JPH05207726A - リニアモータ - Google Patents
リニアモータInfo
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- JPH05207726A JPH05207726A JP4259290A JP25929092A JPH05207726A JP H05207726 A JPH05207726 A JP H05207726A JP 4259290 A JP4259290 A JP 4259290A JP 25929092 A JP25929092 A JP 25929092A JP H05207726 A JPH05207726 A JP H05207726A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K41/00—Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
- H02K41/02—Linear motors; Sectional motors
- H02K41/025—Asynchronous motors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B11/00—Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
- B66B11/04—Driving gear ; Details thereof, e.g. seals
- B66B11/0407—Driving gear ; Details thereof, e.g. seals actuated by an electrical linear motor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きな効率を有する多重一次側リニアモータ
装置を提供する。 【構成】 エレベータのリニアモータの二次側の一方の
側部にあるモータ装置の一次側の本体38が、二次側の
他方の側部にある一次側の本体から偏心させられてい
る。この構成の利点は、一次側の構造によって二次側の
磁界の方向が決まることにある。一次側を偏心させるこ
とによって、各一次側から放射する磁界が互いに重なる
ことなく異なる領域に受け入れ可能となる。したがっ
て、昇降路30を補強する必要がなく、二次側が容易に
製作されるとともに、設置費用も安価である。
装置を提供する。 【構成】 エレベータのリニアモータの二次側の一方の
側部にあるモータ装置の一次側の本体38が、二次側の
他方の側部にある一次側の本体から偏心させられてい
る。この構成の利点は、一次側の構造によって二次側の
磁界の方向が決まることにある。一次側を偏心させるこ
とによって、各一次側から放射する磁界が互いに重なる
ことなく異なる領域に受け入れ可能となる。したがっ
て、昇降路30を補強する必要がなく、二次側が容易に
製作されるとともに、設置費用も安価である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータリニアモー
タ駆動装置に関する。
タ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】平板の二次側及び平板かつ可動の一次側
から成るリニアモータは、エレベータの駆動手段として
用いられる。一つの例では、昇降路に固定的に取り付け
られたレールが、リニアモータの二次側として作用す
る。一次側は、乗りかごまたはつり合い重りのいずれか
一方に取り付けられ、レールを二次側とガイドの両方と
して使用して、その乗りかごまたはつり合い重りを駆動
する。この型のエレベータ駆動装置は、昇降路内に効果
的に収容されるので、分離した機械室を必要としない。
から成るリニアモータは、エレベータの駆動手段として
用いられる。一つの例では、昇降路に固定的に取り付け
られたレールが、リニアモータの二次側として作用す
る。一次側は、乗りかごまたはつり合い重りのいずれか
一方に取り付けられ、レールを二次側とガイドの両方と
して使用して、その乗りかごまたはつり合い重りを駆動
する。この型のエレベータ駆動装置は、昇降路内に効果
的に収容されるので、分離した機械室を必要としない。
【0003】しかし、リニアモータ駆動装置にも問題が
ないわけではない。まず、標準のガイドレールでは、モ
ータの一次側によって発生される磁束の大きさを受け入
れるだけ充分大きな横断面積が得られないのが普通であ
る。その結果、一般に、レール内の磁束密度が許容限界
を越え、モータの性能を低下させる。
ないわけではない。まず、標準のガイドレールでは、モ
ータの一次側によって発生される磁束の大きさを受け入
