JPH05244265A - 通信システム - Google Patents
通信システムInfo
- Publication number
- JPH05244265A JPH05244265A JP4039006A JP3900692A JPH05244265A JP H05244265 A JPH05244265 A JP H05244265A JP 4039006 A JP4039006 A JP 4039006A JP 3900692 A JP3900692 A JP 3900692A JP H05244265 A JPH05244265 A JP H05244265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- error
- communication device
- transmission
- occurrence information
- error occurrence
- Prior art date
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- Pending
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- Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】伝送路の異常を正確に把握して、常に安定した
伝送品質を確保し得る通信システムを提供することであ
る。 【構成】ディジタルPBX1からディジタル電話機DP
1へ向かう回線で生じた符号誤りの検出時刻を誤り発生
情報としてPBX1へ伝送し、PBX1ではこの誤り発
生情報を記憶回路13へ蓄積するとともに、上記符号誤
りの発生回数が所定値を越えた場合には、保守用端末装
置17により異常表示を行なうようにしたものである。
伝送品質を確保し得る通信システムを提供することであ
る。 【構成】ディジタルPBX1からディジタル電話機DP
1へ向かう回線で生じた符号誤りの検出時刻を誤り発生
情報としてPBX1へ伝送し、PBX1ではこの誤り発
生情報を記憶回路13へ蓄積するとともに、上記符号誤
りの発生回数が所定値を越えた場合には、保守用端末装
置17により異常表示を行なうようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の通信装置のうち
特定の通信装置がマスタとなり、他の通信装置がスレー
ブとなる例えば構内交換システムなどの通信システムに
関する。
特定の通信装置がマスタとなり、他の通信装置がスレー
ブとなる例えば構内交換システムなどの通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、構内交換システムの1つとしてデ
ィジタル交換機(ディジタルPBX)を使用したシステ
ムの構築が進められており、ISDN(サービス総合デ
ィジタル網)等の普及に伴なって今後主流になるものと
考えられる。この種のシステムは、音声等のアナログ信
号をディジタル信号に変換し、更に時分割多重した上で
交換制御を行なうもので、ディジタル電話機など独自の
ディジタルインタフェースを持つ内線端末を使用して、
音声とデータとを統合した複合データによる通信が可能
になる。
ィジタル交換機(ディジタルPBX)を使用したシステ
ムの構築が進められており、ISDN(サービス総合デ
ィジタル網)等の普及に伴なって今後主流になるものと
考えられる。この種のシステムは、音声等のアナログ信
号をディジタル信号に変換し、更に時分割多重した上で
交換制御を行なうもので、ディジタル電話機など独自の
ディジタルインタフェースを持つ内線端末を使用して、
音声とデータとを統合した複合データによる通信が可能
になる。
【0003】ところで、上記構内交換システムにおいて
例えばPBX側からディジタル電話機側へデータを転送
する場合、この伝送データ中には一般に伝送路を伝搬す
る過程で生じた符号誤りを検出するための誤り検出符号
が付加されて送出される。ディジタル電話機側では、受
信したデータ中の誤り検出符号に基づいて受信データに
符号誤りが生じたか否かを調べ、符号誤りが生じたデー
タについては破棄するようにしている。
例えばPBX側からディジタル電話機側へデータを転送
する場合、この伝送データ中には一般に伝送路を伝搬す
る過程で生じた符号誤りを検出するための誤り検出符号
が付加されて送出される。ディジタル電話機側では、受
