JPH0524166B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0524166B2 JPH0524166B2 JP58098212A JP9821283A JPH0524166B2 JP H0524166 B2 JPH0524166 B2 JP H0524166B2 JP 58098212 A JP58098212 A JP 58098212A JP 9821283 A JP9821283 A JP 9821283A JP H0524166 B2 JPH0524166 B2 JP H0524166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melamine
- resin
- epoxy
- epoxy resin
- formaldehyde
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は配線器具、電気器具等に用いられるメ
ラミン樹脂成形材料用のエポキシ変性メラミン樹
脂の製造技術に関するものである。 〔背景技術〕 従来、メラミン樹脂成形材料に用いられるメラ
ミン樹脂は吸湿性が大きく且つポツトライフが短
かくその取扱性はやつかいなものであつた。 〔発明の目的〕 本発明の目的とするところは、メラミン樹脂の
吸湿性及びポツトライフを改良しその取扱性を容
易なものにすることにある。 〔発明の開示〕 本発明はエポキシ当量500〜1000のビスフエノ
ール系エポキシ樹脂を10〜70重量%(以下単に%
と記す)含むメラミン水溶液を加熱してから該水
溶液のメラミン1モルに対しホルムアルデヒド
1.2〜2.5モルを加え反応させることを特徴とする
エポキシ変性メラミン樹脂の製造方法で以下本発
明を詳細に説明する。本発明に用いるエポキシ樹
脂はビスフエノール系エポキシ樹脂、ノボラツク
型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ
樹脂、高分子型エポキシ樹脂、可撓性エポキシ樹
脂、臭素化エポキシ樹脂等が用いられ特に限定す
るものではないがエポキシ当量500〜1000のビス
フエノール型エポキシ樹脂を用いることが相溶性
の点からみて必要である。エポキシ樹脂とメラミ
ンとの比率はエポキシ樹脂10〜70%に対しメラミ
ン90〜30%である。即ち、エポキシ樹脂の量が10
%未満では変性メラミン樹脂の吸湿性、ポツトラ
イフが改良されず、70%をこえると反応性が極度
に低下するためである。メラミンに対するホルム
アルデヒドの量はメラミン1モルに対しホルムア
ルデヒド1.2〜2.5モルである。即ちホルムアルデ
ヒドの量が1.2モル未満では変性メラミン樹脂の
反応性が低下し、2.5モルをこえると吸湿性が大
きくなるからである。このように本発明ではエポ
キシ変性メラミン樹脂を得ようとして硬化の遅く
なるブチルエーテル化メラミン樹脂を用いること
もなく又、吸湿性、ポツトライフが大きく改良さ
れない単にメラミン樹脂とエポキシ樹脂を混合し
たものでなく、更にメラミン樹脂と芳香族アミン
と反応させてからエポキシ樹脂と混合するような
手間のかかる混合物でもなくエポキシ変性メラミ
ン樹脂のため吸湿性、ポツトライフを大巾に改良
することができたものである。更に本発明のエポ
キシ変性メラミン樹脂は脱水することにより容易
に固形化するので更に取扱性を改善することがで
きるものである。以下本発明の実施例を従来例と
併せて説明する。 実施例 1 エポキシ樹脂(シエル化学株式会社製、エピコ
ート1002、エポキシ当量600〜700)10重量部(以
下単に部と記す)、メラミン90部、水100部からな
るメラミン水溶液を還流温度で100分間加熱して
から温度を90℃にし、次にメラミン1モルに対し
ホルムアルデヒド1.2モルを40%ホルマリンで加
えてから水酸化ナトリウムでPH10に調整し還流温
度で60分間反応させエポキシ変性メラミン樹脂を
得、更に脱水して固形樹脂とした。 実施例 2 エポキシ樹脂(シエル化学株式会社製、エピコ
ート1004、エポキシ当量875〜975)70部、メラミ
ン30部、水100部からなるメラミン水溶液を還流
温度で120分間加熱してから温度を90℃にし、次
にメラミン1モルに対しホルムアルデヒド2.5モ
ルを37%ホルマリンで加えてからアンモニア水で
PH10に調整し還流温度で60分間反応させエポキシ
変性メラミン樹脂を得た。 従来例 1 メラミン1モルに対しホルムアルデヒド1.2モ
ルを40%ホルマリンで加え水酸化ナトリウムでPH
10に調整してから還流温度で60分間反応させてメ
ラミン樹脂を得、更に脱水して固形樹脂とした。 従来例 2 メラミン1モルに対しホルムアルデヒド2.5モ
ルを37%ホルマリンで加えアンンモニア水でPH10
に調整し還流温度で60分間反応させてメラミン樹
脂を得た。 〔発明の効果〕 実施例1及び2のエポキシ変性メラミン樹脂と
従来例1及び2のメラミン樹脂の吸湿性、ポツト
ライフは第1表で明白なように本発明のエポキシ
変性メラミン樹脂の吸湿度は少なく且つポツトラ
イフは長く本発明の優れていることを確認した。 【表】
ラミン樹脂成形材料用のエポキシ変性メラミン樹
脂の製造技術に関するものである。 〔背景技術〕 従来、メラミン樹脂成形材料に用いられるメラ
ミン樹脂は吸湿性が大きく且つポツトライフが短
かくその取扱性はやつかいなものであつた。 〔発明の目的〕 本発明の目的とするところは、メラミン樹脂の
吸湿性及びポツトライフを改良しその取扱性を容
易なものにすることにある。 〔発明の開示〕 本発明はエポキシ当量500〜1000のビスフエノ
ール系エポキシ樹脂を10〜70重量%(以下単に%
と記す)含むメラミン水溶液を加熱してから該水
溶液のメラミン1モルに対しホルムアルデヒド
1.2〜2.5モルを加え反応させることを特徴とする
エポキシ変性メラミン樹脂の製造方法で以下本発
明を詳細に説明する。本発明に用いるエポキシ樹
脂はビスフエノール系エポキシ樹脂、ノボラツク
型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ
樹脂、高分子型エポキシ樹脂、可撓性エポキシ樹
