JPH05251989A - 弾性表面波相関処理装置 - Google Patents
弾性表面波相関処理装置Info
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- JPH05251989A JPH05251989A JP4855992A JP4855992A JPH05251989A JP H05251989 A JPH05251989 A JP H05251989A JP 4855992 A JP4855992 A JP 4855992A JP 4855992 A JP4855992 A JP 4855992A JP H05251989 A JPH05251989 A JP H05251989A
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Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップサイズを増大させずに、高い効率の弾
性表面波相関処理装置を得る。 【構成】 電気信号を弾性表面波に変換させる少なくと
も1対のすだれ状電極2、3の間に、複数の導波路4を
配置し、これらの各導波路4間の距離pと、各導波路4
により励振される弾性表面波の位相とを、各導波路4に
より励振された弾性表面波が、導波路4に対して出力用
すだれ状電極5の方向には全体として同相となるように
伝搬し、導波路4に対して出力用すだれ状電極5と反対
側には全体として互いに打ち消し合うような位相で伝搬
するように構成する。
性表面波相関処理装置を得る。 【構成】 電気信号を弾性表面波に変換させる少なくと
も1対のすだれ状電極2、3の間に、複数の導波路4を
配置し、これらの各導波路4間の距離pと、各導波路4
により励振される弾性表面波の位相とを、各導波路4に
より励振された弾性表面波が、導波路4に対して出力用
すだれ状電極5の方向には全体として同相となるように
伝搬し、導波路4に対して出力用すだれ状電極5と反対
側には全体として互いに打ち消し合うような位相で伝搬
するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弾性表面波を利用し
て、入力信号と参照信号との間の相関処理を行う弾性表
面波相関処理装置に関するものである。
て、入力信号と参照信号との間の相関処理を行う弾性表
面波相関処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開平2−48812号に示
されている従来の弾性表面波相関処理装置である弾性表
面波コンボルバを示す平面図である。図10において、
1は圧電体であり、2、3は弾性表面波(以下、SAW
と略す)を励振する入力用すだれ状電極(以下、入力用
IDTと略す)であり、4は導波路、5は導波路4にお
いて励振されたSAWを電気信号に変換する出力用すだ
れ状電極(以下、出力用IDTと略す)である。各入力
用IDT2、3、および、出力用IDT5は、正電極6
と負電極7とが、互いに交差した構造となっている。8
は入力用IDT2により励振されたSAW、9は入力用
IDT3により励振されたSAW、10は導波路4にお
いて励振されたSAWである。
されている従来の弾性表面波相関処理装置である弾性表
面波コンボルバを示す平面図である。図10において、
1は圧電体であり、2、3は弾性表面波(以下、SAW
と略す)を励振する入力用すだれ状電極(以下、入力用
IDTと略す)であり、4は導波路、5は導波路4にお
いて励振されたSAWを電気信号に変換する出力用すだ
れ状電極(以下、出力用IDTと略す)である。各入力
用IDT2、3、および、出力用IDT5は、正電極6
と負電極7とが、互いに交差した構造となっている。8
は入力用IDT2により励振されたSAW、9は入力用
IDT3により励振されたSAW、10は導波路4にお
いて励振されたSAWである。
【0003】次に従来のこの種のSAWコンボルバの動
作について説明する。SAWコンボルバは、入力信号と
参照信号との間の相関演算を行い、その演算結果を出力
する機能を有している。図10に示したSAWコンボル
バでは、例えば、入力信号を入力用IDT2に入力し、
参照信号を入力用IDT3に入力して使用する。入力用
IDT2に信号を入力すると、入力用IDT2の正電極
6と負電極7とが交差する場所にてSAW8が励振され
る。入力用IDT2により励振されたSAW8と、入力
用IDT3により励振されたSAW9とが、互いに導波
路4内を交差して逆方向に伝搬する。
作について説明する。SAWコンボルバは、入力信号と
参照信号との間の相関演算を行い、その演算結果を出力
する機能を有している。図10に示したSAWコンボル
バでは、例えば、入力信号を入力用IDT2に入力し、
参照信号を入力用IDT3に入力して使用する。入力用
IDT2に信号を入力すると、入力用IDT2の正電極
6と負電極7とが交差する場所にてSAW8が励振され
る。入力用IDT2により励振されたSAW8と、入力
用IDT3により励振されたSAW9とが、互いに導波
路4内を交差して逆方向に伝搬する。
【0004】このとき、導波路4内では、導波路4内の
非線形性により、SAW8、9のミキシング動作が発生
する。すなわち、入力用IDT2からのSAW8の振幅
Fと入力用IDT3からのSAW9の振幅Gとの積F・
Gが発生する。導波路4は、導体で構成されているた
め、この積F・Gによってつくられる電位は長さLにわ
たって積分される。導波路4に入射するSAW8、9の
振幅F、Gをそれぞれ、次式とする。
非線形性により、SAW8、9のミキシング動作が発生
する。すなわち、入力用IDT2からのSAW8の振幅
Fと入力用IDT3からのSAW9の振幅Gとの積F・
Gが発生する。導波路4は、導体で構成されているた
め、この積F・Gによってつくられる電位は長さLにわ
たって積分される。導波路4に入射するSAW8、9の
振幅F、Gをそれぞれ、次式とする。
【0005】 振幅F=f・EXP[j(ω1 t−k1 X)] (1) 振幅G=g・EXP[j(ω2 t−k2 (L−X))] (2)
【0006】ここで、f、gはそれぞれ、入力用IDT
2、および、入力用IDT3により励振されたSAW
8、9の振幅の絶対値、ω1 、ω2 はそれぞれの角周波
数、k1 k2 はそれぞれの波数、Lは導波路4の長さ、
Xは導波路4の片方の端部を零としたSAW8の伝搬方
向に沿った座標値である。これらFとGの積を長さLに
わたって積分した演算結果Hは、次の(3)式に示すよ
うになる。
2、および、入力用IDT3により励振されたSAW
8、9の振幅の絶対値、ω1 、ω2 はそれぞれの角周波
数、k1 k2 はそれぞれの波数、Lは導波路4の長さ、
Xは導波路4の片方の端部を零としたSAW8の伝搬方
向に沿った座標値である。これらFとGの積を長さLに
わたって積分した演算結果Hは、次の(3)式に示すよ
うになる。
【0007】
【数1】
【0008】この結果、導波路4は、角周波数(ω1 +
ω2 )にて振動することになり、再び、この角周波数
(ω1 +ω2 )にてSAW10を励振する。導波路4に
て励振されるSAW10は導波路4における演算結果H
であり、これは入力信号と参照信号との間の相関演算結
果に相当している。これらの過程については、文献、中
川、牧尾、電子通信学会論文誌、’86/2、VoI.
