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JPH05248542A - メタルガスケットを用いた真空シール構造、真空シール方法、真空シール用メタルガスケットおよびメタルガスケット用真空フランジ - Google Patents

メタルガスケットを用いた真空シール構造、真空シール方法、真空シール用メタルガスケットおよびメタルガスケット用真空フランジ

Info

Publication number
JPH05248542A
JPH05248542A JP4354199A JP35419992A JPH05248542A JP H05248542 A JPH05248542 A JP H05248542A JP 4354199 A JP4354199 A JP 4354199A JP 35419992 A JP35419992 A JP 35419992A JP H05248542 A JPH05248542 A JP H05248542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal gasket
flange
seal groove
vacuum
gasket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4354199A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Obara
建治郎 小原
Yoshio Murakami
義夫 村上
Saburo Saito
三良 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON BATSUKUSU METAL KK
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
NIPPON BATSUKUSU METAL KK
Japan Atomic Energy Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON BATSUKUSU METAL KK, Japan Atomic Energy Research Institute filed Critical NIPPON BATSUKUSU METAL KK
Publication of JPH05248542A publication Critical patent/JPH05248542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/06Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
    • F16J15/08Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
    • F16J15/0881Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing the sealing effect being obtained by plastic deformation of the packing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L23/00Flanged joints
    • F16L23/16Flanged joints characterised by the sealing means
    • F16L23/18Flanged joints characterised by the sealing means the sealing means being rings
    • F16L23/20Flanged joints characterised by the sealing means the sealing means being rings made exclusively of metal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 内側側壁部47が傾斜したシール溝45を有
し、内周側のフランジ面51aが外周側のフランジ面5
1bよりも低いフランジ本体43の間に、断面形状が幅
/厚さの比が0.5〜4の略矩形で、ビッカース硬度が
50〜120のメタルガスケットを圧締して真空シール
する。 【効果】 ベーキングの繰返し後も確実にシールするこ
とができ、メタルガスケットの再使用もできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空装置における配管
等の接続部の真空シールに用いられるメタルガスケッ
ト、フランジおよびこれらを用いた真空シール構造なら
びに真空シール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、真空を利用した各種装置にお
いて、取り外し可能に真空配管等を接続することを目的