れるだけ充分大きな横断面積が得られないのが普通であ
る。その結果、一般に、レール内の磁束密度が許容限界
を越え、モータの性能を低下させる。
【0004】その問題は、多重モータ構造では一層深刻
である。例えば、ミツイ氏の日本の特公昭61−260
678号公報には、互いに対称的に配置された2対のモ
ータを有する4個のモータ構造が示されている。対称的
に対抗して置かれたモータは、各モータの吸引力を他方
のモータの吸引力に平衡させ得る利点を有する。
である。例えば、ミツイ氏の日本の特公昭61−260
678号公報には、互いに対称的に配置された2対のモ
ータを有する4個のモータ構造が示されている。対称的
に対抗して置かれたモータは、各モータの吸引力を他方
のモータの吸引力に平衡させ得る利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の対称配列のモー
タの欠点は、ガイドレール(すなわち二次側)の横断面
が一次側から発生される磁束をレールの両側に受け入れ
るのに充分な程度に広くなければならないことである。
二次側が広くなると、製造や設置の費用が高くなる。幾
つかの用途では、重いレールによる大きな荷重を受け入
れるために建物を補強する必要さえある。
タの欠点は、ガイドレール(すなわち二次側)の横断面
が一次側から発生される磁束をレールの両側に受け入れ
るのに充分な程度に広くなければならないことである。
二次側が広くなると、製造や設置の費用が高くなる。幾
つかの用途では、重いレールによる大きな荷重を受け入
れるために建物を補強する必要さえある。
【0006】さらに、ミツイの特許に示されているよう
に、4個のモータ構造は、固有の非効率性を持つ。全て
の平板なリニアモータは、一次側の金属性本体から外へ
延びている数多くのコイル端を含んでいるモータ巻線を
有する。各コイル端の形状は、モータ巻線を一次側の金
属性本体を介して道順を定めさせる最小の幾何学的形状
によってよって決定される。コイル端は、一次側の本体
の外側に長く延びているので、モータスラストに関係し
てこない。したがって、コイル端がモータの効率を高め
ることはない。実際には、それらコイル端はジュール損
失を導き、それによりモータの効率を落とすことにな
る。
に、4個のモータ構造は、固有の非効率性を持つ。全て
の平板なリニアモータは、一次側の金属性本体から外へ
延びている数多くのコイル端を含んでいるモータ巻線を
有する。各コイル端の形状は、モータ巻線を一次側の金
属性本体を介して道順を定めさせる最小の幾何学的形状
によってよって決定される。コイル端は、一次側の本体
の外側に長く延びているので、モータスラストに関係し
てこない。したがって、コイル端がモータの効率を高め
ることはない。実際には、それらコイル端はジュール損
失を導き、それによりモータの効率を落とすことにな
る。
【0007】4個の類似の一次側を持つミツイの特許の
多重モータ装置は、コイル端長に対する一次側本体幅の
比が、類似の一次側本体幅の単一の一次側を持つリニア
モータと同じである。4個の一次側装置においては、本
体幅とコイル端長の大きさが、単一の一次側リニアモー
タのちょうど多重倍になっている。したがって、巻線数
などの全ての他の変数が一定であると仮定すると、非効
率性が単一の一次側におけるコイル端長に対する一次側
本体幅の比と関連するところのものは何でも、ミツイの
4個の一次側装置に現れてくる。
多重モータ装置は、コイル端長に対する一次側本体幅の
比が、類似の一次側本体幅の単一の一次側を持つリニア
モータと同じである。4個の一次側装置においては、本
体幅とコイル端長の大きさが、単一の一次側リニアモー
タのちょうど多重倍になっている。したがって、巻線数
などの全ての他の変数が一定であると仮定すると、非効
率性が単一の一次側におけるコイル端長に対する一次側
本体幅の比と関連するところのものは何でも、ミツイの
4個の一次側装置に現れてくる。
【0008】要するに、新規な多重リニアモータ装置が
求められている。
求められている。
【0009】本発明の目的は、大きな効率を有する多重
一次側リニアモータ装置を提供することにある。
一次側リニアモータ装置を提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、製造及び設置
費用を最小化するリニアモータを提供することにある。
費用を最小化するリニアモータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエレベータ
では、二次側の一方の側部にあるモータ装置の一次側の
本体が、二次側の他方の側部にある一次側の本体から偏
心させられている。
では、二次側の一方の側部にあるモータ装置の一次側の
本体が、二次側の他方の側部にある一次側の本体から偏
