JPH05252276A

JPH05252276A - Ｄｉサービス機能付電話装置

Info

Publication number: JPH05252276A
Application number: JP8142392A
Authority: JP
Inventors: Shin Takasugi; 伸高杉; Shigeru Sasaki; 茂佐々木; Mutsuo Takematsu; 睦男竹松
Original assignee: Tamura Electric Works Ltd
Current assignee: Tamura Electric Works Ltd
Priority date: 1992-03-04
Filing date: 1992-03-04
Publication date: 1993-09-28

Abstract

(57)【要約】【目的】ダイヤルイン（ＤＩ）サービス機能を備えた
電話装置において、局線着信時に指定された電話機が呼
出に不応答の場合は他の電話機を呼出する。【構成】内線指定信号により指定された例えば子機３
０へ呼出が行われたときに所定時間のタイマーをスター
トさせ、このタイマーがタイムアップしても子機３０が
応答しない場合は、親機１を呼出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の電話機を収容す
ると共に加入者交換機から指定された内線番号の電話機
を呼出するダイヤルイン（以下、ＤＩ）サービス機能を
有するＤＩサービス機能付電話装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、加入者交換機は、この種のＤＩ
サービス機能を実現する場合、図４に示すような接続動
作を行っている。即ち、発呼者がＰＢＸ等の加入者端末
に収容される内線電話機に発呼した場合、加入者回線Ｌ
１，Ｌ２の極性を反転させると共に、呼出信号を送出す
る。その後加入者端末が回線を捕捉して直流ループを閉
成することによる１次応答信号を受信すると、１〜４桁
で構成される内線指定信号をＰＢ信号で端末側へ送出す
ると共に、端末側からの直流ループ断による上記内線指
定信号の受信完了信号を待ち、この受信完了信号を受信
した時点で発呼者に呼出音、即ちリングバックトーンを
送出する。一方、端末側では内線指定信号を受信する
と、捕捉していた回線を開放して上記の受信完了信号を
交換機側へ伝達するが、これと同時に指定された内線番
号の電話機へ呼出信号を送出し、当該の内線電話機が応
答すると、開放していた回線の再捕捉による２次応答信
号を交換機側へ伝達する。これにより交換機では発呼者
へ送出中の呼出音を停止すると共に、回線Ｌ１，Ｌ２の
極性を復極し、この結果発呼者と指定された内線電話機
の被呼者間の局線通話が可能になる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなＤＩサービ
スを提供する加入者交換機に端末として接続される電話
装置は、収容された複数の内線電話機のうち指定された
内線番号の電話機へ個別呼出するようにしている。この
ため、被呼者が他の場所へ移動している等の理由によ
り、指定された電話機がこの呼出に長時間応答しないよ
うな場合は、発呼者は呼出を放棄し、しばらくして再発
呼するか、または、他の内線電話機へ発呼して所望の相
手と連絡をとる以外に方法が無く、使い勝手が悪いとい
う問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、複数の内線電話機を収容すると共
に、局線着信時に加入者交換機からの内線指定信号によ
り指定された内線電話機へ呼出するＤＩサービス機能付
電話装置において、内線指定信号に基づいて指定された
内線電話機への呼出時に起動するタイマーと、呼出への
応答を検出する検出手段と、タイマーがタイムアップす
るまでの間検出手段により呼出の応答が検出されない場
合は指定された内線電話機以外の他の内線電話機を呼出
する制御手段とを備えたものである。

【０００５】

【作用】内線指定信号により指定された内線電話機へ呼
出が行われ、この電話機の応答が所定時間の間検出され
ない場合は自動的に他の内線電話機が呼出される。

【０００６】

【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は、本発明に係るＤＩサービス機能付電話装置
の一実施例を示すブロック図である。なお、同装置は、
電話回線Ｌを収容し交換機能及び通話機能を有する親機
１と通話機能のみを有する子機３０とから構成されてい
ると共に、親機１と子機３０とは無線回線で結ばれるコ
ードレス電話装置であり、ＤＩサービス機能が加入者交
換機から提供されている。

