JPH05247716A - 開繊装置 - Google Patents
開繊装置Info
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- JPH05247716A JPH05247716A JP7833492A JP7833492A JPH05247716A JP H05247716 A JPH05247716 A JP H05247716A JP 7833492 A JP7833492 A JP 7833492A JP 7833492 A JP7833492 A JP 7833492A JP H05247716 A JPH05247716 A JP H05247716A
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Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸条への毛羽の巻き付きをなくして開繊を容
易にすると共に、開繊バーへの毛羽の付着を防止するこ
とができ、それによって、常に、一様の品質にて糸条の
開繊を行なう。 【構成】 一平面内に整列して供給される多数本の糸条
Fの各糸条にシゴキ力を加え、開繊作用を行なうための
5本の開繊バー2(2a〜2e)を備え、この開繊バー
2は、糸条Fの進行方向に対してジグザグ状をなして配
列される。各開繊バー2は中空管とされる。中空管2に
は、長手軸線方向に等間隔にて多数のノズル4(4a〜
4e)が形成されており、空気供給源から圧縮空気が供
給される。このノズル4から噴出する空気が、この中空
管2を通過する糸条Fへと吹き付けられる。
易にすると共に、開繊バーへの毛羽の付着を防止するこ
とができ、それによって、常に、一様の品質にて糸条の
開繊を行なう。 【構成】 一平面内に整列して供給される多数本の糸条
Fの各糸条にシゴキ力を加え、開繊作用を行なうための
5本の開繊バー2(2a〜2e)を備え、この開繊バー
2は、糸条Fの進行方向に対してジグザグ状をなして配
列される。各開繊バー2は中空管とされる。中空管2に
は、長手軸線方向に等間隔にて多数のノズル4(4a〜
4e)が形成されており、空気供給源から圧縮空気が供
給される。このノズル4から噴出する空気が、この中空
管2を通過する糸条Fへと吹き付けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数本のフィラメント
からなる糸条の開繊装置に関するものであり、特に炭素
繊維束とされる糸条を開繊する場合に有効に使用するこ
とのできる開繊装置に関するものである。
からなる糸条の開繊装置に関するものであり、特に炭素
繊維束とされる糸条を開繊する場合に有効に使用するこ
とのできる開繊装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、炭素繊維糸条は、通常3000
〜12000本のフィラメントが集束材などにて集束、
合糸されて製造された炭素繊維束であって、この炭素繊
維糸条を、プリプレグの強化繊維として使用する場合に
は、プリプレグへの使用に先立って、炭素繊維糸条を開
繊し、この炭素繊維束をできるだけ一様に解すことが必
要である。図5に、このための開繊装置の概略構成を示
す。
〜12000本のフィラメントが集束材などにて集束、
合糸されて製造された炭素繊維束であって、この炭素繊
維糸条を、プリプレグの強化繊維として使用する場合に
は、プリプレグへの使用に先立って、炭素繊維糸条を開
繊し、この炭素繊維束をできるだけ一様に解すことが必
要である。図5に、このための開繊装置の概略構成を示
す。
【0003】開繊装置1は、炭素繊維糸条供給源である
クリールスタンド(図示せず)から一平面内に整列して
供給される多数本の、例えば200本とされる炭素繊維
糸条Fが貫通して通過する際に、各糸条Fにシゴキ力を
加え、開繊作用を行なうべく、糸条Fの進行方向に対し
てジグザグ状をなして配列された、複数の、本例では5
本の開繊バー2(2a〜2e)を有する。開繊装置1に
て開繊された炭素繊維糸条Fは、プリプレグ製造装置
(図示せず)へと供給される。
クリールスタンド(図示せず)から一平面内に整列して
供給される多数本の、例えば200本とされる炭素繊維
糸条Fが貫通して通過する際に、各糸条Fにシゴキ力を
加え、開繊作用を行なうべく、糸条Fの進行方向に対し
てジグザグ状をなして配列された、複数の、本例では5
本の開繊バー2(2a〜2e)を有する。開繊装置1に
て開繊された炭素繊維糸条Fは、プリプレグ製造装置
(図示せず)へと供給される。
