JPH05269992A - インクジェットヘッドアレイ - Google Patents
インクジェットヘッドアレイInfo
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- JPH05269992A JPH05269992A JP7122392A JP7122392A JPH05269992A JP H05269992 A JPH05269992 A JP H05269992A JP 7122392 A JP7122392 A JP 7122392A JP 7122392 A JP7122392 A JP 7122392A JP H05269992 A JPH05269992 A JP H05269992A
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の静電吸引型スリットジェット方式の長所
を維持しつつ、印字速度を向上させることができるイン
クジェットヘッドアレイを提供する。 【構成】本発明のインクジェットヘッドアレイは、イン
ク室1に収容されたインク内に個別電極5を配置すると
ともに、インクが形成するインク面4に対向して共通電
極6を配置し、個別電極5のうち所定の個別電極に画像
信号を印加することにより、印加された個別電極5付近
のインク面を凸部状に成長させ、成長した凸部を静電引
力の作用でインクとして飛翔させ、飛翔させたインクを
共通電極6に設けた被記録体7に到達させるように構成
してある。また、本発明のインクジェットヘッドアレイ
は、画像信号を印加する前に、インク面4に向かうイン
ク流を上述の個別電極の近傍で発生させることによっ
て、インク面4に予め凸部を形成可能なインク流発生手
段11を備える。
を維持しつつ、印字速度を向上させることができるイン
クジェットヘッドアレイを提供する。 【構成】本発明のインクジェットヘッドアレイは、イン
ク室1に収容されたインク内に個別電極5を配置すると
ともに、インクが形成するインク面4に対向して共通電
極6を配置し、個別電極5のうち所定の個別電極に画像
信号を印加することにより、印加された個別電極5付近
のインク面を凸部状に成長させ、成長した凸部を静電引
力の作用でインクとして飛翔させ、飛翔させたインクを
共通電極6に設けた被記録体7に到達させるように構成
してある。また、本発明のインクジェットヘッドアレイ
は、画像信号を印加する前に、インク面4に向かうイン
ク流を上述の個別電極の近傍で発生させることによっ
て、インク面4に予め凸部を形成可能なインク流発生手
段11を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、さまざまな情報を印字
するためのインクジェットヘッドアレイに係り、特に、
高速印字が可能なインクジェットヘッドアレイに関す
る。
するためのインクジェットヘッドアレイに係り、特に、
高速印字が可能なインクジェットヘッドアレイに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、ワードプロセ
ッサー等のOA機器は、さまざまな業種のオフィスで広
く使用されているが、最近では、情報の多様化等によ
り、各人が専用の機器を持つ場合も増えている。
ッサー等のOA機器は、さまざまな業種のオフィスで広
く使用されているが、最近では、情報の多様化等によ
り、各人が専用の機器を持つ場合も増えている。
【0003】このようなOA機器の専用化に伴い、OA
機器に備えてあるプリンタは、高速印字という基本性能
に加えて、小型軽量でかつ印字の際に騒音が小さく、か
つ低コストのものが要求されるようになってきた。
機器に備えてあるプリンタは、高速印字という基本性能
に加えて、小型軽量でかつ印字の際に騒音が小さく、か
つ低コストのものが要求されるようになってきた。
【0004】かかる状況において、最近では、インクジ
ェット記録方式が注目されている。
ェット記録方式が注目されている。
【0005】インクジェット記録方式とは、インク粒子
を飛翔させて記録紙に到達させる方式をいい、印字の際
に記録紙と接触することがないため、騒音を小さくする
ことができるとともに、リボンが不要になるため、印字
コストを抑えることができる。
を飛翔させて記録紙に到達させる方式をいい、印字の際
に記録紙と接触することがないため、騒音を小さくする
ことができるとともに、リボンが不要になるため、印字
コストを抑えることができる。
【0006】このインクジェット記録方式の中でも、小
型化を図れるものとして、DOD(Drop on Demand)型が
あり、さらに、DOD型の欠点である目詰まりを回避で
きるものとして、静電吸引型スリットジェット方式があ
る。
型化を図れるものとして、DOD(Drop on Demand)型が
あり、さらに、DOD型の欠点である目詰まりを回避で
きるものとして、静電吸引型スリットジェット方式があ
る。
【0007】静電吸引型スリットジェット方式のインク
ジェットヘッドアレイは、インク室に収容されたインク
内に個別電極を配置するとともに、インク室内に形成さ
れたインク面に対向して共通電極を配置し、上述の個別
