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JPH05233328A - プロセス間通信処理を行う情報処理システム - Google Patents

プロセス間通信処理を行う情報処理システム

Info

Publication number
JPH05233328A
JPH05233328A JP3798392A JP3798392A JPH05233328A JP H05233328 A JPH05233328 A JP H05233328A JP 3798392 A JP3798392 A JP 3798392A JP 3798392 A JP3798392 A JP 3798392A JP H05233328 A JPH05233328 A JP H05233328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
data
reception
transmission
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3798392A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kuwana
利幸 桑名
Toshiyuki Tsuboya
敏行 坪谷
Hiroaki Nojima
廣明 野島
Akira Kobayashi
朗 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3798392A priority Critical patent/JPH05233328A/ja
Publication of JPH05233328A publication Critical patent/JPH05233328A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリ性能の高速化による通信速度の向上とは
異なる方法によって通信速度を向上させたプロセス間通
信処理を行う情報処理システムを提供することにある。 【構成】21、22は各々プロセス間通信を行なう送信
プロセス、受信プロセスの仮想空間であり、送信プロセ
ス用ペ−ジテ−ブル23、受信プロセス用ペ−ジテ−ブ
ル24を介して、メモリ2の物理ペ−ジにマッピングさ
れる。ここで、送信デ−タエリア29はペ−ジテ−ブル
23のエントリnにより、受信デ−タエリア30はペ−
ジテ−ブル24のエントリmにより、物理メモリに対応
づけられており、ペ−ジテ−ブル23のエントリnと、
ペ−ジテ−ブルのエントリmの内容を入れ替えることに
より、メモリ上のデ−タコピ−を伴わない見かけ上のメ
モリコピ−を実現できる。 【効果】本発明により、メモリ上でのデ−タコピ−を伴
わない、プロセス間通信を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オペレ−ティングシス
テム上で動作する複数のプロセス(タスクとも呼ばれ
る)間のプロセス間通信処理を行う情報処理システムに
係り、特に、高速なプロセス間通信処理を行う情報処理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、オペレ−ティングシステム上で
動作する複数のプロセス間のプロセス間通信処理を行う
情報処理システムとしては、Addison-Wesley Publishin
g Company社出版 ”The Design and Implementation of
the 4.3BSD UNIX Operating System ”(ISBN 0-201-06
196-1)のP279からP310に記載されているよう
に、送信プロセスから受信プロセスにデ−タを送信する
場合に、送信プロセスと受信プロセスが同一CPU上で
動作する場合にも、送信プロセスからオペレ−ティング
システムへのデ−タコピ−、および、オペレ−ティング
システムから受信プロセスへのデ−タコピ−と、最低2
回の送受信デ−タのメモリ上のコピ−を行なっていた。
【0003】この内容を図2を用い簡単に説明する。図
2において、CPU 1上では、送信プロセス3、受信
プロセス4、および、オペレ−ティングシステム(O
S)5が動作する。また、メモリ2上には、送信プロセ
スの送信デ−タ8、及び、受信プロセスの受信デ−タエ
