JPH05200963A - 木目柄化粧シート - Google Patents
木目柄化粧シートInfo
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- JPH05200963A JPH05200963A JP4014166A JP1416692A JPH05200963A JP H05200963 A JPH05200963 A JP H05200963A JP 4014166 A JP4014166 A JP 4014166A JP 1416692 A JP1416692 A JP 1416692A JP H05200963 A JPH05200963 A JP H05200963A
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Landscapes
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Abstract
木目柄に適合するような特殊な微細エンボスを施し、木
目柄化粧シートに対して従来にないムク、突板など本物
の木材が持っている木目の深み、表面の照りなど高級木
質感を付与する。 【構成】平行隣接短線群2aにより得られる直線パター
ンAをエンボスにて多数列並設したストライプ状模様2
を表面に有するメタリック調樹脂層1と、該メタリック
調樹脂層1表面に施した透光性中間樹脂層3と、透光性
表面樹脂層5とをこの順に積層し、該透光性中間樹脂層
3と透光性表面樹脂層5との間に、前記等幅直線Aによ
るストライプ状模様2の方向にほぼ同調するように配置
された正目柄を有する木目柄4aを施した印刷層4を備
える木目柄化粧シート。
Description
床材などの建装材、家具、調度品などの表面装飾材など
として使用する木目柄化粧シートに関する。
木目の深み、表面の照りなどの高級木質感を印刷などに
よって表現するため、印刷柄の下層に、木目柄に同調す
るように、微細なエンボス加工を施すことが行われてい
る。
ルなどの樹脂フィルム表面にヘアーラインエンボス、導
管エンボスなど微細エンボス22を施した樹脂フィルム
層21、又はパール調など光学的彩色効果を醸し出すよ
うに着色剤にてメタリック調に着色した樹脂フィルム2
1(図示せず)と、該樹脂フィルム21表面に接着剤層
23(通常の接着剤、又は紫外線硬化型樹脂による接着
剤層)と、木目柄を呈する印刷層24と、透光性(透明
又は半透明)の表面樹脂フィルム層25とをこの順に積
層するなどの積層構造体を採用することによって、木目
柄化粧シートに対して高級木質感を付与していた。
木目柄化粧シートは、内部エンボスの形状が、ヘアーラ
イン、導管などであるため、エンボス自体が見る角度に
よって反射率が殆ど変化せず、見る角度によって微妙に
変化する実際の木材による木質感がなかなか表現し難い
ものであった。
印刷柄の下層に、木目柄に適合するような特殊な微細エ
ンボスを施すことによって、木目柄化粧シートに対し
て、従来にない、ムク、突板など本物の木材が持ってい
る木目の深み、表面の照りなどの高級木質感を付与する
ことにある。
群2aにより得られる直線パターンAをエンボスにて多
数列並設したストライプ状模様2を表面に有するメタリ
ック調樹脂層1と、該メタリック調樹脂層1表面に施し
た透光性中間樹脂層3と、透光性表面樹脂層5とをこの
順に積層し、該透光性中間樹脂層3と透光性表面樹脂層
5との間に、前記等幅直線Aによるストライプ状模様2
の方向にほぼ同調するように配置された正目柄を有する
木目柄4aを施した印刷層4を備えることを特徴とする
木目柄化粧シートである。
トの一実施例を示す側断面図に従って詳細に説明する。
メタリック調樹脂層1は、例えは、ポリ塩化ビニル樹
脂、アクリル樹脂、飽和ポリエステル樹脂など熱可塑性
樹脂、あるいはウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
など熱硬化性樹脂に、パール色調、又は銀色調、金色調
などのメタリック調の顔料、又は着色剤を混入してフィ
