JPH05256078A - 天井収納梯子装置 - Google Patents
天井収納梯子装置Info
- Publication number
- JPH05256078A JPH05256078A JP4053657A JP5365792A JPH05256078A JP H05256078 A JPH05256078 A JP H05256078A JP 4053657 A JP4053657 A JP 4053657A JP 5365792 A JP5365792 A JP 5365792A JP H05256078 A JPH05256078 A JP H05256078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ladder
- wire
- ceiling
- winding
- storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 49
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Ladders (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により収納梯子の伸展および取り
出しと、折畳および収納作業が自動的に行なえるように
して、作業の煩わしさを解消し、かつ作業を楽にする。 【構成】 上段梯子3aに、巻上ワイヤ44の先端が固
定され、天井裏に、巻上ワイヤ44の基端側を巻き上げ
たり逆に繰り出したり可能な巻取ドラム43が設けら
れ、中段梯子3bに、収納梯子3を伸展状態とした時
に、巻上ワイヤ44の中間部が下側を通って掛け回され
るガイドローラ45,46が設けられ、収納梯子3に
は、収納梯子3の伸展時に下段梯子3cを伸展方向に回
動付勢する着地コントロールワイヤ8付勢手段が設けら
れている。
出しと、折畳および収納作業が自動的に行なえるように
して、作業の煩わしさを解消し、かつ作業を楽にする。 【構成】 上段梯子3aに、巻上ワイヤ44の先端が固
定され、天井裏に、巻上ワイヤ44の基端側を巻き上げ
たり逆に繰り出したり可能な巻取ドラム43が設けら
れ、中段梯子3bに、収納梯子3を伸展状態とした時
に、巻上ワイヤ44の中間部が下側を通って掛け回され
るガイドローラ45,46が設けられ、収納梯子3に
は、収納梯子3の伸展時に下段梯子3cを伸展方向に回
動付勢する着地コントロールワイヤ8付勢手段が設けら
れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井裏に設けられた収
納室に出入りする際に使用される天井収納梯子装置に関
する。
納室に出入りする際に使用される天井収納梯子装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井裏収納室の出入り用として用
いられる天井収納梯子装置としては、例えば、実開昭6
0−137026号公報に記載されたものが知られてい
る。この従来の天井収納梯子装置は、天井開口部の蓋板
に上段梯子が固定され、この上段梯子と中段梯子と下段
梯子が折り畳み自在に連結されたもので、その収納およ
び取り出し、それに各梯子の折り畳みおよび伸展作業
は、それぞれ手動によって行なわれていた。
いられる天井収納梯子装置としては、例えば、実開昭6
0−137026号公報に記載されたものが知られてい
る。この従来の天井収納梯子装置は、天井開口部の蓋板
に上段梯子が固定され、この上段梯子と中段梯子と下段
梯子が折り畳み自在に連結されたもので、その収納およ
び取り出し、それに各梯子の折り畳みおよび伸展作業
は、それぞれ手動によって行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の天井収納梯子装置では、その収納および取り出
し、それに各段の梯子の折り畳みおよび伸展が、それぞ
れ手動による手作業で行なわれるため、その作業が煩し
いものになってしまうという問題があった。
た従来の天井収納梯子装置では、その収納および取り出
し、それに各段の梯子の折り畳みおよび伸展が、それぞ
れ手動による手作業で行なわれるため、その作業が煩し
いものになってしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に着目し、収納お
よび取り出し、それに各段の梯子の折り畳みおよび伸展
作業が自動的に行なえるようにした天井収納梯子装置を
提供することを目的としている。
よび取り出し、それに各段の梯子の折り畳みおよび伸展
作業が自動的に行なえるようにした天井収納梯子装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の天井収納梯子装置は、天井裏への出入口と
なる天井開口部が天井に形成され、この天井開口部に
は、天井開口部を開閉する蓋板が回動可能に取り付けら
れ、この蓋板に、収納梯子が取り付けられ、この収納梯
子は、前記天井開口部を出入可能な寸法の上段梯子と中
段梯子と下段梯子とを備え、前記上段梯子が蓋板に取り
付けられ、各段の梯子は、伸展状態で一直線に並ぶ一
方、折畳状態で上段梯子と中段梯子とが正面同士で当接
すると共に中段梯子と下段梯子とが背面同士で当接する
よう回動可能に連結され、前記上段梯子に、巻上ワイヤ
の先端が固定され、前記天井裏には、巻上ワイヤの基端
側を巻き上げたり逆に繰り出したり可能な巻取機構が設
けられ、前記中段梯子には、収納梯子を伸展状態とした
時に、前記巻上ワイヤの中間部が下側を通って掛け回さ
れるガイドローラが設けられ、前記収納梯子には、収納
梯子の伸展時に下段梯子を伸展方向に回動付勢する着地
付勢手段が設けられている。
め、本発明の天井収納梯子装置は、天井裏への出入口と
なる天井開口部が天井に形成され、この天井開口部に
は、天井開口部を開閉する蓋板が回動可能に取り付けら
