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JPH0523391A - 抗トロンボゲン性表面、その製法及びその材料 - Google Patents

抗トロンボゲン性表面、その製法及びその材料

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Publication number
JPH0523391A
JPH0523391A JP3348481A JP34848191A JPH0523391A JP H0523391 A JPH0523391 A JP H0523391A JP 3348481 A JP3348481 A JP 3348481A JP 34848191 A JP34848191 A JP 34848191A JP H0523391 A JPH0523391 A JP H0523391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical device
antithrombogenic
acrylic acid
binder
spacer material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3348481A
Other languages
English (en)
Inventor
Wilhelm E Walles
イー ウオレス ウイルヘルム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Chemical Co
Original Assignee
Dow Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Chemical Co filed Critical Dow Chemical Co
Publication of JPH0523391A publication Critical patent/JPH0523391A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L33/00Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment
    • A61L33/0005Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L33/0011Anticoagulant, e.g. heparin, platelet aggregation inhibitor, fibrinolytic agent, other than enzymes, attached to the substrate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L33/00Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment
    • A61L33/06Use of macromolecular materials
    • A61L33/08Polysaccharides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】抗トロンボゲン性の表面を提供し、特に医療機
器を抗トロンボゲン性にししかも血液と融和するように
するために、該機器の表面上に被覆できる水性ペイント
を提供する。 【構成】水性ペイントは、好ましくは、水、塩基、抗ト
ロンボゲン剤例えばヘパリン、非溶脱性結合剤例えばア
クリル酸共重合体並びにスペーサー材料例えばコロイド
状シリカを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗トロンボゲン性の表
面の製造に関し、さらに特に医療機器を抗トロンボゲン
性にしさらに血液と融和するようにするために、医療機
器の表面上に被覆できる水性のペイントに関する。
【0002】
【従来の技術】広範囲の探索が、体液に対して生物学的
及び化学的に安定である材料を見出すために長い間行わ
れてきた。この研究領域は、血液と接触できる種々の物
