JPH05202650A - 扉のハンドル装置 - Google Patents
扉のハンドル装置Info
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- JPH05202650A JPH05202650A JP24420191A JP24420191A JPH05202650A JP H05202650 A JPH05202650 A JP H05202650A JP 24420191 A JP24420191 A JP 24420191A JP 24420191 A JP24420191 A JP 24420191A JP H05202650 A JPH05202650 A JP H05202650A
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- Japan
- Prior art keywords
- handle
- door
- tray
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- lock
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Abstract
作をしやすくする。 【構成】 扉100の体内を貫通するロックバー103
が挿通するハンドルトレイ1を扉の表面とほぼ一致する
ように埋設し、ハンドルトレイの凹部2内にハンドルベ
ース3とこれに連接されるハンドル4を収納する。ハン
ドルベースはロックバーと固着し、ハンドルベースの後
部にハンドルベースの裏側に軸支し、爪の他端部が係合
・離脱するロックプレート14をハンドルトレイ内に設
ける。
Description
テナ等の扉をワンタツチで開閉できる埋め込み式のハン
ドル装置に関する。
用扉の表面から突出する状態で設けてあるのが一般的で
あり、例えば図6、図7に示すように、扉100の表面
101上でロックバー103を縦方向に架設し、このロ
ックバー103に横方向に操作レバー108を取り付け
てロックバー103を回転できるようにし、ロックバー
103の上端及び下端にはそれぞれコンテナの上フレー
ム、下フレームに設けた受け金具109と着脱自在に係
合するカム部材104、105を連設し、さらに上記操
作レバー108のロック装置110を扉100の表面上
に設けた構造となっている。ロック装置110は、操作
レバー108の中間を引き掛ける受け金111と、この
受け金111に対抗するように扉面に回転自在に取り付
けた掛け金112とからなり、このため、上記操作レバ
ー108の一端はロックバー103に対し回転自在に軸
着されている。なお、図中、106はロックバー103
を扉面上で回転自在に支持する軸受である。
110の掛け金112を上方へ回転させて開放し、次い
で操作レバー108を上方へ回転させて受け金111よ
り外す。そして、操作レバー108を手で引き起こす
と、操作レバー108の旋回角度と同一角度でロックバ
ー108が中心軸の周りに回転するので、上下のカム部
材104、105が同様に回転して上下フレームの受け
金具109よりロック解除する。そのまま操作レバー1
08を引っ張れば、扉を開くことができる。また扉を閉
めるときは上記と逆の操作をすればよい。
置の構造では、構造自体は簡単であるが、ハンドル装置
及びロックバーの軸受などの付属部品全部が扉の表面に
現れるので外観上あまり好ましいものとはいえないだけ
でなく、運送中の振動や衝撃などによって操作レバー1
08のロックが外れないように、受け金111及び掛け
金112で操作レバー108をしっかりとロックしてお
く必要があり、そのうえ操作レバーの長さは長くできな
いことに加えて、冷凍用コンテナなどでは扉のシール力
が加わるため、操作レバーを引き起こす力が非常に大き
くなり、きわめて操作のしにくいものであった。特に、
操作レバー108のグリップ部は板状であるため手が滑
りやすく、さらに操作レバー108のロック解除及びロ
ック操作は1回ではできず、掛け金112を外したり、
閉めたりしなければならないので両手を使って操作しな
ければならないという不便があった。
めになされたもので、扉の表面より突出する部分をなく
し、きわめて操作のしやすいワンタッチ式の埋め込み式
のハンドル装置を提供することを目的とする。
め、本発明に係るコンテナ用扉のハンドル装置は、ロッ
クバーを扉の体内を貫通させ、扉の適所に設けた凹部に
ハンドルトレイを扉の表面とほぼ一致するように埋設す
るとともに、このハンドルトレイにロックバーを挿通
し、さらにハンドルトレイの凹部内に収まるハンドルベ
ースをロックバーを中心に回転するようにその先端部を
ロックバーに固着し、ハンドルベースの後端部裏側にハ
