JPH0520979A - 真空遮断器 - Google Patents
真空遮断器Info
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- JPH0520979A JPH0520979A JP19734191A JP19734191A JPH0520979A JP H0520979 A JPH0520979 A JP H0520979A JP 19734191 A JP19734191 A JP 19734191A JP 19734191 A JP19734191 A JP 19734191A JP H0520979 A JPH0520979 A JP H0520979A
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 44
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 3
- 238000009795 derivation Methods 0.000 claims 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
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- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
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- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成部品を少なくして遮断性能に優れた真空
遮断器を提供する。 【構成】 真空バルブ1,2の可動電極14に接続され
て外部へ導出された可動側導体15にシヨートリング6
1を連結し、このシヨートリング61に対して遮断方向
の操作力となる電磁反発力を与える電磁反発コイル60
を設け、この電磁反発コイル60は、開離した可動電極
14と固定電極16間に発生するアークに対して平行磁
界を与えるよう真空バルブ1,2に近接して配置した。
遮断器を提供する。 【構成】 真空バルブ1,2の可動電極14に接続され
て外部へ導出された可動側導体15にシヨートリング6
1を連結し、このシヨートリング61に対して遮断方向
の操作力となる電磁反発力を与える電磁反発コイル60
を設け、この電磁反発コイル60は、開離した可動電極
14と固定電極16間に発生するアークに対して平行磁
界を与えるよう真空バルブ1,2に近接して配置した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空遮断器に係り、特に
電磁反発コイルによる電磁反発力を利用して開極駆動さ
せるようにした真空遮断器に関する。
電磁反発コイルによる電磁反発力を利用して開極駆動さ
せるようにした真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に真空遮断器は、真空容器内に開離
可能な一対の電極を有して構成した真空バルブと、これ
ら電極のうちの可動電極を開閉駆動する操作機構等から
構成されており、遮断性能の向上のために種々の改良が
なされている。例えば特公昭54−22813号公報に
示された真空遮断器では、電流遮断時の開離した電極間
に発生したアークに対して、このアークと平行な磁界を
作用させる磁界発生用コイルを設け、この磁界発生用コ
イルによつて遮断性能の向上が図られている。また特開
昭59−224022号公報には、上述した操作機構と
して電磁反発コイルとシヨートリングの組合せから成
り、電磁反発コイルへの通電によつて発生する電磁反発
力でシヨートリングを駆動し、リンク機構を介してシヨ
ートリングと連結した可動電極を開離させるようにした
真空遮断器が示されている。
可能な一対の電極を有して構成した真空バルブと、これ
ら電極のうちの可動電極を開閉駆動する操作機構等から
構成されており、遮断性能の向上のために種々の改良が
なされている。例えば特公昭54−22813号公報に
示された真空遮断器では、電流遮断時の開離した電極間
に発生したアークに対して、このアークと平行な磁界を
作用させる磁界発生用コイルを設け、この磁界発生用コ
イルによつて遮断性能の向上が図られている。また特開
昭59−224022号公報には、上述した操作機構と
して電磁反発コイルとシヨートリングの組合せから成
り、電磁反発コイルへの通電によつて発生する電磁反発
力でシヨートリングを駆動し、リンク機構を介してシヨ
ートリングと連結した可動電極を開離させるようにした
真空遮断器が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の真
空遮断器は上述したように、遮断性能の向上のためにア
ークに対して平行磁界を作用させる専用の磁界発生用コ
イルを設けなければならず、構成を複雑化させたり大型
化させてしまう。また応答性に優れ比較的簡単な構成で
大きな操作力が得られる電磁反発コイルを用いた場合で
