[go: up one dir, main page]

JPH0521918A - セラミツクス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物 - Google Patents

セラミツクス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物

Info

Publication number
JPH0521918A
JPH0521918A JP19701591A JP19701591A JPH0521918A JP H0521918 A JPH0521918 A JP H0521918A JP 19701591 A JP19701591 A JP 19701591A JP 19701591 A JP19701591 A JP 19701591A JP H0521918 A JPH0521918 A JP H0521918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
conductive pattern
pdo
circuit board
mixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19701591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Hanada
花田敏彦
Shuichi Kawaminami
川南修一
Hideto Kamiaka
上赤日出人
Shigeru Takahashi
高橋繁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Nihon Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Cement Co Ltd filed Critical Nihon Cement Co Ltd
Priority to JP19701591A priority Critical patent/JPH0521918A/ja
Publication of JPH0521918A publication Critical patent/JPH0521918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックス回路基板用導電パタ−ン形成用
粉末組成物を提供すること。 【構成】 導電パタ−ン形成用粉末として、Ag粉末と
PdO粉末の混合粉末を用いること。 【効果】 セラミックス基板と導電パタ−ン(導電体)
とが焼成後に剥離しない効果が生じ、良好なセラミック
ス回路基板を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス回路基板
用導電パタ−ン形成用粉末組成物に関し、詳細には、低
温焼成によってセラミックス回路基板を製造するにあた
り、セラミックグリ−ンシ−ト上に導電パタ−ンを形成
するためのペ−スト製造用粉末組成物に係るセラミック
ス回路基板用導電パタ−ン形成用粉末組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、低温焼成により製造されるセラミ
ックス回路基板において、その表面配線及びスル−ホ−
ルを形成するために、電気抵抗の低いAgを主成分とす
る導電粉末が用いられている。例えば、特開昭63−1
6697号公報には、導電粉末として「Ag85〜80
重量%とPd15〜20重量%の粉末混合物」又は「A
g50〜90重量%とPd50〜10重量%の合金粉
末」を用いることについて記載されている。そして、該
導電粉末を有機ビヒクルに混合して導電体ペ−ストを調
製し、予め作製されたセラミックグリ−ンシ−トの表面
に、該導電体ペ−ストを所定の導電パタ−ンになるよう
に印刷し、焼成(800〜1000℃)する方法が開示
されている。なお、上記有機ビヒクルとしては、一般的
には、エチルセルロ−スをα−テルピネオ−ルに溶解し
たものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来法によって、導電パタ−ンを形成して得たセラミック
グリ−ンシ−トは、これを焼成すると、導電パタ−ン形
成用導電体とセラミックグリ−ンシ−トとは、後に詳記
するとおり、焼成収縮過程が異なることから、導電体の
一部が基板から剥離しやすいという問題点があった。
【0004】そこで、本発明者等は、上記問題点を解消
する導電パタ−ン形成用導電体(導電体組成物)につい
て鋭意研究した結果、本発明を完成したものであって、
本発明は、セラミックス基板と導電パタ−ン(導電体)
とが焼成後に剥離しない導電体組成物に係るセラミック
ス回路基板用導電パタ−ン形成用粉末組成物を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、上記
目的を達成するため、導電体粉末として、所定割合のA
g−PdO混合粉末を使用する点にある。即ち、本発明
は、Ag粉末65〜95重量部及びPdO粉末5〜35
重量部を混合してなることを特徴とするセラミックス回
路基板用導電パタ−ン形成用粉末組成物である。
【0006】
【作用】従来から用いられているAg−Pd導電性粉末
は、セラミックス回路基板焼成時に、導電体として含有
されているPdが酸化され、体積膨張を起こし、その後
の熱処理により還元され、Ag−Pdからなる導電層を
形成する。その結果、導電層は、焼成に伴い一度膨張
し、その後収縮するという焼成収縮過程を示す。これに
対して、セラミックグリ−ンシ−トは、焼成に伴い収縮
し、焼結が完了するという焼成収縮過程を示す。この両
者の焼成収縮過程の違いが導電パタ−ン(導電体)の剥
離現象の原因であると考えられる。
【0007】そこで、本発明は、上記導電パタ−ンの収
縮焼結過程を制御するため、Pd源としてPdOを用い
るものであり、これによって、セラミックス基板と導電
パタ−ン(導電体)とが焼成後に剥離しない作用が生
じ、優れたセラミックス回路基板が得られるものであ
る。
【0008】以下、本発明を詳細に説明すると、本発明