ンドルベースの後方に伸びるコの字状またはT字状に形
成されたハンドルを軸支し、このハンドルの先端が係合
する爪をハンドルベースの裏側に軸支し、爪の他端が係
合・離脱するロックプレートをハンドルトレイの凹部内
に設けたことを特徴とするものである。
ンテナの扉に用いるものとし、上記ロックプレートは、
好ましくは取り外し可能に構成され、なお、上記ハンド
ルは後部が扉の表面上に伸びるようにしてもよい。さら
に、上記爪がロックするためにキー操作で回転するスト
ッパをハンドルベースの裏側に設ける。
ドルベース及びハンドルがハンドルトレイの凹部内に収
納されており、その表面は扉表面とほぼ一致する。した
がって、ハンドルベース及びハンドル、そしてハンドル
トレイの周辺部のみが扉の表面に現れるだけである。扉
を開くときは、ハンドルを手で引き起こすと、ハンドル
はハンドルベースとの軸支部より折れ曲がり、このとき
ハンドルの先端部で爪を回動し、爪の他端がロックプレ
ートより離脱する。このため、ハンドルとハンドルベー
スは一体となってロックバーの周りに旋回させることが
でき、ハンドルベースに固着されたロックバーを回転さ
せることになる。このロックバーの回転によって上下の
カム部材のロックが外れることは前述した従来例と同じ
である。次に扉を閉じるときは、ハンドルによりハンド
ルベースをハンドルトレイ側へ倒すと、内側の爪の他端
部がロックプレートの先端部を摺動し、その内側に入り
込んで係止する。同時に、ロックバーも逆回転するので
カム部材をロックさせ、ハンドルベース及びハンドルは
ハンドルトレイの凹部内に収納される。以上のようにハ
ンドルを一旦折れ曲がるようにすることにより操作しや
すくなり、さらにハンドルはコ字状またはT字状に形成
されたグリップ部を持つので、手が滑ることがなく、握
りやすく、片手で、しかも1回の操作で扉を開閉するこ
とができる。
により摩耗時の交換や爪との係合量の調整が容易にな
る。また、ハンドルトレイは少なくともハンドルベース
部分が十分に収まる程度の大きさであればよい。また、
キー操作により回転するストッパーを設けることによ
り、爪をロックし、コンテナ内容物の盗難を防止でき
る。
は平面図、図3は側面図はある。本実施例は、扉100
の適所に設けた凹部101内にハンドルトレイ1を扉1
00の表面102とほぼ一致するように埋設し、扉10
0の体内を貫通させたロックバー103を挿通させる。
ハンドルトレイ1の凹部2内にはハンドルベース3及び
これに連接されたハンドル4が収納されるようになって
いる。ハンドルベース3の先端部にロックバー103を
挿通・固着する構造となっており、ハンドルベース3の
後端部裏側にはピン5でハンドル4を回転自在に軸支す
る。ハンドル4の後部は図2にみられるようにコ字状に
形成され、グリップ6を形成する。ハンドル4はまたT
字状に形成してもよい。ハンドルトレイ1の凹部2のハ
ンドル4が収まる部分は手を入れられる程度の深さがあ
ればよい。また、ハンドル4とハンドルベース3の間に
バネ7を介在し、ハンドル4を常時ハンドルトレイ1側
へ付勢させ、ハンドル4の先端部8がハンドルトレイ1
の裏面に当接するようにしてある。これにより、ハンド
ルベース3及びハンドル4を図1のようにハンドルトレ
イ1内に収めたとき、それらの表面が平になるようにし
ている。ハンドルベース3の裏側に爪9をピン10によ
り軸支し、爪9のー端部11をハンドル4の先端部8に
係合させる。爪9はハンドルベース3との間に介在させ
たバネ12により係合方向(図1において反時計方向)
に付勢しており、爪9の他端部13をロックプレート1
4に係合させている。ロックプレート14はハンドルト
レイ1の凹部2内にボルト・ナット15で固定されてい
る。もっともロックプレート14をハンドルトレイ1と
ー体に成形することもできる。ロックプレート14の先
端部16は曲面状に形成され、ハンドルベース3のロッ
ク時、爪9の曲面状の他端部13がバネ12の力に抗し
てロックプレート14の曲面状の先端部16を摺動しな
がら先端部16の下方に入り込み係止するようになって
いる。 また、ストッパ17をハンドルベース3の裏側
に回転自在に取り付け、ストッパー17の軸18のヘッ
ドにキー(図示せず)の差し込み口19を設けている。
このストッパ17はキー操作で回転させられ、図1に示
す状態ではストッパ17の先端20が爪9の後部に設け
た凹部(図示せず)と当接し、ハンドル4を引きおこそ
うとしてもストッパ17により爪9の回転を阻止し、爪
9がロックプレート14より外れないようになってい
る。つまり、ストッパ17は爪9の施錠用であり、これ
によりコンテナ内容物の盗難を防止する。次に、ハンド
ルトレイ1の凹部2のロックバー103直下において、