として、フランジとメタルガスケットを用いた真空シー
ル構造が用いられている。
【0003】ここで、メタルガスケットを用いる理由
は、真空容器、真空配管等の内壁に吸着しているガスの
速やかな除去や、真空装置内での処理条件の設定のた
め、高温にベーキングする必要があるためである。
【0004】従来から、この目的で使用される真空シー
ル構造としては、ナイフエッジ式フランジと無酸素銅製
のメタルガスケットとの組み合わせが知られており、図
14(A),(B)にそのシール構造を、図15にメタルガ
スケットの斜視図を示す。
【0005】従来のメタルガスケット15は、幅w、厚
さtのリング状であり、後に説明する使用方法上の要請
からも、一般に幅wが厚さtに対して十分大きく形成さ
れている。具体的には、以下の表1のように、外径が7
0mmのナイフエッジ式フランジでは幅wが約6mm、
厚さが約2mmでt/w=約0.33である。また、外
径が70mmを超えるナイフエッジ式フランジでは幅が
約9mm、厚さが約2mmでt/wの値が約0.22で
ある。
【0006】
【表1】表1:従来型ナイフエッジ式フランジ用ガスケット寸法 ナイフエッジ式フランジ ガスケット寸法(mm) の外径(mm) 幅(w) 厚さ(t) t/w 70 6 2 0.33 114,152,203,253 9 2 0.22
【0007】フランジ本体23,23の内周側には突出
部23a,23aが形成され、この突出部23a,23
aに配管21,21が気密的に溶接されている。フラン
ジ本体23,23の対向面には内周側が低くなるように
段差が設けられて内壁29,29が形成され、この内壁
29,29よりも内周側にナイフエッジ25,25が突
出している。
【0008】両フランジ本体23,23間のシールに際
しては、メタルガスケット15を一方のフランジ本体2
3の内壁29内に収納し、他方のフランジ本体23を重
ねあわせ、締め付けボルト35とナット37とにより圧
締する。締め付け用ボルトナット35,37で締め付け
られたフランジ本体23,23は、その締め付け力をフ
ランジ本体23,23のシール部のナイフエッジ25,
25に伝え、ナイフエッジ25,25の先端部25a,
25aがメタルガスケット15に喰い込み、メタルガス
ケット15を塑性変形させる。これにより、メタルガス
ケット15の外側面がフランジ本体23,23の内壁2
9,29に押し付けられ、その結果、メタルガスケット
15内部に生じる反力がメタルガスケット15とナイフ
エッジ25との接触面に作用し、シール性能が保たれ
る。
【0009】したがって、この機構においてシール性能
を確実なものとするためには、塑性変形させられたメタ
ルガスケット15の外側面が、メタルガスケット15の
全周にわたってフランジ本体23の内壁29に接触する
ことが必要不可欠な要素となる。しかし一方において、
ナイフエッジ25の喰い込みによりメタルガスケット1
5の半径方向の移動が拘束されることから、メタルガス
ケット15の外側面が全周にわたってフランジ本体23
の内壁と接触することを可能にするためには、メタルガ
スケット15をフランジ本体23に装着した時点で、既
にメタルガスケット15の外側面とフランジ本体23の
内壁面29とが接触している必要がある。このために
は、メタルガスケット15に高度の製作精度が要求され
るが、プレス加工による現状の製作法では自ずと限界が
ある。また、仮に装着時にメタルガスケット15の外側
面とフランジ本体23の内壁29とが全周にわたって接
触している状態を実現できたとしても、その場合には使
用後のメタルガスケット15の取り外しが極めて困難と
なる。
【0010】このように現実には、ナイフエッジ25の
喰込みによるメタルガスケット15の半径方向への移動
の拘束、フランジ本体23およびメタルガスケット15
のそれぞれの製作誤差により、塑性変形させられたメタ
ルガスケット15の外側面がフランジ本体23の内壁2
9の全周にわたって接触していることは稀であり、その
結果が、真空装置において施される100℃以上の高温
加熱処理(ベーキング)時に、フランジ締結部からリー
クを発生させる原因となっている。
【0011】また、フランジ23の突出部23aに配管
21を溶接する際に溶接歪みが生じると、フランジ本体
23の内周側(突出部23が形成されている側面)が、
“ダレル”ように変形して、全周でナイフエッジ25の
高さが均一にならず、全体に湾曲してナイフエッジ25
の高さが不均一となる。そのため、部分的にナイフエッ
ジ25の喰い込み不良を生じてリーク発生の原因となり
やすかった。特に、回転フランジの場合には溶接歪みを
生じやすく、回転フランジに溶接されるパイプの径精
度、平面度を厳しく管理し、溶接歪をできるだけ少なく
する方法が取られてきた。
【0012】さらに、従来のナイフエッジ式のフランジ
では、ナイフエッジ頂部に傷が生じると、リークの発生
する可能性が強かった。そのため、フランジの取扱い・
管理が面倒であった。また、大きなキズが傷じた場合は
再生が困難であった。
【0013】また、図14のようにフランジ面が天地方
向を向いている場合は問題ないが、フランジ面が水平方
