JPH05210936A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
- Publication number
- JPH05210936A JPH05210936A JP3837592A JP3837592A JPH05210936A JP H05210936 A JPH05210936 A JP H05210936A JP 3837592 A JP3837592 A JP 3837592A JP 3837592 A JP3837592 A JP 3837592A JP H05210936 A JPH05210936 A JP H05210936A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral side
- magnetic disk
- spacer ring
- hub
- magnetic
- Prior art date
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- Pending
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置の温度変化または環境温度に変化が生じ
てもハブと磁気ディスク媒体およびスペーサが常に隙間
を保つことができ、かつハブの機械的強度を確保しオフ
トラックを最小に押さえ、さらに磁気ディスク媒体の反
りをなくして電磁変換特性を良好にする磁気ディスク装
置を提供する。 【構成】 ハブ9の肩9bの外周側の段差部9aとスペ
ーサリング10の外周側の凸部10aを嵌合させること
によりスペーサリング10をハブ9の肩9bに搭載す
る。つぎにスペーサリング10の内周側の上面の凸部1
0bと磁気ディスク1の内周側を嵌合することにより磁
気ディスク1をスペーサリング10の上に搭載する。さ
らに磁気ディスク1の内周側とスペーサ11の内周側の
下面に設けた凸部11aとを嵌合することによりスペー
サ11を磁気ディスク1の上に搭載する。このようにし
てスペーサ11と磁気ディスク1を交互に搭載し、クラ
ンプリングで保持している。
てもハブと磁気ディスク媒体およびスペーサが常に隙間
を保つことができ、かつハブの機械的強度を確保しオフ
トラックを最小に押さえ、さらに磁気ディスク媒体の反
りをなくして電磁変換特性を良好にする磁気ディスク装
置を提供する。 【構成】 ハブ9の肩9bの外周側の段差部9aとスペ
ーサリング10の外周側の凸部10aを嵌合させること
によりスペーサリング10をハブ9の肩9bに搭載す
る。つぎにスペーサリング10の内周側の上面の凸部1
0bと磁気ディスク1の内周側を嵌合することにより磁
気ディスク1をスペーサリング10の上に搭載する。さ
らに磁気ディスク1の内周側とスペーサ11の内周側の
下面に設けた凸部11aとを嵌合することによりスペー
サ11を磁気ディスク1の上に搭載する。このようにし
てスペーサ11と磁気ディスク1を交互に搭載し、クラ
ンプリングで保持している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数枚のディスク積層を
補間するスペーサリングの構造を考慮した磁気ディスク
装置に関する。
補間するスペーサリングの構造を考慮した磁気ディスク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、可動ヘッド形磁気ディスク装置
において、磁気ディスク上の特定の情報の読み出しの要
求があった場合、読み出し時間を最小にするように可動
ヘッドを磁気ディスクの半径方向に急速に位置決めしな
ければならない。図10は従来のこの種の磁気ディスク
装置の一例を示す断面図である。磁気ヘッド5は磁気デ
ィスク1に対向した位置で浮上しており、支持アーム6
の揺動運動によって磁気ディスク1上に半径方向に移動
する。これにより、磁気ヘッド5が磁気ディスクの所定
位置に位置決めされる。
において、磁気ディスク上の特定の情報の読み出しの要
求があった場合、読み出し時間を最小にするように可動
ヘッドを磁気ディスクの半径方向に急速に位置決めしな
ければならない。図10は従来のこの種の磁気ディスク
装置の一例を示す断面図である。磁気ヘッド5は磁気デ
ィスク1に対向した位置で浮上しており、支持アーム6
の揺動運動によって磁気ディスク1上に半径方向に移動
する。これにより、磁気ヘッド5が磁気ディスクの所定
位置に位置決めされる。
【0003】磁気ヘッド5の位置制御動作では位置の検
出機能を有するサーボヘッドが磁気ヘッド5の位置を検
出し、その後、図示しないボイスコイルモータ制御回路
によりボイスコイルモータ用のコイル7に通電し、磁気
回路に設けられている永久磁石の磁界により磁気回路8
とコイル7との間に力を生じさせる。これにより、コイ
ル7と一体的に組み付けられ揺動可能な支持アーム6を
コイル7に生じた力によって揺動させ、支持アーム6に
搭載されたヘッドアセンブリを移動させる。このような
閉ループを形成するサーボ回路制御によってヘッドの位
置決めがなされる。
出機能を有するサーボヘッドが磁気ヘッド5の位置を検
出し、その後、図示しないボイスコイルモータ制御回路
によりボイスコイルモータ用のコイル7に通電し、磁気
