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JPH05247160A - アクリロイル基を含む脂肪族ポリウレタンの製造方法 - Google Patents

アクリロイル基を含む脂肪族ポリウレタンの製造方法

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JPH05247160A
JPH05247160A JP4352811A JP35281192A JPH05247160A JP H05247160 A JPH05247160 A JP H05247160A JP 4352811 A JP4352811 A JP 4352811A JP 35281192 A JP35281192 A JP 35281192A JP H05247160 A JPH05247160 A JP H05247160A
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acryloyl group
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JP4352811A
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Juergen Meixner
ユルゲン・マイクスナー
Wolfgang Fischer
ボルフガング・フイツシヤー
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原料ジイソシアネートとしてヘキサメチレン
ジイソシアネートを用いて、温度0℃においても液状で
あり、UV照射により迅速に架橋する、アクリロイル基
を含む脂肪族ポリウレタンを製造する方法を提供する。 【構成】 本発明はI) a)脂肪族又は環式脂肪族に結合したイソシアネート基
を有する、ヘキサメチレンジイソシアネート以外の有機
ジイソシネートを、 b)アクリロイル基を含む一価アルコールと反応させ、
そして II)段階I)の生成物を、 c)ヘキサメチレンジイソシアネートと混合し、 III)得られる混合物を、 d)アクリロイル基を含む一価アルコールから成るアル
コール及び e)エーテル基及び/又はエステル基を含んでいてもよ
い分枝状一価又は二価のアルコールと反応させ、 IV)段階IIIから得られる生成物を、 f)少なくとも三価のアルコールと反応させることを特
徴とする、アクリロイル基を含むポリウレタン生成物の
製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射線硬化により架橋生
成物に転化できる、アクリロイル基を含むポリウレタン
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばドイツ特許公開公報DE−OS
1,644,798、DE−OS2,115,373又はD
E−OS2,737,406に記載されたような、とりわ
けポリイソシアネート及びヒドロキシアルキルアクリレ
ートの反応生成物として得られるアクリロイル基を含む
ポリウレタンは既知である。それらはUV照射又は電子
ビームのような高エネルギー放射線により硬化し、木材
の被覆又はグラフィック用被覆物の製造に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ウレタンアクリレート
の製造には各種のポリイソシアネートが使用できる。非
黄変性の塗膜の製造を目的とする場合は、ウレタンアク
リレートの製造に脂環式ポリイソシアネートが使用され
る。DE−OS2,115,373においてヘキサメチレ
ンジイソシアネートも適当な原料ジイソシアネートであ
ると言及しているが、この安価なジイソシアネートは生
成するウレタンアクリレートが結晶性であり、被覆組成
物用の結合剤として使用するのに不具合であって使用が
不可能であるので、全く仮説的な記述であることは明白
である。
【0004】本発明者の以前の特許出願の一つ(ドイツ
特許出願P4027742.7、米国特許第5,128,
432号)は、製造後に室温で液状であるヘキサメチレ
ンジイソシアネートを基剤としたエステルアルコール改
質ウレタンアクリレートを開示している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は主要な原
料ジイソシアネートとしてヘキサメチレンジイソシアネ
ート(HDI)を用いて、温度0℃においても液状であ
り、UV照射により迅速に架橋する、アクリロイル基を
含む脂肪族ポリウレタンを得る他の方法を提供すること
である。
【0006】この目的は後に詳細に説明されるアクリロ
イル基を含む脂肪族ポリウレタンのための本発明による
方法に従って達成される。
【0007】本発明は I) a)300以下の分子量を有し、及び脂肪族又は環式脂
肪族に結合したイソシアネート基を有する、ヘキサメチ