ハンドルベース3の先端21と当接するストッパ22を
設け、ハンドルベース3すなわちこれに固着されたロッ
クバー103の回転角度の位置決めをしている。なお図
中、23はハンドルベース3をロックバー103に固着
するための角型キーブロックで、両者はロックバー10
3の回転角度の位置決め後、溶接25により固着されて
いる。キーブロック23の両端部はハンドルベース3の
先端部側端の内側に設けたキー溝24中に挿入されてい
る。
うに構成されており、本ハンドル装置30を例えば冷凍
用コンテナの後部扉100に装着した実施例を図4に示
す。図4は正面図で、図5は図4のA−A線拡大断面図
で、本ハンドル装置30を除く扉100部分を示してい
る。本ハンドル装置30は、扉100の自由端側前面下
部の凹部101内に装着される。ロツクバー103は扉
100の体内を貫通し回転自在に軸支され、その上下側
にカム部材104、105を取り付けている。扉100
の周囲にはシール部材106が取り付けられている。図
中、107は扉100のヒンジ部である。カム部材10
4、105はシール部材106より多少突出している
が、扉100の表面に現れるのは、ほとんどハンドルベ
ース3、ハンドル4、及びハンドルトレイ1の周辺部だ
けである。このため外観がすっきりしたものとなってい
る。また、ハンドルトレイ1の大きさがあまり目立つよ
うならば、ハンドルベース3部分を十分に収納できる程
度の大きさとしてハンドル4は扉100の表面上に伸び
る構成としてもよい。これにによってハンドルトレイ1
のコストダウンもできる。
の動作を説明する。扉100の閉鎖時は、図1の実線で
示すようにハンドルベース3及びハンドル4はハンドル
トレイ1の凹部2内に収納されており、それらの表面は
平らになり、かつ、扉100の表面とほぼ一致する状態
になっている。扉100を開くときは、まずストッパ1
7の施錠を解除し、手を凹部2内に入れ、ハンドル4の
グリップ部6をつかんでハンドル4を引き起こす。する
と、ハンドル4はピン5を中心に回動し、図中破線で示
す位置31まで折れ曲がり、ハンドル4はハンドルベー
ス3の後端部に当接しハンドルヘース3と一体化する。
ハンドル4の折れ曲がり動作でハンドル4の先端部8が
爪9の一端部11を押し下げ、爪9がピン10を中心に
回動し、したがって爪9の他端部13がロックプレート
14より外れる。つまり、ハンドル4の最初の折れ曲が
り動作でハンドルベース3の爪9をロックプレート14
からロック解除するものである。したがって、ハンドル
4の初期動作ではバネ7及び12の力が加わるだけで扉
100のシール力やカム部材104、105のロック力
等は作用しないので、引き起こし操作に力が要らず簡単
である。ハンドルベース3のロックが解除されると、引
き続きハンドル4の操作で図中破線で示す位置32まで
ハンドルベース3を旋回させることができる。この旋回
動作中は、ハンドルベース3の後端部がハンドル4に当
接し、ハンドルヘース3とハンドル4は一体的に動く。
そして、ロックバー103はハンドルベース3と一体に
回動し、ハンドルベース3が位置32まで引き起こされ
ると、その先端21がストッパ22に当接し、カム部材
104、105をロック解除位置に設定する。したがっ
て、ハンドル4をつかんだまま扉100を引っ張れば、
扉100が開く。次に、扉100を閉めるときは、扉1
00をおおよそ閉めた状態にしておき、ハンドル4でハ
ンドルベース3をハンドルトレイ1内へ倒す。このと
き、まず爪9の他端部13がロックプレート14の先端
部16の曲面に沿って摺動し、バネ12によって押さ
れ、先端部16の下方に入り込んで係止する。同時に、
ロックバー103はハンドルベース3と一体に逆回転
し、カム部材104、105がロックされる。扉100
を完全に締めたあとでは、必要に応じてストッパ17を
施錠する。本ハンドル装置30は以上のように片手で、
しかも1回の操作で、つまりワンタッチで扉100を開
閉させることができる。そのうえ、ハンドル4が折れ曲
がることで操作を軽くすることができる。
である。 (1)扉の表面にはほとんどハンドルベース、ハンド
ル、ハンドルトレイの周辺部しか現われないので、外観
上すっきりした形となる。 (2)また、ハンドル部分を扉の表面上に伸ばす場合を
除き、扉の表面上に突出する部分がない。 (3)ワンタッチで扉の開閉ができる。 (4)ハンドル部分をハンドルベースに対して折れ曲が
るようにすることで、扉開放初期の操作力が軽くなり、
操作がしやすい。また、ハンドル部分がコ字状またはT
字状に形成されているため、グリップ部から手が滑るこ
とがなく、操作がしやすい。 (5)ハンドル部分を扉の表面上に伸ばす場合は、ハン