体及び物品例えば人工器官、血管の移植片、プローブ、
カニューラ、カテーテルなどの開発により次第に重要に
なってきている。
【0003】人工的な材料は、血液と接触する機器とし
て次第に用いられてきており、血栓の発生の可能性を有
する。血液が外来の材料と接触するとき、複雑な一連の
結果が生ずる。これらは、蛋白の沈積、細胞の付着及び
凝集並びに血液凝固スキームの活性化を含む。かなりの
研究が、ここ20年間この血液−材料の相互反応に集中
してきた。この研究の全体の目的は、体内に導入され血
液と接触するとき、外来の材料例えば機器に血栓の形成
の可能性を最小にすることにある。
【0004】従って、これらの医療機器は、通常抗トロ
ンボゲン性機器と呼ばれる。同様に、用語抗トロンボゲ
ン剤又は材料は、その表面の血栓形成の阻害、例えば血
小板の凝集の低下、フィブリンの溶解、蛋白の沈積を生
じさせない保護膜の増大、又は凝固カスケード内の1種
以上の段階の阻害を行う全ての材料に関する。
【0005】抗トロンボゲン剤に関する初期の研究は、
Gottによりなされた。Gott博士により用いられ
た方法は、先ずZephiran(ベンザルコニウムク
ロリド)により次にヘパリンによりグラファイト化表面
を処理することよりなった。このやり方により処理され
た材料は、長期間、生体内で非トロンボゲン性であっ
た。しかし、これらの材料による主な不利は、方法が堅
いプラスチック上でのみ行われ、好適な抗トロンボゲン
プラスチック並びにそれを製造する方法の要求が、なお
存在している。この問題に関する最近の本は、Hepa
rin、D.A.Lane及びU.Undal、CRC
Press Inc.1989である。
【0006】種々の材料が、この材料を生成するのに考
えられてきている。多くのものは、ヘパリンと組み合わ
された第四級アミンの使用を含む。第一に、第四級アミ
ンは重合体の表面に結合し、ヘパリンは次にイオン的に
それに結合した。例えば、Leiningら、米国特許
第3617344号参照。後で、Grottaは、米国
特許第3846353号において、重合体の表面にヘパ
リンに第四級アミンを複合体化することを示唆した。最
後に、米国特許第4367749、4349467、4
302368及び4116989号において、一連の第
四級アンモニウム塩が開示され、それらは、例えばサル
フェート及びスルフォネート基に結合したヘパリンナト
リウムの負のイオンに次にイオン結合するために、対応
する第四級アミンを重合体の表面に結合するのに使用で
きる。
【0007】競合するシステムは、抗トロンボゲン剤例
えばヘパリンと組み合わされたポリアルキレンイミンの
使用を含む。このシステムに関する初期の研究は、Lo
veらによりなされ、米国特許第3616935号によ
り明らかにされている。米国特許第3616935号
は、イオン結合の形成により目的とする表面へ抗トロン
ボゲン剤を不可逆的に吸着するために、ポリアルキレン
イミンの使用を開示している。米国特許第463933
9号は、単独で又はヘパリン塩との組合せで、スルホン
化ポリエチレンイミンの使用を開示している。
【0008】上記のシステムの全ては、ヘパリンがイオ
ン的に重合体表面に結合している溶脱可能なものであ
る。ヘパリンが、その抗凝固作用を働かすために血液の
界面で重合体から次第に溶脱される(又は溶脱されな
い)かどうかについて、長い間論争があった。Ebey
ら、「Heparinization of Medi
−cal Grade Polyurethane
s」,Journal ofBiomaterials
Application、2巻、475−519ペー
ジ(1988)により述べられているように、「もしヘ
パリンが溶脱されるならば、材料の有用な寿命は制限さ
れる。もし結合されたヘパリンが、血液から溶離される
ことなくその凝固作用を働かせることができるならば、
長期の血栓抵抗性の目標は、到達可能のように見え
る。」Ebeyらは、事実、血栓抵抗性は、ヘパリンの
溶脱なしで存在すると結論し、著者は、医用グレードの
ポリウレタンへヘパリンを化学的に結合する種々の方法
を論じている。抗トロンボゲンポリウレタンは、又特許
文献に論議されている。例えば、Solomonら、米
国特許第4521564号及びYenら、米国特許第3
755218及び3853804号参照。