れ、この蓋板に、収納梯子が取り付けられ、この収納梯
子は、前記天井開口部を出入可能な寸法の上段梯子と中
段梯子と下段梯子とを備え、前記上段梯子が蓋板に取り
付けられ、各段の梯子は、伸展状態で一直線に並ぶ一
方、折畳状態で上段梯子と中段梯子とが正面同士で当接
すると共に中段梯子と下段梯子とが背面同士で当接する
よう回動可能に連結され、前記上段梯子に、巻上ワイヤ
の先端が固定され、前記天井裏には、巻上ワイヤの基端
側を巻き上げたり逆に繰り出したり可能な巻取機構が設
けられ、前記中段梯子には、収納梯子を伸展状態とした
時に、前記巻上ワイヤの中間部が下側を通って掛け回さ
れるガイドローラが設けられ、前記収納梯子には、収納
梯子の伸展時に下段梯子を伸展方向に回動付勢する着地
付勢手段が設けられている。
【0006】
【作用】収納梯子を折り畳んで収納する場合、巻取機構
により巻上ワイヤを巻き取る。この巻上ワイヤは、収納
梯子の伸展状態においては中間部が中段梯子に設けたガ
イドローラの下側を通って掛け回されており、また、先
端が上段梯子に固定されているため、巻上ワイヤの巻き
取りによって、中段梯子が持ち上げられる。これによ
り、中段梯子が、上段梯子との連結部を中心として上向
き回動しながら中段梯子と上段梯子の正面同士が面合し
ていき、同時に下段梯子が、自重により中段梯子との連
結部を中心として相対的に下向き回動しながら下段梯子
と中段梯子の背面同士が面合していき、すなわち、上段
梯子の正面と中段梯子の正面とが当接し、中段梯子の背
面に下段梯子の背面が当接するように折り重なるように
折り畳まれていく。
により巻上ワイヤを巻き取る。この巻上ワイヤは、収納
梯子の伸展状態においては中間部が中段梯子に設けたガ
イドローラの下側を通って掛け回されており、また、先
端が上段梯子に固定されているため、巻上ワイヤの巻き
取りによって、中段梯子が持ち上げられる。これによ
り、中段梯子が、上段梯子との連結部を中心として上向
き回動しながら中段梯子と上段梯子の正面同士が面合し
ていき、同時に下段梯子が、自重により中段梯子との連
結部を中心として相対的に下向き回動しながら下段梯子
と中段梯子の背面同士が面合していき、すなわち、上段
梯子の正面と中段梯子の正面とが当接し、中段梯子の背
面に下段梯子の背面が当接するように折り重なるように
折り畳まれていく。
【0007】そして、巻上ワイヤの基端とガイドローラ
に掛け回された中間部分と上段梯子に固定された先端と
が一直線上に配置されると、上段梯子が巻取機構により
上方に持ち上げられ、同時に蓋板が閉方向に回動する。
したがって、蓋板が天井開口部を閉じた時点で、収納梯
子は、折畳状態となって天井裏内に収納される。
に掛け回された中間部分と上段梯子に固定された先端と
が一直線上に配置されると、上段梯子が巻取機構により
上方に持ち上げられ、同時に蓋板が閉方向に回動する。
したがって、蓋板が天井開口部を閉じた時点で、収納梯
子は、折畳状態となって天井裏内に収納される。
【0008】次に、収納梯子を取り出して伸展する場
合、巻取機構により巻上ワイヤを繰り出していくもの
で、この巻上ワイヤの繰り出しによって、蓋板および各
梯子は、自重によって、上記した折り畳み収納とは逆の
動作で蓋板が天井開口部を開放すると共に、各梯子が伸
展する。すなわち、まず、蓋板が開方向に回動し、それ
と共に、折畳状態の収納梯子が下方に回動する。そし
て、上段梯子が所定の角度まで回動すると、中段梯子の
重量が伸展方向の回動に作用するようになって、中段梯
子が上段梯子に対して伸展回動を行う。なお、この時に
中段梯子のガイドローラが巻上ワイヤと掛り合う。
合、巻取機構により巻上ワイヤを繰り出していくもの
で、この巻上ワイヤの繰り出しによって、蓋板および各
梯子は、自重によって、上記した折り畳み収納とは逆の
動作で蓋板が天井開口部を開放すると共に、各梯子が伸
展する。すなわち、まず、蓋板が開方向に回動し、それ
と共に、折畳状態の収納梯子が下方に回動する。そし
て、上段梯子が所定の角度まで回動すると、中段梯子の
重量が伸展方向の回動に作用するようになって、中段梯
子が上段梯子に対して伸展回動を行う。なお、この時に
中段梯子のガイドローラが巻上ワイヤと掛り合う。
【0009】また、下段梯子は、自重により中段梯子に
対して垂下状態となる方向(伸展方向に一致する)に相
対回動するのに加えて、着地付勢手段により伸展方向に
付勢されて回動するもので、中段梯子に対して垂下状態
よりも回動して一直線となった伸展状態となって、下端
が着地する。
対して垂下状態となる方向(伸展方向に一致する)に相
対回動するのに加えて、着地付勢手段により伸展方向に
付勢されて回動するもので、中段梯子に対して垂下状態
よりも回動して一直線となった伸展状態となって、下端
が着地する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳述す
る。
る。
【0011】図1は本実施例の天井収納梯子装置を右側
方から見た示す斜視図であって、図中1は天井開口部で
ある。この天井開口部1は、天井裏に設けられた収納室
Rへの出入り口となるべく図示を省略した天井に形成さ
れたもので、具体的には、天井に取り付けた開口枠10
の内周に形成されている。
方から見た示す斜視図であって、図中1は天井開口部で
ある。この天井開口部1は、天井裏に設けられた収納室
Rへの出入り口となるべく図示を省略した天井に形成さ
れたもので、具体的には、天井に取り付けた開口枠10
の内周に形成されている。
【0012】また、この開口枠10の一側には、蓋板2
が蝶番20で上下方向に回動可能に取り付けられてい
て、この蓋板2により前記天井開口部1が開閉自在とな
っている。
が蝶番20で上下方向に回動可能に取り付けられてい
て、この蓋板2により前記天井開口部1が開閉自在とな
っている。
【0013】前記蓋板2には、収納梯子3が取り付けら
れている。この収納梯子3は、左右の側板30,31間
