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JPH0523739Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0523739Y2
JPH0523739Y2 JP5795387U JP5795387U JPH0523739Y2 JP H0523739 Y2 JPH0523739 Y2 JP H0523739Y2 JP 5795387 U JP5795387 U JP 5795387U JP 5795387 U JP5795387 U JP 5795387U JP H0523739 Y2 JPH0523739 Y2 JP H0523739Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
winding drum
wires
same direction
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5795387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63165083U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5795387U priority Critical patent/JPH0523739Y2/ja
Publication of JPS63165083U publication Critical patent/JPS63165083U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0523739Y2 publication Critical patent/JPH0523739Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はドラムケーシングに関する。さらに詳
しくは、ウインドレギユレータ駆動装置のドラム
ケーシングに関する。
[従来の技術] ウインドレギユレータは自動車の窓ガラスなど
を昇降させるもので、たとえば第10図に示され
るように構成されている。同図において、50は
駆動装置、60は従動装置である。ドラムケーシ
ング51内に巻取ドラム52が収容され、その巻
取ドラム52にはワイヤ5,6が巻回されてい
る。巻取ドラム52はハンドル55で正逆両方向
に回転され、それによりワイヤ5,6が巻き取ら
れたり、繰り出されたりする。一方、従動装置6
0は、ドアパネル内に取りつけられる上下方向に
伸びるガイドレール61を備え、該ガイドレール
61にはキヤリヤ62が摺動自在に取りつけられ
ている。なお窓ガラス63はこのキヤリヤ62に
固定される。またガイドレール61の上端と下端
には、ワイヤガイド64,65が設けられてお
り、ワイヤ5,6がそれらによつて案内されてい
る。ワイヤ5,6の端末は前記キヤリヤ62に固
定されており、駆動装置50によつて、ワイヤ
5,6を押し引きすれば、窓ガラス63が昇降す
るようになつている。
従来、駆動装置50におけるドラムケーシング
51は巻取ドラム52を収容するドラム収納部を
有するが、それはいずれも、ドラム径よりやや大
きい直径の真円状の凹所に形成されており、その
中心部にドラムを軸支する軸受が設けられてい
る。そしてハンドル軸を巻取ドラム52と軸受に
差しこんで、巻取ドラム52をドラムケーシング
51中に組みつけている。
[考案が解決しようとする問題点] 前記従来のドラムケーシングにおいては、巻取
ドラム52やワイヤ5,6をドラムケーシング5
1中に組みつけたのちでなければ、ワイヤ5,6
のたるみ分を吸収することができない。そのため
ドラムケーシング51に、ワイヤ5,6を通す部
分にアジヤストネジ機構53を設け、アジヤスト
ネジを回すことにより、ワイヤ5,6のたるみを
吸収するようにしている。
ところがこのようにすると、組立作業とは別に
調整工程が必要となり、組立に時間がかかるとい
う問題がある。またアジヤストネジ機構53を設
けるため駆動装置の外径寸法、とくに高さHが大
きくなり、スペース設計上不利になるという問題
がある。
本考案は叙上の事情に鑑み、組立作業時に同時
にワイヤの調整を行うことができ、外径寸法をコ
ンパクトにすることができるドラムケーシングを
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、ウインドレギユレータ駆動装置のド
ラムケーシングであつて、円筒状のワイヤ巻取ド
ラムを収容するドラム収納部と、前記巻取ドラム
に巻回されている2本のワイヤを、たがいに同一
の方向成分を有する方向にそれぞれ外部に導出す
るためのガイド部とを備えており、前記ドラム収
納部内に巻取ドラムを前記同一方向成分と同一の
方向および逆の方向に移動させうるスペースが設
けられ、巻取ドラムをドラム収納部内で前記同一
方向成分と同一の方向の端部寄りにあるときガイ
ド部を通るワイヤに張力が作用せず、前記同一方
向成分と逆の方向の端部寄りに動かしたときワイ
ヤに張力が作用するよう構成されたことを特徴と
する。
なお実用新案登録請求の範囲でいう「たがいに
同一の方向成分を有する方向」とは、2本のワイ
ヤがたがいに反対方向(両ワイヤの方向がたがい
に180°をなす方向)に導出されるばあいのみを除
く意味である。