信したデータ中の誤り検出符号に基づいて受信データに
符号誤りが生じたか否かを調べ、符号誤りが生じたデー
タについては破棄するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の構内交換システムでは、一般にディジタル電話機
側で伝送誤りが発生した場合、ただ単にそのデータが破
棄されるだけで、伝送誤りが発生したことは一切外部に
報知されていない。このため、PBX側から転送された
データに符号誤りが生じても、PBX側ではこの符号誤
りの発生そのものが気付かれないまま見過ごされてしま
う恐れがあった。この結果、伝送データに符号誤りを定
常的または定期的に発生させる要因、例えば伝送路の周
囲に存在するモータからの外来ノイズ、あるいは伝送路
と装置との接触不良などがあっても、この原因がいつま
でも放置されたままとなって伝送品質が不安定となる問
題があった。
従来の構内交換システムでは、一般にディジタル電話機
側で伝送誤りが発生した場合、ただ単にそのデータが破
棄されるだけで、伝送誤りが発生したことは一切外部に
報知されていない。このため、PBX側から転送された
データに符号誤りが生じても、PBX側ではこの符号誤
りの発生そのものが気付かれないまま見過ごされてしま
う恐れがあった。この結果、伝送データに符号誤りを定
常的または定期的に発生させる要因、例えば伝送路の周
囲に存在するモータからの外来ノイズ、あるいは伝送路
と装置との接触不良などがあっても、この原因がいつま
でも放置されたままとなって伝送品質が不安定となる問
題があった。
【0005】そこで本発明の目的は、システム全体で発
生している伝送誤りを監視することにより、伝送誤りの
原因を排除して常に安定した伝送品質を確保し得る通信
システムを提供することにある。
生している伝送誤りを監視することにより、伝送誤りの
原因を排除して常に安定した伝送品質を確保し得る通信
システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、通信回線を介して接続される複数の通信装置
を備えるとともに、これらの通信装置のうち特定の通信
装置がマスタとなり、他の通信装置がスレーブとなる通
信システムにおいて、スレーブ側の通信装置には、マス
タ側の通信装置から伝送されたデータの伝送誤りを検出
するための検出手段と、この検出手段により伝送誤りが
検出された場合に、この伝送誤りの発生状況を表わす誤
り発生情報を生成して上記マスタ側の通信装置へ送信す
るための誤り発生情報通知手段とを備える。又、マスタ
側の通信装置には、上記スレーブ側の通信装置から送ら
れた誤り発生情報を蓄積するための誤り発生情報蓄積手
段とを備えるようにした。
本発明は、通信回線を介して接続される複数の通信装置
を備えるとともに、これらの通信装置のうち特定の通信
装置がマスタとなり、他の通信装置がスレーブとなる通
信システムにおいて、スレーブ側の通信装置には、マス
タ側の通信装置から伝送されたデータの伝送誤りを検出
するための検出手段と、この検出手段により伝送誤りが
検出された場合に、この伝送誤りの発生状況を表わす誤
り発生情報を生成して上記マスタ側の通信装置へ送信す
るための誤り発生情報通知手段とを備える。又、マスタ
側の通信装置には、上記スレーブ側の通信装置から送ら
れた誤り発生情報を蓄積するための誤り発生情報蓄積手
段とを備えるようにした。
【0007】また本発明は上記マスタ側の通信装置とし
て、スレーブ側の通信装置から送られた誤り発生情報を
蓄積する誤り発生情報蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積
された情報に基づいて伝送異常の発生を報知する伝送異
常報知手段とを備えるようにしたことも特徴とする。
て、スレーブ側の通信装置から送られた誤り発生情報を
蓄積する誤り発生情報蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積
された情報に基づいて伝送異常の発生を報知する伝送異
常報知手段とを備えるようにしたことも特徴とする。
【0008】さらに本発明は上記誤り発生情報通知手段
として、上記検出手段により伝送誤りが検出された場合
に、この伝送誤りの発生時刻および発生回数を表わす情
報を含む誤り発生情報を生成してマスタ側の通信装置へ
送信するようにしたことも特徴とする。
として、上記検出手段により伝送誤りが検出された場合