電極のうち所定の個別電極に画像信号を印加することに
より、印加された個別電極付近のインク面を凸部状に成
長させ、成長した凸部を静電引力の作用でインク粒子と
して飛翔させ、飛翔させたインク粒子を共通電極に設け
た記録紙に到達させるように構成してある。
ジェットヘッドアレイは、インク室に収容されたインク
内に個別電極を配置するとともに、インク室内に形成さ
れたインク面に対向して共通電極を配置し、上述の個別
電極のうち所定の個別電極に画像信号を印加することに
より、印加された個別電極付近のインク面を凸部状に成
長させ、成長した凸部を静電引力の作用でインク粒子と
して飛翔させ、飛翔させたインク粒子を共通電極に設け
た記録紙に到達させるように構成してある。
【0008】このような構成により、インク面の所望の
位置からインク粒子を飛翔させることができる。
位置からインク粒子を飛翔させることができる。
【0009】したがって、各個別電極に印加する画像信
号のタイミングを制御してやれば、所望の文字等を記録
紙に印字することができる。
号のタイミングを制御してやれば、所望の文字等を記録
紙に印字することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
インクジェットヘッドアレイでは、インク面に凸部を成
長させるのに時間がかかってしまい、プリンタの最も重
要な性能である印字速度が遅いという難点がある。
インクジェットヘッドアレイでは、インク面に凸部を成
長させるのに時間がかかってしまい、プリンタの最も重
要な性能である印字速度が遅いという難点がある。
【0011】特開昭58−179663号公報は、振動
子を用いてインク面に定常波を予め形成しておくことに
よって、画像信号を印加してからインク粒子として飛翔
させるまでの時間を短縮することができることを開示す
る。
子を用いてインク面に定常波を予め形成しておくことに
よって、画像信号を印加してからインク粒子として飛翔
させるまでの時間を短縮することができることを開示す
る。
【0012】しかし、インク粒子が飛翔した後、定常波
が元通りに形成されるのにやはり相当の時間を要するた
め、印字速度を向上させるには限界がある。
が元通りに形成されるのにやはり相当の時間を要するた
め、印字速度を向上させるには限界がある。
【0013】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、従来の静電吸引型スリットジェット方式の長
所を維持しつつ、従来方式での印字速度を向上させるこ
とができるインクジェットヘッドアレイを提供すること
を目的とする。
たもので、従来の静電吸引型スリットジェット方式の長
所を維持しつつ、従来方式での印字速度を向上させるこ
とができるインクジェットヘッドアレイを提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクジェットヘッドアレイは請求項1に
記載したように、インク室に収容されたインク内に個別
電極を配置するとともに、前記インクが形成するインク
面に対向して共通電極を配置し、前記個別電極のうち所
定の個別電極に画像信号を印加することにより、印加さ
れた個別電極付近のインク面を凸部状に成長させ、成長
した凸部を静電引力の作用でインクとして飛翔させ、飛
翔させたインクを前記共通電極に設けた被記録体に到達
させるように構成したインクジェットヘッドアレイにお
いて、前記画像信号を印加する前に、前記インク面に向
かうインク流を前記個別電極の近傍で発生させることに
よって、前記インク面に予め凸部を形成可能なインク流
発生手段を備えたものである。
め、本発明のインクジェットヘッドアレイは請求項1に
記載したように、インク室に収容されたインク内に個別
電極を配置するとともに、前記インクが形成するインク
面に対向して共通電極を配置し、前記個別電極のうち所
定の個別電極に画像信号を印加することにより、印加さ
れた個別電極付近のインク面を凸部状に成長させ、成長
した凸部を静電引力の作用でインクとして飛翔させ、飛
翔させたインクを前記共通電極に設けた被記録体に到達
させるように構成したインクジェットヘッドアレイにお
いて、前記画像信号を印加する前に、前記インク面に向
かうインク流を前記個別電極の近傍で発生させることに
よって、前記インク面に予め凸部を形成可能なインク流
発生手段を備えたものである。
【0015】
【作用】本発明のインクジェットヘッドアレイによれ
ば、画像信号を印加する前に、インク面に向かうインク
流を個別電極の近傍で発生させる手段を有し、インク面
に予め凸部を形成可能なため、印字速度を格段に向上さ
せることができる。
ば、画像信号を印加する前に、インク面に向かうインク
流を個別電極の近傍で発生させる手段を有し、インク面
に予め凸部を形成可能なため、印字速度を格段に向上さ
せることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のインクジェットヘッドアレイ
の実施例について、添付図面を参照して説明する。
の実施例について、添付図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本実施例のインクジェットヘッド
