ
トのいずれも、メタル担体とは熱膨張率が全く異なるた
め、メタル担体の発熱による膨張や収縮に追従できず、
離脱や破損を生じるおそれがあり、耐久性に劣るという
問題点があった。本発明は、このような実情に鑑み、金
属製の担体に触媒を担持させ、該担体に通電して発熱さ
せることができるようにした排気浄化用触媒コンバータ
において、コンバータ容器への担体の支持構造を工夫す
ることにより、耐久性を向上させることを目的とする。
トのいずれも、メタル担体とは熱膨張率が全く異なるた
め、メタル担体の発熱による膨張や収縮に追従できず、
離脱や破損を生じるおそれがあり、耐久性に劣るという
問題点があった。本発明は、このような実情に鑑み、金
属製の担体に触媒を担持させ、該担体に通電して発熱さ
せることができるようにした排気浄化用触媒コンバータ
において、コンバータ容器への担体の支持構造を工夫す
ることにより、耐久性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、金
属製の担体に、通電用の一対の電極とは別に、複数の金
属製の擬似電極(ダミー電極)を固着し、これらの擬似
電極の端部をコンバータ容器の孔に絶縁ブッシュを介し
挿通して固定支持させる構成としたものである。
属製の担体に、通電用の一対の電極とは別に、複数の金
属製の擬似電極(ダミー電極)を固着し、これらの擬似
電極の端部をコンバータ容器の孔に絶縁ブッシュを介し
挿通して固定支持させる構成としたものである。
【0006】
【作用】すなわち、金属は金属で保持するのが一番よい
ことから、金属製の担体を複数の金属製の擬似電極を用
いてコンバータ容器に支持させ、絶縁ブッシュにより擬
似電極とコンバータ容器との絶縁性を確保する。
ことから、金属製の担体を複数の金属製の擬似電極を用
いてコンバータ容器に支持させ、絶縁ブッシュにより擬
似電極とコンバータ容器との絶縁性を確保する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。コンバータ容器1は、ステンレス製
で、排気入口側フランジ2と排気出口側フランジ3とを
有する。また、上下に半割りにされていて、後に接合さ
れる。メタル担体4は、ステンレス製の波板と平板とを
交互に積層して、排気の流れ方向に多数の通路が形成さ
れるようにしてあり、断面の外形は矩形状をなしてい
る。そして、この担体4に図示しない触媒を担持させて
いる。
づいて説明する。コンバータ容器1は、ステンレス製
で、排気入口側フランジ2と排気出口側フランジ3とを
有する。また、上下に半割りにされていて、後に接合さ
れる。メタル担体4は、ステンレス製の波板と平板とを
交互に積層して、排気の流れ方向に多数の通路が形成さ
れるようにしてあり、断面の外形は矩形状をなしてい
る。そして、この担体4に図示しない触媒を担持させて
いる。
【0008】ここで、メタル担体4の上面及び下面の中
央に、一対のボルト状の電極5,6を設け、それらの頭
部5a,6a(但し6aは図示せず)を溶着してある。
また、メタル担体4の上面及び下面に、それぞれ、前記
電極5,6と並べて、複数の擬似電極(ダミー電極)7
を設け、それらの頭部7aを溶着してある。擬似電極7
は、通電用でないこと及び形状においてロッド部の長さ
が短いこと以外は、電極5,6と同じである。
央に、一対のボルト状の電極5,6を設け、それらの頭
部5a,6a(但し6aは図示せず)を溶着してある。
また、メタル担体4の上面及び下面に、それぞれ、前記
電極5,6と並べて、複数の擬似電極(ダミー電極)7
を設け、それらの頭部7aを溶着してある。擬似電極7
は、通電用でないこと及び形状においてロッド部の長さ
が短いこと以外は、電極5,6と同じである。
【0009】そして、電極5,6及び複数の擬似電極7
のねじ付きのロッド部を、それぞれ、コンバータ容器1
の孔8にセラミック材又はガスケット材からなる絶縁ブ
ッシュ9を介し挿通して、容器1外に突出させてある。
このとき、電極5,6は長く突出するが、擬似電極7は
比較的短く突出する。そして、これらの突出端部にそれ
ぞれナット10を締付けることにより、固定してある。
のねじ付きのロッド部を、それぞれ、コンバータ容器1
の孔8にセラミック材又はガスケット材からなる絶縁ブ
ッシュ9を介し挿通して、容器1外に突出させてある。
このとき、電極5,6は長く突出するが、擬似電極7は
比較的短く突出する。そして、これらの突出端部にそれ
ぞれナット10を締付けることにより、固定してある。
【0010】従って、電極5,6の突出端部を図示しな
い電源に接続して、メタル担体4に通電することによ
り、メタル担体4を発熱させることができる。一方、電
極5,6及び複数の擬似電極7により、メタル担体4を
コンバータ容器1に支持させることができ、金属どうし
で支持するので、メタル担体4が熱膨張又は熱収縮して
も、これに追従でき、破損等を生じることがないので、