【0004】通常、開繊バー2は、直径70mm、長さ
1200mm程度のステンレススチール製のロッドとさ
れる。
1200mm程度のステンレススチール製のロッドとさ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような開繊装置1
を使用して、特に、炭素繊維糸条のように高弾性率のフ
ィラメントよりなる糸条Fの開繊を行なった場合に、炭
素繊維糸条Fは、開繊バー2の表面にて強く擦られるた
めに、この開繊装置1を通過する際に、毛羽fが発生す
る。この毛羽fは、炭素繊維糸条Fに巻き付き、開繊を
より困難なものとする。
を使用して、特に、炭素繊維糸条のように高弾性率のフ
ィラメントよりなる糸条Fの開繊を行なった場合に、炭
素繊維糸条Fは、開繊バー2の表面にて強く擦られるた
めに、この開繊装置1を通過する際に、毛羽fが発生す
る。この毛羽fは、炭素繊維糸条Fに巻き付き、開繊を
より困難なものとする。
【0006】更に、炭素繊維糸条Fより分離した毛羽f
は、開繊バー2の表面に付着し、炭素繊維糸条Fを断糸
させたり、又塊となって、時々炭素繊維糸条F中に入り
込み、炭素繊維糸条Fの機械的特性を低下させる原因と
もなっている。
は、開繊バー2の表面に付着し、炭素繊維糸条Fを断糸
させたり、又塊となって、時々炭素繊維糸条F中に入り
込み、炭素繊維糸条Fの機械的特性を低下させる原因と
もなっている。
【0007】現在、このような問題を解決するために、
時々人手により、開繊バー2の表面に付着した毛羽fの
塊を除去することが行なわれているが、作業効率が悪
い。
時々人手により、開繊バー2の表面に付着した毛羽fの
塊を除去することが行なわれているが、作業効率が悪
い。
【0008】従って、本発明の目的は、糸条への毛羽の
巻き付きをなくして開繊を容易にすると共に、開繊バー
への毛羽の付着を防止することができ、それによって、
常に、一様の品質にて糸条の開繊を行なうことができる
開繊装置を提供することである。
巻き付きをなくして開繊を容易にすると共に、開繊バー
への毛羽の付着を防止することができ、それによって、
常に、一様の品質にて糸条の開繊を行なうことができる
開繊装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
開繊装置にて達成される。要約すれば、本発明は、一平
面内に整列して供給される多数本の糸条にシゴキ力を加
え、開繊作用を行なうべく、糸条の進行方向に対してジ
グザグ状をなして配列された複数の開繊バーを有する開
繊装置において、前記各開繊バーは、長手軸線方向に多
数のノズルを備えた中空管にて形成し、このノズルより
気体を前記糸条へと吹き付けることを特徴とする開繊装
置である。
開繊装置にて達成される。要約すれば、本発明は、一平
面内に整列して供給される多数本の糸条にシゴキ力を加
え、開繊作用を行なうべく、糸条の進行方向に対してジ
グザグ状をなして配列された複数の開繊バーを有する開
繊装置において、前記各開繊バーは、長手軸線方向に多
数のノズルを備えた中空管にて形成し、このノズルより
気体を前記糸条へと吹き付けることを特徴とする開繊装
置である。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る開繊装置を図面に則して
更に詳しく説明する。
更に詳しく説明する。
【0011】図1及び図2を参照すると、本発明に係る
開繊装置の一実施例が示される。本実施例によると、開
繊装置1は、クリールスタンド(図示せず)から一平面
内に整列して供給される多数本の糸条Fの各糸条にシゴ
キ力を加え、開繊作用を行なうための複数本の、本実施
例では5本の開繊バー2(2a〜2e)を備え、この開
繊バー2は、従来と同様に、糸条Fの進行方向に対して
ジグザグ状をなして配列される。
開繊装置の一実施例が示される。本実施例によると、開
繊装置1は、クリールスタンド(図示せず)から一平面
内に整列して供給される多数本の糸条Fの各糸条にシゴ
キ力を加え、開繊作用を行なうための複数本の、本実施
例では5本の開繊バー2(2a〜2e)を備え、この開
繊バー2は、従来と同様に、糸条Fの進行方向に対して
ジグザグ状をなして配列される。
【0012】本発明に従えば、各開繊バー2は中空管と
される。開繊バー、即ち、中空管2は、外径が10〜7
0mmとされ、又、長さは任意に設計し得るが、例えば
200本の炭素繊維糸条Fを開繊する場合には1200
mm程度とされる。一般に、中空管2の外径が70mm
を超えると、糸条Fに対するシゴキ作用が十分でなく、
従って開繊効果が低下するので好ましくなく、又、外径