アレイを概略斜視図で示したものである。
アレイを概略斜視図で示したものである。
【0018】本実施例のインクジェットヘッドアレイ
は、インクを収容可能なインク室1を内部に形成したイ
ンク収容体2を備え、このインク収容体2には共通開口
3を設けてある。
は、インクを収容可能なインク室1を内部に形成したイ
ンク収容体2を備え、このインク収容体2には共通開口
3を設けてある。
【0019】インク室1に収容されたインクは、一点鎖
線で示すように、共通開口3の上縁付近でインク面4を
形成しており、図示するように、インクの表面張力によ
り湾曲している。
線で示すように、共通開口3の上縁付近でインク面4を
形成しており、図示するように、インクの表面張力によ
り湾曲している。
【0020】また、本実施例のインクジェットヘッドア
レイは、共通開口3近傍のインク内に個別電極5を配置
してあるとともに、インク面4に対向して共通電極6を
配置し、共通電極6には被記録体としての記録紙7を設
けてある。
レイは、共通開口3近傍のインク内に個別電極5を配置
してあるとともに、インク面4に対向して共通電極6を
配置し、共通電極6には被記録体としての記録紙7を設
けてある。
【0021】本実施例のインクジェットヘッドアレイ
は、画像信号出力手段21からの画像信号を、個別電極
5のうち所定の個別電極に印加することにより、印加さ
れた個別電極付近のインク面4を凸部状に成長させ、成
長した凸部を、共通電極6から受ける静電引力の作用で
インク粒子として飛翔させ、飛翔させたインク粒子を記
録紙7に到達させるように構成してある。
は、画像信号出力手段21からの画像信号を、個別電極
5のうち所定の個別電極に印加することにより、印加さ
れた個別電極付近のインク面4を凸部状に成長させ、成
長した凸部を、共通電極6から受ける静電引力の作用で
インク粒子として飛翔させ、飛翔させたインク粒子を記
録紙7に到達させるように構成してある。
【0022】個別電極5は、破線で示すように外側まで
延びており、上述の画像信号を印加可能になっている。
延びており、上述の画像信号を印加可能になっている。
【0023】本実施例のインクジェットヘッドアレイ
は、さらに、上述の画像信号を印加する前に、インク面
4に向かうインク流を個別電極5の近傍で発生させるこ
とによって、インク面4に予め凸部を形成可能なインク
流発生手段11を備える。
は、さらに、上述の画像信号を印加する前に、インク面
4に向かうインク流を個別電極5の近傍で発生させるこ
とによって、インク面4に予め凸部を形成可能なインク
流発生手段11を備える。
【0024】インク流発生手段11は、インク室1を、
インク面4を含むインク上部室12とインク下部室13
とに仕切る仕切り手段14をインク室1内に備える。
インク面4を含むインク上部室12とインク下部室13
とに仕切る仕切り手段14をインク室1内に備える。
【0025】仕切り手段14は、上述の個別電極5を設
けてあるとともに個別電極5の近傍には開口15を設け
てある。
けてあるとともに個別電極5の近傍には開口15を設け
てある。
【0026】仕切り手段14は、例えば仕切り板で構成
するのがよい。
するのがよい。
【0027】また、インク流発生手段11は、インク下
部室13内のインクを加圧することにより、開口15を
通過するインク流を発生可能な圧力発生手段16をイン
ク下部室13内近傍に備える。
部室13内のインクを加圧することにより、開口15を
通過するインク流を発生可能な圧力発生手段16をイン
ク下部室13内近傍に備える。
【0028】圧力発生手段16は、例えば、インク収容
体2の底部を弾性プレートで構成し、この弾性プレート
にピエゾ素子17を取り付けておくことによって、ピエ
ゾ素子17の振動を弾性プレートに伝達するようにする
のがよい。
体2の底部を弾性プレートで構成し、この弾性プレート
にピエゾ素子17を取り付けておくことによって、ピエ
ゾ素子17の振動を弾性プレートに伝達するようにする
のがよい。
【0029】本実施例のインクジェットヘッドアレイ
は、例えば30μm程度のインク粒子を飛翔させること
ができるような大きさに開口15を形成してある。
は、例えば30μm程度のインク粒子を飛翔させること
ができるような大きさに開口15を形成してある。
【0030】また、インク収容体2、仕切り手段14
は、絶縁材料で形成するのが好ましい。
は、絶縁材料で形成するのが好ましい。
【0031】このため、本実施例のインクジェットヘッ
ドアレイは、例えば高抵抗シリコン、シリコン酸化物、
シリコン窒化物、あるいはこれらを主成分とする単一
体、積層体、複合体で形成し、開口15等を、半導体微
細加工技術で構成するのがよい。
ドアレイは、例えば高抵抗シリコン、シリコン酸化物、
シリコン窒化物、あるいはこれらを主成分とする単一
体、積層体、複合体で形成し、開口15等を、半導体微
細加工技術で構成するのがよい。
【0032】本実施例のインクジェットヘッドアレイ
は、インク室1にインクを補給するためのインク補給口
18をインク収容体2に設けてある。
は、インク室1にインクを補給するためのインク補給口
18をインク収容体2に設けてある。
