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JPH05270611A - 自動倉庫の入出庫制御装置 - Google Patents

自動倉庫の入出庫制御装置

Info

Publication number
JPH05270611A
JPH05270611A JP6654792A JP6654792A JPH05270611A JP H05270611 A JPH05270611 A JP H05270611A JP 6654792 A JP6654792 A JP 6654792A JP 6654792 A JP6654792 A JP 6654792A JP H05270611 A JPH05270611 A JP H05270611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
product
storage
products
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6654792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukito Ando
幸人 安藤
Akira Okura
彰 大倉
Mikio Ito
幹夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP6654792A priority Critical patent/JPH05270611A/ja
Priority to EP93104858A priority patent/EP0562573B1/en
Priority to DE69303087T priority patent/DE69303087T2/de
Publication of JPH05270611A publication Critical patent/JPH05270611A/ja
Priority to US08/370,819 priority patent/US5568393A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/137Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed
    • B65G1/1371Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed with data records
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders

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  • Accounting & Taxation (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
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  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】入出庫作業を迅速に行え、かつ充填率の高い自
動倉庫を提供する。 【構成】格納庫23から出庫されたパレットから製品を
ピッキングするピッキング手段29と、外部から入荷さ
れてきた製品をパレットに詰め合わせて格納庫23へ入
庫する詰合手段31とをパレット搬送手段33で連結す
る。そして、製品出荷の際に、ピッキングが行われるこ
とによりパレット内に形成される収納スペースを検出す
る。収納スペースが検出されたパレットはパレット搬送
手段33によって詰合手段31に搬送され、ここで当該
パレットの収納スペースに適合する大きさの入荷製品が
詰め合わされて格納庫23に格納される。これにより、
格納庫23への入庫作業を迅速にし、かつ格納庫23へ
の充填率を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の製品を自動的に入
出庫する自動倉庫の入出庫制御装置、特に複数種類の製
品を収容するパレットを自動的に入出庫することによっ
て複数種類の製品を自動的に入出庫する自動倉庫の充填
率を高めるための入出庫制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる自動倉庫とは製品の入出荷を自
動的に行う倉庫である。このような自動倉庫では、通常
は倉庫内に一時的に格納されている製品の種類や量ある
いは場所等がデータベースに記録されており、このデー
タベースに基づいて倉庫内の管理が行われるようになっ
ている。
【0003】ここで、図15は典型的な自動倉庫の内部
の様子を示した図であるが、倉庫11内にはパレット1
3を格納するラック14が設置されている。パレット1
3の内部には、製品が収納されるようになっており、こ
のパレット13を倉庫11から出庫し、出庫されたパレ
ット13から製品が取出される。そして、この取出され
た製品が外部へ出荷されるようになっている。
【0004】ところで、このパレット13には一般的に
は同種類の製品が収納されるようになっており、このパ
レット13は運搬装置15によってラック14から引き
出され、卸台16の上に卸されるようになっている。そ
して、この卸台16の上に卸されたパレット13は、こ
こから運ばれて倉庫11内から出庫され、その後にパレ
ット13内から製品がピックアップされて外部に出荷さ
れることとなる。なお、出荷が要請されている製品(以
下出荷指定製品という)を収容しているパレットの探索
や、そのパレットまでの運搬装置15の移動は、全てデ
ータベースのデータに基づいて行われるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このような自
動倉庫においては、収納効率を上げること、出荷速度や
入荷速度を早くすることなどが従来からの課題である
が、従来の自動倉庫においては、一つのパレットの中に
同種類の製品しか収納していなかったために、あるパレ
ットは満杯で、あるパレットはほぼ空であるというよう
な事態が生じ、これにより倉庫全体の収納効率が低下す
るという問題があった。更には、倉庫11への出庫又は
入庫をタイムリーに行うために、データベースの探索方
法などを改良する必要もある。
【0006】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、自動倉庫の作業効率と収容
効率とを向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明に係る自動倉庫の入出庫制御装置にお
いては、一つのパレットに複数種類の製品を収納する
こととし、更にはこのような収納を行うにあたって、
予め記録されたパレット毎の収納スペースの大きさの情
報に基づき、パレットにどれくらいの収納スペースが形
成されるかを出庫製品決定時に予め記録しておく。
【0008】また、出庫手段と入庫手段へパレットを
搬送する搬送手段を設置し、搬送手段により搬送され
てきたパレットの収納スペースに適合する入庫製品の詰
合せ、又は格納庫或いは前記バッファに貯留されている
各パレットの収納スペースに適合する製品の詰合せを行
うことを特徴とする。
【0009】なお、収納スペースとは、パレットから製
品が取り出されることによって形成される該パレット内
の所定の大きさの空間のことで、この空間に製品が収納
されるので収納スペースと定義している。
【0010】より具体的には、本発明に係る自動倉庫の
入出庫制御装置においては、複数種類の製品を収容する
パレットを格納する格納庫と、この格納庫に格納されて
いるパレットの種類と量及びパレットに詰め合わされて
いる製品の種類と量を在庫データとして記録する記録手
段と、前記格納庫からパレットの出庫を行う出庫手段
と、出庫されたパレットから製品を取り出す取出手段
と、入荷された製品をパレットに詰め合わせる詰合手段
と、前記格納庫へパレットを入庫する入庫手段と、を有
し、詰合手段への製品の入荷と、取出手段からの製品の
出荷と、格納庫におけるパレットの入出庫と、を自動的
に行う自動倉庫の入出庫制御装置において、製品がパレ
ットから取出されることによって形成されるパレット内
の収納スペース(以下、収納スペースという)の大きさ
を出荷製品決定時に算出する算出手段と、この算出手段
により算出されたパレット内のスペースの大きさを該パ
レット毎に記録するスペース記録手段と、パレット内に
形成されているスペースの大きさに適合する製品を選択
し特定する選択手段と、製品の取り出しが行われたパレ
ットを前記取出手段から前記詰合手段へ搬送する搬送手
段と、を含むことを特徴とする。
