[go: up one dir, main page]

JPH05220375A - 固体粒子の表面改質方法と装置 - Google Patents

固体粒子の表面改質方法と装置

Info

Publication number
JPH05220375A
JPH05220375A JP4059083A JP5908392A JPH05220375A JP H05220375 A JPH05220375 A JP H05220375A JP 4059083 A JP4059083 A JP 4059083A JP 5908392 A JP5908392 A JP 5908392A JP H05220375 A JPH05220375 A JP H05220375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid particles
impact
particles
chambers
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4059083A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kikuchi
雄二 菊地
Masamitsu Nagao
正光 長尾
Masaaki Takahashi
正明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nara Machinery Co Ltd
Original Assignee
Nara Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nara Machinery Co Ltd filed Critical Nara Machinery Co Ltd
Priority to JP4059083A priority Critical patent/JPH05220375A/ja
Priority to DE69301103T priority patent/DE69301103T2/de
Priority to EP93250043A priority patent/EP0555947B1/en
Publication of JPH05220375A publication Critical patent/JPH05220375A/ja
Priority to US08/302,081 priority patent/US5516550A/en
Priority to US08/352,681 priority patent/US5656087A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/10Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic in stationary drums or troughs, provided with kneading or mixing appliances
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/006Coating of the granules without description of the process or the device by which the granules are obtained

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は固体粒子の表面改質を連続的におこ
なう方法と装置を提供する。 【構成】 本発明は衝撃ピン6を設けた回転盤2a,2
b,2cと衝突リング7a,7b,7cとを、それぞれ
備えた互に連通する複数の衝撃室に、固体粒子と他の固
体粒子とからなる粉体粒子群を投入してこれに衝撃式打
撃作用を与え、これにともなって発生して気流を前記粉
体粒子群と分離して連続的に衝撃室外に排出するととも
に、該固体粒子群を一時的に衝撃室に滞溜させながら前
記打撃作用を続け、隣接する衝撃室に順次移動させる連
続式固体粒子の表面改質方法であり、さらに本発明は衝
撃ピン6を備えた複数の回転盤2a,2b,2cを、間
隔を置いて回転軸1に固定し、これを衝突リング7a,
7b,7cで覆って衝撃室を形成するとともに、各回転
盤2a,2b,2cの間に仕切板8a,8bを設けて複
数の衝撃室を形成し、各仕切板8a,8bには隣接する
衝撃室に通ずる導通路を前記回転軸1寄りに設けた固体
粒子の表面改質装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体粒子の表面改質方
法とその装置に関する。詳しくは、固体粒子の表面に、
該固体粒子よりも小さな他の固体粒子を埋設または固着
させる固体粒子の表面改質を、連続的に行なう方法とそ
の装置に関する。また、本発明は、固体粒子の表面に、
該固体粒子よりも小さな他の固体粒子を固着し、さらに
該他の固体粒子の全部あるいはその一部を軟化・溶融さ
せて、該固体粒子の表面に膜状に固定化する固体粒子の
表面改質を、連続的に行なう方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に固体粒子の固結防止、変色
変質防止、分散性の向上、流動性の改善、触媒効果の向
上、消化・吸収の制御、磁性特性の向上、耐光性の向上
等を目的として、各種の表面改質が行なわれてきた。広
い意味で、固体粒子の表面改質方法は、(1)コーティ
ング法による改質方法、(2)粒子の表面官能基を利用
した科学的改質方法であるトポケミカルな改質方法、
(3)機械的作用によって粒子の表面に現われた活性点
を利用するメカノケミカル反応による改質方法、(4)
カプセル化による改質方法、(5)紫外線、放射線、プ
ラズマなどを利用する高エネルギー利用の改質方法、
(6)沈澱反応による改質方法とに大別することができ
る。この中で、固体粒子(以下、「母粒子」という)の
表面に該固体粒子よりも小さな他の微小固体粒子(以
下、「子粒子」という)を固定化することによって、該
固体粒子の表面を改質して、機能性複合粉体材料を得る
方法としては、上記(4)のカプセル化による改質方法
の1技法であるところの、高速気流中衝撃法(例えば特
開昭62−83029)が有用な改質方法である。この