ドルトレイを小さくでき、全体的にすっきりした印象を
与え、またコスト低減に寄与する。 (6)さらに、ロックプレートを取l外し可能にするこ
とで、爪とロックプレートの係合量の調整が容易にでき
るとともに、摩耗の頻度が高いロックプレートのみを容
易に交換することができ、よりコスト低減を図ることが
できる。 (7)キー操作で回転するストッパーにより爪をロック
することで、盗難防止をはかることができる。
である。
て示す扉の拡大断面図である。
テナ等の扉をワンタツチで開閉できる埋め込み式のハン
ドル装置に関する。
用扉の表面から突出する状態で設けてあるのが一般的で
あり、例えば図6、図7に示すように、扉100の表面
101上でロックバー103を縦方向に架設し、このロ
ックバー103に横方向に操作レバー108を取リ付け
てロックバー103を回転できるようにし、ロックバー
103の上端及び下端にはそれぞれコンテナの上フレー
ム、下フレームに設けた受け金具109と着脱自在に係
合するカム部材104、105を連設し、さらに上記操
作レバー108のロック装置110を扉100の表面上
に設けた構造となっている。ロック装置110は、操作
レバー108の中間を引き掛ける受け金111と、この
受け金111に対抗するように扉面に回転自在に取り付
けた掛け金112とからなり、このため、上記操作レバ
ー108の一端はロックバー103に対し回転自在に軸
着されている。なお、図中、106はロックバー103
を扉面上で回転自在に支持する軸受である。
110の掛け金112を上方へ回転させて開放し、次い
で操作レバー108を上方へ回転させて受け金111よ
り外す。そして、操作レバー108を手で引き起こす
と、操作レバー108の旋回角度と同一角度でロックバ
ー108が中心軸の周りに回転するので、上下のカム部
材104、105が同様に回転して上下フレームの受け
金具109よりロック解除する。そのまま操作レバー1
08を引っ張れば、扉を開くことができる。また扉を閉
めるときは上記と逆の操作をすればよい。
置の構造では、構造自体は簡単であるが、ハンドル装置
及びロックバーの軸受などの付属部品全部が扉の表面に
現れるので外観上あまり好ましいものとはいえないだけ
でなく、運送中の振動や衝撃などによって操作レバー1
08のロックが外れないように、受け金111及び掛け
金112で操作レバー108をしっかりとロックしてお
く必要があり、そのうえ操作レバーの長さは長くできな
いことに加えて、冷凍用コンテナなどでは扉のシール力
が加わるため、操作レバーを引き起こす力が非常に大き
くなり、きわめて操作のしにくいものであった。特に、
操作レバー108のグリップ部は板状であるため手が滑
りやすく、さらに操作レバー108のロック解除及びロ
ック操作は1回ではできず、掛け金112を外したり、
閉めたりしなければならないので両手を使って操作しな
ければならないという不便があった。
めになされたもので、扉の表面より突出する部分をなく
し、きわめて操作のしやすいワンタッチ式の埋め込み式
のハンドル装置を提供することを目的とする。
め、本発明に係るコンテナ用扉のハンドル装置は、ロッ
クバーを扉の体内を貫通させ、扉の適所に設けた凹部に
ハンドルトレイを扉の表面とほぼ一致するように埋設す
るとともに、このハンドルトレイにロックバーを挿通
し、さらにハンドルトレイの凹部内に収まるハンドルベ
ースをロックバーを中心に回転するようにその先端部を
ロックバーに固着し、ハンドルベースの後端部裏側にハ
ンドルベースの後方に伸びるコの字状またはT字状に形
成されたハンドルを軸支し、このハンドルの先端が係合
する爪をハンドルベースの裏側に軸支し、爪の他端が係
合・離脱するロックプレートをハンドルトレイの凹部内
に設けたことを特徴とするものである。
ンテナの扉に用いるものとし、上記ロックプレートは、
好ましくは取り外し可能に構成され、なお、上記ハンド
ルは後部が扉の表面上に伸びるようにしてもよい。さら
に、上記爪がロックするためにキー操作で回転するスト
ッパをハンドルベースの裏側に設ける。
ドルベース及びハンドルがハンドルトレイの凹部内に収
納されており、その表面は扉表面とほぼ一致する。した
がって、ハンドルベース及びハンドル、そしてハンドル
トレイの周辺部のみが扉の表面に現れるだけである。扉
を開くときは、ハンドルを手で引き起こすと、ハンドル
はハンドルベースとの軸支部より折れ曲がり、このとき
ハンドルの先端部で爪を回動し、爪の他端がロックプレ
ートより離脱する。このため、ハンドルとハンドルベー
スは一体となってロックバーの周りに旋回させることが
でき、ハンドルベースに固着されたロックバーを回転さ
せることになる。このロックバーの回転によって上下の
カム部材のロックが外れることは前述した従来例と同じ