心させられている。
【0012】本発明の利点は、一次側の構造によって二
次側の磁界の方向が決まることにある。一次側を偏心さ
せることによって、各一次側から放射する磁界が互いに
重なることなく異なる領域に受け入れ可能となる。した
がって、各領域の磁束密度は単一の一次側に起因するこ
とになる。よって、一次側磁束によって創出される二次
側の横断面積に関する設計制約は、効果的に半減され
る。したがって、昇降路を補強する必要がなく、二次側
が容易に製作されるとともに、設置費用も安価である。
次側の磁界の方向が決まることにある。一次側を偏心さ
せることによって、各一次側から放射する磁界が互いに
重なることなく異なる領域に受け入れ可能となる。した
がって、各領域の磁束密度は単一の一次側に起因するこ
とになる。よって、一次側磁束によって創出される二次
側の横断面積に関する設計制約は、効果的に半減され
る。したがって、昇降路を補強する必要がなく、二次側
が容易に製作されるとともに、設置費用も安価である。
【0013】
【作用】本発明でコイル端長に対する一次側本体幅の比
を増大させることにより、効率を増大させることにあ
る。本発明は、従来技術に示唆されているように、二次
側の各側部に、等長の一次側を用いて、等しい大きさの
一次側本体幅を位置付けている。二次側の各側部にある
等しい大きさの一次側本体幅は、二次側にかかる力平衡
を生じさせる。本発明は、全ての奇数の一次側に関して
力平衡をつくり出す。その結果、コイル端長に対する一
次側本体幅の比が増大し、それによって端部巻線に関す
る無効百分率を取り除ける。したがって、リニアモータ
の全体効率が増大する。
を増大させることにより、効率を増大させることにあ
る。本発明は、従来技術に示唆されているように、二次
側の各側部に、等長の一次側を用いて、等しい大きさの
一次側本体幅を位置付けている。二次側の各側部にある
等しい大きさの一次側本体幅は、二次側にかかる力平衡
を生じさせる。本発明は、全ての奇数の一次側に関して
力平衡をつくり出す。その結果、コイル端長に対する一
次側本体幅の比が増大し、それによって端部巻線に関す
る無効百分率を取り除ける。したがって、リニアモータ
の全体効率が増大する。
【0014】
【実施例】図1及び図2を参照する。二次側14、第一
の一次側16及び2個の第二の一次側18から構成され
ているリニアモータは、エレベータ(図示せず)に対し
て運動力を与える。そのエレベータは、従来から知られ
ているように、昇降路内の一連のロープによって互いに
取り付けられている乗りかご(図示せず)とつり合い重
り10から成る。つり合い重り装置は、リニアモータの
一次側、及びそれらの一次側に取り付けられたフレーム
20を有する。そのフレームは、U字型本体17、及び
そのU字型本体の脚23の端部21にボルト締めされた
2個の平板な一次側支持体19から構成されている。
の一次側16及び2個の第二の一次側18から構成され
ているリニアモータは、エレベータ(図示せず)に対し
て運動力を与える。そのエレベータは、従来から知られ
ているように、昇降路内の一連のロープによって互いに
取り付けられている乗りかご(図示せず)とつり合い重
り10から成る。つり合い重り装置は、リニアモータの
一次側、及びそれらの一次側に取り付けられたフレーム
20を有する。そのフレームは、U字型本体17、及び
そのU字型本体の脚23の端部21にボルト締めされた
2個の平板な一次側支持体19から構成されている。
【0015】二次側14は、第一の側部22と第二の側
部を有し、かつ昇降路30全体にわたって延びている。
ウェブ26は、従来のように二次側の第二の側部の中央
に取り付けられ、かつその二次側に垂直に外方向に延び
ている。二次側と反対のウェブの端部は、従来のよう
に、昇降路に固定されている基板28に取り付けられて
いる。U字型二次側は、つり合い重り装置のガイドレー
ルとして作用する。
部を有し、かつ昇降路30全体にわたって延びている。
ウェブ26は、従来のように二次側の第二の側部の中央
に取り付けられ、かつその二次側に垂直に外方向に延び
ている。二次側と反対のウェブの端部は、従来のよう
に、昇降路に固定されている基板28に取り付けられて
いる。U字型二次側は、つり合い重り装置のガイドレー
ルとして作用する。
【0016】アルミニウムなどの高導電性金属からなる
被覆すなわち層32は、二次側14の第一の側部22及
び第二の側部24に取り付け可能である。高導電性金属
32は、第一の及び第二の側部全体を覆っているわけで
はない。空の側部マージン34が左にあって、高導電性
層に損傷を与えることなく、制動すなわち二次側での案
内を許容している。
被覆すなわち層32は、二次側14の第一の側部22及
び第二の側部24に取り付け可能である。高導電性金属