【0033】図2は、本実施例のインクジェットヘッド
アレイを、開口15付近で切断した断面図で示したもの
である。
アレイを、開口15付近で切断した断面図で示したもの
である。
【0034】本実施例では、電源22で共通電極6にバ
イアス電圧22をかけておくことにより、個別電極5に
印加する画像信号電圧を低く設定できるようにしてあ
る。
イアス電圧22をかけておくことにより、個別電極5に
印加する画像信号電圧を低く設定できるようにしてあ
る。
【0035】圧力発生手段16のピエゾ素子17は、ピ
エゾ素子駆動手段23から出力されるパルスに応答して
インク収容体2の弾性プレート32を上方に湾曲させる
ようになっている。
エゾ素子駆動手段23から出力されるパルスに応答して
インク収容体2の弾性プレート32を上方に湾曲させる
ようになっている。
【0036】また、インク補給口18には、インク下部
室13内のインクの圧力が低下したときだけインクが補
給されるように逆止弁24を設けてある。
室13内のインクの圧力が低下したときだけインクが補
給されるように逆止弁24を設けてある。
【0037】また、インク流発生手段11は、上述の画
像信号を印加した後に、インク面4から遠ざかるインク
流を個別電極5の近傍で発生させることによって、イン
ク面4に形成された凸部がインク面4から分離してイン
ク粒子となるのを促進するようになっている。
像信号を印加した後に、インク面4から遠ざかるインク
流を個別電極5の近傍で発生させることによって、イン
ク面4に形成された凸部がインク面4から分離してイン
ク粒子となるのを促進するようになっている。
【0038】画像信号出力手段21、ピエゾ素子駆動手
段23、バイアス用の電源22等は、駆動回路としてイ
ンクジェットヘッドアレイと一体に形成するのがよい。
段23、バイアス用の電源22等は、駆動回路としてイ
ンクジェットヘッドアレイと一体に形成するのがよい。
【0039】インクジェットヘッドアレイをシリコンで
形成する場合には、上述の駆動回路は、半導体技術を用
いて容易にインクジェットヘッドアレイと一体に形成す
ることができる。
形成する場合には、上述の駆動回路は、半導体技術を用
いて容易にインクジェットヘッドアレイと一体に形成す
ることができる。
【0040】本実施例のインクジェットヘッドアレイを
用いてインク粒子を飛翔させるには、画像信号の印加に
先立って、まず、インク流発生手段11を作動させて、
インク面4に凸部31を形成する。
用いてインク粒子を飛翔させるには、画像信号の印加に
先立って、まず、インク流発生手段11を作動させて、
インク面4に凸部31を形成する。
【0041】すなわち、図3(a) に示すように、ピエゾ
素子駆動手段23を作動させてピエゾ素子17を駆動
し、ピエゾ素子17を取り付けてあるインク収容体2の
底部の弾性プレート32を上方に湾曲させる。
素子駆動手段23を作動させてピエゾ素子17を駆動
し、ピエゾ素子17を取り付けてあるインク収容体2の
底部の弾性プレート32を上方に湾曲させる。
【0042】次いで、この湾曲により、インク下部室1
3内のインクを加圧し、開口15を通ってインク面4に
向かうインク流(図3(a) の矢印の方向)を発生させ
る。
3内のインクを加圧し、開口15を通ってインク面4に
向かうインク流(図3(a) の矢印の方向)を発生させ
る。
【0043】次いで、上述のインク流により、開口15
の上方のインク面4に凸部31を発生させる。
の上方のインク面4に凸部31を発生させる。
【0044】すなわち、インク流発生手段11は、凸部
31を、ピエゾ素子17の駆動に応答して発生させるこ
とができ、しかもピエゾ素子17は例えば数kHzの高
速駆動が可能であるので、凸部31を短時間で形成する
ことができる。
31を、ピエゾ素子17の駆動に応答して発生させるこ
とができ、しかもピエゾ素子17は例えば数kHzの高
速駆動が可能であるので、凸部31を短時間で形成する
ことができる。
【0045】弾性プレート32の上方への湾曲速度(変
化率)が最大になるとき、インク面4に形成される凸部
31もほぼ同時に最大となる。
化率)が最大になるとき、インク面4に形成される凸部
31もほぼ同時に最大となる。
【0046】凸部31が最も大きく成長したとき、図3
(b) に示すように、画像信号出力手段21により画像信
号を所定の個別電極5aに印加する。
(b) に示すように、画像信号出力手段21により画像信
号を所定の個別電極5aに印加する。
【0047】個別電極5aに画像信号が印加されると、
その付近のインクに電荷が注入される。
その付近のインクに電荷が注入される。
【0048】注入された電荷は、共通電極6から静電引
力を受けて、凸部31の先端に集まる。
力を受けて、凸部31の先端に集まる。
【0049】凸部31に集中した電荷はもっと大きな静
電引力を共通電極6から受けるので、凸部31はますま
す成長し、図3(b) に示すように凸部31aに成長す
る。
電引力を共通電極6から受けるので、凸部31はますま
す成長し、図3(b) に示すように凸部31aに成長す
る。
【0050】このとき、画像信号が印加されていない個
別電極5の上方に形成された凸部31は、電荷が注入さ