【0009】血栓抵抗性バイオマテリアルとしてヘパリ
ン化重合体の製造についてなされた研究は、Wilso
nにより「Hemocompatible Polym
e−rs:Preparation and Prop
erties」Polym.−Plast.Techn
ol.Eng.16巻、119−208ページ(198
1)において要約されている。文献から、或る合成材料
それ自体は、抗トロンボゲン性であり、特に負に電荷さ
れた分子基を有するもの例えばエチレン−アクリル酸共
重合体(EAA)及びそれらのエステル及び塩、クロト
ン酸共重合体を含む合成材料及びSOH基を含むスル
ホン化合成材料がそうである。例えば、Sawyerの
米国特許第3886947号(酸性材料及びエチレンの
共重合体から作られた非トロンボゲン性カテーテルを開
示している)、Boissonらの米国特許第4568
725号(Rがアルギンから誘導された基であるSO
R及びSOHを含む抗凝固性重合体又は共重合体を開
示している)及びBra−unの米国特許第42659
28号(背景の議論)参照。
【0010】Braunの特許は、カテーテルをエチレ
ンとアクリル酸(又はそのエステル又は塩)との共重合
体のピリジン又はトルオール/テトラヒドロフラン溶液
に浸漬し、乾燥することにより適用された被覆を有する
抗トロンボゲン性固定カテーテルを開示している。実
際、Braunは、有機物に基づくものの代わりに、重
合体医療機器を抗トロンボゲン性にするためにそれを処
理するのに用いられるコーティング又はペイントに関
し、そしてEAA共重合体それ自体の抗トロンボゲン性
にのみ依存している。
【0011】最後に、Feijenらの米国特許第46
34762号をあげるが、これは、水性媒体中の抗凝固
剤及び蛋白の共役物の形の水性の血液と融和性のペイン
トを開示している。好ましいのは、ヘパリン−アルブミ
ン複合体であり、その場合カップリング剤例えば1−エ
チル−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミドが用
いられてヘパリンとアルブミンとの間にアミン結合を形
成する。結果は、橋かけ操作とともに、又はそれへ吸収
されることにより、基体の表面に結合できる共役物であ
る。
【0012】Feijenらのシステムは、過去のもの
の改良であるが、それはまだ多数の欠点を有する。それ
故、Feijenらの米国特許第4634762号に指
摘されているように、反応しないまま残っている遊離の
蛋白及びヘパリンから形成された共役物を分離する必要
がある。それを行う方法は、複雑で時間がかかる。その
ため、さらに能率の良いやり方で水性の血液と融和性の
ペイントを製造するのが望まれる。
【0013】従って、改良された抗トロンボゲン性表面
処理材料、及び材料を製造するさらに能率の良い方法
が、要求されている。
【0014】
【発明の概要】その要求は、乾燥して血液と融和可能な
本発明の水性のペイントにより満足される。本発明のペ
イントは、その主要な成分として、水、抗トロンボゲン
剤、抗トロンボゲン剤と融和性を有ししかも酸性の溶液
により溶脱できない有機重合体結合剤、さらに任意に抗
トロンボゲン剤及び有機結合剤と融和性を有ししかも抗
トロンボゲン剤が血液と接触できるようにペイントの層
に空間をもたらす機能を有する材料を有する。
【0015】水性ペイントは、血液と接触するようにな
る全ての固体基体に適用して、その表面を抗トロンボゲ
ン性にする。多くの医療機器は、金属、ガラス、プラス
チック又はそれらの組合せから作られる。それ故、金属
の医療機器及びガラスの医療機器(又はその部品)は、
それらを本発明の水性ペイントにより被覆し、乾燥する
ことにより抗トロンボゲン性医療機器になる。しかし、
水性ペイントは、たわみ性のプラスチック医療機器を含
む重合体樹脂材料から作られた医療機器(又はその部
品)に使用するのに最も良く用いられる。
【0016】本発明で使用される抗トロンボゲン剤又は
材料は、例えば血小板の凝集の減少、フィブリンの溶
解、蛋白の沈積を生じさせない保護膜の増大、又は凝固
カスケード内の1種以上の段階の阻害のようなその表面
上の血栓の形成を阻害する全ての材料を意味する。抗ト
ロンボゲン剤は、ヘパリン又は硫酸化キトサン、又は
