JPH05230928A - 天井設備の取付構造 - Google Patents
天井設備の取付構造Info
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- JPH05230928A JPH05230928A JP4070015A JP7001592A JPH05230928A JP H05230928 A JPH05230928 A JP H05230928A JP 4070015 A JP4070015 A JP 4070015A JP 7001592 A JP7001592 A JP 7001592A JP H05230928 A JPH05230928 A JP H05230928A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- bar
- equipment
- bars
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成部材を削減して天井設備を変更設置可能
に、簡単かつ確実に天井面に組込めるようにする。 【構成】 天井スラブから垂下される吊持金具を介して
吊持される固定金具で天井バー6の交差部を連結固定し
て天井グリッドを形成し、天井グリッドの対向する2辺
に連結金具をもって補助天井バー60を連結して同一仕
上げ面状の矩形空間を形成する。矩形空間の対向する辺
の天井バー6、補助天井バー60に受溝6fを形成する
と共に、対向する天井バー6、補助天井バー60の頂面
に狭隘開口状取付溝6bを形成する。天井設備10の対
向する辺に、受溝6fに係合する係止垂下片18を形成
すると共に、取付溝6b上に係合するフランジ10aを
突設する。取付溝6b内に挿入されてフランジ10aを
貫通する固定ボルト20に固定ナット21を締結して、
天井バー6、補助天井バー60と天井設備10とを固定
する。
に、簡単かつ確実に天井面に組込めるようにする。 【構成】 天井スラブから垂下される吊持金具を介して
吊持される固定金具で天井バー6の交差部を連結固定し
て天井グリッドを形成し、天井グリッドの対向する2辺
に連結金具をもって補助天井バー60を連結して同一仕
上げ面状の矩形空間を形成する。矩形空間の対向する辺
の天井バー6、補助天井バー60に受溝6fを形成する
と共に、対向する天井バー6、補助天井バー60の頂面
に狭隘開口状取付溝6bを形成する。天井設備10の対
向する辺に、受溝6fに係合する係止垂下片18を形成
すると共に、取付溝6b上に係合するフランジ10aを
突設する。取付溝6b内に挿入されてフランジ10aを
貫通する固定ボルト20に固定ナット21を締結して、
天井バー6、補助天井バー60と天井設備10とを固定
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天井設備の取付構造に
関するもので、更に詳細には、天井スラブから垂下され
る吊持手段を介して吊持される複数の天井バー間に設置
される例えば照明機器、空調機器等の天井設備の取付構
造に関するものである。
関するもので、更に詳細には、天井スラブから垂下され
る吊持手段を介して吊持される複数の天井バー間に設置
される例えば照明機器、空調機器等の天井設備の取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井スラブから垂下される吊持
手段を介して吊持される天井バーに天井パネルを架設す
るシステム天井においては、天井パネルと共に照明機器
や空調機器等の天井設備が組込まれている。
手段を介して吊持される天井バーに天井パネルを架設す
るシステム天井においては、天井パネルと共に照明機器
や空調機器等の天井設備が組込まれている。
【0003】そこで、従来では、照明機器のように比較
的重量の軽い天井設備においては、天井バーに掛渡さ
れた門形の吊具にて天井設備の上部あるいは天井設備の
取付枠の上部を吊持して照明機器等を設置している(実
開昭62−194812号公報及び特開昭63−107
639号公報参照)。また、空調機器のように比較的重
量の重い天井設備においては、対向する天井バーの下
部フランジ間に天井設備を架設すると共に、天井バーの
下部フランジと対向する上部フランジ間に係合される固
定金具に結合される固定ねじの端面を天井設備の下部フ
ランジに押し付けることによって、天井設備を天井バー
に固定する構造とするか(実公昭55−14986号公
報参照)、あるいは、天井バー間に架設される天井設
備を天井スラブから垂下される吊りボルトにて支持する
構造のものが知られている(実開昭61−201410
号公報参照)。
的重量の軽い天井設備においては、天井バーに掛渡さ
れた門形の吊具にて天井設備の上部あるいは天井設備の
取付枠の上部を吊持して照明機器等を設置している(実
開昭62−194812号公報及び特開昭63−107