ルム状にしたもの、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム表面
を、パール色調又は銀色調、金色調などのメタリック調
の塗料、インキによって着色したもの、金属蒸着加工に
よってメタリック調にしたものなどであり、該メタリッ
ク調樹脂層1の表面には、ストライプ状模様2がエンボ
ス加工により形成されている。
模様2側の表面には、透光性の樹脂として、例えば、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線重合硬化型樹脂によ
る中間樹脂層3が塗布形成され、紫外線重合硬化方樹脂
を使用した場合には、塗布後に紫外線を照射して架橋重
合させて乾燥させるものである。
熱硬化性樹脂、紫外線重合硬化型樹脂などの表面樹脂層
5が積層される。
の間には、木目柄4aを施した印刷層4が積層されてい
る。本発明においては、印刷される該木目柄4aは、ど
のような印刷形態を使用することも可能であり、公知の
木目柄デザイン、公知の色調、コントラスト、濃度、濃
度階調などを用いた木目柄が使用でき、又、公知の印刷
方式、印刷インキを用いて印刷することは勿論可能であ
る。該印刷層4は、前記中間樹脂層3の表面に、グラビ
ア印刷方式などの印刷方式にて、所定の木目柄4aを印
刷した後に、表面樹脂層5を積層するか、若しくは表面
樹脂層5の裏面に、予めグラビア印刷方式などの印刷方
式にて、所定の木目柄4aを印刷した後に、該表面樹脂
層5を中間樹脂層3表面に積層するものである。
他の実施例を示す側断面図であり、紫外線重合硬化型樹
脂による中間樹脂層3の表面には、適宜透光性のポリ塩
化ビニルなどの樹脂を塗布、若しくは透光性のポリ塩化
ビニルなどの樹脂フィルムを加熱加圧ドライラミネー
ト、又は接着剤をコーティングしてウエットラミネート
することにより透光性の補助樹脂層3aが積層され、該
補助樹脂層3aを介して透光性のポリ塩化ビニルなどの
樹脂を塗布若しくは透光性のポリ塩化ビニルなどの樹脂
フィルムを加熱加圧ドライラミネート又は接着剤をコー
ティングしてウエットラミネートすることにより透光性
の表面樹脂層4を積層したものである。
は、前記紫外線重合硬化型樹脂による中間樹脂層3と表
面樹脂層5とを貼り合わせるための単なる接着剤として
の役割と、エンボスによるストライプ状模様2と印刷層
4との層間の離間距離をある値に保持するため(立体感
を表出するため)のスペーサーの役割のうち、いずれか
一方又は両方の役割をもつものであり、比較的に大きな
離間距離を必要としない場合には、前記補助樹脂層3a
は単に接着剤としての役割だけをもつものであり、従っ
て、本発明においては、例えば、前記補助樹脂層3aは
省略することもあり得るものである。
3表面に補助樹脂層3aを積層した場合には、印刷層4
は、該補助樹脂層3aと表面樹脂層5との間に積層され
るものである。又、図2(b)は、中間樹脂層3表面に
補助樹脂層3aを積層した場合のその他の実施例であ
り、印刷層4を、中間樹脂層3と補助樹脂層3aとの間
に積層したものである。
ストライプ状模様2について詳細に説明する。図3は、
ストライプ状模様2の一例を示す平面図であり、平行に
隣接した短線群2a(比較的短い直線、短い弯曲線が密
に平行に隣接する短線の集合体)を、1本の単位直線パ
ターンAとして、樹脂フィルム表面にエンボス加工によ
り形成したものであり、該直線パターンAを図面に示す
ように縦方向に多数本並列してストライプ状模様2が形
成されている。
ライプ状模様2の雌型が形成された所定のエンボス用プ
レス金型版を使用してプレス加工により形成してもよ
く、又は、所定のエンボス形状型を用いて電鋳加工法に
よって形成してもよく、又、所定のストライプ状模様2
が形成された射出成形用の雌型によって射出成形法によ
って成形してもよく、又、樹脂キャスティング成形法に
よって成形してもよい。
ンボス法、電鋳法、射出成形法、キャイティング法など
によって、微細な凹凸状を呈して形成されており、短線
群2aを構成する1本の単位単線は、そのエンボス表面
凹凸1サイクルの例えば谷部から谷部までを示すもので