J69−C、No.2、p.190−198にて詳細に
述べられている。
ω2 )にて振動することになり、再び、この角周波数
(ω1 +ω2 )にてSAW10を励振する。導波路4に
て励振されるSAW10は導波路4における演算結果H
であり、これは入力信号と参照信号との間の相関演算結
果に相当している。これらの過程については、文献、中
川、牧尾、電子通信学会論文誌、’86/2、VoI.
J69−C、No.2、p.190−198にて詳細に
述べられている。
【0009】このとき、導波路4の配列間隔pを、導波
路4にて励振されるSAW10の波長の整数倍に設定す
ることにより、各導波路4にて励振されたSAW10は
伝搬方向に沿って同相となり、出力用IDT5にて各導
波路4から励振されたSAW10を受信することができ
る。
路4にて励振されるSAW10の波長の整数倍に設定す
ることにより、各導波路4にて励振されたSAW10は
伝搬方向に沿って同相となり、出力用IDT5にて各導
波路4から励振されたSAW10を受信することができ
る。
【0010】上記各導波路4にて励振されたSAW10
は、双方向性があり、出力用IDT5を配置した方向
と、導波路4に対して出力用IDT5と逆の方向とに伝
搬する。このため、図10に示したように、出力用ID
T5を上記各導波路4にて励振されたSAW10が伝搬
する片方の方向にのみ配置すると、上記各導波路4にて
励振され、上記各導波路4に対して出力用IDT5と反
対の方向に伝搬するSAW10は、出力用IDT5にて
受信されない無駄な電力となる。このため、特開平2−
48812号に示されている従来のこの種の他の弾性表
面波コンボルバでは、図11に示すように、複数個の出
力用IDT5a、5bの間に導波路4を配置することに
より、上記各導波路4から励振されたSAW10の全て
の電力を受信するようにしていた。図11に示したよう
な複数個の出力用IDT5a、5bを有する場合には、
上記複数個の出力用IDT5a、5bの出力を外部にて
接続していた。
は、双方向性があり、出力用IDT5を配置した方向
と、導波路4に対して出力用IDT5と逆の方向とに伝
搬する。このため、図10に示したように、出力用ID
T5を上記各導波路4にて励振されたSAW10が伝搬
する片方の方向にのみ配置すると、上記各導波路4にて
励振され、上記各導波路4に対して出力用IDT5と反
対の方向に伝搬するSAW10は、出力用IDT5にて
受信されない無駄な電力となる。このため、特開平2−
48812号に示されている従来のこの種の他の弾性表
面波コンボルバでは、図11に示すように、複数個の出
力用IDT5a、5bの間に導波路4を配置することに
より、上記各導波路4から励振されたSAW10の全て
の電力を受信するようにしていた。図11に示したよう
な複数個の出力用IDT5a、5bを有する場合には、
上記複数個の出力用IDT5a、5bの出力を外部にて
接続していた。
【0011】さらに、特開平2−48812号にて示さ
れている従来のこの種の弾性表面波コンボルバとして、
図12に示すものがある。これは、SAWを励振する入
力用IDT2の正電極6と負電極7とを電極間隔dを変
化させないで、導波路4の配列方向に沿って、折れ曲が
った構造としたものである。従来のこの種のSAWコン
ボルバでは、正電極6と負電極7とを入力用IDT2に
て励振するSAW8の波長の1/2に対応する距離だけ
ずらしていた。これは、SAWを励振させる交差部の位
置をずらすことで、各導波路4に入射するSAW8の位
相を変化させるためである。
れている従来のこの種の弾性表面波コンボルバとして、
図12に示すものがある。これは、SAWを励振する入
力用IDT2の正電極6と負電極7とを電極間隔dを変
化させないで、導波路4の配列方向に沿って、折れ曲が
った構造としたものである。従来のこの種のSAWコン
ボルバでは、正電極6と負電極7とを入力用IDT2に
て励振するSAW8の波長の1/2に対応する距離だけ
ずらしていた。これは、SAWを励振させる交差部の位
置をずらすことで、各導波路4に入射するSAW8の位
相を変化させるためである。
【0012】この結果、従来のこの種の弾性表面波コン
ボルバでは、各導波路4で励振されるSAW10の位相
が、隣合う導波路4間で逆相となる。さらに、隣合う導
波路4の配列間隔pが、導波路4にて励振されるSAW
10の波長λに対して、p=(1/2+n)・λとなる
ように配置していた。ここで、nは整数である。
ボルバでは、各導波路4で励振されるSAW10の位相
が、隣合う導波路4間で逆相となる。さらに、隣合う導
波路4の配列間隔pが、導波路4にて励振されるSAW
10の波長λに対して、p=(1/2+n)・λとなる
ように配置していた。ここで、nは整数である。
【0013】このため、隣合う導波路4は互いに逆相で
SAW10を励振し、かつ、励振されたSAW10が隣
りの導波路4に伝搬するまでに位相が反転するから、結
局、各導波路4にて励振されたSAW10は、伝搬方向
に沿って互いに同相となる。したがって、出力用IDT
5では、各導波路4にて励振されたSAW10を全て同
相で受信する。
SAW10を励振し、かつ、励振されたSAW10が隣
りの導波路4に伝搬するまでに位相が反転するから、結
局、各導波路4にて励振されたSAW10は、伝搬方向
に沿って互いに同相となる。したがって、出力用IDT
5では、各導波路4にて励振されたSAW10を全て同
相で受信する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾性表面波相関
処理装置であるこの種のSAWコンボルバでは、図1
0、および、図12に示したように、導波路4にて励振
されたSAW10の伝搬方向に対して、片側のみに出力
用IDT5を配置した構成の場合には、導波路4から励
振されたSAW10の半分の電力しか受信できないた
め、SAWコンボルバの効率が悪いという問題点があっ
た。また、図11に示したように、導波路4から励振さ
れたSAW10を全て受信するために、複数個の出力用
IDT5a、5bの間に導波路4を配置した構成の場合
には、SAWコンボルバのパターン面積が増大してチッ
プサイズが増大し、さらに、離されて配置された複数個
の出力用IDT5a、5bを電気的に接続するための手
段を必要するという問題点があった。
処理装置であるこの種のSAWコンボルバでは、図1
0、および、図12に示したように、導波路4にて励振
されたSAW10の伝搬方向に対して、片側のみに出力
用IDT5を配置した構成の場合には、導波路4から励
振されたSAW10の半分の電力しか受信できないた
め、SAWコンボルバの効率が悪いという問題点があっ
た。また、図11に示したように、導波路4から励振さ
れたSAW10を全て受信するために、複数個の出力用