[作用] 本考案では、ドラム収納部内に巻取ドラムを移
動させうるスペースが設けられているので、巻取
ドラムをドラム収納部内における、2本のワイヤ
の同一方向成分と同一の方向の端部寄りにおいた
位置で、ワイヤを巻取ドラムを巻き締めし、つい
で巻取ドラムを前記同一方向成分と逆の方向の端
部寄りに動かせば2本のワイヤに均等に張力をか
けることができる。したがつて本考案では、とく
に調整工程を必要とせずに駆動装置を組み立てる
ことができる。
[実施例] つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわるドラムケ
ーシングの正面図、第2図は同ドラムケーシング
の斜視図、第3図はドラムケーシングの収納部の
形状を示す線図、第4〜5図はいずれも第1図の
−線に沿う断面図であつて、巻取ドラムの組
付中および組付後の状態を示す図、第6図は巻取
ドラムの斜視図、第7図はウインドレギユレータ
の他の例を示す正面図第8〜9図は他の実施例に
かかわるドラムケーシングにおいて巻取ドラムの
組付中および組付後の状態を示す図である。
第1〜2図において、1はドラムケーシング、
2はドラム収納部、3はガイド部である。
ドラム収納部2はワイヤ巻取用の巻取ドラムを
収納する凹所であり、底壁11と周壁12とで囲
まれ、図示されていない蓋で閉塞されるようにな
つている。また底壁11には軸受23が形成せら
れ、さらに周壁12の内側における底壁11上に
は溝24を形成するように仕切壁25が形成され
ている。
ここで収納部に収容される巻取ドラムを第6図
に基づき説明する。巻取ドラム4は巻胴部13と
フランジ14とを有し、フランジ14の裏面には
円周状のリブ15が形成されている。巻胴部13
とフランジ14とはいずれも伝統的な構成にした
がうもので、真円円筒状および真円円板状であ
る。巻胴部13の中心にはハンドル軸を通すため
の孔16が形成されており、巻胴部13の端面に
はハンドル軸の自由回転を拘束するための係止突
起17が形成されている。また巻胴部13の端面
とフランジ14の表面にはワイヤ5,6のエンド
係止部18,19が形成されており、それぞれに
ワイヤ5の端末ニツプル21およびワイヤ6の端
末ニツプル22が係止されている。ワイヤ5,6
は巻胴部13にたがいに逆向きに巻きつけられて
おり、いずれのワイヤ5,6の他端部も第10図
に示されるようにキヤリヤに連結されている。し
たがつてこのワイヤ5,6は形態的には2本であ
るが、機能的には1本のワイヤが閉ループに巻回
されていると考えてよい。
第3図にはドラム収納部2の形状が示されてい
る。ドラム収納部2の周壁12は中心O1を中心
とする半径rの半円弧aと中心O1を中心とする
半径rの半円弧bとを直線c,dで接続した形状
となつている。したがつてドラム収納部2の横径
(2・r)は前記巻取ドラム4のフランジ14の
直径よりもやや大きい寸法であり、縦径は前記フ
ランジ14の直径よりも直線部c,dの長さ分だ
け横径よりも長くなつている。この長くなつてい
る部分が、巻取ドラム4を移動させるためのスペ
ースとなつている。そして第1図に示されるよう
に、前記軸受23は中心O1にその中心が位置す
るように形成されている。
第1〜2図に示されるように、ガイド部3はド
ラム収納部2の上半円部に接続して設けられてい
る。このガイド部3はワイヤ5を通すための第1
ガイド溝27と第1筒部28およびワイヤ6を通
すための第2ガイド溝29と第2筒部30からな
り、第1ガイド溝27と第2ガイド溝29は平行
に形成されている。
つぎに本考案における組立要領を説明する。第
4図には組立中の状態が示されている。巻取ドラ
ム4はドラム収納部2内で上端方向に寄せられて
いる。この状態で組立作業が行われ、各ガイド溝
を通したワイヤ5,6が巻取ドラム4に巻回され
る。なおワイヤ5の導管7はキヤツプ31を介し
て第1筒部28に挿入され、ワイヤ5にテンシヨ
ンを与えるためのバネ32で支えられている。ワ
イヤ6についても同様の支持構成がとられてい
る。この状態ではワイヤ5,6はドラム4に連結
されただけで、まだ双方のワイヤ5,6に均等な
張力がかかつた状態にはなつていない。
ついで第5図に示されるように、巻取ドラム4
を下方へ押し下げる。このようにすると、ワイヤ
5,6は実質的には閉ループに連結されているの
で、双方のワイヤ5,6にたがいに逆方向の張力
が作用し、ワイヤ5,6に等しい大きさの張力が
作用するようになる。そしてハンドル軸8を巻取
ドラム4の孔16と軸受23に差し込めば、組立
と張力調整が完了する。ハンドル軸8は、先端に
軸受23に入れる挿入部34と基端にハンドルを
固定するスプライン部35が形成され、途中にド
ラム4の突起17と係止する突起36が形成され
ている。したがつて図示のごとき組立状態になつ
たとき、ハンドル軸8を回転させると、巻取ドラ
ム4を自由に回転駆動しうるようになる。
つぎに他の実施例を説明する。
ウインドレギユレータとしては第7図に示され
るように、駆動装置50からワイヤ5,6が従動
装置60の両端に向つて別々に伸びて、ほぼ三角
形状に配索されたものがある。このような形式の
ウインドレギユレータにおける駆動装置について
も本考案のドラムケーシングを適用することがで
きる。
以下、第8〜9図に基づき説明する。
本実施例ではドラムケーシング1に対してガイ
ド部3a,3bがハの字状に延びている。巻取ド
ラム4に巻かれたワイヤ5,6は前記ガイド部3