れていないため、もはや成長することはない。
別電極5の上方に形成された凸部31は、電荷が注入さ
れていないため、もはや成長することはない。
【0051】成長した凸部31aは、共通電極6から受
ける静電引力の作用により、インク面4から分離しよう
とする。
ける静電引力の作用により、インク面4から分離しよう
とする。
【0052】一方、ピエゾ素子17へのパルスの印加が
終了した後、弾性プレート32は、自身のもつ復元力に
より元の位置に戻ろうとするため、インク流発生手段1
1は、開口15を下方に流れる上述した向きとは逆向き
のインク流を発生させる。
終了した後、弾性プレート32は、自身のもつ復元力に
より元の位置に戻ろうとするため、インク流発生手段1
1は、開口15を下方に流れる上述した向きとは逆向き
のインク流を発生させる。
【0053】この逆向きのインク流は、図4(a) に示す
ように、大きく成長した凸部31aがインク面4から分
離してインク粒子33となるのを促進する。
ように、大きく成長した凸部31aがインク面4から分
離してインク粒子33となるのを促進する。
【0054】インク粒子33は、共通電極6に向かって
飛翔し記録紙7に到達、すなわち印字される。
飛翔し記録紙7に到達、すなわち印字される。
【0055】一方、インク面4に形成されていた凸部3
1aは、インク粒子33の飛翔と同時に急激に小さくな
る。
1aは、インク粒子33の飛翔と同時に急激に小さくな
る。
【0056】また、凸部31は、インクの表面張力と粘
性とにより速やかに消滅する。
性とにより速やかに消滅する。
【0057】なお、弾性プレート32がもとの位置に戻
ろうとしてインク下部室13内のインクが減圧されると
き、逆止弁34が開いてインク補給口18からインクが
インク下部室13に流入する。
ろうとしてインク下部室13内のインクが減圧されると
き、逆止弁34が開いてインク補給口18からインクが
インク下部室13に流入する。
【0058】図4(b) は、ピエゾ素子17および弾性プ
レート32がもとの位置に戻って、凸部31、31aが
消滅した様子を示したものである。
レート32がもとの位置に戻って、凸部31、31aが
消滅した様子を示したものである。
【0059】本実施例のインクジェットヘッドアレイ
は、記録紙7を少しずつ移動させながら、図3(a) から
図4(b) までの作動を繰り返すことにより、所定の画像
を記録紙7に印字することができる。
は、記録紙7を少しずつ移動させながら、図3(a) から
図4(b) までの作動を繰り返すことにより、所定の画像
を記録紙7に印字することができる。
【0060】繰り返し周波数は、例えば、G3モードの
ファクシミリの場合だと、数百Hzに設定すればよい。
ファクシミリの場合だと、数百Hzに設定すればよい。
【0061】本実施例では、画像信号を印加する前にイ
ンク面に予め凸部を形成するようにしたので、画像信号
を印加した後は速やかにインク粒子を記録紙に飛翔させ
ることができる。
ンク面に予め凸部を形成するようにしたので、画像信号
を印加した後は速やかにインク粒子を記録紙に飛翔させ
ることができる。
【0062】さらに本実施例では、この凸部をインク流
発生手段11で形成するようにしたので、凸部を短時間
に形成することができる。
発生手段11で形成するようにしたので、凸部を短時間
に形成することができる。
【0063】したがって、本実施例のインクジェットヘ
ッドアレイは、インク粒子を飛翔させることができる準
備が整ってから(図4(b) の状態)、インク粒子を飛翔
させるまで(図4(a) の状態)の時間を、従来より格段
に短くすることができる。
ッドアレイは、インク粒子を飛翔させることができる準
備が整ってから(図4(b) の状態)、インク粒子を飛翔
させるまで(図4(a) の状態)の時間を、従来より格段
に短くすることができる。
【0064】このため、例えば数kHzの高速印字が可
能となる。
能となる。
【0065】本実施例では、インクジェットヘッドアレ
イを、例えば半導体技術で加工するものとして説明した
が、他の微細加工技術で加工を行ってもよい。
イを、例えば半導体技術で加工するものとして説明した
が、他の微細加工技術で加工を行ってもよい。
【0066】また、形成材料もシリコンに限定されるも
のではなく、加工精度を満足できる材料であればなんで
もよいし、絶縁材料に限定されるものでもなく、画像信
号を所定の個別電極に印加することができ、かつ凸部あ
るいはインク粒子が共通電極から所定の静電引力を受け
ることができるのであれば、どんな材料でも用いること
ができる。
のではなく、加工精度を満足できる材料であればなんで
もよいし、絶縁材料に限定されるものでもなく、画像信
号を所定の個別電極に印加することができ、かつ凸部あ
るいはインク粒子が共通電極から所定の静電引力を受け
ることができるのであれば、どんな材料でも用いること
ができる。
【0067】また、本実施例では、インクジェットヘッ
ドアレイを一体加工するものとして説明したが、例えば
インク流発生手段を設けた上板と、内部を中空にしてイ
ンクを収容可能にした中板と、圧力発生手段を設けた底
板とに分けて半導体微細加工技術等で別々に製造してお