向を向いている場合(パイプ21が水平方向に延びてい
る場合)には、ガスケットの装着が困難であった。すな
わち、片方のフランジのシール溝内にガスケットを装着
し、もう一方のフランジを位置合わせてフランジ間にガ
スケットを装着しようとすると、この作業の間にガスケ
ットがフランジのシール溝内から抜け落ちてしまう。こ
の作業はガスケット径が大きなものほど困難で、また、
特に回転フランジの場合に問題が大きかった。
【0014】また一方において、真空装置においては、
真空を破ることなく、内部の状態を外部から観察した
り、内部からの信号光等の電磁波を取りだしたり、ある
いは外部から電磁波を供給するために、真空装置に観察
窓や供給ポートなどを取り付ける場合がある。この場
合、ベーキングされる真空装置においては、シールを保
ってガラス板などをメタルガスケットで固定する適当な
手段がないため、ガラス板などを金属筒に融着あるいは
ロウ付けで固定し、この金属筒のフランジを利用してメ
タルガスケットでシールして真空装置本体に取り付け、
観察窓などを設けていた。しかしこのような観察窓はそ
れ自体非常に高価であり、また、金属とガラスとの熱
膨張係数の違いから、繰返しのベーキング操作で破壊し
やすい、ガラス内面が真空蒸着されて汚れやすいため
に、その交換に際しても費用的に大きな負担となってい
た。
【0015】特開昭59−54857号公報には、断面
矩形状のメタルガスケットを圧縮変形させてシールする
に際し、メタルガスケットの変形膨出部を逃がすフラン
ジ切欠部あるいはガスケット自体の切欠溝を設けること
が記載されている。しかしながら、このメタルガスケッ
トは、変形により大きな膨出が生じることを前提とした
軟質の材料からなり、本発明とはシール原理が全く異な
る。また、メタルガスケットは、フランジのシール溝全
体に密着、閉塞するように変形する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、真空装置の
ように高度の真空シール特性が要求されるフランジ締結
部を確実にシールすることが可能なメタルガスケット、
フランジおよびシール構造、ならびにメタルガスケット
の装着作業が容易な真空シール方法を提供するものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のメタルガスケッ
トを用いた真空シール構造は、シール溝断面の幅が深さ
方向に向かって漸減するように少なくとも内側側壁部が
傾斜しているシール溝をフランジ面に有する一対のフラ
ンジと、該フランジのシール溝に収納され圧締される断
面形状が略矩形のビッカース硬度50〜120のリング
状メタルガスケットから構成されることを特徴とする。
【0018】また、フランジ間でメタルガスケットを圧
締することに代えて、フランジと板状体との間にメタル
ガスケットを圧締して真空シール構造を構成することが
できる。このシール構造は、外部から真空装置の内部を
観察する観察窓や、真空を破ることなく真空装置の内部
と外部で電磁波などをやり取りする供給ポート等として
利用できる。
【0019】一方、本発明のメタルガスケット用フラン
ジは、断面の幅が深さ方向に向かって漸減するメタルガ
スケット収納用シール溝を有し、シール溝の内側側壁部
あるいは更に外側側壁部が傾斜していることを特徴とす
る。
【0020】本発明のメタルガスケットは、断面形状が
略矩形のリング状体からなり、リング部の幅をw、厚さ
をtとしたとき、t/w=0.5〜4の範囲にあり、ビ
ッカース硬度が50〜120であることを特徴とする。
【0021】このメタルガスケットは、少なくとも内側
側壁部が傾斜したシール溝を具えたフランジと組み合わ
せることによりシール構造を実現できる。また、幅wを
2.5mm以下とすることにより、従来のナイフエッジ
式フランジのナイフエッジテーパ部をそのまま利用し
て、良好なシール構造を実現できる。
【0022】また、本発明の真空シール方法は、断面形
状が略矩形の真円状のリング状体からなり、リング部の
幅をw、厚さをtとしたとき、t/w=0.5〜4の範
囲にあり、ビッカース硬度が50〜120であるメタル
ガスケットを、わずかに楕円状のリング状体に変形させ
て楕円状ガスケットとし、平面形状が真円状で断面の幅
が深さ方向に向かって漸減するように少なくとも内側側
壁部が傾斜しているシール溝を有するフランジの該シー
ル溝に、楕円の長軸方向でシール溝に対して圧入される
ように、楕円状ガスケットを撓ませてシール溝に対して
装着し、撓んだ楕円状ガスケットが元の楕円形状に復帰
しようとする力により、シール溝から一部を突出させた
状態で楕円状ガスケットをシール溝内に仮固定し、つい
で、楕円状ガスケットをシール溝内で圧締して真円状の
シール溝形状に追従させ、フランジ面を真空シールする
ことを特徴とする。
【0023】
【実施例】図1は、本発明のガスケット11の実施例を
示す斜視図である。ガスケット11は、縦断面が略矩形
のリング状体であり、そのリング部の幅wと厚さtとの
比は、t/w=0.5〜4の範囲にある。t/wを0.