【0011】なお、前記詰合手段に設置されパレットを
一時的に貯留するバッファを備えることにより、より迅
速な詰合せを行うことが可能となる。
【0012】
【作用】以上のような構成を有する本発明に係る自動倉
庫の入出庫制御装置においては、製品出庫の際にパレッ
トに形成される空間が検出されて記録される。そして、
入庫に際しては、出庫製品決定時に予め記録されるパレ
ット毎の収納スペースの大きさに対応した製品が選ばれ
て詰合せが行われる。
【0013】そして、搬送手段により搬送されてきたパ
レットに収容可能な製品は、該搬送されてきたパレット
に詰め合わせられることとなるが、搬送手段により搬送
されるパレットには、入荷製品に適合する収納スペース
を有するパレットが選択指定されるようになる。従っ
て、搬送手段により搬送されてきたパレットは、入荷製
品に適合する収納スペースを有しているので、迅速に入
荷製品の詰め合わせ作業を行うことができるようにな
る。
【0014】なお、詰合手段に設置されパレットを一時
的に貯留するバッファを備えると、格納庫或いは前記バ
ッファに貯留されている各パレットに対して行われる詰
合せは、バッファは詰合手段に設置されているため、製
品入荷と同時に詰め合わせ・入庫が行われるようにな
る。従って、バッファに製品ピッキング後のパレットを
貯留しておくと、タイムリーな入庫作業を行うことがで
きるようになる。
【0015】また、格納庫に格納されているパレットに
詰合せを行うにしても、各パレットに形成されている収
納スペースの大きさに適合する製品の詰合せが行われる
ので、自動倉庫全体として収容効率が向上することとな
る。
【0016】
【実施例】
(1)機能構成 図1は、本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の構成を示す図である。
【0017】自動倉庫21は、製品を格納する格納庫2
3と、この格納庫23から製品を出庫する出庫手段25
と、この格納庫23へ製品を入庫する入庫手段27とを
含み、自動的に格納庫23への製品の入出庫を行うよう
になっている。ここで、格納庫23内に格納される製品
は、従来と同様にパレットに詰め合わされて格納される
ようになっている。出荷を要請された製品(以下出荷製
品という)は、格納庫23からパレットに詰め合わされ
たまま出庫されてきて、ピッキング手段29によってピ
ッキングされて外部に出荷される。一方、外部から入荷
されてきた製品(以下入荷製品という)は、詰合手段3
1によってパレットに詰め合わされ、入庫手段27によ
り格納庫23に格納される。
【0018】本実施例において特徴的なことは、ピッキ
ング手段29と詰合手段31とを連結するパレット搬送
手段33を有していることであり、ピッキングが行われ
た後のパレットは、パレット搬送手段によってピッキン
グ手段29から詰合手段31に送られることである。こ
れらの作業指示及び実績管理は指示管理手段35によっ
て行われ、この指示管理手段35には格納庫内の格納状
況をデータベースとして保持しているメモリ37が設置
されている。
【0019】ここで、詰合手段31にはバッファ39が
設置されており、パレット搬送手段33によって運ばれ
てきたパレットは、このバッファ39に一時的に貯留さ
れる。そして、入荷製品が入荷されると、このバッファ
39内に貯留されているパレットの探索が行われ、入荷
製品が収容できる大きさの収容スペースを有するパレッ
トがこのバッファ39内に存在した場合には、該バッフ
ァ39からパレットが取り出され、この取り出されたパ
レットに製品が詰め合わされて格納庫23に入庫される
ようになっている。一方、入荷製品の収容が可能な大き
さの収納スペースを有するパレットがバッファ39内に
存在しなかった場合には、格納庫23から出庫されてき
た新しいパレットに製品が詰め合わされ、これが格納庫
23に入庫されることとなる。
【0020】図2は、図1に示す各手段に対応する各指
示手段を示した図である。
【0021】この図2に示されるように、本実施例の自
動倉庫の入出庫制御装置は、パレット搬送手段33に詰
合手段31とピッキング手段29とパレット出庫手段2
5とパレット入庫手段27とが接続されており、これら
の各手段にはそれぞれ対応する指示手段が接続されてい
る。指示管理手段35は、これら各指示手段からの情報
に基づいて実績の管理を行い、同時に、各指示手段に作
業指示を行う。
【0022】(2)具体的な構成・動作例 図3は、本実施例の自動倉庫の入出庫制御装置を具体的
に示した図である。
【0023】図3において、格納庫23には、出庫手段
としての出庫コンベア25bと、入庫手段としての入庫
コンベア27bとが設置されている。そして、詰合手段
31としては詰合ステーション31b、ピッキング手段
29としてはピッキングステーション29b、パレット
搬送手段33としてはレール33b上を移動する台車3
3b1 ,33b2 がそれぞれ採用されている。そして、
これらの動作は搬送指示手段33aによって行われるよ
うになっている。搬送支持手段33aの指示によって、
レール33b上の2つの台車は、それぞれ出庫コンベア
25b、入庫コンベア27b、詰合ステーション31
b、ピッキングステーション29bの近くで停止するよ
うになっている。そして、これらにはそれぞれ対応する
指示手段31a及び29及び25a及び27aが設置さ
れており、これらの指示手段が指示管理手段35と交信
する。格納庫23内の製品の格納状態は、メモリ37に
データベースとして蓄えられている。なお、製品の外部
への入荷及び出荷はフォークリフト41によって行われ
るようになっており、この作動状況はディスプレイ43
にて表示されるようになっている。
【0024】図4には、図3の自動倉庫の入出庫制御装
置を複数個設置したものが示されている。なお、対応す
る構成部品には同一符号を示す。
【0025】この場合においては、台車が格納庫23の
数と同数だけ設置されており、詰合ステーション31b
にはそれぞれバッファ39が設置されている。なお、こ
の図4の実施例においては、入荷コンベア45と出荷コ
ンベア47とが設置されており、フォークリフト41か
ら入荷コンベア45を介して台車に製品が搬入され、一
方、台車からは出荷コンベア47を介して製品がフォー
クリフトに運び出される。
【0026】(3)動作 図5は本実施例に係る自動倉庫の入出庫制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【0027】(a)入庫動作 まず、入荷製品が詰合ステーション31bに搬入される
と(S101)、この入荷製品の大きさに適合する収納
スペースを有するパレットが詰合ステーション31b内
(バッファ39内)に存在するかどうかが検索される
(S102)。
【0028】ここで、入荷製品の大きさに適合するスペ
ースを有するパレットがあった場合には、そのパレット
に入荷製品が詰め合わされて入庫が行われる(S10
3,S104)。そして、このことがデータベース39
に記録される(S105)。このようにして、入荷製品
を収容することが可能なパレットが詰合ステーション3
1b内(バッファ39内)に存在した場合には、入荷製
品を直ちにパレットに詰め合わせて格納庫23内に入庫
することが可能となる。このように、タイムリーな入庫
動作を行うことができるので、自動倉庫全体の作業効率
を向上させることが可能となる。
【0029】一方、入荷製品の大きさに適合する収納ス
ペースを有するパレットがバッファ39内に存在しなか
った場合には、データベース39が検索されて、当該入
荷製品の大きさに適合するスペースを有するパレットが
格納庫23内にあるかどうかが検索される(S10
7)。そして、そのようなパレットが格納庫23内にあ
った場合には、格納庫23からそのパレットが出庫され
(S108)、その格納庫23から出庫されたパレット
に当該入荷製品の詰合せが行われる(S109)。そし
て、詰め合わされたパレットが入庫され(S110)、
これがデータベース39に記録される(S111)。こ
のようにして、入荷製品を収容することが可能なパレッ
トが詰合ステーション31b内(バッファ39内)に存
在しなかった場合にも、格納庫内のパレットの収納スペ
ースを有効に活用することができるので、格納庫23内
の製品の充填率を向上させることができ、自動倉庫全体
の収容効率を向上させることが可能となる。
【0030】更に、入荷製品の大きさに適合するスペー
スを有するパレットが詰合ステーション31b内にも格
納庫23内にも存在しない場合には、新しいパレットが
格納庫23内から出庫され(S113)、この新しいパ
レットに製品が詰め合わされ(S114)、このパレッ
トが入庫され(S115)、このことがデータベース3
9に記録される(S116)。