IDT5a、5bの間に導波路4を配置した構成の場合
には、SAWコンボルバのパターン面積が増大してチッ
プサイズが増大し、さらに、離されて配置された複数個
の出力用IDT5a、5bを電気的に接続するための手
段を必要するという問題点があった。
【0015】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたものであり、チップサイズを増大することな
く高い効率を有する弾性表面波相関処理装置を提供する
ことにある。
になされたものであり、チップサイズを増大することな
く高い効率を有する弾性表面波相関処理装置を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる弾性表
面波相関処理装置は、圧電体に形成され、第一の電気信
号と第二の電気信号をそれぞれ弾性表面波に変換する少
なくとも一対の第一の電極と第二の電極と、上記第一の
電極と第二の電極からそれぞれ励振された第一の弾性表
面波と第二の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬させ、
第一の弾性表面波と第二の弾性表面波をミキシングして
第三の弾性表面波を励振する非線形性を有する複数の導
波路と、上記導波路の一方の側に設けられ、上記導波路
において励振された第三の弾性表面波を電気信号に変換
する第三の電極とを備え、上記複数の導波路の配列間隔
および弾性表面波励振位相を、上記複数の導波路のそれ
ぞれにおいて励振され、上記第三の電極の方向へ伝搬す
る弾性表面波は同位相で合成され、上記第三の電極と反
対の方向へ伝搬する弾性表面波は互いに打ち消し合うよ
うな位相で合成される所定の値に設定したものである。
面波相関処理装置は、圧電体に形成され、第一の電気信
号と第二の電気信号をそれぞれ弾性表面波に変換する少
なくとも一対の第一の電極と第二の電極と、上記第一の
電極と第二の電極からそれぞれ励振された第一の弾性表
面波と第二の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬させ、
第一の弾性表面波と第二の弾性表面波をミキシングして
第三の弾性表面波を励振する非線形性を有する複数の導
波路と、上記導波路の一方の側に設けられ、上記導波路
において励振された第三の弾性表面波を電気信号に変換
する第三の電極とを備え、上記複数の導波路の配列間隔
および弾性表面波励振位相を、上記複数の導波路のそれ
ぞれにおいて励振され、上記第三の電極の方向へ伝搬す
る弾性表面波は同位相で合成され、上記第三の電極と反
対の方向へ伝搬する弾性表面波は互いに打ち消し合うよ
うな位相で合成される所定の値に設定したものである。
【0017】
【作用】この発明に係わる弾性表面波相関処理装置で
は、複数の導波路の配列間隔および弾性表面波励振位相
を、上記複数の導波路のそれぞれにおいて励振され、上
記導波路の一方の側に設けられた第三の電極の方向へ伝
搬する弾性表面波は同位相で合成され、第三の電極と反
対の方向へ伝搬する弾性表面波は互いに打ち消し合うよ
うな位相で合成される所定の値に設定したので、上記各
導波路にて励振された弾性表面波は、第三の電極の方向
にほとんどの電力が伝搬し、この弾性表面波を第三の電
極で受信するため、従来のこの種の弾性表面波相関処理
装置よりも高い効率が得られる。さらに、従来のこの種
の弾性表面波相関処理装置のように導波路の両側に出力
用電極を配置する必要がないため、チップサイズを増大
させない。
は、複数の導波路の配列間隔および弾性表面波励振位相
を、上記複数の導波路のそれぞれにおいて励振され、上
記導波路の一方の側に設けられた第三の電極の方向へ伝
搬する弾性表面波は同位相で合成され、第三の電極と反
対の方向へ伝搬する弾性表面波は互いに打ち消し合うよ
うな位相で合成される所定の値に設定したので、上記各
導波路にて励振された弾性表面波は、第三の電極の方向
にほとんどの電力が伝搬し、この弾性表面波を第三の電
極で受信するため、従来のこの種の弾性表面波相関処理
装置よりも高い効率が得られる。さらに、従来のこの種
の弾性表面波相関処理装置のように導波路の両側に出力
用電極を配置する必要がないため、チップサイズを増大
させない。
【0018】
【実施例】実施例1.図1は、この発明の一実施例に係
わる弾性表面波相関処理装置を示す平面図である。図
中、1は圧電体、2a、2b、2c、3a、3b、3c
は入力信号を弾性表面波に変換する入力用すだれ状電
極、4a、4b、4cは導波路、5は出力用すだれ状電
極、であり、入力用すだれ状電極2a、2b、2c、3
a、3b、3c、および、出力用すだれ状電極5は、そ
れぞれ、正電極6と負電極7とが互いに交差した構造と
なっている。8a、8b、8cは、それぞれ入力用すだ
れ状電極2a、2b、2cにより変換された弾性表面
波、9a、9b、9cは、それぞれ入力用すだれ状電極
3a、3b、3cにより変換された弾性表面波、10a
は導波路4bにより励振され、導波路4bに対して出力
用すだれ状電極5と反対側に伝搬する弾性表面波、10
bは導波路4bにより励振され、導波路4bに対して出
力用すだれ状電極5の方向に伝搬する弾性表面波、10
cは導波路4aにより励振され、弾性表面波10bと同
じ方向に伝搬する弾性表面波である。
わる弾性表面波相関処理装置を示す平面図である。図
中、1は圧電体、2a、2b、2c、3a、3b、3c
は入力信号を弾性表面波に変換する入力用すだれ状電
極、4a、4b、4cは導波路、5は出力用すだれ状電
極、であり、入力用すだれ状電極2a、2b、2c、3
a、3b、3c、および、出力用すだれ状電極5は、そ
れぞれ、正電極6と負電極7とが互いに交差した構造と
なっている。8a、8b、8cは、それぞれ入力用すだ
れ状電極2a、2b、2cにより変換された弾性表面
波、9a、9b、9cは、それぞれ入力用すだれ状電極
3a、3b、3cにより変換された弾性表面波、10a
は導波路4bにより励振され、導波路4bに対して出力
用すだれ状電極5と反対側に伝搬する弾性表面波、10
bは導波路4bにより励振され、導波路4bに対して出
力用すだれ状電極5の方向に伝搬する弾性表面波、10
cは導波路4aにより励振され、弾性表面波10bと同
じ方向に伝搬する弾性表面波である。
【0019】次に動作について説明する。図1に示す実
施例1では、各導波路4a、4b、4c間の配列間隔p
を、上記各導波路4a、4b、4cにて励振されるSA
Wの波長λに対して、p〜(1/4+n)・λを満足す
るように配置する。ここで、nは整数である。さらに、
各導波路4a、4b、4cに入射するSAW8a、8
b、8c、9a、9b、9cの位相をそれぞれ変化さ
せ、各導波路4a、4b、4cにて励振するSAWの位
相を変化させる。例えば、図1に示す例では、導波路4