5以上とすることにより、締め付けストロークが十分に
とれ、また、装置の分解時等のあとに繰り返し使用する
こと、あるいはその繰返し使用回数の増加が可能とな
る。一方、t/wを4以下とすることにより、安定して
圧締、シールすることが可能となる。t/wが大きくな
りすぎると、圧締時の締め付けバランスにより、シール
性能が低下する場合がある。両側壁部が傾斜するシール
溝に装着する場合には、メタルガスケットはt/w=1
〜4とすることが好ましい。また、内側側壁部が傾斜
し、外側側壁部がほぼ垂直のシール溝に装着する場合
は、メタルガスケットはt/w=0.8〜2とすること
が好ましい。
【0024】メタルガスケット11の材料としては、ビ
ッカース硬度50〜120、好ましくは80〜110の
ものが用いられ、無酸素銅、Cu−Zr合金(Zr含有
量:0.01〜0.2重量%)などが好適である。
【0025】このメタルガスケットは、t/wが比較的
大きいため、直径方向に変形させて楕円状とすることが
可能であり、また、この楕円状ガスケットは長径方向に
撓むことができる。この性質を利用し真空シール時のメ
タルガスケットの装着性を改善することができる。
【0026】図2,3は、この方法を説明するための模
式図であり、若干誇張して楕円形状を描いてある。図2
(A)に示すように当初は平面形状が真円状であったメ
タルガスケット11に力を加えて変形させ、楕円状のメ
タルガスケット11′(図2(B)参照)とする。この
メタルガスケット11′の長軸方向の最大外径Lは、メ
タルガスケット11′が装着されるフランジ本体43の
シール溝45(図3参照)の最大外径より大きい。そこ
で、メタルガスケット11′の撓みを利用して、シール
溝45に押し込むようにして装着すると、元の楕円形状
に復帰しようとする力(弾性力)により、図3に示した
ように、フランジ面が水平方向を向くように配管21に
固定されたフランジ43のシール溝45に仮固定され、
メタルガスケット11′の厚さの半分以上がシール溝4
5から突出しているにもかかわらず、メタルガスケット
11′は抜け落ちない。この作用効果は、大きな変形量
と弾性力が得られやすい大径(例えば外径114mm以
上)のメタルガスケット11において、特に顕著であ
る。ついで、対向するフランジを押し当て、ボルトやク
ランプで締め付けると、この力により、シール溝45の
形状に適合してメタルガスケット11′は元の真円状の
メタルガスケット11に変形し・復帰、真空シールが完
了する。
【0027】図15に示したような従来の偏平なメタル
ガスケット15では、上記の如く楕円形に変形させるこ
とは不可能である。なお前述の通り、図2(B)は若干
誇張して描いており、楕円状のガスケット11′の長径
(L)/短径(M)比は、比較的小さい。変形量は、長
径Lがシール溝45の最大外径より若干大きくなる程度
でよい。
【0028】メタルガスケット11の幅wを2.5mm
以下とすることにより、従来のナイフエッジ式フランジ
をそのまま用いて、シール構造を実現することができ
る。図4(A)は、このシール構造の実施例を示す半断
面図であり、図4(B)は図4(A)のシール部の拡大
断面図である。
【0029】配管21,21に気密的に溶接されたフラ
ンジ本体23,23がメタルガスケット11を介して対
向し、締め付け用ボルト、ナット35,37で圧締され
ている。メタルガスケット11は、ナイフエッジ25の
先端部25aと内壁29との間のナイフエッジテーパ部
27(傾斜部)と、内壁29との間で内周側の2ケ所の
ガスケット角11a,11bと外側面を接触させて圧締
されている。
【0030】図4に示したメタルガスケットおよび真空
シール構造では、メタルガスケット11がナイフエッジ
25の先端部25aによって塑性変形させられることが
なく、2ケ所のガスケット角11a,11aとメタルガ
スケット11の外側面が全周にわたって、フランジ本体
23,23からの締め付け力を受けることができ、シー
ル性能は確実なものとなる。
【0031】また、メタルガスケット11は、ナイフエ
ッジ25による塑性変形が生じないので、装置分解時に
取り外しが容易であり、しかも、繰返し使用することが
できる。
【0032】図5は本発明のフランジおよびシール構造
を示す他の実施例である。前述の図4の実施例ではナイ
フエッジ式フランジのナイフエッジテーパ部27と内壁
29とによって形成される凹部を、メタルガスケット1
