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JPH0520982Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0520982Y2
JPH0520982Y2 JP1986103088U JP10308886U JPH0520982Y2 JP H0520982 Y2 JPH0520982 Y2 JP H0520982Y2 JP 1986103088 U JP1986103088 U JP 1986103088U JP 10308886 U JP10308886 U JP 10308886U JP H0520982 Y2 JPH0520982 Y2 JP H0520982Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mover
container
dispensing
expansion
slider
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986103088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6310424U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986103088U priority Critical patent/JPH0520982Y2/ja
Publication of JPS6310424U publication Critical patent/JPS6310424U/ja
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Publication of JPH0520982Y2 publication Critical patent/JPH0520982Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は定量吐出装置の吐出用移動子構造に
係り、特に吐出作業時にのみ当接する環状突起に
よつて移動子の移動を容易に行わしめ、流体の吐
出精度の向上を図る定量吐出装置の吐出用移動子
構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、定量吐出装置は、エポキシ系の導伝性
樹脂やペースト状材料等の高粘度の流体を常温の
まま使用し、所定量だけ流体の吐出を行つてい
た。また、エポキシ系の導伝性樹脂は、金や銀を
含有しており、高価なものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の定量吐出装置においては、移
動時に流体を吐出する吐出用移動子を形成する際
に、容器の内周面の内径よりも少許小なる外径を
有すべく移動子を形成し、この移動子の外周部位
にゴム製のOリングを介して前記容器内に嵌入さ
せていた。
この結果、空気圧によつて筒状に形成した容器
内を移動する移動子を所定位置まで移動させる際
に、この移動子が容器の内周面に常時当接するこ
とにより、摩擦力が大となり、移動子の移動が円
滑に行われず、流体の吐出精度が低下するという
不都合がある。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去す
るために、制御部を有する定量吐出装置におい
て、一端側を曲面状に閉塞して有底筒状の膨縮部
を有する移動子を弾性部材によつて形成し、移動
子の膨縮部外周部位に吐出作業時にのみ膨縮部を
膨張させて容器の内周面に当接すべく容器の内径
よりも少許小なる外周を有し且つ移動子の移動方
向と交差する少なくとも2条の環状突起を形成し
たことにより、吐出作業時にのみ当接する環状突
起によつて移動子の移動を容易に行わしめ、流体
の吐出精度を向上し得る定量吐出装置の吐出用移
動子構造を実現するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
筒状に形成した容器内を移動し空気圧による移
動時に流体を吐出すべく吐出制御する制御部を有
する定量吐出装置の吐出用移動子において、一端
側を曲面状に閉塞して有底筒状の膨縮部を有する
前記移動子を弾性部材によつて形成し、この移動
子の膨縮部外周部位には吐出作業時にのみ膨縮部
を膨張させて前記容器の内周面に当接すべく容器
の内径よりも少許小なる外周を有し且つ前記移動
子の移動方向と交差する少なくとも2条の環状突
起を形成したことを特徴とする。
〔作用〕
上述の如く構成したことにより、まず容器内に
空気圧を供給して移動子の膨縮部を膨張させ、容
器の内周面に膨縮部外周部位に形成される少なく
とも2条の環状突起を順次当接させ、吐出作業開
始時には、空気圧を増加させて移動子をニードル
部側に押下させ、ニードル部から所定量の高粘度
の流体を吐出する。これにより、吐出作業時にの
み当接する環状突起によつて移動子の移動を容易
に行わしめ、流体の吐出精度を向上させている。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に
説明する。
第1〜3図はこの考案の実施例を示すものであ
る。第1〜3図において、2は定量吐出装置、4
は筒状に形成した容器、6は容器4内を移動する
移動子、8は容器4の吐出側たる一端4a側に接
続されるニードル部、10は容器4の他端4b側
に接続される接続部、12は容器4内に空気圧を
制御しつつ供給する制御部である。
前記移動子6は、第1,2図に示す如く、一端
側を曲面状に閉塞して有底筒状に、例えばプラス
チツク等の弾性部材によつて形成され、この移動
子6の湾曲する閉塞側先端6aには前記容器4の
内側形状と合致し流体の全量吐出を果す棒状凸部
14を形成する。
また、移動子6の筒状に形成した膨縮部16の
外周部位には少なくとも2条、例えば2条の環状
第1突起18aと環状第2突起18bとを前記閉
塞側先端6aの反対の開放端側から所望の間隔を
有すべく順次形成し、この環状第1、第2突起1
8a,18bを前記移動子6の移動方向と交差す
べく形成するとともに、環状第1突起18aの外
径S1を環状第2突起18bの外径S2よりも少
許大きく形成する。更に、環状第1突起18aの
外径S1を前記容器4の内周面4fの内径S3よ
りも少許小さく形成する。つまり、前記容器4の
内周面4fの内径S3と環状第1、第2突起18
a,18bの外径S1、S2との関係を、S3>
S1>S2に設定する。
なお符号20は前記移動子6内に形成される空
間部である。
次に作用について説明する。
まず、前記定量吐出装置2の容器4内に移動子
6を挿入するとともに、この容器4にニードル部
8及び接続部10を接続し、前記容器4内に図示