も、この電磁反発コイルが操作機構側に配置され、リン
ク機構を介して可動電極に操作力を伝達するため、途中
に存在するリンク機構等によつて可動部重量、つまり操
作力に対する負荷が増大し、十分な高速度開極が期待で
きなかつた。
空遮断器は上述したように、遮断性能の向上のためにア
ークに対して平行磁界を作用させる専用の磁界発生用コ
イルを設けなければならず、構成を複雑化させたり大型
化させてしまう。また応答性に優れ比較的簡単な構成で
大きな操作力が得られる電磁反発コイルを用いた場合で
も、この電磁反発コイルが操作機構側に配置され、リン
ク機構を介して可動電極に操作力を伝達するため、途中
に存在するリンク機構等によつて可動部重量、つまり操
作力に対する負荷が増大し、十分な高速度開極が期待で
きなかつた。
【0004】本発明の目的とするところは、機構部品を
少なくして遮断性能に優れた真空遮断器を提供するにあ
る。
少なくして遮断性能に優れた真空遮断器を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、真空バルブの可動側導体にシヨートリング
を連結し、このシヨートリングに対向すると共に、両電
極間の開離時に発生するアークに対して平行磁界を与え
る位置に電磁反発コイルを設けたことを特徴とする。
するために、真空バルブの可動側導体にシヨートリング
を連結し、このシヨートリングに対向すると共に、両電
極間の開離時に発生するアークに対して平行磁界を与え
る位置に電磁反発コイルを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明による真空遮断器は上述の如き構成であ
るから、電磁反発力が発生して操作力が得られると共
に、このときの電磁反発コイルによつて磁界が発生し、
この磁界はアークに対して平行磁界となるので、操作力
発生用の電磁反発コイルによつて遮断性能を向上させる
ことができる。つまり結果として、従来の専用の磁界発
生用コイルを省略することができるので部品数を少なく
して小型にすることができる。しかも、アークに対して
平行磁界を与えるように電磁反発コイルを真空バルブの
近傍に配置することによつて、シヨートリングと可動電
極間の構成部品を少なくすることができるので、電磁反
発力に対する負荷を軽減して高速度開極を行なうことが
できる。
るから、電磁反発力が発生して操作力が得られると共
に、このときの電磁反発コイルによつて磁界が発生し、
この磁界はアークに対して平行磁界となるので、操作力
発生用の電磁反発コイルによつて遮断性能を向上させる
ことができる。つまり結果として、従来の専用の磁界発
生用コイルを省略することができるので部品数を少なく
して小型にすることができる。しかも、アークに対して
平行磁界を与えるように電磁反発コイルを真空バルブの
近傍に配置することによつて、シヨートリングと可動電
極間の構成部品を少なくすることができるので、電磁反
発力に対する負荷を軽減して高速度開極を行なうことが
できる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施例による真空遮断器の縦断正面図
であり、直列に接続した真空バルブ1,2によつて直列
二遮断点を構成しているが、これら両真空バルブ1,2
はほぼ同一構成であるから一方についてのみ詳細に説明
する。
図1は本発明の一実施例による真空遮断器の縦断正面図
であり、直列に接続した真空バルブ1,2によつて直列
二遮断点を構成しているが、これら両真空バルブ1,2
はほぼ同一構成であるから一方についてのみ詳細に説明
する。
【0008】絶縁筒10の両端は可動側端蓋11および
固定側端蓋13によつて気密に封じられ、可動側端蓋1
1からベローズ12を介して導入した可動側導体15に
可動電極14を取付け、一方、固定側端蓋13から導入
した固定側導体17に固定電極16を取付けて、内部を
真空にした真空バルブ1が構成されている。この真空バ
ルブ1を、真空バルブ1における真空バルブ2との対向
側とその反対側にそれぞれ垂直壁50a,50bを有す
るU字形の絶縁ケース50内に収納し、図1の縦断側面
図である図2に示すように絶縁ケース50を介して機構
ケース3へ支持固定している。絶縁ケース50の上端に
は導体53が固定され、この導体53に組込んだ摺動コ
ンタクト54を介して可動側導体15と導体53間が可
摺動的な関係で電気的に接続され、図2に示す如くこの
導体53は一方の端子を構成している。導体53の上方
には可動側導体15と電気的に絶縁された状態で図示し
ない電源に接続された電磁反発コイル60が取付けられ
ており、この電磁反発コイル60と対向してその上方位
置には可動側導体15に連結された銅等から成る1ター
ンのコイルであるシヨートリング61が配置されてい
る。可動側導体15はその上端とばねケース64間にば
ね65を介在させた状態で連結ピン63によつてばねケ
ース64と連結されている。ばねケース64は絶縁ロツ
ド66を介して図2に示すレバー67の一端に連結さ
れ、レバー67の他端は詳細を省略した操作器4に連結
されている。上述した電磁反発コイル60、シヨートリ