1が収納されるフランジ本体のシール溝として利用して
いた。
【0033】これに対して図5に示した実施例では、断
面矩形のメタルガスケットに好適な本発明のフランジお
よびこれと組み合わせたシール構造が示されている。配
管21,21の端部には、フランジ本体43,43が気
密的に溶接されている。フランジ本体43,43のフラ
ンジ面51(対向面)には、内側側壁部47が傾斜して
傾斜部を形成し、外側側壁部49がほぼ垂直に刻設され
たシール溝45,45が形成されている。そして、2つ
のシール溝45,45間に断面が略矩形のメタルガスケ
ット11が収納され、締め付けボルト、ナット35,3
7により圧締されてシール構造を形成している。このシ
ール構造においても、図4に示した場合と同様の作用効
果が得られる。すなわち、メタルガスケット11は、傾
斜した内側側壁部47,47と垂直の外側側壁部49,
49とにより、2ケ所のガスケット角11a,11bと
メタルガスケット11の外側面全周で、フランジ本体4
3,43からの締め付け力を受ける。
【0034】さらに、それぞれが適合するように、シー
ル溝45,45とメタルガスケット11の寸法を任意に
調整できるので、メタルガスケット11のリング部の幅
wと厚さtは任意に決定することができる(w>tでも
よい)。しかし、図1で説明した事と同様の理由から、
t/w=0.5〜4のものが好ましく、より好ましくは
0.8〜2である。
【0035】図6に示すように、シール溝45の傾斜し
た内側側壁部47とフランジ面51(51a)との角度α
(傾斜角)は、15〜45度が好ましく、より好ましくは
15〜30度とする。これにより、確実にいっそう良好
なシール効果が得られる。
【0036】図5に示したように、一方の側壁部を垂直
としたシール溝を用いることにより、フランジ面の延設
方向に対する耐荷重性が向上する。すなわち、図3に示
したように、配管21が横方向に延び、フランジ面が水
平方向を向く場合の真空シールに有利である。
【0037】図7は、本発明の他のフランジおよびシー
ル構造の実施例を示す断面図であり、シール溝65の断
面形状を除いては、図5の場合と同様である。フランジ
本体63には、断面V字形のシール溝65が形成されて
いる。すなわち、シール溝65の内側側壁部67および
外側側壁部69が、共に傾斜して傾斜部を形成してい
る。断面略矩形のメタルガスケット11は、このシール
溝45の傾斜した内・外側側壁部67,69と4つのガ
スケット角11a,11b,11c,11dで接触し、
全周にわたってフランジ本体63,63からの締め付け
力を確実に受けることができる。このように、メタルガ
スケット11がすべて線接触でシール溝65に接触して
いるので、シール効果が確実である。
【0038】図8は、シール溝の傾斜角について示す断
面説明図である。シール溝65の側壁部67,69のフ
ランジ面53aに対する傾斜角γは、15〜75度が好
ましく、さらに好ましくは25〜65度である。傾斜角
をこの範囲に設定することにより、いっそう優れたシー
ル性能が得られる。このように、シール溝65の内およ
び外の両側壁部67および69に傾斜をもたせる場合、
両者の傾斜角はほぼ等しいことが望ましい。
【0039】また、本発明のシール構造では、配管21
のフランジ本体23,43,63への溶接による歪によ
って、ナイフエッジテーパ部27、シール溝45,65
が変形して円周方向で不均一となった場合でも、本発明
のメタルガスケット11がこの変形に追従して塑性変形
し、確実に真空シールすることができる。従来のナイフ
エッジによるシール法では、エッジ高さが0.03mm
以上不均一となると確実なシールが保障されない。本発
明のガスケットでは0.1〜0.12mm程度の溶接歪
でもリークせず、また、それだけフランジの加工精度の
要求が緩和される。
【0040】図9(A)は本発明のフランジ本体43を
示す断面図、図9(B)はその部分拡大図である。フラ
ンジ本体43のシール溝45より内側のフランジ面51
aが、外側のフランジ面51bよりΔsだけ低くなるよ
うに段差が設けられている。そこで、シール構造として
使用する前に、フランジ面51側を下にしてフランジ本
体43を置いたり、あるいは何かがフランジ面51上に
載せられた場合でも、内側のフランジ面51aがテーブ
ル面、床面や何らかの物体と接触して汚染されることが
ない。内側のフランジ面51aはシール構造を形成した