ある。
する各単線のピッチ間隔m(即ち各単線の幅)は、少な
くとも直線パターンAの幅s(即ち直線パターンAの配
列ピッチ間隔)よりも小さく設定するものである。
2aのピッチ間隔mは、等ピッチ間隔mに設定しても、
あるいは、ある一定規則に従って規則的に変化するよう
なピッチ間隔mに設定してもいずでもよく、又、不規則
に変化するランダムなピッチ間隔mに設定しても。
ピッチ間隔mは全て同一にしてもよく、あるいは、ある
一定の規則に従って規則的に変化するように設定しても
よく、不規則に変化するように設定してもよい。
長手方向に対する短線群2aの各短線配置角度θは適宜
設定でき、各直線パターンAに亘って同一角度でもよ
く、ある一定の規則に従った規則的な角度変化を付ける
ようにしてもよく、又、ランダムな角度変化を付けるよ
うにしてもよい。単線群2aの1本の単線長さは、単線
の角度θと直線パターンAの幅sによって決定すべく適
宜設定できる。
の幅sは等幅でも不等幅でもよく、例えば、不等幅の場
合には直線パターンAをある一定の順序に従って規則的
に配列しても、不規則的(ランダム)に配列してもいず
れでもよい。
としては、図3に示すように、各直線パターンAの幅s
を等幅に設定してあり、各直線パターンAを構成するそ
れぞれの短線群2aのピッチ間隔mも同一に設定してあ
るが、単線群2aにより構成される各直線パターンAの
ストライプ長手方向に対する単線群2aの配置角度θに
ついては、図3にその一例が示されている。
隔mと配置角度θとによって短線群2aをエンボス形成
して得られる直線パターンAa と、これとは異なるピッ
チ間隔mと配置角度θとによって短線群2aをエンボス
形成して得られる直線パターンAb とを、交互に配置し
て構成したストライプ状模様2であり、直線パターンA
a とAb の幅sは等幅によって形成したものである。
他の例としては、例えば図4に示すようなものがあり、
図面左側の直線パターンAから右側の直線パターンAに
移行する従って徐々に配置角度θ(例えば0°〜180
°の角度若しくは、0°又は90°又は180°を除く
角度)を大きく又は小さく設定し、その各直線パターン
Aの幅sを等幅によって形成して、直線パターンAa 〜
Ae の繰り返しによってストライプ状模様2を形成して
あるものである。
ンAから右方向にn本目の直線パターンAまでの短線群
2aの配置角度θを、θ1 〜θ2 の範囲で徐々に大きく
なる方向に変化させ、続いてn+1本目からp本目(n
=p、あるいはn≠p)までの短線群2aの配置角度
を、θ1 〜θ2 若しくはそれとは異なる角度の範囲で徐
々に大きくなる方向に変化させ、続いてp+1本目から
q本目(n=p=q、あるいはn≠p≠qなど)までの
短線群2aの配置角度θを、θ1 〜θ2 若しくはそれと
は異なる角度の範囲で徐々に大きくなる方向に変化さ
せ、このようにして次々と短線群2aの配置角度θを変
化させることよりストライプ状パターン2を形成するも
のである。
の例を説明する平面図であり、各直線パターンAの互い
の幅sを不等幅(例えば一定の規則性に従って変化する
幅s、若しくはランダムに変化する幅s)に設定して直
線パターンAを配列して、ストライプ状模様2を形成し
たものである。
ニル樹脂シートに、オーク柄をグラビア印刷方式にて印
刷した。続いて、厚さ0.1mmのゴールド系メタリッ
ク調に着色されたポリ塩化ビニル樹脂シート(金色調の
顔料を混合したポリ塩化ビニル樹脂をシート状に形成し
たもの)表面に、線数150線/mm(短線ピッチ間隔
m=6μm〜7μm)の短線群と、線数200線/mm
(短線ピッチ間隔m=5μm)の短線群とを、直線パタ
ーンの幅s=1mmに設定してストライプ状模様を刻設
したストライプ状模様エンボス用プレス金型を加熱加圧
して、表面にストライプ状模様のエンボス形成されたメ
タリック調ポリ塩化ビニル樹脂シートを形成した。続い
て、前記オーク柄を印刷したポリ塩化ビニル樹脂シート
のオーク柄印刷側と、ストライプ状模様をエンボス形成
したメタリック調樹脂シートのエンボス側とを重ね合わ