が10mmより小さい場合には、炭素繊維糸条のように
高弾性率の糸条Fでは糸切れを生じ好ましくない。
される。開繊バー、即ち、中空管2は、外径が10〜7
0mmとされ、又、長さは任意に設計し得るが、例えば
200本の炭素繊維糸条Fを開繊する場合には1200
mm程度とされる。一般に、中空管2の外径が70mm
を超えると、糸条Fに対するシゴキ作用が十分でなく、
従って開繊効果が低下するので好ましくなく、又、外径
が10mmより小さい場合には、炭素繊維糸条のように
高弾性率の糸条Fでは糸切れを生じ好ましくない。
【0013】この中空管2は好ましくはステンレススチ
ールなどの金属材料にて作製されるが、これに限定され
るものではなく、炭素繊維強化複合樹脂管などの非金属
材料にて作製することも可能である。
ールなどの金属材料にて作製されるが、これに限定され
るものではなく、炭素繊維強化複合樹脂管などの非金属
材料にて作製することも可能である。
【0014】更に、本発明によれば、中空管2には、長
手軸線方向に例えば等間隔にて、好ましくは3〜20m
m間隔にて、ノズル4(4a〜4e)が形成されてお
り、空気或は窒素のような気体供給源(図示せず)から
圧縮気体が供給される。このノズル4は、この中空管2
に供給される糸条Fの供給入口側に形成されており、こ
のノズル4から噴出する気体が、この中空管2を通過す
る糸条Fへと吹き付けられるべく構成される。
手軸線方向に例えば等間隔にて、好ましくは3〜20m
m間隔にて、ノズル4(4a〜4e)が形成されてお
り、空気或は窒素のような気体供給源(図示せず)から
圧縮気体が供給される。このノズル4は、この中空管2
に供給される糸条Fの供給入口側に形成されており、こ
のノズル4から噴出する気体が、この中空管2を通過す
る糸条Fへと吹き付けられるべく構成される。
【0015】上記構成にて、ノズル4より気体を糸条F
へと、連続的に、或は間欠的に吹き付けることにより、
糸条Fに発生した毛羽fを吹き飛ばし、この毛羽fが糸
条Fに巻き付くのを防止すると共に、中空管2自体への
毛羽fの付着を防止し得る。
へと、連続的に、或は間欠的に吹き付けることにより、
糸条Fに発生した毛羽fを吹き飛ばし、この毛羽fが糸
条Fに巻き付くのを防止すると共に、中空管2自体への
毛羽fの付着を防止し得る。
【0016】具体的構成の一例を挙げれば、中空管の外
径を70mm、ノズルの直径を1〜3mmとし、このノ
ズルより3〜8kgf/cm2 Gの、例えば空気を噴出
させた時、開繊装置を通過した糸条F上の毛羽を吹き飛
ばし、それによってこの毛羽fが糸条Fに巻き付くのを
防止することができた。又、開繊バー、即ち、中空管に
も毛羽の付着はなかった。
径を70mm、ノズルの直径を1〜3mmとし、このノ
ズルより3〜8kgf/cm2 Gの、例えば空気を噴出
させた時、開繊装置を通過した糸条F上の毛羽を吹き飛
ばし、それによってこの毛羽fが糸条Fに巻き付くのを
防止することができた。又、開繊バー、即ち、中空管に
も毛羽の付着はなかった。
【0017】又、開繊すべ糸条Fの種類或は糸条Fが使
用されるプリプレグ製品の仕様に応じて中空管2による
「しごき効果」を調節するべく、図1に示されるよう
に、隣接する両中空管2の間隔(L)及び/又は隣接す
る両中空管の段違い量(H)を変更することができる。
このとき、ノズル4の角度位置(α)は、糸条Fと中空
管2との接触開始位置の角度(β)に合わせて、ノズル
4が糸条Fに接触しないように、中空管2を回転させる
ことにより調節する。
用されるプリプレグ製品の仕様に応じて中空管2による
「しごき効果」を調節するべく、図1に示されるよう
に、隣接する両中空管2の間隔(L)及び/又は隣接す
る両中空管の段違い量(H)を変更することができる。
このとき、ノズル4の角度位置(α)は、糸条Fと中空
管2との接触開始位置の角度(β)に合わせて、ノズル
4が糸条Fに接触しないように、中空管2を回転させる
ことにより調節する。
【0018】更に、本発明の好ましい実施例によれば、
中空管にて吹き飛ばされた毛羽fが、作業環境へと飛散
するのを防止するために、図1に示すように、中空管2
の上方にフード6を配置し、フード6にはフィルタ8及
び吸引ファン10を備えた吸引ダクト12を接続する。
この構成により、吹き飛ばされた毛羽fはフード6にて
集められ、吸引ダクト12を介してフィルタ8に集めら
れる。
中空管にて吹き飛ばされた毛羽fが、作業環境へと飛散
するのを防止するために、図1に示すように、中空管2
の上方にフード6を配置し、フード6にはフィルタ8及
び吸引ファン10を備えた吸引ダクト12を接続する。