方法は、衝撃室内に、ハンマー型またはブレード型の衝
撃ピンを周設した回転盤を配置すると共に、該衝撃ピン
の最外周軌道面に沿い、かつそれに対して一定の空間を
置いて衝突リングを配置し、上記衝撃ピンの回転によっ
て発生した気流を、上記衝突リングの一部から上記回転
盤の中心部付近に開口する循環回路を介して上記衝撃室
に誘導・循環させ、該気流と共に前記母粒子と前記子粒
子とから構成される粉体粒子群の全量を、繰り返し上記
衝撃室と上記循環回路とを通過させ、上記衝撃ピンによ
る機械的打撃、及び上記衝突リングへの衝突による衝撃
式打撃作用により、上記母粒子の表面に上記子粒子を付
着させながら、または付着させた後、該子粒子を埋設ま
たは固着させることによって固体粒子の表面改質を行な
う方法である。この方法により、子粒子は母粒子の全表
面に均一に、しかも強固に固定化され、安定した特性を
有する機能性複合粉体材料を、極めて短時間(数十秒か
ら数分間)で、効率よく生産することができる。上記の
固体粒子の表面改質の場合、すなわち母粒子の表面に子
粒子を埋設または固着させる場合は、母粒子よりも子粒
子の方が硬度が大きい場合である。一方、母粒子の硬度
の方が大きく、子粒子のガラス転移温度が例えば100
℃前後と、比較的低い熱可塑性樹脂のような場合は、該
子粒子は前記衝撃室内で前記衝撃式打撃作用を受けるこ
とによって、母粒子の表面に強固に固着され、さらに継
続して上記衝撃式打撃作用を受けることによって発生す
る熱エネルギーにより、該子粒子は該衝撃式打撃作用を
受けた瞬時のみ軟化・溶融して、個々の母粒子の表面に
固着された隣合う子粒子の全部あるいは一部が互いに溶
着して、該母粒子の表面に膜状に固定化される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記高速気流
中衝撃法は、完全回分式処理方法、すなわちバッチシス
テムであるため、個々の固体粒子は均一に表面改質され
るので、改質状態が均一な機能性複合粉体を得ることは
できるものの、上記高速気流中衝撃法を利用した改質装
置の各種バルブを、数分から数十秒単位で時間制御して
開閉する必要があったり、上記装置の前後に連設される
装置が連続で操作される場合は特に、該装置の前後にス
トック容器を設けなければならなかった。また、上記改
質装置に、1回分処理毎に一定量の粉体粒子群を計量し
て投入する必要があった。このように、上記装置の運転
操作は煩雑であった。また、上記装置に投入された粉体
粒子群は、摩擦や衝撃、圧縮等の作用で発熱し、該粉体
粒子群(以下、単に「原料」ということもある。)や気
流(機内雰囲気温度)はもとより、回転盤や衝突リン
グ、循環回路等の装置そのものの温度も上昇する。そこ
で上記衝突リング、循環回路をジャケット構造として、
該ジャケットに冷媒を通して冷却したり、さらには回転
盤の内部をジャケット構造とすると共に冷媒を通すため
の回路を設け、該冷媒を回転軸を利用して回転盤に供給
することにより、該回転盤を冷却して機内雰囲気温度及
び装置そのものの温度を下げる試みも行われたが、それ
にも限界があった。すなわち、各回分処理においては、
粉体粒子群の投入時から次第に上記機内雰囲気温度が上
昇し、1回分処理が終了して表面改質された複合化粒子
を排出した直後に一時的に上記温度は下がるものの、該
回分処理を繰り返すと次第に上記温度が上昇して、短時
間で100℃を越えることも多々あり、粉体粒子群の物
性によっては上記処理を継続することが不可能になる場
合があった。また、上記機内雰囲気温度の上昇によって
機内の圧力が高くなるので、該圧力を下げるために膨張
ガスの排出設備を必要とした。さらに原料は瞬時(数秒
間)で投入されるため、原料投入時に一次的に負荷電流
値が上昇するので、改質処理中の負荷電流値はモーター
の定格電流値以下に抑えることができる場合であって
も、上記原料投入時には該定格電流値をオーバーするこ
とが多々あった。以上のことから、上記温度及び負荷電
流値を一定の範囲に保持しながら運転することが困難で
あった。本発明は、このような問題点に鑑み、固体粒子
の表面に該固体粒子よりも小さな他の微小固体粒子を埋
設又は固着、あるいは膜状に固定化する固体粒子の表面
改質処理を、連続的に行なう方法とその装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的に添い、本発明
は、本発明に係る表面改質装置に固体粒子と該固体粒子
よりも小さな他の微小固体粒子とから構成される粉体粒
子群を連続的に投入し、本発明に係る方法によって固体
粒子の表面改質処理を連続的に行なうことにより、前記
課題を解消した。即ち、本発明は衝撃ピンを設けた回転
盤と衝突リングとを、それぞれ備えた互に連通する複数
の衝撃室に、固体粒子と他の固体粒子とを投入してこれ
に衝撃式打撃作用を与え、これにともなって発生した気
流を前記固体粒子群と分離して連続的に衝撃室外に排出
するとともに、該固体粒子群を一時的に衝撃室に滞溜さ
せながら前記打撃作用を続け、隣接する衝撃室に順次移
動させることによって前記課題を解消した。また、本発
明は衝撃ピンを備えた複数の回転盤を、間隔を置いて回
転軸に固定し、これを衝突リングで覆って衝撃室を形成
するとともに、各回転盤の間に仕切板を設けて複数の衝
撃室を形成し、各仕切板には隣接する衝撃室に通ずる導
通路を前記回転軸寄りに設けることによって前記課題を
解消した。
【0005】本発明の方法で表面改質処理できる代表的
な母粒子粉体としては、一般にその平均粒子径が0.1
〜100μm程度の範囲のABS、AS、MBS、ポリ
アミド、アクリル、エポキシ、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル、ポリスチレン、塩化ビニル等の
各種合成樹脂及び共重合樹脂、各種でんぷん、セルロー
ス等の天然高分子材料、各種天然及び合成ワックス類、
カオリン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、アルミ
ナ、シリカ(ガラスビーズ等も含む)、マグネシア、カ
ルシア、酸化鉄、ジルコニア、窒化アルミニウム、窒化
ケイ素等の無機材料及びこの中の2種あるいはそれ以上
の材料からなる複合材料又は上記材料を主成分とする複
合材料、及び各種金属類である。一方、代表的な子粒子