639号公報参照)。また、空調機器のように比較的重
量の重い天井設備においては、対向する天井バーの下
部フランジ間に天井設備を架設すると共に、天井バーの
下部フランジと対向する上部フランジ間に係合される固
定金具に結合される固定ねじの端面を天井設備の下部フ
ランジに押し付けることによって、天井設備を天井バー
に固定する構造とするか(実公昭55−14986号公
報参照)、あるいは、天井バー間に架設される天井設
備を天井スラブから垂下される吊りボルトにて支持する
構造のものが知られている(実開昭61−201410
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開
昭62−194812号公報及び特開昭63−1076
39号公報に記載の構造においては、天井設備を取付け
るために天井バー間に門形の吊具を架設する必要がある
ため、構成部材が多くなると共に、取付作業が面倒とな
るという問題があった。また、吊具にて天井設備の上部
を吊持するため、天井設備を天井面と同一面状に設置す
るには位置合わせのための調節が面倒であるという問題
もあった。
昭62−194812号公報及び特開昭63−1076
39号公報に記載の構造においては、天井設備を取付け
るために天井バー間に門形の吊具を架設する必要がある
ため、構成部材が多くなると共に、取付作業が面倒とな
るという問題があった。また、吊具にて天井設備の上部
を吊持するため、天井設備を天井面と同一面状に設置す
るには位置合わせのための調節が面倒であるという問題
もあった。
【0005】また、実公昭55−14986号公報に
記載の構造のものにおいては、天井設備の取付が固定ね
じの端面による押圧のみに依存されているため、ねじの
結合量が不十分であると、天井設備の横ずれや浮上がり
が生じることから、ねじの結合量を厳格に管理する必要
があった。また、ねじの端面で押圧するだけの点接触で
あると、地震等の発生によりねじが傾き易く、経年的に
がたつきが生じることがあった。更に、天井設備と固定
金具とを現場に別体として搬送する必要があるため、部
品の管理工数が増大してコストが増大するばかりか、現
場における施工時間の短縮が図れないという問題もあっ
た。
記載の構造のものにおいては、天井設備の取付が固定ね
じの端面による押圧のみに依存されているため、ねじの
結合量が不十分であると、天井設備の横ずれや浮上がり
が生じることから、ねじの結合量を厳格に管理する必要
があった。また、ねじの端面で押圧するだけの点接触で
あると、地震等の発生によりねじが傾き易く、経年的に
がたつきが生じることがあった。更に、天井設備と固定
金具とを現場に別体として搬送する必要があるため、部
品の管理工数が増大してコストが増大するばかりか、現
場における施工時間の短縮が図れないという問題もあっ
た。
【0006】更に、実開昭61−201410号公報
に記載の天井構造においては、施工が面倒であるばかり
か、天井設備の変更が難しいという問題があった。
に記載の天井構造においては、施工が面倒であるばかり
か、天井設備の変更が難しいという問題があった。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、構成部材の削減を図ると共に、天井設備を変更設置
可能に、簡単かつ確実に天井面に組込めるようにした天
井設備の取付構造を提供することを目的とするものであ
る。
で、構成部材の削減を図ると共に、天井設備を変更設置
可能に、簡単かつ確実に天井面に組込めるようにした天
井設備の取付構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の天井設備の取付構造は、天井スラブから
垂下される吊持手段を介して吊持される複数の天井バー
間に設置される天井設備の取付構造を前提とし、上記吊
持手段で吊持される固定金具にて第1の天井バーの交差
部を連結固定して天井グリッドを形成し、この天井グリ
ッドの対向する2辺に連結金具を介して連結される上記
第1の天井バーと同一形状の第2の天井バーと、第1の
天井バーとで矩形空間を形成し、上記矩形空間の対向す
る2辺の上記第1の天井バー、第2の天井バーの下部に
天井設備を架設すると共に、固定部材をもって第1の天
井バー、第2の天井バーの上部にて天井設備を固定して
なるものである。
に、この発明の天井設備の取付構造は、天井スラブから
垂下される吊持手段を介して吊持される複数の天井バー
間に設置される天井設備の取付構造を前提とし、上記吊
持手段で吊持される固定金具にて第1の天井バーの交差
部を連結固定して天井グリッドを形成し、この天井グリ
ッドの対向する2辺に連結金具を介して連結される上記
第1の天井バーと同一形状の第2の天井バーと、第1の
天井バーとで矩形空間を形成し、上記矩形空間の対向す
る2辺の上記第1の天井バー、第2の天井バーの下部に