32は、第一の及び第二の側部全体を覆っているわけで
はない。空の側部マージン34が左にあって、高導電性
層に損傷を与えることなく、制動すなわち二次側での案
内を許容している。
【0017】各一次側16,18は、幅36及び表面積
37(図2参照)によって確定された本体38を有す
る。多数の巻線40が、一次側の本体38を通り、技術
的に知られている如くして、その本体の2つの側部で外
部に出ている。本体の外側の巻線は、端部巻線すなわち
コイル端42と呼ばれる。コイル端はモータを非効率と
するので、そのコイル端長44は最小化されることが望
ましい。しかし、物理的請託があり、ある点を越えるコ
イル端の最小化が阻止され、平板リニアモータに固有の
非効率性をもたらしている。
37(図2参照)によって確定された本体38を有す
る。多数の巻線40が、一次側の本体38を通り、技術
的に知られている如くして、その本体の2つの側部で外
部に出ている。本体の外側の巻線は、端部巻線すなわち
コイル端42と呼ばれる。コイル端はモータを非効率と
するので、そのコイル端長44は最小化されることが望
ましい。しかし、物理的請託があり、ある点を越えるコ
イル端の最小化が阻止され、平板リニアモータに固有の
非効率性をもたらしている。
【0018】つり合い重り装置は、二次側14に対して
反作用するフレーム20に取り付けられた一組のローラ
46を有する。そのローラ46はフレームを維持し、し
たがって、一次側を二次側から所定の距離に維持する。
その距離は、分離キョリまたは空気ギャップとして従来
より知られている。一組の第二のローラ50は、二次側
の外側端52に対して作用する。その第二のローラは、
フレーム及び一次側を二次側に平行な正位置に保持す
る。
反作用するフレーム20に取り付けられた一組のローラ
46を有する。そのローラ46はフレームを維持し、し
たがって、一次側を二次側から所定の距離に維持する。
その距離は、分離キョリまたは空気ギャップとして従来
より知られている。一組の第二のローラ50は、二次側
の外側端52に対して作用する。その第二のローラは、
フレーム及び一次側を二次側に平行な正位置に保持す
る。
【0019】つり合い重り装置10が昇降路内に配置さ
れるとき、第一の一次側16が、二次側14の第一の側
部22に近接して、フレーム20の内側に取り付けられ
る。第二の一次側18は、二次側の第二の側部24に近
接して、そのフレームの反対側の内側に取り付けられ
る。第一の及び第二の一次側の本体は、互いに偏心して
いる。換言すると、通常二次側の異なる側にある第一の
及び第二の一次側の本体が、二次側の同じ側の同じ面中
に移動された場合、本体は互いに重ね合わせられない。
れるとき、第一の一次側16が、二次側14の第一の側
部22に近接して、フレーム20の内側に取り付けられ
る。第二の一次側18は、二次側の第二の側部24に近
接して、そのフレームの反対側の内側に取り付けられ
る。第一の及び第二の一次側の本体は、互いに偏心して
いる。換言すると、通常二次側の異なる側にある第一の
及び第二の一次側の本体が、二次側の同じ側の同じ面中
に移動された場合、本体は互いに重ね合わせられない。
【0020】一次側16,18が重ね合わせられた場
合、すなわち二次側14の両側に互いに整列させられた
場合、それぞれから磁束は、二次側の同じ横断面に入る
ことになる。その結果、磁束密度は、各一次側に関与す
る磁束密度の合計に等しくなる。その場合、合成磁束密
度は、二次側内を透過し得る飽和レベルよりも大きくと
も良い。
合、すなわち二次側14の両側に互いに整列させられた
場合、それぞれから磁束は、二次側の同じ横断面に入る
ことになる。その結果、磁束密度は、各一次側に関与す
る磁束密度の合計に等しくなる。その場合、合成磁束密
度は、二次側内を透過し得る飽和レベルよりも大きくと
も良い。
【0021】本発明では、一次側16,18は重ね合わ
ない。したがって、全3個の一次側に関与する磁束密度
は、付加されず、二次側14の横断面積は、いかなる所
定の領域においても単一の一次側から放射される磁束を
受け入れるのみで良い。このことから、設計される二次
側は、より一層小さく、軽くかつ低価格の構造となる。
強度や堅固さなど設計上の他の考慮事項もまた、ガイド
レールの設計に影響を与える。
ない。したがって、全3個の一次側に関与する磁束密度
は、付加されず、二次側14の横断面積は、いかなる所
定の領域においても単一の一次側から放射される磁束を
受け入れるのみで良い。このことから、設計される二次
側は、より一層小さく、軽くかつ低価格の構造となる。
強度や堅固さなど設計上の他の考慮事項もまた、ガイド
レールの設計に影響を与える。
【0022】本発明における二次側14に関する一次側
