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JPH0526197U - オゾン溶解装置 - Google Patents

オゾン溶解装置

Info

Publication number
JPH0526197U
JPH0526197U JP8147091U JP8147091U JPH0526197U JP H0526197 U JPH0526197 U JP H0526197U JP 8147091 U JP8147091 U JP 8147091U JP 8147091 U JP8147091 U JP 8147091U JP H0526197 U JPH0526197 U JP H0526197U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
water
water tank
dissolved
bubbles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8147091U
Other languages
English (en)
Inventor
剛 牧野
Original Assignee
トヨタ車体株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ車体株式会社 filed Critical トヨタ車体株式会社
Priority to JP8147091U priority Critical patent/JPH0526197U/ja
Publication of JPH0526197U publication Critical patent/JPH0526197U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中へのオゾンの溶解効率に優れた,オゾン
溶解装置を提供すること。 【構成】 オゾンを溶解すべき水を入れるための水槽3
と,該水槽3の底部に,オゾン発生器4からのオゾンを
供給するための多孔性散気管31を有するオゾン溶解装
置10において,水槽3の内部に,オゾン非反応物質よ
り成る多数の球状体1を充填する。多孔性散気管31か
ら噴出されたオゾン気泡22は,球状体1の間をゆっく
り上昇する。そのため,その滞留時間が長く,水中への
オゾン溶解量が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
オゾンの溶解効率に優れたオゾン溶解装置を提供すること。
【0002】
【従来技術】
近年,オゾンを利用して水を浄化する浄化装置が用いられている。オゾンすな わちオゾン溶解水を飲料水などに加えて,その中の微生物を殺菌する方法がある 。 そして,上記オゾン溶解水を作る装置としては,従来,例えば図4及び図5に 示したオゾン溶解装置100及び101がある。
【0003】 すなわち,図4に示したオゾン溶解装置100は,水槽3と,該水槽3の底部 34に設けられた,オゾンを供給するための多孔性散気管31を有する。そして ,水槽3において,その上部には排気口321を有する蓋32を設けてなり,そ の内部にはオゾンを溶解すべき水2が満たされている。また,上記多孔性散気管 31は,噴射孔311を有し,そして,パイプ41により,水槽3の外に設置さ れたオゾン発生器4に連結されている。また,オゾン発生器4は,パイプ42に より,エアポンプ5に連結されている。
【0004】 次に,オゾン溶解装置100において,オゾン溶解水を作る作用について説明 する。 まず,エアポンプ5により空気がパイプ42を通ってオゾン発生器4に送られ る。該オゾン発生器4では,空気中の酸素からオゾンが作られる。そして,この オゾンを含有した空気は,パイプ41を通って多孔性散気管31に送られ,噴射 孔311より水槽3内の水中に噴射される。 そして,オゾン気泡22となり,その浮力により急速に水中を上昇する。その 間,そのオゾン気泡22は,水2と接触することにより,水2に溶解し,オゾン 溶解水となる。一方,溶解できなかった残存オゾンは,水槽の上部の蓋32に設 けられた排気口321から排出される。
【0005】 一方,図5に示したオゾン溶解装置101は,水槽33の内部に数枚の邪魔板 30を左右段違いに取り付けたものである。各邪魔板30は,傾斜がつけてあり ,水槽33との取り付け部301よりも,それに対する先端部302の方が高く なっている。その他は,図4のオゾン溶解装置100と同様である。 次に,オゾン溶解装置101のオゾン溶解水を作る作用について説明する。該 オゾン溶解装置101では,図5のオゾン溶解装置100と同様に多孔性散気管 31の噴射孔311よりオゾン気泡22が噴射される。
【0006】 そしてオゾン気泡22は,その浮力により,邪魔板30にぶつかりながら,水 中を上昇する。その間,そのオゾン気泡22は,水2と接触することにより,水 2に溶解し,オゾン溶解水となる。一方,溶解できなかった残存オゾンは,水槽 の上部の蓋32に設けられた排気口321から排出される。