【０００７】図１において、親機１は次のように構成さ
れている。即ち、５はＣＰＵ、１０は電話回線Ｌの直流
ループや転極を検出するループ及び転極検出回路、１
１，１３はダイオードブリッジ、１２は着信検出回路、
１４はループ閉成及びＤＰダイヤル信号を送出するため
のトランジスタ、１５は通話回路、１６はＩＤＲＯＭ、
１７はフックスイッチ、１８は各種のキーからなるキー
部、１９は表示部、２０は着信音等を鳴動させるトーン
リンガ、２１はスピーカである。また、２２は上記のＤ
Ｐダイヤル信号やＰＢダイヤル信号を発生するダイヤル
ＩＣ、２３は電話回線ＬからのＰＢダイヤル信号を受信
するＰＢレシーバ、２４は音声信号の録音・再生を行う
ためのカセットメカ部、２５は電話回線Ｌからのダイヤ
ルトーンやビジートーン等の各種信号を検出する回線信
号検出部、２６は電話回線Ｌへ音声メッセージを送出す
る音声ＩＣ、２７は子機３０と無線回線を介して通信を
行う無線送受信部、２８は妨害電波を検出する無線受信
部、２９はアンプである。

【０００８】また、子機３０は次のように構成されてい
る。即ち、３１は無線回線を介して親機１と通信を行う
無線送受信部、３２はＩＤＲＯＭ、３３は各種のキーか
らなるキー部、３４はＣＰＵ，３５は着信音等の各種呼
出音を鳴動するためのトーンリンガ、３６はスピーカ、
３７はアンプである。

【０００９】このようなＤＩサービス機能が提供された
コードレス電話装置においては、親機１及び子機３０に
対しそれぞれ別個の電話番号が付与されており、これら
の番号の末尾の１〜４桁の番号は内線指定番号として親
機１内のＣＰＵ５のメモリに記憶されている。そして、
発呼者が例えば子機３０に対して発呼すると、親機１に
収容される電話回線Ｌに着信が到来する。親機１は、図
３の動作シーケンス図に示されるような端末としての機
能を有していることから、この着信に自動的に応答する
ことにより加入者交換機へ１次応答信号を返送する。そ
の後、子機３０を指定する内線指定信号を加入者交換機
から受信すると、捕捉していた回線を断してこの指定信
号の受信完了を示す信号を交換機側へ送出すると共に、
無線送受信部２７，３１の無線回線を介し子機３０に対
し着信音を鳴動させる。

【００１０】そして子機３０の通話キーが操作され、こ
の着信への応答が検出されると、無線通話パスを形成す
ると共に、再び回線Ｌを捕捉して２次応答信号を交換機
側へ送出することにより、親機１を介する子機３０と発
呼者との通話が開始される。なお、子機３０に対し所定
時間呼出を行っても子機３０の応答が検出できない場合
は、子機３０への呼出を停止すると共に親機１を呼び出
すようにしている。

【００１１】次に図２は、局線着信時に呼出先の変更動
作を行う親機１内のＣＰＵ５のフローチャートである。
即ち、ステップ２００では発呼者が発呼することにより
電話回線Ｌへ到来する局線着信の検出判断を行う。そし
て、着信の到来が検出されステップ２００で「Ｙ」と判
定されると、自動的に局線、即ち回線Ｌを捕捉する（１
次応答；ステップ２０１）と共に、交換機からの内線指
定信号をＰＢレシーバ２３を介して受信する。この内線
指定信号が受信されると、これの受信完了信号を示す局
線開放を行い（ステップ２０３）、続いて、受信した内
線指定番号と予めメモリに記憶されている内線番号とを
比較し、指定内線は子機３０かどうかの判定をステップ
２０４で行う。