この構成により、吹き飛ばされた毛羽fはフード6にて
集められ、吸引ダクト12を介してフィルタ8に集めら
れる。
【0019】上記実施例にて、中空管2のノズル4は、
糸条供給入口側に設けるものとして説明したが、糸条出
口側に設けても良く、又両側に設置しても良い。
糸条供給入口側に設けるものとして説明したが、糸条出
口側に設けても良く、又両側に設置しても良い。
【0020】図3には、本発明の開繊装置1の他の実施
例を示す。
例を示す。
【0021】この実施例では、開繊バー2は、先の実施
例で説明したと同様に、ノズル4(4a〜4e)を備え
た、しかし小径の中空管2(2a〜2e)と、この中空
管2を軸線方向に支持する支持手段20(20a〜20
e)からなる。支持手段20は、断面が概略矩形状とさ
れる、中空管2の軸線方向に沿って延在する板部材であ
る。その上端部には、図示されるように、中空管2を保
持するべく、中空管2と相補形状をした半円形状の溝2
2(22a〜22e)が形成されるのが好ましい。
例で説明したと同様に、ノズル4(4a〜4e)を備え
た、しかし小径の中空管2(2a〜2e)と、この中空
管2を軸線方向に支持する支持手段20(20a〜20
e)からなる。支持手段20は、断面が概略矩形状とさ
れる、中空管2の軸線方向に沿って延在する板部材であ
る。その上端部には、図示されるように、中空管2を保
持するべく、中空管2と相補形状をした半円形状の溝2
2(22a〜22e)が形成されるのが好ましい。
【0022】上述したように、開繊バーとしての中空管
2は、糸切れを起こさない範囲においてできるだけ小径
である方が、例えば10〜30mmの外径を有した中空
管の方が開繊効果は優れている。しかしながら、当然と
して、小径の中空管2は、強度が小さく、例え、肉厚を
増大させて強度を出すとしても限度がある。この実施例
によれば、中空管2を支持手段20にてその長手方向に
沿って支持する構成とするために、中空管2として、肉
厚がそれほど厚くない、小径の中空管を使用し得るとい
う利点がある。
2は、糸切れを起こさない範囲においてできるだけ小径
である方が、例えば10〜30mmの外径を有した中空
管の方が開繊効果は優れている。しかしながら、当然と
して、小径の中空管2は、強度が小さく、例え、肉厚を
増大させて強度を出すとしても限度がある。この実施例
によれば、中空管2を支持手段20にてその長手方向に
沿って支持する構成とするために、中空管2として、肉
厚がそれほど厚くない、小径の中空管を使用し得るとい
う利点がある。
【0023】この実施例にても、小径中空管2のノズル
4は、糸条供給入口側に設けるものとして図示されてい
るが、糸条出口側に設けても良く、又両側に設置しても
良い。
4は、糸条供給入口側に設けるものとして図示されてい
るが、糸条出口側に設けても良く、又両側に設置しても
良い。
【0024】図4には、支持手段20の他の実施例を示
す。この実施例では、支持手段20は、十分な強度を備
えた大径の中空管とされ、しかも、その長手方向に沿っ
て、複数の吸引ポート24(24a〜24e)が穿設さ
れている。この大径支持中空管20は、吸引手段(図示
せず)に接続されており、小径中空管2にて吹き飛ばさ
れた毛羽fをこの吸引ポート24を介して吸引する作用
をなす。例えば、この大径中空管20としては、直径5
0〜200mm、肉厚2〜10mmの鋼管を使用するこ
とができる。
す。この実施例では、支持手段20は、十分な強度を備
えた大径の中空管とされ、しかも、その長手方向に沿っ
て、複数の吸引ポート24(24a〜24e)が穿設さ
れている。この大径支持中空管20は、吸引手段(図示
せず)に接続されており、小径中空管2にて吹き飛ばさ
れた毛羽fをこの吸引ポート24を介して吸引する作用
をなす。例えば、この大径中空管20としては、直径5
0〜200mm、肉厚2〜10mmの鋼管を使用するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る開繊
装置は、開繊バーとして中空管を使用し、そしてこの中
空管に穿設したノズルより気体を糸条へと吹き付ける構
成とされるために、糸条への毛羽の巻き付きをなくして
開繊を容易にすると共に、又、中空管への毛羽の付着を
も防止することができ、それによって、常に、一様の品
質にて糸条の開繊を行なうことができる。
装置は、開繊バーとして中空管を使用し、そしてこの中
空管に穿設したノズルより気体を糸条へと吹き付ける構
成とされるために、糸条への毛羽の巻き付きをなくして
開繊を容易にすると共に、又、中空管への毛羽の付着を
も防止することができ、それによって、常に、一様の品