【0007】
【解決しようとする課題】
しかしながら,図4に示す従来のオゾン溶解装置100においては,オゾン気 泡22は上記水槽3に充填してある水中を急速に上昇する。そのため,水2との 接触時間が短く,多くのオゾンは水2に溶解せずに水槽3の外へ逃げてしまい, 高濃度のオゾン溶解水を得ることができない。
【0008】 一方,図5に示すオゾン溶解装置101においては,オゾン気泡22は邪魔板 30にぶつかりながら上昇するので,水2内における上昇経路は,図4のオゾン 溶解装置100に比べて長い。しかし,隣接したオゾン気泡22同志が接触し易 く,オゾン気泡22が合併して大きくなってしまい,水とオゾンの接触表面積が 減少してしまう。更に,接触表面積が減少することにより,オゾン気泡22の上 昇速度が速くなり,水2との接触時間も減少する。そのために,オゾンの溶解効 率は向上しない。 本考案は,かかる従来の問題点に鑑み,オゾンの溶解効率に優れたオゾン溶解 装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】
本考案は,オゾンを溶解すべき水を入れるための水槽と,該水槽の底部に,オ ゾン発生器からのオゾンを供給するための多孔性散気管とを設けてなるオゾン溶 解装置において,上記水槽内には,オゾンと反応しない物質より成る多数の球状 体を充填したことを特徴とするオゾン溶解装置にある。
【0010】 上記球状体は,オゾンと反応しない物質からなる。かかる球状体としては,例 えば,ガラス玉,セラミックス,陶磁器,金属又はプラスチックを用いることが できる。そして,該球状体の形状は球状であることが好ましい。また,卵型や長 円球も可能である。なお,その直径は10〜30mmであることが好ましい。 直径10mm未満では,水中におけるオゾン気泡の通気抵抗が大きく,オゾン気 泡の多孔性散気管からの噴射速度よりも,水中の上昇速度が遅くなり,オゾン気 泡が水槽の底部で滞留し,オゾン気泡の水中での対流がスムーズに行われなくな る。一方,直径30mmを越えた場合は,球状体の間の間隙が大きくなるため, 水中でのオゾンの滞留時間が短くなり,濃いオゾン溶解水を得ることはできない 。
【0011】
【作用及び効果】
本考案においては,水槽内に多数の球状体が充填されている。そして,オゾン 溶解に当たっては,多孔性散気管よりオゾンを,水槽内の水中に噴射させる。噴 射されたオゾンの気泡は水中を上昇しようとするが,水中内には多数の球状体が 入っている。そのため,オゾン気泡は球状体の間の間隙を縫うようにして上昇し ていく。そのため,オゾン気泡が水中を上昇していく経路は長くなり,オゾン気 泡が水面に到達するのに時間がかかる。
【0012】 それ故,水とオゾンの接触時間が長くなり,オゾンを効果的に水に溶解させる ことができる。 以上のごとく,本考案によれば,オゾンの溶解効率に優れたオゾン溶解装置を 提供することができる。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例にかかるオゾン溶解装置について,図1ないし図3を用いて説 明する。 まず,オゾン溶解装置10は,図1に示すごとく,オゾンを溶解すべき水2を 入れるための水槽3と,該水槽3の底部34に,オゾン発生器4からのオゾンを 供給するための多孔性散気管31とを有する。上記水槽3内には,オゾンと反応 しない物質より成る多数の球状体1を充填する。
【0014】 本例において,上記水槽3には,底部34に噴射孔311を有する多孔性散気 管31を,上部に排気口321を有する蓋32を設けている。更に,水槽3の内 部には,球状体1としての直径20mmのガラス玉が多数充填されている。そし て,水槽3には,水2を,該ガラス玉1で充填されている高さHまで加える。ま た,上記多孔性散気管31は,パイプ41により,水槽3の外に設置されたオゾ ン発生器4に連結されている。その他は,前記従来例と同様である。
【0015】 次に,上記オゾン溶解装置10によるオゾン溶解水の製造方法について説明す る。 まず,エアポンプ5により空気がパイプ42を通ってオゾン発生器4に送られ る。該オゾン発生器4では,空気中の酸素からオゾンが作られる。そして,この オゾンは,パイプ41を通って多孔性散気管31に送られ,噴射孔311より水 槽3内の水2中に噴射される。そして,オゾン気泡22となり,その浮力により 水2中を上昇しようとする。
【0016】 しかし,水槽3内には上記球状体1としてのガラス玉が充填されているので, 図2に示すごとく,オゾン気泡22はガラス玉の間を縫うようにして上昇してい く。そのため,オゾン気泡22の上昇経路は長くなり,水2との接触時間も長く なる。それ故,濃厚なオゾン溶解水を製造することができる。
【0017】
【実験例】