である。次に扉を閉じるときは、ハンドルによりハンド
ルベースをハンドルトレイ側へ倒すと、内側の爪の他端
部がロックプレートの先端部を摺動し、その内側に入り
込んで係止する。同時に、ロックバーも逆回転するので
カム部材をロックさせ、ハンドルベース及びハンドルは
ハンドルトレイの凹部内に収納される。以上のようにハ
ンドルを一旦折れ曲がるようにすることにより操作しや
すくなり、さらにハンドルはコ字状またはT字状に形成
されたグリップ部を持つので、手が滑ることがなく、握
りやすく、片手で、しかも1回の操作で扉を開閉するこ
とができる。
により摩耗時の交換や爪との係合量の調整が容易にな
る。また、ハンドルトレイは少なくともハンドルベース
部分が十分に収まる程度の大きさであればよい。また、
キー操作により回転するストッパーを設けることによ
り、爪をロックし、コンテナ内容物の盗難を防止でき
る。
は平面図、図3は側面図はある。本実施例は、扉100
の適所に設けた凹部101内にハンドルトレイ1を扉1
00の表面102とほぼ一致するように埋設し、扉10
0の体内を貫通させたロックバー103を挿通させる。
ハンドルトレイ1の凹部2内にはハンドルベース3及び
これに連接されたハンドル4が収納されるようになって
いる。ハンドルベース3の先端部にロックバー103を
挿通・固着する構造となっており、ハンドルベース3の
後端部裏側にはピン5でハンドル4を回転自在に軸支す
る。ハンドル4の後部は図2にみられるようにコ字状に
形成され、グリップ6を形成する。ハンドル4はまたT
字状に形成してもよい。ハンドルトレイ1の凹部2のハ
ンドル4が収まる部分は手を入れられる程度の深さがあ
ればよい。また、ハンドル4とハンドルベース3の間に
バネ7を介在し、ハンドル4を常時ハンドルトレイ1側
へ付勢させ、ハンドル4の先端部8がハンドルトレイ1
の裏面に当接するようにしてある。これにより、ハンド
ルベース3及びハンドル4を図1のようにハンドルトレ
イ1内に収めたとき、それらの表面が平になるようにし
ている。ハンドルベース3の裏側に爪9をピン10によ
り軸支し、爪9の一端部11をハンドル4の先端部8に
係合させる。爪9はハンドルベース3との間に介在させ
たバネ12により係合方向(図1において反時計方向)
に付勢しており、爪9の他端部13をロックプレート1
4に係合させている。ロックプレート14はハンドルト
レイ1の凹部2内にボルト・ナット15で固定されてい
る。もっともロックプレート14をハンドルトレイ1と
一体に成形することもできる。ロックプレート14の先
端部16は曲面状に形成され、ハンドルベース3のロッ
ク時、爪9の曲面状の他端部13がバネ12の力に抗し
てロックプレート14の曲面状の先端部16を摺動しな
がら先端部16の下方に入り込み係止するようになって
いる。 また、ストッパ17をハンドルベース3の裏側
に回転自在に取り付け、ストッパー17の軸18のヘッ
ドにキー(図示せず)の差し込み口19を設けている。
このストッパ17はキー操作で回転させられ、図1に示
す状態ではストッパ17の先端20が爪9の後部に設け
た凹部(図示せず)と当接し、ハンドル4を引きおこそ
うとしてもストッパ17により爪9の回転を阻止し、爪
9がロックプレート14より外れないようになってい
る。つまり、ストッパ17は爪9の施錠用であり、これ
によりコンテナ内容物の盗難を防止する。次に、ハンド
ルトレイ1の凹部2のロックバー103直下において、
ハンドルベース3の先端21と当接するストッパ22を
設け、ハンドルベース3すなわちこれに固着されたロッ
クバー103の回転角度の位置決めをしている。なお図
中、23はハンドルベース3をロックバー103に固着
するための角型キーブロックで、両者はロックバー10
3の回転角度の位置決め後、溶接25により固着されて
いる。キーブロック23の両端部はハンドルベース3の
先端部側端の内側に設けたキー溝24中に挿入されてい
る。
うに構成されており、本ハンドル装置30を例えば冷凍
用コンテナの後部扉100に装着した実施例を図4に示
す。図4は正面図で、図5は図4のA−A線拡大断面図
で、本ハンドル装置30を除く扉100部分を示してい
る。本ハンドル装置30は、扉100の自由端側前面下
部の凹部101内に装着される。ロツクバー103は扉
100の体内を貫通し回転自在に軸支され、その上下側
にカム部材104、105を取り付けている。扉100
の周囲にはシール部材106が取り付けられている。図
中、107は扉100のヒンジ部である。カム部材10
4、105はシール部材106より多少突出している
が、扉100の表面に現れるのは、ほとんどハンドルベ
ース3、ハンドル4、及びハンドルトレイ1の周辺部だ