に、この伝送誤りの発生時刻および発生回数を表わす情
報を含む誤り発生情報を生成してマスタ側の通信装置へ
送信するようにしたことも特徴とする。
【0009】
【作用】この結果本発明によれば、従来では見過ごされ
ていたスレーブ側の通信装置で検出された伝送誤りが、
例えば伝送誤りの発生時刻および発生回数を表す誤り発
生情報としてマスタ側の通信装置へ通報されることによ
り、システム全体で発生している伝送誤りの把握が可能
となる。このため、例えば伝送路の異常など伝送誤りを
定常的または定期的に生じさせる原因を早期に発見する
ことが容易となり、これにより伝送誤りの原因を排除し
て常に安定した伝送品質を確保することができる。
ていたスレーブ側の通信装置で検出された伝送誤りが、
例えば伝送誤りの発生時刻および発生回数を表す誤り発
生情報としてマスタ側の通信装置へ通報されることによ
り、システム全体で発生している伝送誤りの把握が可能
となる。このため、例えば伝送路の異常など伝送誤りを
定常的または定期的に生じさせる原因を早期に発見する
ことが容易となり、これにより伝送誤りの原因を排除し
て常に安定した伝送品質を確保することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明する。なお本発
明では構内交換システムを例にとり、構内交換機をマス
タ側通信装置とし、内線端末をスレーブ側通信装置とし
た場合について説明する。
明では構内交換システムを例にとり、構内交換機をマス
タ側通信装置とし、内線端末をスレーブ側通信装置とし
た場合について説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係わる構内交
換システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に
おいて、この構内交換システムはディジタル構内交換機
(ディジタルPBX)1と、内線端末としての複数のデ
ィジタル電話機DP1〜DPnとを備えている。
換システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に
おいて、この構内交換システムはディジタル構内交換機
(ディジタルPBX)1と、内線端末としての複数のデ
ィジタル電話機DP1〜DPnとを備えている。
【0012】先ずディジタル電話機DP1〜DPnは、
主制御回路(CPU)21と、伝送制御回路22と、タ
イマ回路23と、データ端末インタフェース(I/F)
24と、記憶回路25とを備えている。伝送制御回路2
2は、PBX1との間で送受信される通信信号の伝送制
御を行なう。タイマ回路23は、上記CPU21の要求
に応じて時刻情報を発生する。またデータ端末インタフ
ェース24は、図示しないデータ端末との間のインタフ
ェースを司る。
主制御回路(CPU)21と、伝送制御回路22と、タ
イマ回路23と、データ端末インタフェース(I/F)
24と、記憶回路25とを備えている。伝送制御回路2
2は、PBX1との間で送受信される通信信号の伝送制
御を行なう。タイマ回路23は、上記CPU21の要求
に応じて時刻情報を発生する。またデータ端末インタフ
ェース24は、図示しないデータ端末との間のインタフ
ェースを司る。
【0013】CPU21は、通話中およびデータ伝送中
における通信制御等の通常の各種制御手段に加えて、誤
り発生情報通知手段21aを備えている。この誤り発生
情報通知手段21aは、PBX1から到来したデータに
符号誤りが生じたか否かを調べ、符号誤りを検出した場
合にはその検出時刻を表わす誤り発生情報を生成して例
えばISDN基本インタフェースのDチャネルを使用し
て上記PBX1へ向けて送信するものである。
における通信制御等の通常の各種制御手段に加えて、誤
り発生情報通知手段21aを備えている。この誤り発生
情報通知手段21aは、PBX1から到来したデータに
符号誤りが生じたか否かを調べ、符号誤りを検出した場
合にはその検出時刻を表わす誤り発生情報を生成して例
えばISDN基本インタフェースのDチャネルを使用し
て上記PBX1へ向けて送信するものである。
【0014】一方ディジタルPBX1は、交換回路11
と、中央制御回路12と、記憶回路13と、タイマ回路
14と、ISDN端末インタフェース15と、ISDN
局線インタフェース16とを備えている。また、上記中
央制御回路12には保守用端末装置17が接続されてい
る。
と、中央制御回路12と、記憶回路13と、タイマ回路