aの位相が180°、導波路4bの位相が90°、導波
路4cの位相が0°にて、それぞれSAWを励振するよ
うに、各導波路4a、4b、4cに入射するSAW8
a、8b、8c、9a、9b、9cの位相を変える。こ
のための手段として、図1に示した例では、入力用ID
T2a、2b、2cをそれぞれ分割し、導波路4a、4
b、4cとの距離を変えることにより、SAW8aの位
相を180°、SAW8bの位相を90°、SAW8c
の位相を0°としている。すなわち、導波路4b、4c
に入射するSAW8b、8c間の位相差約90°に対応
する分だけ、入力用IDT2bと導波路4bとの距離
と、入力用IDT2cと導波路4cとの距離の差を設定
して入力用IDT2b、2cを配置する。入力用IDT
2a、2cと導波路4a、4bとの距離の差も同様にし
て設定する。かつ、入力用IDT3a、3b、3cと導
波路4a、4b、4cとの距離は全て同一として、SA
W9a、9b、9cの位相を全て0°としている。
施例1では、各導波路4a、4b、4c間の配列間隔p
を、上記各導波路4a、4b、4cにて励振されるSA
Wの波長λに対して、p〜(1/4+n)・λを満足す
るように配置する。ここで、nは整数である。さらに、
各導波路4a、4b、4cに入射するSAW8a、8
b、8c、9a、9b、9cの位相をそれぞれ変化さ
せ、各導波路4a、4b、4cにて励振するSAWの位
相を変化させる。例えば、図1に示す例では、導波路4
aの位相が180°、導波路4bの位相が90°、導波
路4cの位相が0°にて、それぞれSAWを励振するよ
うに、各導波路4a、4b、4cに入射するSAW8
a、8b、8c、9a、9b、9cの位相を変える。こ
のための手段として、図1に示した例では、入力用ID
T2a、2b、2cをそれぞれ分割し、導波路4a、4
b、4cとの距離を変えることにより、SAW8aの位
相を180°、SAW8bの位相を90°、SAW8c
の位相を0°としている。すなわち、導波路4b、4c
に入射するSAW8b、8c間の位相差約90°に対応
する分だけ、入力用IDT2bと導波路4bとの距離
と、入力用IDT2cと導波路4cとの距離の差を設定
して入力用IDT2b、2cを配置する。入力用IDT
2a、2cと導波路4a、4bとの距離の差も同様にし
て設定する。かつ、入力用IDT3a、3b、3cと導
波路4a、4b、4cとの距離は全て同一として、SA
W9a、9b、9cの位相を全て0°としている。
【0020】さて、導波路4bにて励振されて導波路4
aまで伝搬したSAW10aの位相は、励振時に90゜
であり、伝搬することで−90゜変化するため、結果と
して、導波路4a上では0゜となる。一方、導波路4a
で励振されたSAWの導波路4a上での位相は、伝搬距
離が零であるから、180゜であり、この導波路4aで
励振されたSAWと、導波路4bで励振されたSAW1
0aとは、互いに打ち消し合う。一方、導波路4aで励
振されて導波路4cまで伝搬したSAW10cの位相
は、励振時に180゜であり、伝搬により−180゜変
化するから、導波路4c上では0゜である。同様にし
て、導波路4bで励振されて導波路4cまで伝搬したS
AW10bの位相は、励振時に90゜であり、伝搬によ
り−90゜変化するから、導波路4c上では0゜であ
る。すなわち、図1において、各導波路4a、4b、4
cにて励振され、出力用IDT5方向に伝搬するSAW
は、全て同相であり、逆方向へ伝搬するSAWは互いに
逆相となり打ち消し合う。この結果、各導波路4a、4
b、4cにて励振されるSAWは、ほとんどの電力が出
力用IDT5の方向に伝搬するため、従来のこの種のS
AW相関処理装置に比べて2倍効率が高い。さらに、出
力用IDT5と反対の方向に、もう1つの出力用IDT
5を配置する必要がないため、チップサイズを小さくす
ることができ、かつ、離れて配置された複数の出力用I
DT5を接続する必要もない。
aまで伝搬したSAW10aの位相は、励振時に90゜
であり、伝搬することで−90゜変化するため、結果と
して、導波路4a上では0゜となる。一方、導波路4a
で励振されたSAWの導波路4a上での位相は、伝搬距
離が零であるから、180゜であり、この導波路4aで
励振されたSAWと、導波路4bで励振されたSAW1
0aとは、互いに打ち消し合う。一方、導波路4aで励
振されて導波路4cまで伝搬したSAW10cの位相
は、励振時に180゜であり、伝搬により−180゜変
化するから、導波路4c上では0゜である。同様にし
て、導波路4bで励振されて導波路4cまで伝搬したS
AW10bの位相は、励振時に90゜であり、伝搬によ
り−90゜変化するから、導波路4c上では0゜であ
る。すなわち、図1において、各導波路4a、4b、4
cにて励振され、出力用IDT5方向に伝搬するSAW
は、全て同相であり、逆方向へ伝搬するSAWは互いに
逆相となり打ち消し合う。この結果、各導波路4a、4
b、4cにて励振されるSAWは、ほとんどの電力が出
力用IDT5の方向に伝搬するため、従来のこの種のS
AW相関処理装置に比べて2倍効率が高い。さらに、出
力用IDT5と反対の方向に、もう1つの出力用IDT
5を配置する必要がないため、チップサイズを小さくす
ることができ、かつ、離れて配置された複数の出力用I
DT5を接続する必要もない。
【0021】実施例2.図2は、この発明の実施例2に
係わるSAW相関処理装置を示す平面図である。図2に
示す実施例では、隣合う導波路4a、4b、4cの間隔
pを、整数nに対して、p〜(1/6+n)・λとして
いる。さらに、導波路4aにて励振されるSAWの位相
を120゜、導波路4bにて励振されるSAWの位相を
60゜、導波路4cにて励振されるSAWの位相を0゜
となるように設定している。このための手段として、入
力用IDT2a、2b、2cと上記導波路4a、4b、
4cとの距離を一定とし、かつ、隣合う入力用IDT3
a、3b、3cと上記導波路4a、4b、4cとの距離
差が60゜となるように設定している。この結果、図2
に示す例では、導波路4aに入射するSAW8a、9a
の位相をそれぞれ、0゜、120゜とし、導波路4bに
入射するSAW8b、9bの位相をそれぞれ0゜、60
゜とし、導波路4cに入射するSAW8c、9cの位相
を共に0゜とすることができ、各導波路4a、4b、4
cにて励振されるSAWの位相を所要の値に設定してい
る。
係わるSAW相関処理装置を示す平面図である。図2に
示す実施例では、隣合う導波路4a、4b、4cの間隔
pを、整数nに対して、p〜(1/6+n)・λとして
いる。さらに、導波路4aにて励振されるSAWの位相
を120゜、導波路4bにて励振されるSAWの位相を
60゜、導波路4cにて励振されるSAWの位相を0゜
となるように設定している。このための手段として、入
