JPH05244559A - ブロック変換符号の復号装置 - Google Patents
ブロック変換符号の復号装置Info
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- JPH05244559A JPH05244559A JP7929292A JP7929292A JPH05244559A JP H05244559 A JPH05244559 A JP H05244559A JP 7929292 A JP7929292 A JP 7929292A JP 7929292 A JP7929292 A JP 7929292A JP H05244559 A JPH05244559 A JP H05244559A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 13
- 101710163391 ADP-ribosyl cyclase/cyclic ADP-ribose hydrolase Proteins 0.000 abstract description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 14
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 102000020897 Formins Human genes 0.000 description 1
- 108091022623 Formins Proteins 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ブロック符号化で発生した重要語がエラーの場
合に、重要語を周辺の復号データから推定し、復元画像
を良好とする。 【構成】再生データは、第1のADRCデコーダ1によ
り復号され、復号値Liがメモリ3に供給され、メモリ
3から周辺データが取り出される。この周辺データの最
大値MAX´および最小値MIN´が検出回路4、5で
検出される。マルチプレクサ7、10は、判定回路9に
よって重要語のエラーフラグEF3およびEF4から形
成された制御信号で制御される。重要語がエラーでない
時には、マルチプレクサ7、10は、再生データ中の重
要語を選択し、重要語がエラーの時には、推定された重
要語を選択する。マルチプレクサ7、10の出力を使用
してADRCデコーダ13が復号を行う。
合に、重要語を周辺の復号データから推定し、復元画像
を良好とする。 【構成】再生データは、第1のADRCデコーダ1によ
り復号され、復号値Liがメモリ3に供給され、メモリ
3から周辺データが取り出される。この周辺データの最
大値MAX´および最小値MIN´が検出回路4、5で
検出される。マルチプレクサ7、10は、判定回路9に
よって重要語のエラーフラグEF3およびEF4から形
成された制御信号で制御される。重要語がエラーでない
時には、マルチプレクサ7、10は、再生データ中の重
要語を選択し、重要語がエラーの時には、推定された重
要語を選択する。マルチプレクサ7、10の出力を使用
してADRCデコーダ13が復号を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル画像信号
を小ブロックに分割し、ブロック毎に処理することによ
ってデータ量を圧縮するブロック変換符号の復号装置、
特に、重要語がエラーのブロックの復号に関する。
を小ブロックに分割し、ブロック毎に処理することによ
ってデータ量を圧縮するブロック変換符号の復号装置、
特に、重要語がエラーのブロックの復号に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号を磁気テープ等の
記録媒体に記録する時には、その情報量が多いので、記
録/再生できる程度の伝送レイトを達成するために、高
能率符号化によって、ディジタルビデオ信号を圧縮する
のが普通である。高能率符号化としては、ディジタルビ
デオ信号を多数の小ブロックに分割し、ブロック毎に符
号化処理を行うADRC、DCT(Discrete Cosine Tr
ansform)等が知られている。ADRCは、例えば特開昭
61−144989号公報に記載されているような、2
次元ブロック内に含まれる複数画素の最大値及び最小値
により規定されるダイナミックレンジを求め、このダイ
ナミックレンジに適応した符号化を行う高能率符号化で
ある。
記録媒体に記録する時には、その情報量が多いので、記
録/再生できる程度の伝送レイトを達成するために、高
能率符号化によって、ディジタルビデオ信号を圧縮する