肺、肝臓及び消化管からの抽出物、プロスタグランジ
ン、ウロキナーゼ、ストレプトキナーゼ、硫酸化多糖
類、アルブミン及びこれらの混合物のような多数の他の
材料の任意の一つである。好ましいのはヘパリンであ
る。ヘパリンは、分別されていないヘパリン(即ち12
00−40000ダルトンに及ぶ変化する分子量の30
個より多い分子の不均一な混合物)並びにヘパリン画分
例えば市販の低分子ヘパリン画分を含む直鎖陰イオン性
多糖類の群として、当業者に周知の用語である。
【0017】溶脱できない結合剤は、抗トロンボゲン剤
と融和性であり、表面上に被覆され乾燥されたとき表面
に付着し、酸性の溶液に溶脱しないが好ましくは塩基性
の溶液に可溶である任意の有機樹脂である。好ましく
は、アクリル酸共重合体例えば75−95重量%のエチ
レン含量及び5−25%のアクリル酸含量を有するエチ
レンアクリル酸(EAA)共重合体が使用される。他の
アクリル酸共重合体は、又共重合体が溶解性の点からp
Hに影響される限り使用できる。EAAの特に有利な点
は、それが水不溶性になり、そのため血液の弱酸性のp
Hで血液に溶脱しないことである。一方、EAAはアル
カリ性溶液に非常に可溶である。これは、水性でしかも
血液と融和性のペイントの処理をアルカリ条件下で可能
にするが、一度ペイントが、固体の基体上に被覆され、
乾燥され、そして血液と接触されるようになったなら
ば、その成分は、溶脱できなくなる。さらに、EAA
は、アルカリ性溶液に再溶解し、沈積後ですら、装置を
洗浄し固体基体を掃除することを可能にする。
【0018】スペーサー材料は、又好ましくは弱酸性の
条件下で溶脱不能である。好ましいのは、コロイド状シ
リカである。コロイド状シリカはやや脆くこわれやすい
が、それはEAAと非常に融和性があるという利点を有
し、EAAと大体同じpH範囲で水に溶け、血液の弱酸
性のpHで不溶であり、そしてその中に抗トロンボゲン
剤が分散しEAAにより結合されている固体粒子の一様
な列を基体上に生成するスペーサー材料としてうまく働
く。他のコロイド状材料は、又それらが塩を含まず、同
様な溶脱可能な性質を有する限り、使用できる。それら
は、例えばアルミニウム及びチタンの酸化物及び水酸化
物のコロイド状水性懸濁物を含む。
【0019】最後に、水性ペイントの水は、まさにその
もの即ちpH7の蒸留水であるが、好ましくはそれはそ
れに加えられた塩基を有して、水性混合物はアルカリ性
のpHを有する。アンモニア化合物が塩基として好まし
い。それは、NHが乾燥時にペイントから抜けて、ナ
トリウム又は他の不溶性の無機の塩基が使用されるとき
より良好なペイントを生ずるからである。前述したよう
に、その範囲におけるEAA及びコロイド状シリカの溶
解度のために、ペイントは、容易に取り扱われ、そして
基体上に被覆され、乾燥されそして血液と接触するま
で、十分に調製されない。それ故、本発明の水性ペイン
トは、好ましくは水、塩基、ヘパリン、エチレンアクリ
ル酸共重合体及び任意にコロイド状シリカよりなる。
【0020】固体基体として使用できる重合体樹脂材料
には、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポ
リエステル、ポリカーボネート、ポリシロキサン、ポリ
アクリル、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリ塩化ビニル及び天然及び合成のゴムがある。大
抵の場合、水性のペイントによりそれを被覆する前に、
重合体樹脂材料の表面をスルホン化するのが望ましい。
スルホン化は、例えば、米国特許第4902493及び
4915912号に開示された方法及び装置を用いるこ
とにより達成できる。
【0021】医療機器又はその部品は、それが金属、ガ
ラス又はスルホン化プラスチックの何れにせよ、それを
水性のしかも血液と融和性の本発明のペイントにより被
覆することにより抗トロンボゲン性にすることができ
る。他の固体基体そして医療機器又はその部品でなくて
も、水性のペイントによりその基体の表面を被覆し、乾
燥することを含む本発明の方法により抗トロンボゲン性
にすることができる。
【0022】一方、本発明の方法は、又結合剤例えばジ
アルデヒド例えばグルタルアルデヒド(乾燥又は硬化ペ