において、セラミックス回路基板製造用原料粉末として
は、アルミナ、ムライト又はコ−デュライトなどにSi
2−B23系ガラス、PbO−SiO2−AI23−B
23系ガラス又はCaO−SiO2−AI23−B23
系ガラス等を複合したものが好ましく、このような原料
粉末を使用することによって、セラミックス回路基板を
低温焼成により製造することができる。また、セラミッ
クグリ−ンシ−トとしては、上記記原料粉末に有機バイ
ンダ−及び溶剤を加えてスラリ−とし、通常のドクタ−
プレイド法等により作製することができる。
【0009】本発明において、原料粉末であるAg粉末
及びPdO粉末としては、導電体材料として通常使用さ
れる平均粒径0.3〜10μm程度のものを用いること
ができる。特に、2μm以下のAg粉末及びPdO粉末
の使用は、得られたAg−PdO粉末の混合が均一とな
り、導電パタ−ンの収縮が均一となることから、好まし
い。また、本発明で使用するPdOは、Pdを酸化雰囲
気中で200〜800℃の加熱処理により得ることがで
きるが、市販のPdOを用いることもできる。このAg
粉末とPdO粉末とを慣用手段で混合することにより、
目的とする導電パタ−ン形成用粉末組成物を製造する。
【0010】なお、本発明において、得られた導電パタ
−ンのハンダ濡れ性を改善するため、Crの酸化物又は
Mnの酸化物を添加することもできる。添加するCrの
酸化物は、Cr23換算で5重量部以下であり、Mnの
酸化物の場合は、MnO2換算で3重量部以下が好まし
く、これを越える量を添加すると導電体の抵抗値が高く
なる傾向があり、好ましくない。
【0011】このようにして得られた導電パタ−ン形成
用粉末にビヒクルを加え、また、セラミックス基板との
密着性向上を目的として、少量のガラス成分を添加し、
例えば、3本ロ−ルミルなどの慣用の方法で混合し、セ
ラミックスグリ−ンシ−ト用導電性ペ−ストを調製す
る。このビヒクルとしては、種々の有機ビヒクルを使用
することができるが、エチルセルロ−スをα−テルピネ
オ−ルに溶解したものを使用するのが好ましい。そし
て、この導電性ペ−ストをセラミックスグリ−ンシ−ト
に所定形状で印刷した後、焼成してセラミックス回路基
板を作製する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明をより詳細に説明する。 (実施例1〜6)平均粒径1μmのアルミナ粉末50重
量%とSiO2−B23−PbO系ガラス50重量%を
混合し、この混合粉末にアクリル樹脂及び溶剤を加えて
スラリ−を作製した。このスラリ−をドクタ−ブレイド
装置で塗工し、厚さ0.5mmの低温焼成セラミックス
回路基板用セラミックスグリ−ンシ−トを得た。
【0013】一方、市販の平均粒径0.5μmのPd粉
末を350℃で2時間空気中で加熱し、PdO粉末を製
造した。そして、このPdO粉末と市販の平均粒径1.
0μmのAg粉末とを乳鉢を用いて混合し、導電パタ−
ン形成用粉末を調製した(実施例1〜4)。また、この
混合粉末に、更に、Cr23を2重量部添加したもの
(実施例5)及びMnO2を3重量部添加したもの(実
施例6)も導電パタ−ン形成用粉末として使用した。そ
れらの混合量を表1に示した。次に、エチルセルロ−ス
をα−テルピネオ−ルに溶解してビヒクルを調製し、こ
のビヒクル中に上記混合粉末を3本ロ−ルミルで混合
し、導電性ペ−ストを調製した。この導電性ペ−ストを
前記したセラミックスグリ−ンシ−ト上に、幅150μ
mのパタ−ンをスクリ−ン印刷し、400℃で4時間脱
バインダ−した後、850℃で焼成してセラミックス回
路基板を作製した。得られた基板上の導電パタ−ンの剥
離を目視により観察し、その結果を同じく表1に示し
た。
【0014】(比較例)また、比較のために、導電パタ
−ン形成用粉末として、Ag粉末とPd粉末の混合粉末
を用い、上記実施例と同様に導電ペ−ストを調製し、セ
ラミックス回路基板を作製した。 得られた基板上の導
電パタ−ンの剥離を目視により観察し、その結果を同じ
く表1に示した。
【0015】
【表1】
【0016】表1から明らかなように、導電パタ−ン形
成用粉末として、Ag粉末とPdO粉末との混合粉末を
用いた実施例1〜6は、いずれも剥離しないことが理解
できる。これに対して、Ag粉末とPd粉末の混合粉末
を用いた比較例では、目視観察の結果、明らかに剥離が
認められた。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、導電パ
タ−ン形成用粉末として、Ag粉末とPdO粉末の混合
粉末を用いるものであり、これによって、セラミックス
基板と導電パタ−ン(導電体)とが焼成後に剥離しない
セラミックス回路基板が得られる効果が生ずる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 Ag粉末65〜95重量部及びPdO粉
    末5〜35重量部を混合してなることを特徴とするセラ
    ミックス回路基板用導電パタ−ン形成用粉末組成物。
JP19701591A 1991-07-11 1991-07-11 セラミツクス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物 Pending JPH0521918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19701591A JPH0521918A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 セラミツクス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19701591A JPH0521918A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 セラミツクス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0521918A true JPH0521918A (ja) 1993-01-29