【0031】(b)出庫動作 一方、出庫時の動作フローが図6に示されている。
【0032】まず、出庫コンベア25bによって格納庫
23からパレットが出庫されると(S201)、ピッキ
ングステーション29bにおいてパレットから出荷製品
のピッキングが行われる(S202)。そして、パレッ
トから出荷製品のピッキングが行われると、出荷製品が
抜かれた分だけ当該パレット内に収納スペースが形成さ
れるが、本実施例において特徴的なことは、この収納ス
ペースの大きさをピッキング時(製品出荷時)にパレッ
トごとに記録することである(S203)。そして、出
荷製品のピッキングが行われ収納スペースの大きさが記
録されたパレットは、搬送手段33によって詰合ステー
ション31bに搬送される(S204)。
【0033】ここで、詰合ステーション31bにパレッ
トが搬送されると、詰合ステーション31bにパレット
が収容できるか、すなわち搬送されてきたパレットがバ
ッファ39に貯留できるか否かが検出される(S20
5)。
【0034】ここで、搬送されてきたパレットを収容す
ることができると判断された場合には、バッファ39に
パレットが貯留され(S206)、所定のパレットがバ
ッファ39に貯留されているということが記録される。
なお、前述の通り、パレットに形成されている収納スペ
ースはパレットごとに記録されるようになっている(S
207)。
【0035】一方、前記S205において、搬送されて
きたパレットがバッファ39に収容できないと判断され
た場合には、詰合ステーション31bを通過して格納庫
23にパレットが搬送され(S210)、格納庫内にパ
レットが格納され(S211)、詰合ステーション31
bを通過して格納庫23に格納されたことが記録される
(S212)。
【0036】(c)全体動作 パレットの出庫からパレットの入庫までの動作の流れが
図7に示されている。格納庫23からパレットが出庫さ
れると(S301)、このパレットはピッキングステー
ション29bへ搬送され(S302)、このピッキング
ステーション29bにおいて出荷指定製品がピッキング
されることとなる(S303)。そして、出荷指定製品
のピッキングによって生じたスペースがパレットごとに
記録されると共に、ピッキング後のパレットは、パレッ
ト搬送手段33によって、詰合ステーション31bに搬
送され(S304)、この詰合ステーション31bにお
いて入荷部品の詰合せが行われることとなる(S30
5)。詰め合わされたパレットは格納庫23へ搬送され
(306)、このパレットが格納庫へ入庫されることに
よって製品の入庫が行われることとなる(S307)。
【0037】(4)第2実施例 図8は、本発明の第2実施例の動作を説明するフローチ
ャートであり、製品の出荷から収納スペースの検出・記
録、入荷製品の詰め合わせからパレットの入庫まで、全
ての動作を表している。
【0038】本第2実施例においては、パレット内に形
成される収納スペースの大きさを出荷製品のピッキング
時(製品出荷時)に検出・記録する代わりに、設定され
た出荷計画データに基づいて前記収納スペースの検出・
記録を行い、これに基づいて入荷製品の詰め合わせを行
うことを特徴としている。
【0039】(5)製品の出荷と収納スペースの記録 (a)出荷計画データの入力と出庫パレットの割付け まず、製品の出荷が要請されると、これが出荷計画デー
タとして入力され(S501)、この出荷指定製品が存
在するパレットの検索が行われ、ピッキングが行われる
パレットが割り付けられる(S502)。
【0040】ここで、動作制御の流れは、製品を出荷す
るラインと入荷する製品を予め仮置きしておくラインと
に分かれる。この場合、入荷製品を予め仮置きしておく
ことによって、バッファ39に一時的に格納されている
パレットに直ちに入荷製品の詰合せを行うことができる
ようになる。
【0041】(b)詰合リストの作成と入荷製品の仮置 各製品の大きさとパレットに収納されている製品の種類
・量は予めデータベースに記録されている。S502に
おいて出庫パレットが割り付けられると、その出庫パレ
ットに収納されている製品の種類及び量とピッキングさ
れる製品の種類及び量とが同時に判明するので、この時
点でパレットにどの程度の大きさの収納スペースが形成
されるかが算出できる。従って、入庫製品の大きさが判
れば、当該入庫製品をどのパレットに詰め合わせるべき
かということが判断できるようになる。
【0042】ここで、上記のような判断を行う前提とし
て、S504においては、割り付けられた出庫パレット
と出荷計画データとから算出された当該パレットの収容
スペースの大きさに基づいて、詰合候補リストが作成さ
れ出力される。そして、これに基づいて詰合リストが作
成され(S505)、この詰合リストに基づいて詰め合
わせ用入荷製品の準備がされる(S506)。入荷製品
の仮置はこのような過程を経て行われるようになってい
るため、S505において作成された詰合リストに基づ
いて行われることとなる(S507)。詰合リストの作
成の具体例は後述する。
【0043】なお、この入荷製品の仮置きは、詰合ステ
ーション31bに設置されているバッファ39の一部を
用いれば容易に達成することができる。
【0044】(6)製品の出荷とピッキング後のパレッ
トの搬送 (a)製品の出荷 製品の出荷にあたっては、出庫パレットの割り付けが行
われた後に格納庫からの出庫指示がなされ(S51
0)、出庫コンベア25bによって格納庫23からパレ
ットが出庫され(S511)、このパレットがピッキン
グステーション29bへ搬送されて(S512)、ここ
で出荷製品のピッキングが行われる(S513)。ピッ
キングステーション29bでパレットからピッキングさ
れた出荷製品は、ここから外部へ出荷される。
【0045】(b)ピッキング後のパレットの搬送 ピッキングが終わったパレットは、パレット搬送手段3
3によって詰合ステーション31bまで搬送される。そ
して、搬送されたパレットが当該詰合ステーション31
bに到着する前に、詰合ステーション31b内のバッフ
ァ39に、このパレットを収容する余地があるか否かの
判断が行われる(S514)。
【0046】ここで、詰合ステーション31bにパレッ
トを収容する余地があった場合には、パレットは詰合ス
テーション31bに搬送され(S515)、ここで入荷
製品の詰合せが行われ(S516)、入荷製品が詰合さ
れたパレットが格納庫23へ搬送され(S517)、入
庫される(S518)。
【0047】なお、この搬送作業(S515)と平行し
て入荷製品の搬送が指示される(S520)。この入荷
製品の搬送指示は、詰合ステーション31b内(バッフ
ァ39内)に一時的に貯留されているパレットの収納ス
ペースの大きさを基準にして行われる。従って、ピッキ
ングされたパレットが詰合ステーション31bに到着す
ると同時に、バッファ39内のパレットの収納スペース
の大きさに最も適合した入荷製品も詰合ステーション3
1bに到着することとなり、詰め合わせ作業が迅速かつ
円滑に行われるようになっている。
【0048】一方、詰合ステーション31bにパレット
を収容する余地がなかった場合(S514)には、パレ
ットは詰合ステーション31bを通過して、詰合せが行
われないまま格納庫23へ搬送され入庫される。そし
て、詰合せがされていないパレットが格納されたことが
記録される(S523)。
【0049】(7)充填率の向上 以上の説明から明らかなように、格納庫23には、詰合
ステーション31bを通過し詰合せが行われないまま入
庫されたパレットがある。このため、このままでは格納
庫23に格納されているパレット全体に製品が分散する
こととなり、これに伴って自動倉庫自体の充填率が低下
することとなる。
【0050】ところが、本実施例においては、図9に示
されるような制御に従ってパレットの収納スペースに製
品の詰合せが行われることによって、自動倉庫自体の充
填率の向上が図られるのと同時に格納庫23内の整理も
行われるようになっている。以下、自動倉庫の充填率向
上を図る制御の一実施例を説明する。
【0051】充填率向上の要請がされると(S60
1)、格納庫23内の満充填状態でないパレット(以下
詰合未完パレットという)が検索され(S602)、こ
の詰合未完パレットが出庫される(S603)。出庫さ
れた詰合未完パレットは、詰合ステーション31bへ搬
送され(S604)、ここで入荷製品の詰合せが行われ
る(S605)。そして、入荷製品が詰め合わされたパ
レットが、格納庫23へ搬送され(S606)入庫され
る(S607)。従って、充填率向上の要請がされる
と、製品が入荷される度に詰合未完パレットが優先的に
出庫され、この詰合未完パレットに入荷製品が詰め合わ
されることによって、充填率の向上が図られることにな
る。
【0052】ところで、S602において詰合未完パレ
ットの検索が行われると、この詰合未完パレットに形成