リア9、および、OS 5が管理する受信デ−タキュ−
10が配置されている。受信デ−タキュ−10は、送信
プロセスと受信プロセスが非同期に動作可能とするため
に設けられており、受信キュ−リストヘッダ11にたい
して、デ−タが送られた順に、受信デ−タ12、13が
接続される。この構成で、送信プロセス3が OSのsen
dル−チン6をコ−ルした場合には、送信デ−タ8は、
矢印15のように受信デ−タキュ−10にコピ−され、
さらに、受信プロセス4が receiveル−チンをコ−ルし
た場合には、矢印16のように受信デ−タキュ−10か
ら、受信デ−タエリア9にコピ−されるというように、
同一CPU上で送信プロセス、受信プロセスが動作する
場合にも合計2回のメモリコピ−が必要であった。
【0004】他の従来技術として、特開平2−2910
35号公報に記載されたものが有るが、これは、画像デ
ータを処理する装置において、仮想記憶方式が使われて
いなったので仮想記憶方式を採用したというものであ
り、仮想記憶方式としては、従来技術をそのまま用いて
おり、新しい適用対象を発明したというものである。従
って、本発明のような、仮想記憶方式の使用は従来技術
であるとして、これに対する新たな改良を提示するもの
とは異なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のプロセス間通信
処理を行う情報処理システムでは、同一CPU上で動作
する送信プロセスから受信プロセスへの通信に2回のメ
モリ上のコピ−を必要とし、CPU性能が向上しても、
メモリ上のコピ−に要する時間がネックとなり、同一C
PU内におけるプロセス間通信の性能が向上しないとい
う問題点があった。
【0006】本発明の目的は、メモリ性能の高速化によ
る通信速度の向上とは異なる方法によって通信速度を向
上させたプロセス間通信処理を行う情報処理システムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、オペレ−テ
ィングシステムにより管理され、データのアドレスのう
ちのページ番号とページ番号に対応したページアドレス
とを格納するエントリを有するペ−ジテ−ブルを用いた
仮想記憶を有し、複数のプロセス間のプロセス間通信処
理を行う情報処理システムにおいて、仮想空間上に、送
信側のプロセスが送信する送信データを格納するページ
と、受信側のプロセスが受信した受信データを格納する
ページと、送信データのページアドレスを、受信データ
を格納するページのページ番号に対応したエントリへ直
接または間接に設定することによりプロセス間通信を行
なう管理手段とを有することとしたものである。
【0008】
【作用】オペレ−ティングシステムにより管理され、デ
ータのアドレスのうちのページ番号とページ番号に対応
したページアドレスとを格納するエントリを有するペ−
ジテ−ブルを用いた仮想記憶を有し、複数のプロセス間
のプロセス間通信処理を行う情報処理システムにおい
て、仮想空間上に、送信側のプロセスが送信する送信デ
ータを格納するページと、受信側のプロセスが受信した
受信データを格納するページとを有し、管理手段は、送
信データのページアドレスを、受信データを格納するペ
ージのページ番号に対応したエントリへ直接または間接
に設定する。こうして送信データを送信データエリアか
ら受信データエリアへ実際に移すことが不要となる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1により示す。
【0010】これは、現在の計算機システムで広く用い
られている仮想記憶の利用に着眼し、特に、仮想記憶制
御において仮想アドレスと物理アドレスの対応を記憶す
るペ−ジテ−ブルの内容を変更することにより、メモリ
上のコピ−を不要とする、プロセス間通信処理を行う情
報処理システムを考えたものである。図1でその内容を
説明する図1において、仮想アドレス空間21、22は
各々送信プロセス、受信プロセスに割り当てられた仮想
アドレス空間である。各々の仮想アドレス空間は、例え
ば4KBというように、固定サイズの仮想ペ−ジ1、
2、3等に分割されている。ここで、送信プロセスの仮
想アドレス空間21には、ペ−ジの境界(4KBの境
界)に送信デ−タエリア29を、受信プロセス用の仮想
アドレス空間22には、同じくペ−ジの境界に受信デ−
タエリア30を配置する(この様な配置をページ境界と
呼ぶ)。