Family

ID=16367363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19701591A Pending JPH0521918A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 セラミツクス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0521918A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02502916A (ja) * 1987-12-31 1990-09-13 トロピックス・インコーポレイテッド 1,2‐ジオキセタン類およびその中間体の合成
US5534423A (en) * 1993-10-08 1996-07-09 Regents Of The University Of Michigan Methods of increasing rates of infection by directing motion of vectors
US5811274A (en) * 1994-12-09 1998-09-22 The Regents Of The University Of Michigan Methods, compositions and apparatus for cell transfection

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02502916A (ja) * 1987-12-31 1990-09-13 トロピックス・インコーポレイテッド 1,2‐ジオキセタン類およびその中間体の合成
US5534423A (en) * 1993-10-08 1996-07-09 Regents Of The University Of Michigan Methods of increasing rates of infection by directing motion of vectors
US5811274A (en) * 1994-12-09 1998-09-22 The Regents Of The University Of Michigan Methods, compositions and apparatus for cell transfection

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102059318B1 (ko) 세라믹 기판
US4818626A (en) Method for producing sintered metalized aluminum nitride ceramic bodies
US4894184A (en) Low-temperature burnt conductive paste and method of manufacturing printed circuit board
KR100259562B1 (ko) 니켈분말 및 그 제조방법, 및 니켈분말을 사용한 도체 페이스트 및 페이스트를 사용하여 형성된 도체를 포함하는 적층세라믹 전자부품 또는 세라믹 다층기판
JPH107435A (ja) ガラスセラミック配線基板およびその製造方法
JPH05235497A (ja) 銅導電性ペースト
JPH0521918A (ja) セラミツクス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物
JP3669056B2 (ja) セラミック多層配線基板の製造方法
JP2931444B2 (ja) セラミックス回路基板用導電パターン形成用粉末組成物
JP2002216540A (ja) 電極ペースト及びそれを用いた電子部品の製造方法
KR100246720B1 (ko) Lcr 동시소성을 위한 저항체용 페이스트 제조방법 및 그를 이용한 후막 저항체 제조방법
JP3117346B2 (ja) 絶縁磁器およびその製造方法並びに多層配線基板
JPS6049149B2 (ja) 電子部品用白色アルミナ・セラミックの製造方法
JP3359513B2 (ja) ガラスセラミック焼結体およびその製造方法
JPH11157945A (ja) セラミック電子部品の製造方法及びそれに用いるダミー用グリーンシート
JPH0528867A (ja) ガラスセラミツク基板の製造方法
JP2606155B2 (ja) 多層配線基板とその製造方法、及びそれに用いるシリカ焼結体の製造方法
JPH05116986A (ja) 不透明化ガラスおよびこれにより得られた焼結積層セラミツク配線板
JP2627068B2 (ja) セラミック基板用グリーンシートの製造方法
JPH08148783A (ja) 銅ペーストおよび多層配線基板の製造方法
JPH01321691A (ja) 厚膜セラミック多層基板の製造方法
JPS587203B2 (ja) 導電塗料
JP2002231049A (ja) 導電性ペースト
JPH02267990A (ja) 回路基板の製造方法
JPH1116419A (ja) 導電性ペースト及びこれを用いたセラミックス多層基板の製造方法