イントを固体基体に付着するのを助ける)により、被覆
した基体をさらに処理する段階を含む。水性のペイント
の成分によるのと同じく、結合剤は、血液中で溶脱でき
てはならず、さもなければ医療機器に用いて安全でなけ
ればならない。結果は、改良された抗トロンボゲン性を
有する被覆された医療機器である。
【0023】本発明の抗トロンボゲン性医療機器は、ヘ
パリンが溶脱不能の結合剤により捕捉され、従って血液
に溶離されることなくその抗凝固作用を働かせる永久的
な血栓抵抗性のカテゴリーに入る。長期の血栓抵抗性が
達成される。
【0024】本発明の他の利点は、水性のペイント中及
び得られた抗トロンボゲン性の表面上のスペーサー材料
が、ヘパリンを平均に分散することである。同時に、そ
の粒子のサイズのために、スペーサー材料は、接触する
流体例えば血液と接触するまで、EAA結合ヘパリン
(スペーサー材料の格子に見出される)を絶縁し保護す
る。
【0025】ペイントは、広範囲の濃度の個々の成分か
ら作られる。例えば、重量%に基づいて、ペイントは、
水50−99%、抗トロンボゲン剤25−0.3%、有
機結合剤25−0.3%及び任意にスペーサー材料25
%以内よりなる。好ましくは、適用の容易さ及び早さの
ためには、以下の範囲が用いられる。水10−98%、
抗トロンボゲン剤20−1%、有機結合剤20−1%及
びスペーサー材料10%以内。
【0026】従って、水性の血液融和性のペイント、水
性ペイントにより表面を被覆することにより作られた抗
トロンボゲン性の表面、水性ペイントにより被覆された
抗トロンボゲン性医療機器、抗トロンボゲン性表面及び
抗トロンボゲン性医療機器を製造する方法、及びペイン
トを製造する方法を提供するのが、本発明の目的であ
る。
【0027】本発明の最も好ましい態様では、本発明の
水性ペイントは、水、塩基、ヘパリン、エチレンアクリ
ル酸共重合体及びコロイド状シリカを含む。ヘパリン以
外又はそれに加えて抗トロンボゲン剤が使用できる。ア
クリル酸共重合体以外又はそれに加えて溶脱不能の結合
剤は、それらが血液のpHで溶脱不能である限り使用で
きる。他の溶脱不能なスペーサー材料は、コロイド状シ
リカとともに又はその代わりに使用できる。そのため、
水性ペイントは、本質的に抗トロンボゲン剤、それに対
する溶脱不能な結合剤及び溶脱不能なスペーサー材料の
アルカリ溶液中の混合物である。目的とする表面の上に
被覆された後、抗トロンボゲン剤は分散され、そしてス
ペーサー材料の並んだ粒子の間に結合剤により結合され
る。結果は、前記の本質的に永久的な抗トロンボゲン性
を有する表面である。
【0028】本発明の水性ペイントは、抗トロンボゲン
性医療機器を製造するのに有用である。抗トロンボゲン
性は、本質的に永久的であるので、それは、内在又は永
久に付着した医療機器例えば人工器官、血管の移植片、
プローブ、カニューラ、カテーテル、血液フィルター、
血液センサー、バイオセンサー、血液オキシジェネータ
ー、透析器、チューブなどに特に有用である。これら医
療機器は、しばしば本発明の水性ペイントが容易に付着
する金属又はガラス部品を含むが、多くのものは、重合
体樹脂材料から構成されるか、又は含む。
【0029】重合体樹脂材料例えばポリカーボネート、
ポリウレタン、ポリシロキサン及びポリオレフィンは、
本発明の水性ペイントによりそれほど容易に被覆されな
い。そのため、例えば米国特許第4902493及び4
915912号の方法及び装置を用いて重合体樹脂材料
の表面をスルホン化するのが望ましい。これらの特許
に、三酸化硫黄試薬の製造の系、並びに重合体樹脂材料
の表面処理のためのそのように発生した三酸化硫黄試薬
の使用を開示している。そこに開示された系は、患者の
血液又は他の体液と接触する表面が水で湿めらさられな
ければならない医療機器について特に有用である。
【0030】湿潤性は、気泡が表面に密着し、患者の血
液に入り、又は管を通る不規則な流れを生じさせること
などを防ぐのに必要とされる。湿潤性は、又血液が表面
に密着し又は凝固するのを防ぐのに重要である。しか
し、これら医療機器に利用される全てではないが多くの
重合体樹脂材料は、疏水性の表面の性質を有する。これ
ら表面のスルホン化は、表面を親水性にし、それにより
水湿潤性である。