ング61および操作器4等によつて、可動電極14を開
閉操作する操作装置を構成している。
固定側端蓋13によつて気密に封じられ、可動側端蓋1
1からベローズ12を介して導入した可動側導体15に
可動電極14を取付け、一方、固定側端蓋13から導入
した固定側導体17に固定電極16を取付けて、内部を
真空にした真空バルブ1が構成されている。この真空バ
ルブ1を、真空バルブ1における真空バルブ2との対向
側とその反対側にそれぞれ垂直壁50a,50bを有す
るU字形の絶縁ケース50内に収納し、図1の縦断側面
図である図2に示すように絶縁ケース50を介して機構
ケース3へ支持固定している。絶縁ケース50の上端に
は導体53が固定され、この導体53に組込んだ摺動コ
ンタクト54を介して可動側導体15と導体53間が可
摺動的な関係で電気的に接続され、図2に示す如くこの
導体53は一方の端子を構成している。導体53の上方
には可動側導体15と電気的に絶縁された状態で図示し
ない電源に接続された電磁反発コイル60が取付けられ
ており、この電磁反発コイル60と対向してその上方位
置には可動側導体15に連結された銅等から成る1ター
ンのコイルであるシヨートリング61が配置されてい
る。可動側導体15はその上端とばねケース64間にば
ね65を介在させた状態で連結ピン63によつてばねケ
ース64と連結されている。ばねケース64は絶縁ロツ
ド66を介して図2に示すレバー67の一端に連結さ
れ、レバー67の他端は詳細を省略した操作器4に連結
されている。上述した電磁反発コイル60、シヨートリ
ング61および操作器4等によつて、可動電極14を開
閉操作する操作装置を構成している。
【0009】真空バルブ1の固定側導体17は、絶縁ケ
ース50の底部に一端を支持した接続導体52に接続さ
れている。この接続導体52は図2に示すように絶縁ケ
ース50の後方に延び、その後、同後方の位置で真空バ
ル1,2間を上方に立ち上げられ、隣りの真空バルブ2
を収納する絶縁ケース50の上端に他端が固定されてい
る。接続導体52の他端は摺動コンタクト54を介して
可動側導体15に可摺動的関係で電気的に接続されてい
る。真空バルブ2の固定側導体17は導体51に接続さ
れ、この導体51は図2に示す如く他方の端子を構成し
ている。真空バルブ2側の他の構成は真空バルブ1側と
同一であるので説明を省略する。
ース50の底部に一端を支持した接続導体52に接続さ
れている。この接続導体52は図2に示すように絶縁ケ
ース50の後方に延び、その後、同後方の位置で真空バ
ル1,2間を上方に立ち上げられ、隣りの真空バルブ2
を収納する絶縁ケース50の上端に他端が固定されてい
る。接続導体52の他端は摺動コンタクト54を介して
可動側導体15に可摺動的関係で電気的に接続されてい
る。真空バルブ2の固定側導体17は導体51に接続さ
れ、この導体51は図2に示す如く他方の端子を構成し
ている。真空バルブ2側の他の構成は真空バルブ1側と
同一であるので説明を省略する。
【0010】この構成における特徴の1つは2個の真空
バルブ1,2を直列に接続して複数遮断点を構成すると
共に、その開路操作力に電磁反発コイル60とシヨート
リング61による電磁反発力を用いた点にある。このよ
うに2個の真空バルブ1,2を用いているため、2倍の
容量をもつ1個の真空バルブを用いた場合に比べて可動
部の重量を軽減することができ、この結果、電磁反発コ
イル60を小型にすることができる。他の特徴は電磁反
発コイル60の位置とその働きにある。つまり電磁反発
コイル60に電流が流された状態を示す図3に示すよう
に、電磁反発コイル60によつて実線あるいは点線で示
す矢印のような磁束が発生し、それぞれの電磁反発コイ
ル60による磁束は互いに干渉することなく開離中の電
極間に発生したアークに対して平行磁界を得て遮断性能
を向上することができる。言い換えるなら、遮断操作力
を発生するために設けた両電磁反発コイル60は電極間
のアークに対して平行磁界として作用するような位置お
よび巻数にすることによつて、遮断性能向上用としても
兼用し、少ない構成部品で優れた遮断性能の真空遮断器
が得られる。また電磁反発コイル60とシヨートリング
61を真空バルブ1,2の近傍に配置したため、電磁反
発力によつてシヨートリング61を遮断方向に高速で駆
動し、このときの移動量の少なくとも一部をばね65で
吸収し、その後、操作器4側を比較的緩慢に遮断方向へ
動作するようにすれば、電磁反発コイル60を操作器4
側に設けた場合に比べて、電磁反発力に対する実質的な
負荷を軽減することができる。
バルブ1,2を直列に接続して複数遮断点を構成すると
共に、その開路操作力に電磁反発コイル60とシヨート
リング61による電磁反発力を用いた点にある。このよ
うに2個の真空バルブ1,2を用いているため、2倍の
容量をもつ1個の真空バルブを用いた場合に比べて可動
部の重量を軽減することができ、この結果、電磁反発コ
イル60を小型にすることができる。他の特徴は電磁反
発コイル60の位置とその働きにある。つまり電磁反発
コイル60に電流が流された状態を示す図3に示すよう
に、電磁反発コイル60によつて実線あるいは点線で示