のが普通である。高能率符号化としては、ディジタルビ
デオ信号を多数の小ブロックに分割し、ブロック毎に符
号化処理を行うADRC、DCT(Discrete Cosine Tr
ansform)等が知られている。ADRCは、例えば特開昭
61−144989号公報に記載されているような、2
次元ブロック内に含まれる複数画素の最大値及び最小値
により規定されるダイナミックレンジを求め、このダイ
ナミックレンジに適応した符号化を行う高能率符号化で
ある。
【0003】ブロック変換符号化で得られる符号化出力
は、同等の重要度を有していない。ADRCでは、ダイ
ナミックレンジ情報が再生側で分からないと、そのブロ
ックの全ての画素の復号ができなくなるので、ブロック
毎に検出されるダイナミックレンジ情報は、画素毎のコ
ード信号に比して重要度が高い。DCTの場合では、D
CTで発生した係数データ中で、直流分は、交流分に比
して重要度が高い。これらの重要度が高い符号化出力を
重要語と称する。
は、同等の重要度を有していない。ADRCでは、ダイ
ナミックレンジ情報が再生側で分からないと、そのブロ
ックの全ての画素の復号ができなくなるので、ブロック
毎に検出されるダイナミックレンジ情報は、画素毎のコ
ード信号に比して重要度が高い。DCTの場合では、D
CTで発生した係数データ中で、直流分は、交流分に比
して重要度が高い。これらの重要度が高い符号化出力を
重要語と称する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ADRCを用いたディ
ジタルVTRでは、重要語がエラーの場合でもその値を
用いて全ての符号化出力を復号するか、または重要語が
エラーのブロックは、エラーブロックとして、周囲の復
号データでエラーブロックを修整するかしていた。何れ
の処理であっても、重要語がエラーであるブロックは、
ブロック状の歪みとなり、復元画像の劣化が目立つ問題
があった。
ジタルVTRでは、重要語がエラーの場合でもその値を
用いて全ての符号化出力を復号するか、または重要語が
エラーのブロックは、エラーブロックとして、周囲の復
号データでエラーブロックを修整するかしていた。何れ
の処理であっても、重要語がエラーであるブロックは、
ブロック状の歪みとなり、復元画像の劣化が目立つ問題
があった。
【0005】従って、この発明の目的は、重要語がエラ
ーである場合に復元画像の劣化を抑えることができるブ
ロック変換符号の復号装置を提供することにある。
ーである場合に復元画像の劣化を抑えることができるブ
ロック変換符号の復号装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、空間的に近
接する複数の画素からなるブロック毎に、伝送情報量を
圧縮するブロック符号化がなされ、復号のための重要度
が高い第1のデータと、相対的に重要でない第2のデー
タとを含む符号化データがブロック符号化によって生成
され、符号化データにエラー訂正符号のパリティが付加
されて伝送データとされ、受信された伝送データから各
画素データを復号するためのブロック変換符号の復号装
置において、伝送データのエラー訂正を行い、第1およ
び第2のデータのエラーの有無を示すエラーフラグを発
生するための回路と、伝送データが供給され、符号化デ
ータを復号するための第1の復号回路と、第1の復号回
路の出力から注目ブロックの周辺の復号データを取り出
し、周辺の復号データを注目ブロック内の復号データと
みなすことにより注目ブロックに関する第1のデータの
値を推定する回路と、エラーフラグにより第1のデータ
が正しいことが示される時に、伝送データ中の第1のデ
ータを選択し、それにより第1のデータがエラーである
ことが示される時に、推定された第1のデータを選択す
るための選択回路と、選択回路の出力と伝送データとを
用いて復号を行う第2の復号回路とからなることを特徴
とするブロック変換符号の復号装置である。
接する複数の画素からなるブロック毎に、伝送情報量を
圧縮するブロック符号化がなされ、復号のための重要度
が高い第1のデータと、相対的に重要でない第2のデー
タとを含む符号化データがブロック符号化によって生成
され、符号化データにエラー訂正符号のパリティが付加
されて伝送データとされ、受信された伝送データから各
画素データを復号するためのブロック変換符号の復号装
置において、伝送データのエラー訂正を行い、第1およ
び第2のデータのエラーの有無を示すエラーフラグを発
生するための回路と、伝送データが供給され、符号化デ
ータを復号するための第1の復号回路と、第1の復号回