力用IDT2a、2b、2cと上記導波路4a、4b、
4cとの距離を一定とし、かつ、隣合う入力用IDT3
a、3b、3cと上記導波路4a、4b、4cとの距離
差が60゜となるように設定している。この結果、図2
に示す例では、導波路4aに入射するSAW8a、9a
の位相をそれぞれ、0゜、120゜とし、導波路4bに
入射するSAW8b、9bの位相をそれぞれ0゜、60
゜とし、導波路4cに入射するSAW8c、9cの位相
を共に0゜とすることができ、各導波路4a、4b、4
cにて励振されるSAWの位相を所要の値に設定してい
る。
【0022】導波路4bにて励振され、出力用IDT5
と反対の方向に伝搬するSAW10aの位相は、導波路
4bにて励振されるときの位相60゜と導波路4aまで
伝搬するときの位相変化量−60゜との和であり、0゜
である。同様にして、導波路4cにて励振され、導波路
4aまで伝搬するSAW10dの位相は−120゜であ
り、導波路4aにて励振されるSAWの導波路4a上で
の位相は120゜である。したがって、これらのSAW
の和は、位相が0゜、−120゜、120゜の成分の振
幅の和であるから、ほとんど零となり、出力用IDT5
と逆の方向に伝搬するSAWはほとんどない。一方、出
力用IDT5の方向に伝搬するSAW10b、10cに
ついては、全て導波路4c上にて0゜となり、全て同相
で伝搬する。このため、導波路4a、4b、4cにて励
振されるSAWの電力はほとんど出力用IDT5の方向
に伝搬し、従来のこの種のSAW相関処理装置よりも2
倍効率が高い。
と反対の方向に伝搬するSAW10aの位相は、導波路
4bにて励振されるときの位相60゜と導波路4aまで
伝搬するときの位相変化量−60゜との和であり、0゜
である。同様にして、導波路4cにて励振され、導波路
4aまで伝搬するSAW10dの位相は−120゜であ
り、導波路4aにて励振されるSAWの導波路4a上で
の位相は120゜である。したがって、これらのSAW
の和は、位相が0゜、−120゜、120゜の成分の振
幅の和であるから、ほとんど零となり、出力用IDT5
と逆の方向に伝搬するSAWはほとんどない。一方、出
力用IDT5の方向に伝搬するSAW10b、10cに
ついては、全て導波路4c上にて0゜となり、全て同相
で伝搬する。このため、導波路4a、4b、4cにて励
振されるSAWの電力はほとんど出力用IDT5の方向
に伝搬し、従来のこの種のSAW相関処理装置よりも2
倍効率が高い。
【0023】実施例3.図3は、この発明の実施例3に
係わるSAW相関処理装置を示す平面図である。図3に
示す実施例では、隣合う導波路4a、4b、4cの間隔
pを、整数nに対して、p〜(1/3+n)・λとして
いる。さらに、導波路4aにて励振されるSAWの位相
を240゜、導波路4bにて励振されるSAWの位相を
120゜、導波路4cにて励振されるSAWの位相を0
゜となるように設定している。各導波路4a、4b、4
cにおける位相を所要の値とするための手段として、図
3に示す例では、隣合う入力用IDT2a、2b、2c
と上記導波路4a、4b、4cとの距離差を60゜と
し、隣合う入力用IDT3a、3b、3cと上記導波路
4a、4b、4cとの距離差を60゜とすることによ
り、各導波路4a、4b、4cに入射するSAW8a、
8b、8c、9a、9b、9cの位相をそれぞれ、SA
W8a、9aは120゜、SAW8b、9bは60゜、
SAW8c、9cは0゜となるように設定している。こ
の場合でも、各導波路4a、4b、4cにて励振される
SAWの位相が、他の導波路4a、4b、4cまで伝搬
することによりどのように変化するかをみれば効果は明
かである。すなわち、導波路4b、4cにて励振された
SAW10a、10dと導波路4aにて励振されたSA
Wの導波路4aにおける位相は、それぞれ、0゜、−2
40゜、240゜であるから、これらの和はほとんど零
となり、出力用IDT5と反対側に伝搬するSAWはほ
とんどない。一方、導波路4a、4bにて励振されたS
AW10c、10bと導波路4cにて励振されたSAW
の導波路4cにおける位相は全て0゜で同相である。し
たがって、導波路4a、4b、4cにて励振されたSA
Wのほとんどの電力は、出力用IDT5の方向に伝搬す
る。
係わるSAW相関処理装置を示す平面図である。図3に
示す実施例では、隣合う導波路4a、4b、4cの間隔
pを、整数nに対して、p〜(1/3+n)・λとして
いる。さらに、導波路4aにて励振されるSAWの位相
を240゜、導波路4bにて励振されるSAWの位相を
120゜、導波路4cにて励振されるSAWの位相を0
゜となるように設定している。各導波路4a、4b、4
cにおける位相を所要の値とするための手段として、図
3に示す例では、隣合う入力用IDT2a、2b、2c
と上記導波路4a、4b、4cとの距離差を60゜と
し、隣合う入力用IDT3a、3b、3cと上記導波路
4a、4b、4cとの距離差を60゜とすることによ
り、各導波路4a、4b、4cに入射するSAW8a、
8b、8c、9a、9b、9cの位相をそれぞれ、SA
W8a、9aは120゜、SAW8b、9bは60゜、
SAW8c、9cは0゜となるように設定している。こ
の場合でも、各導波路4a、4b、4cにて励振される
SAWの位相が、他の導波路4a、4b、4cまで伝搬
することによりどのように変化するかをみれば効果は明
かである。すなわち、導波路4b、4cにて励振された
SAW10a、10dと導波路4aにて励振されたSA
Wの導波路4aにおける位相は、それぞれ、0゜、−2
40゜、240゜であるから、これらの和はほとんど零
となり、出力用IDT5と反対側に伝搬するSAWはほ
とんどない。一方、導波路4a、4bにて励振されたS
AW10c、10bと導波路4cにて励振されたSAW
の導波路4cにおける位相は全て0゜で同相である。し
たがって、導波路4a、4b、4cにて励振されたSA
Wのほとんどの電力は、出力用IDT5の方向に伝搬す
る。
【0024】実施例4.図1、2、3に示したこの発明
に係わるSAW相関処理装置では、導波路4a、4b、
4cにより励振されるSAWの伝搬方向が、入力用ID
T2a、2b、2c、3a、3b、3cにより励振され
るSAW8a、8b、8c、9a、9b、9cの伝搬方
向と垂直な場合について示したが、この種のSAW相関
処理装置では、導波路4により励振されるSAWの伝搬
方向が、入力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、
3cにより励振されるSAW8a、8b、8c、9a、
9b、9cの伝搬方向と垂直であるとは限らない。図4
に示したこの発明に係わる実施例4のSAW相関処理装
置では、入力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、