14と、ISDN端末インタフェース15と、ISDN
局線インタフェース16とを備えている。また、上記中
央制御回路12には保守用端末装置17が接続されてい
る。
【0015】ISDN端末インタフェース15は、それ
ぞれディジタル電話機DP1〜DPnと交換回路11と
の間で所定のインタフェース動作を行なう。またISD
N局線インタフェース16は、それぞれ図示しないIS
DN網と交換回路11との間で所定のインタフェース動
作を行なう。なお上記ISDN端末インタフェース15
とディジタル電話機DP1〜DPnとの間では、2つの
情報(B)チャネルと1つの信号(D)チャネルとを時
分割多重した基本インタフェースが使用される。
ぞれディジタル電話機DP1〜DPnと交換回路11と
の間で所定のインタフェース動作を行なう。またISD
N局線インタフェース16は、それぞれ図示しないIS
DN網と交換回路11との間で所定のインタフェース動
作を行なう。なお上記ISDN端末インタフェース15
とディジタル電話機DP1〜DPnとの間では、2つの
情報(B)チャネルと1つの信号(D)チャネルとを時
分割多重した基本インタフェースが使用される。
【0016】中央制御回路12は、発着信制御等の通常
の交換接続制御手段に加えて、誤り発生情報記憶制御手
段12aと、異常表示制御手段12bとを備えている。
この誤り発生情報記憶制御手段12aは、ディジタル電
話機DP1〜DPnからの誤り発生情報の到来を監視
し、誤り発生情報が到来した場合にこの情報を記憶回路
13へ供給して記憶させるものである。また異常表示制
御手段12bは、上記記憶回路13に記憶された誤り発
生情報に基づいて発生回数をカウントし、このカウント
値の累計が一定値を越えた場合に例えば保守用端末装置
17に異常表示を行なわせるものである。次に、以上の
ように構成された通信システムの動作を説明する。
の交換接続制御手段に加えて、誤り発生情報記憶制御手
段12aと、異常表示制御手段12bとを備えている。
この誤り発生情報記憶制御手段12aは、ディジタル電
話機DP1〜DPnからの誤り発生情報の到来を監視
し、誤り発生情報が到来した場合にこの情報を記憶回路
13へ供給して記憶させるものである。また異常表示制
御手段12bは、上記記憶回路13に記憶された誤り発
生情報に基づいて発生回数をカウントし、このカウント
値の累計が一定値を越えた場合に例えば保守用端末装置
17に異常表示を行なわせるものである。次に、以上の
ように構成された通信システムの動作を説明する。
【0017】図2は、PBX1から例えばディジタル電
話機DP1へ伝送データ“a”、“b”、“c”、…を
順次転送する場合の通信シーケンスを表す図である。こ
れらの伝送データ中には各々誤り検出符号が付加されて
いる。受信側となるディジタル電話機DP1のCPU2
1は、先ず伝送制御回路22を介して入力された伝送デ
ータ“a”に符号誤りが生じたか否かを図3のステップ
3aで判定する。この結果、伝送データ“a”に符号誤
りが無いと判定されると、CPU21はステップ3bで
予め決められた処理ルーチンに従って伝送データ“a”
の処理を行なう。
話機DP1へ伝送データ“a”、“b”、“c”、…を
順次転送する場合の通信シーケンスを表す図である。こ
れらの伝送データ中には各々誤り検出符号が付加されて
いる。受信側となるディジタル電話機DP1のCPU2
1は、先ず伝送制御回路22を介して入力された伝送デ
ータ“a”に符号誤りが生じたか否かを図3のステップ
3aで判定する。この結果、伝送データ“a”に符号誤
りが無いと判定されると、CPU21はステップ3bで
予め決められた処理ルーチンに従って伝送データ“a”
の処理を行なう。
【0018】次に伝送データ“b”を受信したCPU2
1は、同様にステップ3aで伝送データ“b”に符号誤
りが生じたか否かを判定する。この判定の結果、伝送デ
ータ“b”に符号誤りが有る場合には、CPU21はス
テップ3cで上記伝送データ“b”を破棄するととも
に、ステップ3dでタイマ回路23から現在の時刻を読
出して誤り発生情報を生成する。続いてステップ3eで
この誤り発生情報をPBX1へ送信できる状態かどうか
を判定し、送信できる状態であればステップ3fにおい
て上記誤り発生情報をDチャネル上でPBX1へ送信す
る。また、他の信号処理などで即座にPBX1へ送信で
きない場合には、ステップ3gで上記誤り発生情報を記
憶回路25へ供給して一時記憶させる。この後、CPU
21は送信が可能となった時点で記憶回路25から誤り