回路に設けられている永久磁石の磁界により磁気回路8
とコイル7との間に力を生じさせる。これにより、コイ
ル7と一体的に組み付けられ揺動可能な支持アーム6を
コイル7に生じた力によって揺動させ、支持アーム6に
搭載されたヘッドアセンブリを移動させる。このような
閉ループを形成するサーボ回路制御によってヘッドの位
置決めがなされる。
【0004】ところで、磁気ディスク装置の記録密度を
向上させ、装置の記憶容量を増大させるためには磁気デ
ィスクに対する磁気ヘッドの位置決め精度を向上させる
必要がある。現在の磁気ディスク装置における磁気ヘッ
ドの位置決め装置では、位置決め専用のサーボヘッドを
有し、このサーボヘッドが磁気ディスク面に予め記録さ
れた位置決め情報を読み取り、読み取られた情報に基づ
いて位置決めを行うように構成されている。
向上させ、装置の記憶容量を増大させるためには磁気デ
ィスクに対する磁気ヘッドの位置決め精度を向上させる
必要がある。現在の磁気ディスク装置における磁気ヘッ
ドの位置決め装置では、位置決め専用のサーボヘッドを
有し、このサーボヘッドが磁気ディスク面に予め記録さ
れた位置決め情報を読み取り、読み取られた情報に基づ
いて位置決めを行うように構成されている。
【0005】したがって、サーボヘッドと他の情報の書
き込み・読み取りを行うデータヘッドの相対的位置誤差
および位置決め情報が書かれたサーボディスクと他のデ
ータヘッドとの相対的位置はそのまま追従すべきトラッ
ク量との偏差量つまりオフトラック量となる。このオフ
トラック量が小さい程、位置決め精度が高いことにな
る。しかしながら、実際には種々の要因によって許容以
上のオフトラック量を招く場合がある。このオフトラッ
ク量の中でも装置の温度上昇もしくは環境温度の変化に
よって引き起こされるオフトラックはサーマルオフトラ
ックと呼ばれている。このサーマルオフトラックは、磁
気ディスク装置を構成する種々の機構部品間における線
膨張係数の違いが主な要因と考えられている。
き込み・読み取りを行うデータヘッドの相対的位置誤差
および位置決め情報が書かれたサーボディスクと他のデ
ータヘッドとの相対的位置はそのまま追従すべきトラッ
ク量との偏差量つまりオフトラック量となる。このオフ
トラック量が小さい程、位置決め精度が高いことにな
る。しかしながら、実際には種々の要因によって許容以
上のオフトラック量を招く場合がある。このオフトラッ
ク量の中でも装置の温度上昇もしくは環境温度の変化に
よって引き起こされるオフトラックはサーマルオフトラ
ックと呼ばれている。このサーマルオフトラックは、磁
気ディスク装置を構成する種々の機構部品間における線
膨張係数の違いが主な要因と考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置は磁気ディスクとこの磁気ディスクが搭載さ
れているハブの材質が違うため線膨張係数が異なり、装
置の温度変化または環境温度の変化によって初期状態で
磁気ディスク内径面とハブ外形面との間にあった隙間が
なくなり接触する場合、または初期状態で磁気ディスク
内径面とハブ外形面が接触している場合に、磁気ディス
ク内径側面とハブ外形面との隙間がなくなる方向に装置
の温度変化または環境の変化がさらに進むと、接触点を
支点に、磁気ディスクがずれて非可逆的なサーボヘッド
とデータヘッドとの相対的な位置誤差すなわちオフトラ
ック量が存在することになる。
ィスク装置は磁気ディスクとこの磁気ディスクが搭載さ
れているハブの材質が違うため線膨張係数が異なり、装
置の温度変化または環境温度の変化によって初期状態で
磁気ディスク内径面とハブ外形面との間にあった隙間が
なくなり接触する場合、または初期状態で磁気ディスク
内径面とハブ外形面が接触している場合に、磁気ディス
ク内径側面とハブ外形面との隙間がなくなる方向に装置
の温度変化または環境の変化がさらに進むと、接触点を
支点に、磁気ディスクがずれて非可逆的なサーボヘッド
とデータヘッドとの相対的な位置誤差すなわちオフトラ
ック量が存在することになる。
【0007】そこで、データの読み取りエラーが発生し
ないように図9に示すように内周側が外周より上下方向
に厚い形状のスペーサリング22を、対向する肩の内周
側が外周側より薄いハブの段差を利用して位置決めして
支持し、スペーサリング22および磁気ディスク1とハ
ブ21の接触を防止している。そのため、ハブの機械的
強度が弱くなって曲がり、結果的に磁気ディスク1を反
らせ電磁変換特性に影響を与えるという欠点があった。
本発明の目的は装置の温度変化または環境温度の変化に
よってもサーボトラックとデータヘッドとの相対的位置
誤差を起こすことがなく、データの読み取りの信頼性の
高い、電磁変換特性の良好な磁気ディスク装置を提供す
ることにある。
ないように図9に示すように内周側が外周より上下方向
に厚い形状のスペーサリング22を、対向する肩の内周
側が外周側より薄いハブの段差を利用して位置決めして
支持し、スペーサリング22および磁気ディスク1とハ
ブ21の接触を防止している。そのため、ハブの機械的
強度が弱くなって曲がり、結果的に磁気ディスク1を反
らせ電磁変換特性に影響を与えるという欠点があった。
本発明の目的は装置の温度変化または環境温度の変化に
よってもサーボトラックとデータヘッドとの相対的位置