路の出力から注目ブロックの周辺の復号データを取り出
し、周辺の復号データを注目ブロック内の復号データと
みなすことにより注目ブロックに関する第1のデータの
値を推定する回路と、エラーフラグにより第1のデータ
が正しいことが示される時に、伝送データ中の第1のデ
ータを選択し、それにより第1のデータがエラーである
ことが示される時に、推定された第1のデータを選択す
るための選択回路と、選択回路の出力と伝送データとを
用いて復号を行う第2の復号回路とからなることを特徴
とするブロック変換符号の復号装置である。
【0007】
【作用】注目ブロックがエラーの場合には、注目ブロッ
クの周辺データ(復号値)が注目ブロックの復号値とみ
なされ、注目ブロックに関する重要語が推定される。重
要語がエラーでない時には、その重要語を用いた復号が
され、重要語がエラーの時には、推定された重要語を用
いた復号が第2の復号回路でなされる。
クの周辺データ(復号値)が注目ブロックの復号値とみ
なされ、注目ブロックに関する重要語が推定される。重
要語がエラーでない時には、その重要語を用いた復号が
され、重要語がエラーの時には、推定された重要語を用
いた復号が第2の復号回路でなされる。
【0008】
【実施例】以下、この発明による復号装置の一実施例に
ついて説明する。図1において、1は、第1のADRC
のデコーダを示す。このデコーダ1には、図示しない
が、磁気テープから再生され、チャンネル符号の復号が
され、さらに、TBC(時間軸補正)、フレーム分解お
よびエラー訂正がされたコード信号BPと、ダイナミッ
クレンジDRと、最小値MINとが供給される。このコ
ード信号BP、ダイナミックレンジDRおよび最小値M
INのそれぞれは、エラーの有無を示すフラグを含む。
この発明を(4:2:2)のコンポーネントディジタル
信号に適用する時には、輝度信号および色差信号がそれ
ぞれ復号される。
ついて説明する。図1において、1は、第1のADRC
のデコーダを示す。このデコーダ1には、図示しない
が、磁気テープから再生され、チャンネル符号の復号が
され、さらに、TBC(時間軸補正)、フレーム分解お
よびエラー訂正がされたコード信号BPと、ダイナミッ
クレンジDRと、最小値MINとが供給される。このコ
ード信号BP、ダイナミックレンジDRおよび最小値M
INのそれぞれは、エラーの有無を示すフラグを含む。
この発明を(4:2:2)のコンポーネントディジタル
信号に適用する時には、輝度信号および色差信号がそれ
ぞれ復号される。
【0009】この実施例例では、1フレームの有効領域
が(4×4)画素の大きさのブロックに分割される。記
録側に設けられたADRCエンコーダでは、各ブロック
のダイナミックレンジDRと最小値MINとが検出さ
れ、最小値が除去されたビデオデータが量子化ステップ
で再量子化される。4ビット固定長のADRCの場合で
は、ダイナミックレンジDRを1/16とすることによっ
て、量子化ステップが得られる。この量子化ステップ
で、最小値が除去されたビデオデータが除算され、商を
切り捨てにより整数化した値がコード信号BPとされ
る。
が(4×4)画素の大きさのブロックに分割される。記
録側に設けられたADRCエンコーダでは、各ブロック
のダイナミックレンジDRと最小値MINとが検出さ
れ、最小値が除去されたビデオデータが量子化ステップ
で再量子化される。4ビット固定長のADRCの場合で
は、ダイナミックレンジDRを1/16とすることによっ
て、量子化ステップが得られる。この量子化ステップ
で、最小値が除去されたビデオデータが除算され、商を
切り捨てにより整数化した値がコード信号BPとされ
る。
【0010】図1を参照して、この発明の一実施例につ
いて再び説明する。再生データが供給される遅延回路2
が設けられる。遅延回路2の遅延量は、ADRCデコー
ダ1の処理に要する時間と等しい。ADRCデコーダ1
から各画素の復号値Liが得られる。この復号値Liは
次式で表される。
いて再び説明する。再生データが供給される遅延回路2
が設けられる。遅延回路2の遅延量は、ADRCデコー
ダ1の処理に要する時間と等しい。ADRCデコーダ1
から各画素の復号値Liが得られる。この復号値Liは
次式で表される。
【0011】 Li=〔(DR/24 −1)×xi+MIN+ 0.5〕 =〔(DR/24 −1)×xi+ 0.5〕+MIN
【0012】但し、xiは、画素の符号化値、〔 〕
は、ガウス記号である。上式の〔 〕内の演算を例えば
ROMで実現し、最小値MINの加算を行う構成をAD
RCデコーダ1が有している。この式からも、重要語