粉体としては、上記母粒子の粒径の1/10程度以下の
粒子であることが好ましく、一般にその平均粒子径が
0.01〜10μm程度の範囲のABS、AS、MB
S、ポリアミド、アクリル、エポキシ、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、塩化ビ
ニル等の各種合成樹脂及び共重合樹脂、各種天然高分
子、各種天然及び合成ワックス類、黒鉛、カーボン、二
酸化チタン、雲母、カオリン、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、アルミナ、シリカ(ガラスビーズ等も含
む)、マグネシア、カルシア、酸化鉄、ジルコニア、窒
化アルミニウム、窒化ケイ素等の無機材料及びこの中の
2種あるいはそれ以上の材料からなる複合材料又は上記
材料を主成分とする複合材料、金、銀、銅、鉄、ステン
レス、亜鉛、ニッケル、アルミニウム等の各種金属であ
る。また、必要に応じて、上記各種材料を組み合わせた
複数の材料を子粒子としてもよい。しかし、これらの材
料に限定されることなく、各種化学工業、電気、磁気材
料工業、塗料、印刷インキ、トナー、色材、製紙、繊
維、医薬、農薬、化粧品、食品、ゴム、プラスチック、
窯業等の工業で使用されている各種材料の組合せ成分に
適用することができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明の粉体処理装置の一実施例の正面図
を、その前後装置と共に示した説明図、図2は図1の粉
体処理装置の縦断面図、図3は図2のX−X断面図、図
4(a),(b)は開閉弁の作動説明図である。図にお
いて、1は装置を貫通して設けた回転軸、2a、2b、
2cは回転軸1に嵌設された複数の回転盤、3a、3
b、3c及び3dは円筒状のカラーで、各カラーは各回
転盤の間及びその前後に配置され、回転軸1に緩嵌され
て各回転盤を所定間隔に保持している。なお、上記各回
転盤は図4(a)に示すようにそれぞれキー5によって
回転軸1に固定してある。各回転盤には、各々その両側
面に一定の間隔を置いて複数の衝撃ピン6を放射状に周
設してある。該衝撃ピン6は一般にブレード型又はハン
マー型のものである。7a、7b、7cは衝突リング
で、各衝突リングは、上記各回転盤に周設された衝撃ピ
ン6の最外周軌道面に沿い、かつそれに対して一定の間
隔を置いて周設してある。この間隔は、装置の大きさに
よっても異なるが、一般的に0.5〜20mmであるこ
とが望ましい。また、各衝突リングの内周面は、各種形
状の凹凸型又は円周平面型のものからなっている。各衝
突リング7は、互いに相対する端面に互いに嵌合する切
欠き部と突起部とを設けてあり、隣合う2つの衝突リン
グは、この切欠き部と突起部とを嵌合することによって
一体に連結してある。上記衝突リング7a、7bの内周
面の、各々回転盤2aと2b、2bと2cの間には、中
空円盤状の仕切板8a、8bが各衝突リングとともに一
体に形成してある。これら仕切板には中心に中空部を設
けてあり、この中空部の直径は、図2及び図4に示した
ように、衝撃ピン6の最内周軌道面の直径よりも小さ
く、また、少なくとも前記各カラーの外径よりも大きく
構成してある。上記仕切板8a、8bの中空部に面する
内周端部断面は、図示のように山形に形成してもよい。
衝突リング7cには、相対する衝突リング7bの反対側
(図2の左側)に、カラー3dが遊嵌する貫通孔を設け
た円盤状部材8cを一体に形成してあり、該円盤状部材
8cには、前記貫通孔に向かって形成した略円錐状の切
欠き部49を設けてある。
【0007】上記仕切板8a、8b及び円盤状部材8c
には、衝突リング7a、7b、及び7cの外側より内部
に向かって貫通する切欠き部を設けてあり、該切欠き部
に上下に移動する開閉弁14a、14b及び14cを嵌
設してある。開閉弁14a、14bの先端は、仕切板8
a、8bの中空部に達し、また開閉弁14cの先端は前
記切欠き部49に達するように構成するとともに、開閉
弁14cが上昇して開の状態となった時は、そこに現れ
る切欠き部は排出管11に連続する排出口10に連通す
るようになっている。15aは衝突リング7aの外側に
設けたホルダー押え、16aはホルダー押え15aを介
して設けた前記開閉弁14aを作動せしめるエアシリン
ダーである。また、17aは衝突リング7aに嵌設され
て開閉弁14aに係合するブッシュ、18aはそのブッ
シュ17aの上方に連設されたスペーサーをそれぞれ示
す(図4(a)参照)。なお、其他のホルダー押え15
b、15c、エアシリンダー16b、16c及びその関
連部材もこれと同様に構成してある。19は衝突リング
7aの右側に設けたブラケットで、該ブラケット19は
中心部に回転軸1のカラー3aが遊貫する貫通孔を有
し、また前記円盤状部材8cの切欠き部49と同様な略
円錐状の切欠き部50を備えている。該ブラケット19
には、その外周面から中心部付近のこの切欠き部50に
貫通する原料投入路20を設けてあり、該原料投入路2
0には原料投入管21を介して原料投入ホッパー22が
連設されている。また、上記ブラケット19の端面に
は、当接する衝突リング7aの切欠き部に嵌合するリン
グ状の突起部が設けてある。上記ブラケット19及び衝
突リング7a、7b、7c及び円錐状部材8cは、この
順番で、図1に示すようにケーシング23に固定された
蝶番部材24と、該蝶番部材24に回動自在に設けられ
た蝶番ボルト26と、該蝶番ボルト26の他端で係合す
る固定部材25(円盤状部材8cに固定)と、蝶番ボル
ト26に螺合するハンドル27から構成される複数の締
結手段によって、該ケーシング23の側面に緊結してあ
る。このようにして、ブラケット19、衝突リング7
a、7b、7c及び円盤状部材8cとによって囲まれ、
仕切板8a、8b及び開閉弁14a、14b、14cに
よって分割された衝撃室29a、29b及び29cが構
成される。
【0008】各衝撃室において、各回転盤の側面に周設
された衝撃ピン6と仕切板との間隔は、図2及び図4に
示したように、同図右側の間隔よりも左側の間隔の方を
大きくしてある。これは衝撃ピンの回転によって発生し
た気流を同図右側から左側へ移動させるため、すなわ
ち、原料供給路20側(原料投入ホッパー22)から吸
引して排出口10から排出する気流の流れを形成させる
ためであり、各衝撃室において、該気流は衝突リングの