3cにより励振されるSAWの伝搬方向に沿って上記導
波路4a、4b、4cを配置し、かつ、出力用IDT5
を傾斜して設定することにより、上記導波路4a、4
b、4cにより励振されるSAWを、効率よく出力用I
DT5にて受信することができる。なお、図4に示すS
AW相関処理装置では、入力用IDT2a、2b、2
c、3a、3b、3cの構成や、出力用IDT5の構
成、および、各導波路4a、4b、4cにより励振され
るSAWの位相と、導波路4a、4b、4cにより励振
されるSAWの伝搬方向に沿った上記各導波路4a、4
b、4c間の距離は、図1、あるいは、図2、あるい
は、図3に示した場合と同じである。
に係わるSAW相関処理装置では、導波路4a、4b、
4cにより励振されるSAWの伝搬方向が、入力用ID
T2a、2b、2c、3a、3b、3cにより励振され
るSAW8a、8b、8c、9a、9b、9cの伝搬方
向と垂直な場合について示したが、この種のSAW相関
処理装置では、導波路4により励振されるSAWの伝搬
方向が、入力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、
3cにより励振されるSAW8a、8b、8c、9a、
9b、9cの伝搬方向と垂直であるとは限らない。図4
に示したこの発明に係わる実施例4のSAW相関処理装
置では、入力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、
3cにより励振されるSAWの伝搬方向に沿って上記導
波路4a、4b、4cを配置し、かつ、出力用IDT5
を傾斜して設定することにより、上記導波路4a、4
b、4cにより励振されるSAWを、効率よく出力用I
DT5にて受信することができる。なお、図4に示すS
AW相関処理装置では、入力用IDT2a、2b、2
c、3a、3b、3cの構成や、出力用IDT5の構
成、および、各導波路4a、4b、4cにより励振され
るSAWの位相と、導波路4a、4b、4cにより励振
されるSAWの伝搬方向に沿った上記各導波路4a、4
b、4c間の距離は、図1、あるいは、図2、あるい
は、図3に示した場合と同じである。
【0025】実施例5.図1、2、3、4に示したこの
発明に係わるSAW相関処理装置では、入力用IDT2
a、2b、2c、3a、3b、3c、および、出力用I
DT5の構成は、それぞれ1つのIDTから成る場合に
ついて示したが、この発明に係わるSAW相関処理装置
では、入力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、3
c、および、出力用IDT5は、電気信号とSAWとの
変換機能を有するものであればよく、任意の形式のID
Tを用いても効果は同じである。図5に示したこの発明
の実施例5に係わるSAW相関処理装置では、出力用I
DT5に、複数個の出力用IDT5a、5bを配置し、
上記出力用IDT5a、5bを移相器11を介して接続
することにより、一方向性IDTを構成して、導波路4
a、4b、4cが励振したSAWをより効率よく受信で
きるような構成とすることにより、より効率の高いSA
W相関処理装置を得る効果がある。
発明に係わるSAW相関処理装置では、入力用IDT2
a、2b、2c、3a、3b、3c、および、出力用I
DT5の構成は、それぞれ1つのIDTから成る場合に
ついて示したが、この発明に係わるSAW相関処理装置
では、入力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、3
c、および、出力用IDT5は、電気信号とSAWとの
変換機能を有するものであればよく、任意の形式のID
Tを用いても効果は同じである。図5に示したこの発明
の実施例5に係わるSAW相関処理装置では、出力用I
DT5に、複数個の出力用IDT5a、5bを配置し、
上記出力用IDT5a、5bを移相器11を介して接続
することにより、一方向性IDTを構成して、導波路4
a、4b、4cが励振したSAWをより効率よく受信で
きるような構成とすることにより、より効率の高いSA
W相関処理装置を得る効果がある。
【0026】実施例6.図1、2、3、4、5に示した
この発明に係わるSAW相関処理装置の実施例では、入
力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、3cを分割
し、それぞれ導波路4a、4b、4cとの距離を変えて
配置していたが、図6に示すこの発明の実施例6に係わ
るSAW相関処理装置では、入力用IDT2、3は導波
路4に入射するSAWの位相を変える構造であればよ
く、入力用IDT2の正電極6と負電極7との間隔を変
えずに、正電極6と負電極7を折れ曲げる構造とするこ
とにより、SAWを励振する正電極6と負電極7との交
差部と各導波路4との距離を変える構成としても効果は
同じである。
この発明に係わるSAW相関処理装置の実施例では、入
力用IDT2a、2b、2c、3a、3b、3cを分割
し、それぞれ導波路4a、4b、4cとの距離を変えて
配置していたが、図6に示すこの発明の実施例6に係わ
るSAW相関処理装置では、入力用IDT2、3は導波
路4に入射するSAWの位相を変える構造であればよ
く、入力用IDT2の正電極6と負電極7との間隔を変
えずに、正電極6と負電極7を折れ曲げる構造とするこ
とにより、SAWを励振する正電極6と負電極7との交
差部と各導波路4との距離を変える構成としても効果は
同じである。
【0027】実施例7.図1、2、3、4、5、6に示
したこの発明に係わるSAW相関処理装置では、各導波
路4により励振されるSAWの位相を所要値とするため
に、入力用IDT2、3を分割して各入力用IDT2、
3と上記各導波路4との距離を変えたり、あるいは、入
力用IDT2、3の正電極6と負電極7との間隔を変え
ずに折れ曲げた構造としたりしていたが、この発明に係
わるSAW相関処理装置では、これに限らず、図7に示
すこの発明の実施例7に係わるSAW相関処理装置のよ
うに、入力用IDT2、3と各導波路4との間に、導体
12を配置しても効果は同じである。すなわち、導体1
2がある領域とない領域とで、SAWの伝搬速度が異な
ることを利用して、導体12を伝搬したSAWと、導体
12がない場所を伝搬したSAWとの間に位相差が生じ
ることを利用しても効果は同じである。
したこの発明に係わるSAW相関処理装置では、各導波
路4により励振されるSAWの位相を所要値とするため
に、入力用IDT2、3を分割して各入力用IDT2、
3と上記各導波路4との距離を変えたり、あるいは、入
力用IDT2、3の正電極6と負電極7との間隔を変え
ずに折れ曲げた構造としたりしていたが、この発明に係
わるSAW相関処理装置では、これに限らず、図7に示
すこの発明の実施例7に係わるSAW相関処理装置のよ
