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JPH0524892Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0524892Y2
JPH0524892Y2 JP1987175138U JP17513887U JPH0524892Y2 JP H0524892 Y2 JPH0524892 Y2 JP H0524892Y2 JP 1987175138 U JP1987175138 U JP 1987175138U JP 17513887 U JP17513887 U JP 17513887U JP H0524892 Y2 JPH0524892 Y2 JP H0524892Y2
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JP
Japan
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endoscope
lens
eyepiece
tube
prism
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JP1987175138U
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JPH0179011U (ja
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 屈折率勾配型レンズ(セルフオツクレンズ)を
像伝達送体として使用する内視鏡に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする問題点] 近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することに
よつて体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処
置具チヤンネル内に挿通した処置具を用いて各種
治療処置のできる内視鏡が広く用いられている。
前記内視鏡には、挿入部が可撓性を有し、口腔
等から屈曲した経路を経て体腔内の対象部位を観
察可能な軟性内視鏡と、挿入部が硬性で、略直線
状に挿入される硬性内視鏡とがある。
前記硬性内視鏡のうち、観察光学系を極力細径
化するために、従来前記観察光学系に、針状の屈
折率勾配型レンズ(商品名「セルフオツクレン
ズ」)を用いたものがある。前記屈折率勾配型レ
ンズは、直径が1mm程度で、屈折率が中心軸で最
も高く、直径方向に連続して減少していくもので
あり、一定間隔毎に結像しながら像を伝達するも
のである。
前記屈折率勾配型レンズを用いた硬性内視鏡と
しては、対物光学径で結像させた像を屈折率勾配
型レンズにより伝送し、この屈折率勾配型レンズ
の後端側に設けられたプリズムで光軸を折曲げ、
接眼レンズ径で観察するものがある。また、特開
昭60−165614号公報には、プリズムを使用せず、
光軸を折曲げずに観察できるようにした硬性内視
鏡が開示されている。
ところで、屈折率勾配型レンズは、その製造方
法の特質により全長を一定にすることができず3
%以上のばらつきが発生する。このばらつきの大
きさは長い屈折率勾配型レンズでは4〜7mmにも
なり構造を工夫して吸収しなければならなかつ
た。
ここで屈折率勾配型レンズの長さにばらつきが
あるということは、屈折率勾配型レンズを有する
内視鏡本体先端に延出したレンズ管の長さが異な
るということである。一般に、内視鏡を使用する
に当たり、視野確保のために灌流液を送り込んだ
り、処置具を共に挿入させたり、内視鏡の挿入の
ガイドのために内視鏡挿入部を外套管に挿入して
使用される。この外套管の先端部は視野確保のた
めに光学管の先端の略近傍に位置することが望ま
しい。そのために、レンズ管の長さが短くなつた
場合外套管で視野確保ができなくなり、逆に長い
場合レンズ管だけが突出して外套管のガイドとし
ての役目ができなくなつたり、処置具を挿通して
使用する場合は、処置具先端が露出して内視鏡と
外套管との位置関係がずれてしまい操作性が悪く
なつてしまう。
上記のばらつきを吸収する方法としては、前記
プリズムを用いて光軸を折曲げる硬性内視鏡にお
いては、プリズムと屈折率勾配型レンズ後端との
空間がばらつきを吸収する役目を果しているが、
この場合屈折率勾配型レンズの全長が短く空間が
大きくなつたとき、プリズムを透過しなければな
らない光が広がつてしまいプリズムを透過するこ
とができなくなる。逆に、空間の大小にかかわら
ずすべての光がプリズムを透過するには大きいプ
