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JPH0521475Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0521475Y2
JPH0521475Y2 JP1988062012U JP6201288U JPH0521475Y2 JP H0521475 Y2 JPH0521475 Y2 JP H0521475Y2 JP 1988062012 U JP1988062012 U JP 1988062012U JP 6201288 U JP6201288 U JP 6201288U JP H0521475 Y2 JPH0521475 Y2 JP H0521475Y2
Authority
JP
Japan
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rail
load
rolling member
edge
roll
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988062012U
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English (en)
Other versions
JPH01170033U (ja
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Publication date
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Priority to JP1988062012U priority Critical patent/JPH0521475Y2/ja
Publication of JPH01170033U publication Critical patent/JPH01170033U/ja
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Publication of JPH0521475Y2 publication Critical patent/JPH0521475Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の座席下部などに装備され、座
席などを前後方向に移動可能とするスライドレー
ルに関する。
[従来の技術] 乗員の体型に座席の位置を容易に合わせるため
に、自動車の座席にはスライドレールが設けら
れ、座席を車体に対し前後に相対移動可能として
いる。このスライドレールの一例を第7図に示
す。
このスライドレールは、車体に固定される第1
レール100と、座席に固定される第2レール2
00とより構成される。第2レール200は幅方
向両側縁部が略直角に下方に折れ曲り、さらに先
端が内側へ略直角に折れ曲げられて形成された一
対の案内溝201を有している。そして案内溝2
01内に第1レール100の両側の縁部101が
それぞれ配置され、縁部101の下面と第2レー
ル200の縁部との間に鋼球300が配置されて
いる。また第1レール100と第2レール200
との間にはスプリングロール400が配置されて
いる。
上記のように構成されたスライドレールでは、
上下方向の荷重はスプリングロール400の弾性
力で吸収され、鋼球300およびスプリングロー
ル400の転動および摺動により、第2レール2
00は第1レール100に対して相対移動可能で
ある。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来のスライドレールは、圧延鋼板か
らプレス加工により形成されている。そのため寸
法精度は±0.2mmが限度となつている。従つてス
プリングロールの弾性力を荷重に合わせて調節し
ても、特に大きな荷重が作用した場合には、第1
レールと第2レールとが当接する場合がある。従
つてその状態でスライドさせようとすると、第1
レールと第2レールとは摺動運動となるため摩擦
抵抗が増大してスライドさせるのに大きな力が必
要となり摩耗量も大きい。
またスライドレールの幅方向(左右方向)の荷
重に分布が生じた場合には、小さい荷重の側では
鋼球が転動するが、大きい荷重が作用した側では
上記と同様に摺動が生じる場合もある。このよう
な場合はスライドさせにくくなるとともに、摺動
部分に偏摩耗が生じてガタの原因となる。この様
な不具合を防止するためにスライドレールを左右
2本配置し、荷重を分散することが行なわれてい
る。しかし部品点数が多くなることから工数、コ
スト面で好ましくない。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、第1レールと第2レールとの摺接を皆無
とすることを技術的課題とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のスライドレールは、長尺状の第1レー
ルと、第1レールの両側縁部を案内する一対の案
内溝をもつ第2レールと、第1レールと第2レー
ルの間に配置されたスプリングロールと、第1レ
ール又は第2レールに作用する圧縮荷重により縁
部が案内溝の内周面に近接する方向へ付勢される
側で縁部と案内溝の内周面との間に配置された第
1転動部材と、 縁部に対して第1転動部材と反対側で縁部と案
内溝の内周面との間に配置された第2転動部材
と、よりなり、 所定値以下の荷重の範囲内では、第1転動部材
と縁部又は案内溝表面との間に間〓が形成されて
荷重は主としてスプリングロールで受けられ、荷
重が所定値を超えると荷重はスプリングロール及
び第1転動部材で受けられるように構成されたこ
とを特徴とする。
