JPH05232030A - カラーラベルの無接触型鑑定・検査装置及び方法 - Google Patents
カラーラベルの無接触型鑑定・検査装置及び方法Info
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- JPH05232030A JPH05232030A JP4151969A JP15196992A JPH05232030A JP H05232030 A JPH05232030 A JP H05232030A JP 4151969 A JP4151969 A JP 4151969A JP 15196992 A JP15196992 A JP 15196992A JP H05232030 A JPH05232030 A JP H05232030A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B07—SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
- B07C—POSTAL SORTING; SORTING INDIVIDUAL ARTICLES, OR BULK MATERIAL FIT TO BE SORTED PIECE-MEAL, e.g. BY PICKING
- B07C5/00—Sorting according to a characteristic or feature of the articles or material being sorted, e.g. by control effected by devices which detect or measure such characteristic or feature; Sorting by manually actuated devices, e.g. switches
- B07C5/34—Sorting according to other particular properties
- B07C5/342—Sorting according to other particular properties according to optical properties, e.g. colour
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
- G01N21/88—Investigating the presence of flaws or contamination
- G01N21/90—Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
- G01N21/909—Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents in opaque containers or opaque container parts, e.g. cans, tins, caps, labels
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高速生産ライン上の飲料缶などのラベルの鑑
定および検査を低価格かつ高速に処理する装置と方法を
提供する。 【構成】 本装置は、飲料缶10の動きを妨げたり影響
を与えたりしない位置に一個の光学ヘッド40を配置
し、動いている缶の視野の中に入る部分にあるあらかじ
め決められた数の色(赤、青、既、緑など)を感知す
る。光学ヘッド40は各色の強度に比例したアナログの
電気信号を出す。信号はコンピュータで処理され、決め
られた数の色を基にして2色特性図を多数作る。充分な
数の缶10が光学ヘッド40の前を通過し、全ての2色
特性図が完全にできあがった後で、コンピュータはその
後に続く缶10の色を感知し、それを先に作った色特性
図と比較する。もし感知された色のパターンが色特性図
の外にでているときには、その缶は不合格となり、不合
格信号が出される。
定および検査を低価格かつ高速に処理する装置と方法を
提供する。 【構成】 本装置は、飲料缶10の動きを妨げたり影響
を与えたりしない位置に一個の光学ヘッド40を配置
し、動いている缶の視野の中に入る部分にあるあらかじ
め決められた数の色(赤、青、既、緑など)を感知す
る。光学ヘッド40は各色の強度に比例したアナログの
電気信号を出す。信号はコンピュータで処理され、決め
られた数の色を基にして2色特性図を多数作る。充分な
数の缶10が光学ヘッド40の前を通過し、全ての2色
特性図が完全にできあがった後で、コンピュータはその
後に続く缶10の色を感知し、それを先に作った色特性
図と比較する。もし感知された色のパターンが色特性図
の外にでているときには、その缶は不合格となり、不合
格信号が出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーラベルの無接触
での鑑定及び検査、特に飲料用の缶などの容器のカラー
ラベルの鑑定及び検査に関する。
での鑑定及び検査、特に飲料用の缶などの容器のカラー
ラベルの鑑定及び検査に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の課題と本発明の趣旨を念頭にお
き、既存の技術特許を調べた。結果は以下のとおりであ
る。 発明者 特許番号 特許年月日 Fickenscher 他 3,676,645 1972. 7.11 Yoshimura 他 3,745,527 1973. 7.10 Trogdon 4,270,863 1981. 6. 2 Christian 他 4,589,141 1986. 5.13 Dennis 4,790,022 1988.12. 6 Tajima 4,797,937 1989. 1.10 Kappner 4,809,342 1989. 2.28 Schrader 他 4,859,863 1989. 8.22 Uchida 他 4,881,268 1989.11.14
き、既存の技術特許を調べた。結果は以下のとおりであ
る。 発明者 特許番号 特許年月日 Fickenscher 他 3,676,645 1972. 7.11 Yoshimura 他 3,745,527 1973. 7.10 Trogdon 4,270,863 1981. 6. 2 Christian 他 4,589,141 1986. 5.13 Dennis 4,790,022 1988.12. 6 Tajima 4,797,937 1989. 1.10 Kappner 4,809,342 1989. 2.28 Schrader 他 4,859,863 1989. 8.22 Uchida 他 4,881,268 1989.11.14
【0003】Uchidaに対する1989年の特許
は、光ファイバ束を用いて特定の紙幣をその反射光ある
いは透過光の色を検出して鑑定する装置に関するもので
ある。Uchidaの方法は、検査すべき紙幣上の決め
られた直線状の経路からの反射光を3色に分けて検出す
るセンサを用いている。この方法では、紙幣の限られた
直線状の部分のみを検査しており、ラベル全体の検査は
行われない。従って紙幣の直線状の検査経路からはずれ
ている欠陥は検出する事ができない。更にUchida
はセンサとして光ファイバを用いており、これは紙幣の
表面のごく近傍に設置しなければならない。紙幣が動く
と時間的に変化する信号が発生する。この信号は各紙幣
ごとに繰り返されるので周期性を持つ。センサに生ずる
時間的に変化する信号は2つの色(例えば、青と赤)に
対応する成分に分けられ、その成分間の比がとられる。
この比を表す信号があらかじめメモリに与えられている
基準信号のパターンと比較される。紙幣は検査される領
域が狭いため向きを正確に設置しなければならない。U
chidaの装置は学習能力はなく、基準パターンを用
意しなければならない。
は、光ファイバ束を用いて特定の紙幣をその反射光ある
いは透過光の色を検出して鑑定する装置に関するもので
ある。Uchidaの方法は、検査すべき紙幣上の決め
られた直線状の経路からの反射光を3色に分けて検出す
るセンサを用いている。この方法では、紙幣の限られた
直線状の部分のみを検査しており、ラベル全体の検査は
行われない。従って紙幣の直線状の検査経路からはずれ
ている欠陥は検出する事ができない。更にUchida
はセンサとして光ファイバを用いており、これは紙幣の
表面のごく近傍に設置しなければならない。紙幣が動く
と時間的に変化する信号が発生する。この信号は各紙幣
ごとに繰り返されるので周期性を持つ。センサに生ずる
時間的に変化する信号は2つの色(例えば、青と赤)に
対応する成分に分けられ、その成分間の比がとられる。
この比を表す信号があらかじめメモリに与えられている
基準信号のパターンと比較される。紙幣は検査される領
域が狭いため向きを正確に設置しなければならない。U
chidaの装置は学習能力はなく、基準パターンを用
意しなければならない。
【0004】Dennisに対する1988年の特許で
はカラーカメラが使われており、このカメラからガンマ
を改善したRGB出力が得られ、それは緑、赤、青の成
分に分けた3つの画像として保存される。この出力はア
ナログーデジタル変換器を通してマイクロプロセッサに
伝えられる。出力信号は、Uchidaの場合と同様時
間的に変化するが、野菜がランダムに送りこまれるので
周期的ではない。Dennisの方法はコンベヤで運ば
れてくる野菜の色の変化(例えばじゃがいもに見られる
緑色の斑点)を分析するのに適している。この方法で
は、野菜はどのような方向を向いていてもよく、大きさ
や形が違っていてもかまわない。Dennisは野菜の
欠陥を示すと思われる特定の大きさと色合いをもったパ
ターンの有無を調べている。この装置ではまず、望まし
くない緑色の部分がある不良品のじゃがいもを使って装
置の校正をする。それにより緑色の欠陥部分と周囲のじ
ゃがいもとの間の色の変化が検出できる。Dennis
は3次元のメモリ(3個の2次元のルックアップテーブ
ルで構成されている)に記録された2次元あるいは3次
元の色彩パターンを使って、特定の色彩の中にある欠陥
による色の変化だけを検出している。この方法はラベル
の小さな傷を検出するのには向いていない。
はカラーカメラが使われており、このカメラからガンマ
を改善したRGB出力が得られ、それは緑、赤、青の成
分に分けた3つの画像として保存される。この出力はア
ナログーデジタル変換器を通してマイクロプロセッサに
伝えられる。出力信号は、Uchidaの場合と同様時
間的に変化するが、野菜がランダムに送りこまれるので
周期的ではない。Dennisの方法はコンベヤで運ば
れてくる野菜の色の変化(例えばじゃがいもに見られる
緑色の斑点)を分析するのに適している。この方法で
は、野菜はどのような方向を向いていてもよく、大きさ
や形が違っていてもかまわない。Dennisは野菜の
欠陥を示すと思われる特定の大きさと色合いをもったパ
ターンの有無を調べている。この装置ではまず、望まし
くない緑色の部分がある不良品のじゃがいもを使って装
置の校正をする。それにより緑色の欠陥部分と周囲のじ
ゃがいもとの間の色の変化が検出できる。Dennis
は3次元のメモリ(3個の2次元のルックアップテーブ
ルで構成されている)に記録された2次元あるいは3次
元の色彩パターンを使って、特定の色彩の中にある欠陥
による色の変化だけを検出している。この方法はラベル
の小さな傷を検出するのには向いていない。
【0005】Yoshimuraはスキャナを通って出
てくる、向きの決まった切手を扱っている。これもまた
生産ライン上の飲料缶などの向きの定まらない容器には
向かない。Yoshimuraは3色の反射光のみを用
い、すなわち赤と緑と青を使ってルックアップテーブル
に入力し、これら3色の入力の割合によってそれぞれの
場所に色(赤、緑、青または白)を割り当てている。こ
れらの信号は時間的に変化しかつ切手のデザインで正確
に決まるものである。1989年のSchraderに
対する特許はラベル検査の装置であり、これは3インチ
の間をあけた1分間に100から600個の速さでコン
ベヤで運ばれてくる容器のラベルを全体の反射率から検
査するものである。ラベルは6インチの缶のものまで検
査できる。この発明では鉛直線状に1/2インチ間隔で
並べられた光検出器をもちいている。反射率のパーセン
テージはマイクロプロセッサを用いて計算され、それか
ら容器に対する合格判定ラインが決められる。この発明
には学習過程があり、検査すべき容器の標本として十分
な数の容器を使って全体に対する反射率値を求めてい
る。
てくる、向きの決まった切手を扱っている。これもまた
生産ライン上の飲料缶などの向きの定まらない容器には
向かない。Yoshimuraは3色の反射光のみを用
い、すなわち赤と緑と青を使ってルックアップテーブル
に入力し、これら3色の入力の割合によってそれぞれの
場所に色(赤、緑、青または白)を割り当てている。こ
れらの信号は時間的に変化しかつ切手のデザインで正確
に決まるものである。1989年のSchraderに
対する特許はラベル検査の装置であり、これは3インチ
の間をあけた1分間に100から600個の速さでコン
ベヤで運ばれてくる容器のラベルを全体の反射率から検
査するものである。ラベルは6インチの缶のものまで検
査できる。この発明では鉛直線状に1/2インチ間隔で