(DRおよびMIN)の上位ビットにエラーがある時に
は、復号値の誤差が大きくなることが分かる。ADRC
デコーダ1からは、復号値LiとエラーフラグEF1と
が発生する。これらの復号出力がメモリ3に供給され
る。
は、ガウス記号である。上式の〔 〕内の演算を例えば
ROMで実現し、最小値MINの加算を行う構成をAD
RCデコーダ1が有している。この式からも、重要語
(DRおよびMIN)の上位ビットにエラーがある時に
は、復号値の誤差が大きくなることが分かる。ADRC
デコーダ1からは、復号値LiとエラーフラグEF1と
が発生する。これらの復号出力がメモリ3に供給され
る。
【0013】メモリ3は、復号しようとしている注目ブ
ロックの周辺の復号データを取り出すために設けられて
いる。重要語がエラーの場合に、この発明では、注目ブ
ロックに隣接する周辺データが注目ブロックと空間的な
相関が強いことを利用して、周辺データから注目ブロッ
クの重要語を推定している。
ロックの周辺の復号データを取り出すために設けられて
いる。重要語がエラーの場合に、この発明では、注目ブ
ロックに隣接する周辺データが注目ブロックと空間的な
相関が強いことを利用して、周辺データから注目ブロッ
クの重要語を推定している。
【0014】図2において、x1〜x16は、注目ブロッ
クの符号化値であり、注目ブロックの周辺には、周辺デ
ータy1〜y16が存在する。周辺データy1〜y16は、
注目ブロックの上下左右のブロックに関して、上述のよ
うに復号された値である。周辺データy1〜y16が注目
ブロックの符号化データx1〜x16と等しいものと推定
している。さらに、エラーフラグEF1もメモリ3に供
給され、メモリ3からは、周辺データyiに関するエラ
ーフラグEF2が取り出される。
クの符号化値であり、注目ブロックの周辺には、周辺デ
ータy1〜y16が存在する。周辺データy1〜y16は、
注目ブロックの上下左右のブロックに関して、上述のよ
うに復号された値である。周辺データy1〜y16が注目
ブロックの符号化データx1〜x16と等しいものと推定
している。さらに、エラーフラグEF1もメモリ3に供
給され、メモリ3からは、周辺データyiに関するエラ
ーフラグEF2が取り出される。
【0015】周辺データy1〜y16が最大値検出回路
4、最小値検出回路5に供給される。これらの検出回路
4および5にエラーフラグEF2も供給される。最大値
検出回路4は、周辺データy1〜y16の中の最大値MA
X´(= max{y1〜y16})を検出する。最小値検出
回路5は、周辺データy1〜y16の中の最小値MIN´
(= min{y1〜y16})を検出する。減算回路6にM
AX´およびMIN´が供給され、DR´(=MAX´
−MIN´)が得られる。これらの最大値MAX´およ
び最小値MIN´を形成する時に、周辺データ中のエラ
ーデータは、エラーフラグEF2を参照することによっ
て除外される。
4、最小値検出回路5に供給される。これらの検出回路
4および5にエラーフラグEF2も供給される。最大値
検出回路4は、周辺データy1〜y16の中の最大値MA
X´(= max{y1〜y16})を検出する。最小値検出
回路5は、周辺データy1〜y16の中の最小値MIN´
(= min{y1〜y16})を検出する。減算回路6にM
AX´およびMIN´が供給され、DR´(=MAX´
−MIN´)が得られる。これらの最大値MAX´およ
び最小値MIN´を形成する時に、周辺データ中のエラ
ーデータは、エラーフラグEF2を参照することによっ
て除外される。
【0016】遅延回路2からのダイナミックレンジDR
がマルチプレクサ7および減算回路8に供給され、DR
のエラーの有無を示すエラーフラグEF3が判定回路9
に供給される。減算回路8では、(MAX´−DR=M
IN´´)により最小値MIN´´が形成される。この
最小値MIN´´がマルチプレクサ10に供給される。
遅延回路2からの最小値MINも同様に、マルチプレク
サ10および減算回路11に供給され、DRのエラーの
有無を示すエラーフラグEF3が判定回路9に供給され
る。減算回路11では、(MAX´−MIN=DR´
´)によりダイナミックレンジDR´´が形成される。
このダイナミックレンジDR´´がマルチプレクサ7に
供給される。
がマルチプレクサ7および減算回路8に供給され、DR
のエラーの有無を示すエラーフラグEF3が判定回路9
に供給される。減算回路8では、(MAX´−DR=M
IN´´)により最小値MIN´´が形成される。この
最小値MIN´´がマルチプレクサ10に供給される。
遅延回路2からの最小値MINも同様に、マルチプレク