す矢印のような磁束が発生し、それぞれの電磁反発コイ
ル60による磁束は互いに干渉することなく開離中の電
極間に発生したアークに対して平行磁界を得て遮断性能
を向上することができる。言い換えるなら、遮断操作力
を発生するために設けた両電磁反発コイル60は電極間
のアークに対して平行磁界として作用するような位置お
よび巻数にすることによつて、遮断性能向上用としても
兼用し、少ない構成部品で優れた遮断性能の真空遮断器
が得られる。また電磁反発コイル60とシヨートリング
61を真空バルブ1,2の近傍に配置したため、電磁反
発力によつてシヨートリング61を遮断方向に高速で駆
動し、このときの移動量の少なくとも一部をばね65で
吸収し、その後、操作器4側を比較的緩慢に遮断方向へ
動作するようにすれば、電磁反発コイル60を操作器4
側に設けた場合に比べて、電磁反発力に対する実質的な
負荷を軽減することができる。
【0011】図4および図5は本発明の他の実施例によ
る真空遮断器の縦断正面図および縦断側面図である。先
の実施例との相違は2個の真空バルブ1,2を電気的直
列に接続する構成であり、この部分について説明する。
る真空遮断器の縦断正面図および縦断側面図である。先
の実施例との相違は2個の真空バルブ1,2を電気的直
列に接続する構成であり、この部分について説明する。
【0012】先の実施例と同一構成の真空バルブ1,2
は絶縁ケース50内に収納され、この絶縁ケース50の
上端に固定した金具21へ電磁反発コイル60が固定さ
れている。この電磁反発コイル60と対を成すシヨート
リング61は可動側導体15に連結され、その近傍にお
ける両真空バルブ1,2の可動側導体15間を接続導体
56で電気的に接続している。直列接続された2個の真
空バルブ1,2の両端子は、図5に示すように固定側導
体17に接続した導体57によつてそれぞれ構成されて
おり、この結果、全体としての電流通路は逆U字状とな
つている。従つて、短絡電流等の大電流が流れると、上
述した逆U字状の電流通路の構成によつて接続導体56
を上方の遮断方向へ駆動する電磁力が発生する。これと
共に遮断指令が与えられて電磁反発コイル60への通電
が行なわれると、シヨートリング61を遮断方向へ駆動
する電磁反発力が付加され、真空バルブ1,2を一層高
速度で開極することができる。
は絶縁ケース50内に収納され、この絶縁ケース50の
上端に固定した金具21へ電磁反発コイル60が固定さ
れている。この電磁反発コイル60と対を成すシヨート
リング61は可動側導体15に連結され、その近傍にお
ける両真空バルブ1,2の可動側導体15間を接続導体
56で電気的に接続している。直列接続された2個の真
空バルブ1,2の両端子は、図5に示すように固定側導
体17に接続した導体57によつてそれぞれ構成されて
おり、この結果、全体としての電流通路は逆U字状とな
つている。従つて、短絡電流等の大電流が流れると、上
述した逆U字状の電流通路の構成によつて接続導体56
を上方の遮断方向へ駆動する電磁力が発生する。これと
共に遮断指令が与えられて電磁反発コイル60への通電
が行なわれると、シヨートリング61を遮断方向へ駆動
する電磁反発力が付加され、真空バルブ1,2を一層高
速度で開極することができる。
【0013】尚、上述した実施例においては2個の真空
バルブ1,2を電気的直列に接続した場合について説明
したが、1個の真空バルブ1だけを用いた真空遮断器、
例えば図1に示す真空バルブ2と接続導体52を除いて
構成しても、遮断操作用に設けた電磁反発コイル60を
利用して図3に示すように電極間のアークに対して平行
磁界を与え、少ない構成部品で遮断性能を向上させるこ
とができる。
バルブ1,2を電気的直列に接続した場合について説明
したが、1個の真空バルブ1だけを用いた真空遮断器、
例えば図1に示す真空バルブ2と接続導体52を除いて
構成しても、遮断操作用に設けた電磁反発コイル60を
利用して図3に示すように電極間のアークに対して平行
磁界を与え、少ない構成部品で遮断性能を向上させるこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、真
空バルブの近傍に遮断操作力となる電磁反発力を発生す
る電磁反発コイルを設けると共に、この電磁反発コイル
による磁界が、電極間のアークに対して平行磁界となる
ようにしたため、電磁反発コイルを遮断操作用と遮断性
能向上用に共用して少ない部品数で遮断性能の優れた真
空遮断器が得られる。
空バルブの近傍に遮断操作力となる電磁反発力を発生す
る電磁反発コイルを設けると共に、この電磁反発コイル
による磁界が、電極間のアークに対して平行磁界となる
ようにしたため、電磁反発コイルを遮断操作用と遮断性
能向上用に共用して少ない部品数で遮断性能の優れた真
空遮断器が得られる。
【図1】本発明の一実施例による真空遮断器を示す縦断
正面図である。
正面図である。
【図2】図1に示す真空遮断器の縦断側面図である。
【図3】図1に示す電磁反発コイルによる磁束の方向を
併記した真空遮断器の縦断正面図である。
併記した真空遮断器の縦断正面図である。
【図4】本発明の他の実施例による真空遮断器を示す縦