耐久性が向上する。また、絶縁ブッシュ9により電極
5,6及び擬似電極7とコンバータ容器1との絶縁性を
確保することができる。
い電源に接続して、メタル担体4に通電することによ
り、メタル担体4を発熱させることができる。一方、電
極5,6及び複数の擬似電極7により、メタル担体4を
コンバータ容器1に支持させることができ、金属どうし
で支持するので、メタル担体4が熱膨張又は熱収縮して
も、これに追従でき、破損等を生じることがないので、
耐久性が向上する。また、絶縁ブッシュ9により電極
5,6及び擬似電極7とコンバータ容器1との絶縁性を
確保することができる。
【0011】尚、擬似電極7の端部の地絡を防止するた
め、ナット10を含む擬似電極7の端部は、耐熱性を有す
るゴム製のキャップ等により覆うことが望ましい。ま
た、メタル担体4の周囲にはコンバータ容器1との間
に、排気のバイパスを防止するため、適当な充填材を充
填するが、図示していない。尚、充填材を充填しなくて
もよい。
め、ナット10を含む擬似電極7の端部は、耐熱性を有す
るゴム製のキャップ等により覆うことが望ましい。ま
た、メタル担体4の周囲にはコンバータ容器1との間
に、排気のバイパスを防止するため、適当な充填材を充
填するが、図示していない。尚、充填材を充填しなくて
もよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンバータ容器内に絶縁性を保ちつつメタル担体を確実に
支持することができると共に、メタル担体の熱膨張や熱
収縮を生じても、破損等を生じることがなく、耐久性が
大幅に向上するという効果が得られる。
ンバータ容器内に絶縁性を保ちつつメタル担体を確実に
支持することができると共に、メタル担体の熱膨張や熱
収縮を生じても、破損等を生じることがなく、耐久性が
大幅に向上するという効果が得られる。
【図1】 本発明の一実施例を示す触媒コンバータの断
面図
面図
【図2】 図1のA−A断面図
1 コンバータ容器 4 メタル担体 5,6 電極 7 擬似電極 8 孔 9 絶縁ブッシュ 10 ナット
Claims (1)
- 【請求項1】コンバータ容器内の金属製の担体に触媒を
担持させ、該担体に通電して発熱させることができるよ
うにした排気浄化用触媒コンバータにおいて、前記担体
に、通電用の一対の電極とは別に、複数の金属製の擬似
電極を固着し、これらの擬似電極の端部をコンバータ容
器の孔に絶縁ブッシュを介し挿通して固定支持させたこ
とを特徴とする排気浄化用触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6875492A JPH05272335A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 排気浄化用触媒コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6875492A JPH05272335A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 排気浄化用触媒コンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272335A true JPH05272335A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13382867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6875492A Pending JPH05272335A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 排気浄化用触媒コンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05272335A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19653217C2 (de) * | 1995-12-20 | 2000-02-24 | Hitachi Ltd | Turbolader für Verbrennungsmotoren |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP6875492A patent/JPH05272335A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19653217C2 (de) * | 1995-12-20 | 2000-02-24 | Hitachi Ltd | Turbolader für Verbrennungsmotoren |
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