に踏板32が横架されたもので、上段梯子3aと中段梯
子3bと下段梯子3cを備えている。そして、前記上段
梯子3aが蓋板2の内面に固定状態で取り付けられ、か
つ、各梯子3a,3b,3cは、伸展状態で一直線に並
ぶ一方、折畳状態で上段梯子3aと中段梯子3bの正面
同士が当接すると共に中段梯子3bと下段梯子3cとが
背面同士で当接するようにヒンジ33,34により連結
されている。なお、前記蓋板2には、手摺35が固定さ
れており、この手摺35は、収納梯子3を折り畳む際
に、後述するガイドローラ45の案内枠を兼ねている。
れている。この収納梯子3は、左右の側板30,31間
に踏板32が横架されたもので、上段梯子3aと中段梯
子3bと下段梯子3cを備えている。そして、前記上段
梯子3aが蓋板2の内面に固定状態で取り付けられ、か
つ、各梯子3a,3b,3cは、伸展状態で一直線に並
ぶ一方、折畳状態で上段梯子3aと中段梯子3bの正面
同士が当接すると共に中段梯子3bと下段梯子3cとが
背面同士で当接するようにヒンジ33,34により連結
されている。なお、前記蓋板2には、手摺35が固定さ
れており、この手摺35は、収納梯子3を折り畳む際
に、後述するガイドローラ45の案内枠を兼ねている。
【0014】また、前記収納梯子3には、巻上装置4が
取り付けられている。すなわち、この巻上装置4は、天
井裏側に突出するように前記開口枠10に固定された取
付板40に取り付けられた正逆転モータ41およびこの
正逆転モータ41に減速機42を介して連結された巻取
ドラム43と(以上、請求の範囲の巻取機構を構成して
いる)、この巻取ドラム43に基端が固定された巻上ワ
イヤ44と、中段梯子3bの下端部に取り付けられた2
つのガイドローラ45,46と、上段梯子3aの下端部
に取り付けられたガイドローラ47とを備えている。そ
して、前記巻上ワイヤ44は、先端が上段梯子3aに固
定され、かつ、中間部は、図示の収納梯子3の伸展状態
において、前記上段梯子3aのガイドローラ47の上側
を通り、前記中段梯子3bのガイドローラ45,46の
下側を通るように掛け回されている。なお、前記正逆転
モータ41は、正転時に巻上ワイヤ44を繰り出す方向
に駆動し、逆転時に巻上ワイヤ44を巻き取る方向に駆
動する。
取り付けられている。すなわち、この巻上装置4は、天
井裏側に突出するように前記開口枠10に固定された取
付板40に取り付けられた正逆転モータ41およびこの
正逆転モータ41に減速機42を介して連結された巻取
ドラム43と(以上、請求の範囲の巻取機構を構成して
いる)、この巻取ドラム43に基端が固定された巻上ワ
イヤ44と、中段梯子3bの下端部に取り付けられた2
つのガイドローラ45,46と、上段梯子3aの下端部
に取り付けられたガイドローラ47とを備えている。そ
して、前記巻上ワイヤ44は、先端が上段梯子3aに固
定され、かつ、中間部は、図示の収納梯子3の伸展状態
において、前記上段梯子3aのガイドローラ47の上側
を通り、前記中段梯子3bのガイドローラ45,46の
下側を通るように掛け回されている。なお、前記正逆転
モータ41は、正転時に巻上ワイヤ44を繰り出す方向
に駆動し、逆転時に巻上ワイヤ44を巻き取る方向に駆
動する。
【0015】また、前記巻上ワイヤ44には、弛み防止
装置5が設けられていると共に、巻取ドラム43の近傍
において首振りガイド6が設けられている。
装置5が設けられていると共に、巻取ドラム43の近傍
において首振りガイド6が設けられている。
【0016】前記弛み防止装置5は、上段梯子3aに固
定されて、一定の力で牽引ワイヤ51を常時巻き取る巻
取器50を備えている。すなわち、巻取器50から延出
した牽引ワイヤ51の先端に環金具52が固定され、こ
の環金具52に前記巻上ワイヤ44が挿通されていて、
巻取器50の巻き取り力により巻上ワイヤ44を常に上
段梯子3aの方向に引っ張って巻上ワイヤ44の弛みを
防止するようになっている。
定されて、一定の力で牽引ワイヤ51を常時巻き取る巻
取器50を備えている。すなわち、巻取器50から延出
した牽引ワイヤ51の先端に環金具52が固定され、こ
の環金具52に前記巻上ワイヤ44が挿通されていて、
巻取器50の巻き取り力により巻上ワイヤ44を常に上
段梯子3aの方向に引っ張って巻上ワイヤ44の弛みを
防止するようになっている。
【0017】前記首振りガイド6は、巻取ドラム43の
回転に連動して左右に揺動し、巻取ドラム43に巻上ワ
イヤ44を巻き取っていく際に、巻上ワイヤ44が団子
状にならないようにすると共に、前記弛み防止装置5の
牽引ワイヤ51が巻取ドラム43に巻き取られないよう
にするストッパを兼ねている。
回転に連動して左右に揺動し、巻取ドラム43に巻上ワ
イヤ44を巻き取っていく際に、巻上ワイヤ44が団子
状にならないようにすると共に、前記弛み防止装置5の
牽引ワイヤ51が巻取ドラム43に巻き取られないよう
にするストッパを兼ねている。
【0018】次に、図2は本実施例の天井収納梯子装置
を左側方から見た斜視図であり、収納梯子3の左側の側
板31に沿って着地コントロールワイヤ8(着地付勢手
段)が張設されている。この着地コントロールワイヤ8
は、一端が上段梯子3aに固定され、他端が下段梯子3
cに固定され、その途中が中段梯子3bに設けたガイド
ローラ80の上側に掛け回されている。すなわち、この
着地コントロールワイヤ8は、収納梯子3が図示ように
伸展状態となるにあたり、下段梯子3cと上段梯子3a
との相対変位に基づいて、完全に伸び切った状態となる
と、下段梯子3cを上方に引っ張って、伸展方向に回動
付勢するものである。
を左側方から見た斜視図であり、収納梯子3の左側の側
板31に沿って着地コントロールワイヤ8(着地付勢手
段)が張設されている。この着地コントロールワイヤ8
は、一端が上段梯子3aに固定され、他端が下段梯子3
cに固定され、その途中が中段梯子3bに設けたガイド