内周面に沿って循環しながら、同図右側から左側に、次
に衝撃ピンと仕切板との間を通って中心部(回転軸1)
の方に移動し、該仕切板の中空部から隣の衝撃室に移動
するようにしてある。また、衝撃ピンの大きさは、同図
において、左右同等かまたは右側の衝撃ピンの方が大き
いことが好ましい。右側の衝撃ピンの方を大きくするこ
とによって、右側の衝撃ピンの発生風量の方が多くな
り、その結果、気流はさらに同図右側から左側に移動し
やすくなる。前記ケーシング23の右側面には、前カバ
ー30、後カバー31、オイルシールホルダー32a
が、この順番でボルト等の緊結部材によって連設され、
一方、円盤状部材8cの左側面にも、ベアリングホルダ
ー33、オイルシールホルダー32bが、この順番でボ
ルト等の緊結部材によって連設されている。上記前カバ
ー30、後カバー31及びベアリングホルダー33に
は、各々回転軸1をスムーズに回転するように支持する
ベアリング34a、34b及び34cが内設されてい
る。上記回転軸1の一方(図の右端)の先端部にはプー
リー35を設け、別に設けた駆動源、たとえばモーター
の回転をVベルト(共に図示省略)を介してプーリー3
5から回転軸1に伝達する。36は本発明の粉体処理装
置の分解及び内部洗浄を容易にするために、ベアリング
ホルダー33の下部に固定されたスライドユニット、3
7はそのトラックレールである。また、38は本発明の
粉体処理装置を分解及び組立てるときに、前記各衝突リ
ングを支持するために、ケーシング23に連設された支
持台である。本装置を分解するときは、まず回転軸1の
他端の回ナット39を外し、次にハンドル27を緩めて
蝶番ボルト26を固定部材25から外す。そして、トラ
ックレール37上のスライドユニット36を図中左の方
向に移動することによって、円盤状部材8c、衝突リン
グ7c、ベアリングホルダー33、オイルシールホルダ
ー32bは、一体となって容易に他の部分と分離するこ
とができる。引き続いて、回転盤2c、衝突リング7b
の順番で、全ての回転盤、及び衝突リングを容易に取り
外すことができる。40は原料定量供給装置、41はあ
らかじめ母粒子に子粒子を付着させる必要がある場合に
使用する各種混合機等公知のプレプロセッサーである。
また、42はサイクロン、43はバッグフィルター、4
4、45はロータリーバルブ、46は排風機、47は吸
引風量を調節するためのバルブ、48は流量計である。
なお、前記各衝突リングをジャケット構造(図示せず)
にし、必要に応じてここに冷却水(または温水、加熱蒸
気)を流すことができる。また、送入空気温度を冷却
(または加熱)する必要がある場合は、液体窒素等の冷
媒を気化させた低温ガスを原料投入管21から送入した
り、該投入管21の途中に熱風発生装置(共に図示せ
ず)を設けることもできる。さらに、本願発明の表面改
質処理を不活性ガス雰囲気中で行なう必要がある場合
は、上記投入管21から窒素等の不活性ガスを送入する
ことができるが、この場合は、原料定量供給装置40と
原料投入ホッパー22とを連設し(共に図示せず)、該
投入ホッパー22からの空気の流入量を極力抑える必要
がある。
【0009】上記装置は、次の要領で操作する。まず、
各エアーシリンダーを作動させて各開閉弁を下方に突出
させ、仕切板8a、8b、及び円盤状部材8cの各切欠
き部を塞ぎ完全に閉の状態(図4(a)参照)にしてお
く。次に回転軸1を駆動し、例えば衝撃ピン6の外周速
度として100m/secで各回転盤を回転させるとと
もに、排風機46を作動して、衝撃ピン6の回転によっ
て発生する気流量、またはそれよりいくぶん多めの風量
を各衝撃室内から吸引する。吸引風量の調整は、流量計
48を見ながら、バルブ47を操作すればよい。これに
よって気流は原料投入ホッパー22から吸引され、該原
料は原料投入管21、原料投入路20を通ってまず衝撃
室29aに入り、仕切板8aの中空部から次の衝撃室2
9bに入り(図4(a)の破線の矢印M参照)、次に仕
切板8bの中空部から衝撃室29c、円盤状部材8cの
略円錐状の切欠き部49を経て排出口10、排出管1
1、サイクロン42、バッグフィルター43を通り、排
風機49から系外に排出される。ここで、上記衝撃ピン
6の外周速度としては、30〜150m/secの範囲
が好ましい。30m/sec以下の速度では粉体粒子群
に充分な衝撃力を与えることができず、処理に時間がか
かり効率が悪い。一方、150m/sec以上の速度を
得ることは機械的に難しい。しかし、上記速度範囲内で
あっても、本発明の方法で表面改質処理される母粒子の
粒径、物性等によっては、粉砕されてしまうこともある
ので、そのような場合は、該母粒子を粉砕しない範囲、
あるいは粉砕を極力抑える最適外周速度を選択すること
が好ましい。また、希望する固定化の状態、すなわち母
粒子の表面に子粒子を固定化する場合において、子粒子
を母粒子の内部まで完全に埋設したい場合、あるいは半
分程度の埋設でよい場合等によって同じ母粒子・子粒子
の組合せでも、上記外周速度、並びに機内の滞留時間を
変える必要がある。
【0010】次に、母粒子と子粒子とから構成される粉
体粒子群(混合粉体)、またはあらかじめプレプロセッ
サー41により該母粒子の表面に該子粒子を付着させた
粉体粒子群(オーダードミクスチャー)を、原料定量供
給装置40より原料投入ホッパー22に連続的に投入す
ると、該粉体粒子群は、該ホッパー22から原料投入管
21、原料投入路20を通り、衝撃室29aに入る。こ
のとき、前記気流の流れに同伴して、上記ホッパー22
に投入された粉体粒子群は、速やかに上記衝撃室29a
に入る。上記粉体粒子群は、上記衝撃室29a内で高速
回転する回転盤2aの多数の衝撃ピン6によって瞬間的
に機械的打撃作用を受け、さらにその周辺の衝突リング
7aに衝突する。ここで、前述したように上記気流は、
ワンパスで各衝撃室を通過して系外に排出されるが、粉
体粒子群には遠心力が作用しているため気流と分離され
る結果、上記衝撃室29aに滞留し、そこで繰り返し上
記衝撃ピンによる機械的打撃作用と衝突リングへの衝突
からなる衝撃式打撃作用を受ける。また、上記粉体粒子
群は上記ホッパー22から連続的に投入されるので、該
粉体粒子群は徐々に上記衝撃室29aに滞留し、衝撃ピ
ン6の回転に伴って衝突リング7aの内周面に沿って循
環しながら上記衝撃式打撃作用を繰り返し受ける。一定