せ、ストライプ状模様のエンボス凹部が埋設される程度
の塗布量(エンボス深度(例えば10μmから35μ
m)によって異なるが、例えば15μm〜30μm膜厚
程度)のウレタン系接着剤(東洋モートン社製 AD−
980)による中間樹脂層を介して貼り合わせることに
よって、本発明の木目柄化粧シートを得た。
なポリ塩化ビニル樹脂シートに、オーク柄をグラビア印
刷方式にて印刷した。続いて、厚さ0.1mmのゴール
ド系メタリック調に着色されたポリ塩化ビニル樹脂シー
ト(金色調の顔料を混合したポリ塩化ビニル樹脂をシー
ト状に形成したもの)表面に、線数150線/mm(短
線ピッチ間隔m=6μm〜7μm)の短線群と、線数2
00線/mm(短線ピッチ間隔m=5μm)の短線群と
を、直線パターンの幅s=1mmに設定してストライプ
状模様を刻設したストライプ状模様エンボス用プレス金
型を加熱加圧して、表面にストライプ状模様のエンボス
形成されたメタリック調ポリ塩化ビニル樹脂シートを形
成した。次に、前記メタリック調樹脂シートのストライ
プ状模様エンボス面を、ペースト状の透光性(透明)ポ
リ塩化ビニル樹脂にてワイピングして、予めエンボス凹
部を埋設する。続いて、前記オーク柄を印刷したポリ塩
化ビニル樹脂シートのオーク柄印刷側と、ストライプ状
模様をエンボス形成したメタリック調樹脂シートのワイ
ピングされたエンボス側とを重ね合わせ、例えば10μ
m〜30μm膜厚程度の塗布量のウレタン系接着剤(東
洋モートン社製 AD−980)による中間樹脂層を介
して貼り合わせることによって、本発明の木目柄化粧シ
ートを得た。
なポリ塩化ビニル樹脂シートに、オーク柄をグラビア印
刷方式にて印刷した。続いて、厚さ0.1mmのゴール
ド系メタリック調に着色されたポリ塩化ビニル樹脂シー
ト(金色調の顔料を混合したポリ塩化ビニル樹脂をシー
ト状に形成したもの)表面に、線数150線/mm(短
線ピッチ間隔m=6μm〜7μm)の短線群と、線数2
00線/mm(短線ピッチ間隔m=5μm)の短線群と
を、直線パターンの幅s=1mmに設定してストライプ
状模様を刻設したストライプ状模様エンボス用プレス金
型を加熱加圧して、表面にストライプ状模様のエンボス
形成されたメタリック調ポリ塩化ビニル樹脂シートを形
成した。続いて、前記オーク柄を印刷したポリ塩化ビニ
ル樹脂シートのオーク柄印刷側と、ストライプ状模様を
エンボス形成したメタリック調樹脂シートのエンボス側
とを重ね合わせ、ストライプ状模様のエンボス凹部が埋
設される程度の塗布量(エンボス深度(例えば10μm
から35μm)によって異なるが、例えば15μm〜3
0μm膜厚程度)のウレタン系紫外線重合硬化型樹脂
(UV樹脂)(三菱レイヨン社製 UL−3160)に
よる中間樹脂層を介して貼り合わせた後、紫外線を照射
して重合硬化させ、本発明の木目柄化粧シートを得た。
なポリ塩化ビニル樹脂シートに、オーク柄をグラビア印
刷方式にて印刷した。続いて、厚さ0.1mmのゴール
ド系メタリック調に着色されたポリ塩化ビニル樹脂シー
ト(金色調の顔料を混合したポリ塩化ビニル樹脂をシー
ト状に形成したもの)表面に、線数150線/mm(短
線ピッチ間隔m=6μm〜7μm)の短線群と、線数2
00線/mm(短線ピッチ間隔m=5μm)の短線群と
を、直線パターンの幅s=1mmに設定してストライプ
状模様を刻設したストライプ状模様エンボス用プレス金
型を加熱加圧して、表面にストライプ状模様のエンボス
形成されたメタリック調ポリ塩化ビニル樹脂シートを形
成した。続いて、ストライプ状模様をエンボス形成した
メタリック調樹脂シートのエンボス側に、ストライプ状
模様のエンボス凹部が埋設される程度の塗布量(エンボ
ス深度(例えば10μmから35μm)によって異なる
が、例えば15μm〜30μm膜厚程度)のウレタン系
紫外線重合硬化型樹脂(UV樹脂)(三菱レイヨン社製
UL−3160)による中間樹脂層を塗布する。続い
て、該中間樹脂層表面に、0.1mm程度の透光性の
(透明な)ポリ塩化ビニル樹脂シート(補助樹脂層)を
重ね合わせ、紫外線を照射して中間樹脂層を重合硬化さ
せ、UV硬化型中間樹脂層とポリ塩化ビニル樹脂シート