脂、臭素化エポキシ樹脂等が用いられ特に限定す
るものではないがエポキシ当量500〜1000のビス
フエノール型エポキシ樹脂を用いることが相溶性
の点からみて必要である。エポキシ樹脂とメラミ
ンとの比率はエポキシ樹脂10〜70%に対しメラミ
ン90〜30%である。即ち、エポキシ樹脂の量が10
%未満では変性メラミン樹脂の吸湿性、ポツトラ
イフが改良されず、70%をこえると反応性が極度
に低下するためである。メラミンに対するホルム
アルデヒドの量はメラミン1モルに対しホルムア
ルデヒド1.2〜2.5モルである。即ちホルムアルデ
ヒドの量が1.2モル未満では変性メラミン樹脂の
反応性が低下し、2.5モルをこえると吸湿性が大
きくなるからである。このように本発明ではエポ
キシ変性メラミン樹脂を得ようとして硬化の遅く
なるブチルエーテル化メラミン樹脂を用いること
もなく又、吸湿性、ポツトライフが大きく改良さ
れない単にメラミン樹脂とエポキシ樹脂を混合し
たものでなく、更にメラミン樹脂と芳香族アミン
と反応させてからエポキシ樹脂と混合するような
手間のかかる混合物でもなくエポキシ変性メラミ
ン樹脂のため吸湿性、ポツトライフを大巾に改良
することができたものである。更に本発明のエポ
キシ変性メラミン樹脂は脱水することにより容易
に固形化するので更に取扱性を改善することがで
きるものである。以下本発明の実施例を従来例と
併せて説明する。 実施例 1 エポキシ樹脂(シエル化学株式会社製、エピコ
ート1002、エポキシ当量600〜700)10重量部(以
下単に部と記す)、メラミン90部、水100部からな
るメラミン水溶液を還流温度で100分間加熱して
から温度を90℃にし、次にメラミン1モルに対し
ホルムアルデヒド1.2モルを40%ホルマリンで加
えてから水酸化ナトリウムでPH10に調整し還流温
度で60分間反応させエポキシ変性メラミン樹脂を
得、更に脱水して固形樹脂とした。 実施例 2 エポキシ樹脂(シエル化学株式会社製、エピコ
ート1004、エポキシ当量875〜975)70部、メラミ
ン30部、水100部からなるメラミン水溶液を還流
温度で120分間加熱してから温度を90℃にし、次
にメラミン1モルに対しホルムアルデヒド2.5モ
ルを37%ホルマリンで加えてからアンモニア水で
PH10に調整し還流温度で60分間反応させエポキシ
変性メラミン樹脂を得た。 従来例 1 メラミン1モルに対しホルムアルデヒド1.2モ
ルを40%ホルマリンで加え水酸化ナトリウムでPH
10に調整してから還流温度で60分間反応させてメ
ラミン樹脂を得、更に脱水して固形樹脂とした。 従来例 2 メラミン1モルに対しホルムアルデヒド2.5モ
ルを37%ホルマリンで加えアンンモニア水でPH10
に調整し還流温度で60分間反応させてメラミン樹
脂を得た。 〔発明の効果〕 実施例1及び2のエポキシ変性メラミン樹脂と
従来例1及び2のメラミン樹脂の吸湿性、ポツト
ライフは第1表で明白なように本発明のエポキシ
変性メラミン樹脂の吸湿度は少なく且つポツトラ
イフは長く本発明の優れていることを確認した。 【表】
Claims (1)
- 1 エポキシ当量500〜1000のビスフエノール系
エポキシ樹脂を10〜70重量%含むメラミン水溶液
を加熱してから該水溶液のメラミン1モルに対し
ホルムアルデヒド1.2〜2.5モルを加えアルカリ性
下で反応させることを特徴とするエポキシ変性メ
ラミン樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9821283A JPS59221320A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | エポキシ変性メラミン樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9821283A JPS59221320A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | エポキシ変性メラミン樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59221320A JPS59221320A (ja) | 1984-12-12 |
JPH0524166B2 true JPH0524166B2 (ja) | 1993-04-07 |
Family
ID=14213667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9821283A Granted JPS59221320A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | エポキシ変性メラミン樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59221320A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63305117A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-13 | Matsushita Electric Works Ltd | メラミン樹脂、その製造方法及びメラミン樹脂成形材料 |
JPH01272615A (ja) * | 1988-04-25 | 1989-10-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 固形メラミン樹脂の製造方法 |
CN110358036A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-10-22 | 四川构聚高分子材料有限公司 | 一种改性蜜胺树脂及制作方法 |
-
1983
- 1983-06-01 JP JP9821283A patent/JPS59221320A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59221320A (ja) | 1984-12-12 |
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