き、これらをシリコン接着技術で相互に接着することに
より構成してもよい。
ドアレイを一体加工するものとして説明したが、例えば
インク流発生手段を設けた上板と、内部を中空にしてイ
ンクを収容可能にした中板と、圧力発生手段を設けた底
板とに分けて半導体微細加工技術等で別々に製造してお
き、これらをシリコン接着技術で相互に接着することに
より構成してもよい。
【0068】また、本実施例では、記録紙を、共通電極
とインク面との間に配置したが、これに限定されるもの
ではなく、共通電極を例えば格子状に形成しておけば、
記録紙を、インク面と反対側の共通電極6に設けてもよ
い。
とインク面との間に配置したが、これに限定されるもの
ではなく、共通電極を例えば格子状に形成しておけば、
記録紙を、インク面と反対側の共通電極6に設けてもよ
い。
【0069】また、本実施例では、圧力発生手段をピエ
ゾ素子を用いて構成したが、例えば、発熱素子を用いて
構成してもよい。
ゾ素子を用いて構成したが、例えば、発熱素子を用いて
構成してもよい。
【0070】また、本実施例では、1つのインクジェッ
トヘッドアレイに個別電極、開口を各々6個ずつ設けた
ものを図示したが、これは単に図面作成上の便宜のため
であり、実際にはもっと多数の個別電極、開口を、例え
ばリソグラフィー技術で設けてある。
トヘッドアレイに個別電極、開口を各々6個ずつ設けた
ものを図示したが、これは単に図面作成上の便宜のため
であり、実際にはもっと多数の個別電極、開口を、例え
ばリソグラフィー技術で設けてある。
【0071】また、本実施例では、開口を一直線上に配
置してあり、開口のピッチはかなり狭くなっているた
め、ある個別電極に画像信号を印加して電荷を注入した
とき、その電荷は、その個別電極に対応する開口に隣接
する開口にまで流れてしまう場合が生じる。
置してあり、開口のピッチはかなり狭くなっているた
め、ある個別電極に画像信号を印加して電荷を注入した
とき、その電荷は、その個別電極に対応する開口に隣接
する開口にまで流れてしまう場合が生じる。
【0072】このような場合、インク粒子は、意図しな
い開口上方のインク面から飛翔してしまうことになり、
記録紙への印字性能の低下につながる。
い開口上方のインク面から飛翔してしまうことになり、
記録紙への印字性能の低下につながる。
【0073】かかる事態を回避するため、開口を例えば
千鳥状に配置することにより、個別電極とそれに隣接す
る個別電極の開口との間の相互作用をなくすようにして
もよい。
千鳥状に配置することにより、個別電極とそれに隣接す
る個別電極の開口との間の相互作用をなくすようにして
もよい。
【0074】また、本実施例では、弾性プレートの復元
力を利用してインク面から遠ざかる方向のインク流を発
生せしめ、このインク流により凸部がインク面から分離
してインク粒子となるのを促進可能に構成した。
力を利用してインク面から遠ざかる方向のインク流を発
生せしめ、このインク流により凸部がインク面から分離
してインク粒子となるのを促進可能に構成した。
【0075】しかしながら、本発明のインクジェットヘ
ッドアレイは、このような構成に限定されるものではな
く、弾性プレートが上方に湾曲するようにピエゾ素子に
パルスを印加した後、パルスの極性をが逆にしてピエゾ
素子を駆動し、弾性プレートを強制的に元の位置に戻す
ことにより、例えば数kHz程度の周波数でも、インク
ジェットヘッドアレイを安定して作動させることができ
る。
ッドアレイは、このような構成に限定されるものではな
く、弾性プレートが上方に湾曲するようにピエゾ素子に
パルスを印加した後、パルスの極性をが逆にしてピエゾ
素子を駆動し、弾性プレートを強制的に元の位置に戻す
ことにより、例えば数kHz程度の周波数でも、インク
ジェットヘッドアレイを安定して作動させることができ
る。
【0076】次に、上述の実施例の変形例に係るインク
ジェットヘッドアレイを説明する。なお、上述の実施例
と実質的に同一の部品については同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
ジェットヘッドアレイを説明する。なお、上述の実施例
と実質的に同一の部品については同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0077】図5(a) は、変形例に係るインクジェット
ヘッドアレイを概略斜視図で示したものである。
ヘッドアレイを概略斜視図で示したものである。
【0078】また、図5(b) は、図5(a) のB−B線に
沿う断面図、図5(c) は、C−C線に沿う断面図を示し
たものである。
沿う断面図、図5(c) は、C−C線に沿う断面図を示し
たものである。
【0079】本変形例では、圧力発生手段16を、3つ
のピエゾ素子41を用いて構成してある。
のピエゾ素子41を用いて構成してある。
【0080】このように、小型のピエゾ素子を複数設け
ることによって、大きな容積のインクを高い周波数で加
圧させることが可能となる。
ることによって、大きな容積のインクを高い周波数で加
圧させることが可能となる。
【0081】したがって、高速印字可能なインクジェッ
トヘッドアレイを容易に実現することができる。