天井設備を架設すると共に、固定部材をもって第1の天
井バー、第2の天井バーの上部にて天井設備を固定して
なるものである。
【0009】この発明において、上記矩形空間の対向す
る辺の上記第1の天井バー、第2の天井バーの下部に受
溝を形成すると共に、第1、第2の天井バーの頂面に狭
隘開口状の取付溝を沿設し、天井設備の対向する辺に
は、上記受溝に係合する係止垂下片を形成すると共に、
上記取付溝上に係合する取付片を突設し、上記取付溝内
に挿入されて上記取付片を貫通する固定部材にて上記第
1、第2の天井バーと天井設備とを固定してなる方が好
ましい。
る辺の上記第1の天井バー、第2の天井バーの下部に受
溝を形成すると共に、第1、第2の天井バーの頂面に狭
隘開口状の取付溝を沿設し、天井設備の対向する辺に
は、上記受溝に係合する係止垂下片を形成すると共に、
上記取付溝上に係合する取付片を突設し、上記取付溝内
に挿入されて上記取付片を貫通する固定部材にて上記第
1、第2の天井バーと天井設備とを固定してなる方が好
ましい。
【0010】また、この発明において、上記天井設備と
しては例えば照明機器、空調機器、スピーカ、スプリン
クラあるいは煙探知器等の設備機器がある。
しては例えば照明機器、空調機器、スピーカ、スプリン
クラあるいは煙探知器等の設備機器がある。
【0011】
【作用】上記のように構成されるこの発明の天井設備の
取付構造によれば、吊持手段で吊持される固定金具にて
第1の天井バーの交差部を連結固定して天井グリッドを
形成し、この天井グリッドの対向する2辺に連結金具を
介して連結される第1の天井バーと同一形状の第2の天
井バーと、第1の天井バーとで矩形空間を形成すること
により、剛性の高い天井設備の取付部を形成することが
でき、この矩形空間の対向する2辺の第1の天井バー、
第2の天井バーの下部に天井設備を架設すると共に、固
定部材をもって第1の天井バー、第2の天井バーの上部
にて天井設備を固定することにより、簡単かつ確実に天
井設備の取付を行うことができる。
取付構造によれば、吊持手段で吊持される固定金具にて
第1の天井バーの交差部を連結固定して天井グリッドを
形成し、この天井グリッドの対向する2辺に連結金具を
介して連結される第1の天井バーと同一形状の第2の天
井バーと、第1の天井バーとで矩形空間を形成すること
により、剛性の高い天井設備の取付部を形成することが
でき、この矩形空間の対向する2辺の第1の天井バー、
第2の天井バーの下部に天井設備を架設すると共に、固
定部材をもって第1の天井バー、第2の天井バーの上部
にて天井設備を固定することにより、簡単かつ確実に天
井設備の取付を行うことができる。
【0012】また、矩形空間を構成する第1、第2の天
井バーの対向する辺に設けられた受溝と、天井設備の対
向する辺に設けられた係止垂下片とを係合させて天井設
備を架設することにより、天井設備を安定した状態で仮
固定することができる。また、矩形空間の対向する辺の
第1、第2の天井バーの頂面に狭隘開口状の取付溝を沿
設し、天井設備の対向する辺に、取付溝上に係合する取
付片を突設し、取付溝内に挿入されて取付片を貫通する
固定部材にて第1、第2の天井バーと天井設備とを固定
することにより、少ない部品点数で天井設備を変更設置
可能に簡単に取付ることができ、強固に取付けることが
できる。
井バーの対向する辺に設けられた受溝と、天井設備の対
向する辺に設けられた係止垂下片とを係合させて天井設
備を架設することにより、天井設備を安定した状態で仮
固定することができる。また、矩形空間の対向する辺の
第1、第2の天井バーの頂面に狭隘開口状の取付溝を沿
設し、天井設備の対向する辺に、取付溝上に係合する取
付片を突設し、取付溝内に挿入されて取付片を貫通する
固定部材にて第1、第2の天井バーと天井設備とを固定
することにより、少ない部品点数で天井設備を変更設置
可能に簡単に取付ることができ、強固に取付けることが
できる。
【0013】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1はこの発明の取付構造を有するシステ
ム天井の全体の概略平面図、図2はその要部の天井裏側
から見た拡大斜視図、図3は要部の天井面側から見た拡
大斜視図が示されている。
ム天井の全体の概略平面図、図2はその要部の天井裏側
から見た拡大斜視図、図3は要部の天井面側から見た拡
大斜視図が示されている。
【0015】上記システム天井は、天井スラブ1にアン
カー2をもって垂下される吊りボルト3に取付けられる
高さ調整可能な吊持手段4(吊持金具)の下部に取付け
られる十字状の固定金具5にて第1の天井バーである天
井バー6の交差部を連結固定して方形状の天井グリッド
7を形成してなり、この天井グリッド7の対向する2辺
の天井バー6に連結金具50によって連結される第2の
天井バーである補助天井バー60と、天井バー6とで矩