レンジイソシアネート以外の一種又は多種の有機ジイソ
シネートから成る、0.25ないし0.5モルのジイソシ
ネート成分を b)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
アルコールから成る、0.2ないし0.55モルのアルコ
ール成分と、出発成分a)及びb)を基準とし、NC
O:OHの当量比を1.8:1ないし2.5:1として反
応させ、そして II)段階I)の生成物を c)0.5ないし0.75モルのヘキサメチレンジイソシ
アネートと混合し、 III)得られる混合物を d)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
アルコールから成るアルコール成分0.1ないし0.65
モル e)132ないし2000の分子量を有し、エーテル基
及び/又はエステル基を含んでいてもよい一種又は多種
の分枝状一価又は二価のアルコール0.15ないし0.4
5モルと反応させ、反応に際してd)及びe)成分は任
意の順序で又は混合して添加することができ、及び IV)段階IIIから得られる生成物を f)92ないし2000の分子量を有する一種又は多種
の少なくとも三価のアルコール0.1ないし1.2モルと
反応させ、出発成分a)ないしf)の合計を基準として
NCO:OHの当量比を0.7:1ないし1:1とする
ことを特徴とする、アクリロイル基を含むポリウレタン
生成物の製造方法に関する。
【0008】本発明は又この方法により得られた生成物
をも対象とするものである。
【0009】a)のポリイソシアネート成分はヘキサメ
チレンジイソシアネートを除外した、(環式)脂肪族に
結合したイソシアネート基を含み、及び300以下の分
子量を有する有機ジイソシアネートから選択される。適
当なジイソシアネートは1−イソシアナト−3,3,5−
トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン
(IPDI)、1,6−ジイソシアナト−2,2,4−ト
リメチルヘキサン、1,4−ジイソシアナトシクロヘキ
サン、1−メチル−1−イソシアナト−3(4)−イソ
シアナトメチルシクロヘキサン又はこれらのジイソシア
ネートの混合物を包含する。
【0010】成分b)及びd)はアクリロイル基を含む
一価アルコール又はこれらのアルコールの混合物であ
る。好適な例は一つの遊離のヒドロキシル基を含む二価
アルコールとのアクリル酸のエステルを含む。これらの
エステルは116ないし144の分子量を有する。これ
らのエチレン系不飽和エステルの例はヒドロキシエチル
アクリレート、1−メチル−2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−及び3−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト及び2−、3−及び4−ヒドロキシエチルアクリレー
トを包含する。
【0011】成分c)はヘキサメチレンジイソシアネー
トである。
【0012】成分e)は132ないし2000、好適に
は132ないし1000の分子量を有する分枝状一価及
び二価アルコールから選択され、エーテル及び/又はエ
ステル基を含むことができる。これらのアルコールの例
は2,2−ジエチルプロパン−1,3−ジオール、2−エ
チルヘキサン−1,3−ジオール、2,5−ジメチルヘキ
サン−2,5−ジオール、2,2,4−トリメチルペンタ
ン−1,3−ジオール及び1モルのトリメチロールプロ
パンと1モルのホルムアルデヒドの反応生成物(トリメ
チロールプロパンホルマール)を包含する。
【0013】成分e)は又例えば酢酸又はアクリル酸と
1)トリメチロールプロパン又はグリセリンのような少
なくとも三価のアルコール又は2)こうした多価アルコ
ールのアルコキシ化生成物との反応により得られる、平
均のヒドロキシル官能基0.8ないし1.5を有するエス
テル混合物から選択することもできる。これらのアルコ
キシ化生成物の好適な例は4モルのエチレンオキシドと
1モルのトリメチロールプロパンの付加物である。エス
テル混合物の製造の際に、カルボキシル基対ヒドロキシ
ル基の当量比は1.5:3ないし2.2:3、好適には
2:3に保持される。反応に当たって遊離酸の総て又は
一部の代わりに当量の無水物を用いることもできる。
【0014】ポリオールf)はグリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリトリトール及び/又はソルビ
トールのような92ないし2000の分子量を有する少
なくとも三価のアルコールを包含する。又これらの単量
体アルコールのアルコキシ化により得られ、最高200
0、好適には最高1000の分子量を有するポリエーテ
ルポリオールも適当である。又既知の方法に従って多価
アルコール及び多塩基酸の酸又は無水物との反応により
得られ、ヒドロキシル官能基に関する前述の要求に合致
する、最高2000、好適には最高1000の分子量を