誤差を起こすことがなく、データの読み取りの信頼性の
高い、電磁変換特性の良好な磁気ディスク装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による磁気ディスク装置は上部基板および下部
基板に内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気デ
ィスク間に交互に挿入され、内周側の上面および下面に
それぞれ凸部を有するスペーサと、外周側下面に凸部
を、内周側上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリング
と、肩の外周側に段差を有し、前記肩の段差に前記スペ
ーサリングの外周側下面の凸部を嵌合することにより前
記スペーサリングを搭載し、その上に前記磁気ディスク
および前記スペーサを交互に搭載するためのハブと、前
記ハブを回転させるためのスピンドルと、前記磁気ディ
スクに対向して位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁
気ヘッド位置決め機構とを備えて構成されている。
に本発明による磁気ディスク装置は上部基板および下部
基板に内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気デ
ィスク間に交互に挿入され、内周側の上面および下面に
それぞれ凸部を有するスペーサと、外周側下面に凸部
を、内周側上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリング
と、肩の外周側に段差を有し、前記肩の段差に前記スペ
ーサリングの外周側下面の凸部を嵌合することにより前
記スペーサリングを搭載し、その上に前記磁気ディスク
および前記スペーサを交互に搭載するためのハブと、前
記ハブを回転させるためのスピンドルと、前記磁気ディ
スクに対向して位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁
気ヘッド位置決め機構とを備えて構成されている。
【0009】また、本発明は上部基板および下部基板に
内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
間に交互に挿入され、内周側の上面および下面にそれぞ
れ凸部を有するスペーサと、中周側下面に凸部を、内周
側上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリングと、肩の
中周側に溝を有し、前記肩の溝に前記スペーサリングの
中周側下面の凸部を嵌合することにより前記スペーサリ
ングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび前記ス
ペーサを交互に搭載するためのハブと、前記ハブを回転
させるためのスピンドルと、前記磁気ディスクに対向し
て位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド位置
決め機構とを備えて構成されている。
内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
間に交互に挿入され、内周側の上面および下面にそれぞ
れ凸部を有するスペーサと、中周側下面に凸部を、内周
側上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリングと、肩の
中周側に溝を有し、前記肩の溝に前記スペーサリングの
中周側下面の凸部を嵌合することにより前記スペーサリ
ングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび前記ス
ペーサを交互に搭載するためのハブと、前記ハブを回転
させるためのスピンドルと、前記磁気ディスクに対向し
て位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド位置
決め機構とを備えて構成されている。
【0010】さらに本発明は上部基板および下部基板に
内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
間に交互に挿入され、内周側の上面および下面にそれぞ
れ凸部を有するスペーサと、外周側下面に段差を、内周
側上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリングと、肩の
外周側に凸部を有し、前記肩の凸部に前記スペーサリン
グの外周側下面の段差を嵌合することにより前記スペー
サリングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび前
記スペーサを交互に搭載するためのハブと、前記ハブを
回転させるためのスピンドルと、前記磁気ディスクに対
向して位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド
位置決め機構とを備えて構成されている。
内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
間に交互に挿入され、内周側の上面および下面にそれぞ
れ凸部を有するスペーサと、外周側下面に段差を、内周