【0011】また、仮想空間と同様にメモリ2は、固定
長のペ−ジサイズの物理ペ−ジ1、2、3等に分割さ
れ、送信デ−タエリア、受信デ−タエリアは、ペ−ジテ
−ブル23、24を介して、各々物理ペ−ジ31、32
に対応づけられている。
【0012】また、ここで、ペ−ジテ−ブル23、24
は、各々送信プロセス、受信プロセスの仮想アドレスと
物理アドレスを対応づける変換テ−ブルであり、仮想ア
ドレス21、22のペ−ジ1、2、3等の物理ペ−ジア
ドレスが、各々、ペ−ジテ−ブル23、24のエントリ
1、2、3等に格納され、仮想アドレスの各仮想ペ−ジ
が、メモリ上のどこに対応しているかを管理している。
【0013】本構成においてプロセス間通信を行なう場
合に、送信デ−タ29を送信する前の時点で、送信デ−
タエリア、受信デ−タエリアの仮想アドレス、物理アド
レスの対応が25、26であったのを、ペ−ジテ−ブル
23の送信デ−タエリアの物理アドレスを記憶するエン
トリnの内容と、ペ−ジテ−ブル24の受信デ−タエリ
アの物理アドレスを記憶するエントリmの内容とを入れ
替えることにより、送信デ−タエリア、受信デ−タエリ
アの仮想アドレス、物理アドレスの対応を、27、28
のように変更することができ、その結果として、メモリ
2上でのデ−タコピ−を伴わない、見かけ上のデ−タ転
送を実現することができる。
【0014】以上のように受信デ−タエリアと、送信デ
−タエリアのペ−ジテ−ブルのエントリを入れ替えるこ
とにより、メモリ上でのデ−タコピ−を伴わないプロセ
ス間通信を実現することができ、メモリのコピ−オ−バ
ヘッドに依存しないプロセス間通信処理を行う情報処理
システムを実現することができる。
【0015】本発明の実施例の詳細を図3以降に示す。
【0016】図3は、実施例の構成図である。システム
バス43を介して、CPU1,メモリ2、仮想記憶制御
においてメモリが足りなくなったときに、メモリ上の物
理ペ−ジを退避するディスク装置44が接続される。メ
モリ2上には、送信プロセス3、受信プロセス4、OS
(管理手段)5が配置され、送信プロセス3内には、送
信デ−タエリア8が、受信プロセス内には、受信デ−タ
エリア9が、各々配置される。OS5内には、sendル−
チン6、receiveル−チン7等を含む通信ドライバ42、
及び、通信ドライバ42が管理し、受信デ−タを格納す
る受信デ−タキュ−10が配置される。また、メモリ2
の物理ペ−ジのサイズは4KByteであり、メモリ2
上には、プロセス3、4のペ−ジテ−ブル23、24が
配置され、CPU1内のアドレス変換機構41がペ−ジ
テ−ブル23、24を参照し、4KByte単位に仮想
アドレスから物理アドレスへの変換を行なう。
【0017】図4に、受信デ−タキュ−10の詳細を示
す。受信デ−タキュ−10は、受信デ−タ格納エリア5
6、受信デ−タの到着順序を管理する受信デ−タキュ−
ヘッダ51、受信デ−タ管理テ−ブル53、54、5
5、及び、受信デ−タ格納エリア56の空き状態を管理
する空きペ−ジリストヘッダ57、空きペ−ジ管理テ−
ブル58,59から構成される。受信デ−タ格納エリア
56は4KByteのペ−ジ60〜64より構成され、
各ペ−ジは全てペ−ジ境界に配置する。また、本図の状
態では、受信デ−タ1、2、3は、それぞれ、ペ−ジ6
0、62、64に格納され、ペ−ジ61、63は、空き
ペ−ジとなっている。受信デ−タ管理テ−ブル53、5
4、55は各々、受信デ−タ60、62、64を管理す
る管理テ−ブルであり、各管理テ−ブルには、各受信デ
−タの格納アドレスと、受信デ−タのサイズ(Byte
数)が記憶される。また、受信デ−タ管理テ−ブル53
〜55は、デ−タ到着順にリストで接続され、受信デ−
タキュ−ヘッダ51内の、topフィ−ルド52で最初に到
着した受信デ−タに対応する受信デ−タ管理テ−ブル5
3を,lastフィ−ルド51で最後に到着した受信デ−タ
に対応する受信デ−タ管理テ−ブル55を管理する。空
きリスト管理テ−ブル58、59は空きペ−ジ61、6
3のアドレスを管理し、空きペ−ジリストヘッダ57の
empフィ−ルドから、リストにより接続される。
【0018】図5に、以上で説明した構成において、ペ
−ジテ−ブルの変更によりプロセス間通信を行なった場
合に、仮想アドレスと物理アドレスの対応関係が、どの
ように変更されるかの、流れを示す。
【0019】図5(a)は送信プロセスが送信デ−タC