有するポリエステルポリオールも適当である。
【0015】上記の出発成分の反応によるポリウレタン
の製造は塊状重合により、又はアセトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、(メタ)アクリル酸の低分子量エステルの
ようなイソシアネート不活性の溶剤又はこうした溶剤の
混合物中で行うことができる。好適には20ないし10
0℃、より好適には40ないし80℃の反応温度が反応
の全段階に亙って維持される。反応剤の量はa)ないし
f)の出発成分の合計を基準として、NCO:OHの当
量比が0.8:1ないし1:1となるように選択され
る。
【0016】本発明の実施に際しては、全般的に他の反
応剤を添加する前に個々の段階の反応を本質的に完了さ
せることに留意すべきである。これは実際には成分a)
及びb)の間の反応は、成分c)ないしe)との反応が
行われる前に、発熱反応の熱的効果が消滅するまで上記
の範囲内の温度で行われることを意味する。同様に成分
c)ないしe)との反応も、成分f)が添加される前に
熱的効果の消滅が認められるように、本質的に完結する
ことを意味する。
【0017】反応は適当な触媒、例えば錫(II)オク
トエート、ジブチル錫ジラウレート又はジメチルベンジ
ルアミンのような第三アミンの存在において行われるこ
とが好適である。
【0018】反応の最終段階において0.1重量%以下
のNCO含量を有する生成物が得られる。
【0019】生成物として得られるウレタンアクリレー
トはフェノール又はハイドロキノンのような適当な抑制
剤又は酸化防止剤を0.001ないし0.3重量%の量で
添加することにより、早期重合及び不具合な重合から保
護することができる。適当な抑制剤は例えば実施例中で
使用されるフェノチアジンである。この抑制剤は本発明
による方法の前、最中及び/又は後に添加することがで
きる。
【0020】本発明による生成物を用いて製造される被
覆組成物は、被覆技術上既知の助剤及び添加剤を含むこ
とができる。これらは充填剤、顔料、染料、チキソトロ
ープ剤、均展剤、艶消剤、流れ調整剤を包含し、通常使
用される量を用いることができる。
【0021】アクリロイル基を含むポリウレタンは又既
知の溶剤に可溶であり、共重合可能な単量体と混合で
き、又は水で乳化することができる。適当な溶剤は酢酸
ブチル、シクロヘキサン、アセトン、トルエン又はこれ
らの溶剤の混合物を含む。
【0022】適当な共重合可能な単量体の例は、一分子
当たり少なくとも一つの共重合可能なオレフィン系二重
結合を含み、23℃で最高500mPa.sの粘度を有
する有機化合物を含む。これらの単量体の例を挙げれば
スチレン、ヘキサン−1,6−ジオールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート及びN−
ビニルピロリドンである。
【0023】不活性な溶剤及び共重合可能な単量体は、
アクリロイル基を含むポリウレタンの重量を基準として
最高100重量%、好適には最高50重量%の量で使用
することができる。不活性な溶剤及び共重合可能な単量
体の混合物も使用できる。
【0024】アクリロイル基を含むポリウレタンを水性
乳濁液から製造する場合は、これらの乳濁液は例えば外
部乳化剤、及び随意乳化技術上既知の助剤を用いて製造
することができる。この目的に適当な乳化剤は既知であ
り、且つ例えば UllmannsEncyclopaedie der technisch
en Chemie の4版、10巻の449頁以下の“Emulsionen(Emu
lsions)"と題する章に記載されている。好適な乳化剤は
DE−OS3,900,257に記載された種類のアクリ
ロイル基を含む共重合可能なポリウレタン乳化剤であ
る。
【0025】水性乳濁液は一般に10ないし70重量
%、好適には30ないし70重量%の本発明によるアク
リロイル基を含むポリウレタンを含んでいる。乳濁液は
乳化剤及び本発明によるポリウレタンアクリレート中に
水を撹拌混合すること、例えば単に撹拌すること、又は
溶解機を用いることにより製造できる。
【0026】粒子の微細な乳濁液を製造するために、即
ち剪断力の適用を容易にするために、30℃以下の温度
で水を何回かに分けて添加する方が有利である。最適な
剪断条件により、水中油型乳濁液が形成される。
【0027】本発明の適用の総ての変形において、硬化
は随意不活性溶剤又は水のような揮発性の助剤の蒸発後
に、UV線、電子ビーム又はガンマ線のような高エネル
ギー照射を用いて行われる。
【0028】架橋がUV照射により行われる場合は、被
覆組成物に光重合開始剤を添加すべきである。適当な光
重合開始剤は既知であり、そして例えば StuttgartのGe
orgThieme 社発行の1987年版、Houben-Weyl、Methoden
der organischen Chemie、E20巻、80頁以下に記載されて
いる。
【0029】適当な光重合開始剤の例はベンゾインイソ