されている収納スペースの大きさに適合した入荷製品の
搬送が指示され(S610)、この指示にともなって当
該入荷製品が搬送される(S611)。
【0053】従って、詰合未完パレットが詰合ステーシ
ョン31bに搬送されると同時に、この詰合未完パレッ
トの収納スペースの大きさに適合した入荷製品も詰合ス
テーション31bに搬送されてくるようになる。これに
より、S605においては詰合作業が迅速かつ円滑に行
えることとなる。
【0054】(8)詰合リストの作成と入荷製品の仮置 (a)入荷製品の仮置 図10は、図8のS504からS507にかけての詰合
候補リストの出力から入荷製品の仮置までの工程を詳細
に示すフローチャートである。
【0055】まず、出荷計画データの読み込みが行われ
ると(S701)、ピッキング指示順序に出荷計画デー
タの並び替えが行われ(S702)、出荷計画データに
品種データが付与される(S703)。このような状態
で製品入荷の要請があると、入荷製品のデータが読み込
まれ(S704)、この入荷製品のデータに品種データ
が付与される(S705)。
【0056】ここで、S706においては、生産計画デ
ータに出荷製品データが対応させられて引き当てが行わ
れる。すなわち、このS706においては、出荷製品の
大きさと入荷製品の大きさが比較され、出荷製品の大き
さと入荷製品の大きさがほぼ一致している場合には(S
707)、その製品の出荷がされるパレットに当該出荷
製品の大きさに適合した入荷製品が詰め合わされるよう
になる(S708)。一方、入荷製品に対応する大きさ
の出荷製品がなかった場合には、新たなパレットに入荷
製品が詰め合わされて格納庫23に格納されるようにな
る(S709)。
【0057】(b)詰合リスト 製品 ここで、S706からS709までの工程をより具体的
に説明するのが次の図11〜図14である。図11にお
いて、品種Aと品種A´とは、形状は異なるものの、そ
れが占有する体積はほぼ同等である。なお、この体積
は、幅と高さから求められる面積と奥行きとから容易に
判別することが可能である。同様にして、品種Bは品種
B´とほぼ同等の体積を占有し、品種Cは品種C´とほ
ぼ同様の空間を占有する。従って、品種Aがピッキング
されたパレットには品種A´を詰め込むことが可能とな
り、同様にして品種Bがピッキングされたパレットには
品種B´が、品種Cがピッキングされたパレットには品
種C´を詰め合わせることが可能である。
【0058】製品の引き当て ここで、図12に示されるように、品種Aについて出荷
数量が10であり、一方品種A´について入荷数量が1
2であった場合には、その品種A´の入荷数量12のう
ちの10は品種Aがピッキングされた後のパレットに収
容することが可能であるので、残りの2個を新たなパレ
ットに収容すればよいことになる。ここで、ピッキング
後のパレットに収容可能な数量を追い積み指数と定義
し、新しく必要なパレットの数量を入庫指示数と定義す
ると、追い積み指数は10で、入庫指示数は2となる。
同様にして、品種Bの出荷数量が5で品種B´の入荷数
量が3であった場合には、追い積み指示数は3で、入庫
指示数は0となる。
【0059】このようにして追い積み指示数と入庫指示
数とが算出されると、図13に示されるように、ピッキ
ング指示順序に応じて追い積み指示順序が決定されるよ
うになる。すなわち、図13においては、入荷品種がA
´4個、B´及びC´及びD´がそれぞれ2個ずつであ
った場合に、これらを出荷品種のピッキング指示順序に
応じて追い積み指示順序が決定される。
【0060】データ順序の並び換え 具体的に説明すると、1回目の出荷品種がAであった場
合には、それに対応した入荷品種A´が1番目に追い積
み指示がされる。そして、出荷品種Bが2番目にピッキ
ングされたときには、それに対応した入荷品種B´が2
番目に追い積み指示される。同様にして、出荷品種Aが
3番目にピッキング指示された場合には、残った入荷品
種のうちからA´が指定され、それが3番目に追い積み
指示される。この場合において、出荷品種Bが9番目に
ピッキング指示された場合に、入荷品種の中にはこの出
荷品種Bに対応する入荷品種B´が存在しないため、品
種Bがピッキングされた後は詰合せの対象品がないこと
になる。従って、9番目に出荷品種Bが出荷された場合
には、そのパレットは、詰合せが行われないまま格納庫
23に入庫される。入荷品種A´については、対応する
出荷品種Aが出荷されていないため、詰合ステーション
31bに一時的に貯留されるようになる。そして、この
一時的に貯留されている入荷品種A´は、次のパレット
から出荷が行われるなどして、別の新たな収納スペース
が形成されたパレットに詰め合わされることとなる。
【0061】(9)製品の大きさと収納スペース ここで、パレットから製品がピッキングされることによ
って形成される収納スペースとこの収納スペースに収納
される入荷品種の関係は、ある設定された範囲の近傍に
属するか否かという判断に基づいて行われる。
【0062】例えば、図14に示されるように、品種を
それぞれAグループ、Bグループ、Cグループ、Dグル
ープというように分け、Aグループの基本寸法を300
mm×500mm×1200mmというように設定し、
この基本寸法において高さと幅とが±50mm、奥行き
が±100mmのものはAグループに属するものと設定
する。同様にして、Bグループの基本寸法は250mm
×250mm×1800mmというように設定し、Cグ
ループの基本寸法は700mm×700mm×200m
mというように設定し、Dグループの基本寸法は500
mm×600mm×500mmというように設定する。
従って、A1 が出荷された後には、入荷品種のうちでA
グループに属するものが検索され、このAグループの中
でも最もA位置に近いものから追い積み指定順序が設定
されるようになっている。入荷品種A1 については、入
荷品種にはA4 〜A7 まで対応するAグループの品種が
あるが、このうち、A5 が幅が同一でしかも一番並びが
早いのでこのA5 が追い積み順序では1番に指定される
こととなる。同様にして、B1 についてはB5 が指定さ
れ入荷品種B5 が追い積み順序としては2番に設定され
ることとなる。なお、この部品の寸法に関しては、所定
の範囲を設定することができるが、この範囲はパレット
の状態及び製品の種類、もしくは製品の梱包の具合など
を梱包の仕方などに応じて自由に設定することが可能で
ある。更に、出庫計画データと、入庫計画データとを対
応させて制御することにより、より迅速で効率のよい入
出庫作業が行えるようになる。
【0063】
【発明の効果】以上のようにして、本発明に係る自動倉
庫の入出庫制御装置においては、出庫時にパレットに形
成される収納スペースを予め検出し、これに応じて入荷
製品を収容するので、迅速な入庫作業が行えるようにな
る。また、出庫製品がピッキングされることにより生じ
る収納スペースに、これと適合した異種の製品を収容す
ることによって、自動倉庫の収納効率を上昇させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の具体的な構成を示す図である。
【図4】図3の入出庫制御装置を複数個設定した場合の
実施例を示す図である。
【図5】本実施例に係る自動倉庫の入出庫制御装置の入
庫動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施例に係る入出庫制御装置の出庫動作時の
フローチャートである。
【図7】本実施例に係る入出庫制御装置の全体の作業動
作の流れを示すフローチャートである。
【図8】出荷計画データを設定したときの動作の流れを
示すフローチャートである。
【図9】自動倉庫の充填率向上のための詰合せ作業の流
れを示すフローチャートである。
【図10】出荷計画データを設定したときと入荷製品デ
ータを設定したときの動作の流れを示すフローチャート
である。
【図11】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図12】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図13】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図14】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図15】従来の自動倉庫の構成を示す図である。
【符号の説明】