ローラ80の上側に掛け回されている。すなわち、この
着地コントロールワイヤ8は、収納梯子3が図示ように
伸展状態となるにあたり、下段梯子3cと上段梯子3a
との相対変位に基づいて、完全に伸び切った状態となる
と、下段梯子3cを上方に引っ張って、伸展方向に回動
付勢するものである。
【0019】また、この着地コントロールワイヤ8に
は、ワイヤ緊張装置9が設けられており、このワイヤ緊
張装置9は、着地コントロールワイヤ8が弛まないよう
に牽引するためのもので、前記した弛み防止装置5と同
様に、巻取器90から延出した牽引ワイヤ91の先端に
環金具92が固定され、この環金具92に着地コントロ
ールワイヤ8が挿通され、巻取器90の巻き取り力を牽
引ワイヤ91を介して常に着地コントロールワイヤ8に
作用させている。
は、ワイヤ緊張装置9が設けられており、このワイヤ緊
張装置9は、着地コントロールワイヤ8が弛まないよう
に牽引するためのもので、前記した弛み防止装置5と同
様に、巻取器90から延出した牽引ワイヤ91の先端に
環金具92が固定され、この環金具92に着地コントロ
ールワイヤ8が挿通され、巻取器90の巻き取り力を牽
引ワイヤ91を介して常に着地コントロールワイヤ8に
作用させている。
【0020】次に、図3は、正逆転モータ41の駆動を
制御するコントローラ7を示すブロック図であって、コ
ントローラ7には、入力手段として、操作スイッチ71
と全閉リミットスイッチ72と下降リミットスイッチ7
3とが設けられている。
制御するコントローラ7を示すブロック図であって、コ
ントローラ7には、入力手段として、操作スイッチ71
と全閉リミットスイッチ72と下降リミットスイッチ7
3とが設けられている。
【0021】前記操作スイッチ71は、天井開口部1の
下の壁等に設けられていて、開スイッチ71a,閉スイ
ッチ71b,停止スイッチ71cが設けられている。
下の壁等に設けられていて、開スイッチ71a,閉スイ
ッチ71b,停止スイッチ71cが設けられている。
【0022】前記全閉リミットスイッチ72は、天井開
口部1に設けられていて、前記蓋板2が全閉位置に達す
るとOFF状態になり、蓋板2が全閉位置から開方向に
移動するとON状態となるスイッチである。
口部1に設けられていて、前記蓋板2が全閉位置に達す
るとOFF状態になり、蓋板2が全閉位置から開方向に
移動するとON状態となるスイッチである。
【0023】前記下降リミットスイッチ73は、上段梯
子3aの下端に設けられ、収納梯子3が伸展して中段梯
子3bの上端が上段梯子3aの下端に当接するとOFF
状態となり、両者が離れるとON状態となるスイッチで
ある。
子3aの下端に設けられ、収納梯子3が伸展して中段梯
子3bの上端が上段梯子3aの下端に当接するとOFF
状態となり、両者が離れるとON状態となるスイッチで
ある。
【0024】次に、コントローラ7の制御作動の流れを
図4のフローチャートにより説明する。
図4のフローチャートにより説明する。
【0025】ステップ701では開スイッチ71aがO
Nであるか否かを判定し、YESでステップ702に進
み、NOでステップ709に進む。ステップ702で
は、正逆転モータ41を正転駆動させた後ステップ70
3に進む。ステップ703では、閉スイッチ71bがO
Nであるか否かを判定し、YESでステップ710に進
み、NOでステップ704に進む。ステップ704で
は、停止スイッチ71cがONであるか否かを判定し、
YESでステップ708に進み、NOでステップ705
に進む。ステップ705では、下降リミットスイッチ7
3がOFFであるか否かを判定し、YESでステップ7
06に進み、NOでステップ703に戻る。ステップ7
06では、コントローラ7の内部に設けられて所定時間
T(1〜10秒の短時間であって、この時間Tは、後述
するが、収納梯子3が伸展した後に巻上ワイヤ44を必
要な量だけ繰り出すための時間である)を計測するタイ
マを作動させてステップ707に進む。ステップ707
では、タイマの計測時間tが所定時間Tに達したか否か
を判定してステップ708に進む。ステップ708では
正逆転モータ41の駆動を停止させる。ステップ709
では、閉スイッチ71bがONであるか否かを判定して
YESでステップ710に進み、NOでステップ701
に戻る。ステップ710では、正逆転モータ41を逆転
駆動させた後ステップ711に進む。ステップ711で
は開スイッチ71aがONであるか否かを判定し、YE
Sでステップ702に進み、NOでステップ712に進
む。ステップ712では、停止スイッチ71cがONで
あるか否かを判定してYESでステップ708に進み、
NOでステップ713に進む。ステップ713では全閉
リミットスイッチ72がOFFであるか否かを判定し
て、YESでステップ708に進み、NOでステップ7
11に戻る。
Nであるか否かを判定し、YESでステップ702に進
み、NOでステップ709に進む。ステップ702で
は、正逆転モータ41を正転駆動させた後ステップ70
3に進む。ステップ703では、閉スイッチ71bがO
Nであるか否かを判定し、YESでステップ710に進
み、NOでステップ704に進む。ステップ704で
は、停止スイッチ71cがONであるか否かを判定し、
YESでステップ708に進み、NOでステップ705
に進む。ステップ705では、下降リミットスイッチ7
3がOFFであるか否かを判定し、YESでステップ7
06に進み、NOでステップ703に戻る。ステップ7
06では、コントローラ7の内部に設けられて所定時間
T(1〜10秒の短時間であって、この時間Tは、後述
するが、収納梯子3が伸展した後に巻上ワイヤ44を必
要な量だけ繰り出すための時間である)を計測するタイ
マを作動させてステップ707に進む。ステップ707
では、タイマの計測時間tが所定時間Tに達したか否か
を判定してステップ708に進む。ステップ708では
正逆転モータ41の駆動を停止させる。ステップ709