けである。このため外観がすっきりしたものとなってい
る。また、ハンドルトレイ1の大きさがあまり目立つよ
うならば、ハンドルベース3部分を十分に収納できる程
度の大きさとしてハンドル4は扉100の表面上に伸び
る構成としてもよい。これにによってハンドルトレイ1
のコストダウンもできる。
の動作を説明する。扉100の閉鎖時は、図1の実線で
示すようにハンドルベース3及びハンドル4はハンドル
トレイ1の凹部2内に収納されており、それらの表面は
平らになり、かつ、扉100の表面とほぼ一致する状態
になっている。扉100を開くときは、まずストッパ1
7の施錠を解除し、手を凹部2内に入れ、ハンドル4の
グリップ部6をつかんでハンドル4を引き起こす。する
と、ハンドル4はピン5を中心に回動し、図中破線で示
す位置31まで折れ曲がり、ハンドル4はハンドルベー
ス3の後端部に当接しハンドルヘース3と一体化する。
ハンドル4の折れ曲がり動作でハンドル4の先端部8が
爪9の一端部11を押し下げ、爪9がピン10を中心に
回動し、したがって爪9の他端部13がロックプレート
14より外れる。つまり、ハンドル4の最初の折れ曲が
り動作でハンドルベース3の爪9をロックプレート14
からロック解除するものである。したがって、ハンドル
4の初期動作ではバネ7及び12の力が加わるだけで扉
100のシール力やカム部材104、105のロック力
等は作用しないので、引き起こし操作に力が要らず簡単
である。ハンドルベース3のロックが解除されると、引
き続きハンドル4の操作で図中破線で示す位置32まで
ハンドルベース3を旋回させることができる。この旋回
動作中は、ハンドルベース3の後端部がハンドル4に当
接し、ハンドルヘース3とハンドル4は一体的に動く。
そして、ロックバー103はハンドルベース3と一体に
回動し、ハンドルベース3が位置32まで引き起こされ
ると、その先端21がストッパ22に当接し、カム部材
104、105をロック解除位置に設定する。したがっ
て、ハンドル4をつかんだまま扉100を引っ張れば、
扉100が開く。次に、扉100を閉めるときは、扉1
00をおおよそ閉めた状態にしておき、ハンドル4でハ
ンドルベース3をハンドルトレイ1内へ倒す。このと
き、まず爪9の他端部13がロックプレート14の先端
部16の曲面に沿って摺動し、バネ12によって押さ
れ、先端部16の下方に入り込んで係止する。同時に、
ロックバー103はハンドルベース3と一体に逆回転
し、カム部材104、105がロックされる。扉100
を完全に締めたあとでは、必要に応じてストッパ17を
施錠する。本ハンドル装置30は以上のように片手で、
しかも1回の操作で、つまりワンタッチで扉100を開
閉させることができる。そのうえ、ハンドル4が折れ曲
がることで操作を軽くすることができる。
である。 (1)扉の表面にはほとんどハンドルベース、ハンド
ル、ハンドルトレイの周辺部しか現われないので、外観
上すっきりした形となる。 (2)また、ハンドル部分を扉の表面上に伸ばす場合を
除き、扉の表面上に突出する部分がない。 (3)ワンタッチで扉の開閉ができる。 (4)ハンドル部分をハンドルベースに対して折れ曲が
るようにすることで、扉開放初期の操作力が軽くなり、
操作がしやすい。また、ハンドル部分がコ字状またはT
字状に形成されているため、グりップ部から手が滑るこ
とがなく、操作がしやすい。 (5)ハンドル部分を扉の表面上に伸ばす場合は、ハン
ドルトレイを小さくでき、全体的にすっきりした印象を
与え、またコスト低減に寄与する。 (6)さらに、ロックプレートを取り外し可能にするこ
とで、爪とロックプレートの係合量の調整が容易にでき
るとともに、摩耗の頻度が高いロックプレートのみを容
易に交換することができ、よりコスト低減を図ることが
できる。 (7)キー操作で回転するストッパーにより爪をロック
することで、盗難防止をはかることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】扉の体内を貫通するロックバーが挿通し、
該扉の表面とほぼ一致するように埋設されたハンドルト
レイと、 前記ハンドルトレイの凹部内に収納され、先端部を前記
ロックバーに固着したハンドルベースと、 前記ハンドルベースの後端部裏側に軸支され、該ハンド
ルベースの後方に伸びるコ字状のハンドルと、 前記ハンドルベースの裏側に軸支され、前記ハンドルの
先端が係合する爪と、 前記ハンドルトレイの凹部内に設けられ、前記爪の他端
が係合・離脱するロックプレートと、を具備する扉のハ
ンドル装置。 - 【請求項2】扉の体内を貫通するロックバーが挿通し、
該扉の表面とほぼ一致するように埋設されたハンドルト
レイと、 前記ハンドルトレイの凹部内に収容され、先端部を前記