21 自動倉庫 23 格納庫 25 出庫手段 25a,27a パレット入出庫指示手段 27 入庫手段 29 ピッキング手段 29a ピッキング指示手段 31 詰合手段 31a 詰合指示手段 33 パレット搬送手段 33a 搬送指示手段 35 指示管理手段 37 メモリ 39 バッファ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自動倉庫の入出庫制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の製品を自動的に入
出庫する自動倉庫の入出庫制御装置、特に複数種類の製
品を収容するパレットを自動的に入出庫することによっ
て複数種類の製品を自動的に入出庫する自動倉庫の充填
率を高めるための入出庫制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる自動倉庫とは製品の入出荷を自
動的に行う倉庫である。このような自動倉庫では、通常
は倉庫内に一時的に格納されている製品の種類や量ある
いは場所等がデータベースに記録されており、このデー
タベースに基づいて倉庫内の管理が行われるようになっ
ている。
【0003】ここで、図15は典型的な自動倉庫の内部
の様子を示した図であるが、倉庫11内にはパレット1
3を格納するラック14が設置されている。パレット1
3の内部には、製品が収納されるようになっており、こ
のパレット13を倉庫11から出庫し、出庫されたパレ
ット13から製品が取出される。そして、この取出され
た製品が外部へ出荷されるようになっている。
【0004】ところで、このパレット13には一般的に
は同種類の製品が収納されるようになっており、このパ
レット13は運搬装置15によってラック14から引き
出され、卸台16の上に卸されるようになっている。そ
して、この卸台16の上に卸されたパレット13は、こ
こから運ばれて倉庫11内から出庫され、その後にパレ
ット13内から製品がピックアップされて外部に出荷さ
れることとなる。なお、出荷が要請されている製品(以
下出荷指定製品という)を収容しているパレットの探索
や、そのパレットまでの運搬装置15の移動は、全てデ
ータベースのデータに基づいて行われるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このような自
動倉庫においては、収納効率を上げること、出荷速度や
入荷速度を早くすることなどが従来からの課題である
が、従来の自動倉庫においては、一つのパレットの中に
同種類の製品しか収納していなかったために、あるパレ
ットは満杯で、あるパレットはほぼ空であるというよう
な事態が生じ、これにより倉庫全体の収納効率が低下す
るという問題があった。更には、倉庫11への出庫又は
入庫をタイムリーに行うために、データベースの探索方
法などを改良する必要もある。
【0006】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、自動倉庫の作業効率と収容
効率とを向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明に係る自動倉庫の入出庫制御装置にお
いては、一つのパレットに複数種類の製品を収納する
こととし、更にはこのような収納を行うにあたって、
予め記録されたパレット毎の収納スペースの大きさの情
報に基づき、パレットにどれくらいの収納スペースが形
成されるかを出庫製品決定時に予め記録しておく。
【0008】また、出庫手段と入庫手段へパレットを
搬送する搬送手段を設置し、搬送手段により搬送され
てきたパレットの収納スペースに適合する入庫製品の詰
合せ、又は格納庫或いは前記バッファに貯留されている
各パレットの収納スペースに適合する製品の詰合せを行
うことを特徴とする。
【0009】なお、収納スペースとは、パレットから製
品が取り出されることによって形成される該パレット内
の所定の大きさの空間のことで、この空間に製品が収納
されるので収納スペースと定義している。
【0010】より具体的には、本発明に係る自動倉庫の
入出庫制御装置においては、複数種類の製品を収容する
パレットを格納する格納庫と、この格納庫に格納されて
いるパレットの種類と量及びパレットに詰め合わされて
いる製品の種類と量を在庫データとして記録する記録手
段と、前記格納庫からパレットの出庫を行う出庫手段
と、出庫されたパレットから製品を取り出す取出手段
と、入荷された製品をパレットに詰め合わせる詰合手段
と、前記格納庫へパレットを入庫する入庫手段と、を有
し、詰合手段への製品の入荷と、取出手段からの製品の
出荷と、格納庫におけるパレットの入出庫と、を自動的
に行う自動倉庫の入出庫制御装置において、製品がパレ
ットから取出されることによって形成されるパレット内
の収納スペース(以下、収納スペースという)の大きさ
を出荷製品決定時に算出する算出手段と、この算出手段
により算出されたパレット内のスペースの大きさを該パ
レット毎に記録するスペース記録手段と、パレット内に
形成されているスペースの大きさに適合する製品を選択
し特定する選択手段と、製品の取り出しが行われたパレ
ットを前記取出手段から前記詰合手段へ搬送する搬送手
段と、を含むことを特徴とする。
【0011】また、前記算出手段は、パレットから取出
された製品の幅・高さ・奥行きから当該製品の占有体積
を算出する第一の占有体積算出手段を含み、パレットか
ら取出された製品の占有体積を該パレット内の収納スペ
ースの大きさと擬制して詰め合わせを行うことを特徴と
する。
【0012】さらに、パレットから取り出される製品の
順序をデータとして備える取出順序記録手段と、前記取
出順序記録手段に書き込まれたデータの各々が前記選択
手段で処理されることによって算出された収納スペース
の大きさを当該収納スペースの形成順にデータとして備
える収納スペース形成順序記録手段と、前記収納スペー
ス形成順序記録手段に書き込まれているデータに応じて
入荷する製品の順序を設定する入荷計画立案手段と、を
有することを特徴とする。
【0013】なお、前記詰合手段に設置されパレットを
一時的に貯留するバッファを備えることにより、より迅
速な詰合せを行うことが可能となる。
【0014】
【作用】以上のような構成を有する本発明に係る自動倉
庫の入出庫制御装置においては、製品出庫の際にパレッ
トに形成される空間が検出されて記録される。そして、
入庫に際しては、出庫製品決定時に予め記録されるパレ
ット毎の収納スペースの大きさに対応した製品が選ばれ
て詰合せが行われる。
【0015】そして、搬送手段により搬送されてきたパ
レットに収容可能な製品は、該搬送されてきたパレット
に詰め合わせられることとなるが、搬送手段により搬送
されるパレットには、入荷製品に適合する収納スペース
を有するパレットが選択指定されるようになる。従っ
て、搬送手段により搬送されてきたパレットは、入荷製
品に適合する収納スペースを有しているので、迅速に入
荷製品の詰め合わせ作業を行うことができるようにな
る。
【0016】なお、詰合手段に設置されパレットを一時
的に貯留するバッファを備えると、格納庫或いは前記バ
ッファに貯留されている各パレットに対して行われる詰
合せは、バッファは詰合手段に設置されているため、製
品入荷と同時に詰め合わせ・入庫が行われるようにな
る。従って、バッファに製品ピッキング後のパレットを
貯留しておくと、タイムリーな入庫作業を行うことがで
きるようになる。
【0017】また、格納庫に格納されているパレットに
詰合せを行うにしても、各パレットに形成されている収
納スペースの大きさに適合する製品の詰合せが行われる
ので、自動倉庫全体として収容効率が向上することとな
る。
【0018】更に、前記算出手段が第一の占有体積算出
手段を含むと、パレットから取出された製品の幅・高さ
・奥行きから当該製品の占有体積が算出され、パレット
から取出された製品の占有体積が該パレット内の収納ス
ペースの大きさと擬制されて詰め合わせが行われる。こ
のように、製品の種類に関係なく、製品の大きさに応じ
て画一的に収納スペースの大きさが算出されるので、迅
速に詰め合わせ作業を行うことが可能となる。
【0019】また更に、取出順序記録手段、収納スペー
ス形成順序記録手段、及び入荷計画立案手段が備えられ
た場合には、取出順序記録手段に備えられたデータの各
々が選択手段で処理されることによって収納スペースの
大きさが算出される。そして、当該収納スペースの大き
さが、収納スペースの形成順に収納スペース形成順序記
録手段に備えられる。そして、入荷計画立案手段によ
り、収納スペース形成順序記録手段に備えられているデ
ータに応じて、入荷する製品の順序が設定される。従っ
て、収納スペースの形成順と大きさに基づいて製品の入
荷計画が立案されることとなり、迅速かつ効率的に詰め
合わせ作業を行うことが可能となる。
【0020】
【実施例】 (1)機能構成 図1は、本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の構成を示す図である。