【００１２】そして、指定内線が子機３０の場合は、無
線送受信部２７，３１の無線回線を介して子機３０へ局
着音データを送信し子機３０内のトーンリンガ３５を駆
動させて局線着信音を鳴動させる（ステップ２０５）と
共に、所定時間のタイマーをスタートさせる（ステップ
２０６）。その後、子機３０からこの着信への応答を示
す通話ボタン（通話キー）データの受信判断及び上記タ
イマーのタイムアップの判断をそれぞれステップ２０
７，２０８で行う。そして、子機３０がこの着信に不応
答で、かつ上記タイマーがタイムアップすれば（ステッ
プ２０７で「Ｎ」、ステップ２０８で「Ｙ」の場合）、
子機３０の局線着信音の鳴動を停止させると共に、ステ
ップ２０９へ移行しトーンリンガ２０を駆動して親機１
の局線着信音をスピーカ２１から送出させる。その後、
ステップ２１０でフックスイッチ１７を介して親機１の
オフフックを判断し、オフフックが検出されると、ステ
ップ２１１で局線捕捉を行い、親機１の扱い者と発呼者
とによる局線通話状態へ移行する（ステップ２１２）。
また、上記タイマーのタイムアップ以前に子機３０から
着信応答を示す通話キーデータが受信されれば（ステッ
プ２０７で「Ｙ」の場合）、ステップ２１１へ移行し局
線捕捉を行い、この結果、子機３０の扱い者と発呼者と
による局線通話状態へ移行する。このように、局線着信
時に指定された例えば子機３０へ呼出を行い、子機３０
が所定時間内に応答しなければ、親機１を呼出するよう
にしたものである。

【００１３】次に図３は、本発明の他の実施例動作を示
すフローチャートである。ここで、同図（ａ）は親機１
内のＣＰＵ５のフローチャートを示し、また同図（ｂ）
は子機３０内のＣＰＵ３４のフローチャートを示してい
る。まず、図３（ａ）に示す親機１の動作から説明す
る。図３（ａ）のステップ３００〜３０５に示す動作
は、図２のステップ２００〜２０５の動作と同等であ
る。即ち、電話回線（局線）Ｌに到来した着信に応答し
内線指定信号を受信する。その後、局線の開放を行うと
共にステップ３０４で指定内線は子機かの判断を行う。
そして、指定内線が子機３０であれば、子機３０へ局着
音データを送信して子機３０の局線着信音を鳴動させ
る。子機３０では、局線着信音を鳴動後、後述するよう
に、着信の鳴動回数の計数及びこの着信への応答を示す
通話キーの検出を行っており、所定回数着信が鳴動して
もまだ着信に応答しない場合は親機１に対し不応答デー
タを送信するようにしている。

【００１４】親機１ではステップ３０６，３０７におい
て、子機３０からのこのような通話キーデータや不応答
データの受信判断を行い、不応答データを受信した場合
（ステップ３０７で「Ｙ」の場合）は、ステップ３０９
へ移行して親機１の局線着信音を鳴動させる。その後、
ステップ３０９でフックスイッチ１７を介して親機１の
オフフックを判断し、オフフックが検出されると、局線
捕捉を行う（ステップ３１０）。この結果、親機１の扱
い者と発呼者とによる局線通話状態へ移行する（ステッ
プ３１１）。また、子機３０から着信応答を示す通話キ
ーデータが受信されれば（ステップ３０６で「Ｙ」の場
合）、ステップ３１０へ移行し局線捕捉を行う。この結
果、子機３０の扱い者と発呼者とによる局線通話状態へ
移行する。