サ10および減算回路11に供給され、DRのエラーの
有無を示すエラーフラグEF3が判定回路9に供給され
る。減算回路11では、(MAX´−MIN=DR´
´)によりダイナミックレンジDR´´が形成される。
このダイナミックレンジDR´´がマルチプレクサ7に
供給される。
【0017】マルチプレクサ7には、減算回路6からの
ダイナミックレンジDR´も供給される。マルチプレク
サ7は、判定回路9により制御され、DR、DR´およ
びDR´´の一つを選択的に出力する。マルチプレクサ
10には、検出回路5からの最小値MIN´も供給され
る。マルチプレクサ10は、判定回路9により制御さ
れ、MIN、MIN´およびMIN´´の一つを選択的
に出力する。
ダイナミックレンジDR´も供給される。マルチプレク
サ7は、判定回路9により制御され、DR、DR´およ
びDR´´の一つを選択的に出力する。マルチプレクサ
10には、検出回路5からの最小値MIN´も供給され
る。マルチプレクサ10は、判定回路9により制御さ
れ、MIN、MIN´およびMIN´´の一つを選択的
に出力する。
【0018】判定回路9によるマルチプレクサ7および
10の選択動作について以下に説明する。最初に、注目
ブロックの重要語DRおよびMINの両者がエラーでな
い場合には、再生データ中のこれらの重要語をマルチプ
レクサ7および10が選択的に出力する。次に、注目ブ
ロックの重要語DRおよびMINの両者がエラーの場合
には、減算回路6からのダイナミックレンジDR´およ
び検出回路5からの最小値MIN´をマルチプレクサ7
および10が選択的に出力する。若し、DRのみがエラ
ーの場合には、マルチプレクサ7が減算回路11からの
DR´´を選択し、マルチプレクサ10がMINを選択
する。減算回路11の減算結果が(DR´´<0)の時
は、DR´´=0とする。若し、MINのみがエラーの
場合には、マルチプレクサ7がDRを選択し、マルチプ
レクサ10が減算回路8からのMIN´´を選択する。
減算回路8の減算結果が(MIN´´<0)の時は、M
IN´´=0とする。
10の選択動作について以下に説明する。最初に、注目
ブロックの重要語DRおよびMINの両者がエラーでな
い場合には、再生データ中のこれらの重要語をマルチプ
レクサ7および10が選択的に出力する。次に、注目ブ
ロックの重要語DRおよびMINの両者がエラーの場合
には、減算回路6からのダイナミックレンジDR´およ
び検出回路5からの最小値MIN´をマルチプレクサ7
および10が選択的に出力する。若し、DRのみがエラ
ーの場合には、マルチプレクサ7が減算回路11からの
DR´´を選択し、マルチプレクサ10がMINを選択
する。減算回路11の減算結果が(DR´´<0)の時
は、DR´´=0とする。若し、MINのみがエラーの
場合には、マルチプレクサ7がDRを選択し、マルチプ
レクサ10が減算回路8からのMIN´´を選択する。
減算回路8の減算結果が(MIN´´<0)の時は、M
IN´´=0とする。
【0019】マルチプレクサ7および10からの重要語
が補正回路12を介して第2のADRCデコーダ13に
供給される。補正回路12には、重要語に関するエラー
フラグEF3およびEF4が供給される。補正回路12
からの重要語と遅延回路2からのコード信号BPとがA
DRCデコーダ13に供給される。このADRCデコー
ダ13からは、各画素の復号データとそのエラーフラグ
EF5とが得られる。このADRCデコーダ13の後
に、エラーである復号データを修整するエラー修整回
路、ブロック分解回路等が設けられている。
が補正回路12を介して第2のADRCデコーダ13に
供給される。補正回路12には、重要語に関するエラー
フラグEF3およびEF4が供給される。補正回路12
からの重要語と遅延回路2からのコード信号BPとがA
DRCデコーダ13に供給される。このADRCデコー
ダ13からは、各画素の復号データとそのエラーフラグ
EF5とが得られる。このADRCデコーダ13の後
に、エラーである復号データを修整するエラー修整回
路、ブロック分解回路等が設けられている。
【0020】さらに、周辺データのエラーフラグEF2
の個数をカウンタによって計数し、この計数値、すなわ
ち、周辺データの中のエラーデータの個数がしきい値よ
り多い時には、推定された重要語を使用したADRCデ
コーダ13の復号動作を禁止するようにしても良い。
の個数をカウンタによって計数し、この計数値、すなわ
ち、周辺データの中のエラーデータの個数がしきい値よ
り多い時には、推定された重要語を使用したADRCデ
コーダ13の復号動作を禁止するようにしても良い。