a,3bに通される。ドラム収納部2は前記実施
例と同様の長円形であり、図中上下方向に長くな
つている。第8図に示される組立中の状態では、
巻取ドラム4はドラム収納部2内の下端方向に寄
せられている。この状態で組立作業が行われ、各
ガイド部3a,3bを通したワイヤ5,6が巻取
ドラム4に巻回される。この状態ではワイヤ5,
6はドラム4に連結されただけで、まだ双方のワ
イヤ5,6に均等な張力がかかつた状態にはなつ
ていない。
ついで第9図に示されるように、巻取ドラム4
を図中上方へ押し寄せる。このようにすると、ワ
イヤ5,6は実質的には閉ループに連結されてい
るので、双方のワイヤ5,6にだかいに逆方向の
張力が作用し、ワイヤ5,6に等しい大きさの張
力が作用するようになる。そのあとは前記実施例
と同様にハンドル軸を挿入して組み立てれば、ハ
ンドル軸8を回転させることにより、巻取ドラム
4を自由に回転駆動しうるようになる。
以上の二実施例ではドラム収納部2は長円形で
あるが、これに限らず構円形その他の形状であつ
てもよい。すなわち巻取ドラム4をワイヤ5,6
に張力をかけうる位置と緩めうる位置との間で移
動させることができる形状であればよい。
[考案の効果] 本考案によれば、組立作業に同時にワイヤの張
力調整を行えるので組立工数が短縮され、また、
アジヤストネジ機構などを必要としないので駆動
装置の高さを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわるドラムケ
ーシングの正面図、第2図は同ドラムケーシング
の斜視図、第3図はドラムケーシングの収納部の
形状を示す線図、第4〜5図はいずれも第1図の
−線に沿う断面図であつて、巻取ドラムの組
付中および組付後の状態を示す図、第6図は巻取
ドラムの斜視図、第7図はウインドレギユレータ
の他の例を示す正面図、第8〜9図は他の実施例
にかかわるドラムケーシングにおいて巻取ドラム
の組付中および組付後の状態を示す図、第10図
はウインドレギユレータの基本構成と従来の駆動
装置を示す斜視図である。 図面の主要符号、1……ドラムケーシング、2
……ドラム収納部、3……ガイド部、4……巻取
ドラム、5,6……ワイヤ、8……ハンドル軸、
23……軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウインドレギユレータ駆動装置のドラムケーシ
    ングであつて、円筒状のワイヤ巻取ドラムを収容
    するドラム収納部と、前記巻取ドラムに巻回され
    ている2本のワイヤを、たがいに同一の方向成分
    を有する方向にそれぞれ外部に導出するためのガ
    イド部とを備えており、前記ドラム収納部内に巻
    取ドラムを前記同一方向成分と同一の方向および
    逆の方向に移動させうるスペースが設けられ、巻
    取ドラムをドラム収納部内で前記同一方向成分と
    同一の方向の端部寄りにあるときガイド部を通る
    ワイヤに張力が作用せず、前記同一方向成分と逆
    の方向の端部寄りに動かしたときワイヤに張力が
    作用するよう構成されてなるドラムケーシング。
JP5795387U 1987-04-15 1987-04-15 Expired - Lifetime JPH0523739Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5795387U JPH0523739Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5795387U JPH0523739Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63165083U JPS63165083U (ja) 1988-10-27
JPH0523739Y2 true JPH0523739Y2 (ja) 1993-06-17

Family

ID=30888115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5795387U Expired - Lifetime JPH0523739Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Country Status (1)

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JP (1) JPH0523739Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082926A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Aisin Seiki Co Ltd 車両ドア開閉駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082926A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Aisin Seiki Co Ltd 車両ドア開閉駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63165083U (ja) 1988-10-27

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