リズムを使わなければならず内視鏡が大型化して
しまう。また、プリズムより後方の光学系の長さ
も屈折率勾配型レンズの全長のばらつきに対応し
て変化するので接眼レンズと接眼カバーガラスが
当接するという問題点がある。
更に、上記の特開昭60−165614号公報で開示さ
れている硬性内視鏡のばらつきの吸収は、接眼部
の外装を戦後させるようにし、接眼部の外装の前
後の位置決めに観察光学系の後端に接眼部外装の
内側の端面を接触させる方法を用いている。この
方法では、接眼部の外装を強く締付けると観察光
学系に変形を生じる可能性があり、強く締付ける
ことができない。ところが、強く締付けないと接
眼部の外装の固体が不十分となり、TVカメラや
35mmカメラの取付けが不確実になつたり、接眼部
の外装が緩んで脱落したりするという問題があつ
た。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、屈折率勾配型レンズの全長のばらつきをこの
屈折率勾配型レンズより後方に設けられた光学系
に影響を及ぼすことなく吸収できるようにし、製
造が容易な内視鏡を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案による内視鏡は、屈折率勾配型レンズを
有する光学管と、前記屈折率勾配型レンズによつ
て伝達された光学像を結像できる接眼レンズ系を
有した内視鏡本体と、前記光学管を挿通し、前記
内視鏡本体の前端部に摺動自在に設けられた接続
部とを備えたものであり、外套管接続部を光学管
の長さに対応させて内視鏡本体より突出あるいは
退避させるものである。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説
明する。
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡の全体の構成を示す説明図、
第2図はプリズムの構成の方法を示す分解斜視
図、第3図はプリズムの全体の構成を示す斜視
図、第4図は屈折率勾配型レンズの出射端部の説
明図、第5図a挿入部先端部の説明図、第5図b
は第5図aのA−A′方向矢視図であつて、挿入
部の正面図、第5図cは第5図bのB−B′方向
断面図であつて、挿入部先端部の断面図である。
内視鏡1は、硬性で細長の挿入部2と、この挿
入部2の後部に連設された太径の操作部3と、こ
の操作部3の側部から斜め後方に分岐して設けら
れた接眼部4と、前記操作部3の後端部に設けら
れた処置具取付け部6とで構成されている。
前記挿入部2は、レンズ管7とライトガイド管
8とで構成されており、このレンズ管7は、操作
部3内を通過し、接眼部4が延出する部位の近傍
まで挿入されている。
前記操作部3は、前記接眼部4と処置具取付け
部6とを有する操作部本体5と、この操作部本体
5の前端部に摺動自在に設けられ、位置決めされ
た後に固定される接続部としての接続部材9とか
ら構成されている。この接続部材9は、前記挿入
部2を挿通する図示しないシースを先端部に接続
するようになつており、図示しないシースと挿入
部2の先端面との位置関係によつて操作部本体5
からの突出する寸法を決定するようになつてい
る。
前記レンズ管7には、対物レンズ系11と、こ
の対物レンズ系11の後方に前記屈折率勾配型レ
ンズ12が設けられている。前記ライトガイド管
8には、ライトガイドフアイパ13が挿通されて
おり、ライトガイドフアイバ13はライトガイド
管8の対物側端部において接着固定された後、前
端面14を研磨された照明光を、この前端面14
より出射できるようになつている。このライトガ
イドフアイバ13はライトガイド管8内を挿通さ
れ操作部3内で側方に曲げられれられて操作部3
の側部に延設されたライトガイド口金16に接着
固定された後に端面17を研磨されるようになつ
ている。この端面17は図示しない光源装置より
供給される照明光の入射面となるようになつてい
る。
前記接続部材9の後端側には、位置決め部材1
8が嵌合固定されている。この位置決め部材18
は前記レンズ管7より露出した前記屈折率勾配型
レンズ12の後端部が挿入される固定孔19が設
けられており、更に、接続部材9の前端面より操
作部本体5内をレンズ管7と平行して挿通されて
前記処置具取付け部6に達する処置具用チヤンネ
ル21を形成するチヤンネル管22が挿通するよ
うになつている。
第4図において、屈折率勾配型レンズ12の後
端部は、前記固定孔19内に挿入されている。こ
の固定孔19の後部は段部23によつて拡径され
た拡径部24が形成されており、この拡径部24
には、レンズ26が、その前端面を前記段部23