本考案の特徴は、第1レールの縁部の表裏両側
に転動部材を配置したところにある。これにより
第1レールと第2レールとが摺接せず、大きな荷
重が作用した場合でも常に転動によりスライドさ
せることができる。また幅方向に荷重の分布が生
じた場合にも常に転動によりスライドさせること
ができるため、従来に比べて摩擦抵抗が小さく摩
耗が少ないので、ガタの発生を長期間防止するこ
とができる。
第1レール、第2レールおよびスプリングロー
ルは、従来と同様に構成することができる。また
転動部材は球状、円柱状、円筒状などの形状から
選択できるが、転動の方向性が無い鋼球を用いる
ことが望ましい。また材質としては、第1レール
および第2レールは従来と同様に圧延鋼板などか
らプレス加工などにより形成することができる。
スプリングロールは通常バネ鋼から形成される。
その弾性力はスライドレールに作用する荷重に応
じて決定される。
[作用] 第1図に本考案の代表的なスライドレールの断
面図を示し、この第1図に基づいて本考案の作用
を説明する。
このスライドレールは、長尺状の第1レール1
と、第1レールの両側縁部10を案内する一対の
案内溝20をもつ第2レール2と、第1レール1
と第2レール2の間に配置されたスプリングロー
ラ3と、一対の案内溝20内で第1レール1の縁
部10の表裏両側に配置され第1レール1と第2
レール2との間で転動自在な第1転動部材4b
と、第2転動部材4aと、よりなることを特徴と
する、そして第2レール2側から荷重が作用する
ものとし、第2レール2側を上方として説明す
る。
このスライドレールでは、所定範囲内の荷重が
作用したときには、スプリングロール3が荷重を
受け、スプリングロール3および縁部10の下側
に配置された第2転動部材4aが主として転動し
て第1レール1と第2レール2とがスライドす
る。所定値より大きな荷重が作用した時には、ス
プリングロール3が弾性変形して第2レール2が
縁部10の上側に配置された第1転動部材4bに
当接する。そして荷重は第1転動部材4bで受け
られ、スプリングロール3、第1転動部材4bが
主として転動して第1レール1と第2レール2と
がスライドする。
またスライドレールの幅方向の荷重に分布が生
じ、片側に異常に大きな力が作用した場合には第
2レール2が傾いて、大きな荷重が作用した側で
は上側の第1転動部材4bが荷重を受けて転動
し、反対側では下側の第2転動部材4aが荷重を
受けて転動する。すなわち、断面において対角線
の位置関係にある転動部材が荷重を受けて転動
し、第1レール1と第2レール2とがスライドす
る。
[考案の効果] すなわち本考案のスライドレールによれば、異
常な荷重が作用した時にも常に転動部材の転動に
よりスライドするので、スライドを容易に行なう
ことができる。また摩耗が防止されるのでガタの
発生を長期間防止することができる。そして左右
方向に荷重の分布が生じた場合でも転動によりス
ライドするため、従来のように2本のスライドレ
ールを用いる必要がなく、1本ですむ。これによ
り部品点数を低減でき、コストの低減を図ること
ができる。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。例えば
パワーシヨベルなどの産業車両では、操作者は足
下を覗き込んで操作する場合があり、座席を前後
にスライドさせる必要がある。この時操作レバー
などが配置された操作ボツクスも同時にスライド
可能なことが望ましい。この操作ボツクスは床面
積が一般に小さいので、スライドレールは一本で
足りることが望ましい。本実施例はこのような操
作ボツクスをスライドさせるためのスライドレー
ルに本考案を適用したものである。
第2図に本実施例のスライドレールの平面図
を、第3図〜第6図に第2図の断面図をそれぞれ
示す。このスライドレールは、大きく分けて、車
体に固定される第1レール1と、第1レール1の
上方で操作ボツクスに固定される第2レール2と
より構成される。
第1レール1には、長手方向に平行に伸び断面
コの字状の2本のロールガイド11が、上方に開
口するように間隔を隔てて溶接されている。そし
てこのロールガイド11内にスプリングロール3
が左右2個ずつ転動自在に配置されている。また
第1レール1は両側縁部10が直角に曲げられた
皿状をなし、縁部10の先端にはさらに直角に外
側へ曲げられたリム部12が形成されている。ま
た2本のロールガイド11には、外側へ突出する
コの字状のボール保持部13が部分的に突設され
ている。
第2レール2は両側縁部が直角に下方に曲げら
れ、さらに縁部の先端部が直角に内側を向くよう
に曲げられて、互いに対向する案内溝20が形成
されている。
第1レール1の縁部10のリム部12は案内溝
20内に位置するように配置されている。そして
リム部12の下面と案内溝20の内周面との間に
下側ボール4a(第2転動部材)が転動自在に配
置されている。またリム部12の上面と案内溝2
0の内周面との間でボール保持部13内には、上
側ボール4b(第1転動部材)が転動自在に配置
されている。なお、下側ボール4aは第1レール
1に対して移動できるが、上側ボール4bはボー
ル保持部13で移動が規制されている。
また第1レール1の端部では、第6図に示すよ
うに第2レール2の端部21がかしめられ、リム
部12と0.2mm±0.1mmの精度で近接している。こ
れにより第2レール2の左右方向および上方向の
動きが規制されるとともに、下側ボール4aが脱
落するのが防止されている。またロールガイド1
1の端部は上方に突出して第2レール2と同様に
近接している。これにより第2レール2の下方向
の移動が規制されている。圧延鋼板からプレス加
工により形成された第1ロール1および第2ロー
ル2では、±0.2mmの寸法精度が限度である。従つ
て上記のように近接するように構成することは困