【0021】自動倉庫21は、製品を格納する格納庫2
3と、この格納庫23から製品を出庫する出庫手段25
と、この格納庫23へ製品を入庫する入庫手段27とを
含み、自動的に格納庫23への製品の入出庫を行うよう
になっている。ここで、格納庫23内に格納される製品
は、従来と同様にパレットに詰め合わされて格納される
ようになっている。出荷を要請された製品(以下出荷製
品という)は、格納庫23からパレットに詰め合わされ
たまま出庫されてきて、ピッキング手段29によってピ
ッキングされて外部に出荷される。一方、外部から入荷
されてきた製品(以下入荷製品という)は、詰合手段3
1によってパレットに詰め合わされ、入庫手段27によ
り格納庫23に格納される。
【0022】本実施例において特徴的なことは、ピッキ
ング手段29と詰合手段31とを連結するパレット搬送
手段33を有していることであり、ピッキングが行われ
た後のパレットは、パレット搬送手段によってピッキン
グ手段29から詰合手段31に送られることである。こ
れらの作業指示及び実績管理は指示管理手段35によっ
て行われ、この指示管理手段35には格納庫内の格納状
況をデータベースとして保持しているメモリ37が設置
されている。
【0023】ここで、詰合手段31にはバッファ39が
設置されており、パレット搬送手段33によって運ばれ
てきたパレットは、このバッファ39に一時的に貯留さ
れる。そして、入荷製品が入荷されると、このバッファ
39内に貯留されているパレットの探索が行われ、入荷
製品が収容できる大きさの収容スペースを有するパレッ
トがこのバッファ39内に存在した場合には、該バッフ
ァ39からパレットが取り出され、この取り出されたパ
レットに製品が詰め合わされて格納庫23に入庫される
ようになっている。一方、入荷製品の収容が可能な大き
さの収納スペースを有するパレットがバッファ39内に
存在しなかった場合には、格納庫23から出庫されてき
た新しいパレットに製品が詰め合わされ、これが格納庫
23に入庫されることとなる。
【0024】図2は、図1に示す各手段に対応する各指
示手段を示した図である。
【0025】この図2に示されるように、本実施例の自
動倉庫の入出庫制御装置は、パレット搬送手段33に詰
合手段31とピッキング手段29とパレット出庫手段2
5とパレット入庫手段27とが接続されており、これら
の各手段にはそれぞれ対応する指示手段が接続されてい
る。指示管理手段35は、これら各指示手段からの情報
に基づいて実績の管理を行い、同時に、各指示手段に作
業指示を行う。
【0026】(2)具体的な構成・動作例 図3は、本実施例の自動倉庫の入出庫制御装置を具体的
に示した図である。
【0027】図3において、格納庫23には、出庫手段
としての出庫コンベア25bと、入庫手段としての入庫
コンベア27bとが設置されている。そして、詰合手段
31としては詰合ステーション31b、ピッキング手段
29としてはピッキングステーション29b、パレット
搬送手段33としてはレール33b上を移動する台車3
3b1 ,33b2 がそれぞれ採用されている。そして、
これらの動作は搬送指示手段33aによって行われるよ
うになっている。搬送支持手段33aの指示によって、
レール33b上の2つの台車は、それぞれ出庫コンベア
25b、入庫コンベア27b、詰合ステーション31
b、ピッキングステーション29bの近くで停止するよ
うになっている。そして、これらにはそれぞれ対応する
指示手段31a及び29及び25a及び27aが設置さ
れており、これらの指示手段が指示管理手段35と交信
する。格納庫23内の製品の格納状態は、メモリ37に
データベースとして蓄えられている。なお、製品の外部
への入荷及び出荷はフォークリフト41によって行われ
るようになっており、この作動状況はディスプレイ43
にて表示されるようになっている。
【0028】図4には、図3の自動倉庫の入出庫制御装
置を複数個設置したものが示されている。なお、対応す
る構成部品には同一符号を示す。
【0029】この場合においては、台車が格納庫23の
数と同数だけ設置されており、詰合ステーション31b
にはそれぞれバッファ39が設置されている。なお、こ
の図4の実施例においては、入荷コンベア45と出荷コ
ンベア47とが設置されており、フォークリフト41か
ら入荷コンベア45を介して台車に製品が搬入され、一
方、台車からは出荷コンベア47を介して製品がフォー
クリフトに運び出される。
【0030】(3)動作 図5は本実施例に係る自動倉庫の入出庫制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【0031】(a)入庫動作 まず、入荷製品が詰合ステーション31bに搬入される
と(S101)、この入荷製品の大きさに適合する収納
スペースを有するパレットが詰合ステーション31b内
(バッファ39内)に存在するかどうかが検索される
(S102)。
【0032】ここで、入荷製品の大きさに適合するスペ
ースを有するパレットがあった場合には、そのパレット
に入荷製品が詰め合わされて入庫が行われる(S10
3,S104)。そして、このことがデータベース39
に記録される(S105)。このようにして、入荷製品
を収容することが可能なパレットが詰合ステーション3
1b内(バッファ39内)に存在した場合には、入荷製
品を直ちにパレットに詰め合わせて格納庫23内に入庫
することが可能となる。このように、タイムリーな入庫
動作を行うことができるので、自動倉庫全体の作業効率
を向上させることが可能となる。
【0033】一方、入荷製品の大きさに適合する収納ス
ペースを有するパレットがバッファ39内に存在しなか
った場合には、データベース39が検索されて、当該入
荷製品の大きさに適合するスペースを有するパレットが
格納庫23内にあるかどうかが検索される(S10
7)。そして、そのようなパレットが格納庫23内にあ
った場合には、格納庫23からそのパレットが出庫され
(S108)、その格納庫23から出庫されたパレット
に当該入荷製品の詰合せが行われる(S109)。そし
て、詰め合わされたパレットが入庫され(S110)、
これがデータベース39に記録される(S111)。こ
のようにして、入荷製品を収容することが可能なパレッ
トが詰合ステーション31b内(バッファ39内)に存
在しなかった場合にも、格納庫内のパレットの収納スペ
ースを有効に活用することができるので、格納庫23内
の製品の充填率を向上させることができ、自動倉庫全体
の収容効率を向上させることが可能となる。
【0034】更に、入荷製品の大きさに適合するスペー
スを有するパレットが詰合ステーション31b内にも格
納庫23内にも存在しない場合には、新しいパレットが
格納庫23内から出庫され(S113)、この新しいパ
レットに製品が詰め合わされ(S114)、このパレッ
トが入庫され(S115)、このことがデータベース3
9に記録される(S116)。
【0035】(b)出庫動作 一方、出庫時の動作フローが図6に示されている。
【0036】まず、出庫コンベア25bによって格納庫
23からパレットが出庫されると(S201)、ピッキ
ングステーション29bにおいてパレットから出荷製品
のピッキングが行われる(S202)。そして、パレッ
トから出荷製品のピッキングが行われると、出荷製品が
抜かれた分だけ当該パレット内に収納スペースが形成さ
れるが、本実施例において特徴的なことは、この収納ス
ペースの大きさをピッキング時(製品出荷時)にパレッ
トごとに記録することである(S203)。そして、出
荷製品のピッキングが行われ収納スペースの大きさが記
録されたパレットは、搬送手段33によって詰合ステー
ション31bに搬送される(S204)。
【0037】ここで、詰合ステーション31bにパレッ
トが搬送されると、詰合ステーション31bにパレット
が収容できるか、すなわち搬送されてきたパレットがバ
ッファ39に貯留できるか否かが検出される(S20
5)。
【0038】ここで、搬送されてきたパレットを収容す
ることができると判断された場合には、バッファ39に
パレットが貯留され(S206)、所定のパレットがバ
ッファ39に貯留されているということが記録される。
なお、前述の通り、パレットに形成されている収納スペ
ースはパレットごとに記録されるようになっている(S
207)。
【0039】一方、前記S205において、搬送されて
きたパレットがバッファ39に収容できないと判断され
た場合には、詰合ステーション31bを通過して格納庫
23にパレットが搬送され(S210)、格納庫内にパ
レットが格納され(S211)、詰合ステーション31
bを通過して格納庫23に格納されたことが記録される
(S212)。
【0040】(c)全体動作 パレットの出庫からパレットの入庫までの動作の流れが
図7に示されている。格納庫23からパレットが出庫さ