【0031】重合体樹脂材料の表面がスルホン化された
とき、それらを本発明の水性ペイントにより被覆し、乾
燥することにより、それらを抗トロンボゲン性にするこ
とは可能である。或る重合体材料又は有用であるスルホ
ン化以外の重合体材料のための他の処理があることは、
理解しなければならない。一方、結合剤例えばグルタル
アルデヒドによる他の処理が使用されて、固体基体の表
面へのペイントのさらに良好且つさらに永久的な付着を
確実にする。本発明のペイントを製造するのに、結合剤
例えばエチレンアクリル酸共重合体を、それを塩基性に
するためにNHを含む水に溶解する。この混合物は、
次に抗トロンボゲン剤例えば水中のヘパリンとともに混
合され、次に任意にスペーサー材料例えば水中のコロイ
ド状シリカとともに混合される。ペイントは、乾燥され
たとき調製される。乾燥は、40−60℃の温度への加
熱により加速される。NHは、蒸発して結合剤のpH
を変える。
【0032】
【実施例】以下の実施例は、好ましい態様の水性且つ血
液融和性ペイント並びに生成した表面の抗トロンボゲン
性を説明する。
【0033】実施例 1及びコントロールテスト 抗トロンボゲン性ペイントの表面と、循環するイヌの血
液との相互反応を評価するために、血栓抵抗性テストを
行った。生体外のスクリーニング法が用いられた。US
DAのライセンスを有する供給者から得られ、そして研
究所に順応した健康な源のイヌを、この研究に選んだ。
イヌは、そのUSDAの標識番号により身元を確認さ
れ、ここに犬舎に飼われた。市販のドッグフードを毎日
与え、水道水を自由に与えた。血液を、必要と思われる
とき分析のため採った。テスト/コントロールサンプル
は、必要な生体外のテストチャンバーに適合するため
に、約23mmの直径を有した。2個のサンプルを、動
静脈シャントの一部として、各流通プラスチックチャン
バー装置の内側に確保した。
【0034】イヌを、通常のやり方で一般的な麻酔にか
け、大腿動脈及び静脈を外科切断により取り出した。静
脈内管を動脈及び静脈に接続して、チャンバーに関し外
部の動静脈シャントを作った。種々の時間の間隔で循環
する血液にサンプルの表面を曝し、直ちに塩水により洗
った。サンプルは、テスト前に、重量部による表1に示
される成分を含む水溶液により被覆し、そして乾燥して
付着したコーティングを形成した。サンプル5−14で
は、水溶液は、20重量%の成分を含み、サンプル2で
は、21重量%の成分を含んだ。全てのテスト/コント
ロールサンプルは、次に冷凍され、血液に曝された表面
上の血小板の沈積の程度を求めるために、走査型電子顕
微鏡(SEM)の測定及び顕微鏡写真について調製し
た。血小板の数が多くなればなるほど、血栓抵抗性の性
能は低下する。合計の血液暴露時間は、5分であった。
この実施例で用いたサンプルは、以下の表1に記載され
る。
【0035】
【表1】
【0036】研究の結果は、以下の表2に要約される。
一般に、サンプル7、8及び9を除く全ては、スルホン
化コントロールを超えた。
【0037】
【表2】
【0038】実施例 2及びコントロールテスト 生体外のトロンボゲン発生の検討を、下記のプレート法
により行った。この検討に用いたサンプルは、上記の表
1で示したものである。
【0039】4cmの部分を、表1に記載したサンプ
ルの12枚のシートのそれぞれから切りだし、そして別
々の滅菌ペトリ皿に移した。約60mlのウサギの全血
を、麻酔にかけたウサギの心臓穿刺により得た。血液
を、2枚の15X150mmのTryptic Soy
Agar(TSA)プレート(1プレート当り30m
lの血液)の表面上に直ちに注いだ。サンプルの半分
を、各プレートの上に置き、サンプルの被覆した側を血
液と接触させた。酸で洗浄したガラス管の一部を、又正
のコントロールとして各プレートに加えた。プレートを
20分間37℃でインキュベートした。
【0040】テストを、アガーの表面中に各サンプルの
部分の一端を埋めることにより繰返した。これは、被覆
及び未被覆の表面の両者を血液に曝させた。血液の採取
及びインキュベーションを、前記のように行った。イン
キュべーション後、部分を、ピンセットを用いてプレー
トから取り出した。取出し後、サンプルの部分のそれぞ
れを、クロットの付着の事実について観察した。