うに、入力用IDT2、3と各導波路4との間に、導体
12を配置しても効果は同じである。すなわち、導体1
2がある領域とない領域とで、SAWの伝搬速度が異な
ることを利用して、導体12を伝搬したSAWと、導体
12がない場所を伝搬したSAWとの間に位相差が生じ
ることを利用しても効果は同じである。
【0028】実施例8.図1、2、3、4、5、6に示
したこの発明に係わるSAW相関処理装置では、各導波
路4により励振されるSAWの位相を所要値とするため
に、入力用IDT2、3を分割して各入力用IDT2、
3と上記各導波路4との距離を変えたり、あるいは、入
力用IDT2、3の正電極6と負電極7との間隔を変え
ずに折れ曲げた構造としたり、あるいは、入力用IDT
2、3と上記各導波路4との間に導体12を配置したり
していたが、図8に示すこの発明の実施例8に係わるS
AW相関処理装置では、上記各導波路4の長さLを変え
ることにより、上記各導波路4にて励振されるSAWの
位相を所要値に設定している。これは、数1から明かな
ように、導波路4にて励振されるSAWの位相は、導波
路の長さLにも依存しているためである。したがって、
導波路4の長さLを変化させることにより、導波路4に
て励振されるSAWの位相を変化させることが可能であ
り、この発明はこの場合でも効果は同じである。
したこの発明に係わるSAW相関処理装置では、各導波
路4により励振されるSAWの位相を所要値とするため
に、入力用IDT2、3を分割して各入力用IDT2、
3と上記各導波路4との距離を変えたり、あるいは、入
力用IDT2、3の正電極6と負電極7との間隔を変え
ずに折れ曲げた構造としたり、あるいは、入力用IDT
2、3と上記各導波路4との間に導体12を配置したり
していたが、図8に示すこの発明の実施例8に係わるS
AW相関処理装置では、上記各導波路4の長さLを変え
ることにより、上記各導波路4にて励振されるSAWの
位相を所要値に設定している。これは、数1から明かな
ように、導波路4にて励振されるSAWの位相は、導波
路の長さLにも依存しているためである。したがって、
導波路4の長さLを変化させることにより、導波路4に
て励振されるSAWの位相を変化させることが可能であ
り、この発明はこの場合でも効果は同じである。
【0029】実施例9.図1、2、3、4、5、6、
7、8に示したこの発明に係わるSAW相関処理装置で
は、導波路4にて励振されるSAWの位相を所要値に設
定するために、入力用IDT2、3と上記各導波路4と
の距離を変えたり、あるいは、正電極6と負電極7を折
れ曲げた構造としたり、あるいは、入力用IDT2、3
と導波路4との間に導体12を配置したり、あるいは、
上記各導波路4の長さLを変えたりしたが、図9に示す
この発明の実施例9に係わるSAW相関処理装置では、
各導波路4に入射するSAWの位相を変える方法とし
て、分割して配置された入力用IDT2に、移相器11
を介して電気信号を入力しても効果は同じである。
7、8に示したこの発明に係わるSAW相関処理装置で
は、導波路4にて励振されるSAWの位相を所要値に設
定するために、入力用IDT2、3と上記各導波路4と
の距離を変えたり、あるいは、正電極6と負電極7を折
れ曲げた構造としたり、あるいは、入力用IDT2、3
と導波路4との間に導体12を配置したり、あるいは、
上記各導波路4の長さLを変えたりしたが、図9に示す
この発明の実施例9に係わるSAW相関処理装置では、
各導波路4に入射するSAWの位相を変える方法とし
て、分割して配置された入力用IDT2に、移相器11
を介して電気信号を入力しても効果は同じである。
【0030】なお、上記説明では、導波路4の数が3
つ、あるいは、4つの場合について説明したが、この発
明はこれに限らず、導波路4の数は複数であれば任意で
よい。さらに、導波路4は全てが同じ形状である必要は
ない。また、複数の入力用IDT2a、2b、2c、3
a、3b、3cに分割した場合の入力用IDT2a、2
b、2c間、および、入力用IDT3a、3b、3c間
の電気的接続方法は、図1、2、3、4、5、9に示し
たように電気的に並列接続のみとする必要はなく、導波
路4に入射するSAWの位相が所要値であれば、直列接
続、あるいは、並列接続と直列接続とを組み合わせる等
の任意の場合でも効果は同じである。また、上記実施例
では、入力用IDT2、3、および、出力用IDT5
は、正電極6と負電極7とが互いに1本ずつ交差する構
造の場合を示しているが、この発明はこれに限らず、正
電極6と負電極7とが互いに2本ずつ交差する構造の場
合や、正電極6と負電極7との間に電気端子に接続して
いない浮電極が存在する構造の場合等、電気信号とSA
Wとの変換機能を有する全てのIDTを適用することが
できる。
つ、あるいは、4つの場合について説明したが、この発
明はこれに限らず、導波路4の数は複数であれば任意で
よい。さらに、導波路4は全てが同じ形状である必要は
ない。また、複数の入力用IDT2a、2b、2c、3
a、3b、3cに分割した場合の入力用IDT2a、2
b、2c間、および、入力用IDT3a、3b、3c間
の電気的接続方法は、図1、2、3、4、5、9に示し
たように電気的に並列接続のみとする必要はなく、導波
路4に入射するSAWの位相が所要値であれば、直列接
続、あるいは、並列接続と直列接続とを組み合わせる等
の任意の場合でも効果は同じである。また、上記実施例
では、入力用IDT2、3、および、出力用IDT5
は、正電極6と負電極7とが互いに1本ずつ交差する構
造の場合を示しているが、この発明はこれに限らず、正
電極6と負電極7とが互いに2本ずつ交差する構造の場
合や、正電極6と負電極7との間に電気端子に接続して
いない浮電極が存在する構造の場合等、電気信号とSA
Wとの変換機能を有する全てのIDTを適用することが
できる。
【0031】なお、この発明に係わる弾性表面波相関処
理装置における弾性表面波(SAW)とは、基板の表
面、あるいは、薄膜表面、異なる媒質間の境界にエネル
ギーを集中させて伝搬する弾性波を総称して示してお
り、レーリー波以外にもSH波、ストンリー波、バルク
波等も含めて示している。また、この発明に係わる弾性
表面波相関処理装置における相関処理は、一般に数学的
にはコンボルーション(畳み込み積分)とコリレーショ
ン(相関)として区別して扱われる両者に対して適用で
きるものであり、弾性表面波相関処理装置に入力される
入力信号と参照信号の時間軸を適当に設定すれば良い。
さらに、圧電体は、単一の圧電体結晶から成る場合で
も、半導体やガラス等の基板の上に構成された圧電体薄
膜から成る場合でも効果は同じである。無論、基板の上
に圧電体薄膜を構成した場合に、圧電薄膜の表面や圧電
薄膜と圧電薄膜との間に、別の誘電体や導体の薄膜が挿