に当接するように嵌合されて接着固定されてい
る。更に、レンズ26は屈折率勾配型レンズ12
に当接して接着固定されている。この段部23は
屈折率勾配型レンズ12の後端面の位置決めをす
るための面を形成している。この固定孔19が設
けられた位置決め部材18の後端面27は操作部
本体5内部に設けられた段部28に当接するよう
になつており、これによつて屈折率勾配型レンズ
12の位置決めを行えるようになつている。
前記接眼部4は、接眼筒29が取付けられてい
る。この接眼筒29内には、観察光学系の光軸を
屈曲させるように前記レンズ26の後方に設けら
れた三角プリズム31と台形プリズム32とが取
付けられた接眼レンズ系枠33が設けられてい
る。この接眼筒29の後端には、接眼外装34が
設けられており、更に、この接眼外装34の後端
にはアイピース36が設けられている。
前記処置具取付け部6は操作部本体5の後端部
に嵌合され、ねじ37によつて固定される閉塞部
材38と、この閉塞部材36の後端に着脱リング
39を螺合することによつて着脱自在に取付けら
れる処置具アダプタ41とを備えている。
前記閉塞部材38の嵌合する外周面は、操作部
本体5と例えばOリング等の気密部材42によつ
て気密を保つようになつており、更に、中心部に
は、前記チヤンネル管22が嵌合する孔部43が
形成されるようになつている。この孔部43に
は、チヤンネル管22との間で気密を保つよう
に、例えばOリング等の気密部材44が配設され
ている。
前記処置具アダプタ41は、例えばOリング等
のような気密部材40によつて気密を保たれて前
記閉塞部材38に嵌合固定されており、後端面に
前記処置具用チヤンネル21に連通する処置具挿
入口46が設けられたアダプタ本体47と処置具
挿入口46を開閉できるコツク48とを備えてい
る。このコツク48の上部にはレバー45が設け
られており、下部にはコツク48をアダプタ本体
47に取付けるようにナツト49が螺合されてい
る。
第2図において、前記台形プリズム32は例え
ば平板を折曲げて側板50a,50bと基板50
cとによつてコの字形に成形されたプリズム枠5
1に接着固定されている。このプリズム枠51の
側板50a,50bの上縁部52は、台形プリズ
ム32の下底面53に一致させて位置決めされる
ようになつている。台形プリズム32の高さ側の
辺が位置するプリズム枠51の側板50a,50
bの一方の端部は、台形プリズム32の端部より
延出されており、保持部54a,54bを形成す
るようになつている。この保持部54a,54b
は第2図中の1点鎖線56より先端部を互いに内
側に曲げられており、更に、切欠き部57a,5
7bが形成されている。
一方、三角プリズム31の三角柱を形成する両
端面には、三角プリズム31の長手方向中心に一
致して円柱状の突起部58が設けられた支持部材
59が接着固定されている。この三角プリズム3
1は、第3図のようにプリズム枠51の保持部5
4a,54bを付勢させるようにして広げ、突起
部58を切欠き部57a,57bに嵌込むように
して設けられており、このような状態にすること
によつて三角プリズム31は、台形プリズム32
に対して位置の調整が可能となる。しかも弾性的
に固定されているので脱落することもない。な
お、切欠き部57a,57bの大きさは突起部5
8の直径よりも大きいので、三角プリズム31は
回転の外に平行移動も可能である。
第5図において、挿入部2の先端部は、レンズ
管7と、このレンズ管7の両側のやや低い位置に
平行して設けられた2つのライトガイド管8,8
とによつて形成されている。この挿入部2を図中
の1点鎖線で示されたシース61内に挿通した場
合シース61内の上部に位置するようになつてい
る。そして、挿入部2の下部に当たる図中の1点
鎖線で示された部位62は、チヤンネル管22内
を挿通された処置具等が挿通されるスペースとな
るようになつている。
上記のように構成された内視鏡の作用について
説明する。
内視鏡1の挿入部2は、シース61内に挿通さ
れ、接続部材9の先端部でシース61と接続され
る。挿入部2を形成するレンズ管7内に設けられ
た屈折率勾配型レンズ12は、製造方法の特質か
ら所定の全長より多少ばらつきがあり、このばら
つきを吸収するために接続部材9と位置決め部材
18との相互の嵌合の長さを変えて固定されてい
る。すなわち、屈折率勾配型レンズ12が長く作
られた場合寸法の長い分だけ接続部材9と位置決
め部材18との嵌合長さを短くするようにし、短
く作られた場合は、嵌合長さを長くするようにし
て調整し、シース61と挿入部2との先端部の位
置関係を一定に保つようになつている。
上記のような状態とした後、図示しない光源装
置に図示しないライトガイドケーブルを接続す