質にて糸条の開繊を行なうことができる。
【図1】本発明に係る開繊装置の一実施例の概略断面構
成図である。
成図である。
【図2】開繊バーの斜視図である。
【図3】本発明に係る開繊装置の他の実施例の概略構成
図である。
図である。
【図4】本発明に係る開繊装置の他の実施例の一部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】従来の開繊装置の構成説明図である。
1 開繊装置 2(2a〜2e) 開繊バー 4(4a〜4e) ノズル 6 フード 8 フィルタ 10 吸引ファン 12 吸引ダクト 20(20a〜20e) 支持手段 24(24a〜24e) 吸引ポート
Claims (1)
- 【請求項1】 一平面内に整列して供給される多数本の
糸条にシゴキ力を加え、開繊作用を行なうべく、糸条の
進行方向に対してジグザグ状をなして配列された複数の
開繊バーを有する開繊装置において、前記各開繊バー
は、長手軸線方向に多数のノズルを備えた中空管にて形
成し、このノズルより気体を前記糸条へと吹き付けるこ
とを特徴とする開繊装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7833492A JPH05247716A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 開繊装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7833492A JPH05247716A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 開繊装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247716A true JPH05247716A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13659083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7833492A Pending JPH05247716A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 開繊装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05247716A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004015184A1 (ja) * | 2002-08-08 | 2004-02-19 | Harmoni Industry Co., Ltd. | 集合繊維の開繊装置 |
JP2021011644A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 三井化学株式会社 | 開繊機構 |
JP2021070888A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 三井化学株式会社 | 開繊機構 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7833492A patent/JPH05247716A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004015184A1 (ja) * | 2002-08-08 | 2004-02-19 | Harmoni Industry Co., Ltd. | 集合繊維の開繊装置 |
CN100432315C (zh) * | 2002-08-08 | 2008-11-12 | 株式会社哈默尼产业 | 集合纤维的开纤装置 |
US7596834B2 (en) | 2002-08-08 | 2009-10-06 | Harmon Industry Co., Ltd. | Fiber opening apparatus for mass fibers |
JP2021011644A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 三井化学株式会社 | 開繊機構 |
JP2021070888A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 三井化学株式会社 | 開繊機構 |
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