を送信するためにsendル−チンをコ−ルする直前の、仮
想アドレスと物理アドレスの対応関係を表し、3は送信
プロセスの仮想アドレス空間、4は受信プロセスの仮想
アドレス空間、42は通信ドライバの仮想アドレス空
間、2はメモリの物理アドレス空間を示す。また、対応
75〜81はペ−ジテ−ブルで管理されている仮想空間
上のペ−ジと物理ペ−ジとの対応関係を示し、送信プロ
セス3の送信デ−タC91は対応75により物理ペ−ジ
101に対応づけられ、受信プロセス4の、受信デ−タ
エリア92は対応76により、物理ペ−ジ102に対応
づけられている。また、通信ドライバ42の受信デ−タ
エリア56の各仮想ペ−ジ93〜97は、77〜81の
対応で物理ペ−ジ103〜107に対応づけられてい
る。さらに、本図は、既にデ−タA、Bが送信プロセス
により送られている状態を示し、かつ、受信デ−タキュ
−ヘッダのtopフィ−ルド52から始まる受信キュ−リ
スト110から送信順に接続されている。
【0020】次に、図5(a)の状態において、送信プ
ロセスがデ−タCを送信するためにsendル−チンをコ−
ルした直後の、仮想アドレスと物理アドレスの対応を図
5(b)に示す。まず、通信ドライバのsendル−チンの
処理において、受信デ−タエリア56のなかから、空き
ペ−ジを捜し、空きペ−ジ94を確保する。次に、send
ル−チンをコ−ルする直前では、ペ−ジテ−ブルが図
(a)75、78の対応であったのを、ペ−ジテ−ブル
の内容を入れ替えることにより、図(b)の71、72
の対応に変更する。最後に、受信キュ−リスト110を
111のように変更し、送信デ−タC94を受信キュ−
リスト110に接続する。以上の処理により、送信デ−
タCを、実際のメモリ上でのデ−タコピ−を行なわず
に、受信キュ−エリア56に格納することができる。
【0021】図5(c)は、図5(b)の状態で、受信
プロセスがデ−タAを受信するためにreceiveル−チン
をコ−ルした直後の、仮想アドレスと物理アドレスの対
応を示した図である。通信ドライバのreceiveル−チン
の処理において、まず、図5(b)の受信デ−タリスト
111を参照し、送信プロセスにより最初に送信された
デ−タA93を見つける。次に、receiveル−チンをコ
−ルする直前では、図(b)において、ペ−ジテ−ブル
が76、77の対応であったのを、ペ−ジテ−ブルの内
容を入れ替えることにより、図5(c)の73、74の
対応に変更する。最後に、受信キュ−リスト111を1
12のように変更し、デ−タC94を受信キュ−リスト
110に接続し、デ−タA94を受信キュ−リスト11
0から、削除する。以上の処理により、デ−タAを、実
際のメモリ上のコピ−を行なわずに、受信エリア92に
格納することができる。
【0022】図6にsendル−チンのフロ−チャ−ト
を示す。601で受信デ−タエリアに空きペ−ジがある
かを判定し、空きがない場合には、602で空きペ−ジ
ができるのを待つ。空きペ−ジがある場合には、603
で空きペ−ジリストより、先頭アドレスが addrEの空き
ぺ−ジEを1ペ−ジ確保し、604で、受信デ−タ管理
テ−ブルを1個作成、受信デ−タ管理テ−ブルのアドレ
スフィ−ルドに addrEを、サイズフィ−ルドに送信デ−
タ長を設定する。605で、作成した受信デ−タ管理テ
−ブルを、受信キュ−リストの最後に挿入し、606
で、送信デ−タのペ−ジSと、603で確保した空きペ
−ジEの仮想アドレスと物理アドレスの対応関係をペ−
ジテ−ブルの内容の変更により入れ替える。最後に、6
07で受信デ−タを待っている受信プロセスに対し、受
信デ−タの到着を知らせる。
【0023】図7に receiveル−チンのフロ−チャ−ト
を示す。701で受信デ−タがあるかを判定し、受信デ
−タがない場合には、702で受信デ−タができるのを
待つ。受信デ−タがある場合には、703で受信キュ−
の先頭から、先頭アドレスがaddrAのデ−タAを取りだ
し、704で、受信プロセスの受信デ−タエリアのペ−
ジRと、703で取りだしたデ−タAの、仮想アドレス
と物理アドレスの対応関係をペ−ジテ−ブルの内容の変
更により入れ替える。705で addrAのペ−ジを受信キ
ュ−よりはずし、空きペ−ジリストに挿入する。最後
に、空きペ−ジを待っている送信プロセスに対し、空き
ペ−ジができたことを知らせる。
【0024】以上で実施例の説明を終わる。本実施例で
は、説明を簡略化するために、図4において、受信デ−