【００１５】次に、以上のような親機１の動作に対応す
る子機３０の動作を図３（ｂ）のフローチャートに基づ
いて説明する。まず、無線送受信部２７，３１等からな
る無線回線を介する親機１からの局着音データの受信が
ステップ３５０で「Ｙ」と判定されると、トーンリンガ
３５を駆動して局線着信音を１回スピーカ３６へ放出す
る（ステップ３５１）と共に、ＣＰＵ３４内のメモリに
設けた鳴動カウンタを１つ増加する（ステップ３５
２）。その後、ステップ３５３，３５４でそれぞれキー
部３３内の通話キーの押下判断及び鳴動カウンタが所定
値に達したか否かの判断を行う。そして、通話キーの押
下が検出できず、かつ鳴動カウンタが所定値に達してい
なければ（ステップ３５３，３５４で「Ｎ」の場合）、
ステップ３５１へ戻って再度、局線着信音を鳴動させ
る。

【００１６】こうして局線着信音が鳴動しているときに
通話キーの押下が検出されステップ３５３で「Ｙ」とな
ると、この着信へ応答したということで、親機１へ通話
キーデータを無線回線を介して送信する（ステップ３５
５）と共に、局線着信音の鳴動を停止する（ステップ３
５６）。この結果、発呼者と子機３０の扱い者との通話
が開始される。また、鳴動カウンタの値が所定に達して
もまだ着信に応答しない場合（ステップ３５４で「Ｙ」
の場合）は、親機１へ不応答データを送信する（ステッ
プ３５７）と共に、局線着信音の鳴動を停止する（ステ
ップ３５８）。こうして不応答データが親機１へ伝達さ
れると、呼出先が親機１となり、この結果親機１のオフ
フックにより、発呼者と親機１の扱い者との通話が開始
される。このように、局線着信時に内線指定信号により
指定された子機３０へ呼出を行い、呼出回数が所定回数
に達しても応答しない場合は、親機１へ呼出を行うよう
にしたものである。また、逆に親機１が最初に指定され
て呼出された場合、親機１が所定時間または呼出回数の
所定回以内に応答しなければ子機３０が呼出される。な
お、本実施例においては、１つの親機と１つの子機の場
合について説明しているが、複数の子機を収容した場合
には、設定操作により予めメモリへ呼出先を記憶させ、
指定の子機が不応答の場合には設定された呼出先の親機
または子機を呼出すようにしても良く、また全ての子機
を呼出すようにしても良い。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、局線着
信時に内線指定信号により指定された内線電話機へ呼出
すると共に、この電話機の応答が所定時間検出されない
場合は自動的に他の内線電話機を呼出するようにしたの
で、被呼者が他の場所に移動している等の理由により連
絡がとれないような場合、発呼者は再発呼することなく
速やかに所望の相手を呼び出して連絡できることにな
り、この結果使い勝手の良い電話装置が提供できるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のＤＩサービス機能付電話装置の一実施
例を示すブロック図である。

【図２】上記装置内の親機の動作を示すフローチャート
である。

【図３】上記装置の他の実施例動作を示すフローチャー
トである。

【図４】ＤＩサービス提供時の加入者交換機と加入者端
末との接続動作を示すシーケンス図である。

【符号の説明】

１親機５，３４ＣＰＵ１２着信検出回路１５通話回路１８，３３キー部２０，３５トーンリンガ２１，３６スピーカ２２ダイヤルＩＣ２３ＰＢレシーバ２７，３１無線送受信部３０子機Ａ１，Ａ２アンテナＬ電話回線

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の内線電話機を収容すると共に、局
線着信時に加入者交換機からの内線指定信号により指定
された内線電話機への呼出を行うダイヤルインサービス
機能を有するＤＩサービス機能付電話装置において、前記内線指定信号に基づいて指定された内線電話機への
呼出時に起動するタイマーと、前記呼出への応答を検出
する検出手段と、前記タイマーがタイムアップするまで
の間前記検出手段により前記呼出の応答が検出されない
場合は前記指定された内線電話機以外の他の内線電話機
を呼出する制御手段とを備えたことを特徴とするＤＩサ
ービス機能付電話装置。