れると(S301)、このパレットはピッキングステー
ション29bへ搬送され(S302)、このピッキング
ステーション29bにおいて出荷指定製品がピッキング
されることとなる(S303)。そして、出荷指定製品
のピッキングによって生じたスペースがパレットごとに
記録されると共に、ピッキング後のパレットは、パレッ
ト搬送手段33によって、詰合ステーション31bに搬
送され(S304)、この詰合ステーション31bにお
いて入荷部品の詰合せが行われることとなる(S30
5)。詰め合わされたパレットは格納庫23へ搬送され
(306)、このパレットが格納庫へ入庫されることに
よって製品の入庫が行われることとなる(S307)。
【0041】(4)第2実施例 図8は、本発明の第2実施例の動作を説明するフローチ
ャートであり、製品の出荷から収納スペースの検出・記
録、入荷製品の詰め合わせからパレットの入庫まで、全
ての動作を表している。
【0042】本第2実施例においては、パレット内に形
成される収納スペースの大きさを出荷製品のピッキング
時(製品出荷時)に検出・記録する代わりに、設定され
た出荷計画データに基づいて前記収納スペースの検出・
記録を行い、これに基づいて入荷製品の詰め合わせを行
うことを特徴としている。
【0043】(5)製品の出荷と収納スペースの記録 (a)出荷計画データの入力と出庫パレットの割付け まず、製品の出荷が要請されると、これが出荷計画デー
タとして入力され(S501)、この出荷指定製品が存
在するパレットの検索が行われ、ピッキングが行われる
パレットが割り付けられる(S502)。
【0044】ここで、動作制御の流れは、製品を出荷す
るラインと入荷する製品を予め仮置きしておくラインと
に分かれる。この場合、入荷製品を予め仮置きしておく
ことによって、バッファ39に一時的に格納されている
パレットに直ちに入荷製品の詰合せを行うことができる
ようになる。
【0045】(b)詰合リストの作成と入荷製品の仮置 各製品の大きさとパレットに収納されている製品の種類
・量は予めデータベースに記録されている。S502に
おいて出庫パレットが割り付けられると、その出庫パレ
ットに収納されている製品の種類及び量とピッキングさ
れる製品の種類及び量とが同時に判明するので、この時
点でパレットにどの程度の大きさの収納スペースが形成
されるかが算出できる。従って、入庫製品の大きさが判
れば、当該入庫製品をどのパレットに詰め合わせるべき
かということが判断できるようになる。
【0046】ここで、上記のような判断を行う前提とし
て、S504においては、割り付けられた出庫パレット
と出荷計画データとから算出された当該パレットの収容
スペースの大きさに基づいて、詰合候補リストが作成さ
れ出力される。そして、これに基づいて詰合リストが作
成され(S505)、この詰合リストに基づいて詰め合
わせ用入荷製品の準備がされる(S506)。入荷製品
の仮置はこのような過程を経て行われるようになってい
るため、S505において作成された詰合リストに基づ
いて行われることとなる(S507)。詰合リストの作
成の具体例は後述する。
【0047】なお、この入荷製品の仮置きは、詰合ステ
ーション31bに設置されているバッファ39の一部を
用いれば容易に達成することができる。
【0048】(6)製品の出荷とピッキング後のパレッ
トの搬送 (a)製品の出荷 製品の出荷にあたっては、出庫パレットの割り付けが行
われた後に格納庫からの出庫指示がなされ(S51
0)、出庫コンベア25bによって格納庫23からパレ
ットが出庫され(S511)、このパレットがピッキン
グステーション29bへ搬送されて(S512)、ここ
で出荷製品のピッキングが行われる(S513)。ピッ
キングステーション29bでパレットからピッキングさ
れた出荷製品は、ここから外部へ出荷される。
【0049】(b)ピッキング後のパレットの搬送 ピッキングが終わったパレットは、パレット搬送手段3
3によって詰合ステーション31bまで搬送される。そ
して、搬送されたパレットが当該詰合ステーション31
bに到着する前に、詰合ステーション31b内のバッフ
ァ39に、このパレットを収容する余地があるか否かの
判断が行われる(S514)。
【0050】ここで、詰合ステーション31bにパレッ
トを収容する余地があった場合には、パレットは詰合ス
テーション31bに搬送され(S515)、ここで入荷
製品の詰合せが行われ(S516)、入荷製品が詰合さ
れたパレットが格納庫23へ搬送され(S517)、入
庫される(S518)。
【0051】なお、この搬送作業(S515)と平行し
て入荷製品の搬送が指示される(S520)。この入荷
製品の搬送指示は、詰合ステーション31b内(バッフ
ァ39内)に一時的に貯留されているパレットの収納ス
ペースの大きさを基準にして行われる。従って、ピッキ
ングされたパレットが詰合ステーション31bに到着す
ると同時に、バッファ39内のパレットの収納スペース
の大きさに最も適合した入荷製品も詰合ステーション3
1bに到着することとなり、詰め合わせ作業が迅速かつ
円滑に行われるようになっている。
【0052】一方、詰合ステーション31bにパレット
を収容する余地がなかった場合(S514)には、パレ
ットは詰合ステーション31bを通過して、詰合せが行
われないまま格納庫23へ搬送され入庫される。そし
て、詰合せがされていないパレットが格納されたことが
記録される(S523)。
【0053】(7)充填率の向上 以上の説明から明らかなように、格納庫23には、詰合
ステーション31bを通過し詰合せが行われないまま入
庫されたパレットがある。このため、このままでは格納
庫23に格納されているパレット全体に製品が分散する
こととなり、これに伴って自動倉庫自体の充填率が低下
することとなる。
【0054】ところが、本実施例においては、図9に示
されるような制御に従ってパレットの収納スペースに製
品の詰合せが行われることによって、自動倉庫自体の充
填率の向上が図られるのと同時に格納庫23内の整理も
行われるようになっている。以下、自動倉庫の充填率向
上を図る制御の一実施例を説明する。
【0055】充填率向上の要請がされると(S60
1)、格納庫23内の満充填状態でないパレット(以下
詰合未完パレットという)が検索され(S602)、こ
の詰合未完パレットが出庫される(S603)。出庫さ
れた詰合未完パレットは、詰合ステーション31bへ搬
送され(S604)、ここで入荷製品の詰合せが行われ
る(S605)。そして、入荷製品が詰め合わされたパ
レットが、格納庫23へ搬送され(S606)入庫され
る(S607)。従って、充填率向上の要請がされる
と、製品が入荷される度に詰合未完パレットが優先的に
出庫され、この詰合未完パレットに入荷製品が詰め合わ
されることによって、充填率の向上が図られることにな
る。
【0056】ところで、S602において詰合未完パレ
ットの検索が行われると、この詰合未完パレットに形成
されている収納スペースの大きさに適合した入荷製品の
搬送が指示され(S610)、この指示にともなって当
該入荷製品が搬送される(S611)。
【0057】従って、詰合未完パレットが詰合ステーシ
ョン31bに搬送されると同時に、この詰合未完パレッ
トの収納スペースの大きさに適合した入荷製品も詰合ス
テーション31bに搬送されてくるようになる。これに
より、S605においては詰合作業が迅速かつ円滑に行
えることとなる。
【0058】(8)詰合リストの作成と入荷製品の仮置 (a)入荷製品の仮置 図10は、図8のS504からS507にかけての詰合
候補リストの出力から入荷製品の仮置までの工程を詳細
に示すフローチャートである。
【0059】まず、出荷計画データの読み込みが行われ
ると(S701)、ピッキング指示順序に出荷計画デー
タの並び替えが行われ(S702)、出荷計画データに
品種データが付与される(S703)。このような状態
で製品入荷の要請があると、入荷製品のデータが読み込
まれ(S704)、この入荷製品のデータに品種データ
が付与される(S705)。
【0060】ここで、S706においては、生産計画デ
ータに出荷製品データが対応させられて引き当てが行わ
れる。すなわち、このS706においては、出荷製品の
大きさと入荷製品の大きさが比較され、出荷製品の大き
さと入荷製品の大きさがほぼ一致している場合には(S
707)、その製品の出荷がされるパレットに当該出荷
製品の大きさに適合した入荷製品が詰め合わされるよう
になる(S708)。一方、入荷製品に対応する大きさ
の出荷製品がなかった場合には、新たなパレットに入荷
製品が詰め合わされて格納庫23に格納されるようにな
る(S709)。
【0061】(b)詰合リスト 製品 ここで、S706からS709までの工程をより具体的
に説明するのが次の図11〜図14である。図11にお