では、閉スイッチ71bがONであるか否かを判定して
YESでステップ710に進み、NOでステップ701
に戻る。ステップ710では、正逆転モータ41を逆転
駆動させた後ステップ711に進む。ステップ711で
は開スイッチ71aがONであるか否かを判定し、YE
Sでステップ702に進み、NOでステップ712に進
む。ステップ712では、停止スイッチ71cがONで
あるか否かを判定してYESでステップ708に進み、
NOでステップ713に進む。ステップ713では全閉
リミットスイッチ72がOFFであるか否かを判定し
て、YESでステップ708に進み、NOでステップ7
11に戻る。
【0026】次に、実施例の作用を説明する。
【0027】a)収納時 図1に示すような伸展状態の収納梯子3を天井裏の収納
室Rに収納する場合について、図5に基づき説明する。
室Rに収納する場合について、図5に基づき説明する。
【0028】この場合、閉スイッチ71bを操作して、
巻上装置4の正逆転モータ41を逆転駆動させて巻上ワ
イヤ44を巻取ドラム43に巻き取る。これにより、巻
上ワイヤ44が、図5(イ)の2点鎖線に示す「くの
字」状態から、弛み防止装置5の牽引力に打ち勝って実
線に示すような「直線状態」に緊張していく。そして、
図5(ロ)(ハ)に示すように、ガイドローラ46を持
ち上げ、それに伴なって中段梯子3bがヒンジ34を中
心として上向きに回動する。これにより、中段梯子3b
の正面側が上段梯子3aの正面側に対向していき、同時
に、下段梯子3cが自重によりヒンジ33を中心とした
回動により垂下状態となって、中段梯子3bの背面と下
段梯子3cの背面とが対向していき、収納梯子3が折り
畳まれていく。
巻上装置4の正逆転モータ41を逆転駆動させて巻上ワ
イヤ44を巻取ドラム43に巻き取る。これにより、巻
上ワイヤ44が、図5(イ)の2点鎖線に示す「くの
字」状態から、弛み防止装置5の牽引力に打ち勝って実
線に示すような「直線状態」に緊張していく。そして、
図5(ロ)(ハ)に示すように、ガイドローラ46を持
ち上げ、それに伴なって中段梯子3bがヒンジ34を中
心として上向きに回動する。これにより、中段梯子3b
の正面側が上段梯子3aの正面側に対向していき、同時
に、下段梯子3cが自重によりヒンジ33を中心とした
回動により垂下状態となって、中段梯子3bの背面と下
段梯子3cの背面とが対向していき、収納梯子3が折り
畳まれていく。
【0029】その後、図5(ニ)に示すように、巻上ワ
イヤ44が直線状態となると、上段梯子3aを引き上げ
ることになり、これによって、上段梯子3aが取り付け
られている蓋板2が蝶番20を中心として閉方向に回動
する。また、これに伴なって中段梯子3bのガイドロー
ラ45が手摺35に当接してガイドされ、さらに、上段
梯子3aの正面と中段梯子3bの正面とが当接すると共
に、中段梯子3bの背面と下段梯子3cの背面とが当接
して収納梯子3が折畳状態となる。
イヤ44が直線状態となると、上段梯子3aを引き上げ
ることになり、これによって、上段梯子3aが取り付け
られている蓋板2が蝶番20を中心として閉方向に回動
する。また、これに伴なって中段梯子3bのガイドロー
ラ45が手摺35に当接してガイドされ、さらに、上段
梯子3aの正面と中段梯子3bの正面とが当接すると共
に、中段梯子3bの背面と下段梯子3cの背面とが当接
して収納梯子3が折畳状態となる。
【0030】そして、更に巻上ワイヤ44を巻き取って
いくと、図5(ホ)に示すように、牽引ワイヤ51がガ
イドローラ46に掛け回され、最終的には、図5(ヘ)
に示すように、蓋板2が天井開口部1を閉じ、収納梯子
3は折畳状態で収納室R内に収納される。また、こうし
て蓋板2が天井開口部1を閉じると全閉リミットスイッ
チ72がOFFとなって正逆転モータ41の駆動が停止
される。
いくと、図5(ホ)に示すように、牽引ワイヤ51がガ
イドローラ46に掛け回され、最終的には、図5(ヘ)
に示すように、蓋板2が天井開口部1を閉じ、収納梯子
3は折畳状態で収納室R内に収納される。また、こうし
て蓋板2が天井開口部1を閉じると全閉リミットスイッ
チ72がOFFとなって正逆転モータ41の駆動が停止
される。
【0031】b)伸展時 収納梯子3を取り出して伸展する場合について図5およ
び図6に基づいて説明する。
び図6に基づいて説明する。
【0032】まず、開スイッチ71aを操作して、正逆
転モータ41を正転駆動させて巻上ワイヤ44を巻取ド
ラム43から繰り出していく。この巻上ワイヤ44の繰
り出しによって、図5(ホ)→(ニ)に示すように蓋板
2が自重および収納梯子3の重量により開方向に回動す
る。この時、弛み防止装置5の巻取力がガイドローラ4
6に対して伸展方向に作用する。そして、図5(ハ)に
示すように、中段梯子3bが上記巻取力および自重によ
り伸展方向に回動し、これに伴なって、下段梯子3cも
垂下状態を維持することで中段梯子3bに対して相対的
に伸展方向に回動することになる。なお、この伸展の途
中において図示のように、ガイドローラ45,46が巻
上ワイヤ44に掛け回される。その後、図5(ロ)→
(イ)に示すように伸展して、下段梯子3cの下端が着
地する。また、収納梯子3が伸展して下降リミットスイ
ッチ73がON状態からOFF状態に切り換わると、コ
ントローラ7では内部のタイマが所定時間Tだけ作動
し、その間に巻上ワイヤ44の繰り出しが続行されて図
5(イ)の実線の状態から2点鎖線の状態となる。すな
わち、タイマの作動時間は、巻上ワイヤ44がこのよう
に繰り出されるのに必要な時間に設定されている。そし
て、所定時間Tが経過すると、正逆転モータ41の駆動
が停止される。
転モータ41を正転駆動させて巻上ワイヤ44を巻取ド
ラム43から繰り出していく。この巻上ワイヤ44の繰
り出しによって、図5(ホ)→(ニ)に示すように蓋板
2が自重および収納梯子3の重量により開方向に回動す