【0041】結果は、スルホン化コントロール(サンプ
ル番号1)を含むサンプルのどれもが、20分後クロッ
トの付着の徴候を有しなかったことを示した。表1に示
されたサンプルの全ては、予想されなかったことである
が、クロットの付着を示さなかった。
【0042】実施例 3及びコントロールテスト この検討の目的は、種々のタイプの管材料の血栓抵抗性
をスクリーニングするか又は比較することであった。そ
れは、非トロンボゲン性又は抗凝固コーティングととも
にそしてそれなしに、材料又は管の群の相対的血栓抵抗
性を比較するのに最も有用である。これらのサンプル
は、長さ約120cmそして内径約25mmの管から製
造された。ガラス管のセグメントされたサンプルを、正
のコントロールとして用いた。サンプルは、以下の表3
に示される。ヘパリンのみを被覆したサンプルを、水中
10重量%のヘパリン溶液により管を洗浄することによ
り製造した(サンプル3及び7)。本発明のペイント
(サンプル4及び5)を18重量%の水溶液として適用
した。
【0043】
【表3】
【0044】約10−20kgの体重の健康なランダム
な源のイヌを、一晩絶食させた。麻酔後、一方の側の大
腿動脈を外科的に取出し、予め滅菌0.9%塩水を満た
したテスト管のサンプルを動脈に入れた。挿入は、一端
にアダプターを取り付け、他端に注射器を取り付けるこ
とにより、容易に行われた。挿入後、注射器を取り去
り、血液を5秒間自由に流させた。管を次に両端でクラ
ンプし、動脈から取り出した。サンプルを37℃の水浴
に浸漬した。管の6個のセグメント(それぞれ15c
m)を、管をクランプし切断することによりセグメント
に分け、管を時間間隔で1個の部分を一時に取り出し
た。クランプを除き、血液を白色の吸収性の紙の部分に
空け、クロットの存在について検査した。
【0045】テストの終点は、長さ2cm以上のクロッ
トの形成に必要な時間であった。サンプルは、2cmの
クロットを生成するのに必要な時間により比較された。
サンプルは、周知の正のガラスコントロール並びに他の
コントロールサンプル例えば未処理及びスルホン化のみ
のサンプルに対する全クロット形成について検討され
た。正の結果は、2cmより大きいクロットにより決定
された。全テスト時間は、300分であった。
【0046】この研究の結果は、以下の表4に示され
る。
【0047】
【表4】
【0048】大多数の非処理/非ヘパリン化プラスチッ
クは、23−173分に及ぶクロット時間を有する中間
の群に入る。一般に、これらの結果は、TPU及びPV
Cの両者について未処理サンプルからスルホン化したも
の次にヘパリン化したものに進む増大した血栓抵抗性の
性能を示した。
【0049】実施例 4 アガロースの上層を用いる細胞毒性に関する生体融和性
の検討は、以下の方法に従って上記の表1に記載された
サンプルについて行われた。L−929マウス繊維芽細
胞の単層を全面成長させ、そして血清、抗生物質、ニュ
ートラル・レッド及びアガロースを補給された最低必須
培地を上に置いた。テストの物品を固化した上の層の表
面に置いた。
【0050】24時間のインキュベーション後、培養物
を、細胞のリーシスのゾーンを求めるために細胞の脱色
の事実について顕微鏡により調べた。存在する全ての脱
色ゾーンを、顕微鏡により検査して細胞のリーシスを確
かめた。「非毒性」の観察は、細胞の形態における変化
がテストサンプルの周辺に何ら生じなかったことを示し
た。逆に、「有毒」な観察は、テストサンプルの領域の
直接下そして恐らく又テストサンプルを超えて延びてい
るゾーン内での細胞の死及び/又は変性を示した。リシ
ースのゾーンが観察された場合、サンプルの端からゾー
ンの端までの距離が測定され、mmで報告された。
【0051】結果は、以下の表5に示される。
【0052】
【表5】
【0053】結果は、表1のテストサンプルの全てが、
サンプル番号12及びサンプル番号14を除いて非細胞
毒性であったことを示した。これらの2個のサンプル
は、既に生じた生毒性データと一致する、グルコサミン
及びジアミン処方により非常にスルホン化されていた。
【0054】

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗トロンボゲン剤、並びに血液中で実質的