時間経過後、エアーシリンダー16aを作動せさて開閉
弁14aを上昇させ、衝突リング7aの内周面の位置ま
で移動させて、仕切板8aの切欠き部9aを完全に開の
状態(図4(b)参照)にすると、前記衝撃室29a内
に滞留していた粉体粒子群は、瞬時のうちに上記切欠き
部9aから隣の衝撃室29bに矢印Nに示すように移動
する。そしてそこでも衝撃ピン6及びその周辺の衝突リ
ング7bによる衝撃式打撃作用を繰り返し受ける。上記
粉体粒子群が衝撃室29bに移動したあと、上記開閉弁
14aを閉じると、再び原料投入ホッパー22からの粉
体粒子群が衝撃室29aに滞留し、そこで衝撃ピン6及
びその周辺の衝突リング7aによる衝撃式打撃作用を受
ける。このようにして一定時間経過後、今度は開閉弁1
4bを開くと、上記衝撃室29b内の粉体粒子群は、瞬
時に次の衝撃室29cに移動し、同様な打撃作用を繰り
返し受ける。そして、開閉弁14bを閉じた後、開閉弁
14aを開くと、上記衝撃室29a内の粉体粒子群は同
じように衝撃室29bに移動する。さらに一定時間経過
後、開閉弁14cを開くと、衝撃室29c内の粉体粒子
群は、改質粉体の排出口10、排出管11を通ってサイ
クロン42、バッグフィルター43等の捕集器に誘導さ
れ、そこで捕集される。
【0011】図5に、各開閉弁の開閉状態と、各衝撃室
内の粉体粒子群の滞留量の関係のモデル図を示した。同
図において、Ta 、Tb 、Tc は、各々衝撃室29a、
29b、29cにおける粉体粒子群の滞留時間を、Tは
全滞留時間、すなわち改質処理に要した時間を示してい
る。また、t1 は各開閉弁を開いている時間、t2 は例
えば開閉弁14bを閉じてから開閉弁14aを開くまで
の時間を各々示し、t1 とt2 との関係はt1 >t2
0であり、t1 の時間は数秒の単位でよい。本発明の装
置において、各仕切板の中空部の直径を変えた数種の衝
突リングを用意することもできる。また、複合化を目的
とする粉体材料の種類によっては、全ての開閉弁を常に
閉の状態に保持して運転することができる。この場合、
まず最初の衝撃室に滞留している粉体粒子群は、一定の
滞留量に達すると仕切板の中空部からオーバーフローし
て隣の衝撃室に連続的に移動し、さらにその次の衝撃室
に移動して、最後は排出口から連続的に排出される。こ
の場合、粉体粒子群の滞留時間は、該粉体粒子群の供給
量(供給速度)、ブロワーの吸引風量等によって制御す
ることができる。図6に、本発明の粉体処理装置の他の
実施例の縦断面図を示した。この装置は、各仕切板に切
欠き部のない、すなわち、開閉弁及びそれを作動させる
ためのエアーシリンダーのない粉体処理装置であり、そ
の他の構成は先の実施例の粉体処理装置と同じである。
本装置における粉体粒子群の流れは、上記先の実施例の
装置において開閉弁を全て閉の状態に保持して運転した
場合と同じで、すなわち、まず衝撃室に滞留している粉
体粒子群は、一定の滞留量に達すると仕切板の中空部か
らオーバーフローして隣の衝撃室に連続的に移動し、さ
らにその隣の衝撃室に順次移動して、最後は排出口から
連続的に排出されるようになっている。
【0012】次に粉砕室が3室、回転盤の直径が230
mm、該回転盤の両側面に周設された衝撃ピンが各8
枚、該衝撃ピンの最外周軌道面と衝突リングとの一定の
間隔が5mmの本発明に係る粉体処理装置を用いて、本
発明の方法によって表面改質処理を行った具体例につい
て以下説明する。 具体例1 平均粒子径12μmのポリエチレン粒子の表面に、平均
粒子径0.3μmの二酸化チタン微粒子を付着させたオ
ーダードミクスチャー(配合比、ポリエチレン:二酸化
チタン=4:1)を、上記粉体処理装置に連続的に投入
してNO.1〜NO.3のサンプルについて複合化粒子
を得た。その他の条件は表1に示した。同表において、
ピン外周速度とは衝撃ピンの最外周軌道面の速度、滞留
時間とは各衝撃室における粉体粒子群の滞留時間のこと
で、図5に示したように、上記滞留時間ごとに各開閉弁
を開いたことを示している。上記各開閉弁を開いている
時間t1 は5秒であった。また、全滞留時間とは上記粉
体粒子群が上記粉体処理装置に投入されてから排出され
るまでの時間、すなわち改質処理に要した時間である。
しかしながら厳密にいうと、衝撃室aにおける粉体粒子
群の平均滞留時間は、同表の数値の半分の時間であり、
また、全滞留時間はその分の時間を引かなければならな
い。表1に運転開始後20分の機内雰囲気温度を示した
が、何れの実験においても35℃前後(運転開始時は約
25℃。以下の各具体例でも同様の温度であった。)で
あり、温度上昇は少なく、その後もほとんど上昇しなか
った。上記実験で得られた各サンプルを走査形電子顕微
鏡(以下「SEM」という)で観察したところ、何れの
サンプルも、ポリエチレン粒子の表面の全面に二酸化チ
タン微粒子が均一に埋設された状態の複合化粒子となっ
ていた。
【0013】具体例2 平均粒子径46μmのポテトスターチ粒子の表面に、平
均粒子径0.4μmのPMMA(ポリメチルメタアクリ
レート)微粒子を付着させたオーダードミクスチャー
(配合比、ポテトスターチ:PMMA=19:1)を、
上記粉体処理装置に連続的に投入してNO.1、NO.
2のサンプルについて複合化粒子を得た。その他の条件
は表2に示した。運転開始後20分の機内温度は40℃
弱であり、具体例1の場合と同様に温度上昇は少なく、
その後もほとんど上昇しなかった。上記実験で得られた
各サンプルをSEMで観察したところ、どちらのサンプ
ルもポテトスターチ粒子の表面にPMMAが均一に膜状
に固定化(成膜化)された状態の複合化粒子となってい
た。 具体例3 平均粒子径12μmのポリスチレン粒子の表面に、平均
粒子径0.012μmのアエロジル微粒子を付着させた
オーダードミクスチャー(配合比、ポリスチレン:アエ
ロジル=99:1)を、上記粉体処理装置に連続的に投
入して複合化粒子を得た。その他の条件は表3に示し
た。なお、本例には、図6に示した開閉弁のない粉体処
理装置を用いた。表3に示したように、運転開始後20
分の機内温度は35℃弱であり、その後もほとんど上昇
しなかった。これは、ピン外周速度が他の具体例よりも
遅く、また粉体粒子群の機内滞留時間が短かったためで
ある。上記実験で得られた各サンプルをSEMで観察し
たところ、どちらのサンプルも、ポリスチレン粒子の表