る。この時、弛み防止装置5の巻取力がガイドローラ4
6に対して伸展方向に作用する。そして、図5(ハ)に
示すように、中段梯子3bが上記巻取力および自重によ
り伸展方向に回動し、これに伴なって、下段梯子3cも
垂下状態を維持することで中段梯子3bに対して相対的
に伸展方向に回動することになる。なお、この伸展の途
中において図示のように、ガイドローラ45,46が巻
上ワイヤ44に掛け回される。その後、図5(ロ)→
(イ)に示すように伸展して、下段梯子3cの下端が着
地する。また、収納梯子3が伸展して下降リミットスイ
ッチ73がON状態からOFF状態に切り換わると、コ
ントローラ7では内部のタイマが所定時間Tだけ作動
し、その間に巻上ワイヤ44の繰り出しが続行されて図
5(イ)の実線の状態から2点鎖線の状態となる。すな
わち、タイマの作動時間は、巻上ワイヤ44がこのよう
に繰り出されるのに必要な時間に設定されている。そし
て、所定時間Tが経過すると、正逆転モータ41の駆動
が停止される。
【0033】次に、この伸展時における着地コントロー
ルワイヤ8の作用を図6により説明する。
ルワイヤ8の作用を図6により説明する。
【0034】収納梯子3は、図6(イ)〜(へ)に示す
ように、伸展するのであるが、この時、各梯子3a,3
b,3cの伸展方向への回動と共に着地コントロールワ
イヤ8が折れ曲った状態から直線的に伸長していく。
ように、伸展するのであるが、この時、各梯子3a,3
b,3cの伸展方向への回動と共に着地コントロールワ
イヤ8が折れ曲った状態から直線的に伸長していく。
【0035】そして、図6(ホ)に示すように下段梯子
3cが着地に近づいてくると、着地コントロールワイヤ
8も直線的となってテンションがかかり下段梯子3cを
上方へ引っ張り上げることになり、つまり下段梯子3c
を伸展方向に回動付勢することになる。したがって、下
段梯子3cは、伸展した後に着地するもので、すなわ
ち、垂下状態で下端が着地してから伸展することがな
く、下段梯子3cの下端が床面上を擦るといった不具合
は生じない。
3cが着地に近づいてくると、着地コントロールワイヤ
8も直線的となってテンションがかかり下段梯子3cを
上方へ引っ張り上げることになり、つまり下段梯子3c
を伸展方向に回動付勢することになる。したがって、下
段梯子3cは、伸展した後に着地するもので、すなわ
ち、垂下状態で下端が着地してから伸展することがな
く、下段梯子3cの下端が床面上を擦るといった不具合
は生じない。
【0036】なお、上述のようにして収納梯子3を取り
出して伸展する際には、図5(ロ)→(イ)に示すよう
に、巻上ワイヤ44は弛み防止装置5によって弛みが防
止されながら、側板30に沿って配設されるもので、巻
上ワイヤ44が収納梯子3を昇降する際の邪魔になり難
い。
出して伸展する際には、図5(ロ)→(イ)に示すよう
に、巻上ワイヤ44は弛み防止装置5によって弛みが防
止されながら、側板30に沿って配設されるもので、巻
上ワイヤ44が収納梯子3を昇降する際の邪魔になり難
い。
【0037】次に、図7および図8は天井収納梯子装置
の蓋板202を2重構造にした場合の実施例を示してい
る。この場合、天井開口部1に設けた開口枠10に蓋フ
レーム21が蝶番22で上下方向に回動自在に連結さ
れ、この蓋フレーム21に対して蓋本体26が蝶番23
で上下方向に回動自在に連結され、かつ、蓋本体26に
取り付けたロック装置24に、蓋フレーム21に対して
係合する係止爪25が設けられている。そして、前記上
段梯子3aは蓋フレーム21に対して取り付けられてい
る。
の蓋板202を2重構造にした場合の実施例を示してい
る。この場合、天井開口部1に設けた開口枠10に蓋フ
レーム21が蝶番22で上下方向に回動自在に連結さ
れ、この蓋フレーム21に対して蓋本体26が蝶番23
で上下方向に回動自在に連結され、かつ、蓋本体26に
取り付けたロック装置24に、蓋フレーム21に対して
係合する係止爪25が設けられている。そして、前記上
段梯子3aは蓋フレーム21に対して取り付けられてい
る。
【0038】したがって、常時は、蓋板202は、ロッ
ク装置24により蓋フレーム21と蓋本体26が一体化
して蓋フレーム21を伴いながら蓋本体26が開閉回動
し、一方、停電時や巻上装置4の故障時等の異常発生時
に際しては、ロック装置24を解除して蓋本体26のみ
を開閉して、収納梯子3の踏板32の間の隙間を利用し
て内部を点検したり出入したりすることができる。
ク装置24により蓋フレーム21と蓋本体26が一体化
して蓋フレーム21を伴いながら蓋本体26が開閉回動
し、一方、停電時や巻上装置4の故障時等の異常発生時
に際しては、ロック装置24を解除して蓋本体26のみ
を開閉して、収納梯子3の踏板32の間の隙間を利用し
て内部を点検したり出入したりすることができる。
【0039】ここで、上述のような異常発生時に、手動
で巻取ドラム43を駆動させて、収納梯子3の折畳およ
び伸展を行う場合を説明する。
で巻取ドラム43を駆動させて、収納梯子3の折畳およ
び伸展を行う場合を説明する。
【0040】巻取ドラム43の回転軸には手動ハンドル
が挿し込み可能になっており、また、正逆転モーター4
1と巻取ドラム43との間には例えば実開昭60−15
2781号に示されている駆動装置が設けられている。
そして、手動ハンドルの操作時に正逆転モーター41側
へは操作力が伝達されず、巻取ドラム43のみを回転さ
せることができるようになっている。
が挿し込み可能になっており、また、正逆転モーター4
1と巻取ドラム43との間には例えば実開昭60−15
2781号に示されている駆動装置が設けられている。
そして、手動ハンドルの操作時に正逆転モーター41側
へは操作力が伝達されず、巻取ドラム43のみを回転さ
せることができるようになっている。
【0041】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