プロピルエーテルのようなベンゾインエーテル、ベンジ
ルジメチルケタールのようなベンジルケタール、及び2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパ
ン−1−オンのようなヒドロキシアルキルフェノンを包
含している。
【0030】光重合開始剤は本発明による生成物の重量
を基準として0.1ないし10重量%、好適には0.1な
いし5重量%の量で使用される。本発明による生成物が
対象とする目的に依存して、光重合開始剤は個別に、又
は有利な相乗効果を得るために、混合物として使用でき
る。
【0031】結合剤として本発明の生成物を含む被覆組
成物は紙、板紙製品、皮革、木材、プラスチック、不織
布、織物、セラミック材料、鉱物質材料、ガラス、金
属、人工皮革及び写真層を備えた紙のような写真材料を
含む各種の基材を被覆するのに適当である。
【0032】本発明を更に下記の実施例により説明する
が、実施例中で特に断らない限り総ての部及びパーセン
トは重量を基準としたものである。
【0033】
【実施例】
実施例1ないし6(本発明) 表1に示す量の成分a)を0.02%のジブチルジラウ
レート及び0.01%のフェノチアジンと共に酢酸ブチ
ル(製造後固形分含量が80%となるのに充分な量の)
に溶解し、得られた溶液に空気を通じながら50℃に加
熱した。次いで表1に示す量の成分b)を撹拌しながら
滴下して加え、発熱反応の熱的効果の消滅に反映される
ように、a)及びb)の反応生成物の形成が本質的に完
了するまで60℃の最高反応温度を保持した。次いで表
1に示す量の成分c)を添加し、そして表1に示す量の
成分d)及びe)を、撹拌しながら混合物に順次滴下し
て加えた。冷却により最高反応温度60℃を保持した。
最後に熱的効果が消滅した後、撹拌しながら成分f)を
滴下して加え、反応混合物のNCO含量が0.1%以下
に低下するまで反応を60℃で継続した。
【0034】実施例7ないし9(比較例) 下記の表1に総括された比較実施例7ないし9を本発明
による実施例1ないし6と同様にして行った。
【0035】比較実施例7及び8においては、成分e)
及びa)は本発明に対応しない量で使用された。比較実
施例9は成分e)として非分枝状アルコールを使用する
と結晶性の最終生成物が得られることを示している。
【0036】
【表1】
【0037】比較実施例10 成分a)及びc)を最初に導入し、次いで成分b)及び
d)を共に添加した以外は実施例1を繰り返した。形成
された生成物は5℃で晶出した。
【0038】比較実施例11 成分c)を最初に導入し、次いで成分d)を導入し、そ
の後で成分a)及びb)を順次添加した。形成された生
成物は同様に5℃で晶出した。
【0039】使用実施例 実施例1ないし6の生成物を約50秒(DIN 4mm
カップ、23℃)の配合粘度となるまで酢酸n−ブチル
を用いて調節した。次いで5%のベンゾフェノン(ウレ
タンアクリレート100を基準として)を添加した。板
紙に塗布(層の厚さ10μm)した後、被覆物をハノヴ
ィア灯(Hanovia lamp)(80W/cm、距離10cm)
の下方を移動させた。少なくとも10m/分のベルト速
度で耐溶剤性及び耐引掻性の被覆が形成された。
【0040】“耐溶剤性”とは酢酸ブチルを含浸した布
で少なくとも20回二度づつ摩擦しても、塗膜の外観が
見掛け上充分満足なものであることを意味する。
【0041】本発明は例証を目的として上述のように詳
細に記述されたが、こうした詳細は単に説明を目的とす
るものであり、特許請求の範囲により限定される以外、
本発明の精神及び範囲から逸脱することなく当業者には
多くの変形方法が可能であることを理解すべきである。
【0042】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0043】1. I) a)300以下の分子量を有し、及び脂肪族又は環式脂
肪族に結合したイソシアネート基を有する、ヘキサメチ
レンジイソシアネート以外の一種又は多種の有機ジイソ
シネートから成る、0.25ないし0.5モルのジイソシ
ネート成分を b)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
アルコールから成る、0.2ないし0.55モルのアルコ
ール成分と、出発成分a)及びb)を基準とし、NC
O:OHの当量比を1.8:1ないし2.5:1として反
応させ、そして II)段階I)の生成物を c)0.5ないし0.75モルのヘキサメチレンジイソシ
アネートと混合し、 III)得られる混合物を d)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
アルコールから成るアルコール成分0.1ないし0.65
モル、及び e)132ないし2000の分子量を有し、エーテル基
及び/又はエステル基を含んでいてもよい一種又は多種
の分枝状一価又は二価のアルコール0.15ないし0.4
5モルと反応させ、反応に際してd)及びe)成分は任