発生情報を読出し、PBX1へ送信する。
1は、同様にステップ3aで伝送データ“b”に符号誤
りが生じたか否かを判定する。この判定の結果、伝送デ
ータ“b”に符号誤りが有る場合には、CPU21はス
テップ3cで上記伝送データ“b”を破棄するととも
に、ステップ3dでタイマ回路23から現在の時刻を読
出して誤り発生情報を生成する。続いてステップ3eで
この誤り発生情報をPBX1へ送信できる状態かどうか
を判定し、送信できる状態であればステップ3fにおい
て上記誤り発生情報をDチャネル上でPBX1へ送信す
る。また、他の信号処理などで即座にPBX1へ送信で
きない場合には、ステップ3gで上記誤り発生情報を記
憶回路25へ供給して一時記憶させる。この後、CPU
21は送信が可能となった時点で記憶回路25から誤り
発生情報を読出し、PBX1へ送信する。
【0019】一方、PBX1の制御回路12は図4のス
テップ4aに示す如く、データ伝送時においてディジタ
ル電話機DP1〜DPnからの誤り発生情報の到来を監
視している。そして、ディジタル電話機DP1から誤り
発生情報が到来すると、この誤り発生情報により通知さ
れる誤り検出時刻をステップ4bで記憶回路13へ供給
して記憶させるとともに、ステップ4cで自己の持つ変
数Kに“1”を加算してカウントアップさせる。この変
数Kは、PBX1からディジタル電話機DP1へ向かう
回線で発生した符号誤りの発生回数を表わすものであ
る。
テップ4aに示す如く、データ伝送時においてディジタ
ル電話機DP1〜DPnからの誤り発生情報の到来を監
視している。そして、ディジタル電話機DP1から誤り
発生情報が到来すると、この誤り発生情報により通知さ
れる誤り検出時刻をステップ4bで記憶回路13へ供給
して記憶させるとともに、ステップ4cで自己の持つ変
数Kに“1”を加算してカウントアップさせる。この変
数Kは、PBX1からディジタル電話機DP1へ向かう
回線で発生した符号誤りの発生回数を表わすものであ
る。
【0020】上述の如く、制御回路12はディジタル電
話機DP1〜DPnで検出される符号誤りの発生回数を
カウントする一方、上記変数Kの累計値が一定値を越え
たか否かをステップ4dで監視している。そして、もし
変数Kの累計値が一定値を越えた場合には、制御回路1
2はPBX1からディジタル電話機DP1への伝送系に
異常が発生したものと判断し、ステップ4eで外部に対
して異常が生じた旨の表示を行なう。この異常表示は例
えば保守用端末装置17により行なわれる。さらに制御
回路12はステップ4fに示す如く、所定時間内に発生
した符号誤りの回数が一定値を越えたかどうかも監視し
ており、もし越えた場合には上述と同様にステップ4e
で外部に対し異常が生じた旨の表示を行なう。
話機DP1〜DPnで検出される符号誤りの発生回数を
カウントする一方、上記変数Kの累計値が一定値を越え
たか否かをステップ4dで監視している。そして、もし
変数Kの累計値が一定値を越えた場合には、制御回路1
2はPBX1からディジタル電話機DP1への伝送系に
異常が発生したものと判断し、ステップ4eで外部に対
して異常が生じた旨の表示を行なう。この異常表示は例
えば保守用端末装置17により行なわれる。さらに制御
回路12はステップ4fに示す如く、所定時間内に発生
した符号誤りの回数が一定値を越えたかどうかも監視し
ており、もし越えた場合には上述と同様にステップ4e
で外部に対し異常が生じた旨の表示を行なう。
【0021】このように本実施例であれば、ディジタル
電話機DP1〜DPnで検出された符号誤りが誤り発生
情報としてPBX1へ通知されることにより、システム
内で生じている符号誤り、特にPBX1から各ディジタ
ル電話機DP1〜DPnへ向かう伝送路上で生じる定期
的あるいは定常的な異常の監視が強化される。このた
め、従来PBX1では把握できなかった下り伝送路の異
常を確実に把握することが可能となり、これにより例え
ば伝送路の周囲に存在するモータからその起動時に定期
的に発生する外来ノイズや、装置と伝送路との間の接触
不良等に起因する定常的な伝送誤り等のデータ伝送路の
異常を早期にかつ確実に発見することが可能となる。こ
の結果、システム内における伝送品質を常に安定に確保
することができる。
電話機DP1〜DPnで検出された符号誤りが誤り発生
情報としてPBX1へ通知されることにより、システム
内で生じている符号誤り、特にPBX1から各ディジタ
ル電話機DP1〜DPnへ向かう伝送路上で生じる定期