面のほぼ全面にアエロジル微粒子が適当に埋設された状
態の複合化粒子となっていた。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の方
法と装置によれば、固体粒子に他の微小固体粒子を埋設
又は固着、あるいは膜状に固定化する該固体粒子の表面
改質処理を、連続的に行なうことができた。上記のよう
に、固体粒子の表面改質処理を連続的に行なうことによ
って、負荷電流値を一定の範囲に保持しながら、さらに
機内雰囲気温度も低い範囲に保持しながら、上記改質処
理を安定して行なうことができた。また、回分処理に比
べて、運転操作が容易になった。さらに、本発明の方法
で得られた複合化粒子は、回分処理によって得られたも
のと比べて遜色のないものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるところの粉体処理装置
を、その前後装置と共に系統的に示した概念的な説明図
である。
【図2】図1の粉体処理装置の縦断面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】開閉弁の作動説明図で、同図(a)は閉鎖時
を、同図(b)は開放時を示す。
【図5】各開閉弁の開閉状態と、各衝撃室内の粉体粒子
群の滞留量の関係を示したモデル図である。
【図6】本発明の粉体処理装置の他の実施例の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 回転軸 2a、2b、2c 回転盤 3a、3b、3c、3d カラー 5 キー 6 衝撃ピン 7a、7b、7c 衝突リング 8a、8b 仕切板 8c 円盤状部材 9a 切欠き部 10 排出口 11 排出管 14a、14b、14c 開閉弁 15a、15b、15c ホルダー押え 16a、16b、16c エアーシリンダー 17 ブッシュ 18 スペーサー 19 ブラケット 20 原料投入路 21 原料投入管 22 原料投入ホッパー 23 ケーシング 24 蝶番部材 25 固定部材 26 蝶番ボルト 27 ハンドル 29a、29b、29c 衝撃室 30 前カバー 31 後カバー 32a、32b オイルシールホルダー 33 ベアリングホルダー 34a、34b、34c ベアリング 35 プーリー 36 スライドユニット 37 トラックレール 38 支持台 39 回ナット 40 原料定量供給装置 41 プレプロセッサー 42 サイクロン 43 バッグフィルター 44、45 ロータリーバルブ 46 排風機 47 バルブ 48 流量計 49 切欠き部 50 切欠き部
【表1】
【表2】
【表3】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝撃ピンを設けた回転盤と衝突リングと
    を、それぞれ備えた互に連通する複数の衝撃室に、固体
    粒子と他の固体粒子とからなる粉体粒子群を投入してこ
    れに衝撃式打撃作用を与え、これにともなって発生した
    気流を前記粉体粒子群と分離して連続的に衝撃室外に排
    出するとともに、該固体粒子群を一時的に衝撃室に滞溜
    させながら前記打撃作用を続け、隣接する衝撃室に順次
    移動させることを特徴とする連続式固体粒子の表面改質
    方法。
  2. 【請求項2】 固体粒子と、該固体粒子よりも小さな他
    の微小固体粒子とを用いて、上記固体粒子の表面に、上
    記他の微小固体粒子を付着させながら、または付着させ
    た後、この他の微小固体粒子を埋設又は固着させること
    を特徴とする請求項1に記載の連続式固体粒子の表面改
    質方法。
  3. 【請求項3】 固体粒子と、該固体粒子よりも小さな他
    の微小固体粒子とを用いて、上記固体粒子の表面に、上
    記他の微小固体粒子を付着させながら、または付着させ
    た後固着させ、さらに衝撃式打撃作用を継続することに
    より発生した熱エネルギーにより、上記他の固体粒子を
    軟化・溶融させて、上記固体粒子上の隣合う他の固体粒
    子の全部あるいはその一部を互いに融着して、上記固体
    粒子の表面に膜状に固定化することを特徴とする請求項
    1に記載の連続式固体粒子の表面改質方法。
  4. 【請求項4】 衝撃ピンを備えた複数の回転盤を、間隔
    を置いて回転軸に固定し、これを衝突リングで覆って衝
    撃室を形成するとともに、各回転盤の間に仕切板を設け
    て複数の衝撃室を形成し、各仕切板には隣接する衝撃室
    に通ずる導通路を前記回転軸寄りに設けたことを特徴と
    する固体粒子の表面改質装置。
  5. 【請求項5】 前記隣接する衝撃室の間に、両室を導通
    する開閉弁を設けたことを特徴とする請求項4に記載の
    固体粒子の表面改質装置。
  6. 【請求項6】 単一の衝突リングを複数個設け、これを
    締結手段で連結して複数の衝撃室を構成したことを特徴
    とする請求項4に記載の固体粒子の表面改質装置。
  7. 【請求項7】 前記衝撃室内の両側の壁面に、前記回転
    軸に対し、同心で略円錐状の切欠き部を設け、該切欠き
    部に原料の供給口と、改質粉体の排出口とを連通せしめ
    たことを特徴とする請求項4に記載の固体粒子の表面改
    質装置。
JP4059083A 1992-02-12 1992-02-12 固体粒子の表面改質方法と装置 Pending JPH05220375A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4059083A JPH05220375A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 固体粒子の表面改質方法と装置
DE69301103T DE69301103T2 (de) 1992-02-12 1993-02-05 Verfahren und Vorrichtung zur Oberflächenbehandlung von Teilchen
EP93250043A EP0555947B1 (en) 1992-02-12 1993-02-05 Method for surface treatment of solid Particles and apparatus therefor