の補助樹脂層とを貼り合わせる。続いて、用意してある
上記オーク柄を印刷したポリ塩化ビニル樹脂シート(表
面樹脂層)と、前記補助樹脂層のポリ塩化ビニル樹脂シ
ートとを、ウレタン系接着剤(東洋モートン社製 AD
−980)を介して貼り合わせることによって、本発明
の木目柄化粧シートを得た。
なポリ塩化ビニル樹脂シートに、オーク柄をグラビア印
刷方式にて印刷した。続いて、厚さ0.1mmのゴール
ド系メタリック調に着色されたポリ塩化ビニル樹脂シー
ト(金色調の顔料を混合したポリ塩化ビニル樹脂をシー
ト状に形成したもの)表面に、線数150線/mm(短
線ピッチ間隔m=6μm〜7μm)の短線群と、線数2
00線/mm(短線ピッチ間隔m=5μm)の短線群と
を、直線パターンの幅s=1mmに設定してストライプ
状模様を刻設したストライプ状模様エンボス用プレス金
型を加熱加圧して、表面にストライプ状模様のエンボス
形成されたメタリック調ポリ塩化ビニル樹脂シートを形
成した。次に、ストライプ状模様をエンボス形成したメ
タリック調樹脂シートのエンボス面を、ウレタン系紫外
線重合硬化型樹脂(UV樹脂)(三菱レイヨン社製 U
L−3160)を用いてワイピングを行ってストライプ
状模様のエンボス凹部を埋設する。続いて、前記ワイピ
ング面に、10μm〜30μm膜厚程度のウレタン系紫
外線重合硬化型樹脂(UV樹脂)(三菱レイヨン社製
UL−3160)による中間樹脂層を塗布する。続い
て、該中間樹脂層表面に、0.1mm程度の透光性の
(透明な)ポリ塩化ビニル樹脂シート(補助樹脂層)を
重ね合わせ、紫外線を照射して中間樹脂層を重合硬化さ
せ、UV硬化型中間樹脂層とポリ塩化ビニル樹脂シート
の補助樹脂層とを貼り合わせる。続いて、用意してある
上記オーク柄を印刷したポリ塩化ビニル樹脂シート(表
面樹脂層)と、前記補助樹脂層のポリ塩化ビニル樹脂シ
ートとを、ウレタン系接着剤(東洋モートン社製 AD
−980)を介して貼り合わせることによって、本発明
の木目柄化粧シートを得た。
して短線群2aにより構成する直線パターンAを多数本
配列したストライプ状模様2によるエンボス部を備える
ので、エンボス部自体が見る角度によって光の反射率を
変えて、見え方が変化するものである。
ス、導管エンボスによる内部エンボスを備えた木目柄化
粧シートと比較して、本発明の木目柄化粧シートは、見
る方向、光の当たり具合、光の強弱などによって木目柄
の輝度感、深み、照りなどがより一層微妙に変化する作
用があることから、実物の木材がもつ複雑にして微妙な
変化をする木質感により近似した木目柄化粧シートが得
られるものである。
インエンボス、導管エンボスなど従来の内部エンボスの
ように、エンボス自体が見る角度によって反射率が殆ど
変化せず、又、見る角度によって微妙に変化する実際の
木材による微妙な木質感がなかなか表現し難いものであ
ったものを、木目柄印刷と特殊エンボス加工によって、
木目柄の下層において、木目柄に適合して微妙に光学的
変化をする特殊なエンボスを施すことによって、従来に
ない、ムク、突板など本物の木材が持っている木目の深
み、表面の照りなどの高級木質感を付与することができ
る効果がある。
断面図である。
を示す側断面図である。 (a)本発明の木目柄化粧シートのその他の実施例を示
す側断面図である。
様の一例を説明する平面図である。
様の他の例を説明する平面図である。
様のその他の例を説明する平面図である。
…短線群 3…中間樹脂層 3a…補助樹脂層 4…印刷層 4a
…木目柄 5…表面樹脂層 21…樹脂フィルム層 22…微細エンボス 23…接
着剤層 24…印刷層 25…表面フィルム層 A…直線パターン Aa 〜Ae …直線パターン m…短
線ピッチ間隔 s…直線パターン幅(直線パターンピッ
チ間隔) θ…配置角度
群2aにより得られる直線パターンAをエンボスにて多
数列並設したストライプ状模様2を表面に有するメタリ
ック調樹脂層1と、該メタリック調樹脂層1表面に施し
た透光性中間樹脂層3と、透光性表面樹脂層5とをこの
順に積層し、該透光性中間樹脂層3と透光性表面樹脂層