形空間7aを形成してなる。そして、矩形空間7a内に
おける対向する天井バー6と補助天井バー60又は補助
天井バー60,60同士の対向する2辺に目地連結金具
70によって連結される複数の目地用天井バー80(以
下に目地バーという)と、天井バー6、補助天井バー6
0にて形成される天井面が同一面状の天井パネル架設用
の方形空間7b内に天井パネル8を架設すると共に、天
井設備10を設置してなる。なお、任意の位置の天井バ
ー6の上面と天井スラブ1との間には天井バー6の水平
方向の移動を防止するための張架手段9が傾斜状に張設
されている。
カー2をもって垂下される吊りボルト3に取付けられる
高さ調整可能な吊持手段4(吊持金具)の下部に取付け
られる十字状の固定金具5にて第1の天井バーである天
井バー6の交差部を連結固定して方形状の天井グリッド
7を形成してなり、この天井グリッド7の対向する2辺
の天井バー6に連結金具50によって連結される第2の
天井バーである補助天井バー60と、天井バー6とで矩
形空間7aを形成してなる。そして、矩形空間7a内に
おける対向する天井バー6と補助天井バー60又は補助
天井バー60,60同士の対向する2辺に目地連結金具
70によって連結される複数の目地用天井バー80(以
下に目地バーという)と、天井バー6、補助天井バー6
0にて形成される天井面が同一面状の天井パネル架設用
の方形空間7b内に天井パネル8を架設すると共に、天
井設備10を設置してなる。なお、任意の位置の天井バ
ー6の上面と天井スラブ1との間には天井バー6の水平
方向の移動を防止するための張架手段9が傾斜状に張設
されている。
【0016】この場合、各天井グリッド7は2本の補助
天井バー60と6本の目地バー80によって3つの矩形
空間7aと9分割された方形空間7bとを有し、その9
分割された方形空間7bにおける対向する天井バー6、
補助天井バー60及び目地バー80に設けられた後述す
る係止凸条6e,82を有する受溝6f,83に天井パ
ネル8が架設されると共に、天井設備10が設置されて
いる。
天井バー60と6本の目地バー80によって3つの矩形
空間7aと9分割された方形空間7bとを有し、その9
分割された方形空間7bにおける対向する天井バー6、
補助天井バー60及び目地バー80に設けられた後述す
る係止凸条6e,82を有する受溝6f,83に天井パ
ネル8が架設されると共に、天井設備10が設置されて
いる。
【0017】上記天井バー6と補助天井バー60は、例
えばアルミニウム合金製押出形材にて同一形状に形成さ
れており、図4ないし図6に示すように、断面が中空矩
形状の基部6cと、この基部6cの下面に垂下する断面
が逆T字状の天井パネル架設部6hとで主要部が構成さ
れており、基部6cは、上面6aに上方が開口する狭隘
開口状凹溝6bが沿設され、側壁面の下部には固定金具
5又は連結金具50と係合する垂下片6gが延在され、
また、天井パネル架設部6hは、基部6cの下面中央か
ら垂下する垂直片6dの下端に先端に係止凸条6eを起
立する受溝6fを設けてなる。このように天井バー6と
補助天井バー60を形成することにより、中空矩形状基
部6cによって面剛性及び直進性を高めることができ、
垂下片6d及び狭隘開口状凹溝6bを利用して固定金具
5及び連結金具50の取付けを容易かつ確実にすること
ができる。
えばアルミニウム合金製押出形材にて同一形状に形成さ
れており、図4ないし図6に示すように、断面が中空矩
形状の基部6cと、この基部6cの下面に垂下する断面
が逆T字状の天井パネル架設部6hとで主要部が構成さ
れており、基部6cは、上面6aに上方が開口する狭隘
開口状凹溝6bが沿設され、側壁面の下部には固定金具
5又は連結金具50と係合する垂下片6gが延在され、
また、天井パネル架設部6hは、基部6cの下面中央か
ら垂下する垂直片6dの下端に先端に係止凸条6eを起
立する受溝6fを設けてなる。このように天井バー6と
補助天井バー60を形成することにより、中空矩形状基
部6cによって面剛性及び直進性を高めることができ、
垂下片6d及び狭隘開口状凹溝6bを利用して固定金具
5及び連結金具50の取付けを容易かつ確実にすること
ができる。
【0018】また、目地バー80は天井バー6及び補助
天井バー60と同様にアルミニウム合金製押出形材にて
形成されており、その形状は、図5及び図6に示すよう
に、中空矩形状の目地バー本体81と、この目地バー本
体81の下面両側から水平に延在する先端に係止凸条8
2を有する一対の受溝83とで主要部が構成されてい
る。この場合、目地バー本体81の内面底部中央には底
部凸条84が設けられ、また内面両側壁中央には側部凸
条85が設けられて、これら底部凸条84と側部凸条8
5の間に挿入される目地連結金具70との連結が確実に
行えるようになっている。なお、目地バー80は、天井
バー6,補助天井バー間に目地連結金具70のばね性を