【0021】補正回路12は、重要語の推定の精度を向
上するために設けられており、図3に示す構成を有して
いる。21は、後述のように形成された補正量CをD
R、DR´、DR´´あるいはMIN、MIN´、MI
N´´に対して減算することで、補正を行う補正回路で
ある。加算回路22は、二つの重要語の値を加算し、そ
の加算出力が減算回路23に供給され、加算結果から2
55が減算される。減算回路23の出力SAが補正値生
成回路24および比較回路25に供給される。
上するために設けられており、図3に示す構成を有して
いる。21は、後述のように形成された補正量CをD
R、DR´、DR´´あるいはMIN、MIN´、MI
N´´に対して減算することで、補正を行う補正回路で
ある。加算回路22は、二つの重要語の値を加算し、そ
の加算出力が減算回路23に供給され、加算結果から2
55が減算される。減算回路23の出力SAが補正値生
成回路24および比較回路25に供給される。
【0022】この補正回路12は、8ビットの量子化の
場合に、加算回路22により求められたダイナミックレ
ンジおよび最小値の和が255以下であるべきことを利
用している。加算回路22の出力から255が減算され
た減算結果SAが比較回路25でしきい値TH(例えば
0データ)と比較され、減算結果SAが0以下であるこ
とが比較回路25で検出される。このように、減算結果
SAが0以下の時にのみ、補正値生成回路24が補正値
Cを発生する。補正値生成回路24には、重要語のエラ
ーの有無を示すエラーフラグEF3、EF4が与えられ
ている。
場合に、加算回路22により求められたダイナミックレ
ンジおよび最小値の和が255以下であるべきことを利
用している。加算回路22の出力から255が減算され
た減算結果SAが比較回路25でしきい値TH(例えば
0データ)と比較され、減算結果SAが0以下であるこ
とが比較回路25で検出される。このように、減算結果
SAが0以下の時にのみ、補正値生成回路24が補正値
Cを発生する。補正値生成回路24には、重要語のエラ
ーの有無を示すエラーフラグEF3、EF4が与えられ
ている。
【0023】補正回路12においては、補正値生成回路
24によって発生した補正値Cによって、入力重要語が
下記のように補正される。DR、MINの両者がエラー
の場合には、C=(MIN´+DR´−255)/2で
あり、DR´−C、MIN´−Cの補正がなされる。D
Rのみがエラーの場合には、C=MIN+DR´´−2
55であり、DR´´−Cで補正がなされ、MINに対
しての補正は不要である。MINのみがエラーの場合に
は、C=MIN´´+DR−255であり、DR´´−
Cで補正がなされ、DRに対しての補正は不要である。
DRおよびMINの両者が正しい場合には、(DR+M
IN)−255≦0の条件を満足するのが普通であり、
重要語に対する補正がされない(C=0とされる)。
24によって発生した補正値Cによって、入力重要語が
下記のように補正される。DR、MINの両者がエラー
の場合には、C=(MIN´+DR´−255)/2で
あり、DR´−C、MIN´−Cの補正がなされる。D
Rのみがエラーの場合には、C=MIN+DR´´−2
55であり、DR´´−Cで補正がなされ、MINに対
しての補正は不要である。MINのみがエラーの場合に
は、C=MIN´´+DR−255であり、DR´´−
Cで補正がなされ、DRに対しての補正は不要である。
DRおよびMINの両者が正しい場合には、(DR+M
IN)−255≦0の条件を満足するのが普通であり、
重要語に対する補正がされない(C=0とされる)。
【0024】以上の実施例では、ブロック符号化として
ADRCを用いているが、DCT等の他のブロック符号
化を用いても良い。
ADRCを用いているが、DCT等の他のブロック符号
化を用いても良い。
【0025】
【発明の効果】この発明は、重要語がエラーのブロック
に関しては、そのブロックの周囲に存在する復号値をブ
ロック内の画素データと同じ値を有しているものと推定
し、エンコーダと同様の処理で重要語を求めている。こ
の推定された重要語を使用して復号を行うことによっ
て、重要語のエラーによってひき起こされる画質の劣化
を抑えることができる。
に関しては、そのブロックの周囲に存在する復号値をブ
ロック内の画素データと同じ値を有しているものと推定
し、エンコーダと同様の処理で重要語を求めている。こ
の推定された重要語を使用して復号を行うことによっ
て、重要語のエラーによってひき起こされる画質の劣化
を抑えることができる。
【図1】この発明の一実施例における重要語の処理回路