る。前記光源装置より出射した照明光は、ライト
ガイド口金16より内視鏡1に供給される。供給
された照明光は、ライトガイド管8内を挿通され
たライトガイドフアイバ13内を伝送され、前端
面14より観察部位に照射される。照明光によつ
て照明された観察像は、挿入部2の先端部に設け
られた対物レンズ系11によつて屈折率勾配型レ
ンズ12の前端面に結像する。この光学像は、屈
折率勾配型レンズ12内を一定間隔毎に結像しな
がら後端に設けられたレンズ26より三角プリズ
ム31に入射される。このレンズ26と三角プリ
ズム31との間隔は、位置決め部材18によつ
て、どのような長さの屈折率勾配型レンズ12に
対しても一定となつており、三角プリズム31に
入射する光の広がりは一定となる。
この三角プリズム31は、光軸を斜め後方に光
軸を折曲げるようになつており、光学像を台形プ
リズム32に入射させる。光学像は、台形プリズ
ム32と接眼レンズ系枠33内に設けられた接眼
レンズ系とを介して伝達され、アイピース36か
ら観察する術者は光学像を観察することができ
る。
本実施例のような屈曲型の内視鏡1の場合、三
角プリズム31とレンズ26との間隔が常に一定
となるので、この間隔を設計上有利な値とするこ
とができる。これにより三角プリズム31に入射
する光線の広がりが変動しなくなり、三角プリズ
ム31の大きさを必要最小限とすることができ、
設計上の困難が減少する。また、三角プリズム3
1より後方の光学系の長さが変化しないので接眼
レンズと接眼カバーガラスが接触することがな
い。
また、屈曲型でない内視鏡の場合、接眼レンズ
系の位置が変動しなくなり、接眼部の外装を操作
部に端面を接触させて強く締付けて固定すること
ができるようになる。これにより、TVカメラや
35mmの取付けが確実になり、接眼部の外装が緩ん
で外れることもなくなる。
なお、接続部材9と位置決め部材18との接続
方法は、嵌合部での接着や嵌合部でのハンダ付け
またはロー付けや接続部材9にねじ孔を設けねじ
で固定する等でもよい。
また、接続部材9と位置決め部材18との調整
部の構成は、本実施例のように嵌合させて摺動さ
せる方法のほかに、接続部材9と位置決め部材1
8とを螺合させて調整できるようにしてもよい。
更にまた、接続部材9と位置決め部材18との
位置関係を変えるだけでは屈折率勾配型レンズ1
2のばらつきを吸収できない場合は、接続部材9
の長さのことなるものを複数個用意しておき選択
できるようにしてもよい。
第6図は本考案の第2実施例に係り、第6図a
は挿入部先端部の平面図、第6図bは第6図aの
C−C′方向矢視図である。
内視鏡1の挿入部2を構成するレンズ管7の両
側のやや低い位置には、2つのライドガイド管8
が平行して設けられている。このライトガイド管
8内を挿通されたライトガイドフアイバ13の前
端面14はレンズ管7の先端面より突出してお
り、更に、この前端面14は斜め前方に向かつて
開く方向にθ°の角度を持たされて研磨されてい
る。
このようにライトガイドフアイバ13の出射面
面をθ°傾斜させることによつて出射光を屈折させ
照明光の出射方向をより内側に向けることができ
る。これにより、より近くの対象に照明光を照射
することができ、近接観察時の照明を改善するこ
とができる。
その他の構成、作用および効果は第1実施例と
同様である。
第7図は本考案の第3実施例に係る内視鏡の全
体の構成を示す説明図である。
内視鏡1は、硬性で細長の挿入部2と、この挿
入部2の後部に連設された太径の操作部3と、こ
の操作部3の側部から斜め後方に分岐して設けら
れた接眼部4と、前記操作部3の後端部に設けら
れた処置具取付け部6とで構成されている。
前記挿入部2は、レンズ管7とライトガイド管
8とで構成されており、このレンズ管7は、操作
部3内を通過し、接眼部4が延出する部位の近傍
まで挿入されている。
前記操作部3は、前記接眼部4を有し、後端部
に調整部材66が内嵌された操作部本体5と、こ
の調整部材66の後端に設けられた処置具取付け
部6と、この操作部本体5の前端部に摺動自在に
設けられ、位置決めされた後に固定された接続部
材9とから構成されている。この接続部材9は、
前記挿入部2を挿通する図示しないシースを先端
部に接続するようになつており、図示しないシー
スと挿入部2の先端面との位置関係によつて操作
部本体5からの突出する寸法を決定するようにな
つている。
前記調整部材66は、操作部本体5と例えばO
リング等の気密部材67によつて気密が保たれて
摺動自在に設けられており、操作部本体5に螺入
された位置決めねじ68によつて位置決めされ固
定されている。
前記処置具取付け部6は、閉塞部材38と処置
