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JPH05249063A - 圧力計一体型ガスセンサ - Google Patents

圧力計一体型ガスセンサ

Info

Publication number
JPH05249063A
JPH05249063A JP8278592A JP8278592A JPH05249063A JP H05249063 A JPH05249063 A JP H05249063A JP 8278592 A JP8278592 A JP 8278592A JP 8278592 A JP8278592 A JP 8278592A JP H05249063 A JPH05249063 A JP H05249063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
substrate
pressure
gas sensor
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8278592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Tanigawara
進二 谷川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8278592A priority Critical patent/JPH05249063A/ja
Publication of JPH05249063A publication Critical patent/JPH05249063A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検ガスの濃度と圧力を1チップで同時に測
定できるガスセンサを提供すること。 【構成】 Si基板2上に電気絶縁性材料から成る張り
出し部3を設けて感ガス素子とヒーターリード10を設
置し、ガスの濃度を測定する。また、前記同一Si基板
2上にダイアフラム5を設けてピエゾ抵抗素子20を設
置し、ガスの圧力を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスセンサに係り、特に
被検ガス濃度を測定する機能と、被検ガスを含む気体の
圧力を測定する機能を合わせ持つ圧力計一体型ガスセン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来被検ガスの濃度と、被検ガスを含む
気体の圧力を測定するためには、前記被検ガスの濃度を
測定する濃度センサと被検ガスを含む気体の圧力を測定
する圧力センサを別々に用いる必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスセンサで
は、被検ガスの濃度と被検ガスを含む気体の圧力を同時
に測定するためにはガスセンサ2台分の設置空間を必要
とすると共に、ガスセンサ2台分のコストを必要とす
る。
【0004】本発明は上記の点を解決しようとするもの
で、その目的は被検ガスの濃度と被検ガスを含む気体の
圧力を1チップで同時に測定できる圧力計一体型ガスセ
ンサを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ガス
センサのSi基板上に電気絶縁性材料から成る張り出し
部を設けると共に前記張り出し部に感ガス素子(例えば
金属酸化物半導体層)を設置し、前記感ガス素子の抵抗
値変化により被検ガスを含む気体中のガスの濃度を測定
する。また本発明においては、前記同一Si基板の一部
を薄肉化してダイアフラムを設けると共に前記ダイアフ
ラム上にピエゾ抵抗素子を設置し、前記ピエゾ抵抗素子
の抵抗値変化により被検ガスを含む気体の圧力を測定す
る。
【0006】すなわち、本発明はSi基板、感ガス素
子、ヒーターリードおよびピエゾ抵抗素子から成る圧力
計一体型ガスセンサにおいて、電気絶縁性材料から成る
張り出し部を前記Si基板上に空中に張り出して設ける
と共に前記張り出し部上に前記感ガス素子とヒーターリ
ードを設置し、また前記Si基板の一部を薄肉化してダ
イアフラムを設けると共に前記ダイアフラム上に前記ピ
エゾ抵抗素子を設置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】このように、本発明による圧力計一体型ガスセ
ンサにおいては、同一チップ上に感ガス素子とピエゾ素
子を設けることにより、前記感ガス素子で被検ガス濃度
を測定すると共に、前記ピエゾ素子で被検ガスを含む気
体中のガスの圧力を測定できる。
【0008】
【実施例】次に図面に示す実施例を挙げて本発明を更に
詳しく説明する。図1は本発明による圧力計一体型ガス
センサの全体構成を示す概略説明図である。但し電極配
線、ヒーターリード、感ガス素子は図示していない。図
中ガラスベース1上には基板2が陽極接合してある。こ
こでは、基板2として異方性エッチングを行うのに都合
のよい、Si基板を使用した場合を例にとって説明す
る。特にp型のピエゾ抵抗素子20を形成するために
は、n型Si(100)面を基板2として使用すること
が好ましい。Si基板2には、エッチング液(例えば水
酸化カリウム水溶液)により異方性エッチングを行い、
張り出し部3と凹部4とダイアフラム5を形成する。ま
た必要に応じてガラスベース1には、ダイアフラム5の
裏面側に基準圧力を導入する基準圧導入口1aを設け
る。
【0009】最初に本発明による被検ガス濃度の測定セ
ンサについて説明する。図2に張り出し部3付近の拡大
図を、図3に図2中のX−X’断面図を示す。ここでは
張り出し部3の例として片持ち梁構造を採用しているが
架橋構造等であってもよい。また、張り出し部3の数は
必要に応じていくつであってもよい。張り出し部3上に
はヒーターリード10と感ガス素子として金属酸化物半
導体層11を設置する。金属酸化物半導体層11は被検
ガスを検知すると抵抗値が変化するのでこの変化を検出
リード12で検出する。基板2にSi(100)面を使
用した場合は、張り出し部3の長手方向として(11
0)方向から45度傾けた方向を選択すると、前記張り
出し部3の製作が容易となる。張り出し部3の材料とし
てはシリカが、ヒーターリード10と検出リード12の
材料としては白金が好ましい。金属酸化物半導体層11
の材料としては、錫、亜鉛、インジウム、チタン、鉄等
の酸化物があげられ、中でも錫の酸化物の使用が最も好
ましい。
【0010】次に、図4に感ガス素子として白金あるい
はパラジウムを担持した酸化触媒層を用いた場合の実施
例を示す。図5には図4中のY−Y’断面を示す。張り
出し部3上にヒーターリード10と酸化触媒層13を形