並べられた光検出器をもちいている。反射率のパーセン
テージはマイクロプロセッサを用いて計算され、それか
ら容器に対する合格判定ラインが決められる。この発明
には学習過程があり、検査すべき容器の標本として十分
な数の容器を使って全体に対する反射率値を求めてい
る。
【0006】1989年のKappnerに対する特許
は、符号の鑑定と読みとり操作に関するものである。こ
の発明では、物体につけられた符号の相対的位置を正確
に読みとることができる。1989年のTajimaに
対する特許は切手の鑑定装置に関するものである。この
発明は切手を走査してその上の色を検出し、あらかじめ
決められた領域には何色があるかを調べる。それにより
切手の走査領域の色の分布を表す特性ベクトルが得られ
る。赤と緑と青用のセンサを並べ、電気的アナログ信号
を取り出し、決められた領域内での色の量に基づいてデ
ジタル化される。センサは走査線が1本になるように並
べられており、切手はその走査線の位置がずれないよう
に置かれねばならない。
は、符号の鑑定と読みとり操作に関するものである。こ
の発明では、物体につけられた符号の相対的位置を正確
に読みとることができる。1989年のTajimaに
対する特許は切手の鑑定装置に関するものである。この
発明は切手を走査してその上の色を検出し、あらかじめ
決められた領域には何色があるかを調べる。それにより
切手の走査領域の色の分布を表す特性ベクトルが得られ
る。赤と緑と青用のセンサを並べ、電気的アナログ信号
を取り出し、決められた領域内での色の量に基づいてデ
ジタル化される。センサは走査線が1本になるように並
べられており、切手はその走査線の位置がずれないよう
に置かれねばならない。
【0007】1986年のCristianに対する特
許は、コンピュータを使ったラベルの自動検査装置に関
するものである。この装置にはまず学習過程があり、そ
こでラベルが記録される。次に検査過程に入り未検査の
ラベルが調べられる。1981年のTrogdon
(4、270、863)とそれを譲渡されたOwenー
Illinois社に対する特許は、ラベルの表面に光
を当て、フォトダイオード行列により表面の多数の点で
の輝度を調べる。この輝度はあらかじめ記録されていた
最大値と比較され、もしその値と違う時には合格または
不合格の信号が出される。この発明には沢山のラベルを
検査しその情報を貯える学習過程があり、その情報を基
にしてその後の検査を行う。この発明は128×128
のダイオード行列を持つカメラが使われている。カメラ
からのアナログ信号はA/D変換器によりデジタル信号
に換えられる。
許は、コンピュータを使ったラベルの自動検査装置に関
するものである。この装置にはまず学習過程があり、そ
こでラベルが記録される。次に検査過程に入り未検査の
ラベルが調べられる。1981年のTrogdon
(4、270、863)とそれを譲渡されたOwenー
Illinois社に対する特許は、ラベルの表面に光
を当て、フォトダイオード行列により表面の多数の点で
の輝度を調べる。この輝度はあらかじめ記録されていた
最大値と比較され、もしその値と違う時には合格または
不合格の信号が出される。この発明には沢山のラベルを
検査しその情報を貯える学習過程があり、その情報を基
にしてその後の検査を行う。この発明は128×128
のダイオード行列を持つカメラが使われている。カメラ
からのアナログ信号はA/D変換器によりデジタル信号
に換えられる。
【0008】1972年のFickenscherに対
する特許は回転多面鏡を用いたラベル読み取り器であ
る。Uchida他、Dennis、Yoshimur
a他の特許は、本発明の趣旨に最も関係がある。しか
し、Uchida他の装置では直線状に並ぶスキャナに
対する切手の位置の正確さが要求される。Denni
s、Uchida他、Yoshimura他の装置は全
て初めに基準値を与えねばならない。これらの装置は全
て、まず初めにラベル全体に対する色彩特性図を作り、
それを基にして色彩の欠陥を検査するもので、同形の物
体の全表面を調べるものではない。上記のUchid
a、Yoshimura、Dennisの特許は全て時
間的に変化する信号を貯え、それを処理して位置対色の
変化を表す信号をつくる。この信号が基準値と比較され
る。このような現状のなかで簡単なハードウエアとメモ
リを使って、不規則な方向を向いたものを色別に調べ、
沢山のサンプルについての結果を集積し、走査率に敏感
ではないラベル全体についての色彩特性図を得たいとい
う要求は依然として存在している。
する特許は回転多面鏡を用いたラベル読み取り器であ
る。Uchida他、Dennis、Yoshimur
a他の特許は、本発明の趣旨に最も関係がある。しか
し、Uchida他の装置では直線状に並ぶスキャナに
対する切手の位置の正確さが要求される。Denni
s、Uchida他、Yoshimura他の装置は全
て初めに基準値を与えねばならない。これらの装置は全
て、まず初めにラベル全体に対する色彩特性図を作り、
それを基にして色彩の欠陥を検査するもので、同形の物
体の全表面を調べるものではない。上記のUchid
a、Yoshimura、Dennisの特許は全て時
間的に変化する信号を貯え、それを処理して位置対色の
変化を表す信号をつくる。この信号が基準値と比較され
る。このような現状のなかで簡単なハードウエアとメモ
リを使って、不規則な方向を向いたものを色別に調べ、
沢山のサンプルについての結果を集積し、走査率に敏感
ではないラベル全体についての色彩特性図を得たいとい
う要求は依然として存在している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】生産ライン上の飲料用
の缶などのラベルの鑑定及び検査のための廉価、高速の
システムが要求されている。しかもそのシステムはラベ
ルの図形に合わせて自動的に図形全体の色彩特性図を作
成し、色彩特性図作成後は自動的に残りの全てのラベル
の検査を始めるものである。そのシステムはラベルの向
きや生産ラインのスピード(1分間に2000缶もの高
速操作可能)によらずに機能する。そのシステムはラベ
ルに物理的に触れたり、生産ライン上の容器の流れを妨
げてはいけない。さらにそのシステムは、油脂による斑
点、1cm2 程度の大きさの傷、インクの色や濃度の
微少な変化、インクの汚れによる色調の変化といったよ
うなラベル上の微細な欠陥も検出できねばならない。
の缶などのラベルの鑑定及び検査のための廉価、高速の
システムが要求されている。しかもそのシステムはラベ
ルの図形に合わせて自動的に図形全体の色彩特性図を作
成し、色彩特性図作成後は自動的に残りの全てのラベル
の検査を始めるものである。そのシステムはラベルの向
きや生産ラインのスピード(1分間に2000缶もの高
速操作可能)によらずに機能する。そのシステムはラベ
ルに物理的に触れたり、生産ライン上の容器の流れを妨
げてはいけない。さらにそのシステムは、油脂による斑
点、1cm2 程度の大きさの傷、インクの色や濃度の
微少な変化、インクの汚れによる色調の変化といったよ
うなラベル上の微細な欠陥も検出できねばならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を、
高速生産ライン上の飲料缶などのラベルの鑑定および検
査をする低価格かつ高速な処理装置によって解決する。
本発明は走査率に無関係に工程の欠陥を検出でき、しか
も分速800フィートというコンベヤの速度(毎分20
00缶に相当)にも対応できる。本発明による装置の1
例では、1個の光学ヘッドを用いて次々に通過するラベ
ルを調べ、ラベル全体に対する色彩特性図を作る。特性
図ができ、学習が終わると、装置は自動的にその後の缶
を光学的に検査するようになる。本発明では精度を調節
でき、その最大精度は28色の次元で最小のデータ拡大
率の時に得られる。しかもラベルが光学ヘッドを通過す
るときの向きは不規則でよく、それでも本発明による装
置では色彩特性図を作り、ラベルの検査を行うことがで
きる。本発明の光学検査装置はラベルに物理的に接触し
たり、生産ライン上の容器の流れを不合格品を取り除く
べく信号を出す以外には絶対に妨げることはない。
高速生産ライン上の飲料缶などのラベルの鑑定および検
査をする低価格かつ高速な処理装置によって解決する。
本発明は走査率に無関係に工程の欠陥を検出でき、しか
も分速800フィートというコンベヤの速度(毎分20
00缶に相当)にも対応できる。本発明による装置の1
例では、1個の光学ヘッドを用いて次々に通過するラベ
ルを調べ、ラベル全体に対する色彩特性図を作る。特性
図ができ、学習が終わると、装置は自動的にその後の缶
を光学的に検査するようになる。本発明では精度を調節
でき、その最大精度は28色の次元で最小のデータ拡大
率の時に得られる。しかもラベルが光学ヘッドを通過す
るときの向きは不規則でよく、それでも本発明による装
置では色彩特性図を作り、ラベルの検査を行うことがで
きる。本発明の光学検査装置はラベルに物理的に接触し
たり、生産ライン上の容器の流れを不合格品を取り除く
べく信号を出す以外には絶対に妨げることはない。
【0011】本発明による装置は、油脂による斑点、1
平方センチメートル程度の傷、色や濃度の微少な変化、
インクの汚れによる色あいの変化といった欠陥を検出で
きる。本発明の方法はUchida、Yoshimur
a、Dennisらの方法と較べて1つだけ重要な違い
がある。これは特性図の作り方の違いである。彼らの装
置はセンサの前を対象物が通り過ぎる、あるいは対象物
を横切ってセンサの見る位置を走査させる事により生ず
る、1組の時間的に変化する信号を集めている。どの場
合でも集められた信号は対象物のラベルの色配置特性に
関する情報を含んでいる。これらの信号は処理されて位
置による変化を表す信号となる。
平方センチメートル程度の傷、色や濃度の微少な変化、
インクの汚れによる色あいの変化といった欠陥を検出で
きる。本発明の方法はUchida、Yoshimur
a、Dennisらの方法と較べて1つだけ重要な違い
がある。これは特性図の作り方の違いである。彼らの装
置はセンサの前を対象物が通り過ぎる、あるいは対象物
を横切ってセンサの見る位置を走査させる事により生ず
る、1組の時間的に変化する信号を集めている。どの場
合でも集められた信号は対象物のラベルの色配置特性に
関する情報を含んでいる。これらの信号は処理されて位
置による変化を表す信号となる。
【0012】本発明ではラベルがセンサの前を通るたび
に色彩特性図の1つのサンプルが得られる。多数のラベ
ルが、異なったデータ(一つのラベルの異なった部分、
あるいは同種のラベルで異なった向きのもの、あるいは
これら両方の組み合わせによる)を示しながらセンサの
前を通るならば、その情報を集めればやがてラベル全体
に対する完全な色彩特性図ができる。1個通過する度に
得られる情報はラベルの方向によって異なるが、この方
向性は学習されたデータには入ってこない。従って本発
明によって学習された特性図は、対象物の縦方向に変わ
る特性あるいはセンサに対する対象物の方向に関係する
こともありうる。本発明では位置の違いを表す信号は出
ないので、走査率や遅延特性は性能に影響しない。本発
明は完全停止状態から最高速度までのどの速度にも対応
できる。
に色彩特性図の1つのサンプルが得られる。多数のラベ
ルが、異なったデータ(一つのラベルの異なった部分、
あるいは同種のラベルで異なった向きのもの、あるいは
これら両方の組み合わせによる)を示しながらセンサの
前を通るならば、その情報を集めればやがてラベル全体
に対する完全な色彩特性図ができる。1個通過する度に
得られる情報はラベルの方向によって異なるが、この方
向性は学習されたデータには入ってこない。従って本発
明によって学習された特性図は、対象物の縦方向に変わ
る特性あるいはセンサに対する対象物の方向に関係する
こともありうる。本発明では位置の違いを表す信号は出
ないので、走査率や遅延特性は性能に影響しない。本発
明は完全停止状態から最高速度までのどの速度にも対応
できる。
【0013】データを貯えるためのハードウエアとソフ
トウエアに対する要件は、本発明では1回の通過ごとの
各データチャンネルからの標本点を集めるだけであるの
で考えなくてよい。Dennisの場合にはカラーテレ
ビカメラ、ビデオやそれに付随する制御回路などを使わ
なければ大幅にハードウエアを節約できる。Denni
sとYoshimuraの発明では、本発明では不要な
遅延や加算機能のために相当量のハードウエアが使われ
ている。
トウエアに対する要件は、本発明では1回の通過ごとの
各データチャンネルからの標本点を集めるだけであるの
で考えなくてよい。Dennisの場合にはカラーテレ
ビカメラ、ビデオやそれに付随する制御回路などを使わ
なければ大幅にハードウエアを節約できる。Denni
sとYoshimuraの発明では、本発明では不要な
遅延や加算機能のために相当量のハードウエアが使われ
ている。
【0014】本発明と上記の従来の方法との間の第2の
基本的な相違点は、色別の信号を作る方法である。これ
までの装置ではセンサにフィルタをかぶせたり、カラー
テレビカメラを使っている。本発明では缶で反射された
光は回折格子を通って成分の色に分けられる。この分光
のためにはどんな回折素子でもよく、プリズムを用いて