い。
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
い。
【0042】例えば、実施例では、着地付勢手段とし
て、着地コントロールワイヤを示したが、着地時に下段
梯子を伸展方向に回動付勢するものであれば、スプリン
グやワイヤを巻き取る巻取機等の手段を用いてもよい。
なお、このような場合には、図に示すように下段梯子を
折り畳んだ時には下段梯子の重量が打ち勝って下段梯子
が起立しない弾性力(スプリングの場合)や巻取力(巻
取器の場合)に設定する。
て、着地コントロールワイヤを示したが、着地時に下段
梯子を伸展方向に回動付勢するものであれば、スプリン
グやワイヤを巻き取る巻取機等の手段を用いてもよい。
なお、このような場合には、図に示すように下段梯子を
折り畳んだ時には下段梯子の重量が打ち勝って下段梯子
が起立しない弾性力(スプリングの場合)や巻取力(巻
取器の場合)に設定する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の天井収納
梯子装置は、上限梯子に先端が固定され、中間が中段梯
子に設けられたガイドローラに掛け回された巻上ワイヤ
と、天井側に設けられ、前記巻上ワイヤの基端を巻き上
げたり逆に繰り出したり可能な巻取機構とを備えた巻上
装置を設け、収納梯子には、収納梯子の伸展時に下段梯
子を伸展方向に回動付勢する着地付勢手段を設けた構成
としたため、簡単な機構を追加しただけで、収納梯子の
折畳作用および伸展作業を自動的に行うことができ、そ
の作業の煩しさを解消できるし、作業が楽に行なえると
いう効果が得られる。
梯子装置は、上限梯子に先端が固定され、中間が中段梯
子に設けられたガイドローラに掛け回された巻上ワイヤ
と、天井側に設けられ、前記巻上ワイヤの基端を巻き上
げたり逆に繰り出したり可能な巻取機構とを備えた巻上
装置を設け、収納梯子には、収納梯子の伸展時に下段梯
子を伸展方向に回動付勢する着地付勢手段を設けた構成
としたため、簡単な機構を追加しただけで、収納梯子の
折畳作用および伸展作業を自動的に行うことができ、そ
の作業の煩しさを解消できるし、作業が楽に行なえると
いう効果が得られる。
【図1】本発明実施例の天井収納梯子装置を右側方から
見た示す斜視図である。
見た示す斜視図である。
【図2】実施例装置を左側方から見た示す斜視図であ
る。
る。
【図3】実施例装置のコントローラを示す回路図であ
る。
る。
【図4】実施例装置のコントローラの制御作動流れを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図5】実施例装置の巻上装置の作動を示す作動説明図
である。
である。
【図6】実施例装置の着地コントロールワイヤの作動を
示す作動説明図である。
示す作動説明図である。
【図7】実施例装置の蓋板を2重構造にした場合の実施
例を示す分解斜視図である。
例を示す分解斜視図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
1 天井開口部 2 蓋板 3 収納梯子 3a 上段梯子 3b 中段梯子 3c 下段梯子 41 正逆転モータ(巻取機構) 42 減速機(巻取機構) 43 巻取ドラム(巻取機構) 44 巻上ワイヤ 45 ガイドローラ 46 ガイドローラ 8 着地コントロールワイヤ(着地付勢手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 天井裏への出入口となる天井開口部が天
井に形成され、 この天井開口部には、天井開口部を開閉する蓋板が回動
可能に取り付けられ、 この蓋板に、収納梯子が取り付けられ、 この収納梯子は、前記天井開口部を出入可能な寸法の上
段梯子と中段梯子と下段梯子とを備え、前記上段梯子が
蓋板に取り付けられ、各段の梯子は、伸展状態で一直線
に並ぶ一方、折畳状態で上段梯子と中段梯子とが正面同
士で当接すると共に中段梯子と下段梯子とが背面同士で
当接するよう回動可能に連結され、 前記上段梯子に、巻上ワイヤの先端が固定され、 前記天井裏には、巻上ワイヤの基端側を巻き上げたり逆
に繰り出したり可能な巻取機構が設けられ、 前記中段梯子には、収納梯子を伸展状態とした時に、前
記巻上ワイヤの中間部が下側を通って掛け回されるガイ
ドローラが設けられ、 前記収納梯子には、収納梯子の伸展時に下段梯子を伸展
方向に回動付勢する着地付勢手段が設けられていること
を特徴とする天井収納梯子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053657A JPH05256078A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 天井収納梯子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4053657A JPH05256078A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 天井収納梯子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05256078A true JPH05256078A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12948936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4053657A Pending JPH05256078A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 天井収納梯子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05256078A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1035268A3 (de) * | 1999-03-11 | 2001-09-05 | Ming Dr. Gao | Motorangetriebene Treppen |