利用して天井バー6、補助天井バー60間に連結固定さ
れるようになっている。
天井バー60と同様にアルミニウム合金製押出形材にて
形成されており、その形状は、図5及び図6に示すよう
に、中空矩形状の目地バー本体81と、この目地バー本
体81の下面両側から水平に延在する先端に係止凸条8
2を有する一対の受溝83とで主要部が構成されてい
る。この場合、目地バー本体81の内面底部中央には底
部凸条84が設けられ、また内面両側壁中央には側部凸
条85が設けられて、これら底部凸条84と側部凸条8
5の間に挿入される目地連結金具70との連結が確実に
行えるようになっている。なお、目地バー80は、天井
バー6,補助天井バー間に目地連結金具70のばね性を
利用して天井バー6、補助天井バー60間に連結固定さ
れるようになっている。
【0019】一方、天井設備10は、天井バー6、補助
天井バー60及び目地バー80の受溝6e,83と係合
する係止垂下片18を具備してなる。この場合、天井設
備10には、設備プレート11に照明機器12やスピー
カ13等の設備機器を搭載した構造、照明機器12と例
えば空調機器14(具体的には空気吹出口)等その他の
設備機器とを組合わせたコアボックス15、あるいは照
明機器12、空調機器14(具体的には空気吹出口)、
スピーカ13、スプリンクラ16あるいは煙探知器17
を、それ自体にて構成するものがある。
天井バー60及び目地バー80の受溝6e,83と係合
する係止垂下片18を具備してなる。この場合、天井設
備10には、設備プレート11に照明機器12やスピー
カ13等の設備機器を搭載した構造、照明機器12と例
えば空調機器14(具体的には空気吹出口)等その他の
設備機器とを組合わせたコアボックス15、あるいは照
明機器12、空調機器14(具体的には空気吹出口)、
スピーカ13、スプリンクラ16あるいは煙探知器17
を、それ自体にて構成するものがある。
【0020】次に、天井設備10の取付構造について、
コアボックス15の場合を参照して説明する。
コアボックス15の場合を参照して説明する。
【0021】まず、天井スラブ1にアンカー2をもって
垂下された吊りボルト3に吊持金具4を取付けると共
に、吊持金具4の下部に固定金具5を固定し、この固定
金具5によって天井バー6の交差部を連結固定して天井
グリッド7を形成する。次に、天井グリッド7の対向す
る2辺に連結金具50を介して補助天井バー60を連結
して矩形空間7aを形成した後、目地連結金具70をも
って矩形空間7aの対向する2辺に目地バー80を連結
して方形空間7bを形成する。
垂下された吊りボルト3に吊持金具4を取付けると共
に、吊持金具4の下部に固定金具5を固定し、この固定
金具5によって天井バー6の交差部を連結固定して天井
グリッド7を形成する。次に、天井グリッド7の対向す
る2辺に連結金具50を介して補助天井バー60を連結
して矩形空間7aを形成した後、目地連結金具70をも
って矩形空間7aの対向する2辺に目地バー80を連結
して方形空間7bを形成する。
【0022】次に、図4ないし図6に示すように、コア
ボックス15の対向する辺に設けられた垂下係止片18
を、矩形空間7a及び方形空間7bの対向する辺に設け
られた受溝6f,83に係合させる。この状態におい
て、コアボックス15は安定した状態で仮固定される。
次に、コアボックス15の対向する2辺から突設された
取付片であるフランジ10aを対向する天井バー6又は
補助天井バー60に固定部材である固定ボルト20と固
定ナット21をもって固定する。
ボックス15の対向する辺に設けられた垂下係止片18
を、矩形空間7a及び方形空間7bの対向する辺に設け
られた受溝6f,83に係合させる。この状態におい
て、コアボックス15は安定した状態で仮固定される。
次に、コアボックス15の対向する2辺から突設された
取付片であるフランジ10aを対向する天井バー6又は
補助天井バー60に固定部材である固定ボルト20と固
定ナット21をもって固定する。
【0023】この場合、固定ボルト20は、図7に示す
ように、狭隘開口状取付溝6bの開口部の幅より若干狭
い幅を有し、その対向する隅角部に円弧面22を設けた
頭部23を具備しており、図8に示すように、天井バー
6、補助天井バー60の取付溝6b内に頭部23を挿入
した後、頭部23を約90度回転して頭部23を取付溝
6bと係合し、そして、図5及び図6に示すように、固
定ボルト20のねじ部24にフランジ10aに設けられ
た切欠10bを嵌合した後、固定ナット21を締付ける
ことにより、天井設備10を天井バー6又は補助天井バ
ー60に固定することができる。なお、フランジ10a
の先端には取付溝6b内に突入する垂下片10cが折曲
されている。
ように、狭隘開口状取付溝6bの開口部の幅より若干狭
い幅を有し、その対向する隅角部に円弧面22を設けた
頭部23を具備しており、図8に示すように、天井バー