US08/302,081 US5516550A (en) 1992-02-12 1994-09-07 Method for surface treatment of solid particles and apparatus therefor
US08/352,681 US5656087A (en) 1992-02-12 1994-11-30 Method for surface treatment of solid particles and apparatus therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4059083A JPH05220375A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 固体粒子の表面改質方法と装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05220375A true JPH05220375A (ja) 1993-08-31

Family

ID=13103102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4059083A Pending JPH05220375A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 固体粒子の表面改質方法と装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US5516550A (ja)
EP (1) EP0555947B1 (ja)
JP (1) JPH05220375A (ja)
DE (1) DE69301103T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006001126A1 (ja) * 2004-06-23 2006-01-05 Yutaka Mfg. Co., Ltd. 粉砕装置
JP2006508217A (ja) * 2002-12-02 2006-03-09 イーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング イレクトロ オプティカル システムズ 特にレーザ焼結の際に使用するための円形粒子状プラスチック粉末、このような粉末の製造方法およびこのような粉末を使用するレーザ焼結プロセス
JP2018500320A (ja) * 2014-12-17 2018-01-11 ロレアル 複合粒子及びその調製

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2732674B1 (fr) * 1995-04-10 1997-05-09 Alcatel Fibres Optiques Procede et dispositif de spheroidisation de granules de silice
EP0856376B1 (en) * 1996-12-03 2000-02-09 Lucent Technologies Inc. Article comprising fine-grained solder compositions with dispersoid particles
FR2801810B1 (fr) * 1999-12-07 2002-05-03 Rhodia Food S A S Capsule comprenant au moins une ecorce minerale constituee d'un compose chimique unique et d'un noyau comportant au moins un compose polyhydroxyle
TWI353360B (en) 2005-04-07 2011-12-01 Nippon Catalytic Chem Ind Production process of polyacrylic acid (salt) wate
DE102005032236A1 (de) * 2005-07-09 2007-01-11 Basf Coatings Ag Verfahren zur Beschichtung dimensionsstabiler Partikel mit feinteiligen, dimensionsstabilen Partikeln
TWI377222B (en) * 2005-12-22 2012-11-21 Nippon Catalytic Chem Ind Method for surface crosslinking water-absorbing resin and method for manufacturing water-absorbing resin
TWI394789B (zh) 2005-12-22 2013-05-01 Nippon Catalytic Chem Ind 吸水性樹脂組成物及其製造方法、吸收性物品
EP1837348B9 (en) 2006-03-24 2020-01-08 Nippon Shokubai Co.,Ltd. Water-absorbing resin and method for manufacturing the same
DE102007016656B4 (de) 2007-04-05 2018-10-11 Eos Gmbh Electro Optical Systems PAEK-Pulver, insbesondere zur Verwendung in einem Verfahren zum schichtweisen Herstellen eines dreidimensionalen Objektes, sowie Verfahren zu dessen Herstellung
JP4966834B2 (ja) * 2007-11-30 2012-07-04 成雄 安藤 高圧均質化装置の冷却装置
DE102008058177A1 (de) * 2008-11-20 2010-06-24 Eos Gmbh Electro Optical Systems Verfahren zur Identifizierung von Lasersinterpulvern