もかまわない。本装置のこの部分は他の装置に較べて安
価であり簡単である。回折格子またはプリズムを用いた
ため簡単になり(全装置の中で光学装置は1セットしか
ない)、缶の位置の検出用以外には同期あるいは制御用
の信号は一切必要としない。表面の凸凹や文字や図形
(2列、42行)を検出できないYoshimuraの
装置と較べて、本発明では明確にこれらを検出できる。
Yoshimuraの装置で参照されている3次元のマ
ッピングは、ある場所をセンサからのRBG入力を基に
して赤、青、緑、または白として特性づけるために使わ
れる。このようにして特性づけられた情報は、適当な色
による特定の同期信号の発生に使用される。本発明では
色の信号は多次元メモリへの入力として使われ、そのメ
モリにデータが学習過程遂行のために書き込まれ、ある
いはそのメモリからデータが検査過程遂行のために読み
出される。
基本的な相違点は、色別の信号を作る方法である。これ
までの装置ではセンサにフィルタをかぶせたり、カラー
テレビカメラを使っている。本発明では缶で反射された
光は回折格子を通って成分の色に分けられる。この分光
のためにはどんな回折素子でもよく、プリズムを用いて
もかまわない。本装置のこの部分は他の装置に較べて安
価であり簡単である。回折格子またはプリズムを用いた
ため簡単になり(全装置の中で光学装置は1セットしか
ない)、缶の位置の検出用以外には同期あるいは制御用
の信号は一切必要としない。表面の凸凹や文字や図形
(2列、42行)を検出できないYoshimuraの
装置と較べて、本発明では明確にこれらを検出できる。
Yoshimuraの装置で参照されている3次元のマ
ッピングは、ある場所をセンサからのRBG入力を基に
して赤、青、緑、または白として特性づけるために使わ
れる。このようにして特性づけられた情報は、適当な色
による特定の同期信号の発生に使用される。本発明では
色の信号は多次元メモリへの入力として使われ、そのメ
モリにデータが学習過程遂行のために書き込まれ、ある
いはそのメモリからデータが検査過程遂行のために読み
出される。
【0015】このように、本発明の多次元マッピングの
機能はYoshimuraのものとは異なる。Yosh
imuraは検査すべきラベルの既知の決まった特性、
とりわけスタンプの端と色の境界の関係に大きく依存し
ている。本発明は検査すべきラベルについての予備知識
は不要であり、光学装置の視野内に置くということ以外
の制限はない。Yoshimuraの装置ではラベルの
特定の部分が比較判定されるため、センサに対してラベ
ルを正しい位置に置かねばならない。本発明はどのよう
な方向または方向と面の組み合わせであろうとラベルの
特性を学習することができる。Yoshimuraの走
査で得られた時間的に変化する信号は、遅延回路を通し
て元のリアルタイムの信号から引くことにより、時間的
すなわち位置的な色の差を表す信号となる。この信号は
次に色を基にした同期信号の発生に使われ、さらに評価
の基準を作る。従ってYoshomuraの装置が機能
するのはこの走査で得られる特性のおかげである。その
上、Yoshimuraの操作は一部走査率と遅延機能
に依存しているが、本発明ではそのような事はない。
機能はYoshimuraのものとは異なる。Yosh
imuraは検査すべきラベルの既知の決まった特性、
とりわけスタンプの端と色の境界の関係に大きく依存し
ている。本発明は検査すべきラベルについての予備知識
は不要であり、光学装置の視野内に置くということ以外
の制限はない。Yoshimuraの装置ではラベルの
特定の部分が比較判定されるため、センサに対してラベ
ルを正しい位置に置かねばならない。本発明はどのよう
な方向または方向と面の組み合わせであろうとラベルの
特性を学習することができる。Yoshimuraの走
査で得られた時間的に変化する信号は、遅延回路を通し
て元のリアルタイムの信号から引くことにより、時間的
すなわち位置的な色の差を表す信号となる。この信号は
次に色を基にした同期信号の発生に使われ、さらに評価
の基準を作る。従ってYoshomuraの装置が機能
するのはこの走査で得られる特性のおかげである。その
上、Yoshimuraの操作は一部走査率と遅延機能
に依存しているが、本発明ではそのような事はない。
【0016】Uchidaの方法では、2個のカラーセ
ンサから時間的に変化する信号を取り出し、その比をと
り、メモリ内の特性値と比較しているが、本発明では評
価の基準となる特性をあらかじめ決めておく必要はな
い。Uchidaの方法では、毎回ラベルの特定の領域
が基準の特性と比較されるように、検査ラベルの位置の
正確さが要求される。本発明ではどのような向きあるい
は向きと部位の組み合わせでもラベルの特性を学習する
事ができる。
ンサから時間的に変化する信号を取り出し、その比をと
り、メモリ内の特性値と比較しているが、本発明では評
価の基準となる特性をあらかじめ決めておく必要はな
い。Uchidaの方法では、毎回ラベルの特定の領域
が基準の特性と比較されるように、検査ラベルの位置の
正確さが要求される。本発明ではどのような向きあるい
は向きと部位の組み合わせでもラベルの特性を学習する
事ができる。
【0017】Dennisの方法では、2次元のマルチ
ビットテーブルを使用し、その出力をAND回路を通し
て全体の評価を行っているが、本発明では2次元の1ビ
ットテーブルのみを使用している。その結果コンピュー
タのメモリが節約でき、色信号のデジタル化に際しては
マルチビットテーブルを使用したときに較べてより多く
のメモリを使用できる。Dennisの方法では本物の
欠陥または欠陥の図などを使って検出すべき欠陥を装置
に教えねばならない。しかも、機械は特定の地色の中か
らその欠陥を見つけねばならない(例えば、黄色の地色
の中の緑色の斑点)。これがDennisの機械のルッ
クアップテーブルに貯えられる欠陥特性のデータであ
る。本発明では良品の缶のラベルがどのような物である
かを学習しそれからのずれを検出する。従ってラベルの
どのような部位にどのような欠陥があろうと欠陥の種類
や周囲の状況によらずに検出できる。Dennisの発
明は走査法を使用しており、Yoshimuraと同様
位置による色の違いを信号にしている。この色の違いの
信号は2次元のルックアップテーブルに入力され、欠陥
が検出されたか否かを調べる。従ってテーブルに貯えら
れている具体的な情報は本発明で貯えられているものと
は異なる。Dennisは位置による色の違いの信号を
貯え、正常な領域と欠陥領域の境界での色の変化を検出
した。本発明では対象物の一部の色の強度を実測してメ
モリに貯え、そのデータからのずれを検出する。
ビットテーブルを使用し、その出力をAND回路を通し
て全体の評価を行っているが、本発明では2次元の1ビ
ットテーブルのみを使用している。その結果コンピュー
タのメモリが節約でき、色信号のデジタル化に際しては
マルチビットテーブルを使用したときに較べてより多く
のメモリを使用できる。Dennisの方法では本物の
欠陥または欠陥の図などを使って検出すべき欠陥を装置
に教えねばならない。しかも、機械は特定の地色の中か
らその欠陥を見つけねばならない(例えば、黄色の地色
の中の緑色の斑点)。これがDennisの機械のルッ
クアップテーブルに貯えられる欠陥特性のデータであ
る。本発明では良品の缶のラベルがどのような物である
かを学習しそれからのずれを検出する。従ってラベルの
どのような部位にどのような欠陥があろうと欠陥の種類
や周囲の状況によらずに検出できる。Dennisの発
明は走査法を使用しており、Yoshimuraと同様
位置による色の違いを信号にしている。この色の違いの
信号は2次元のルックアップテーブルに入力され、欠陥
が検出されたか否かを調べる。従ってテーブルに貯えら
れている具体的な情報は本発明で貯えられているものと
は異なる。Dennisは位置による色の違いの信号を
貯え、正常な領域と欠陥領域の境界での色の変化を検出
した。本発明では対象物の一部の色の強度を実測してメ
モリに貯え、そのデータからのずれを検出する。
【0018】本発明の機能で重要な事は、対象物のセン
サに対する向きやセンサで観測される部位によって変わ
る特性を学習できる事である。缶の検査の場合には、缶
の向きが不規則であればその事を利用してラベル全体の
特性を学習する事ができる。しかし必ずしもそうしなく
ともよい。もし缶がいつもセンサに対して同じ部位を見
せて通過すれば、全特性の中のその部分だけを学習する
事になるが、その後の検査時にも同じ部位を見せている
のであるから、検査が満足に行われなくなるという事は
ない。色合いの変化や誤表示などの欠陥も同様に検出で
きる。勿論缶の反対側に物理的な欠陥がある場合には、
いつでも有り得る事であるが、絶対に検出できない。し
かしこれは上記の発明の全てについて同様である。本発
明の光学検査装置は、生産ライン上の飲料缶を運ぶコン
ベヤを使用し、そこでは飲料缶は一般に不規則な方向を
向いている。この光学検査装置には光学ヘッドがあり、
それは生産ライン上を動く飲料缶のそばにあり、飲料缶
の動きを物理的に妨げたり影響を与えたりしない。この
光学ヘッドは各移動中の缶からあらかじめ決められた視
野内に現れる指定数の異なる色を検知する。不規則な方
向を向いた缶は固定された視野内にラベルの異なった部
分を見せる。光学ヘッドは検知された各色の強度に対応
してアナログ電気信号を作る。コンピュータがこの光学
ヘッドからのアナログ電気信号を処理する。コンピュー
タはまず2色特性図を指定数の色を基に作成する。十分
な数の缶が光学ヘッドの前を通り過ぎ、2色特性図の全
てが完成した後で、コンピュータはその後に続く缶の各
々から色を検知し、それを完成した色彩特性図と比較す
る。検出された色彩パターンが色彩特性図の外に出ると
きには、その缶は不合格となり電気信号が出される。
サに対する向きやセンサで観測される部位によって変わ
る特性を学習できる事である。缶の検査の場合には、缶
の向きが不規則であればその事を利用してラベル全体の
特性を学習する事ができる。しかし必ずしもそうしなく
ともよい。もし缶がいつもセンサに対して同じ部位を見
せて通過すれば、全特性の中のその部分だけを学習する
事になるが、その後の検査時にも同じ部位を見せている
のであるから、検査が満足に行われなくなるという事は
ない。色合いの変化や誤表示などの欠陥も同様に検出で
きる。勿論缶の反対側に物理的な欠陥がある場合には、
いつでも有り得る事であるが、絶対に検出できない。し
かしこれは上記の発明の全てについて同様である。本発
明の光学検査装置は、生産ライン上の飲料缶を運ぶコン
ベヤを使用し、そこでは飲料缶は一般に不規則な方向を
向いている。この光学検査装置には光学ヘッドがあり、
それは生産ライン上を動く飲料缶のそばにあり、飲料缶
の動きを物理的に妨げたり影響を与えたりしない。この
光学ヘッドは各移動中の缶からあらかじめ決められた視
野内に現れる指定数の異なる色を検知する。不規則な方
向を向いた缶は固定された視野内にラベルの異なった部
分を見せる。光学ヘッドは検知された各色の強度に対応
してアナログ電気信号を作る。コンピュータがこの光学
ヘッドからのアナログ電気信号を処理する。コンピュー
タはまず2色特性図を指定数の色を基に作成する。十分
な数の缶が光学ヘッドの前を通り過ぎ、2色特性図の全
てが完成した後で、コンピュータはその後に続く缶の各
々から色を検知し、それを完成した色彩特性図と比較す
る。検出された色彩パターンが色彩特性図の外に出ると
きには、その缶は不合格となり電気信号が出される。
【0019】
(1).概要 図1は本発明の光学検出装置の操作の説明図である。飲
料缶などの容器10がベルトコンベヤ20の上を矢印の
方向に動いている。1般の飲料缶生産ラインではコンベ
ヤ20は分速800フィートもの高速で動き、缶の数で
は毎分2000缶に相当する。缶(対象物という事もあ
る)の側面にはコーティング、ペインティングなどの方
法で付けられたカラーラベルがある。このラベルは円筒
の側面に貼り付けられた紙のラベルという事もある。本
発明の趣旨は飲料缶や他の類似の円筒形の容器に限られ
ることはなく、平らなラベル、切手、紙幣、包装紙、そ
の他色のついた諸々のものに応用できる。
料缶などの容器10がベルトコンベヤ20の上を矢印の
方向に動いている。1般の飲料缶生産ラインではコンベ
ヤ20は分速800フィートもの高速で動き、缶の数で
は毎分2000缶に相当する。缶(対象物という事もあ
る)の側面にはコーティング、ペインティングなどの方
法で付けられたカラーラベルがある。このラベルは円筒
の側面に貼り付けられた紙のラベルという事もある。本
発明の趣旨は飲料缶や他の類似の円筒形の容器に限られ
ることはなく、平らなラベル、切手、紙幣、包装紙、そ
の他色のついた諸々のものに応用できる。
【0020】図1では各缶に標識30がついており、そ
れはどのラベルにも同じ位置に付いているのでコンベヤ
20の上で缶10が不規則な方向を向いている(これが
普通の状態である)のが分かる。標識30は単に図1の
ために使っただけで、実際のラベルには付いていない。
缶が不規則な方向を向いているのは、例えばコンベヤ2
0の振動、コンベヤ20の前段階での置き方などのさま
ざまな原因による。その上缶の向きが不規則であるとい
う事は、図1でD1とD2で示されているように缶が等