6、補助天井バー60の取付溝6b内に頭部23を挿入
した後、頭部23を約90度回転して頭部23を取付溝
6bと係合し、そして、図5及び図6に示すように、固
定ボルト20のねじ部24にフランジ10aに設けられ
た切欠10bを嵌合した後、固定ナット21を締付ける
ことにより、天井設備10を天井バー6又は補助天井バ
ー60に固定することができる。なお、フランジ10a
の先端には取付溝6b内に突入する垂下片10cが折曲
されている。
【0024】上記説明では、天井設備10が左右両側に
照明機器12を配置しその中間に空調機器14を組込ん
だコアボックス15にて形成される場合について説明し
たが、別の設備機器を組込んだコアボックスあるいは天
井設備10を照明機器12、空調機器14等自体で構成
したものにも適用できるものである。
照明機器12を配置しその中間に空調機器14を組込ん
だコアボックス15にて形成される場合について説明し
たが、別の設備機器を組込んだコアボックスあるいは天
井設備10を照明機器12、空調機器14等自体で構成
したものにも適用できるものである。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の天井
設備の取付構造によれば、上記のように構成されている
ので、以下のような効果が得られる。
設備の取付構造によれば、上記のように構成されている
ので、以下のような効果が得られる。
【0026】1)請求項1記載の天井設備の取付構造に
よれば、吊持手段で吊持される固定金具にて第1の天井
バーの交差部を連結固定して天井グリッドを形成し、こ
の天井グリッドの対向する2辺に連結金具を介して連結
される第1の天井バーと同一形状の第2の天井バーと、
第1の天井バーとで矩形空間を形成するので、剛性の高
い天井設備の取付部を形成することができる。また、矩
形空間の対向する2辺の第1の天井バー、第2の天井バ
ーの下部に天井設備を架設すると共に、固定部材をもっ
て第1の天井バー、第2の天井バーの上部にて天井設備
を固定するので、簡単かつ確実に天井設備の取付を行う
ことができる。
よれば、吊持手段で吊持される固定金具にて第1の天井
バーの交差部を連結固定して天井グリッドを形成し、こ
の天井グリッドの対向する2辺に連結金具を介して連結
される第1の天井バーと同一形状の第2の天井バーと、
第1の天井バーとで矩形空間を形成するので、剛性の高
い天井設備の取付部を形成することができる。また、矩
形空間の対向する2辺の第1の天井バー、第2の天井バ
ーの下部に天井設備を架設すると共に、固定部材をもっ
て第1の天井バー、第2の天井バーの上部にて天井設備
を固定するので、簡単かつ確実に天井設備の取付を行う
ことができる。
【0027】2)請求項2記載の天井設備の取付構造に
よれば、矩形空間を構成する天井バーの対向する辺に設
けられた受溝と、天井設備の対向する辺に設けられた係
止垂下片とを係合させて天井設備を設置するので、天井
設備を安定した状態で仮固定することができる。また、
矩形空間の対向する辺の天井バーの頂面に狭隘開口状の
取付溝を沿設し、天井設備の対向する辺に、取付溝上に
係合する取付片を突設し、取付溝内に挿入されて取付片
を貫通する固定部材にて天井バーと天井設備とを固定す
るので、少ない部材を用いて、簡単かつ強固に天井設備
を取付ることができると共に、天井設備の変更設置を容
易にすることができる。
よれば、矩形空間を構成する天井バーの対向する辺に設
けられた受溝と、天井設備の対向する辺に設けられた係
止垂下片とを係合させて天井設備を設置するので、天井
設備を安定した状態で仮固定することができる。また、
矩形空間の対向する辺の天井バーの頂面に狭隘開口状の
取付溝を沿設し、天井設備の対向する辺に、取付溝上に
係合する取付片を突設し、取付溝内に挿入されて取付片
を貫通する固定部材にて天井バーと天井設備とを固定す
るので、少ない部材を用いて、簡単かつ強固に天井設備
を取付ることができると共に、天井設備の変更設置を容
易にすることができる。
【図1】この発明の取付構造を有するシステム天井の全
体を示す概略平面図である。
体を示す概略平面図である。
【図2】システム天井の要部を示す天井裏側から見た拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図3】システム天井の要部を示す天井面側から見た拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】天井設備の取付状態を示す斜視図である。
【図6】天井設備の取付状態を示す分解斜視図である。
【図7】この発明における固定部材の取付前の状態を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図8】固定部材の取付状態を示す平面図である。