のち真空系内に位置する部位であり、これが汚染される
と真空雰囲気内で脱ガスするなどして、真空系に悪影響
を与える。また、内側のフランジ面51aと外側のフラ
ンジ面51bとが同一面に位置する場合(Δs=0の場
合)、メタルガスケット11が繰返し使用によりつぶれ
てくると両フランジの対向面が密接状態に近くなり、メ
タルガスケット11の内側面とフランジの内側側壁部と
で囲まれる部分がガス溜りとなりやすい。ガス溜りが生
じると、真空排気時にガス溜りのガスが徐々に放出さ
れ、高真空度の達成が困難となったり、排気に長時間を
要したりする。段差Δsを設けることにより、このよう
な弊害が防止される。
【0041】さらに、メタルガスケットとシール構造を
形成するシール溝45は、ナイフエッジと異なり凹部で
あるので、傷が付きにくく、傷によるリーク等の心配が
ない。Δsは0.3〜1.0mmが適当であり、より好
ましくは0.3〜0.7mmである。図10は、本発明
の他のシール構造を示しており、真空装置の監視窓や供
給ポートへ応用する場合を示している。
【0042】真空容器83の開口部85にはフランジ本
体63が気密的に溶接されている。フランジ本体63に
は図7と同様のV字形シール溝65が刻設され、このシ
ール溝65内に断面略矩形のメタルガスケット11が収
納されている。メタルガスケット11には透明ガラス板
81(板状体)が当接され、メタルガスケット11をV
字形シール溝に収納した固定用のフランジ本体63′を
さらに当接し、締め付け用ボルト35′をフランジ本体
63に螺合することによりフランジ本体63,63′間
が圧締されている。ガラス板81の周縁部は、厚さが薄
くなる方向への傾斜部を形成している。メタルガスケッ
ト11は、2つのガスケット角11a,11cがシール
溝65の外側側壁部69および内側側壁部67と線接触
し、ガラス板81の傾斜部とガスケット角で線接触する
ことにより、全周面にわたって締め付け力を受け確実に
シールすることができる。その他のシール機能について
の使用効果は、図9に示した場合と同様である。なお、
ガラス板81よりも外側(大気側のフランジ本体6
3′、メタルガスケット13)については、ガラス板8
1とフランジ本体63の間にメタルガスケット11を圧
締しうるものであれば、いずれの構造でもよい。
【0043】図10に示した監視窓では、フランジ本体
63とガラス板81とが別体であるので、加熱時の熱膨
張係数の違いによる過度のストレスが両者に掛からず破
損を防止できる。また、仮にガラス板81にヒビ等の破
損が生じた場合や、ガラス板71の内面が蒸着物等で汚
れた場合も、ガラス板81を交換すれば済むので、コス
ト的な負担とはならない。
【0044】なお、フランジ本体63に代えて、図5に
示したように一方の側壁部を傾斜させたフランジ43、
あるいは図4に示したようなナイフエッジ式フランジ2
1を用いることもできる。
【0045】また、ガラス板81に代えて、他の板状体
も使用でき、例えば波長域によっては電磁波透過性を示
す、アルミナ、サファイア等のセラミックス板などを用
いることもできる。
【0046】なお。以上の説明では、シール溝として直
線状に傾斜したものを示したが、図11に示した部分図
のように、曲線状に傾斜した側壁部47′を有するシー
ル溝45′、あるいは内・外側側壁部67′,69′を
有するシール溝65′でもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ビッカース硬度50〜
120で断面略矩形のメタルガスケットと、従来のナイ
フエッジ式フランジあるいは少なくとも内側側壁部が傾
斜したシール溝を有するフランジと組み合わせることに
より、確実なシール構造を実現でき、また、メタルガス
ケットの繰り返し使用も可能である。
【0048】本発明のシール構造は、フランジ間シール
接続の他、ガラス板を用いた観察窓のように、フランジ
と板状体との真空シールにも利用できる。また、断面略
矩形のメタルガスケットを楕円状に変形させて使用する
ことにより、シール溝への装着が容易となる。さらに、
本発明のフランジは、シール面に傷や汚染物が付きにく
く、信頼性が高い。
【0049】実験例 従来のナイフエッジ式フランジに本発明のメタルガスケ
ットを用いた実験例を示す。表2に示すように、外径7
0mm、152mm、253mmのナイフエッジ式フラ
ンジ用ガスケットとして、外径70mmフランジではガ