間隔で並んでいないという事にもなりうる。このような
缶はセンターラインCLに対しても不均等に並んでいる
かも知れない。ただし図1ではコンベヤ20上の缶10
の不規則さは誇張してある。本発明はそのような不規則
な方向性にもかかわらず光学的にラベル12を検査でき
る。本発明は物理的に接触したり、コンベヤ20の妨げ
になったりせずに缶10の表面のラベルを光学的に検査
できる。本発明はまた一定の方向、間隔、中心の位置を
持ったものにも対応できる。
れはどのラベルにも同じ位置に付いているのでコンベヤ
20の上で缶10が不規則な方向を向いている(これが
普通の状態である)のが分かる。標識30は単に図1の
ために使っただけで、実際のラベルには付いていない。
缶が不規則な方向を向いているのは、例えばコンベヤ2
0の振動、コンベヤ20の前段階での置き方などのさま
ざまな原因による。その上缶の向きが不規則であるとい
う事は、図1でD1とD2で示されているように缶が等
間隔で並んでいないという事にもなりうる。このような
缶はセンターラインCLに対しても不均等に並んでいる
かも知れない。ただし図1ではコンベヤ20上の缶10
の不規則さは誇張してある。本発明はそのような不規則
な方向性にもかかわらず光学的にラベル12を検査でき
る。本発明は物理的に接触したり、コンベヤ20の妨げ
になったりせずに缶10の表面のラベルを光学的に検査
できる。本発明はまた一定の方向、間隔、中心の位置を
持ったものにも対応できる。
【0021】図1は、本発明の光学ヘッドを示してお
り、コンベヤ20の上を直線経路120に沿って動いて
いる缶10のそばに取り付けられている。ここで示した
装置では光学ヘッド40は移動中の缶から約7インチ離
れている。光源50も備わっている。光源50は光60
を発し、その光は通過中の缶10の側面90に当たり、
光学ヘッド40の方向を向いた視野70の中にあるラベ
ルの領域からの反射光を作る。センサ80は光源80b
と光検出器80aを備えており、光線82が遮られたと
き缶10の存在を検出する。缶に対してヘッド40の反
対側にある背景130はヘッド40にとって缶の間の一
様で安定な基準となり、増幅器のドリフトを取り除くた
めに使われる。
り、コンベヤ20の上を直線経路120に沿って動いて
いる缶10のそばに取り付けられている。ここで示した
装置では光学ヘッド40は移動中の缶から約7インチ離
れている。光源50も備わっている。光源50は光60
を発し、その光は通過中の缶10の側面90に当たり、
光学ヘッド40の方向を向いた視野70の中にあるラベ
ルの領域からの反射光を作る。センサ80は光源80b
と光検出器80aを備えており、光線82が遮られたと
き缶10の存在を検出する。缶に対してヘッド40の反
対側にある背景130はヘッド40にとって缶の間の一
様で安定な基準となり、増幅器のドリフトを取り除くた
めに使われる。
【0022】図1に示すように、光学ヘッド40は色信
号をチャンネル100に送り出して電子装置110に伝
える。電子装置110は、ライン84からの缶の通過を
表す同期信号を基にこの色信号を処理し、欠陥が検出さ
れたときには不合格信号を出す。この不合格信号は、従
来のもので利用できる除去装置に信号を送り、欠陥のあ
る缶をコンベヤ20から取り除く。オペレータの入力装
置115(キーボード、マウス、タッチスクリーン、モ
デムなど)と他の型の出力装置(プリンタ、スクリー
ン、モデムなど)が電子装置110に接続されている。
号をチャンネル100に送り出して電子装置110に伝
える。電子装置110は、ライン84からの缶の通過を
表す同期信号を基にこの色信号を処理し、欠陥が検出さ
れたときには不合格信号を出す。この不合格信号は、従
来のもので利用できる除去装置に信号を送り、欠陥のあ
る缶をコンベヤ20から取り除く。オペレータの入力装
置115(キーボード、マウス、タッチスクリーン、モ
デムなど)と他の型の出力装置(プリンタ、スクリー
ン、モデムなど)が電子装置110に接続されている。
【0023】本発明の光学的ラベル検査装置は2つの基
本モードで作動する。第一では、装置はある特定の缶の
ラベルの色彩特性図を、コンベヤ20に沿って動いてい
る多数の缶からデータを集めて決定あるいは学習する。
例えば、1個のラベルの色彩特性図は数百個の缶の通過
で決められるかも知れない。この後で説明するように、
色彩特性図を作り上げるために必要な缶の数はあらかじ
め決められているわけではなく、装置が全ラベルに対し
て使用可能な色彩特性図ができたと判断するのに十分な
缶の数である。いったん色彩特性図の学習が完了する
と、第2のモードの操作が始まり、引き続いて現れる缶
のデータを色彩特性図と比較し、ラベル12が色彩特性
図と整合するか否かを判断する。
本モードで作動する。第一では、装置はある特定の缶の
ラベルの色彩特性図を、コンベヤ20に沿って動いてい
る多数の缶からデータを集めて決定あるいは学習する。
例えば、1個のラベルの色彩特性図は数百個の缶の通過
で決められるかも知れない。この後で説明するように、
色彩特性図を作り上げるために必要な缶の数はあらかじ
め決められているわけではなく、装置が全ラベルに対し
て使用可能な色彩特性図ができたと判断するのに十分な
缶の数である。いったん色彩特性図の学習が完了する
と、第2のモードの操作が始まり、引き続いて現れる缶
のデータを色彩特性図と比較し、ラベル12が色彩特性
図と整合するか否かを判断する。
【0024】本発明には缶のラベルのあらゆる方向につ
いて学習できるという利点があり、学習後に運ばれてく
るラベルについてはどのような方向を向いていても検査
できる。図1では、光学ヘッド40は容器10の側面9
0のラベル12の特定の領域91の像を送っている視野
70の中の反射光を受け取るが、この反射光はいろいろ
な成分を含んでいる。缶10が缶の位置センサ80で決
められた適切な位置にあるとき、チャンネル100に視
野70の中にある色に相当するアナログの電気信号が検
出される。更に缶の間のダークサンプルはドリフトを消
去するために使われる。図1に示すように1個の光学ヘ
ッド40でラベル12の領域91は最大180度まで検
査できる。ここで光学ヘッド40はラベル12について
180度以下を検査するように設計しても良いという事
をよく理解すべきである。図5では複数の光学ヘッド
A、B、Cが使われ、それぞれが120度ずつ受け持つ
事により360度の検査ができるようになっている。図
5では光源50と背景130は各光学ヘッドの検査領域
をはっきり示すために描かれていない。
いて学習できるという利点があり、学習後に運ばれてく
るラベルについてはどのような方向を向いていても検査
できる。図1では、光学ヘッド40は容器10の側面9
0のラベル12の特定の領域91の像を送っている視野
70の中の反射光を受け取るが、この反射光はいろいろ
な成分を含んでいる。缶10が缶の位置センサ80で決
められた適切な位置にあるとき、チャンネル100に視
野70の中にある色に相当するアナログの電気信号が検
出される。更に缶の間のダークサンプルはドリフトを消
去するために使われる。図1に示すように1個の光学ヘ
ッド40でラベル12の領域91は最大180度まで検
査できる。ここで光学ヘッド40はラベル12について
180度以下を検査するように設計しても良いという事
をよく理解すべきである。図5では複数の光学ヘッド
A、B、Cが使われ、それぞれが120度ずつ受け持つ
事により360度の検査ができるようになっている。図
5では光源50と背景130は各光学ヘッドの検査領域
をはっきり示すために描かれていない。
【0025】本発明は、ここで述べた装置では図1に示
すように1個の光学ヘッドが使われているが、光学ヘッ
ド40の数には制限がない事をはっきりさせておく。更
に図1について次の事もよく理解せねばならない、すな
わち、もしも光学的に検出できない部分に欠陥があるな
らば、その欠陥は見逃されてしまう。検出できる欠陥と
しては、局所的なペンキのシミや汚れ、ラベルの局所的
な欠陥、色合いの変化というような広い領域にわたる欠
陥、色の不足、缶自身の欠陥がある。しかしもしも欠陥
が生産ラインの前段階の工程に問題があって一貫して生
ずるのであれば、缶10はコンベヤ20上で不規則な方
向で運ばれてくるので、この一貫した欠陥はやがては光
学ヘッドの視野の中に現れて検出される。一方図5の配
置では、缶10のラベルの360度全部の検査ができる
ので、ラベルに現れる1つ1つの欠陥は全て常に検出さ
れる。
すように1個の光学ヘッドが使われているが、光学ヘッ
ド40の数には制限がない事をはっきりさせておく。更
に図1について次の事もよく理解せねばならない、すな
わち、もしも光学的に検出できない部分に欠陥があるな
らば、その欠陥は見逃されてしまう。検出できる欠陥と
しては、局所的なペンキのシミや汚れ、ラベルの局所的
な欠陥、色合いの変化というような広い領域にわたる欠
陥、色の不足、缶自身の欠陥がある。しかしもしも欠陥
が生産ラインの前段階の工程に問題があって一貫して生
ずるのであれば、缶10はコンベヤ20上で不規則な方
向で運ばれてくるので、この一貫した欠陥はやがては光
学ヘッドの視野の中に現れて検出される。一方図5の配
置では、缶10のラベルの360度全部の検査ができる
ので、ラベルに現れる1つ1つの欠陥は全て常に検出さ
れる。
【0026】(2)光学ヘッド40 図2と3は本発明の光学ヘッド40の部品を示す。光学
ヘッド40には開口部200、円筒形のレンズ210と
220、回折格子230、球面レンズ240と検出器行
列250がある。缶10からの光70は開口部200を
通って光学ヘッド40に入り、円筒レンズ210と22
0を通り抜ける。後ろの円筒レンズ220を出た光22
2は平行になる。ここで示した装置では2個の円筒レン
ズ210と220の焦点距離はそれぞれー6.35mm
と+19mmである。平行になった光222はそれから
回折格子230に入り、そこで光222はそのスペクト
ル成分232に分けられる。この装置では、回折格子2
30は定規で線を引かれた透明な格子(600本/mm
である。25平方ミリメートル)である。回折素子はど
んなものでもよく、プリズムを使う事もできる。成分に
分けられた光232はその後球面レンズ240を通りフ
ォトダイオード行列250の行列の上に焦点を結ぶ。焦
点に集められる光は図2では242で示されている。こ
の装置では球面レンズは直径25mm、焦点距離は30
mmである。
ヘッド40には開口部200、円筒形のレンズ210と
220、回折格子230、球面レンズ240と検出器行
列250がある。缶10からの光70は開口部200を
通って光学ヘッド40に入り、円筒レンズ210と22
0を通り抜ける。後ろの円筒レンズ220を出た光22
2は平行になる。ここで示した装置では2個の円筒レン
ズ210と220の焦点距離はそれぞれー6.35mm
と+19mmである。平行になった光222はそれから
回折格子230に入り、そこで光222はそのスペクト
ル成分232に分けられる。この装置では、回折格子2
30は定規で線を引かれた透明な格子(600本/mm
である。25平方ミリメートル)である。回折素子はど
んなものでもよく、プリズムを使う事もできる。成分に
分けられた光232はその後球面レンズ240を通りフ
ォトダイオード行列250の行列の上に焦点を結ぶ。焦
点に集められる光は図2では242で示されている。こ
の装置では球面レンズは直径25mm、焦点距離は30
mmである。
【0027】フォトダイオード行列250は2列260
と270からなり、各列は4個のフォトダイオードから
なる。ここで示した装置では、フォトダイオードは最新
の電子素子である型式No.7000POH08Mを用
いている。この装置では1個の箱の中に8個のフォトダ
イオードが入っており、各フォトダイオードには積分増
幅器がついている。下の列270は缶10の上部14か
らの光を検出し、上の列260は缶10の下部16から
の光を検出する。各列の各ダイオードは回折光の可視ス
ペクトラムのほぼ1/4を検査する。
と270からなり、各列は4個のフォトダイオードから
なる。ここで示した装置では、フォトダイオードは最新
の電子素子である型式No.7000POH08Mを用
いている。この装置では1個の箱の中に8個のフォトダ
イオードが入っており、各フォトダイオードには積分増
幅器がついている。下の列270は缶10の上部14か
らの光を検出し、上の列260は缶10の下部16から
の光を検出する。各列の各ダイオードは回折光の可視ス
ペクトラムのほぼ1/4を検査する。
【0028】従って、図2に示すように列260は左か
ら右へ赤R、黄Y、緑G、青Bを検出する。フォトダイ
オードからの一組のアナログ電気信号はチャンネル10
0を通って次へ伝えられる。つまり、図2と3に示すよ
うに本発明の光学ヘッド40は、缶10の上半分14に
対して4個のアナログ色信号を、缶10の下半分16に
対しても4個のアナログ色信号を出す。図1について前
にも述べたように、これは公称缶10の片側側面90の
180度走査に対応する。図5に対応する装置では、3
個の光学ヘッド40a、40b、40cを組み合わせた
ものが、1個の光学ヘッドについて8個のアナログ色信
号を、従って全部で24個の信号を出す。図3は図2の
光学ヘッド40の部品を上からみた図である。ここで重
要なことは回折格子からの1次の像が検出器行列250