側上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリングと、肩の
外周側に凸部を有し、前記肩の凸部に前記スペーサリン
グの外周側下面の段差を嵌合することにより前記スペー
サリングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび前
記スペーサを交互に搭載するためのハブと、前記ハブを
回転させるためのスピンドルと、前記磁気ディスクに対
向して位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド
位置決め機構とを備えて構成されている。
【0011】また、本発明は上部基板および下部基板に
内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
間に交互に挿入され、内周側の上面および下面にそれぞ
れ凸部を有するスペーサと、中周側下面に溝を、内周側
上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリングと、肩の中
周側に凸部を有し、前記肩の凸部に前記スペーサリング
の中周側下面の溝を嵌合することにより前記スペーサリ
ングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび前記ス
ペーサを交互に搭載するためのハブと、前記ハブを回転
させるためのスピンドルと、前記磁気ディスクに対向し
て位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド位置
決め機構とを備えて構成されている。
内包される複数枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
間に交互に挿入され、内周側の上面および下面にそれぞ
れ凸部を有するスペーサと、中周側下面に溝を、内周側
上面に凸部をそれぞれ有するスペーサリングと、肩の中
周側に凸部を有し、前記肩の凸部に前記スペーサリング
の中周側下面の溝を嵌合することにより前記スペーサリ
ングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび前記ス
ペーサを交互に搭載するためのハブと、前記ハブを回転
させるためのスピンドルと、前記磁気ディスクに対向し
て位置付けされる磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド位置
決め機構とを備えて構成されている。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は本発明による磁気ディスク装置の実施
例を示す部分断面図である。図2は図1に示すスペーサ
リング10の詳細を示す断面図である。ハブ9の肩9b
の外周側には内周側より薄い段差部9aが設けてある。
一方、スペーサリング10はハブ9に対向する外周側下
面に凸部10を有し、内周側の上面に凸部10bを有し
ている。スペーサリング10はハブ9の肩9bの外周側
の段差部9aとスペーサリング10の外周側の凸部10
aを嵌合することにより位置決めが行われ、ハブ9の肩
9bに搭載される。
説明する。図1は本発明による磁気ディスク装置の実施
例を示す部分断面図である。図2は図1に示すスペーサ
リング10の詳細を示す断面図である。ハブ9の肩9b
の外周側には内周側より薄い段差部9aが設けてある。
一方、スペーサリング10はハブ9に対向する外周側下
面に凸部10を有し、内周側の上面に凸部10bを有し
ている。スペーサリング10はハブ9の肩9bの外周側
の段差部9aとスペーサリング10の外周側の凸部10
aを嵌合することにより位置決めが行われ、ハブ9の肩
9bに搭載される。
【0013】つぎに磁気ディスク1はスペーサリング1
0の内周側の上面の凸部10bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング10の上に搭載される。さらにスペーサ11は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ11の内周側の下面に設
けた凸部11aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ11と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
0の内周側の上面の凸部10bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング10の上に搭載される。さらにスペーサ11は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ11の内周側の下面に設
けた凸部11aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ11と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
【0014】図3は本発明の第2の実施例を示す部分断
面図である。図4は図3に示すスペーサリング12の詳
細を示す断面図である。ハブ12の肩12bの中周側の
上面には溝12aを設けてある。一方、スペーサリング