スケットの幅(w)と厚さ(t)との比、t/wを約
1.93としたのをそれぞれ20サンプル、外径152
mmと253mmのフランジではその比、t/wを約
2.11としたのをそれぞれ20サンプル製作し、図1
2に示す試験装置にて図13に示す加熱パターンにより
熱サイクル試験を実施した。
【0050】
【表2】表2:本発明による試験用ガスケット一覧 試料 ガスケット寸法(mm) 試験 試験に使用したナイフ 番号 幅(w) 厚さ(t) t/w 員数 エッジ式フランジの外径(mm) 1.5 2.9 1.93 20 70 1.5 3.2 2.13 20 152 1.5 3.2 2.13 20 253
【0051】試験は、はじめ室温にてフランジ本体2
3,23に試験用のメタルガスケット11を装着し、1
00kg−cmのトルクでボルトを締めつけた。その後
ヘリウムリーク検出器99を用いてリークテストを行な
い、リークのないことを確認した後300℃まで昇温、
加熱した。温調器103により、300℃で1時間保持
した後、高温状態でのリークテストを行ない終了後室温
まで降温した。以上を1サイクルとし、1個の試験用ガ
スケットについて5サイクルの熱サイクル試験を実施し
た。
【0052】表3に試験結果を示す。試験した3種のガ
スケット各20サンプル中、いずれの場合も測定時のヘ
リウムリーク検出器の最小検出量以上のリークは検出さ
れず、その有効性が実施された。
【0053】
【表3】表3:本発明による試験用ガスケット試験結果 試料 ガスケット寸法(mm) 試験 ヘリウムリーク試験結果 番号 幅(w) 厚さ(t) t/w 員数 (×10-10Torr-l-s-1 1.5 2.9 1.93 20 1〜4(検出感度以下) 1.5 3.2 2.13 20 1〜4(検出感度以下) 1.5 3.2 2.13 20 1〜4(検出感度以下)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタルガスケットの実施例を示す斜視
図である。
【図2】メタルガスケットの変形状態を示す説明図であ
る。
【図3】メタルガスケッシのシール溝への装着状態を示
す断面図である。
【図4】(A)は本発明のシール構造の実施例を示す半
断面図である。(B)は(A)の部分拡大図である。
【図5】(A)は本発明のフランジおよびシール構造の
実施例を示す断面図である。(B)は、(A)の部分拡
大図である。
【図6】シール溝を示す一部断面図である。
【図7】(A)は本発明のフランジおよびシール構造の
実施例を示す断面図である。(B)は、(A)の部分拡
大図である。
【図8】シール溝を示す一部断面図である。
【図9】(A)は本発明のフランジの実施例を示す断面
図、(B)はその部分拡大図である。
【図10】(A)は本発明のフランジおよびシール構造
の実施例を示す断面図である。(B)は、(A)の部分
拡大図である。
【図11】(A),(B)ともに、それぞれシール溝の
変形例を示す部分断面図である。
【図12】実験例で用いたリーク試験装置の説明図であ
る。
【図13】熱サイクル試験の加熱パターンを示すグラフ
である。
【図14】(A)はナイフエッジ式フランジを用いた従
来のシール構造を示す半断面図である。(B)は、
(A)の部分拡大図である。
【図15】従来のメタルガスケットを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11,11′,13,15 メタルガスケット 11a,11b,11c,11d ガスケット角 21 配管 23 フランジ本体 25 ナイフエッジ 27 ナイフエッジテーパ部 29 内壁 35,35′ 締め付けボルト 37 締め付けナット 43,43′ フランジ本体 45,45′ シール溝 47,47′ 内側側壁部 49 外側側壁部 51,51a,51b フランジ面 63,63′ フランジ本体 63a フランジ面 65,65′ シール溝 67,67′ 内側側壁部 69,69′ 外側側壁部 71 フランジ枠 73 回転フランジ本体 75 対向フランジ 81 ガラス板 83 真空容器 85 開口部 91 真空チャンバ 93 真空用バルブ 95 ターボ分子ポンプ 97 油回転ポンプ 99 ヘリウムリーク試験器 101 加熱用ヒータ 103 温調器 105 熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 三良 東京都大田区矢口2丁目32番15号 日本バ ックスメタル株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール溝断面の幅が深さ方向に向かって