いて、品種Aと品種A´とは、形状は異なるものの、そ
れが占有する体積はほぼ同等である。なお、この体積
は、幅と高さから求められる面積と奥行きとから容易に
判別することが可能である。同様にして、品種Bは品種
B´とほぼ同等の体積を占有し、品種Cは品種C´とほ
ぼ同様の空間を占有する。従って、品種Aがピッキング
されたパレットには品種A´を詰め込むことが可能とな
り、同様にして品種Bがピッキングされたパレットには
品種B´が、品種Cがピッキングされたパレットには品
種C´を詰め合わせることが可能である。
【0062】製品の引き当て ここで、図12に示されるように、品種Aについて出荷
数量が10であり、一方品種A´について入荷数量が1
2であった場合には、その品種A´の入荷数量12のう
ちの10は品種Aがピッキングされた後のパレットに収
容することが可能であるので、残りの2個を新たなパレ
ットに収容すればよいことになる。ここで、ピッキング
後のパレットに収容可能な数量を追い積み指数と定義
し、新しく必要なパレットの数量を入庫指示数と定義す
ると、追い積み指数は10で、入庫指示数は2となる。
同様にして、品種Bの出荷数量が5で品種B´の入荷数
量が3であった場合には、追い積み指示数は3で、入庫
指示数は0となる。
【0063】このようにして追い積み指示数と入庫指示
数とが算出されると、図13に示されるように、ピッキ
ング指示順序に応じて追い積み指示順序が決定されるよ
うになる。すなわち、図13においては、入荷品種がA
´4個、B´及びC´及びD´がそれぞれ2個ずつであ
った場合に、これらを出荷品種のピッキング指示順序に
応じて追い積み指示順序が決定される。
【0064】データ順序の並び換え 具体的に説明すると、1回目の出荷品種がAであった場
合には、それに対応した入荷品種A´が1番目に追い積
み指示がされる。そして、出荷品種Bが2番目にピッキ
ングされたときには、それに対応した入荷品種B´が2
番目に追い積み指示される。同様にして、出荷品種Aが
3番目にピッキング指示された場合には、残った入荷品
種のうちからA´が指定され、それが3番目に追い積み
指示される。この場合において、出荷品種Bが9番目に
ピッキング指示された場合に、入荷品種の中にはこの出
荷品種Bに対応する入荷品種B´が存在しないため、品
種Bがピッキングされた後は詰合せの対象品がないこと
になる。従って、9番目に出荷品種Bが出荷された場合
には、そのパレットは、詰合せが行われないまま格納庫
23に入庫される。入荷品種A´については、対応する
出荷品種Aが出荷されていないため、詰合ステーション
31bに一時的に貯留されるようになる。そして、この
一時的に貯留されている入荷品種A´は、次のパレット
から出荷が行われるなどして、別の新たな収納スペース
が形成されたパレットに詰め合わされることとなる。
【0065】(9)製品の大きさと収納スペース ここで、パレットから製品がピッキングされることによ
って形成される収納スペースとこの収納スペースに収納
される入荷品種の関係は、ある設定された範囲の近傍に
属するか否かという判断に基づいて行われる。
【0066】例えば、図14に示されるように、品種を
それぞれAグループ、Bグループ、Cグループ、Dグル
ープというように分け、Aグループの基本寸法を300
mm×500mm×1200mmというように設定し、
この基本寸法において高さと幅とが±50mm、奥行き
が±100mmのものはAグループに属するものと設定
する。同様にして、Bグループの基本寸法は250mm
×250mm×1800mmというように設定し、Cグ
ループの基本寸法は700mm×700mm×200m
mというように設定し、Dグループの基本寸法は500
mm×600mm×500mmというように設定する。
従って、A1 が出荷された後には、入荷品種のうちでA
グループに属するものが検索され、このAグループの中
でも最もA位置に近いものから追い積み指定順序が設定
されるようになっている。入荷品種A1 については、入
荷品種にはA4 〜A7 まで対応するAグループの品種が
あるが、このうち、A5 が幅が同一でしかも一番並びが
早いのでこのA5 が追い積み順序では1番に指定される
こととなる。同様にして、B1 についてはB5 が指定さ
れ入荷品種B5 が追い積み順序としては2番に設定され
ることとなる。なお、この部品の寸法に関しては、所定
の範囲を設定することができるが、この範囲はパレット
の状態及び製品の種類、もしくは製品の梱包の具合など
を梱包の仕方などに応じて自由に設定することが可能で
ある。更に、出庫計画データと、入庫計画データとを対
応させて制御することにより、より迅速で効率のよい入
出庫作業が行えるようになる。
【0067】
【発明の効果】以上のようにして、本発明に係る自動倉
庫の入出庫制御装置においては、出庫時にパレットに形
成される収納スペースを予め検出し、これに応じて入荷
製品を収容するので、迅速な入庫作業が行えるようにな
る。また、出庫製品がピッキングされることにより生じ
る収納スペースに、これと適合した異種の製品を収容す
ることによって、自動倉庫の収納効率を上昇させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の好適な一実施例に係る自動倉庫の入出
庫制御装置の具体的な構成を示す図である。
【図4】図3の入出庫制御装置を複数個設定した場合の
実施例を示す図である。
【図5】本実施例に係る自動倉庫の入出庫制御装置の入
庫動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施例に係る入出庫制御装置の出庫動作時の
フローチャートである。
【図7】本実施例に係る入出庫制御装置の全体の作業動
作の流れを示すフローチャートである。
【図8】出荷計画データを設定したときの動作の流れを
示すフローチャートである。
【図9】自動倉庫の充填率向上のための詰合せ作業の流
れを示すフローチャートである。
【図10】出荷計画データを設定したときと入荷製品デ
ータを設定したときの動作の流れを示すフローチャート
である。
【図11】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図12】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図13】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図14】入荷製品と出荷製品の引き当てを説明するた
めの図である。
【図15】従来の自動倉庫の構成を示す図である。
【符号の説明】 21 自動倉庫 23 格納庫 25 出庫手段 25a,27a パレット入出庫指示手段 27 入庫手段 29 ピッキング手段 29a ピッキング指示手段 31 詰合手段 31a 詰合指示手段 33 パレット搬送手段 33a 搬送指示手段 35 指示管理手段 37 メモリ 39 バッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の製品を収容するパレットを格納
    する格納庫と、この格納庫に格納されているパレットの
    種類と量及びパレットに詰め合わされている製品の種類
    と量を在庫データとして記録する記録手段と、前記格納
    庫からパレットの出庫を行う出庫手段と、出庫されたパ
    レットから製品を取り出す取出手段と、入荷された製品
    をパレットに詰め合わせる詰合手段と、前記格納庫へパ
    レットを入庫する入庫手段と、を有し、詰合手段への製
    品の入荷と、取出手段からの製品の出荷と、格納庫にお
    けるパレットの入出庫と、を自動的に行う自動倉庫の入
    出庫制御装置において、(1)製品がパレットから取出
    されることによって形成されるパレット内の収納スペー
    スの大きさを出荷製品決定時に算出する算出手段と、
    (2)この算出手段により算出されたパレット内の収納
    スペースの大きさを該パレット毎に記録するスペース記
    録手段と、(3)パレット内に形成されている収納スペ
    ースの大きさに適合する製品を選択し特定する選択手段
    と、(4)製品の取り出しが行われたパレットを前記取
    出手段から前記詰合手段へ搬送する搬送手段と、 を含み、 前記搬送手段により搬送されてきたパレットに収容可能
    な製品は、該搬送されてきたパレットに詰め合わせるこ
    とを特徴とする自動倉庫の入出庫制御装置。
JP6654792A 1992-03-25 1992-03-25 自動倉庫の入出庫制御装置 Pending JPH05270611A (ja)

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