具アダプタ41とを備えており、閉塞部材38は
前記調整部材66に、例えばOリング等の気密部
材42によつて気密を保たれて嵌合され、ねじ3
7によつて固定されている。
その他の構成は第1実施例と同様である。
上記のように構成された内視鏡1の作用を説明
する。
第1実施例では、屈折率勾配型レンズ12の長
さのばらつきによつて図中のA寸法が変動し、内
視鏡1の全長が変化する。このように内視鏡1の
全長が変化する場合、内視鏡1の処置具チヤンネ
ル21を挿通される処置具の突出量も変化するの
で、この処置具の突出量を異なる内視鏡1でも一
定とするために操作部本体5の後端部に設けられ
た調整部材66の嵌合長さを変化させるようにす
る。
すなわち、屈折率勾配型レンズ12の長さが長
く作られた場合は、操作部本体5より突出する接
続部材9の長さAは長くなる。従つて、内視鏡1
の全長は長くなるが、その長くなる寸法だけ調整
部材66を操作部本体5より退避させるようにし
て内視鏡1の全長を所定の寸法とすることができ
る。また、反対にA寸法が短くなる場合には、調
整部材66を突出させるようにする。
上記のように本実施例によれば、内視鏡1の全
長を一定とすることができ内視鏡1内を挿通され
る処置具の突出量を一定とすることができる。
上記の各実施例では、アイピースよりの肉眼観
察について述べたが、アイピースにテレビジヨン
(TV)カメラを取付けるようにしてもよい。ま
た、TVによる観察専用とするならば例えばCCD
等のような撮像素子を接眼レンズ系の後端に設け
てもよい。更にまた、屈折率勾配型レンズの後端
には実像が結像しているので、この屈折率勾配型
レンズの後端に撮像素子を密着して設けるか、あ
るいはレンズを介して撮像素子を設けてもよい。
このように構成することによつて、アイピース、
あるいは接眼レンズ系が不要となり内視鏡の小型
化が可能となる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、屈折率勾
配型レンズの全長のばらつきをこの屈折率勾配型
レンズより後方に設けられた光学系に影響を及ぼ
すことなく吸収できるようにし、製造を容易なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡の全体の構成を示す説明図、
第2図はプリズムの構成の方法を示す分解斜視
図、第3図はプリズムの全体の構成を示す斜視
図、第4図は屈折率勾配型レンズの出射端部の説
明図、第5図a挿入部先端部の説明図、第5図b
は第5図aのA−A′方向矢視図であつて、挿入
部の正面図、第5図cは第5図bのB−B′方向
断面図であつて、挿入部先端部の断て断面図、第
6図は本考案の第2実施例に係り、第6図aは挿
入部先端部の平面図、第6図bは第6図aのC−
C′方向矢視図、第7図は本考案の第3実施例に係
る内視鏡の全体の構成を示す説明図である。 1……内視鏡、7……レンズ管、9……接続部
材、12……屈折率勾配型レンズ、18……位置
決め部材、26……レンズ、31……三角プリズ
ム、32……台形プリズム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 屈折率勾配型レンズを有する光学管と、 前記屈折率勾配型レンズによつて伝達された光
    学像を結像できる接眼レンズ系を有した内視鏡本
    体と、 前記光学管の先端から所定の距離だけ離れた位
    置に取り付けられたシース接続部材と、 このシース接続部材の後端部に取り付けられた
    位置決め部材と、 からなり、 前記光学管の後端部を前記位置決め部材の所定
    の位置に固定し、前記シース接続部材を前記内視
    鏡本体の前端部に嵌入し、前記位置決め部材を前
    記内視鏡本体の所定の位置に位置決めし、前記シ
    ース接続部材を前記内視鏡本体の前端部に嵌入固
    定したことを特徴とする内視鏡。
JP1987175138U 1987-11-17 1987-11-17 Expired - Lifetime JPH0524892Y2 (ja)

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JP1987175138U JPH0524892Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56158637A (en) * 1980-05-12 1981-12-07 Olympus Optical Co Enlarging endscope

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