トヘッドアレイを容易に実現することができる。
【0082】また、ピエゾ素子から生じる圧力波は経時
的あるいは空間的に多少ずれがあるが、上述のピエゾ素
子を各々独立に制御することにより、このずれを有効に
補正することができる。
的あるいは空間的に多少ずれがあるが、上述のピエゾ素
子を各々独立に制御することにより、このずれを有効に
補正することができる。
【0083】次に、第2の実施例を以下に説明する。
【0084】なお、第1の実施例あるいはその変形例と
実質的に同一の部品については同一の符号を付してその
説明を省略する。
実質的に同一の部品については同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0085】図6は、第2の実施例のインクジェットヘ
ッドアレイを断面図を示したものである。
ッドアレイを断面図を示したものである。
【0086】図6でわかるように、第2の実施例では、
共通電極6を、インク流の方向から外して配置するとと
もに、インク流の方向にインク受け51を設けてある。
共通電極6を、インク流の方向から外して配置するとと
もに、インク流の方向にインク受け51を設けてある。
【0087】第1の実施例で説明したように、インク面
4に形成された凸部31は、個別電極5への画像信号の
印加により電荷の注入を受け、この電荷により、さらに
成長してインク粒子として飛翔し、共通電極6に向か
う。
4に形成された凸部31は、個別電極5への画像信号の
印加により電荷の注入を受け、この電荷により、さらに
成長してインク粒子として飛翔し、共通電極6に向か
う。
【0088】しかし、電荷の注入を受けていない凸部で
あってもある程度成長しているため、ノイズ等により、
誤ってインク粒子として飛び出してしまうおそれがあ
る。
あってもある程度成長しているため、ノイズ等により、
誤ってインク粒子として飛び出してしまうおそれがあ
る。
【0089】このようなインク粒子は、本来、印字され
るべきものではないため、記録紙7に到達しないように
するのが好ましい。
るべきものではないため、記録紙7に到達しないように
するのが好ましい。
【0090】第2の実施例では、このような電荷の注入
がなされていないインク粒子は、帯電しておらず、した
がって、共通電極6の位置にかかわらず、インク面4か
ら飛び出した方向、すなわちインク流の方向にしか飛翔
しないことに注目したものである。
がなされていないインク粒子は、帯電しておらず、した
がって、共通電極6の位置にかかわらず、インク面4か
ら飛び出した方向、すなわちインク流の方向にしか飛翔
しないことに注目したものである。
【0091】このような構成により、画像信号の印加を
受けて飛び出したインク粒子は、その帯電作用により共
通電極6に引かれて図6の実線で示した矢印の方向に飛
翔し、一方、画像信号の印加を受けないでたまたま飛び
出したインク粒子は、図6の破線矢印で示したインク流
の方向に飛翔し、その後、インク受け51に衝突するた
め、記録紙7に到達させないようにすることができる。
受けて飛び出したインク粒子は、その帯電作用により共
通電極6に引かれて図6の実線で示した矢印の方向に飛
翔し、一方、画像信号の印加を受けないでたまたま飛び
出したインク粒子は、図6の破線矢印で示したインク流
の方向に飛翔し、その後、インク受け51に衝突するた
め、記録紙7に到達させないようにすることができる。
【0092】このような構成により、様々な外部環境
(温度、インク導電率、気圧等)の変化や、デバイス諸
特性の経時変化に起因して誤って飛翔したインク粒子が
記録紙に到達するのを防止することができる。
(温度、インク導電率、気圧等)の変化や、デバイス諸
特性の経時変化に起因して誤って飛翔したインク粒子が
記録紙に到達するのを防止することができる。
【0093】図7は、第2の実施例に係る変形例を示し
たものである。
たものである。
【0094】本変形例は、図6の実施例と、インク流の
方向すなわち開口15の配置方向が異なる以外は、図6
で説明したものとほぼ同じであるため、ここではその説
明を省略する。
方向すなわち開口15の配置方向が異なる以外は、図6
で説明したものとほぼ同じであるため、ここではその説
明を省略する。
【0095】以上、ラインタイプのものを説明したが、
個別電極をn×mのマトリックス配置にしてもよいこと
は言うまでもない。
個別電極をn×mのマトリックス配置にしてもよいこと
は言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のインクジェ
ットヘッドアレイは、インク室に収容されたインク内に
個別電極を配置するとともに、前記インクが形成するイ
ンク面に対向して共通電極を配置し、前記個別電極のう
ち所定の個別電極に画像信号を印加することにより、印
加された個別電極付近のインク面を凸部状に成長させ、
成長した凸部を静電引力の作用でインクとして飛翔さ
せ、飛翔させたインクを前記共通電極に設けた被記録体
に到達させるように構成したインクジェットヘッドアレ
イにおいて、前記画像信号を印加する前に、前記インク
面に向かうインク流を前記個別電極の近傍で発生させる