断正面図である。
断正面図である。
【図5】図4に示す真空遮断器の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 真空バルブ
2 真空バルブ
14 可動電極
15 可動側導体
16 固定電極
17 固定側導体
52 接続導体
56 接続導体
60 電磁反発コイル
61 シヨートリング
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山田 耕也
茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株式
会社日立製作所国分工場内
(72)発明者 一之瀬 敬
茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株式
会社日立製作所国分工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 対向配置した可動電極および固定電極
と、上記可動電極に接続されて外部へ導出した可動側導
体とを有して真空バルブを構成した真空遮断器におい
て、上記可動電極と上記固定電極間に発生するアークに
対して平行磁界を与える位置に電磁反発コイルを設け、
上記可動側導体に連結されると共に上記電磁反発コイル
に対向してシヨートリングを設けたことを特徴とする真
空遮断器。 - 【請求項2】 対向配置した可動電極および固定電極
と、上記可動電極に接続されて外部へ導出した可動側導
体とを有する真空バルブを少なくとも2個設け、この2
個の真空バルブ間を接続導体によつて電気的に直列に接
続して成る真空遮断器において、上記両真空バルブの上
記可動電極と上記固定電極間に発生するアークに対して
それぞれ平行磁界を与える位置にそれぞれ電磁反発コイ
ルを配置し、上記両可動側導体にそれぞれ連結されると
共に上記両電磁反発コイルにそれぞれ対向してシヨート
リングを設けたことを特徴とする真空遮断器。 - 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、上記両電
磁反発コイルは、それぞれの磁束の方向が同一となるよ
うに配置したことを特徴とする真空遮断器。 - 【請求項4】 請求項2記載のものにおいて、上記2個
の真空バルブは、それぞれ上記可動側導体の導出方向を
合わせて並置すると共に、一方の真空バルブの上記固定
電極に接続されて外部へ導出した固定側導体と、他方の
真空バルブの外部に位置する上記可動側導体との間を上
記接続導体で接続したことを特徴とする真空遮断器。 - 【請求項5】 請求項2記載のものにおいて、上記2個
の真空バルブは、それぞれ上記可動側導体の導出方向を
合わせて並置すると共に、上記両真空バルブの外部に位
置する上記可動側導体間を上記接続導体で接続したこと
を特徴とする真空遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19734191A JPH0520979A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 真空遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19734191A JPH0520979A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 真空遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520979A true JPH0520979A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=16372864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19734191A Pending JPH0520979A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 真空遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520979A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009170372A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-07-30 | Hitachi Ltd | 真空バルブ用電気接点 |
JP2009252388A (ja) * | 2008-04-02 | 2009-10-29 | Japan Ae Power Systems Corp | 大容量真空遮断器 |
WO2013145816A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 株式会社 日立製作所 | 真空スイッチ |
-
1991
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