しない高粘度の流体を流入させる。このとき、前
記制御部12のよつて容器4内の移動子6と接続
部10間、つまり移動子6の空間部20内に空気
圧を供給し、第3図に一点鎖線で示す如く、移動
子6の膨縮部16を膨張させ、前記容器4の内周
面4fに環状第1、第2突起18a,18bを順
次当接させる。
そして、吐出作業開始時には、前記制御部12
によつて空気圧を増加させて移動子6をニードル
部8側に押下させ、ニードル部8から所定量の高
粘度の流体を吐出するものである。
また、容器4内の高粘度の流体の残量が小とな
つた際には、前記移動子6の閉塞側先端6aに形
成した棒状凸部14によつて容器4内に残留する
高粘度の流体が全量吐出される。
これにより、吐出作業時にのみ容器内周面に当
接する環状突起によつて吐出作業前の移動子の移
動を容易且つ円滑に行うことができ、移動子を所
定の位置に確実に位置させることができ、吐出精
度を向上し得るものである。
また、前記移動子の外周部位に少なくとも2
条、例えば2条の環状第1、第2突起を移動子の
閉塞側先端の反対の開放端側から所望の間隔を有
すべく順次形成したことにより、吐出作業時に移
動子がぶれることがなく、吐出精度の向上に寄与
し得るものである。
更に、棒状凸部によつて容器内の流体を全量吐
出させることができることにより、容器内に流体
が残留するのを防止することができ、特に金や銀
を含有する高価なエポキシ系の導伝性樹脂等の高
粘度の流体を使用する場合が多々あり、経済的に
有利である。
なお、この考案は上述実施例に限定されるもの
ではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、移動子
の閉塞側先端に流体の全量吐出を果す棒状凸部を
形成する構成としたが、棒状凸部を有しない移動
子を形成し、この移動子外周部位に形成した環状
突起により、吐出作業前の移動子の移動を容易且
つ円滑に行わしめ、吐出精度の向上を図ることも
できる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、制
御部を有する定量吐出装置において、一端側を曲
面状に閉塞して有底筒状の膨縮部を有する移動子
を弾性部材によつて形成し、移動子の膨縮部外周
部位に吐出作業時にのみ膨縮部を膨張させて容器
の内周面に当接すべく容器の内径よりも少許小な
る外周を有し且つ移動子の移動方向と交差する少
なくとも2条の環状突起を形成したので、吐出作
業時にのみ容器内周面に当接する環状突起によつ
て吐出作業前の移動子の移動を容易且つ円滑に行
い得て、移動子を所定位置に確実に位置させるこ
とができ、吐出精度を向上し得る。また、移動子
の膨縮部外周部位に少なくとも2条の環状突起を
形成したことにより、吐出作業時の移動子のぶれ
を防止でき、吐出精度の向上に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の実施例を示し、第1図
は定量吐出装置の概略図、第2図は容器内を移動
する移動子の拡大断面図、第3図は移動子の容器
への当接状態を示す要部拡大断面図である。 図において、2は定量吐出装置、4は容器、4
fは内周面、6は移動子、8はニードル部、10
は接続部、12は制御部、14は棒状凸部、16
は膨縮部、18aは環状第1突起、18bは環状
第2突起である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状に形成した容器内を移動し空気圧による移
    動時に流体を吐出すべく吐出制御する制御部を有
    する定量吐出装置の吐出用移動子において、一端
    側を曲面状に閉塞して有底筒状の膨縮部を有する
    前記移動子を弾性部材によつて形成し、この移動
    子の膨縮部外周部位には吐出作業時にのみ膨縮部
    を膨張させて前記容器の内周面に当接すべく容器
    の内径よりも少許小なる外周を有し且つ前記移動
    子の移動方向と交差する少なくとも2条の環状突
    起を形成したことを特徴とする定量吐出装置の吐
    出用移動子構造。
JP1986103088U 1986-07-07 1986-07-07 Expired - Lifetime JPH0520982Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986103088U JPH0520982Y2 (ja) 1986-07-07 1986-07-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986103088U JPH0520982Y2 (ja) 1986-07-07 1986-07-07

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Publication Number Publication Date
JPS6310424U JPS6310424U (ja) 1988-01-23
JPH0520982Y2 true JPH0520982Y2 (ja) 1993-05-31

Family

ID=30975316

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JP1986103088U Expired - Lifetime JPH0520982Y2 (ja) 1986-07-07 1986-07-07

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JP (1) JPH0520982Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111925A (ja) * 1983-10-28 1985-06-18 インジエニウール・エーリツヒ・プフアイフエル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ・コマンデイトゲゼルシヤフト 作用物質デイスペンサー

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111925A (ja) * 1983-10-28 1985-06-18 インジエニウール・エーリツヒ・プフアイフエル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ・コマンデイトゲゼルシヤフト 作用物質デイスペンサー

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JPS6310424U (ja) 1988-01-23

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