16,18の偏心構造は、ベストモードのT型幾何形状
以外の二次側幾何形状も使用可能である。
16,18の偏心構造は、ベストモードのT型幾何形状
以外の二次側幾何形状も使用可能である。
【0023】一次側16,18の構造は、コイル端長4
4に対する一次側本体幅36の比を増加させる(図2参
照)。従来の多重リニアモータ装置においては、等数の
一次側が互いに対抗して配置され、複数のモータによっ
てつくられる吸引力を平衡させるようにされた。一次側
の数が等しいので、コイル端長さ44に対する本体幅3
6の比は、単一の一次側に対してそうであったように、
n数の一次側に対して同一であった。
4に対する一次側本体幅36の比を増加させる(図2参
照)。従来の多重リニアモータ装置においては、等数の
一次側が互いに対抗して配置され、複数のモータによっ
てつくられる吸引力を平衡させるようにされた。一次側
の数が等しいので、コイル端長さ44に対する本体幅3
6の比は、単一の一次側に対してそうであったように、
n数の一次側に対して同一であった。
【0024】本発明においては、2個のL幅一次側(第
二の一次側18)は、二次側14の一方側に配置され
る。単一の2L幅一次側(第一の一次側16)は、他方
側に配置され、それによって、二次側にかかる力平衡を
つくり出している。その結果、コイル端長44に対する
本体幅36の比は、6個のコイル端長に対する4個の本
体幅であり、無単位では、3分の2の比である。等数の
一次側を持つ従来の構造では、その比は、2個のコイル
端長44に対する1個の本体幅36、すなわち2分の1
の無単位比である。
二の一次側18)は、二次側14の一方側に配置され
る。単一の2L幅一次側(第一の一次側16)は、他方
側に配置され、それによって、二次側にかかる力平衡を
つくり出している。その結果、コイル端長44に対する
本体幅36の比は、6個のコイル端長に対する4個の本
体幅であり、無単位では、3分の2の比である。等数の
一次側を持つ従来の構造では、その比は、2個のコイル
端長44に対する1個の本体幅36、すなわち2分の1
の無単位比である。
【0025】この例では、2分の1から3分の2までの
無単位比の増加が、2つの理由でモータ効率を増大させ
る。
無単位比の増加が、2つの理由でモータ効率を増大させ
る。
【0026】第1に、一次側本体幅36百分率が増加す
るに従って、モータスラストが増加する。第2に、コイ
ル端長44百分率が減少するに従って、コイル端ジュー
ル損失が減少する。
るに従って、モータスラストが増加する。第2に、コイ
ル端長44百分率が減少するに従って、コイル端ジュー
ル損失が減少する。
【0027】これまで述べられた2/3と1/2の無単
位比率は、代表的な一例を表していることを認識された
い。本発明の原理を包含する他の実施例は、成就鬱の正
確な比を変更する異なる幾何形状を持つ一次側を含み得
る。
位比率は、代表的な一例を表していることを認識された
い。本発明の原理を包含する他の実施例は、成就鬱の正
確な比を変更する異なる幾何形状を持つ一次側を含み得
る。
【0028】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、大き
な効率を有する多重一次側リニアモータ装置が得られ
る。
な効率を有する多重一次側リニアモータ装置が得られ
る。
【図1】本発明のリニアモータ装置の実施例の横断面図
である。
である。
【図2】端部巻線と一次側本体幅を示している図1の一
次側素子の説明図である。
次側素子の説明図である。
14…リニアモータの二次側 16,18…リニアモータの一次側 36…幅 37…表面積
Claims (18)
- 【請求項1】 昇降路内のエレベータに運動力を与える
リニアモータであって、 厚み、第一の側部及び第二の側部を有する二次側と、 表面領域と幅を持つ本体を有する第一の一次側と、 それぞれが表面領域と幅を持つ本体を有する複数個の第
二の一次側と、 上記第一の一次側を、上記二次側の上記第一の側部に近
接して取り付け、かつ上記第二の一次側を、上記二次側
の上記第二の側部に近接して取り付けるためのフレーム
とを備え、 上記第一の一次側の上記本体が、上記第二の一次側の上
記本体から偏心させられていることを特徴とするリニア
モータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のリニアモータにおい
て、上記第一の一次側の上記表面領域が、上記第二の一
次側の全表面領域に等しいことを特徴とするリニアモー
タ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のリニアモータにおい
て、上記第一の一次側の上記幅が、上記第二の一次側の