WO2011040472A1 (ja) 2009-09-29 2011-04-07 株式会社日本触媒 粒子状吸水剤及びその製造方法
CN106731201A (zh) * 2016-12-12 2017-05-31 十堰市绿田生物科技有限公司 葛根淀粉流槽式沉淀装置
EP3482900B1 (en) 2017-11-09 2021-06-09 Ricoh Company, Ltd. Particle for solid freeform fabrication

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0005904A1 (en) * 1978-04-28 1979-12-12 The Georgia Marble Company Process for producing surface treated particles
DE3014952A1 (de) * 1980-04-18 1981-10-22 Zucker & Staerkeind Verfahren und vorrichtung zum verwirbeln von fliessunwilligen haufwerken
DE3687219T2 (de) * 1985-10-07 1993-04-08 Nara Machinery Co Ltd Methode zur verbesserung der oberflaechenqualitaet von festen teilchen und vorrichtung dazu.
DE4002099A1 (de) * 1990-01-25 1991-08-01 Draiswerke Gmbh Mischer

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006508217A (ja) * 2002-12-02 2006-03-09 イーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング イレクトロ オプティカル システムズ 特にレーザ焼結の際に使用するための円形粒子状プラスチック粉末、このような粉末の製造方法およびこのような粉末を使用するレーザ焼結プロセス
JP4731911B2 (ja) * 2002-12-02 2011-07-27 イーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング イレクトロ オプティカル システムズ 特にレーザ焼結の際に使用するための円形粒子状プラスチック粉末、このような粉末の製造方法およびこのような粉末を使用するレーザ焼結プロセス
WO2006001126A1 (ja) * 2004-06-23 2006-01-05 Yutaka Mfg. Co., Ltd. 粉砕装置
KR100815930B1 (ko) * 2004-06-23 2008-03-21 가부시키가이샤 유타카 세이사쿠쇼 분쇄장치
US7631826B2 (en) 2004-06-23 2009-12-15 Masataka Tamura Crushing apparatus
DE112005001320B4 (de) * 2004-06-23 2013-03-21 Masataka Tamura Brechvorrichtung
DE112005003854B4 (de) * 2004-06-23 2018-04-26 Masataka Tamura Brechvorrichtung
JP2018500320A (ja) * 2014-12-17 2018-01-11 ロレアル 複合粒子及びその調製
US11020338B2 (en) 2014-12-17 2021-06-01 L'oreal Composite particle and preparation thereof

Also Published As

Publication number Publication date
EP0555947B1 (en) 1995-12-27
EP0555947A1 (en) 1993-08-18
DE69301103D1 (de) 1996-02-08
US5656087A (en) 1997-08-12
US5516550A (en) 1996-05-14
DE69301103T2 (de) 1996-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05220375A (ja) 固体粒子の表面改質方法と装置
EP0241930B1 (en) Particulate material treating apparatus
KR0165888B1 (ko) 고속 건식 그라인더
EP0224659B1 (en) Method of improving quality of surface of solid particles and apparatus thereof
JPH032009B2 (ja)
US20090212141A1 (en) Milling apparatus
JPH05170924A (ja) 粒子の複合化方法
JP3793472B2 (ja) 破砕装置
JPS62250942A (ja) 固体粒子表面への金属の延展固定方法
JPS62140636A (ja) 固体粒子表面の成膜方法
JP2002028511A (ja) 穀類等の粉砕分級方法および穀類等の粉砕分級機
JPS62262737A (ja) 固体粒子の表面改質方法とその装置
JPH05168895A (ja) 固体粒子の表面改質方法
JPS62221434A (ja) 微小固体粒子の球形化処理方法
JP3053972B2 (ja) 粉体処理装置
JPH0461687B2 (ja)
US4746069A (en) Centrifugal media mill
JPH08131818A (ja) 粉体処理装置
JP4538780B2 (ja) カーボンナノチューブの親水化方法
JP5377436B2 (ja) 粉体処理装置
CN1007127B (zh) 改进固体颗粒表面性质的方法与装置
JPH105696A (ja) 粉体分級機
CN113042743A (zh) 粉末制备装置
JP2007533433A (ja) 粒子状材料の形成方法
JPH0780271A (ja) 造粒乾燥装置