ことによって、前記インク面に予め凸部を形成可能なイ
ンク流発生手段を備えたので、印字速度を格段に向上さ
せることができる。
ットヘッドアレイは、インク室に収容されたインク内に
個別電極を配置するとともに、前記インクが形成するイ
ンク面に対向して共通電極を配置し、前記個別電極のう
ち所定の個別電極に画像信号を印加することにより、印
加された個別電極付近のインク面を凸部状に成長させ、
成長した凸部を静電引力の作用でインクとして飛翔さ
せ、飛翔させたインクを前記共通電極に設けた被記録体
に到達させるように構成したインクジェットヘッドアレ
イにおいて、前記画像信号を印加する前に、前記インク
面に向かうインク流を前記個別電極の近傍で発生させる
ことによって、前記インク面に予め凸部を形成可能なイ
ンク流発生手段を備えたので、印字速度を格段に向上さ
せることができる。
【図1】第1の実施例のインクジェットヘッドアレイの
概略斜視図。
概略斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】(a) はインク下部室13内のインクをピエゾ素
子17で加圧してインク面4に凸部が形成され始めた様
子を示した断面図、(b) はさらに加圧して凸部31が成
長したときに画像信号を印加した様子を示した断面図。
子17で加圧してインク面4に凸部が形成され始めた様
子を示した断面図、(b) はさらに加圧して凸部31が成
長したときに画像信号を印加した様子を示した断面図。
【図4】(a) は、図3に引き続き、凸部31aがインク
粒子としてインク面から飛び出したときの様子を示した
断面図、(b) は、もとの状態に戻って次のインク粒子発
生の準備が整った状態を示した断面図。
粒子としてインク面から飛び出したときの様子を示した
断面図、(b) は、もとの状態に戻って次のインク粒子発
生の準備が整った状態を示した断面図。
【図5】(a) は、第1の実施例の変形例に係るインクジ
ェットヘッドアレイの概略斜視図、(b) 、(c) は、各々
B−B線、C−C線に沿う断面図。
ェットヘッドアレイの概略斜視図、(b) 、(c) は、各々
B−B線、C−C線に沿う断面図。
【図6】第2の実施例に係るインクジェットヘッドアレ
イの断面図。
イの断面図。
【図7】第2の実施例の変形例に係るインクジェットヘ
ッドアレイの断面図。
ッドアレイの断面図。
1 インク室 2 インク収容体 3 共通開口 4 インク面 5 個別電極 6 共通電極 7 記録紙 11 インク流発生手段 12 インク上部室 13 インク下部室 14 仕切り手段 15 開口 16 圧力発生手段 17 ピエゾ素子 18 インク補給口
Claims (1)
- 【請求項1】 インク室に収容されたインク内に個別電
極を配置するとともに、前記インクが形成するインク面
に対向して共通電極を配置し、前記個別電極のうち所定
の個別電極に画像信号を印加することにより、印加され
た個別電極付近のインク面を凸部状に成長させ、成長し
た凸部を静電引力の作用でインクとして飛翔させ、飛翔
させたインクを前記共通電極に設けた被記録体に到達さ
せるように構成したインクジェットヘッドアレイにおい
て、前記画像信号を印加する前に、前記インク面に向か
うインク流を前記個別電極の近傍で発生させることによ
って、前記インク面に予め凸部を形成可能なインク流発
生手段を備えたことを特徴とするインクジェットヘッド
アレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7122392A JPH05269992A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | インクジェットヘッドアレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7122392A JPH05269992A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | インクジェットヘッドアレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269992A true JPH05269992A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13454469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7122392A Pending JPH05269992A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | インクジェットヘッドアレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05269992A (ja) |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP7122392A patent/JPH05269992A/ja active Pending
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