全ての上記幅に等しいことを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項4】 請求項1に記載のリニアモータにおい
て、上記二次側が、さらに上記二次側の上記第二の側部
から外側に伸びているウエブを備えていることを特徴と
するリニアモータ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のリニアモータにおい
て、上記第二の一次側の少なくともひとつが、上記ウエ
ブの各側部に位置付けられていることを特徴とするリニ
アモータ。 - 【請求項6】 請求項1に記載のリニアモータにおい
て、上記第一の一次側と上記第二の一次側の全数が、奇
数であることを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項7】 昇降路内のエレベータに運動力を与える
リニアモータであって、 厚み、第一の側部及び第二の側部を有する二次側と、 表面領域と幅を持つ本体、及びコイル端長を持つ複数個
のコイル端を有する第一の一次側と、 それぞれが表面領域と幅を持つ本体、及びコイル端長を
持つ複数個のコイル端を有する複数個の第二の一次側
と、 上記第一の一次側を、上記二次側の上記第一の側部に近
接して取り付け、かつ上記第二の一次側を、上記二次側
の上記第二の側部に近接して取り付けるためのフレーム
とを備え、 上記第一の一次側の上記本体が、上記二次側の上記厚さ
が最小化され、かつ、上記コイル端長の合計に対する上
記一次側本体の上記幅の合計の比率が最大化されるよう
に、上記第二の一次側の上記本体から偏心させられてい
ることを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項8】 請求項7に記載のリニアモータにおい
て、上記第一の一次側の上記表面領域が、上記第二の一
次側の全表面領域に等しいことを特徴とするリニアモー
タ。 - 【請求項9】 請求項8に記載のリニアモータにおい
て、上記第一の一次側の上記幅が、上記第二の一次側の
全ての上記幅に等しいことを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項10】 請求項7に記載のリニアモータにおい
て、上記二次側が、さらに上記二次側の上記第二の側部
から外側に伸びているウエブを備えていることを特徴と
するリニアモータ。 - 【請求項11】 請求項10に記載のリニアモータにお
いて、上記第二の一次側の少なくともひとつが、上記ウ
エブの各側部に位置付けられていることを特徴とするリ
ニアモータ。 - 【請求項12】 請求項7に記載のリニアモータにおい
て、上記第一の一次側と上記第二の一次側の全数が、奇
数であることを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項13】 昇降路内のエレベータに運動力を与え
るリニアモータであって、 厚み、第一の側部及び第二の側部を有する二次側と、 それぞれが表面領域と幅を持つ本体を有する所定数の第
一の一次側と、 それぞれが表面領域と幅を持つ本体を有し、上記所定数
の第一の一次側よりも多数の第二の一次側と、 上記第一の一次側を、上記二次側の上記第一の側部に近
接して取り付け、かつ上記第二の一次側を、上記二次側
の上記第二の側部に近接して取り付けるためのフレーム
とを備え、 上記第一の一次側の上記本体が、上記第一及び第二の一
次側から放射される磁束が重なり合わずすなわち付加さ
れないように、上記第二の一次側の上記本体から偏心さ
せられていることを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項14】 請求項13に記載のリニアモータにお
いて、上記第一の一次側の上記表面領域が、全表面領域
に等しいことを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項15】 請求項14に記載のリニアモータにお
いて、上記第一の一次側の上記幅が、上記第二の一次側
の全ての上記幅に等しいことを特徴とするリニアモー
タ。 - 【請求項16】 請求項13に記載のリニアモータにお
いて、上記二次側が、さらに上記二次側の上記第二の側
部から外側に伸びているウエブを備えていることを特徴
とするリニアモータ。 - 【請求項17】 請求項16に記載のリニアモータにお
いて、上記第二の一次側の少なくともひとつが、上記ウ
エブの各側部に位置付けられていることを特徴とするリ
ニアモータ。 - 【請求項18】 請求項13に記載のリニアモータにお
いて、上記第一の一次側と上記第二の一次側の全数が、
奇数であることを特徴とするリニアモータ。
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