    に溶脱され得ない有機重合体結合剤の混合物をその上に
    被覆した固体基体よりなる抗トロンボゲン医療機器。
  2. 【請求項2】該固体基体は、ポリオレフィン、ポリアミ
    ド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、
    ポリシロキサン、ポリアクリル、ポリスチレン、ポリテ
    トラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル、合成及び天然
    のゴムよりなる群から選ばれる請求項1の医療機器。
  3. 【請求項3】該混合物にスペーサー材料を含む請求項1
    の医療機器。
  4. 【請求項4】該抗トロンボゲン剤は、ヘパリン及びキト
    サンよりなる群から選ばれる請求項1の医療機器。
  5. 【請求項5】該結合剤は、アクリル酸共重合体である請
    求項1の医療機器。
  6. 【請求項6】該アクリル酸共重合体は、5−25%のア
    クリル酸含量を有するエチレンアクリル酸共重合体であ
    る請求項5の医療機器。
  7. 【請求項7】さらにスペーサー材料を含む請求項6の医
    療機器。
  8. 【請求項8】該抗トロンボゲン剤はヘパリンであり、前
    記の溶脱しない結合剤はエチレンアクリル酸共重合体で
    あり、さらにコロイド状シリカよりなるスペーサー材料
    を含む請求項1の医療機器。
  9. 【請求項9】該混合物は、水性のアルカリ性混合物とし
    て該基体上に被覆された請求項8の医療機器。
  10. 【請求項10】水は、アンモニウム化合物の存在のため
    アルカリ性である請求項9の医療機器。
  11. 【請求項11】該水性混合物は、重量%として、50−
    99%の水、25−0.3%の抗トロンボゲン剤、25
    −0.3%の有機結合剤及び25−0%のスペーサーを
    含む請求項10の医療機器。
  12. 【請求項12】水、抗トロンボゲン剤及び有機重合体結
    合剤の塩基性pH混合物よりなる抗トロンボゲン表面の
    製造に用いられる水性ペイント。
  13. 【請求項13】さらにスペーサー材料を含む請求項11
    のペイント。
  14. 【請求項14】該結合剤は、アクリル酸共重合体である
    請求項11の医療機器。
  15. 【請求項15】該スペーサー材料はコロイド状シリカで
    ある請求項12の医療機器。
  16. 【請求項16】該水は、又塩基としてアンモニアを含
    み、該抗トロンボゲン剤はペパリンであり、該有機重合
    体結合剤は5−25%のアクリル酸含量を有するエチレ
    ンアクリル酸共重合体であり、そして該スペーサー材料
    はコロイド状シリカである請求項12のペイント。
  17. 【請求項17】少なくとも一つの表面を抗トロンボゲン
    性とする固体基体を用意し、該基体の該表面を、水、塩
    基、抗トロンボゲン剤、有機重合体結合剤及びスペーサ
    ー材料の水性混合物により被覆し、該被覆を乾燥して該
    基体の被覆された表面を提供することよりなる抗トロン
    ボゲン性表面を製造する方法。
  18. 【請求項18】前記の被覆された表面を結合剤により処
    理する追加の段階をさらに含む請求項17の方法。
  19. 【請求項19】該固体基体は重合体樹脂材料であり、そ
    して該方法は該水性混合物によりその表面を被覆する前
    に該重合体樹脂材料の表面をスルホン化する段階をさら
    に含む請求項17の方法。
  20. 【請求項20】該抗トロンボゲン剤はヘパリンであり、
    該有機重合体結合剤は5−25%のアクリル酸含量を有
    するエチレンアクリル酸共重合体であり、そして該スペ
    ーサー材料はコロイド状シリカである請求項17の方
    法。
  21. 【請求項21】該塩基はアンモニア化合物である請求項
    17の方法。
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CA2054847A1 (en) 1992-05-03
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