入されていても効果は同じである。
理装置における弾性表面波(SAW)とは、基板の表
面、あるいは、薄膜表面、異なる媒質間の境界にエネル
ギーを集中させて伝搬する弾性波を総称して示してお
り、レーリー波以外にもSH波、ストンリー波、バルク
波等も含めて示している。また、この発明に係わる弾性
表面波相関処理装置における相関処理は、一般に数学的
にはコンボルーション(畳み込み積分)とコリレーショ
ン(相関)として区別して扱われる両者に対して適用で
きるものであり、弾性表面波相関処理装置に入力される
入力信号と参照信号の時間軸を適当に設定すれば良い。
さらに、圧電体は、単一の圧電体結晶から成る場合で
も、半導体やガラス等の基板の上に構成された圧電体薄
膜から成る場合でも効果は同じである。無論、基板の上
に圧電体薄膜を構成した場合に、圧電薄膜の表面や圧電
薄膜と圧電薄膜との間に、別の誘電体や導体の薄膜が挿
入されていても効果は同じである。
【0032】また、上記実施例では、隣合う導波路4間
の距離pが、導波路4にて励振されるSAWの波長λに
対して、p〜(1/2+n)・λ、(1/6+n)・
λ、(1/3+n)・λの3通りの場合について示した
が、この発明はこれに限らず、出力用IDT5の方向に
伝搬するSAWの位相が同相、あるいは、ほぼ同相に近
く、かつ、出力用IDT5と反対方向に伝搬するSAW
の位相が全体として互いに打ち消し合うような組み合わ
せとなっていればよい。
の距離pが、導波路4にて励振されるSAWの波長λに
対して、p〜(1/2+n)・λ、(1/6+n)・
λ、(1/3+n)・λの3通りの場合について示した
が、この発明はこれに限らず、出力用IDT5の方向に
伝搬するSAWの位相が同相、あるいは、ほぼ同相に近
く、かつ、出力用IDT5と反対方向に伝搬するSAW
の位相が全体として互いに打ち消し合うような組み合わ
せとなっていればよい。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、チップ
サイズを増大することなく高い効率を有する弾性表面波
相関処理装置を得られる効果がある。
サイズを増大することなく高い効率を有する弾性表面波
相関処理装置を得られる効果がある。
【図1】この発明の実施例1を示す平面図である。
【図2】この発明の実施例2を示す平面図である。
【図3】この発明の実施例3を示す平面図である。
【図4】この発明の実施例4を示す平面図である。
【図5】この発明の実施例5を示す平面図である。
【図6】この発明の実施例6を示す平面図である。
【図7】この発明の実施例7を示す平面図である。
【図8】この発明の実施例8を示す平面図である。
【図9】この発明の実施例9を示す平面図である。
【図10】従来の弾性表面波コンボルバを示す平面図で
ある。
ある。
【図11】従来の弾性表面波コンボルバを示す平面図で
ある。
ある。
【図12】従来の弾性表面波コンボルバを示す平面図で
ある。
ある。
1 圧電体 2 入力用すだり状電極 3 入力用すだれ状電極 4 導波路 5 出力用すだれ状電極 6 すだれ状電極の正電極 7 すだれ状電極の負電極 8 励振された弾性表面波 9 励振された弾性表面波 10 励振された弾性表面波 11 移相器 12 導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和高 修三 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電体に形成され、第一の電気信号と第
二の電気信号をそれぞれ弾性表面波に変換する少なくと
も一対の第一の電極と第二の電極と、上記第一の電極と
第二の電極からそれぞれ励振された第一の弾性表面波と
第二の弾性表面波を互いに反対方向に伝搬させ、第一の
弾性表面波と第二の弾性表面波をミキシングして第三の
弾性表面波を励振する非線形性を有する複数の導波路
と、上記導波路の一方の側に設けられ、上記導波路にお
いて励振された第三の弾性表面波を電気信号に変換する
第三の電極とを備え、上記複数の導波路の配列間隔およ
び弾性表面波励振位相を、上記複数の導波路のそれぞれ
において励振され、上記第三の電極の方向へ伝搬する弾
性表面波は同位相で合成され、上記第三の電極と反対の
方向へ伝搬する弾性表面波は互いに打ち消し合うような
位相で合成される所定の値に設定したことを特徴とする
弾性表面波相関処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4855992A JPH05251989A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 弾性表面波相関処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4855992A JPH05251989A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 弾性表面波相関処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05251989A true JPH05251989A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12806746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4855992A Pending JPH05251989A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 弾性表面波相関処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05251989A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7737603B2 (en) | 2003-12-16 | 2010-06-15 | Murata Manufacturiing Co., Ltd. | Boundary acoustic wave device |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4855992A patent/JPH05251989A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7737603B2 (en) | 2003-12-16 | 2010-06-15 | Murata Manufacturiing Co., Ltd. | Boundary acoustic wave device |
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