的あるいは定常的な異常の監視が強化される。このた
め、従来PBX1では把握できなかった下り伝送路の異
常を確実に把握することが可能となり、これにより例え
ば伝送路の周囲に存在するモータからその起動時に定期
的に発生する外来ノイズや、装置と伝送路との間の接触
不良等に起因する定常的な伝送誤り等のデータ伝送路の
異常を早期にかつ確実に発見することが可能となる。こ
の結果、システム内における伝送品質を常に安定に確保
することができる。
【0022】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、PBX1においてデ
ィジタル電話機DP1〜DPnから送られた誤り発生情
報を記憶回路13に供給して記憶させるようにしている
が、これを別途設けた外部記憶装置等に記憶させるよう
にしてもよい。また前記実施例では、PBX1からディ
ジタル電話機1へ向かう伝送系に異常が生じた旨の表示
をPBX側で行なうようにしているが、ディジタル電話
機側からの要求があればディジタル電話機側で表示する
ようにすることも可能である。この場合、PBX1は伝
送路を介して所要の情報をディジタル電話機へ向けて伝
送する。
ではない。例えば上記実施例では、PBX1においてデ
ィジタル電話機DP1〜DPnから送られた誤り発生情
報を記憶回路13に供給して記憶させるようにしている
が、これを別途設けた外部記憶装置等に記憶させるよう
にしてもよい。また前記実施例では、PBX1からディ
ジタル電話機1へ向かう伝送系に異常が生じた旨の表示
をPBX側で行なうようにしているが、ディジタル電話
機側からの要求があればディジタル電話機側で表示する
ようにすることも可能である。この場合、PBX1は伝
送路を介して所要の情報をディジタル電話機へ向けて伝
送する。
【0023】その他、誤り発生情報を基に伝送路の異常
を検出するための方法、誤り発生情報の内容や内線端末
の種類、および適用される通信システム等においても、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
る。
を検出するための方法、誤り発生情報の内容や内線端末
の種類、および適用される通信システム等においても、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
レーブ側の通信装置において伝送誤りが検出された場合
には、受信データに伝送誤りが発生したことを表わす誤
り発生情報を生成してマスタ側の通信装置へ送信し、こ
の誤り発生情報をマスタ側の通信装置で蓄積するように
したので、システム内の異常、特にマスタ側からスレー
ブ側へ向かう下り伝送路の異常を確実に把握することが
可能となり、これにより伝送誤りの原因を適確につきと
めて、これを排除することを可能とする通信システムを
提供することができる。
レーブ側の通信装置において伝送誤りが検出された場合
には、受信データに伝送誤りが発生したことを表わす誤
り発生情報を生成してマスタ側の通信装置へ送信し、こ
の誤り発生情報をマスタ側の通信装置で蓄積するように
したので、システム内の異常、特にマスタ側からスレー
ブ側へ向かう下り伝送路の異常を確実に把握することが
可能となり、これにより伝送誤りの原因を適確につきと
めて、これを排除することを可能とする通信システムを
提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる構内交換システムの
構成を示す機能ブロック図。
構成を示す機能ブロック図。
【図2】PBX側からディジタル電話機側へデータを転
送する際の通信シーケンスを示す図。
送する際の通信シーケンスを示す図。
【図3】図1に示したディジタル電話機のCPUの制御
手順および制御内容を示すフローチャート。
手順および制御内容を示すフローチャート。
【図4】図1に示したディジタルPBXの中央制御回路
の制御手順および制御内容を示すフローチャート。
の制御手順および制御内容を示すフローチャート。
1…ディジタル構内交換機(ディジタルPBX)、11
…交換回路、12…中央制御回路、12a…誤り発生情
報記憶制御手段、12b…異常表示制御手段、13…記
憶回路、14…タイマ回路、15…ISDN端末インタ
フェース、16…ISDN局線インタフェース、17…
保守用端末装置、DP1〜DPn…ディジタル電話機、
21…主制御回路(CPU)、21a…誤り発生情報通
知手段、22…伝送制御回路、23…タイマ回路、24