の上に像を結ぶ事である。缶10の上部14は下の列2
70の上に像を結び、缶10の下部は上の列260の上
に像を結ぶ。図3に示すように検出器250は1次の像
232の焦点の領域300に置かれている。球面レンズ
240からの0次の像は310に、ー1次の像は320
にできる。検出器は320に置いても良い。色の分解に
はプリズムを使うこともできることを明記しておく。
ら右へ赤R、黄Y、緑G、青Bを検出する。フォトダイ
オードからの一組のアナログ電気信号はチャンネル10
0を通って次へ伝えられる。つまり、図2と3に示すよ
うに本発明の光学ヘッド40は、缶10の上半分14に
対して4個のアナログ色信号を、缶10の下半分16に
対しても4個のアナログ色信号を出す。図1について前
にも述べたように、これは公称缶10の片側側面90の
180度走査に対応する。図5に対応する装置では、3
個の光学ヘッド40a、40b、40cを組み合わせた
ものが、1個の光学ヘッドについて8個のアナログ色信
号を、従って全部で24個の信号を出す。図3は図2の
光学ヘッド40の部品を上からみた図である。ここで重
要なことは回折格子からの1次の像が検出器行列250
の上に像を結ぶ事である。缶10の上部14は下の列2
70の上に像を結び、缶10の下部は上の列260の上
に像を結ぶ。図3に示すように検出器250は1次の像
232の焦点の領域300に置かれている。球面レンズ
240からの0次の像は310に、ー1次の像は320
にできる。検出器は320に置いても良い。色の分解に
はプリズムを使うこともできることを明記しておく。
【0029】要約すれば、光学ヘッドの前を通り過ぎる
缶10に対して、各缶の特定の領域91が検査され、8
個のアナログ電気信号が1組となってでてくる。すなわ
ち、光学ヘッドに面した側面90のうち缶10の上部1
4に対する4チャンネル(赤、黄、緑、青)と缶10の
下部16に対する4チャンネル(赤、黄、緑、青)であ
る。各アナログ電気信号は缶10の側面90の上部14
と下部16にある色に対応する。反射光は光源50によ
って作られる。光60は必要とする全ての色にわたるス
ペクトル成分を持っている。缶ラベルの模様は光70の
いろいろな波長の強度を変え、その光が缶ラベルから反
射されてセンサヘッド40に入る。ラベルの一つ一つの
模様が色信号を公称レベルから変える量は、ラベルの模
様、視野などによる。例えば、もし缶90の上半分が全
部赤で下半分が全部青であれば、出力信号の相対的強度
は以下のようになる: RT = 大 YT = 小 GT = 小 BT = 小 RB = 小 YB = 小 GB = 小 BB = 大 これは極端な例であるが、本発明の趣旨を示す一例であ
る。
缶10に対して、各缶の特定の領域91が検査され、8
個のアナログ電気信号が1組となってでてくる。すなわ
ち、光学ヘッドに面した側面90のうち缶10の上部1
4に対する4チャンネル(赤、黄、緑、青)と缶10の
下部16に対する4チャンネル(赤、黄、緑、青)であ
る。各アナログ電気信号は缶10の側面90の上部14
と下部16にある色に対応する。反射光は光源50によ
って作られる。光60は必要とする全ての色にわたるス
ペクトル成分を持っている。缶ラベルの模様は光70の
いろいろな波長の強度を変え、その光が缶ラベルから反
射されてセンサヘッド40に入る。ラベルの一つ一つの
模様が色信号を公称レベルから変える量は、ラベルの模
様、視野などによる。例えば、もし缶90の上半分が全
部赤で下半分が全部青であれば、出力信号の相対的強度
は以下のようになる: RT = 大 YT = 小 GT = 小 BT = 小 RB = 小 YB = 小 GB = 小 BB = 大 これは極端な例であるが、本発明の趣旨を示す一例であ
る。
【0030】本発明は缶10を上下半分ずつに分けなく
ても良い。言い替えれば、R、Y、G、B信号は視野7
0の中にあるラベルの全領域からこれらの色を検出して
作ったものである。先にも述べたように、缶と缶の間に
ダークサンプルがあり、4個の出力色信号二組に対して
基準レベルを与える。このダークサンプルの使用につい
ては後で詳しく述べる。図2と3に示される光学ヘッド
は、本発明の趣旨を実行するとき同様の動作が出来るも
のであればどのような光学素子の組み合わせであっても
よい。例えば、反射光を光線分割器を使って4個の経路
に分け、各経路には違った色のフィルターを配置して置
いても良い。さらに、検出すべき色は4色、あるいは
赤、黄、緑、青に限られない。色の数も色の選択も自由
でよい。
ても良い。言い替えれば、R、Y、G、B信号は視野7
0の中にあるラベルの全領域からこれらの色を検出して
作ったものである。先にも述べたように、缶と缶の間に
ダークサンプルがあり、4個の出力色信号二組に対して
基準レベルを与える。このダークサンプルの使用につい
ては後で詳しく述べる。図2と3に示される光学ヘッド
は、本発明の趣旨を実行するとき同様の動作が出来るも
のであればどのような光学素子の組み合わせであっても
よい。例えば、反射光を光線分割器を使って4個の経路
に分け、各経路には違った色のフィルターを配置して置
いても良い。さらに、検出すべき色は4色、あるいは
赤、黄、緑、青に限られない。色の数も色の選択も自由
でよい。
【0031】(3).電子部品 図4は本発明の電子部品110を示す。信号はチャンネ
ル100を通って検出器250から増幅器400へ送ら
れる。増幅器はライン402を通ってサンプルとホール
ド回路410に接続されており、この回路は更にライン
412を通って多重アナログ/デジタル変換器420に
接続されている。変換器420とサンプルとホールド回
路410は缶センサ80からライン84を通って缶の位
置信号を受け取る。デジタルデータは更に母線422を
通ってコンピュータ430に送られ、コンピュータは、
もし必要があれば、ライン120を通して適当な排除
(不合格)信号を出す。
ル100を通って検出器250から増幅器400へ送ら
れる。増幅器はライン402を通ってサンプルとホール
ド回路410に接続されており、この回路は更にライン
412を通って多重アナログ/デジタル変換器420に
接続されている。変換器420とサンプルとホールド回
路410は缶センサ80からライン84を通って缶の位
置信号を受け取る。デジタルデータは更に母線422を
通ってコンピュータ430に送られ、コンピュータは、
もし必要があれば、ライン120を通して適当な排除
(不合格)信号を出す。
【0032】ライン100上の電気的色信号は増幅され
る。この増幅は増幅器400で行われ、この増幅器は一
般に光学ヘッド40の中にある。この信号はその後ケー
ブルを通って離れた所にあるサンプルとホールド回路4
10に送られる。ここに示した装置では四段増幅回路が
使われている。一段目の増幅はセンサ250の積分機能
である。二段目は信号利得が約90V/Vであり、三段
目は公称約12V/Vの利得があって基準点と利得は調
節できる。四段目は利得1V/Vである。増幅器は適当
なものを使って良い。サンプルとホールド回路はライン
84に現れる缶の位置信号で作動し始め、位置信号が出
る度に検出器行列250からの電気信号をサンプルし貯
える。従って、走査された各缶にたいし8個(1チャン
ネルから1個)の電気的色信号がサンプルされる。サン
プルは缶と缶の間に対しても行われ、これは”ダーク”
サンプルと呼ばれる。ダークサンプルは温度変化などに
よるドリフトを取り除くために使われる。
る。この増幅は増幅器400で行われ、この増幅器は一
般に光学ヘッド40の中にある。この信号はその後ケー
ブルを通って離れた所にあるサンプルとホールド回路4
10に送られる。ここに示した装置では四段増幅回路が
使われている。一段目の増幅はセンサ250の積分機能
である。二段目は信号利得が約90V/Vであり、三段
目は公称約12V/Vの利得があって基準点と利得は調
節できる。四段目は利得1V/Vである。増幅器は適当
なものを使って良い。サンプルとホールド回路はライン
84に現れる缶の位置信号で作動し始め、位置信号が出
る度に検出器行列250からの電気信号をサンプルし貯
える。従って、走査された各缶にたいし8個(1チャン
ネルから1個)の電気的色信号がサンプルされる。サン
プルは缶と缶の間に対しても行われ、これは”ダーク”
サンプルと呼ばれる。ダークサンプルは温度変化などに
よるドリフトを取り除くために使われる。
【0033】缶の位置センサ80はライン84に信号を
出し、その信号によりサンプルとホールド回路410お
よびアナログ/デジタル変換器420はチャンネル10
0の8個の色信号データを集める。缶の位置センサ80
は、一つの缶が最初に光線82を遮った時、その缶ある
いはその一つ前の缶がセンサヘッド40の視野70の中
に無いように配置されている。光線82が遮られた時に
は、ライン84に信号が出てサンプルとホールド回路4
10及び変換器420が色信号データの受信を始める。
背景130はセンサによって検査され、このデータはダ
ークサンプルと呼ばれるものとなる。缶は光線82を過
ぎるとセンサヘッドの視野70の中央に来る。ここでま
たライン84の信号はチャンネル100の色信号をサン
プルさせる。これらのデータは缶ラベルの特性の決定に
使われる。従って、ダークサンプルは缶と缶の間で受信
される。本発明は上記の方法に限られる事はなく、他の
同期装置が使われても良い。
出し、その信号によりサンプルとホールド回路410お
よびアナログ/デジタル変換器420はチャンネル10
0の8個の色信号データを集める。缶の位置センサ80
は、一つの缶が最初に光線82を遮った時、その缶ある
いはその一つ前の缶がセンサヘッド40の視野70の中
に無いように配置されている。光線82が遮られた時に
は、ライン84に信号が出てサンプルとホールド回路4
10及び変換器420が色信号データの受信を始める。
背景130はセンサによって検査され、このデータはダ
ークサンプルと呼ばれるものとなる。缶は光線82を過
ぎるとセンサヘッドの視野70の中央に来る。ここでま
たライン84の信号はチャンネル100の色信号をサン
プルさせる。これらのデータは缶ラベルの特性の決定に
使われる。従って、ダークサンプルは缶と缶の間で受信
される。本発明は上記の方法に限られる事はなく、他の
同期装置が使われても良い。
【0034】多重アナログ/デジタル変換器420はア
ナログ電気色信号値を、対応する2進のデジタル値に換
え、この値はライン422を通ってコンピュータ430
に伝えられる。多重アナログ/デジタル変換器およびサ
ンプルとホールド回路はライン84の缶の位置信号で活
動を始める。ここで示した装置ではサンプルとホールド
410及び変換器420は、部品番号RTI860とい
うアナログ装置の一つの製品の一部である。変換器はア
ナログ信号を12ビットのデジタル信号に換え、その分
解能は4.88mVである。従って、8個のサンプル
(缶のサンプルまたはダークサンプル)の各組に対して
96ビットの信号が生ずる。コンピュータは母線422
を通してデジタルデータを受け取り、必要があれば、缶
の排除信号をライン120に、あるいは他の適当な検査
情報を入出力装置115に出す。ここで示した装置では
コンピュータ430は640キロバイトのメモリを持っ
たパソコンの80286である。図4の電子装置110
はここに述べたような機能を持ち、動作をするものであ
ればどのようなものでも良い。本発明の趣旨は図4に示
された特定のデサインのものに限られない。
ナログ電気色信号値を、対応する2進のデジタル値に換
え、この値はライン422を通ってコンピュータ430
に伝えられる。多重アナログ/デジタル変換器およびサ
ンプルとホールド回路はライン84の缶の位置信号で活
動を始める。ここで示した装置ではサンプルとホールド
410及び変換器420は、部品番号RTI860とい
うアナログ装置の一つの製品の一部である。変換器はア
ナログ信号を12ビットのデジタル信号に換え、その分
解能は4.88mVである。従って、8個のサンプル
(缶のサンプルまたはダークサンプル)の各組に対して
96ビットの信号が生ずる。コンピュータは母線422
を通してデジタルデータを受け取り、必要があれば、缶
の排除信号をライン120に、あるいは他の適当な検査
情報を入出力装置115に出す。ここで示した装置では
コンピュータ430は640キロバイトのメモリを持っ
たパソコンの80286である。図4の電子装置110
はここに述べたような機能を持ち、動作をするものであ
ればどのようなものでも良い。本発明の趣旨は図4に示
された特定のデサインのものに限られない。
【0035】(4).操作 図6は本発明のソフトウエアの流れ図である。操作の二
つのモードが示されている。最初のモードでは本発明は
ラベルの色彩特性図を学習して作り上げ、第二のモード
では本発明は個々の缶のラベルを検査する。ステージ6
10に入る前にこのソフトウエアは処理変数と操作パラ
メータをデフォルト値に設定する。本発明では、オペレ
ータ用のメニューが示され、オペレータが手で操作パラ
メータを設定できる。この初期設定の後でシステムはス
テージ610に入る。ステージ610ではコンピュータ
430は変換器420に指令して多数の缶のサンプルを
継続して収集させる。希望するだけのサンプル(約10
0個)が収集されたとき、コンピュータはステージ62
0に入り、データを調べて8個のチャンネル各々のD.