13はハブ12に対向する中周側下面に凸部13aを有
し、内周側の上面に凸部12bを有している。スペーサ
リング13はハブ12の肩12bの中周側の溝12aと
スペーサリング13の中周側の凸部13aを嵌合するこ
とにより位置決めが行われ、ハブ12の肩12bに搭載
される。
面図である。図4は図3に示すスペーサリング12の詳
細を示す断面図である。ハブ12の肩12bの中周側の
上面には溝12aを設けてある。一方、スペーサリング
13はハブ12に対向する中周側下面に凸部13aを有
し、内周側の上面に凸部12bを有している。スペーサ
リング13はハブ12の肩12bの中周側の溝12aと
スペーサリング13の中周側の凸部13aを嵌合するこ
とにより位置決めが行われ、ハブ12の肩12bに搭載
される。
【0015】つぎに磁気ディスク1はスペーサリング1
3の内周側の上面の凸部13bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング13の上に搭載される。さらにスペーサ14は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ14の内周側の下面に設
けた凸部14aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ14と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
3の内周側の上面の凸部13bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング13の上に搭載される。さらにスペーサ14は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ14の内周側の下面に設
けた凸部14aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ14と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
【0016】図5は本発明の第3の実施例を示す部分断
面図である。図6は図5に示すスペーサリング16の詳
細を示す断面図である。ハブ15の肩15bの外周側の
上面には凸部15aを設けてある。一方、スペーサリン
グ16はハブ15に対向する外周側下面に段差部16a
を有し、内周側の上面に凸部16bを有している。スペ
ーサリング16はハブ15の肩15bの外周側の凸部1
5aとスペーサリング16の外周側の段差部16aを嵌
合することにより位置決めが行われ、ハブ15の肩15
bに搭載される。
面図である。図6は図5に示すスペーサリング16の詳
細を示す断面図である。ハブ15の肩15bの外周側の
上面には凸部15aを設けてある。一方、スペーサリン
グ16はハブ15に対向する外周側下面に段差部16a
を有し、内周側の上面に凸部16bを有している。スペ
ーサリング16はハブ15の肩15bの外周側の凸部1
5aとスペーサリング16の外周側の段差部16aを嵌
合することにより位置決めが行われ、ハブ15の肩15
bに搭載される。
【0017】つぎに磁気ディスク1はスペーサリング1
6の内周側の上面の凸部16bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング16の上に搭載される。さらにスペーサ17は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ17の内周側の下面に設
けた凸部17aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ17と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
6の内周側の上面の凸部16bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング16の上に搭載される。さらにスペーサ17は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ17の内周側の下面に設
けた凸部17aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ17と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
【0018】図7は本発明の第4の実施例を示す部分断
面図である。図8は図7に示すスペーサリング19の詳
細を示す断面図である。ハブ18の肩18bの中周側の
上面には凸部18aを設けてある。一方、スペーサリン
グ19はハブ18に対向する中周側下面に溝19aを有
し、内周側の上面に凸部19bを有している。スペーサ
リング19はハブ18の肩18bの中周側の凸部18a
とスペーサリング19の中周側の溝19aを嵌合するこ
とにより位置決めが行われ、ハブ18の肩18bに搭載
される。
面図である。図8は図7に示すスペーサリング19の詳
細を示す断面図である。ハブ18の肩18bの中周側の
上面には凸部18aを設けてある。一方、スペーサリン
グ19はハブ18に対向する中周側下面に溝19aを有
し、内周側の上面に凸部19bを有している。スペーサ