…データ端末インタフェース(I/F)、25…記憶回
路。
…交換回路、12…中央制御回路、12a…誤り発生情
報記憶制御手段、12b…異常表示制御手段、13…記
憶回路、14…タイマ回路、15…ISDN端末インタ
フェース、16…ISDN局線インタフェース、17…
保守用端末装置、DP1〜DPn…ディジタル電話機、
21…主制御回路(CPU)、21a…誤り発生情報通
知手段、22…伝送制御回路、23…タイマ回路、24
…データ端末インタフェース(I/F)、25…記憶回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/58 101 9076−5K
Claims (3)
- 【請求項1】 通信回線を介して接続される複数の通信
装置を備えるとともに、これらの通信装置のうち特定の
通信装置がマスタとなり、他の通信装置がスレーブとな
る通信システムにおいて、 スレーブ側の通信装置は、 マスタ側の通信装置から伝送されたデータの伝送誤りを
検出するための検出手段と、 この検出手段により伝送誤りが検出された場合に、この
伝送誤りの発生状況を表わす誤り発生情報を生成して前
記マスタ側の通信装置へ送信するための誤り発生情報通
知手段とを備え、 かつ前記マスタ側の通信装置は、 前記スレーブ側の通信装置から送られた誤り発生情報を
蓄積するための誤り発生情報蓄積手段とを備えたことを
特徴とする通信システム。 - 【請求項2】 マスタ側の通信装置は、前記スレーブ側
の通信装置から送られた誤り発生情報を蓄積する誤り発
生情報蓄積手段と、この蓄積手段に蓄積された情報に基
づいて伝送異常の発生を報知する伝送異常報知手段とを
備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信システ
ム。 - 【請求項3】 誤り発生情報通知手段は、検出手段によ
り伝送誤りが検出された場合に、この伝送誤りの発生時
刻および発生回数を表わす情報を含む誤り発生情報を生
成してマスタ側の通信装置へ送信することを特徴とする
請求項1または2に記載の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039006A JPH05244265A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039006A JPH05244265A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244265A true JPH05244265A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12541028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4039006A Pending JPH05244265A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05244265A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000003375A (ko) * | 1998-06-27 | 2000-01-15 | 윤종용 | 사설 교환시스템에서 가입자 선로를 자동으로 시험하는 방법 |
KR100768652B1 (ko) * | 2001-09-29 | 2007-10-18 | 주식회사 케이티 | 동기식 전송망 관리 시스템 및 이를 이용한 고장난관리객체 정보 제공 방법 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4039006A patent/JPH05244265A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000003375A (ko) * | 1998-06-27 | 2000-01-15 | 윤종용 | 사설 교환시스템에서 가입자 선로를 자동으로 시험하는 방법 |
KR100768652B1 (ko) * | 2001-09-29 | 2007-10-18 | 주식회사 케이티 | 동기식 전송망 관리 시스템 및 이를 이용한 고장난관리객체 정보 제공 방법 |
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