難である。そこで本実施例ではかしめなど機械加
工により上記のように第1レール1と第2レール
2とを近接させたものである。
第1ロール1には車体に固定するためのボルト
5が下方に向かつて突出して設けられ、第2レー
ル2には操作ボツクスに固定するためのボルト6
が上方に向かつて突出して設けられている。な
お、第6図に示すように、ロールガイド11の一
側壁11aは高さが低くされ、ボルト6の頭部に
当接するのが防止されている。
上記のように構成された本実施例のスライドレ
ールでは、ボルト5,6により第1レール1が車
体に固定され、第2レール2が操作ボツクス底面
に固定される。乗員が操作ボツクスの位置を前後
方向に移動させる時は、図示しない係止装置の係
止を解除することにより第2レール2が第1レー
ル1に対して相対移動してスライドする。この時
通常は、寸法誤差およびスプリングロール3の弾
性力により上側ボール4bと第2レール2との間
には僅かな〓間があるため、下側ボール4aが主
として転動することにより第2レール2がスライ
ドする。スプリングロール3の弾性力より大きな
荷重が加わつた場合には、第2レール2が上側ボ
ール4bに当接し、主として上側ボール4bが転
動してスライドする。さらに左右方向に異なる荷
重が作用した場合は、断面で対角線の位置関係に
ある下側ボール4aと上側ボール4bとが転動し
てスライドする。
すなわち本実施例のスライドレールによれば、
常にボールの転動によりスライドするためスライ
ドさせるのが容易であり、一本で充分な機能を果
す。また摩耗が少ないので、ガタの発生を長期間
防止できる。さらに第1レール1と第2レール2
とは部分的に近接して第2レール2の上下左右方
向の移動が規制されているため、ガタが防止され
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的なスライドレールの断
面図である。第2図〜第6図は本考案の一実施例
のスライドレールに関し、第2図はその平面図、
第3図は第2図のA−A断面図、第4図は第2図
のB−B矢視断面図、第5図は第2図のC−C矢
視断面図、第6図は第2図のD−D断面図であ
る。第7図は従来のスライドレールの要部斜視図
である。 1……第1レール、2……第2レール、3……
スプリングロール、4a……第2転動部材、4b
……第1転動部材、10……縁部、11……ロー
ルガイド、12……リム部、20……案内溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 長尺状の第1レールと、 該第1レールの両側縁部を案内する一対の案内
    溝をもつ第2レールと、 該第1レールと該第2レールの間に配置された
    スプリングロールと、 該第1レール又は該第2レールに作用する圧縮
    荷重により該縁部が該案内溝の内周面に近接する
    方向へ付勢される側で該縁部と該案内溝の内周面
    との間に配置された第1転動部材と、 該縁部に対して該第1転動部材と反対側で該縁
    部と該案内溝の内周面との間に配置された第2転
    動部材と、よりなり、 所定値以下の荷重の範囲内では、前記第1転動
    部材と前記縁部又は前記案内溝表面との間に間〓
    が形成されて前記荷重は主として前記スプリング
    ロールで受けられ、該荷重が所定値を超えると該
    荷重は該スプリングロール及び該第1転動部材で
    受けられるように構成されたことを特徴とするス
    ライドレール。
JP1988062012U 1988-05-11 1988-05-11 Expired - Lifetime JPH0521475Y2 (ja)

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JP1988062012U JPH0521475Y2 (ja) 1988-05-11 1988-05-11

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JP1988062012U JPH0521475Y2 (ja) 1988-05-11 1988-05-11

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Publication Number Publication Date
JPH01170033U JPH01170033U (ja) 1989-11-30
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Families Citing this family (2)

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CN103189153B (zh) * 2010-11-03 2016-06-08 约翰逊控股公司 滚压成形型材的方法和由此生产的结构件
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230940B2 (ja) * 1982-05-21 1987-07-06 Hino Motors Ltd

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JPS6230940U (ja) * 1985-08-09 1987-02-24

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JPS6230940B2 (ja) * 1982-05-21 1987-07-06 Hino Motors Ltd

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