C.オフセットと信号の変化の大きさを決める。一度決
められたなら、この情報はコンピュータのメモリに貯え
られ、後の操作で使用される。ステージ620が終わる
と、コンピュータは学習/比較操作を始め、ステージ6
30から675までが缶一個の通過に対して一回実行さ
れる。
つのモードが示されている。最初のモードでは本発明は
ラベルの色彩特性図を学習して作り上げ、第二のモード
では本発明は個々の缶のラベルを検査する。ステージ6
10に入る前にこのソフトウエアは処理変数と操作パラ
メータをデフォルト値に設定する。本発明では、オペレ
ータ用のメニューが示され、オペレータが手で操作パラ
メータを設定できる。この初期設定の後でシステムはス
テージ610に入る。ステージ610ではコンピュータ
430は変換器420に指令して多数の缶のサンプルを
継続して収集させる。希望するだけのサンプル(約10
0個)が収集されたとき、コンピュータはステージ62
0に入り、データを調べて8個のチャンネル各々のD.
C.オフセットと信号の変化の大きさを決める。一度決
められたなら、この情報はコンピュータのメモリに貯え
られ、後の操作で使用される。ステージ620が終わる
と、コンピュータは学習/比較操作を始め、ステージ6
30から675までが缶一個の通過に対して一回実行さ
れる。
【0036】ステージ630ではダークサンプルが集め
られる。この段階では、コンピュータ430はセンサ8
0の光線82が缶10の先端で遮られたとき変換器43
0に指令を出し、サンプルとホールド回路410からデ
ータを取り込ませる。この光線が遮られた時には視野7
0は缶の間に位置しているのでダークサンプルが取り込
まれる。コンピュータ430はこの値をメモリに入れ
る。ステージ640では、コンピュータは光線82が再
度信号を出した時(すなわち缶10の後端が通り過ぎて
光線が再び通過するようになった時)、変換器に指令を
出してサンプルしたデータを伝送させる。この時缶10
は光学ヘッドの視野の中にある。コンピュータはその缶
の特性図の部分に相当する値をチャンネル100からメ
モリに入れる。前にも述べたように缶の間の距離は変化
しても良い。しかし本発明の装置がダークサンプルを得
るための最低限の距離は必要である。
られる。この段階では、コンピュータ430はセンサ8
0の光線82が缶10の先端で遮られたとき変換器43
0に指令を出し、サンプルとホールド回路410からデ
ータを取り込ませる。この光線が遮られた時には視野7
0は缶の間に位置しているのでダークサンプルが取り込
まれる。コンピュータ430はこの値をメモリに入れ
る。ステージ640では、コンピュータは光線82が再
度信号を出した時(すなわち缶10の後端が通り過ぎて
光線が再び通過するようになった時)、変換器に指令を
出してサンプルしたデータを伝送させる。この時缶10
は光学ヘッドの視野の中にある。コンピュータはその缶
の特性図の部分に相当する値をチャンネル100からメ
モリに入れる。前にも述べたように缶の間の距離は変化
しても良い。しかし本発明の装置がダークサンプルを得
るための最低限の距離は必要である。
【0037】次にステージ650に入り、ドリフトを修
正する。各チャンネルに対して缶のサンプル値からダー
クサンプル値が引かれる。これにより増幅器のドリフ
ト、ランプ強度の長期的変化、その他の可変の要素な
ど、色の読み取りの有効性に影響を与えかねない要因が
取り除かれる。これは各缶について行われるので、高度
に安定なデータが得られる。本発明はダークサンプルの
使用によりデータの解析により大きい精度が得られる。
しかし、本発明の趣旨はそのようなダークサンプルを使
わなくても実現できる。次にステージ660に入る。ス
テージ620で決めた各チャンネルのオフセットを除去
し、ステージ620で信号の動きから決定した目盛りを
採用する。これらの操作によりラベルの特性による信号
の変化がはっきり表れるようになる。オフセットの除去
と目盛り設定の機能は学習/検査モードの実行中は固定
されている。ステージ670では次にどのモードに入る
べきかを決定する。これはコンピュータによる決定でも
よいし、本発明の使用者が手動装置で行ってもよい。し
かし一般にはコンピュータが決定する。
正する。各チャンネルに対して缶のサンプル値からダー
クサンプル値が引かれる。これにより増幅器のドリフ
ト、ランプ強度の長期的変化、その他の可変の要素な
ど、色の読み取りの有効性に影響を与えかねない要因が
取り除かれる。これは各缶について行われるので、高度
に安定なデータが得られる。本発明はダークサンプルの
使用によりデータの解析により大きい精度が得られる。
しかし、本発明の趣旨はそのようなダークサンプルを使
わなくても実現できる。次にステージ660に入る。ス
テージ620で決めた各チャンネルのオフセットを除去
し、ステージ620で信号の動きから決定した目盛りを
採用する。これらの操作によりラベルの特性による信号
の変化がはっきり表れるようになる。オフセットの除去
と目盛り設定の機能は学習/検査モードの実行中は固定
されている。ステージ670では次にどのモードに入る
べきかを決定する。これはコンピュータによる決定でも
よいし、本発明の使用者が手動装置で行ってもよい。し
かし一般にはコンピュータが決定する。
【0038】A.学習モード ステージ680では、8個のチャンネルから一度に2個
ずつ値を取り、メモリの対応する場所にしまう。このよ
うにして、2次元のルックアップテーブルが作られる。
2個のデータチャンネルの組み合わせ一組に対して1個
のテーブルがメモリ上に存在する。データの2次元のマ
ッピングは8個のデータチャンネル100の中の異なっ
た2個の組み合わせから作られる。8個のデータチャン
ネルから全部で28個のルックアップテーブルができ
る。したがって、本発明の趣旨のもとでは、データテー
ブルの数は最大28個である。使用するテーブルの数が
多ければ検査の精度が上がり、28テーブル全部を使え
ば最大の精度が得られる。この28テーブルを以下に示
す:
ずつ値を取り、メモリの対応する場所にしまう。このよ
うにして、2次元のルックアップテーブルが作られる。
2個のデータチャンネルの組み合わせ一組に対して1個
のテーブルがメモリ上に存在する。データの2次元のマ
ッピングは8個のデータチャンネル100の中の異なっ
た2個の組み合わせから作られる。8個のデータチャン
ネルから全部で28個のルックアップテーブルができ
る。したがって、本発明の趣旨のもとでは、データテー
ブルの数は最大28個である。使用するテーブルの数が
多ければ検査の精度が上がり、28テーブル全部を使え
ば最大の精度が得られる。この28テーブルを以下に示
す:
【0039】(テーブル) テーブル番号 色の組合せ 1 RT RB 2 RT YB 3 RT YT 4 RT GB 5 RT GT 6 RT BT 7 RT BB 8 RB YB 9 RB YT 10 RB GB 11 RB GT 12 RB BB 13 RB BT 14 YT YB 15 YT GB 16 YT GT 17 YT BB 18 YT BT 19 YB GB 20 YB GT 21 YB BB 22 YB BT 23 GB GT 24 GB BB 25 GB BT 26 GT BB 27 GT BT 28 BB BT ここで: R=赤、 B=青、 G=緑、 Y=黄 添え字 B=下部 添え字 T=上部 色は4色より多くても少なくてもかまわないが、その時
にはできるテーブルの数が変わってくる。例えば、缶の
上下各半分に5色を使えば(チャンネル10個)最大4
5個のルックアップテーブルができる。
にはできるテーブルの数が変わってくる。例えば、缶の
上下各半分に5色を使えば(チャンネル10個)最大4
5個のルックアップテーブルができる。
【0040】ここで挙げた装置では2次元のテーブルを
用いたが、多次元テーブルを使う事もできる。また、本
発明では缶10を上部と下部に分けて信号を作ったが、
光学部品の設計を変えれば二つより多くまたは少なく分
けて解析できる。2色対用のテーブル内のアドレスはメ
モリの1ビットに対応する。これを図7及び図8に示
す。図7は色の組み合わせRTRBに対応する表1を示
す。ステージ680で缶10の領域91の走査が始まっ
たと仮定する。その結果得られたRTとRBの値がテーブ
ル1の位置(j、b)にマッピングするために使われ
る。ここで、jは缶の上部からの赤色信号をV単位で表
したデジタル値であり、bは缶の下部からの赤色信号の
V単位のデジタル値である。図7に示すように、値1が
テーブル1に書き込まれる。これは、全色彩特性図の一
部を構成し、全色彩特性図は影のついた場所700で示
されている。
用いたが、多次元テーブルを使う事もできる。また、本
発明では缶10を上部と下部に分けて信号を作ったが、
光学部品の設計を変えれば二つより多くまたは少なく分
けて解析できる。2色対用のテーブル内のアドレスはメ
モリの1ビットに対応する。これを図7及び図8に示
す。図7は色の組み合わせRTRBに対応する表1を示
す。ステージ680で缶10の領域91の走査が始まっ
たと仮定する。その結果得られたRTとRBの値がテーブ
ル1の位置(j、b)にマッピングするために使われ
る。ここで、jは缶の上部からの赤色信号をV単位で表
したデジタル値であり、bは缶の下部からの赤色信号の
V単位のデジタル値である。図7に示すように、値1が
テーブル1に書き込まれる。これは、全色彩特性図の一
部を構成し、全色彩特性図は影のついた場所700で示
されている。
【0041】学習モードでは、位置(j、b)に入力さ
れ、メモリ内のそのビットは論理値1に設定される。拡
大率の大きさ(操作パラメータの一つで指定される)に
よって、中央のビットの周りにさらに多数のビットが1
に設定される。拡大率”1”では、隣接する8個のビッ
トが1に設定される。拡大率”2”では24個の隣接ビ
ットが1に設定される。拡大操作は色彩特性曲線700
の不十分な部分を補う処理技術として使われる。これに
よって学習過程が短縮されるが、これについては図を使
って更に詳しく議論する。図8では、図7で書き込まれ
た”1”が拡大率1すなわちD1で示されている。拡大
率1の時には、(j、b)ビットの周囲の8個の隣接ビ
ットがステージ680で自動的に”1”に設定される。
れ、メモリ内のそのビットは論理値1に設定される。拡
大率の大きさ(操作パラメータの一つで指定される)に
よって、中央のビットの周りにさらに多数のビットが1
に設定される。拡大率”1”では、隣接する8個のビッ
トが1に設定される。拡大率”2”では24個の隣接ビ
ットが1に設定される。拡大操作は色彩特性曲線700
の不十分な部分を補う処理技術として使われる。これに
よって学習過程が短縮されるが、これについては図を使
って更に詳しく議論する。図8では、図7で書き込まれ
た”1”が拡大率1すなわちD1で示されている。拡大
率1の時には、(j、b)ビットの周囲の8個の隣接ビ
ットがステージ680で自動的に”1”に設定される。
【0042】図8から分かるように、上述の場所(j,
b)の2個の隣接地はまた特性曲線700の上でもあ
る。この2つの位置は702と704の番号がついてい
る。明らかに、もし中央のビット(j、b)に書き込む
時に拡大操作を行わなければシステムは702と704
を取り込む為に更に余分の走査をしなければならない。
もしテーブルに書き込むときに拡大操作を行えば、隣接
のビットも書き込まれ、特性テーブルを作るために必要
な走査の回数をかなり減らす事ができる。次の検査段階
でも拡大操作の効果は図8から見てとれる。隣接のビッ
トを繋げるだけでなく、拡大操作は得られた特性曲線を
広げる。ラベルの検査では、もし得られたデータの点が
公称特性曲線700の近くにあって、且つ拡大操作が行
われていなかったとすると、検査結果は不合格となる。
もし特性曲線に拡大操作が行われていたならば、検査は
合格したかもしれない。このように本発明の精度は拡大
の程度でも調節できる。次にステージ690に入る。
b)の2個の隣接地はまた特性曲線700の上でもあ
る。この2つの位置は702と704の番号がついてい
る。明らかに、もし中央のビット(j、b)に書き込む
時に拡大操作を行わなければシステムは702と704
を取り込む為に更に余分の走査をしなければならない。
もしテーブルに書き込むときに拡大操作を行えば、隣接
のビットも書き込まれ、特性テーブルを作るために必要
な走査の回数をかなり減らす事ができる。次の検査段階
でも拡大操作の効果は図8から見てとれる。隣接のビッ
トを繋げるだけでなく、拡大操作は得られた特性曲線を
広げる。ラベルの検査では、もし得られたデータの点が
公称特性曲線700の近くにあって、且つ拡大操作が行
われていなかったとすると、検査結果は不合格となる。
もし特性曲線に拡大操作が行われていたならば、検査は
合格したかもしれない。このように本発明の精度は拡大
の程度でも調節できる。次にステージ690に入る。
【0043】各走査の結果がテーブルに書き込まれる