1 天井スラブ 4 吊持金具(吊持手段) 5 固定金具 6 天井バー(第1の天井バー) 6b 狭隘開口状取付溝 6f 受溝 7 天井グリッド 7a 矩形空間 10 天井設備 10a フランジ(取付片) 18 係止垂下片 20 固定ボルト(固定部材) 21 固定ナット(固定部材) 50 連結金具 60 補助天井バー(第2の天井バー) 80 目地バー 83 受溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細谷 秀靖 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 株 式会社ナカ技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 天井スラブから垂下される吊持手段を介
して吊持される複数の天井バー間に設置される天井設備
の取付構造において、 上記吊持手段で吊持される固定金具にて第1の天井バー
の交差部を連結固定して天井グリッドを形成し、この天
井グリッドの対向する2辺に連結金具を介して連結され
る上記第1の天井バーと同一形状の第2の天井バーと、
第1の天井バーとで矩形空間を形成し、 上記矩形空間の対向する2辺の上記第1の天井バー、第
2の天井バーの下部に天井設備を架設すると共に、固定
部材をもって第1の天井バー、第2の天井バーの上部に
て天井設備を固定してなることを特徴とする天井設備の
取付構造。 - 【請求項2】 矩形空間の対向する辺の第1の天井バ
ー、第2の天井バーの下部に受溝を形成すると共に、第
1、第2の天井バーの頂面に狭隘開口状の取付溝を沿設
し、 天井設備の対向する辺には、上記受溝に係合する係止垂
下片を形成すると共に、上記取付溝上に係合する取付片
を突設し、 上記取付溝内に挿入されて上記取付片を貫通する固定部
材にて上記第1、第2の天井バーと天井設備とを固定し
てなることを特徴とする請求項1記載の天井設備の取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070015A JPH05230928A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 天井設備の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070015A JPH05230928A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 天井設備の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230928A true JPH05230928A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13419367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4070015A Pending JPH05230928A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 天井設備の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05230928A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08284290A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Kokuyo Co Ltd | オフィス構造 |
US7469773B2 (en) * | 2003-12-10 | 2008-12-30 | Ii Shik Yoon | Assistant ceiling device for shielding escape hatch of an elevator |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP4070015A patent/JPH05230928A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08284290A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Kokuyo Co Ltd | オフィス構造 |
US7469773B2 (en) * | 2003-12-10 | 2008-12-30 | Ii Shik Yoon | Assistant ceiling device for shielding escape hatch of an elevator |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001114 |