JP2006151061A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Universal Shipbuilding Corp | 船倉側壁構造部材の点検装置 |
US20120199417A1 (en) * | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Precision Ladders, Llc | Remote Controlled Overhead Ladder System |
CN103508354A (zh) * | 2013-10-16 | 2014-01-15 | 长沙中联消防机械有限公司 | 控制云梯机构的滑斗下落的方法、装置和系统及高空作业机械 |
AT516030B1 (de) * | 2014-12-19 | 2016-02-15 | Dallinger Anton | Leiteranordnung |
CN112081321A (zh) * | 2020-09-09 | 2020-12-15 | 长沙美登机电工程有限公司 | 一种折叠楼梯及隐藏式救援通道结构 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP4053657A patent/JPH05256078A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1035268A3 (de) * | 1999-03-11 | 2001-09-05 | Ming Dr. Gao | Motorangetriebene Treppen |
JP2006151061A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Universal Shipbuilding Corp | 船倉側壁構造部材の点検装置 |
US20120199417A1 (en) * | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Precision Ladders, Llc | Remote Controlled Overhead Ladder System |
US8579081B2 (en) * | 2011-02-04 | 2013-11-12 | Precision Ladders, Llc | Remote controlled overhead ladder system |
CN103508354A (zh) * | 2013-10-16 | 2014-01-15 | 长沙中联消防机械有限公司 | 控制云梯机构的滑斗下落的方法、装置和系统及高空作业机械 |
AT516030B1 (de) * | 2014-12-19 | 2016-02-15 | Dallinger Anton | Leiteranordnung |
AT516030A4 (de) * | 2014-12-19 | 2016-02-15 | Dallinger Anton | Leiteranordnung |
EP3034774A1 (de) | 2014-12-19 | 2016-06-22 | Anton Dallinger | Leiteranordnung |
CN112081321A (zh) * | 2020-09-09 | 2020-12-15 | 长沙美登机电工程有限公司 | 一种折叠楼梯及隐藏式救援通道结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5222541A (en) | Industrial door having releasable beam and tension bracket retention mechanism | |
GB1585927A (en) | Fire escape | |
US7029041B2 (en) | Over center door closing mechanism | |
CN102548826A (zh) | 铁路车辆用门结构 | |
JPH05256078A (ja) | 天井収納梯子装置 | |
JPH11292431A (ja) | エレベーターのかごドア開閉装置 | |
JP3965743B2 (ja) | 折り戸 | |
JP2003193743A (ja) | 自動ドア | |
JPH08143250A (ja) | エレベータ | |
JP2710535B2 (ja) | 天井収納梯子 | |
JP2502746Y2 (ja) | オ―バ―スライディングドアの安全装置 | |
WO2006137140A1 (ja) | エレベータのドア装置 | |
JPS626227Y2 (ja) | ||
JP2002326533A (ja) | トラックの荷台シート掛け装置 | |
JPH11294046A (ja) | シャッターの開閉駆動装置 | |
JPH0720314Y2 (ja) | 電動型オーバーヘッド式ドアの安全装置 | |
JPH0528310Y2 (ja) | ||
JPH0215979Y2 (ja) | ||
JPH0215978Y2 (ja) | ||
JPH0613339Y2 (ja) | 揺動開閉窓の開閉装置 | |
JP2000291335A (ja) | ウイング扉の開閉駆動装置 | |
JP3440003B2 (ja) | 折畳み式扉 | |
JPH0533653Y2 (ja) | ||
CN115806228A (zh) | 一种具有防扒功能的电梯门机及其防扒方法 | |
JPS5931897Y2 (ja) | 両開き戸開閉装置 |