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】重要語の推定処理の説明のための略線図であ
る。
る。
【図3】この発明の一実施例内の補正回路の一例のブロ
ック図である。
ック図である。
1、13 ADRCデコーダ 3 周辺データを取り出すためのメモリ 4 最大値検出回路 5 最小値検出回路 7、10 マルチプレクサ
Claims (1)
- 【請求項1】 空間的に近接する複数の画素からなるブ
ロック毎に、伝送情報量を圧縮するブロック符号化がな
され、復号のための重要度が高い第1のデータと、相対
的に重要でない第2のデータとを含む符号化データが上
記ブロック符号化によって生成され、上記符号化データ
にエラー訂正符号のパリティが付加されて伝送データと
され、受信された上記伝送データから各画素データを復
号するためのブロック変換符号の復号装置において、 上記伝送データのエラー訂正を行い、上記第1および第
2のデータのエラーの有無を示すエラーフラグを発生す
るための手段と、 上記伝送データが供給され、上記符号化データを復号す
るための第1の復号手段と、 上記第1の復号手段の出力から注目ブロックの周辺の復
号データを取り出し、上記周辺の復号データを上記注目
ブロック内の復号データとみなすことにより上記注目ブ
ロックに関する上記第1のデータを推定する手段と、 上記エラーフラグにより上記第1のデータが正しいこと
が示される時に、上記伝送データ中の上記第1のデータ
を選択し、それにより上記第1のデータがエラーである
ことが示される時に、上記推定された上記第1のデータ
を選択するための選択手段と、 上記選択手段の出力と上記伝送データとを用いて復号を
行う第2の復号手段とからなることを特徴とするブロッ
ク変換符号の復号装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7929292A JPH05244559A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | ブロック変換符号の復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7929292A JPH05244559A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | ブロック変換符号の復号装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244559A true JPH05244559A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13685781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7929292A Pending JPH05244559A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | ブロック変換符号の復号装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05244559A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1985003697A1 (en) * | 1984-02-15 | 1985-08-29 | The Phoenix Partnership Project | Process for clarifying bicarbonate bearing waters using measurement and control of carbon dioxide content |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7929292A patent/JPH05244559A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1985003697A1 (en) * | 1984-02-15 | 1985-08-29 | The Phoenix Partnership Project | Process for clarifying bicarbonate bearing waters using measurement and control of carbon dioxide content |
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