    漸減するように少なくとも内側側壁部が傾斜しているシ
    ール溝をフランジ面に有する一対のフランジと、 該フランジのシール溝に収納され圧締される断面形状が
    略矩形のビッカース硬度50〜120のリング状メタル
    ガスケットから構成されることを特徴とするメタルガス
    ケットを用いた真空シール構造。
  2. 【請求項2】 シール溝断面の幅が深さ方向に向かって
    漸減するように少なくとも内側側壁部が傾斜しているシ
    ール溝をフランジ面に有するフランジと、 該フランジのシール溝に収納されて圧締される断面形状
    が略矩形のビッカース硬度50〜120のリング状メタ
    ルガスケットと、 テーパ面を有し、該テーパ面をメタルガスケットに当接
    してフランジとの間でメタルガスケットを圧締する板状
    体とから構成されることを特徴とするメタルガスケット
    を用いた真空シール構造。
  3. 【請求項3】 シール溝の内側側壁部が傾斜し、外側側
    壁部がフランジ面にほぼ垂直に刻設された請求項1〜2
    項のいずれか一項に記載のメタルガスケットを用いた真
    空シール構造。
  4. 【請求項4】 シール溝の両側側壁部が傾斜した請求項
    1〜2項のいずれか一項に記載のメタルガスケットを用
    いた真空シール構造。
  5. 【請求項5】 シール溝より内側のフランジ面が、シー
    ル溝より外側のフランジ面より低くなるように段差が設
    けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のメタ
    ルガスケットを用いた真空シール構造。
  6. 【請求項6】 断面の幅が深さ方向に向かって漸減する
    メタルガスケット収納用シール溝をフランジ面に有し、
    シール溝の外側側壁部がフランジ面にほぼ垂直で内側側
    壁部が傾斜していることを特徴とするメタルガスケット
    用真空フランジ。
  7. 【請求項7】 断面の幅が深さ方向に向かって漸減する
    メタルガスケット収納用シール溝をフランジ面に有し、
    シール溝の内側側壁部および外側側壁部が共に傾斜して
    いることを特徴とするメタルガスケット用真空フラン
    ジ。
  8. 【請求項8】 シール溝より内側のフランジ面が、シー
    ル溝より外側のフランジ面より低くなるように段差が設
    けられている請求項6〜7のいずれか一項に記載のメタ
    ルガスケット用真空フランジ。
  9. 【請求項9】 断面形状が略矩形のリング状体からな
    り、リング部の幅をw、厚さをtとしたとき、t/w=
    0.5〜4の範囲にあり、ビッカース硬度が50〜12
    0であることを特徴とするメタルガスケット。
  10. 【請求項10】 断面形状が略矩形の真円状のリング状
    体からなり、リング部の幅をw、厚さをtとしたとき、
    t/w=0.5〜4の範囲にあり、ビッカース硬度が5
    0〜120であるメタルガスケットを、わずかに楕円状
    のリング状体に変形させて楕円状ガスケットとし、 平面形状が真円状で断面の幅が深さ方向に向かって漸減
    するように少なくとも内側側壁部が傾斜しているシール
    溝を有するフランジの該シール溝に、楕円の長軸方向で
    シール溝に対して圧入されるように、楕円状ガスケット
    を撓ませてシール溝に対して装着し、 撓んだ楕円状ガスケットが元の楕円形状に復帰しようと
    する力により、シール溝から一部を突出させた状態で楕
    円状ガスケットをシール溝内に仮固定し、 ついで、楕円状ガスケットをシール溝内で圧締して真円
    状のシール溝形状に追従させ、フランジ面を真空シール
    することを特徴とする真空シール方法。
JP4354199A 1991-12-30 1992-12-14 メタルガスケットを用いた真空シール構造、真空シール方法、真空シール用メタルガスケットおよびメタルガスケット用真空フランジ Pending JPH05248542A (ja)

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