ロックバーに固着したハンドルベースと、 前記ハンドルベースの後端部裏側に軸支され、該ハンド
ルベースの後方に伸びるコ字状またはT字状のハンドル
と、 前記ハンドルベースの裏側に軸支され、前記ハンドルの
先端が係合する爪と、 前記ハンドルトレイの凹部内に設けられ、前記爪の他端
が係合・離脱するロックプレートと、を具備する扉のハ
ンドル装置。 - 【請求項3】前記ロックプレートが取り外し可能な構成
となっていることを特徴とする請求項2記載の扉のハン
ドル装置。 - 【請求項4】前記ハンドルが扉の表面上に伸びているこ
とを特徴とする請求項2記載の扉のハンドル装置。 - 【請求項5】キー操作で回転し、先端が前記爪に当接し
該爪をロックするストッパを前記ハンドルベースの裏側
に設けたことを特徴とする請求項2記載の扉のハンドル
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24420191A JP3057618B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 扉のハンドル装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24420191A JP3057618B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 扉のハンドル装置 |
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JPH05202650A true JPH05202650A (ja) | 1993-08-10 |
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ID=17115284
Family Applications (1)
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JP24420191A Expired - Fee Related JP3057618B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 扉のハンドル装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3057618B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0821131A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Nitto Kogyo Kk | ボックス類のハンドル |
JPH0960358A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-04 | Takigen Mfg Co Ltd | 扉用ロックハンドル装置 |
FR2826042A1 (fr) * | 2001-06-18 | 2002-12-20 | Pommier S A | Dispositif a cremone a structure simplifiee |
KR101598893B1 (ko) * | 2015-03-10 | 2016-03-03 | 주식회사 코리아코프 | 컨테이너 장치 |
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JP2019172303A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社総合車両製作所 | コンテナ |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP24420191A patent/JP3057618B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN1304717C (zh) * | 2001-06-18 | 2007-03-14 | 波米尔公司 | 简化结构的长插销装置 |
KR101598893B1 (ko) * | 2015-03-10 | 2016-03-03 | 주식회사 코리아코프 | 컨테이너 장치 |
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JP2019172303A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社総合車両製作所 | コンテナ |
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