成する。酸化触媒層13はヒーターリード10上もしく
はヒーターリード10近傍に形成する。これは被検ガス
の燃焼による酸化触媒層13の温度変化をヒーターリー
ド10に伝えやすくするためである。酸化触媒層13の
材料としては例えばアルミナあるいはシリカを主成分と
する担体に白金やパラジウムを触媒として担持した物を
使用する。前記酸化触媒層13が被検ガスにさらされる
と酸化触媒層13付近で前記被検ガスが燃焼し、前記酸
化触媒層13に温度変化が生じる。前記酸化触媒層13
の温度変化はヒーターリード10に抵抗値変化となって
表れ、前記抵抗値変化を測定することにより被検ガス濃
度を検出する。
【0011】さらに本発明による被検ガス圧の測定セン
サについて説明する。図6にダイアフラム付近の拡大図
を示し、図7に図6中のZ−Z’断面を示す。ピエゾ抵
抗素子20は、n型Si(100)面にたとえば硼素を
不純物拡散あるいはイオンインプラントすることにより
形成する。この場合、ピエゾ抵抗素子20は感度向上の
ために図のようにダイアフラム周辺部に配置し、その長
手方向は(100)方向とすることが望ましい。ピエゾ
抵抗素子20には配線21を接続する。その材料として
はアルミニウムが一般的であるが、白金を用いれば製造
プロセスが簡単になる。図示はしていないが、これらの
ピエゾ抵抗素子20がブリッジ回路を構成するようにワ
イヤーボンドを施す。
【0012】最後に本発明による圧力計一体型ガスセン
サの製造プロセスの一例を図8に基づき簡単に説明す
る。ここで示す図は説明を判りやすくするために、実際
の断面図とは多少異なる。また感ガス素子は金属酸化物
半導体層の場合について述べる。本発明における圧力計
一体型ガスセンサは図8の(a)から(g)の順に沿っ
て製造する。その内容は下記の通りである。 (a)n型Si(100)基板2を熱酸化して前記Si
基板2の上下両面にシリカ層を形成する。 (b)ピエゾ抵抗素子20を形成する部分のシリカ層を
エッチングする。 (c)硼素をデポジション後、酸化性雰囲気の中でドラ
イブインし、ピエゾ抵抗素子20を形成する。 (d)前記ピエゾ抵抗素子20上の所定の位置にコンタ
クトホールを形成する。この際、Si基板2の下面にも
レジストを塗布し、シリカ層を保護する。 (e)Si基板2上に白金をスパッタリング蒸着し、ピ
エゾ抵抗素子20の配線21とヒーターリード10と検
出リードのパターンを形成する。 (f)酸化錫膜をスパッタリング後、パターニングし、
金属酸化物半導体層(感ガス素子)11を形成する。 (g)二つの金属酸化物半導体層(感ガス素子)11の
間のシリカを水酸化カリウム水溶液で異方性エッチング
し、前記Si基板上で絶縁体材料でできた張り出し部3
と前記Si基板と前記張り出し部3との間に設けた凹部
4とダイアフラム5を形成する。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、1
チップで被検ガス濃度とそのガスを含む気体の圧力を同
時に測定可能な圧力計一体型ガスセンサを実現できる。
またガス濃度センサと圧力センサを同一基板上に形成で
きるのでガスセンサを小型化できる。また1種類のガス
センサのみ生産すればよいからガスセンサの量産がで
き、生産コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力計一体型ガスセンサの全体構
成を示す概略説明図である。
【図2】図1中の張り出し部の拡大図である。
【図3】図2中のX−X’断面図である。
【図4】感ガス素子として酸化触媒層を用いた場合を示
す説明図である。
【図5】図4中のY−Y’断面図である。
【図6】図1中のダイアフラム部付近の拡大図である。
【図7】図6中のZ−Z’断面図である。
【図8】本発明の圧力計一体型ガスセンサ製造プロセス
を示す説明図である。
【符号の説明】
1a 基準圧導入口 1 ガラスベース 2 基板(Si基板) 3 張り出し部 4 凹部 5 ダイアフラム 10 ヒーターリード 11 金属酸化物半導体層 12 検出リード 13 酸化触媒層 20 ピエゾ抵抗素子 21 配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板、感ガス素子、ヒーターリード
    およびピエゾ抵抗素子から成る圧力計一体型ガスセンサ
    において、電気絶縁性材料から成る張り出し部を前記S
    i基板上に空中に張り出して設けると共に前記張り出し
    部上に前記感ガス素子とヒーターリードを設置し、また
    前記Si基板の一部を薄肉化してダイアフラムを設ける
    と共に前記ダイアフラム上に前記ピエゾ抵抗素子を設置
    したことを特徴とする、圧力計一体型ガスセンサ。
JP8278592A 1992-03-04 1992-03-04 圧力計一体型ガスセンサ Pending JPH05249063A (ja)

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JP8278592A JPH05249063A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 圧力計一体型ガスセンサ

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Family Applications (1)

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JP8278592A Pending JPH05249063A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 圧力計一体型ガスセンサ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5708190A (en) * 1996-04-02 1998-01-13 Ssi Technologies, Inc. Gas concentration sensor
JP2011017624A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 薄膜ガスセンサおよび薄膜ガスセンサの製造方法
JP2014066559A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ
CN113776592A (zh) * 2021-09-10 2021-12-10 中国电子科技集团公司第四十八研究所 一种气体与压力复合传感器及其制备方法

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