タが受信デ−タエリア56の4KByteのペ−ジ境界
をまたがない場合についてのみ説明したが、受信デ−タ
が4kByte以上で複数ペ−ジにまたがる場合も、基
本的には、ペ−ジテ−ブルの変更を複数ペ−ジに対して
行なえばよく、処理は容易に類推可能である。
【0025】また、本実施例では、送信プロセスの送信
デ−タエリア、及び、受信プロセスの受信デ−タエリア
は、ペ−ジ境界に配置されているという前提で説明を行
なったが、一般のプロセス間通信では、アプリケ−ショ
ンサイドの都合で必ずしも、送受信エリアをペ−ジ境界
に配置できるとは限らない。このような環境では、図
6、図7のフロ−チャ−トにおいて、送信デ−タエリ
ア、および、受信デ−タエリアの先頭アドレスがペ−ジ
境界で、かつ、送信デ−タ長、及び、受信デ−タエリア
の長さが、ペ−ジサイズの整数倍の場合のみ、本実施例
で説明したペ−ジテ−ブルの変更によるプロセス間通信
処理をおこない、他の条件では、従来通り、メモリ上で
のコピ−を行なう処理も、容易に作成可能である。
【0026】さらに、CPUに接続されるディスプレイ
に図形を表示する図形表示処理において、図形表示を行
なうプロセスと、アプリケ−ションプロセスとを分離
し、アプリケ−ションプロセスから、図形表示プロセス
に対し、図形表示デ−タをプロセス間通信を用いて送信
する形態が、最近増加してきているが、この、アプリケ
−ションプロセス、図形表示プロセス間のプロセス間通
信処理にも、本発明は容易に適用可能である。
【0027】本発明により、同一CPU上でのメモリ上
でのプロセス間通信において、デ−タコピ−を伴わず、
かつ、メモリの性能に依存しないプロセス間通信を可能
とすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、メモリ
性能の高速化による通信速度の向上とは異なる方法によ
って通信速度を向上させたプロセス間通信処理を行う情
報処理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペ−ジテ−ブル変更によるプロセス間通信の方
法を示す説明図。
【図2】従来技術によるプロセス間通信の方法を示す説
明図。
【図3】情報処理システムの実施例の構成図。
【図4】実施例の受信デ−タキュ−エリアの構成図。
【図5】実施例のプロセス間通信における、仮想アドレ
ス、物理アドレスの対応関係の流れの説明図。
【図6】sendル−チンのフロ−チャ−ト。
【図7】receiveル−チンのフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1…CPU,2…メモリ,3…送信プロセス,4…受信
プロセス,5…OS,6…sendル−チン,7…re
ceiveル−チン,8…送信デ−タエリア,9…受信
デ−タエリア,10…受信デ−タキュ−エリア,51…
受信デ−タキュ−ヘッダ,53〜55…受信デ−タ管理
テ−ブル,56…受信デ−タ格納エリア,58〜59…
空きペ−ジ管理テ−ブル,57…空きペ−ジリストヘッ
ダ,71〜81…仮想アドレスと物理ペ−ジとの対応関
係,91…送信デ−タエリアの仮想アドレス,92…受
信デ−タエリアの仮想アドレス,93〜97…受信デ−
タ格納エリアの仮想アドレス,101〜107…物理ペ
−ジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 朗 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペレ−ティングシステムにより管理さ
    れ、データのアドレスのうちのページ番号とページ番号
    に対応したページアドレスとを格納するエントリを有す
    るペ−ジテ−ブルを用いた仮想記憶を有し、複数のプロ
    セス間のプロセス間通信処理を行う情報処理システムに
    おいて、 仮想空間上に、送信側のプロセスが送信する送信データ
    を格納するページと、 受信側のプロセスが受信した受信データを格納するペー
    ジと、 送信データのページアドレスを、受信データを格納する
    ページのページ番号に対応したエントリへ直接または間
    接に設定することによりプロセス間通信を行なう管理手
    段とを有することを特徴とするプロセス間通信処理を行
    う情報処理システム
  2. 【請求項2】オペレ−ティングシステムにより管理さ