リング19はハブ18の肩18bの中周側の凸部18a
とスペーサリング19の中周側の溝19aを嵌合するこ
とにより位置決めが行われ、ハブ18の肩18bに搭載
される。
【0019】つぎに磁気ディスク1はスペーサリング1
9の内周側の上面の凸部19bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング19の上に搭載される。さらにスペーサ20は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ20の内周側の下面に設
けた凸部20aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ20と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
9の内周側の上面の凸部19bと磁気ディスク1の内周
側を嵌合することにより位置決めが行われ、スペーサリ
ング19の上に搭載される。さらにスペーサ20は磁気
ディスク1の内周側とスペーサ20の内周側の下面に設
けた凸部20aとを嵌合することにより位置決めが行わ
れ、磁気ディスク1の上に搭載される。このようにして
スペーサ20と磁気ディスク1を交互に搭載し、最後に
図示しないクランプリングで押圧することにより複数の
磁気ディスクがハブに積層保持される。
【0020】以上のように搭載された磁気ディスク媒体
とスペーサは常温においてハブと隙間が生じている。ま
た、装置の温度変化または環境温度に変化が生じても線
膨張係数がほぼ等しいハブの肩と磁気ディスク媒体およ
びスペーサは常に隙間を保持している。
とスペーサは常温においてハブと隙間が生じている。ま
た、装置の温度変化または環境温度に変化が生じても線
膨張係数がほぼ等しいハブの肩と磁気ディスク媒体およ
びスペーサは常に隙間を保持している。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は装置の温
度変化または環境温度の変化を考慮して磁気ディスクと
ハブが直接接触することのない半径方向の寸法関係で磁
気ディスクをハブに容易に組み込むことができる。その
ため、装置の温度変化または環境温度の変化により狭く
なる隙間を補間でき、直接、磁気ディスクとハブが接触
しないので、磁気ディスクが半径方向に非可逆的なずれ
を起こさず、サーボヘッドとデータヘッドとの相対的位
置誤差すなわちオフトラックがなく、データの読み取り
エラーが発生せず信頼性を高めることができるという効
果がある。さらに、ハブの肩の肉厚が厚く強度的に従来
の構造より強くなり、磁気ディスクが反らないので電磁
変換特性が良好になるという効果がある。
度変化または環境温度の変化を考慮して磁気ディスクと
ハブが直接接触することのない半径方向の寸法関係で磁
気ディスクをハブに容易に組み込むことができる。その
ため、装置の温度変化または環境温度の変化により狭く
なる隙間を補間でき、直接、磁気ディスクとハブが接触
しないので、磁気ディスクが半径方向に非可逆的なずれ
を起こさず、サーボヘッドとデータヘッドとの相対的位
置誤差すなわちオフトラックがなく、データの読み取り
エラーが発生せず信頼性を高めることができるという効
果がある。さらに、ハブの肩の肉厚が厚く強度的に従来
の構造より強くなり、磁気ディスクが反らないので電磁
変換特性が良好になるという効果がある。
【図1】本発明による磁気ディスク装置の第1の実施例
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図2】図1に用いたスペーサリングの詳細を示す断面
図である。
図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図4】図3に用いたスペーサリングの詳細を示す断面
図である。
図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図6】図5に用いたスペーサリングの詳細を示す断面
図である。
図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図8】図7に用いたスペーサリングの詳細を示す断面
図である。
図である。
【図9】従来の磁気ディスク装置のハブと磁気ディスク
の結合部分の構成を示す部分断面図である。
の結合部分の構成を示す部分断面図である。
【図10】従来の磁気ディスク装置の一例を示す断面図
である。
である。
1…磁気ディスク 2…スピンドルモータ 3…上部基板 4…下部基板 5…磁気ヘッド 6…支持アーム 7…コイル 8…磁気回路 9,12,15,18,21…ハブ 10,13,16,19,22…スペーサリング 11,14,17,20…スペーサ
Claims (4)
- 【請求項1】 上部基板および下部基板に内包される複
数枚の磁気ディスクと、 前記磁気ディスク間に交互に挿入され、内周側の上面お
よび下面にそれぞれ凸部を有するスペーサと、 外周側下面に凸部を、内周側上面に凸部をそれぞれ有す
るスペーサリングと、 肩の外周側に段差を有し、前記肩の段差に前記スペーサ
リングの外周側下面の凸部を嵌合することにより前記ス
ペーサリングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよ
び前記スペーサを交互に搭載するためのハブと、 前記ハブを回転させるためのスピンドルと、 前記磁気ディスクに対向して位置付けされる磁気ヘッド
を駆動する磁気ヘッド位置決め機構とを備えたことを特
徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 上部基板および下部基板に内包される複
数枚の磁気ディスクと、 前記磁気ディスク間に交互に挿入され、内周側の上面お
よび下面にそれぞれ凸部を有するスペーサと、 中周側下面に凸部を、内周側上面に凸部をそれぞれ有す
るスペーサリングと、 肩の中周側に溝を有し、前記肩の溝に前記スペーサリン
グの中周側下面の凸部を嵌合することにより前記スペー
サリングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび前
記スペーサを交互に搭載するためのハブと、 前記ハブを回転させるためのスピンドルと、 前記磁気ディスクに対向して位置付けされる磁気ヘッド
を駆動する磁気ヘッド位置決め機構とを備えたことを特
徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 上部基板および下部基板に内包される複
数枚の磁気ディスクと、 前記磁気ディスク間に交互に挿入され、内周側の上面お
よび下面にそれぞれ凸部を有するスペーサと、 外周側下面に段差を、内周側上面に凸部をそれぞれ有す
るスペーサリングと、 肩の外周側に凸部を有し、前記肩の凸部に前記スペーサ
リングの外周側下面の段差を嵌合することにより前記ス
ペーサリングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよ
び前記スペーサを交互に搭載するためのハブと、 前記ハブを回転させるためのスピンドルと、 前記磁気ディスクに対向して位置付けされる磁気ヘッド
を駆動する磁気ヘッド位置決め機構とを備えたことを特
徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 上部基板および下部基板に内包される複
数枚の磁気ディスクと、 前記磁気ディスク間に交互に挿入され、内周側の上面お
よび下面にそれぞれ凸部を有するスペーサと、 中周側下面に溝を、内周側上面に凸部をそれぞれ有する
スペーサリングと、 肩の中周側に凸部を有し、前記肩の凸部に前記スペーサ
リングの中周側下面の溝を嵌合することにより前記スペ
ーサリングを搭載し、その上に前記磁気ディスクおよび
前記スペーサを交互に搭載するためのハブと、 前記ハブを回転させるためのスピンドルと、 前記磁気ディスクに対向して位置付けされる磁気ヘッド
を駆動する磁気ヘッド位置決め機構とを備えたことを特
徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3837592A JPH05210936A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3837592A JPH05210936A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05210936A true JPH05210936A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=12523540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3837592A Pending JPH05210936A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05210936A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990061750A (ko) * | 1997-12-31 | 1999-07-26 | 윤종용 | 하드 디스크 조립체 |
US6707637B1 (en) * | 2001-12-14 | 2004-03-16 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive including disk spacer with different side surface patterns |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP3837592A patent/JPH05210936A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990061750A (ko) * | 1997-12-31 | 1999-07-26 | 윤종용 | 하드 디스크 조립체 |
US6707637B1 (en) * | 2001-12-14 | 2004-03-16 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive including disk spacer with different side surface patterns |
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