と、色彩特性図制作過程はステージ690で監視される
このステージの目的は学習過程の評価である。次にステ
ージ605に入る。このステージではステージ690の
結果をもとに操作パラメータが調整される。もし、それ
以上新しい書き込みが起きなくなった時までの走査の回
数が、あらかじめ決められた回数に等しければ、学習過
程は完了したとみなされ、モード670は検査モードに
切り替えられる。これについては後で議論し説明する。
言うまでもなく、学習モードで一連のデータが得られ、
テーブルに新しい情報が何も加えられなくなったときに
は(すなわち、規定回数に達した時)実際にラベルの色
彩特性図は完全にできあがっている。最後に、視野から
の信号が上部と下部に分かれているので、全部が同じ色
の缶の場合は次の各組の比較だけでよい:RTRB、GT
GB、YTYB、BTBB。この時には独特の色彩特性図が
できあがる。また、上部の色を下部の色と比較(R
TGB、RTBB、RTYBなど)しても独特な色彩特性図が
できる。この斬新な方法は欠陥に対する精度を上げる。
すなわち、ラベルの一領域からの色信号を他の領域の色
信号と高精度で比較している。
と、色彩特性図制作過程はステージ690で監視される
このステージの目的は学習過程の評価である。次にステ
ージ605に入る。このステージではステージ690の
結果をもとに操作パラメータが調整される。もし、それ
以上新しい書き込みが起きなくなった時までの走査の回
数が、あらかじめ決められた回数に等しければ、学習過
程は完了したとみなされ、モード670は検査モードに
切り替えられる。これについては後で議論し説明する。
言うまでもなく、学習モードで一連のデータが得られ、
テーブルに新しい情報が何も加えられなくなったときに
は(すなわち、規定回数に達した時)実際にラベルの色
彩特性図は完全にできあがっている。最後に、視野から
の信号が上部と下部に分かれているので、全部が同じ色
の缶の場合は次の各組の比較だけでよい:RTRB、GT
GB、YTYB、BTBB。この時には独特の色彩特性図が
できあがる。また、上部の色を下部の色と比較(R
TGB、RTBB、RTYBなど)しても独特な色彩特性図が
できる。この斬新な方法は欠陥に対する精度を上げる。
すなわち、ラベルの一領域からの色信号を他の領域の色
信号と高精度で比較している。
【0044】B.検査モード 色彩特性図の作成が終わってからステージ615にはい
る。新しい缶が次々に走査されチャンネル100のアナ
ログ出力信号となり、デジタル値に変換され、テーブル
の中の色彩特性図と比較される。8個のチャンネル10
0の値が一度に2個ずつ取られ、対応するテーブルの指
定の位置に入力される。コンピュータはこのようにして
全てのテーブルを調べ、どのビットに対応するかをきめ
る。次にステージ625に入る。テーブルの比較の結果
を使って、走査された缶が合格か不合格かを決める。始
めに決めた操作パラメータは、走査された缶のデータ
を、全てのテーブルと比較するか、いくつかのテーブル
だけにするか、あるいは合格させるために特定の組み合
わせのテーブルだけにするかを指定する。本発明の特徴
の一つは欠陥検出の精度を変えられることである。ステ
ージ635でもし欠陥が見つかれば、ステージ645に
入り、排除信号、警報、あるいは他の適当な指示が出さ
れる。ステージ625はまた、あらかじめ決められた数
の連続した走査から必要な合格/不合格の統計をとる事
が出来る。これは工程の中に故障があるか否かを判断す
る資料として使う事が出きる。次にステージ655に入
る。ビデオ表示装置が設備されており、学習または検査
結果をオペレータが見る事ができる。最後にステージ6
65に入る。ここではオペレータが入力装置115を使
ってシステムを止める事もできる。そうでなければ、シ
ステムはステージ675へ進む。
る。新しい缶が次々に走査されチャンネル100のアナ
ログ出力信号となり、デジタル値に変換され、テーブル
の中の色彩特性図と比較される。8個のチャンネル10
0の値が一度に2個ずつ取られ、対応するテーブルの指
定の位置に入力される。コンピュータはこのようにして
全てのテーブルを調べ、どのビットに対応するかをきめ
る。次にステージ625に入る。テーブルの比較の結果
を使って、走査された缶が合格か不合格かを決める。始
めに決めた操作パラメータは、走査された缶のデータ
を、全てのテーブルと比較するか、いくつかのテーブル
だけにするか、あるいは合格させるために特定の組み合
わせのテーブルだけにするかを指定する。本発明の特徴
の一つは欠陥検出の精度を変えられることである。ステ
ージ635でもし欠陥が見つかれば、ステージ645に
入り、排除信号、警報、あるいは他の適当な指示が出さ
れる。ステージ625はまた、あらかじめ決められた数
の連続した走査から必要な合格/不合格の統計をとる事
が出来る。これは工程の中に故障があるか否かを判断す
る資料として使う事が出きる。次にステージ655に入
る。ビデオ表示装置が設備されており、学習または検査
結果をオペレータが見る事ができる。最後にステージ6
65に入る。ここではオペレータが入力装置115を使
ってシステムを止める事もできる。そうでなければ、シ
ステムはステージ675へ進む。
【0045】C.缶の実際のデータ 図9から図12は、ドクター・ペッパー缶の特性データ
の一部である曲線4本を示す。この缶はセンサの視野7
0の中に置かれ、色彩特性図を作るためデータサンプル
を集める間に720度回転させた。これらの図は2個の
データチャンネルのアナログ出力を示す。一番上の曲線
800は缶の下部16の赤色の値RBに対応する。その
下の曲線810は、缶10の上半分14の赤色信号に対
応するチャンネルの色信号RTである。図10は、図9
と同じデータでステージ660でオフセットを除いた後
尺度を変えたものである。図9では水平軸は3000サ
ンプルを表し、垂直軸の目盛りは0から10Vである。
図10では、垂直軸の最大目盛りは3000サンプルの
最大の振れの0.833Vとなっており、明らかに色の
変化を強調している。図11は、RBRTに対する拡大操
作のない2次元のメモリテーブルを示す。色彩特性曲線
830のかなりの部分は隣合う点との間の空白で、もし
このテーブルが缶の検査に使われたなら良品の缶の相当
な部分が不合格になってしまうだろう。図8を見れば分
かるように、この条件下では3000サンプルでは学習
過程には不十分であり、図11の特性図は完全には出来
上がっていない。実際、学習中の曲線830が完全に出
来上がるまでには更に何万個かのサンプルが必要になる
であろう。
の一部である曲線4本を示す。この缶はセンサの視野7
0の中に置かれ、色彩特性図を作るためデータサンプル
を集める間に720度回転させた。これらの図は2個の
データチャンネルのアナログ出力を示す。一番上の曲線
800は缶の下部16の赤色の値RBに対応する。その
下の曲線810は、缶10の上半分14の赤色信号に対
応するチャンネルの色信号RTである。図10は、図9
と同じデータでステージ660でオフセットを除いた後
尺度を変えたものである。図9では水平軸は3000サ
ンプルを表し、垂直軸の目盛りは0から10Vである。
図10では、垂直軸の最大目盛りは3000サンプルの
最大の振れの0.833Vとなっており、明らかに色の
変化を強調している。図11は、RBRTに対する拡大操
作のない2次元のメモリテーブルを示す。色彩特性曲線
830のかなりの部分は隣合う点との間の空白で、もし
このテーブルが缶の検査に使われたなら良品の缶の相当
な部分が不合格になってしまうだろう。図8を見れば分
かるように、この条件下では3000サンプルでは学習
過程には不十分であり、図11の特性図は完全には出来
上がっていない。実際、学習中の曲線830が完全に出
来上がるまでには更に何万個かのサンプルが必要になる
であろう。
【0046】図12は、拡大率5で作ったテーブルであ
る。拡大率5の時には各測定点と共に隣接する80ビッ
トが書き込まれる。見れば分かるように、図12には空
隙はなく、ドクター・ペッパー缶を使ったこの例では、
拡大率5を使えば3000サンプルの後には学習過程は
完了する。ここで、図9と図10の0から9までの番号
を打たれた点について議論する。図10では、点0から
9はドクター・ペッパー缶の1回転360度に対応する
点の集合である。これらの点は回転(すなわち、缶の周
囲360度)による別々の点を表している。したがっ
て、これらの点は図11では色彩特性曲線830上の別
々の点として示されている。これらの点は全部で300
0点ある中の部分集合にすぎない。この例では、缶が回
転した時(あるいは缶がコンベヤに乗って光学ヘッド4
0の前を通り過ぎた時)新しいデータが特性曲線830
に加えられる。新しいデータは一個の点または拡大操作
が行われた時には多数の点となる。新しい点がもはや検
出されなくなった時(すなわち生産ラインにおいて例え
ば2000缶が光学ヘッドの前を通過した時)、学習過
程が完了する。拡大操作に加えて、何か他の形態論的操
作、例えばエロージョン、ポイント/エッジ結合などが
学習過程の高速化に使用できる。学習過程の高速化に加
えて、このような操作は、学習されたデータを人為的に
拡大または縮小してその後の検査の精度を変えるために
使うことが出来る。
る。拡大率5の時には各測定点と共に隣接する80ビッ
トが書き込まれる。見れば分かるように、図12には空
隙はなく、ドクター・ペッパー缶を使ったこの例では、
拡大率5を使えば3000サンプルの後には学習過程は
完了する。ここで、図9と図10の0から9までの番号
を打たれた点について議論する。図10では、点0から
9はドクター・ペッパー缶の1回転360度に対応する
点の集合である。これらの点は回転(すなわち、缶の周
囲360度)による別々の点を表している。したがっ
て、これらの点は図11では色彩特性曲線830上の別
々の点として示されている。これらの点は全部で300
0点ある中の部分集合にすぎない。この例では、缶が回
転した時(あるいは缶がコンベヤに乗って光学ヘッド4
0の前を通り過ぎた時)新しいデータが特性曲線830
に加えられる。新しいデータは一個の点または拡大操作
が行われた時には多数の点となる。新しい点がもはや検
出されなくなった時(すなわち生産ラインにおいて例え
ば2000缶が光学ヘッドの前を通過した時)、学習過
程が完了する。拡大操作に加えて、何か他の形態論的操
作、例えばエロージョン、ポイント/エッジ結合などが
学習過程の高速化に使用できる。学習過程の高速化に加
えて、このような操作は、学習されたデータを人為的に
拡大または縮小してその後の検査の精度を変えるために
使うことが出来る。
【0047】図6はコンピュータが行うデータ処理のブ
ロック図である。8個のチャンネル100のデジタル信
号は光学ヘッドによって各缶に対して収集される。図6
に示すように処理は自動化されており、システムはまず
缶ラベルの色彩特性図を学習し、学習過程が終了すると
自動的に切り替わって検査を始める。一般には全ての機
能が自動化されているので、オペレータは学習過程を起
動させるだけでよい。しかし、このような処理方法を変
えて、オペレータが手動で学習過程を起動し、更に手動
でシステムに検査を始めさせる事もできる。更に、コン
ピュータを使って学習データを貯える方法は、学習デー
タの数を無制限に出来るという利点がある。各テーブル
は、各チャンネルからのデータ値の取りうる範囲を収納
できる大きさがあればよい。このようにして、学習され
たデータは全てデータ数に無関係に各テーブルに取り込
まれる。更に、学習と検査過程でのデータ処理の簡単さ
は、学習と検査操作の高速化を招き、毎分2000缶も
の処理を可能にする。
ロック図である。8個のチャンネル100のデジタル信
号は光学ヘッドによって各缶に対して収集される。図6
に示すように処理は自動化されており、システムはまず
缶ラベルの色彩特性図を学習し、学習過程が終了すると
自動的に切り替わって検査を始める。一般には全ての機
能が自動化されているので、オペレータは学習過程を起
動させるだけでよい。しかし、このような処理方法を変
えて、オペレータが手動で学習過程を起動し、更に手動
でシステムに検査を始めさせる事もできる。更に、コン
ピュータを使って学習データを貯える方法は、学習デー
タの数を無制限に出来るという利点がある。各テーブル
は、各チャンネルからのデータ値の取りうる範囲を収納
できる大きさがあればよい。このようにして、学習され
たデータは全てデータ数に無関係に各テーブルに取り込
まれる。更に、学習と検査過程でのデータ処理の簡単さ
は、学習と検査操作の高速化を招き、毎分2000缶も
の処理を可能にする。
【0048】上記の事から、本発明のシステムは、一連
の缶の検査をするプロセスモニタとしても、また、一個
の缶の検査装置としても使える事が分かる。本発明をプ
ロセスモニタとして使う時には、システムの精度は最大
に調整し、故障判断のしきい値は多数の缶にわたってラ
ベルの特性のずれが検出されたときに警報指示器が作動