    れ、データのアドレスのうちのページ番号とページ番号
    に対応したページアドレスとを格納するエントリを有す
    るペ−ジテ−ブルを用いた仮想記憶を有し、複数のプロ
    セス間のプロセス間通信処理を行う情報処理システムに
    おいて、 仮想空間上に、送信側のプロセスが送信する送信データ
    を格納するページと、 受信側のプロセスが受信した受信データを格納するペー
    ジと、 送信データおよび受信データのそれぞれが、他のデータ
    と同一ペ−ジに混在していない時に、 送信データのページアドレスを、受信データを格納する
    ページのページ番号に対応したエントリへ直接または間
    接に設定することによりプロセス間通信を行ない、 他の場合には、送信データを格納するページ内のデータ
    を、受信データを格納するページ内にデータ転送を行な
    う管理手段とを有することを特徴とするプロセス間通信
    処理を行う情報処理システム。
  3. 【請求項3】オペレ−ティングシステムにより管理さ
    れ、データのアドレスのうちのページ番号とページ番号
    に対応したページアドレスとを格納するエントリを有す
    るペ−ジテ−ブルを用いた仮想記憶を有し、複数のプロ
    セス間のプロセス間通信処理を行う情報処理システムに
    おいて、 仮想空間上に、送信側のプロセスが送信する送信データ
    を格納するページと、 受信側のプロセスが受信した受信データを格納するペー
    ジと、 送信データが格納されたエリアおよび受信データが格納
    されたエリアがペ−ジ境界であり、かつ、送信デ−タ長
    がペ−ジ長の整数倍の時に、 送信データのページアドレスを、受信データを格納する
    ページのページ番号に対応したエントリへ直接または間
    接に設定することによりプロセス間通信を行ない、 他の場合には、送信データを格納するページ内のデータ
    を、受信データを格納するページ内にデータ転送を行な
    う管理手段とを有することを特徴とするプロセス間通信
    処理を行う情報処理システム。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載のプロセスは、
    アプリケ−ションプロセスと、ディスプレイに図形を表
    示する表示プロセスであり、 上記送信データは、アプリケ−ションプロセスと表示プ
    ロセス間の表示コマンドデ−タであることを特徴とする
    図形表示処理を行う情報処理システム。
JP3798392A 1992-02-25 1992-02-25 プロセス間通信処理を行う情報処理システム Pending JPH05233328A (ja)

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JP3798392A JPH05233328A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 プロセス間通信処理を行う情報処理システム

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JP (1) JPH05233328A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007018195A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Sony Computer Entertainment Inc 情報処理方法および情報処理装置
JP2012212348A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Brother Ind Ltd 画像処理プログラム、情報処理端末装置および情報処理端末装置の制御方法

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JP2007018195A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Sony Computer Entertainment Inc 情報処理方法および情報処理装置
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