次に,上記オゾン溶解装置を用いたオゾン溶解の実験例を,図3に示す。 即ち,まず,3種類の水槽a,b,cを準備する。3種の水槽は円柱である。 そして,同様の多孔性散気管31を備え,水槽a,b,cにはいずれも500m lの同量の水が入っている。 また,水槽aは,直径Dが64mmであり,内部に直径20mmのガラス玉が 110個入っており,水位はHである。 水槽bは,球状体1としてのガラス玉は入っておらず,直径Dが水槽aと同じ く64mmであり,水位はhである。 水槽cは,水槽bと同じくガラス玉は入っておらず,直径dを44mmと小さ くし,水位は水槽aと同じHと高くした。
【0018】 次に,上記に3種類の水槽a,b,cをそれぞれ備えたオゾン溶解装置で,オ ゾン溶解実験を行った。各オゾン溶解装置において,多孔性散気管31から,4 リットル/分の速度で2分間,オゾンガスを噴射させた。なお,このオゾンガス は,空気中に2000ppmのオゾンを含有しているものであった。そして,そ の時の水槽a,b,c内の水中のオゾン溶解濃度を測定した。
【0019】 その結果,オゾン溶解濃度は,水槽aでは3.0mg/リットル,水槽bでは 0.5mg/リットル,そして水槽cでは2.0mg/リットルであった。 上記より知られるごとく,本考案にかかる水槽aを用いた場合には,最もオゾ ン溶解濃度が高いことが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のオゾン溶解装置の断面図。
【図2】実施例における,球状体の間をオゾン気泡が上
昇する状態を示す説明図。
【図3】実験例における,3種の水槽の断面図。
【図4】従来のオゾン溶解装置の断面図。
【図5】従来の他のオゾン溶解装置の断面図。
【符号の説明】
1...球状体, 2...水, 3,33...水槽, 4...オゾン発生器, 5...エアポンプ, 10,100,101...オゾン溶解装置, 22...オゾン気泡, 30...邪魔板, 31...多孔性散気管,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンを溶解すべき水を入れるための水
    槽と,該水槽の底部に,オゾン発生器からのオゾンを供
    給するための多孔性散気管とを設けてなるオゾン溶解装
    置において, 上記水槽内には,オゾンと反応しない物質より成る多数
    の球状体を充填したことを特徴とするオゾン溶解装置。
JP8147091U 1991-09-11 1991-09-11 オゾン溶解装置 Pending JPH0526197U (ja)

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JP8147091U JPH0526197U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 オゾン溶解装置

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JP8147091U JPH0526197U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 オゾン溶解装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0526197U true JPH0526197U (ja) 1993-04-06

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ID=13747293

Family Applications (1)

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JP8147091U Pending JPH0526197U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 オゾン溶解装置

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50133972A (ja) * 1974-04-10 1975-10-23
JPS6025533A (ja) * 1983-07-25 1985-02-08 Toru Kajita 酸素溶解装置
JPH0240289A (ja) * 1988-07-28 1990-02-09 Aoshima Reitou Kogyo Kk 水にオゾンを溶解させる方法および溶解装置
JPH0223470B2 (ja) * 1985-09-24 1990-05-24 Murata Machinery Ltd
JPH0232931B2 (ja) * 1985-09-24 1990-07-24 Ryuudaa Gerukingu

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