するように決める。個々の缶の検査に使う時には、本発
明の装置は欠陥検出感度を、一個のラベルの色彩特性図
が学習されたものから著しくずれている時に排除信号を
出すように調整する。このような使用法では、コンピュ
ータが必要な信号を出し、缶の排除機構を駆動し、生産
ラインから缶を排除する。本発明は、信号が時間的に変
化する特性を持つものばかりでなく、不変な特性をもつ
ものも検査できる。この場合には、学習は極端に速く、
2、3回の走査で間に合う。皮膜付き金属のような材料
の連続シートの検査はその例である。缶用の位置センサ
を一連の時間信号あるいはシャフトエンコーダの出力に
変え、周期的あるいは2、3インチ毎に検査をすればよ
い。
の缶の検査をするプロセスモニタとしても、また、一個
の缶の検査装置としても使える事が分かる。本発明をプ
ロセスモニタとして使う時には、システムの精度は最大
に調整し、故障判断のしきい値は多数の缶にわたってラ
ベルの特性のずれが検出されたときに警報指示器が作動
するように決める。個々の缶の検査に使う時には、本発
明の装置は欠陥検出感度を、一個のラベルの色彩特性図
が学習されたものから著しくずれている時に排除信号を
出すように調整する。このような使用法では、コンピュ
ータが必要な信号を出し、缶の排除機構を駆動し、生産
ラインから缶を排除する。本発明は、信号が時間的に変
化する特性を持つものばかりでなく、不変な特性をもつ
ものも検査できる。この場合には、学習は極端に速く、
2、3回の走査で間に合う。皮膜付き金属のような材料
の連続シートの検査はその例である。缶用の位置センサ
を一連の時間信号あるいはシャフトエンコーダの出力に
変え、周期的あるいは2、3インチ毎に検査をすればよ
い。
【0049】本発明のセンサの解像度は、被検査物体の
細部、視野の広さ、学習過程で使用された缶の数、テー
ブルに記入する際の拡大操作の程度に依存する。本発明
がいくつかある検出素子の一つの視野を一瞬塞ぐような
欠陥は検出するだろうという事は言えても、検出可能な
欠陥の最小の大きさを言う事は不可能である。研究所で
の実験では、本発明は各通過毎に缶の周囲の約180度
を観測し、1平方センチメートルのテープを缶に貼って
作った欠陥は高い確率で検出された。もし、個々の視野
をより小さくすれば、似たような形のより小さな欠陥が
検出されるだろうと言う事はできる。本発明はここで述
べた装置に限られる事はなく、発明の本質を持つ限りそ
の変形装置と改造装置を含むものである。
細部、視野の広さ、学習過程で使用された缶の数、テー
ブルに記入する際の拡大操作の程度に依存する。本発明
がいくつかある検出素子の一つの視野を一瞬塞ぐような
欠陥は検出するだろうという事は言えても、検出可能な
欠陥の最小の大きさを言う事は不可能である。研究所で
の実験では、本発明は各通過毎に缶の周囲の約180度
を観測し、1平方センチメートルのテープを缶に貼って
作った欠陥は高い確率で検出された。もし、個々の視野
をより小さくすれば、似たような形のより小さな欠陥が
検出されるだろうと言う事はできる。本発明はここで述
べた装置に限られる事はなく、発明の本質を持つ限りそ
の変形装置と改造装置を含むものである。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上のように、飲料缶などのラ
ベルの鑑定、検査を高速度で達成できるので、生産性を
向上させることができる。
ベルの鑑定、検査を高速度で達成できるので、生産性を
向上させることができる。
【図1】生産ライン上のランダムな方向を向いた飲料缶
の学習および検査用光学ヘッドの使用説明図。
の学習および検査用光学ヘッドの使用説明図。
【図2】本発明の光学ヘッド内部の部品の分解透視図。
【図3】図2の部品の側面図。ラベルの1次の実像を作
る検出器の焦点の配置を示す。
る検出器の焦点の配置を示す。
【図4】本発明の電子工学的構成要素のブロック図。
【図5】本発明のもう1つの実例における3個の光学ヘ
ッド使用説明図。
ッド使用説明図。
【図6】本発明におけるコンピュータの作業の流れ図。
初めに学習を次いで自動的にラベルの検査を行う。
初めに学習を次いで自動的にラベルの検査を行う。
【図7】本発明のルックアップテーブルの説明図。
【図8】本発明のルックアップテーブルの説明図。
【図9】本発明により得られたデータの実例。
【図10】本発明により得られたデータの実例。
【図11】本発明により得られたデータの実例。
【図12】本発明により得られたデータの実例。
10 缶 20 コンベヤ 30 標識 40 光学ヘッド 50 光源 60 光 70 視野 110 電子装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー ポール デーヴィス アメリカ合衆国 コロラド州 80027 ル ウイスヴィル ウエスト アスペン コー ト 603 (72)発明者 ロバート エイチ. コルマック アメリカ合衆国 コロラド州 80304 ボ ールダーグレープ アベニュー 1010
Claims (10)
- 【請求項1】 不規則な方向を向いたラベルを乗せて運
ぶ搬送装置と、ラベルの近傍に位置し搬送装置の速度と
は無関係に各ラベルの中の前もって決定された視野に現
れる指定数の色(R、B、Y、G)の存在を検査し検出
された各色に対して一組のアナログ電気信号を出す装置
と、検出装置に接続されアナログ電気信号を処理し且つ
次の装置を有する処理装置: (a)十分な数の不規則な方向を向いたラベルが検出装
置の前を通過しラベルの全領域が検査された時指定数の
色を基にラベルの全領域に対する多次元色彩特性図を作
成する装置、 (b)アナログ電気信号を先に作成した多次元色彩特性
図と比較しアナログ電気信号の対応する多色の組み合わ
せが多次元色彩特性図と整合しない時不合格信号を出す
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の光学検査装置であって、
該検出装置からのアナログ電気信号の集合を保持するた
め検出装置に接続される装置と、指定数の色の各々に対
して保持されているアナログ電気信号の集合を対応する
デジタル信号の集合に変換するため保持装置に接続され
た装置を備えた装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の光学検査装置であって、
該検出手段が、あらかじめ決められた視野内の特定の領
域から来る光を制限する開口部(200)と、開口部か
らの制限された光を受けそれを平行にするための一対の
円筒レンズ(210、220)と、一対の円筒レンズか
らの平行光線を受けてそれを回折するための回折格子
(230)と、回折格子から一次の像を受けてそれを焦
点に集束させるための球面レンズ(240)と、一次の
像の焦点領域にある検出器行列(250)を備えた装
置。 - 【請求項4】 請求項1記載の光学検査装置であって、
該検出手段が、不規則な方向を向いたラベルに当てる光
を発生する装置(50)と、その装置から出た光で不規
則な方向を向いたラベルから反射されてくる光を受ける
センサ(40)と、検出装置の反対側にあり且つ不規則
な方向を向いたラベルの後ろにあって一様な暗い背景を
あたえる手段(130)を備えた装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の光学検査装置であって、
制御信号を出すために各ラベルの存在を検出する装置
(80)と、この検出装置に接続され不規則な方向を向
いたラベルの一個一個があらかじめ決められた視野の中
にコンベヤで運ばれてきた時指定数の色の各々に対する
アナログ電気信号の最初の一組をそして不規則な方向を
向いた各缶の間隙があらかじめ決められた視野の中にあ
る時には一様な暗い背景に対応するアナログ電気信号の
基準となる一組を作るように指定数の色の各々に対する
アナログ電気信号の第二の組を作るためこの制御信号を
うけとる装置を備えた装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の光学検査装置であって、
該アナログ電気信号の集合が空間領域の第一の部分領域
からの色信号の第一の部分集合とその空間領域の第二の
部分領域からの色信号の第二の部分集合とからなる装
置。 - 【請求項7】 請求項6記載の光学検査装置であって、
該色の第一の部分集合は緑、黄、青、赤からなり色の第
二の部分集合は緑、黄、青、赤からなる装置。 - 【請求項8】 請求項6記載の光学検査装置であって、
該色彩特性図の第一と第二の部分集合から別の2次元の
色彩特性図を作る装置。 - 【請求項9】 円筒形の飲料缶の側面に付けられたカラ
ーラベル(12)の欠陥の光学的検査法であって、次の
工程を備えた方法:不規則な方向(30)を向き不均等
な間隔(D1、D2)をもち直線経路(12)のセンタ
ーライン(CL)に関しても不均等に置かれている飲料
缶を経路(120)に沿って運ぶ工程と、飲料缶の各々
のカラーラベルからの反射光の中に缶が経路の中を動く
ときあらかじめ決められた視野に中に指定数の色(R、
B、Y、G)の存在を検知する工程と、反射光の中の指
定数の色の各々に対して第一の信号を作る工程と、視野
が飲料缶の間隙にある時には指定数の色の各々に対して
第二の信号を作る工程と、第二の信号の集合を基に第一
の信号の集合をドリフトに対して修正する工程と、指定
数の色の修正済みの信号を基にして十分な数の飲料缶を
検査装置の前を通過させラベルの全領域を検査してでき
る2色彩特性図(830)を多数つくる工程と、アナロ
グ電気信号を出来上がった多数の2色彩特性図と比較
(615、625、635)する工程と、アナログ電気
信号の2色の組み合わせが対応する2色の組み合わせの
特性図と整合しないときには不合格信号を出力する工
程。 - 【請求項10】 カラーラベルの欠陥の光学的検査法で
あって、次の工程を備えた方法:経路(120)に沿っ
て不規則な方向を向いたラベルを運ぶ(20)工程と、
ラベルが経路を通過するときあらかじめ決められた視野
に現れる指定数の色(R、B、Y、G)の存在をカラー
ラベルの反射光から検知する工程と、あらかじめ決めら
れた視野の第一の部分からの反射光の中の指定数の色の
各々に対する信号の第一の集合を作る工程と、あらかじ
め決められた視野の第二の部分からの反射光の中の指定
数の色の各々に対する信号の第二の集合を作る工程と、
十分な数のラベルが検査装置の前を通過しラベルの全領
域が検査されたとき完成する多色彩特性図(830)を
第一と第二の集合から指定数の信号を基に多数作る工程
と、信号の第一と第二の集合を出来上がった多数の多色
彩特性図と比較し(615、625、635)、アナロ
グ電気信号の多色の組み合わせが対応する多色の組み合
わせの特性図と整合しない時不合格信号(120)を出
力する工程。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/715,802 US5120126A (en) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | System for non-contact colored label identification and inspection and method therefor |
US07/715,802 | 1991-06-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05232030A true JPH05232030A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=24875545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4151969A Pending JPH05232030A (ja) | 1991-06-14 | 1992-06-11 | カラーラベルの無接触型鑑定・検査装置及び方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5120126A (ja) |
JP (1) | JPH05232030A (ja) |
AU (1) | AU654011B2 (ja) |
CA (1) | CA2069150A1 (ja) |
DE (1) | DE4219560A1 (ja) |
FR (1) | FR2677563A1 (ja) |
GB (1) | GB2256707B (ja) |
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WO2024157945A1 (ja) * | 2023-01-25 | 2024-08-02 | ウシオ電機株式会社 | 製品検査システムおよび製品検査方法 |
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