意の順序で又は混合して添加することができ、及び IV)段階IIIから得られる生成物を f)92ないし2000の分子量を有する一種又は多種
の少なくとも三価のアルコール0.1ないし1.2モルと
反応させ、出発成分a)ないしf)の合計を基準として
NCO:OHの当量比を0.7:1ないし1:1とする
ことを特徴とする、アクリロイル基を含むポリウレタン
生成物の製造方法。
【0044】2.成分a)は0.3ないし0.4モルの量
で使用され、成分b)は0.25ないし0.5モルの量で
使用され、成分c)は0.6ないし0.7モルの量で使用
され、成分d)は0.2ないし0.6モルの量で使用さ
れ、成分e)は0.2ないし0.4モルの量で使用され、
成分e)は0.2ないし1.1モルの量で使用される、上
記1に記載の方法。
【0045】3. I) a)300以下の分子量を有し、及び脂肪族又は環式脂
肪族に結合したイソシアネート基を有する、ヘキサメチ
レンジイソシアネート以外の一種又は多種の有機ジイソ
シネートから成る、0.25ないし0.5モルのジイソシ
ネート成分を b)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
アルコールから成る、0.2ないし0.55モルのアルコ
ール成分と、出発成分a)及びb)を基準とし、NC
O:OHの当量比を1.8:1ないし2.5:1として反
応させ、そして II)段階I)の生成物を c)0.5ないし0.75モルのヘキサメチレンジイソシ
アネートと混合し、 III)得られる混合物を d)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
アルコールから成るアルコール成分0.1ないし0.65
モル、及び e)132ないし2000の分子量を有し、エーテル基
及び/又はエステル基を含んでいてもよい一種又は多種
の分枝状一価又は二価のアルコール0.15ないし0.4
5モルと反応させ、反応に際してd)及びe)成分は任
意の順序で又は混合して添加することができ、及び IV)段階IIIから得られる生成物を f)92ないし2000の分子量を有する一種又は多種
の少なくとも三価のアルコール0.1ないし1.2モルと
反応させ、出発成分a)ないしf)の合計を基準として
NCO:OHの当量比を0.7:1ないし1:1とする
ことを特徴とする方法により製造されるアクリロイル基
を含むポリウレタン。
【0046】4.成分a)は0.3ないし0.4モルの量
で使用され、成分b)は0.25ないし0.5モルの量で
使用され、成分c)は0.6ないし0.7モルの量で使用
され、成分d)は0.2ないし0.6モルの量で使用さ
れ、成分e)は0.2ないし0.4モルの量で使用され、
成分e)は0.2ないし1.1モルの量で使用される、上
記3に記載のポリウレタン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I) a)300以下の分子量を有し、及び脂肪族及び/又は
    環式脂肪族に結合したイソシアネート基を有する、ヘキ
    サメチレンジイソシアネート以外の一種又は多種の有機
    ジイソシネートから成る、0.25ないし0.5モルのジ
    イソシネート成分を b)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
    量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
    アルコールから成る、0.2ないし0.55モルのアルコ
    ール成分と、出発成分a)及びb)を基準とし、NC
    O:OHの当量比を1.8:1ないし2.5:1として反
    応させ、そして II)段階I)の生成物を c)0.5ないし0.75モルのヘキサメチレンジイソシ
    アネートと混合し、 III)得られる混合物を d)アクリロイル基を含み、116ないし144の分子
    量を有する、アクリロイル基を含む一種又は多種の一価
    アルコールから成るアルコール成分0.1ないし0.65
    モル、及び e)132ないし2000の分子量を有し、エーテル基
    及び/又はエステル基を含んでいてもよい一種又は多種
    の分枝状一価又は二価のアルコール0.15ないし0.4
    5モルと反応させ、反応に際してd)及びe)成分は任
    意の順序で又は混合して添加することができ、及び IV)段階IIIから得られる生成物を f)92ないし2000の分子量を有する一種又は多種
    の少なくとも三価のアルコール0.1ないし1.2モルと
    反応させ、出発成分a)ないしf)の合計を基準として
    NCO:OHの当量比を0.7:1ないし1:1とする
    ことを特徴とする、アクリロイル基を含むポリウレタン
    生成物の製造方法。
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