5との間に、前記直線パターンAによるストライプ状模
様2の方向にほぼ同調するように配置された征目柄を有
する木目柄4aを施した印刷層4を備えることを特徴と
する木目柄化粧シートである。
模様2側の表面には、透光性の樹脂として、例えば、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線重合硬化型樹脂によ
る中間樹脂層3が塗布形成され、紫外線重合硬化型樹脂
を使用した場合には、塗布後に紫外線を照射して架橋重
合させて乾燥させるものである。
ンボス法、電鋳法、射出成形法、キャスティング法など
によって、微細な凹凸状を呈して形成されており、短線
群2aを構成する1本の単位短線は、そのエンボス表面
凹凸1サイクルの例えば谷部から谷部までを示すもので
ある。
する各短線のピッチ間隔m(即ち各短線の幅)は、少な
くとも直線パターンAの幅s(即ち直線パターンAの配
列ピッチ間隔)よりも小さく設定することが望ましい
が、これに限定されるものではない。
2aのピッチ間隔mは、等ピッチ間隔mに設定しても、
あるいは、ある一定規則に従って規則的に変化かるよう
なピッチ間隔mに設定してもいずれでもよく、又、不規
則に変化するランダムなピッチ間隔mに設定してもよ
い。
長手方向に対して短線群2aの各短線配置角度θは適宜
設定でき、各直線パターンAに亘って同一角度でもよ
く、ある一定の規則に従った規則的な角度変化を付ける
ようにしてもよく、又、ランダムな角度変化を付けるよ
うにしてもよい。短線群2aの1本の短線長さは、短線
の角度θと直線パターンAの幅sによって決定すべく適
宜設定できる。
としては、図3に示すように、各直線パターンAの幅s
を等幅に設定してあり、各直線パターンAを構成するそ
れぞれの短線群2aのピッチ間隔mも同一に設定してあ
るが、短線群2aにより構成される各直線パターンAの
ストライプ長手方向に対する短線群2aの配置角度θに
ついては、図3にその一例が示されている。
他の例としては、例えば図4に示すようなものがあり、
図面左側の直線パターンAから右側の直線パターンAに
移行するに従って徐々に配置角度θ(例えば0°〜18
0°の角度、若しくは0°又は90°又は180°を除
く角度)を大きく又は小さく設定し、その各直線パター
ンAの幅sを等幅によって形成して、直線パターンAa
〜Ae の繰り返しによってストライプ状模様2を形成し
てあるものである。
Aから右方向にn本目の直線パターンAまでの短線群2
aの配置角度θを、θ1 〜θ2 の範囲で徐々に大きくな
る方向に変化させ、続いてn+1本目からp本目(n=
p、あるいはn≠p)までの短線群2aの配置角度を、
θ1 〜θ2 若しくはそれとは異なる角度の範囲で徐々に
大きくなる方向に変化させ、続いてp+1本目からq本
目(n=p=q、あるいはn≠p≠qなど)までの短線
群2aの配置角度θを、θ1 〜θ2 若しくはそれとは異
なる角度の範囲で徐々に大きくなる方向に変化させ、こ
のようにして次々と短線群2aの配置角度θを変化させ
ることによりストライプ状パターン2を形成するもので
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】平行隣接短線群2aにより得られる直線パ
ターンAをエンボスにて多数列並設したストライプ状模
様2を表面に有するメタリック調樹脂層1と、該メタリ
ック調樹脂層1表面に施した透光性中間樹脂層3と、透
光性表面樹脂層5とをこの順に積層し、該透光性中間樹
脂層3と透光性表面樹脂層5との間に、前記等幅直線A
によるストライプ状模様2の方向にほぼ同調するように
配置された正目柄を有する木目柄4aを施した印刷層4
を備えることを特徴とする木目柄化粧シート。 - 【請求項2】前記メタリック調樹脂層1と表面樹脂層5
が、ポリ塩化ビニル樹脂である請求項1に記載の木目柄
化粧シート。 - 【請求項3】前記透光性中間樹脂層3が、紫外線重合硬
化型樹脂である請求項1に記載の木目柄化粧シート。 - 【請求項4】前記透光性中間樹脂層3表面に透光性補助
樹脂層3aを備える請求項1に記載の木目柄化粧シー
ト。 - 【請求項5】前記透光性補助樹脂層3aが、ポリ塩化ビ
ニル樹脂である請求項4に記載の木目柄化粧シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014166A JP2795022B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 木目柄化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014166A JP2795022B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 木目柄化粧シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05200963A true JPH05200963A (ja) | 1993-08-10 |
JP2795022B2 JP2795022B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=11853563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4014166A Expired - Lifetime JP2795022B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 木目柄化粧シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795022B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1067200A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-03-10 | Ricoh Co Ltd | 転写画像形成方法および転写画像形成体 |
JP2005014374A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Tatsuta Kagaku Kk | 加飾フィルム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0464443A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 木目調化粧シート |
JP3116928U (ja) * | 2005-09-22 | 2005-12-22 | 有限会社木原製作所 | 彫金製酒器 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP4014166A patent/JP2795022B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0464443A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 木目調化粧シート |
JP3116928U (ja) * | 2005-09-22 | 2005-12-22 | 有限会社木原製作所 | 彫金製酒器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1067200A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-03-10 | Ricoh Co Ltd | 転写画像形成方法および転写画像形成体 |
JP2005014374A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Tatsuta Kagaku Kk | 加飾フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2795022B2 (ja) | 1998-09-10 |
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